人生は短いからガツガツだったり人生は長いからガヅガヅしなくてもだったり女の子は気まぐれだものーっ。(深田恭子)
わからない人にはさっぱりだし・・・わかる人にはわかる・・・そういうことは大衆相手の娯楽には禁じ手だとキッドは常に思うのだが・・・迎合し始めるとキリがないので・・・結局、折り合いなのである。
そのギリギリのラインを渡るのが天才というもので・・・そのラインもいろいろだが・・・少なくともキッドにとってクドカンは天才である。
堀北真希を連想させる千鶴(森岡朋奈)が変態相手の商売の商品化されたターゲットなのか演技派の少女女優なのかもギリギリである。
「エジソンの母」のオンエアの度に村中暖奈目当てで「山田太郎物語」のレビューに異常な検索アクセスが入るのもギリギリである。・・・そういう趣味の方・・・たいした記事でなくて申し訳ないです。まあ・・・「うたばん」でテレビを通じて初めての告白していて・・・相手の男の子がちょっと心配になるくらいです・・・ギリギリだと思います。
まあ・・・「太陽が死んじゃう」とか「地球が溶けちゃう」とか村中暖奈に言われながらしがみつかれる杉田かおるを見ていてほのぼのした気分になるのもかなりギリギリですがーっ。
今回・・・「エジソンの母」はグダグダなオチなのですが・・・そのグダグダさが・・・とても素晴らしかった。ま、レビューはしませんが・・・。あれで数字がとれなかったら・・・運命だと思ってあきらめるしかない・・・いい出来だったのに・・・。
で、『未来講師めぐる・第六回』(テレビ朝日080215PM1115~)脚本・宮藤官九郎、演出・唐木希浩を見た。人間は慣れる生き物である。ものすごく特異な体験も日常になればなんとなく慣れる。とくにめぐるは満腹になると人間の20年後の姿が見える能力もとい自慢にも慣れるし、恋人・ゆーき(勝地涼)がゆーき43(田口浩正)になることにも慣れるのだった。・・・慣れるか?・・・ユーキのプログとかはやめて・・・こわいし・・・なのだが。しかし・・・長い年月・・・自慢に慣れためぐるの祖父・中吉(地井武男)もめぐるの両手の手錠を幻視した時・・・穏やかではいられなかったのだ。
さて・・・自分の身に異変が生じているとも知らず・・・めぐみにはまだ慣れないことがあった。
それは「マサルのおいしいアカデミー」の生徒・千鶴が中学生の制服のまま・・・死体(幽霊)になっていることなのである。彼女は中学三年生・・・そして、今は受験シーズン・・・。彼女の命は風前の灯なのである。
おりしも・・・「アカデミー」は中学受験成功者ゼロのピンチ・・・高校受験がこの調子だと存立の危機なのであった。
そして・・・名門私立に絶対合格確実と思われる千鶴が最近、元気がないのも気になるのだった。
ついにめぐるはその理由を聞く・・・「同級生の健児(佐藤和也)と交際しているのが親バレ。健児と一緒に名門私立(流星高校)を受験するが・・・最近、健児は伸び悩み・・・もしも、千鶴だけが合格したら・・・世間は千鶴のせいだと非難する・・・」と言うのが千鶴の悩みだったのだった・・・なんじゃそりゃーっ・・・面白すぎるっ。
めぐるは「受験は受験・・・恋愛は恋愛だよ・・・」と正論を吐くのだが通用しない。
一方・・・めぐるの実母・・・占い師・新宿に母(榊原郁恵)が突然帰宅。めぐるの未来の手錠を案じて祖父が呼寄せたのであった。12年ぶりの再会に・・・ギクシャクするめぐるだがほっぺのごはんつぶをママに食べてもらい・・・うれしくてこたつで眠るのだった。
そして・・・「母帰宅」の報に涙ぐむめぐるの父(船越英一郎)は「バブルが崩壊して女盛りを無駄にした婆に興味はない」と本音をもらしながらも「パパもママも家出したからめぐるはいい子になるしかなかったんだよーっ」と言われ焼肉屋店長(佐藤二朗)のアドリブ小芝居つきで号泣するのだった。
一方・・・千鶴と健児が「ペッティング」しているかもしれないという噂に妄想が膨らむ塾講師一同。塾長(武田真治)は「金八の十五歳の母だね」とコミック「クローズ」を読むのも忘れ、高尾山登と金八談議に花を咲かせるのだった。
ついにDVDボックス鑑賞に突入。みちる(黒花智花)は「ふん、鼻声で何言ってるかわがんね」と鼻で笑うのだった。ちなみに3年B組金八先生第7シリーズ(2004年)の生徒・稲葉舞子である。
みちるはこの後も塾長のヅラを剥ごうとしたり、みぞおちに一発食らわせたり黒さ全開なのだった。
受験当日・・・千鶴が行方不明に・・・。捜索にあたった講師たちは・・・エロビデオの提案で新宿に母にチャネリングをしてもらう・・・のではなくて・・・「金、銀、鍋」の実力者に行方を問う。しかし・・・新宿に母は「受験より恋愛だ」と千鶴にアドバイスしていたことが判明する。
塾で発見された千鶴を説得し・・・学校に向かわせためぐるだったが・・・結局、試験には間に合わない・・・しかし・・・千鶴は千鶴35(科捜研でお馴染み伊藤裕子)にチェンジしていたのだった。
「(命が)助かったーっ」と喜ぶめぐる・・・そして・・・千鶴と健児が合格したら遊園地の観覧車でファーストキスをしようと約束していたことが判明・・・。その観覧車は無人のまま脱落事故を起こしていたのだった・・・。
めぐるは・・・「未来なんて見えないと言う」母が・・・本当は凄い超能力者なのではないかと・・・疑念を感じる・・・そして・・・ついに・・・めぐるの手錠がめぐる本人にも見えるようになったのだ。
きゃーっ・・・めぐる絶叫、疾走で・・・つづく・・・である。
コネタもプロットもセリフもすべてがはまり・・・絶好調になってきました。さすがだなーっ。基本はギャップ萌えなんだが・・・めぐるとみちるの衣装交換とか・・・中学生が幽霊とか・・・イケメンがぷよぷよのズルムケとか・・・その配置の仕方が絶妙なのである。フィギュアスケートにホーロー鍋なのである。
関連するキッドのブログ『第五話のレビュー』
『ちりとてちん・20-5・第114回』ははは・・・やりました・・・やりましたよー・・・若狭が113回のフリを終わり・・・ついにヒロインに・・・長すぎるわっ。ともかく・・・「草若弟子の会」開演直前・・・草若師匠が危篤状態に・・・病院に行こうとする小草若を・・・草々、草原、四草がコンビネーションで説得・・・。涙をしぼりとった後で・・・「草若」の「病」をネタに・・・若狭が観客の爆笑をつかむマクラに突入。顔で笑って心で泣いて・・・浪花節だよ人生は・・・ではなくて落語でしたーっ。→20-4
日曜日に見る予定のテレビ『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(TBSテレビ)・『篤姫』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
| 固定リンク
コメント