もちろんこのチョコレートは奇妙な味がするのです。(深田恭子)
・・・タイトル混線してるだろう。まあ・・・「チャーリーとチョコレート工場」の原作者・ロアルド・ダールの小説は奇妙な味と評されるし・・・「未来講師めぐる」が満腹するほどチョコを食べて未来を覗く場合もあるかもしれんが。
そうなると「エジソンの母」が残るか・・・。今回は1+1=2についての小学生の考察。能力というものは微妙なものだからな・・・。たとえば腕力・・・。強ければいいとは限らない。繊細さが要求される場合もある。子供の頭を撫でようとしていつも失神するほどぶん殴るようでは困るからな。だから強力プラス制御力イコール優れた腕力という数式も成り立つ。しかし・・・この場合は1+2=3にニュアンスとしては近い。
キッドはアイディアのプラスフルファとは1+2=3のニュアンスと1+1=1のニュアンスの混合だと思う。
つまり・・・竹とんぼプラスヘリコプターイコール竹コプター・・・のような。しかし、これは竹とんぼマイナスとんぼプラスヘリコプターマイナスヘリイコール竹コプターの略式である。つまり・・・竹プラスコプターイコール竹コプターに要約できるのである。そうすると・・・コプターってなんだよっというツッコミが生じるのだな。
人間は何かを理解しているようで本当はそのように錯覚しているだけだ・・・という疑念は常に忘れないようにしたいものだが・・・疑ってばかりいると前進できないのだな。
だから・・・たまには@@@@@@@@@@@・・・って打ってみるといいかもしれない。前進か・・・たとえ、地獄へと続く道でも前進するべきなのかもしれない・・・っていうか・・・じっとしていられないだけかもしれませんが。
で、『金曜ロードショー・チャーリーとチョコレート工場(2005年)』(日本テレビ080111PM0933~)原作・ロアルド・ダール、脚本・ジョン・オーガスト、音楽・ダニー・エルフマン、監督・ティム・バートンを見た。まあ・・・TBSテレビのドラマ殺戮砲は健在なのであるが・・・今回はテレ朝まで射程に抑える陰湿さである。まあ・・・ティム・バートンの基本である意地の悪い優しさ・・・で言うと・・・意外に効果なかったりして・・・。
ちなみに日曜日はテレ朝が「エイリアンVSプレデター」砲を日曜劇場に向けて発砲する気満々である。しかし・・・要するにそれを上回るソフトを作ればいい・・・それだけの話だ。さて・・・どうなりますやら・・・イッヒッヒッ。
さて・・・ウィリー・ウオンカ(ジョニー・デップ)である。悪意に満ちた眼差しは中盤に登場する「2001年宇宙の旅」へのこってりとしたパロディーの如く・・・「時計仕掛けのオレンジ」へのオマージュなのだろう。スタンリー・キューブリックが好きだったのだな。
彼は父への複雑な思いを抱えている。ファーザー・コンプレックスだが・・・これを父への劣等感と誤訳すると・・・意味不明になるので注意したい。コンプレックスはあくまで心理的な複合体の意味である。父を愛しているけれども父の支配から逃れたい・・・そういう感情のうねりが・・・ウィリーの奇行の根底にあるのだ。
貧乏だけれど家族を愛しネコババをするけれども家族を見捨てないチャーリーを除く四人の子供たちは・・・貪欲だったり、功名心が強かったり、排他的だったり、抑制を欠いたりするなかなかに先の楽しみな子供たちなのだが・・・チョコまみれのデブ、リスに集団暴行されゴミ箱行き、ブルーベリー色に着色され風船化そして軟体化、縮小化されて平面化と・・・もう虐待というのもおぞましい爆笑のいじめに遭遇する。人間・・・謙虚でないといつこういう目に逢うがわかったものではないのである。キッドの辞書には低姿勢という言葉がなかったので実感しています。
まあ・・・とにかく・・・あとはウンパルンパという小人たちの嘲笑の歌と踊り・・・そして高機動ガラスのエレベーター・・・そして父と子の和解・・・がすべての映画であるが・・・とにかく一家に必需品のソフトと言える。親への愛や・・・子育ての基本方針に迷ったら必見のソフトですからな・・・イッヒッヒッ。
まあ・・・両親の両親と両親とチャーリーの七人家族・・・これだけでも・・・高齢化社会の恐怖はヒシヒシと伝わってまいりますが・・・。
関連するキッドのブログ『バットマン・リターンズ』
で、『エジソンの母・第一話』(TBSテレビ・080111PM10~)原案・山口雅俊、脚本・大森美香、演出・武藤淳を見た。フジテレビの「山おんな壁おんな」から伊東美咲・谷原章介ペア、「ココリコミラクルタイプ」から松下由樹・坂井真紀コンビが合体している・・・ま・・・たまたまだと思いますが・・・売れ残り商品の抱き合わせ商法みたいな・・・感じ?
今回の問題は二進法の「10」の発音である。見た目重視だと「じゅう」だが意味的には「に」だし・・・一般的には「イチゼロ」である。ま、2=10という記述も可能だし・・・そういう基礎の基礎の説明の難しさというのは・・・そこそこ面白いポイント。ま、キッドなんかいまだに「どうして人殺しはいけないのーっ」と声を大にして言ったり、四民平等なのに天・・・自主規制の石が家族から投げられました。・・・自粛します。
ま・・・平等な教育というものの困難さをテーマにどこまでひっぱっていくのか・・・ちょっと楽しみなドラマです。しかし・・・まあ・・・人体模型をひっくり返して壊すようなガキはぶん殴ってやればいい・・・とキッドは思いますがね。
学習障害者と・・・常人を越えた天才能力者は似て非なるものと考えます。まあ常人を1と考えると、学習障害者は「一」・・・天才能力者は100ぐらいな感じ?・・・能力が生かされるかどうかは・・・必要性とか・・・まあ・・・運の問題でしょうからね。
たとえば・・・地球壊滅のメテオ接近中の場合・・・地球人を脱出させる宇宙船を開発できる天才化石燃料ロケット工学者はものすごく・・・ちやほやされるでしょうが・・・温暖化が問題の場合・・・石を投げられる可能性もありますし。
そして・・・いわゆる一般人にとって・・・天才や異常者は・・・できるだけ遠くにいてもらいたい存在なのです。特に・・・一人のために全員が我慢するのか・・・全員のために一人が我慢するのか・・・というような場合・・・斉藤さんが多数決で負けるのは火を見るよりも明らか・・・。え・・・そんなことはない・・・バリアフリーだ・・・明日は我が身だ・・・って・・・イッヒッヒッ・・・皆さん・・・お優しゅうございますな・・・。
まあ・・・凡人が天才を尊敬し・・・天才が凡人を慈しむ・・・そういう世界をお望みならそれはそれで素晴らしいと思うのですが・・・本当ですか?
関連するキッドのブログ『山おんな壁おんな』
で、『未来講師めぐる・第一話』(テレビ朝日080111PM1115~)脚本・宮藤官九郎、演出・唐木希浩を見た。山おんなにして富豪刑事そして1/8人間でSOSな深田恭子の久しぶりの主演ドラマ・・・やはり・・・主役じゃないと淋しいものな。
今回・・・父(船越英一郎)が富豪の塾講師役である。しかも千里眼の超能力者なのだ・・・。この能力は母方の遺伝で・・・吉田めぐる(深田)の母方の祖父なのに吉田(父は婿なのか)のじいさん・・・いや地井(武男)さんも同じ能力者。
満腹となると人間の二十年後の姿が見えるという・・・かなり異常な超能力である。・・・異常じゃない超能力ってどんなだよっ・・・。
クドカン脚本の魅力はたとえば「SFは少しだけ不思議の略だって藤子AだかBだかが言ってた」(地井)などにもある。藤子はA(安孫子)とF(藤本)だから・・・。
それでも・・・遊びは控え目で結婚幸福私情主義にのっとったシリアスなストーリー展開を優先しているようだ。オチは弱い気がするが・・・「結婚は幸せの基本ナンダヨッ・・・ケッ」というクドカンの・・・結婚しない(できない)人々への見下し目線を想像するとかなりハードなオチなのである。
「大親切アカデミー(仮)→大本気アカデミー(予定)」の塾長・武田真治、淫行で元教師になった正名僕蔵、江口ひでおなので渾名がエロビデオの星野源・・・同僚たちも楽しい感じ。
恋人ユーキ(勝地涼→20年後・田口浩正)に対して「いやだ、いやだ、いやだ」の深田恭子にはついでに「いや~ん」と言ってもらいたかった・・・極私的希望です。
とにかく・・・満腹になっためぐるの目に映るのは医者の跡取り息子なのにレイ・チャールズに入りたい(グルーブ名ではありません・念のため)シンガー志望だけどペンキ屋(金子賢)になってしまう中学生とか・・・力士の中学生とか・・・幽霊の中学生なのである。
ま・・・今回は仕掛けの紹介・・・なので・・・次回から・・・どんなおバカな展開になるのか・・・もう楽しみで楽しみで仕方ありません。
関連するキッドのブログ『下妻物語』
『彼女が死んじゃった。』
『ゼブラーマン』
『吾輩は主婦である』
『ちりとてちん・15-5・第84回』桂文珍登場である。そして・・・どんどんケツの穴の小さい男になっていく・・・草々・・・。しかし・・・若狭の父はさらにケツの穴が小さいのである。もう・・・お尻が小さいのはキューティーハニーだけですからーっ。現在のハニーはやや大きめですけれどもーっ。いいえ・・・ケツの穴の話ではありませんでしたーっ。→15-4
日曜日に見る予定のテレビ『篤姫』(NHK総合)・・・それにしても「ウルルン」で「エイリアンVSプレデター」を回避しようとした「日曜劇場」・・・しかし、日曜洋画劇場は「グリード」にさしかえてきた・・・熾烈だな・・・TBSとテレ朝の攻防・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
小学校⇒中学の塾⇒高校の都市伝説と、エスカレーター方式で堪能した金曜日でございました。
とんでもない登場人物の多さだぴゅ~~ん。
さらに、1ポンドの教会の子供達~~!
「殺す気かーっ!」は、キッドさんの口癖ですが、
私はもう死にそうで、ここにやって来ては現実逃避です。m(_ _)m。
あ、「二人ぐせ」基金します?・・違うか・・
ああ、篤姫も諦めた・・あおいちゃん、結婚してからよくなったのに・・
ちなみにエジソンはテンメイ様が食いつくと思ったのに、違うんですね。
では、現実に戻ります・・
投稿: シャブリ | 2008年1月13日 (日) 01時58分
「自分の息子にもきらきら光る才能がある」
賢人の母のこの台詞を聞いた途端に
篠原涼子が自閉症の子を抱えたドラマ
「光と共に」を思い出しました。
なんとも今期は子供と親との関係を
見せる作品が多い限りです。
教師や親が子供に対して叱るのは必要ですが
相手に正しい事を教えるために叱る事と
自分がわからないものを排除するために叱る事とでは
その意味合いは全然違うようですね。
まぁ子供の才能を伸ばす事も必要ですが
このドラマはもう少し道徳に配慮した方がいいような(; ̄∀ ̄)
未来講師。
広島では一週遅れが恒例となってしまってるようです。
仕方ないとは言え、悲しい限りです。
まこお嬢様もかなりショックのようです(T▽T)
投稿: ikasama4 | 2008年1月13日 (日) 02時09分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
・・・シャブリ様、お疲れ様でした。
キッドは「紅蓮女」まで手が伸びませんでした。
もう・・・ものすごい攻撃です。
月曜日・・・「水戸黄門」でよかった・・・。
宮崎あおいは・・・もう・・・ビッグの中のビッグに
なりましたね・・・。
同じアフラックでも大違い・・・。
ダメな夫をしっかり支える幼な妻の
健気なイメージなのか・・・。
それとも別れるだろうという読みなのか・・・。
妊娠だけが心配・・・。
まあ、半年っていうか三ヶ月くらいは
コントロールしてくれるでしょうけどね。
テンメイ様は・・・「あしたの・・・」で
行く模様・・・。
後は「月9」と「はるか」の関門が
残ってますけど・・・。
シャブリ様の「薔薇屋」レビュー
例によって助かりましたーっ。
投稿: キッド | 2008年1月16日 (水) 00時39分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
自閉症とか発達障害、学習障害の話ではなく
今回はちょっと発想の豊かな子供・・・
という感じなのですかね。
作者は「ちりとてちん」の作者ほどではないにしても
そこそこ曲者ですが・・・
ベテランだけに手堅くまとめてくる。
でも・・・もう少し細部のチェックがいるかなあ・・・。
こういうキワドイネタなので・・・ちょっと気になりました。
「めぐる」・・・またしても一週遅れですか・・・。
まあ・・・ネット(編成)事情のことなので
仕方ないのですが
ドラマくらい全国共通の話題にしてもらいたいですよねえ。
キッドは地方に長期在住したことはないのですが
昔ロケで出張の時など
いつも見ている番組がないと
体調崩したりしましたよ・・・。
投稿: キッド | 2008年1月16日 (水) 00時45分