死ぬと決めたらこわいものなんかない・・・と昔の人は言うのだが・・・それは「死」こそが最大の恐怖であるという前提に基づく・・・キッドなんかはトイチの利子の方がこわい。100万円借りたら・・・10日ごとに10万円返済である。毎週、1.1倍の本命がくればなんとか返済はできるのだが・・・来ないことは確実である。
それより・・・「キューティーハニーTL」が二週続けてタイトル落ちである。どのドラマより面白いのに・・・。テレビ東京深夜というローカルマイナーリーグ所属とはいえ、あまりにひどい仕打ちだ。負けたのか? 世間に負けたのか・・・。
ま、それはさておき、火曜日のドラマ対決は①「貧乏男子」↘13.2%、②「ハチクロ」↘*9.8%、③「喜多善男」↘*7.3%という視聴率。・・・これはまさに「薔薇」と「斉藤」の谷間の火曜日の予感・・・。それにテレビドラマを見る人は一日あたり・・・五人に一人になっているようだ。同時刻対決をすると20%を奪い合うのが基本らしい。そういう意味で小日向は小栗旬を相手にがんばっているとも言えるし・・・生田斗真・向井理・成宮寛貴は三人がかりで何やってんだ・・・ということも言えるのである。
で、『貧乏男子・ボンビーマン・第二話』(日本テレビ080122PM10~)脚本・山浦雄大、演出・吉野洋を見た。小山=スルテン(小栗旬)が母から言われたことは「人に頼まれたときはありがとう。よろこんでの精神で期待に応えなさい」なのである。おそらくその後、スルテンの母は「じゃ、肩揉んで」と言ったはずである。子供の頃からお役立ち根性を仕込まれたスルテン・・・道を誤ったな。
一方・・・おそらく・・・中原=ナンシー(山田優)は母親から・・・お使いを頼まれて・・・「コンビニで食パン」なんか・・・買いに行き・・・「ありがとう・・・いい子だね」とか・・・頭を撫でてもらったりしたのである。その他にとりえのなかった・・・成績がいいとか・・・ピアノが上手とか・・・ナンシーは買い物をした時にだけ母の愛を感じることのできる買い物依存症になってしまった。お客として従業員に感謝されるのがうれしいのだ。ナンシーもまた道を誤っているのである。
私は子供をそんな風に育てた覚えはない・・・という母親たちはバランスというものが何かを知らないのだとキッドは思う。
もちろん、白石くん(三浦春馬)の両親のように借金を残して失踪するよりはずーっと問題なしなのであるが。
ちなみに白石の近所の老婆は「逆上がりは地球をぶん回すつもりでやるがよい」とアドバイスしてくれたのだが・・・これは「痛いの痛いのとんでいけ~」のレベルだ。
例によって・・・「地球上に嫌いな人は一人もいない」と主張するスルテン。・・・どんな怪しい宗教に親が入信していたのか・・・想像するのも恐ろしい。
今回の「課題」は「大量のもやしを定価の倍で時間内に売り切れ」である。達成すると借金無利息、失敗したら・・・利息言い値のギャンブル。スルテンは別にギャンブルが好きでこの課題に取り組むのではない・・・オムオム(ユースケ・サンタマリア)の頼みだから「ありがとう、よろこんで」引き受けるのである。
これは非常識な態度だが・・・もしも「あいつを包丁で刺してくれ・・・こんなこと頼めるのは君しかいない」と言われたら刺すのだろうか? それは「非常識」だから違うというのであればこの役柄設定は成立しないと思うのはキッドがバランスとれていない証拠。
さて・・・脚本はもう少し常識的で・・・オムオムの依頼と・・・ナンシーの依頼(買い物しそうになったら電話するからすぐ来て止めて)が同時刻に発生すると・・・選択しなければならないという程度に着地する。オムオムとナンシーの二人のどちらも好きなら・・・スルテンは立ち往生するしかないのだが・・・スルテンはナンシーを選択。
この時点でオムオムよりナンシーが好きだから・・・という理由が発生し、相対的にナンシーよりオムオムが嫌いという状況が生れている。スルテンの前提である「世界に嫌いな人はいない」というロジックが破壊されるのである。
もちろん・・・ただすわっているだけで倍値のもやしが跳ぶように売れるおば様キラーのイケメンだけどバカという設定なので・・・スルテンの信念というか妄想が崩れることはないのである。
「篤姫」では「施しと自尊心」という格差社会の重要な課題が提示されているのだが・・・「武士は食わど高楊枝」という言葉が忘れられた時代。「援助と依存心」が諸刃の刃だということを暗示するドラマである。もちろん・・・スタッフがそのことを自覚しているのかどうかは現時点ではなんとも言えません。
とにかく・・・スルテンは白石くんの「足長おじさん」になりました。借金してでも寄付する人の暗黙の肯定・・・やはり・・・怪しい宗教の匂いがプンプンします。
関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
で、『ハチミツとクローバー・第三話』(フジテレビ・080122PM9~)原作・羽海野チカ、脚本・金子茂樹、演出・松山博昭を見た。先週の「海」は夏の終わりではなくて・・・「初夏」とか「梅雨」とかの「季節はずれの海」だったらしい・・・それが分るのが今回の「夏」の描写である。もちろん・・・第一回が春入学であり・・・第二回が春と夏の間であることは流れからも明白なのだが・・・季節感が・・・ちくはぐなのであるな。
つまり・・・そういう描きこみが足りないのである。もちろん・・・好みの部分もあるだろうが・・・「時と記憶と愛」のポエムである青春物語ではそういう四季の描写は重要なポイントなのだな。ボンビーマンは「冬」という季節の中で「暖房器具」の喪失という恐ろしさを拙いけれど出している。「ハチクロ」は明らかに不足だ。
キッドは別にローマイヤ先輩の描写を否定するつもりはないが・・・そこが救いになってくる展開は・・・明らかに見当違いだと思う。
「好きな人が他の人を好きなせつなさ」だけのドラマである。ここに特化するのであれば・・・季節のうつろいは重要なのである。
第一回で「絵画」は「過ぎ行く時間に対するチャレンジ」であると語られる。そのためにすでに散ってしまった桜が「絵画」になっていることを竹本(生田)はモノローグするほどだ。その時・・・青葉茂る桜の木の描写が必要なのである。そうすれば第二回の海は六月の海であり、福引は上半期の決算大売出しセールであり、今回は桜の木でセミがなくのである。
「夏」は青春の季節のようで「春」ではない。すでに青春は終っているのである。春にもやもやとしたものたちが出会い・・・お互いに好きになることを恋愛と呼ぶならば・・・夏はその恋人たちが愛を確かめ合う季節だ。
春に好きな人と結ばれなかった人たちはもう一年我慢するしかないのだ・・・あくまで例え話です・・・それなのに片思いだって恋であると主張する本編の主人公たちは・・・やるせないあがきをくりかえす・・・そこがこのストーリーの主眼だとキッドは考える。
だからこそ・・・季節は重要だ。今回は「花火」と「スイカ割り」を出すのだが・・・「夏」を感じないのだなあ・・・。「花火を誰と見るかが重要だ」と言いながら・・・その誰かを自分の中にしか見出せない・・・登場人物たち・・・。この愚かさがもう一つ伝わらないのは・・・やはり・・・原作の解釈が甘いのでは・・・とふと思うのである。
はぐみ(成海璃子)が森田(成宮)に心を奪われていることにまったく気がつかない竹本、森田に自分が心を奪われていることに気がつかないはぐみ、そしてそういう二人のことをどう考えているのかまったく不明な森田・・・もちろん・・・客観的には悪魔の行動である。
一方、真山(向井)のことを好きな山田(原田夏希)を受け入れない真山、真山が自分のことを好きではないことを受け入れない山田・・・不毛である。
「恋愛の不毛地帯」を「空虚な季節」が巡っていく・・・この悲哀が「ハチクロ」なのである。
美術の創作は孤独な作業である。まあ・・・芸術は基本的にそうだが・・・基本が「沈黙」なのである。黙々と色を塗り、黙々と木を削り、黙々と土を捏ねる・・・その静かな行為の裏に潜む言葉の数々をどう表現するか・・・「悲哀」を輝かせるためにはその工夫が必要なのである。・・・もちろん・・・俳優たちはみな、懸命なのだが・・・夏なのに「汗」がなかったり・・・商品価値のある芸術がそう見えなかったり・・・おいしいたこやきがおいしそうでなかったり・・・様々な限界を補う「言葉」がキッドは足りないと思います。
繰り返すが・・・すでに「その時」は去ってしまったのであり・・・「失われた時」を求めてあがく「愚者」の物語なのですから・・・これは。
とにかく「人が恋に落ちる瞬間を初めて見た」が喪失されていたのは大失策だったことが判明した第三回なのであった。・・・ガッカリしたよ。
もちろん・・・ただ中学生なのに大学生をやらされる不遇な成海璃子を鑑賞する上ではまったく問題ありません。
で、『あしたの、喜多善男・第三話』(フジテレビ080122PM10~)原案・島田雅彦、脚本・飯田譲治、演出・麻生学を見た。ふふふ・・・テンメイ様が次々に浮気記事を書き・・・防衛せざるを得ない・・・奈落の低視聴率・・・ま、悪魔としては日常なので平気ですが。うーん・・・まさに・・・小西真奈美の表面的な気持ちで言えば・・・気持ちの悪い男とあえてつきあって気持ちの悪さを楽しむという趣味を一般人に求めるのは・・・確かに無理がある・・・だが、そこがいい・・・と言うしかない展開です。
さて・・・原案となっている島田雅彦の小説「自由死刑」(1999)は主人公が喜多善男で自殺を決意し自殺決行までを描いていること・・・八代(ドラマでは矢代)という男と出会うことなど原作小説といっても問題ないと思うのだが・・・おそらく・・・ラストを変えてくるという問題が大きいのかもしれない。
そこでキッドは「あしたの、喜多善男」が「喜び多い善なる男」から変化するタイトルから・・・もう一度、転じて「あたしの、喜多善男」になると予測しておく。この「あたし」が誰であるかは限定できないが・・・第一候補はみずほ(小西)である。みずほは「喜多(小日向)が私を唯一の女として生涯を閉じる」ことが気絶するほど屈辱であるが如く、喜多を嫌悪しているのであるが・・・「嫌い」と言うスイッチはコペルニクス的転回で言えばオフの時に「嫌いではない」になっているのであり・・・つまりツンデレとか嫌い嫌いも好きのうちという意味で・・・小日向を深く愛しているのである。そのことに気がついたみずほは喜多の首(単独の場合も含む)を優しく抱いて「あたしの、喜多善男」とうっとりする・・・という結末である。
もう一人は宵町しのぶ(吉高)であろう・・・。原作的にはマドンナ色は宵町の方が高い。彼女は喜多に価値など認めていない女だが・・・誰でもいいから・・・という理由で喜多を選択する可能性は高いのである・・・もちろん・・・喜多が善良であるからという表面的な理由付けはありえるが・・・基本的には誰でも良くてたまたま喜田というドライな展開の方が最果ての感じは強い・・・彼女は場合によっては喜田の首を踏みつけながら「あたしの、喜田善男」と言うだろう。
最後に長谷川リカ(栗山千明)が保険金を着服して「あたしの、喜田善男の保険金」と叫ぶ展開もあるにはあるが・・・ドタバタの可能性があるので強くはおさない。
もちろん・・・まだ見ぬ第四の女の登場の可能性もあるが・・・その場合は彼女が「あたしの、喜多善男」と言う可能性は高いだろう・・・。もちろん・・・それがみずほのもう一つの人格であることもこれに含まれる。それはみずほの夢の中のみずほであるかもしれない。
さあ・・・これは久しぶりに妄想レベルの高い最終回予想である。
もちろん・・・その背景はゲーテの戯曲「ファウスト」(1833)との関連性である。
この物語はファウスト博士が悪魔メフィストに誘惑され魂を奪われかかるが最後は最愛の女で嬰児殺害犯でしかし信仰深い女囚マルガレーテの祈りで救われるというものだ。
マルガレーテがみずほならみずほが、しのぶならしのぶが・・・ファウストである喜多を救済するのは必然なのである。
ちなみに矢代がメフィストであることは間違いないだろう。
ついでに・・・ファウストは他に風の精霊アーリエルとかギリシアの女神ヘレナとかと時空を越えた享楽を味わうのであるが・・・喜多はさすがに時空は越えないと思う。
「ファウスト」ではマルガレーテの兄バレンタインと決闘することになるファウスト。
今回、殺し屋・片岡(温水洋一)が登場するのだが・・・彼がバレンタインなら・・・返り討ちにあう可能性は非常に高いのだな。「うぅぬくみずーっ」なのである。
ファウストは「生れてこなければよかった」という嘆きから「この世は薔薇色だ」という歓喜にいたる物語である。もちろん・・・神が与えて奪うものである以上・・・「美しい時が止まらないこと」こそがテーマなのである。それを語るためには絶望から希望に転じてからこの世に別れてもらわなければならない。それは神も悪魔も同意なのである。
後は・・・退屈な天上の世界と刺激(主に苦痛)に満ちた地獄とのどちらを魂が選択するかという問題ですから。
さあ・・・とにかく・・・三日目(残り八日)の喜多はついに最愛の女にして唯一の女であるみずほとの再会を果たします。
そのみずほは一流のファッションメーカーだが経営危機の囁かれる企業の女社長(夫を不慮の事故で亡くし・・・10億円の保険金の受け取りができるどうかの瀬戸際に立っている)になっています。みずほは喜多に「11年前に半年暮らした女に何の用?」と問うのですが・・・喜多が「死ぬと決めたので最後に一目あっておこうと思って・・・」・・・まあ、人によってはみずほの苦悩は理解しがたいかもしれませんが・・・生理的に嫌いな人に自分のことを想像されるのも汚らわしいという心理は存在します。その男にとって自分が「最初の女」と考えるだけで吐き気がするのです。まして・・・「最後の女」になる可能性があると聞かされ・・・「やめてやめてやめて・・・最初で・・・最後で・・・唯一の女になるなんて・・・よりにもよってこの世でもっとも受け入れられないタイプの男に・・・そんなの耐えられない」
まあ・・・マルガレーテはファウストの子供を身ごもり始末に困って沼に沈め殺害するという最愛の人なので・・・みずほのセリフはもっともなことなのです。・・・そうなのか。
そして・・・ネガティブ善男の登場です。「みずほの悪口を言うな」とノーマル善男は叫ぶのですが・・・ネガティブはみずほのものまねを繰り返します。みずほの悪意が本人から発せられた以上・・・ノーマルの自我は否定できずに崩壊していくのです。
それを引き止めたのは・・・宵町しのぶの膝枕で股間すりすり攻撃です。まあ・・・今のところ・・・ポジションとしては失意のファウストの心を癒す・・・妖精アリエール・・・ちなみにキャバクラの天使たちはエルフの森の妖精たちか・・・。
まあ・・・人間・・・というか男性は・・・どんな悩みも股間スリスリされれば全快しますから。
さて・・・ネガティブ善男が登場する以上・・・ネガティブみずほの登場は問題ないわけですが・・・半年の結婚生活の謎は・・・そのあたりでも妄想可能です。ノーマルみずほは半年の間になんらかの精神的虐待を受け・・・ネガティブ・・・あるいはポジティブみずほに人格交代した・・・と考えれば辻褄は合います。もちろん・・・今のみずほが喜多に動揺するのは封印されたノーマルみずほがあがくからなのです。
一方・・・メフィストの矢代(松田翔太)は喜多に保険金の契約をさせて殺し屋とコンタクト・・・その見え透いた計画をついに明らかにするのでした・・・。
来週は素直に温泉に行けるといいなあ・・・。温泉行きたいなあ・・・。
で、『キューティーハニー THE LIVE・第16話』(テレビ東京080123PM1~)原作・永井豪、脚本・井上敏樹、演出・田崎竜太(他)を見た。怒涛の展開である。システム・エラーというかオート・メンテナンス機能のために・・・余剰エネルギー放出のためにスタンバイ状態になり、空中元素固定装置が作動しないハニー(原幹恵)。意識を失ったままパンサークローの三人の幹部にとらわれの身に。しかし・・・中条(村上幸平)、渡(マーク武蔵)、田中(ふせえり)の三人は・・・ハニーの独占をもちろん狙っていたのである。
渡の秘密基地に乱入した大漁旗マントの怪人は田中の夫・作之助(喜多川務)である。ただの魚屋のおっさんでは・・・なかったのだ。田中は「宝は独り占めしてこそ価値があるんだよ」なのである。タコの墨煙幕でたちまちハニーの強奪に成功。
魚屋の車で逃走する田中夫妻を先回りして待ち伏せする中条と渡。たちまち、田中夫妻VS渡のバトル開始・・・すかさず、中条が車ごとハニーを積んで持ち逃げである。
その中条を合流地点で待つ渡を中条は後ろから前から二回轢き逃げである。渡の今週のシットは助けようとした部下を制して「さわるな、ちくしょう」でした。
続いて、田中夫妻が中条を待ち伏せ。ようやく気がついたハニーはハニーフラッシュが発動しなくて呆然・・・。ついに田中の内臓ミサイルが発射されて車は爆破炎上。しかし、翼のある男・中条はハニーを連れて飛び上がる。そこへ田中の誘導ミサイルが命中・・・。中条墜落である。田中のチャンスに作之助が腰痛発症。時間をロスする夫婦愛。
一方・・・二人になったハニーと中条の間になにやら・・・怪しいムードが・・・中条を「キザくん」と呼び出したハニー・・・「私をどうするつもり」「バラバラにして秘密を暴くのだ」「なんでそんなことをするの」「お金が儲かるからだよ」「そんなのダメ。お金よりもっと素晴らしいものがあることを私があなたに教えてア・ゲ・ル」なのであったーっ。
その頃・・・行方不明のハニーを案じたミキ(水崎綾女)は早見探偵(山本匠馬)とともにパンサークローの幹部のひとり烏川(エリカ)を訪ねる。烏川はちょっとデーモニッシュなチェロ演奏プレーで楽しむと中条のアジトを教えてくれるのだった。「愛情表現」らしいのだ。
足を負傷した中条とハニーを夫を背負った田中が襲撃。ハニーが中条をおんぶして・・・怪人騎馬戦である。「そりゃー」とお互いの乗り手を投げ合うハニーと田中・・・すげえぇぇぇぇぇ。奇想天外バトルとはこのことだーっ。
作之助のむしゃぶりつきセクハラ攻撃などがあり・・・田中夫妻ほぼ自滅。
ヒラメを入手した中条はハニーのために焼いてくれる。ハニーは「キザくん・・・星がきれいだよ。星には指紋なんかついていないよ」などと素晴らしい説得力である。
その頃・・・町を彷徨う出生に疑念を抱きアイデンティティー崩壊中のユキ(竹田真恋人)・・・。危険な匂いをかもし出す。
さて、逃亡中のハニーと中条が乗り込んだバスは渡の怪人バス。変身できないハニーですが手下の怪人程度は簡単にバスから放り出す。バスを乗っ取った中条の運転する姿を見つめるハニーはすでに恋する女の子モードに・・・。
ようやくたどりついた中条のアジト・・・「私があなたを治してあげる」というハニーに「ふざけるな」と馬乗りになる中条・・・その手がハニーの胸を鷲掴み。しかし・・・ハニーは拒絶することもなく・・・下から中条を抱きしめる・・・ラブコメかっ・・・と思った刹那。
渡・・・復活である。いつも回復力凄いな。たちまち、カッターで切りまくられる中条。絶体絶命の恋人たち・・・そうなのか・・・そこへシスター・ミキ乱入である。「待たせたな」なのである。ミキのハニーフラッシュに反応するかのようにフラッシュ可能になるハニー。キューティーハニーの登場に・・・ミキのもらす優しい微笑み・・・ついに・・・ミキがその素顔を・・・。
中条を攻撃するミキにハニーは「その人は私を助けてくれたから・・・」と告げ、中条は最後の力を振り絞って翼による脱出を果たす・・・。
残された渡にすっかり息のあった・・・赤と青のコンビネーション攻撃が襲い掛かる。渡・・・ボロボロになって脱出である。
しかし・・・逃走中の渡の前に白い小悪魔シスター・ユキが立ちふさがる。「お前は死んでいい」・・・わ、渡が一瞬でバラバラに・・・もう・・・復活できないのでは・・・。ま、まさかね。
ようやく・・・自宅に戻ったハニーしかし・・・今度は三日も寝ていない状態に・・・。ルームメイトの秋夏子(小松愛)は「これは・・・恋では・・・」・・・ハニーの瞳はハート型になって・・・中条の姿が投影されていたので・・・。
とにかく・・・全編がバトルである・・・この濃度は濃すぎる。とにかく・・・なぎら健壱を除くレギュラー全員集合なのだった・・・。クライマックスかと思ったよ。
『ちりとてちん・17-2・第93回』・・・「たちぎれ線香」である・・・遊女と客のご利用時間は線香の燃え尽きで計られるのであった。線香の切れ目が縁の切れ目なので・・・名残惜しい場合は一本延長してくださいとフロントに電話をかけるのである・・・違います・・・さて・・・稽古に入る・・・草々と若狭なのであったが・・・早くも若狭は失速開始なのである・・・。もう・・・お尻のひけてる子はいつまでもひけてることに・・・。野口夫妻はすっかり順風満帆なのであるが・・・それにしてもA子の不在・・・長いなっ。→17-1
木曜日に見る予定のテレビ『鹿男あをによし』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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