飲んでいいのですか・・・(瑛太)飲んでいいのですっ。(宮崎あおい)
・・・微妙に違うんじゃないのか・・・いつものことではないか・・・それもそうだな。
それにしても・・・ラブコメ拒絶の世の中で100%ラブコメがうなぎのぼりの視聴率。
もう・・・ずーっとこのままほのぼのあんみつ姫で1年行きそうなムードでごわす。
ジョン万次郎の登場で一瞬・・・空気が変わりましたが・・・何事もなかったように展開。
射程距離の話が・・・あっと言う間に自由恋愛の話に・・・久しぶりに女子供の世界でごわすな。
もう・・・薩摩は自由の国のような空気でごわす。
まあ・・・それもまたよか・・・。桜島も吐いた煙飲み込むほどでごわすから~。
で、『篤姫・第五回』(NHK総合080203PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・堀切園健太郎を見た。例によってシナリオにそったレビューはikasama4様を推奨しておきます。今回は幕末姫君恋愛事情人生相談付でございます。右近の驚くべき実年齢も明らかにされます・・・まあ・・・ドラマですからーっ。
さて・・・今回は二人の男を中心に話が展開していきます。
一人は篤姫(宮崎)の父。今和泉領主・島津忠剛(1806-1854)である。前藩主・斉興の弟で現藩主・斉彬の叔父にあたる。およそ一万五千石の領主であり・・・御一門四家の中では第3位の石高である。言うならばかなりの実力者なのである。しかし・・・その態度はものすごく卑屈でまるで中間管理職のようなのである。ドラマだからである。
ちなみに江戸時代は「女大学」などの儒教的教養の中で男尊女卑が基本であったが・・・薩摩藩ではそういう色合いとは異なる超男尊女卑の伝統があったという。いわば・・・女には人権はなかったのである。キッドはいつも九州男児の異常性をおちょくるのだが・・・その基本はこの薩摩隼人の特殊性にあるのである。「女の胎は借胎」などというものすごい言葉は大体においてこの藩の常識なのである。たとえば色恋などというものは男色をさすのであって・・・女性と交わることなど実に汚らわしいという発想なのである。だから・・・男同士はみな・・・ほんのり桜色と思って間違いない。腐女子デカが迷い込んだら桃源郷のような世界が展開していたはずなのだ。
まず・・・藩主・斉彬と次期藩主・久光の兄弟が会話するシーンがあるのだが・・・この後で二人はしっかりと兄弟愛を確かめあったのである。はぅぅんでごわすなのである。次に久光は息子の縁談を叔父の忠剛に持ちかけるのであるが・・・ここでも甥と叔父はしっかりと愛を確かめ合っている。あの見交わす目と目は政治的なかけひきではないのだな・・・叔父上・・・久光殿・・・はうぅんでごわすなのだ。
もちろん・・・西郷と大久保も下々同士ではうぅんだし、篤姫の兄(岡田義徳)と小松帯刀(瑛太)もはうぅんなのである。
しかし・・・それではお家が断絶してしまうので仕方なく・・・女とも交わる程度なのである。
だから・・・篤姫のようなやんちゃはありえないし・・・それ許す母(樋口可南子)もありえないのである。なにしろ・・・彼女たちは後継者妊娠用家畜にすぎない・・・という藩風なのである・・・ま、そろそろ人格を疑われるのでやめておきます。
さて、もう一人の男は後の小松帯刀(1835-1870)となる肝付清廉である。肝付家は5500石だが清廉は三男なので実際は無石である。基本的に相続は一子が全部受け継ぐのが基本で・・・次男以下は長男に面倒を見てもらう・・・厄介叔父になる。もちろん・・・家格が上ならば分家ということもあるのだが・・・基本は他家に養子に出ることが多い。
今和泉家には篤姫の兄がいるので家督は彼が継ぐことになる。つまり・・・篤姫と肝付清廉が結ばれる可能性はまったくないのだな。どうしてもの場合は篤姫の兄がなんらかの不幸に襲われる必要があるのだ。
だから・・・清廉は2600石の小松家に婿養子に入るのである。そして小松帯刀となるのである。もちろん・・・養父の清猷(沢村一樹)と帯刀ははうぅんでごわすなのだが・・・それはもう・・・セクスィーに・・・エロ男爵的にはぅぅんなのであった。
だから・・・今回の顛末はまるごとすっきり絵空事なのであるが・・・まあ・・・ドラマですからーっ・・・・。
そして・・・藩主・斉彬に呼び出された忠剛が・・・篤姫養女の一件などはついでのことで本題は「はうぅんでごわす」であったことは言うまでもないのです。
関連するキッドのブログ『先週の日曜日のレビュー』
で、『佐々木夫妻の仁義なき戦い・第三話』(TBSテレビ080203PM9~)脚本・森下佳子、演出・那須田淳を見た。まあ・・・このドラマの問題点は「稲垣吾郎」と「小雪」の弁護士夫妻が離婚しようがしまいが知ったことじゃない・・・という点にあると思う。だから・・・「離婚」という脅しがまったく効かないのに・・・それで「話」が成立するかのような誤解をお茶の間に与えてしまう・・・という点なのである。「アリー」はそうではない・・・ということをもう少し考えるといいのに・・・。
ま・・・結婚しているのだが・・・二人の心は中学生・・・と思ってみると・・・まあ・・・そこそこ理解できます。大河ドラマのばあやが言うように・・・「花の命」が短くて・・・まるで「小雪」が「捨てられたくないすがる女」みたいに描写されることがあり・・・それはないな・・・と思うのである。稲垣吾郎が主題歌「そのまま」をバックにSMAPの威を借りる吾郎のように見えるポイントがあり・・・それはダメだろう・・・と思うこともあります。
ま・・・その点をのぞけば・・・題材といい、周囲の配役の妙といい・・・落ち着いて楽しめる日曜劇場になっています。
まあ・・・性格の不一致は離婚の表向きの理由としては多いわけですが・・・実際は浮気であったり、借金であったり、犯罪であったり・・・それは修羅場の場合があるわけで・・・二人の離婚を周囲が必死に止めようとしたり・・・結局・・・好き・・・好き・・・みたいな・・・そんなのふざけんなーっ・・・の人々が確実に去って行くと思われ・・・最後のナレーションの引っ張り方が完全にミステイクだとキッドは思っています。
それでも周囲のキャラクターがみんなステキだから見つづける方はコチラへ→アンナお嬢様の佐々木夫妻の仁義なき戦い
H☆C外伝。みのむし様の家に遊びに行ってお泊りしたまこお嬢様の安眠とみのむし様の悪夢。まこ「はぅぅん・・・鹿でもいい・・・」みのむし「・・・ううう・・・バックとって・・・気合だー・・・フォール・・・俵返し・・・日本のお家芸・・・ご、ごろう・・・こ、こうじ・・・ち、ちくび・・・かえしてかえして・・・ポイント・・・ポイント有利ー・・・るるるルール改正・・・グ、グレコローマン・・・うーん・・・北京五輪、必殺毒餃子固め」
火曜日に見る予定のテレビ「ハチクロ」「あしたの・・・」(フジテレビ)「貧乏男子」(日本テレビ)「キューティーハニーTL」(テレビ東京)・・・ふふふ・・・もう火曜日かよっ。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
みのむしちゃんが可愛い。
私も抱っこしたい(笑)
佐々木夫婦のケンカにはうんざりで、離婚しようが
しまいが私には知ったこっちゃないぴょんぴょん。
なのですが、蝶野さんと馬場さんと桜庭目当てに
見続けますが・・・はぅ。
キッドさん、火曜日に見る予定のドラマがものすごい
のですが・・・大丈夫ですか?
それでもキューティーハニーは抜かせないのですね。
体気をつけて☆
投稿: アンナ | 2008年2月 4日 (月) 20時29分
江戸幕府が設立した折に
林羅山が儒学・朱子学を学問の基礎となった
みたいですが、それが結局、男によって
都合のよい解釈をされてしまったために
男尊女卑が生み出され
それがしっかりこの幕末においても定着してたって
事でしょうね。
いわゆる軍国主義だった日本と変わりないって事でしょうね。
これぞ強者の理論って事でしょう。
今は女性の力の方が強いですけど(; ̄∀ ̄)
でもって更にはこれらの学問の一文を
都合よく解釈していって士農工商の更に下の身分が
出来ていったような気がするんですけどね。
佐々木夫妻・・・私は撤退です( ̄Д ̄)ゞ
投稿: ikasama4 | 2008年2月 5日 (火) 08時16分
☁Building☁アンナ☆ラン様いらっしゃいませ☁Building☁
ふふふ・・・そのうちアンナ様みのむし様の外伝も
お届けしたいと思いますが
一応・・・まこ様、みのむし様親友設定ですからね。
今季は日月と吾郎慎吾の連打なので
ご苦労様でございます。
じいやもできるだけお供しますが
まあ・・・ドラマとしては
まあまあなので助かります。
視聴率的には月9はよしとして
日9はちょっと気がかりでございますね。
このドラマ・・・離婚劇抜きで
夫婦の個性を生かして裁判を
勝利していくスタイルにした方が
ずっと受けるような気がしてなりません・・・。
・・・でございますよねーっ。
スタッフ・・・早く気がつけばいいのに・・・。
火曜日はもう・・・なんか・・・脱力です。
ご存知のようにテンメイ様の「善男」も
あるので・・・
キッド的には成海もはずせないし
類萌えが発生する可能性もあるし
・・・殺す気かっ。
なのでございますーっ。
投稿: キッド | 2008年2月 5日 (火) 20時15分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
まあ・・・幕藩体制というのは
軍事独裁で・・・男社会にはなりやすいのですが
薩摩はまた一味違った
男の世界が展開していたような気がします。
ま・・・言うなれば
その男気が高じて
西南戦争に至るわけで・・・。
まあ・・・戦国男道を
一番残していた・・・とも言えるわけでしょう。
まあ・・・九州なんかで
時々・・・大学教授が
セクハラなんて事件が起きたときに
男性教授が男子学生に
・・・というケースが発生し
あらら・・・やっぱりね・・・
などと思うのでございます。
まあ・・・安定を求めれば身分格差
平等を求めれば下克上と・・・
世の中一筋縄ではいかないものですが・・・
とにかく・・・あんみつ姫は
何が起こってもニコニコ乗り切っていく気配です。
佐々木夫妻はまあ・・・納得です。( ̄Д ̄)ゞ
投稿: キッド | 2008年2月 5日 (火) 20時24分