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2008年1月 7日 (月)

わが胸の燃ゆる思いに較ぶればわが胸は薄し・・・名は篤姫。(宮崎あおい)

ギリギリ・・・アウトかな・・・ま、いいや。

今年の大河ドラマの主役は篤姫→天璋院(宮崎である)・・・朝ドラマのヒロインから大河ドラマの主役へ。

幼い顔立ちが売りのアイドルからスキャンダルもなんのその・・・ある意味・・・別格の大女優になっている。

その・・・ある種の人々を熱狂させる色気は健在なのであるな。

さて・・・今回のメインイベントは藤原忍者の調所家の当代・広郷(平幹二郎)と篤姫との対決である。

ま、家老と大名の弟の娘との懇談会なので・・・お菓子を出されて丁重にもてなされるのである。リアルあんみつ姫なのだな。

さて・・・篤姫は1836年生まれで・・・調所広郷は1849年死亡である。つまり・・・篤姫が広郷に逢うためには13歳以下でなければならない。現在22歳の宮崎あおいは・・・堂々と中学生以下の篤姫なのであった。

これはある意味天晴れであるよね。さすがに幼女時代は岩本千波をはさみましたが。

ともかく・・・これから・・・半世紀に満たない彼女の人生でどのような明治維新が描かれるのか・・・楽しみである。

おそらく・・・出番は少ないと思うがオレ様の坂本龍馬(玉木宏)も楽しみである。ちなみにお龍は市川実日子だ。

で、『篤姫・第一回』(NHK総合080106PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田淵久美子、演出・佐藤峰世を見た。裏でフジの「井上真央のあんみつ姫」をやっていて、タイトル的には「あんみつ姫VS篤姫」的なところにもそそられるのだが・・・子役から成り上がってきた二人の対決があまりにもツボなので・・・スルーすることにしました・・・。

さあ・・・年が改まり・・・今回はマップも作らないのに・・・例によって・・・シナリオにそったレビューはikasama4様を推奨します・・・今回は島津家の家系図サービス付です。

で・・・ついでに「怨み屋本舗スペシャル」は明日の記事にする予定。月曜日はもうひとつ・・・書きたい番組がなさそうなので・・・旭とルリ子は個人的に楽しめばいいしな。

で・・・今回は・・・明治維新の雑感を妄想しておきたい・・・。そりゃあ・・・あまりにも大テーマだろう・・・。

「革命」である。「政府転覆」である。「政権交代」なのである。そんなことがこの国であったのか・・・と思えるような出来事。それはこの国が全世界を敵に回してただ一国戦っていたのと同じように絵空事のような出来事なのであるな。

しかし・・・幕府撲滅戦争から第二次世界大戦まで・・・およそ80年間、戦い続けるわが国のその直前の時代から始まるこの物語は・・・平和というものがいかにもろいものかを描くには適切な題材なのである。

カントは「平和とは全ての憎しみが終結することだ」と述べたのだが・・・つまり、それは「死」を意味するのか・・・それとも「実現不可能」なのかとつい皮肉に考えてしまうキッドにとって・・・徳川幕府の平和や・・・戦後の平和は・・・ある意味・・・奇跡とか幻想に類するものだと思える。

その一方の太平・・・徳川幕府の崩壊の物語は・・・やはり・・・どうしてもスリリングなのですね。

ま・・・キッド的には信長様が作ったものを竜馬が壊した・・・ということなのですが。

で・・・篤姫は・・・ものすごく特殊なポジションにいます。

250年間ずっと倒幕を目指していた薩摩国の島津王家の分家に生まれ・・・叔父の島津王の養女になり、将軍家に嫁ぐ・・・そして未亡人となりながら、将軍家の大奥に君臨し・・・そして実家の島津王家が将軍家を滅ぼすにあたっては敵対・・・そして明治天皇制の誕生に立ち会う・・・。うーん・・・これを数奇な人生と言わずに何を・・・でございます。

「あんみつ姫」とは次元のことなる面白さに満ち満ちているのでございます。

さて・・・現在では戦争といえば経済戦争が主流ですが・・・それはいつの時代もそうであったという考え方もできます。貿易から生じる富というものはそれは恐ろしいものなのです。もう北朝鮮が中国経由でウニ密輸ぐらい恐ろしいのです。

幕末・・・薩摩国では経済的な行き詰まりを打開するために・・・密貿易に活路を見出しました。それは属国支配していた琉球王朝を窓口にした間接貿易です。幕府は貿易の独占のために鎖国をしているわけですから・・・これはとんでもない反政府活動なのです。

もちろん・・・そうした俯瞰図を当時の誰もが理解しているわけではなく・・・下手をすれば現代の誰もが理解しているわけでもない・・・ということになります。

そういう世界の根本事情というものをお勉強する上では・・・篤姫(於一)と極悪家老・調所との会話は非常にためになるわけです。

簡単に言うとこういうことです。「薩摩国は貧乏だ。それはグローバル化を禁じられているからなの。なにしろ・・・幕府はグローバル独占なんだから・・・だからね・・・私はね・・・内緒でグローバルしちゃってるの・・・秘密にしてね」なのである。

篤姫はお姫様だが分家の出身なので・・・「お百姓さんはコメがなければおもちを食べればいいのに・・・」とは言わずに「私も食べないーっ」という良い子なので・・・「うーん・・・グローバル化以外になんか手はないの・・・」と考え込むわけです。

「競争すれども格差のない社会」・・・「そんなのあれば教えてくれ」と政治家は誰もが叫ぶポイントです。だから・・・家老の調所もそう諭すのです・・・。

さて・・・篤姫は犬使いです。おいおい・・・もう話題変更かよ・・・だって結論出ただろう・・・なにしろ・・・狆が大好きなのです。しかし・・・島津忍軍のお姫様ですから・・・当然・・・忍犬も使います。だから・・・男も犬のように可愛がるのです。そういう意味で小松帯刀に瑛太、西郷隆盛に小澤征悦、大久保利通に原田泰造、未来の夫に堺雅人、未来の嫁に堀北真希というのは実にワンダフルなキャスティングといえましょう。

実は未来の夫は犬嫌いなので・・・大奥では忍猫を使います。でも・・・犬と違って猫はアレだからな・・・。

ま・・・ともかく・・・現在はまだお由羅様の時代。お由羅(涼風真世)はちゃきちゃきの江戸っ娘ですから・・・これを楽しまないとな・・・。開明的と言われる島津斉彬ですが・・・そういう意味では父・斉興の方がさばけてました。なにしろ・・・町人を愛妾にしたわけですから・・・。ちなみに斉の字は「雪之丞変化」でお馴染みモンスター将軍家斉の影響でございます。・・・やがて・・・島津王国最後の王となる久光は父(島津)母(庶民)というなかなかにユニークな血統になるわけで・・・キッドはこのあたりもツボです。斉を捨て久を復活・・・このあたりの戦国魂も胸キュンでございます。

ああ・・・もちろん・・・お由羅はくのいちですよ・・・。自称・岡田氏なので妄想はいろいろ広がりますけどねーっ。

関連するキッドのブログ『風林火山・最終回

               『純情きらり

火曜日に見る予定のテレビ『ハチミツとクローバー』『あしたの、喜田善男』(フジテレビ)『キューティーハニー THE LIVE』(テレビ東京)・・・ああ・・・またも火曜日が・・・。来たのね・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

今回の宮崎さんの演技は12歳を意識しての雰囲気がありましたが
瑛太さん演じる尚五郎もまた12歳。

これはもう御愛嬌ってやつでしょうかね(笑)

キャスティング的にも
幕末のドラマを観ていた方には
ちょっとツボにハマる方が多くていいですね。

そういえば徳川慶喜を演じる平岳大さんは
平幹二朗さんの息子さんだそうですねぇ。

うちの母親が最近の平さんを見て
「年とったなぁ」というのが口癖なんで
息子さんの写真を見せて
若い時の平さんってこんな顔だったのか確認してきます(笑)

まぁ自分の場合は「武田信玄」の信虎で
初めて知ったので、最初から今みたいな感じだったんですけどね(; ̄∀ ̄)ゞ


まぁ当面は薩摩藩の事で
小松氏(禰寝氏)や肝付氏やら
お由羅騒動やら郷士やら示現流で当分ネタには
困りそうにないですね(笑)

投稿: ikasama4 | 2008年1月 7日 (月) 23時30分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

ふふふ・・・まあ・・・役者の年のことを言うのは
野暮なのですが・・・
やはり・・・笑うところは笑っておかないと
申し訳ない感じがしますのです。

平さんは常連ですけれど
やはりキッドとしては
「信長KOZ」(1992)の陰陽師(祈祷師)加納随天が
印象強しでございます。

架空の人物ながら
唯物的な信長の中に秘められた神秘性を
見事に象徴したキャラクターでした。

もう・・・怪しさ100点満点のキャラクターでしたね。

そういう意味で今回の調所役はちょっと
そういうムードがございます。
悪も善もよくわかっていながら
やるしかないし
やったのだ・・・
こういう覚悟のキャラ・・・ちょっと痺れました。

まあ・・・斉藤道三とか
武田信虎とか
後白河法皇とか
・・・全部ワルっていえばワルですし
ヌメヌメもしていますけれど・・・。

島津氏は一人戦国時代・・・っていうか
周辺武将も戦国期のまま・・・
代を重ねていて
そこもまたそそります。

なにしろ・・・ちぇすとおおおおおお。
・・・でございますからね。

レビューは未定ですが・・・
ikasama4様の記事をにらみつつ
新たな展開をさぐってみたいと
考えておりますので・・・
毎度よろしくお願いつかまつりますでごわす。


投稿: キッド | 2008年1月10日 (木) 00時31分

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今回のオープニングはかなり意表を付かれました。 オープニングで主人公が登場したというのは 自分が今まで見た限りでは今回が初めてではないですかね。 [続きを読む]

受信: 2008年1月 7日 (月) 22時46分

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宮崎あおいちゃん、かわいいですよね!21歳で主人公なんて大したもんです!将来は大女優になりそうですね!これからも応援していきたいです。それにしても、なんでそんなに細いの?その秘密はダイエットかな? http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000020-...... [続きを読む]

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NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)宮尾 登美子,田渕 久美子日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る あけましておめでとうございます。昨年は「風林火山」レビュー、「小山田クラブ」そして「風林火山クラブ」とお世話になりました。 今日からは時代を「幕末」に移して篤姫がスタートですね。「幕末」といえば熱心なファンの方も多いようですが、ワタシのような「うっすい(薄い)」知識でどこまでついて行けるか多いに不安ですが・・・とりあえず面白そうだったらレビューを書き続けたい... [続きを読む]

受信: 2008年1月 8日 (火) 09時56分

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