すいゃせんしたぁ~・・・あー、すあすぇんしゅたあっ。(深田恭子)地獄さ、落ちっ。(黒川智花)メールしますね。(野波麻帆)
・・・シモネタの極みなのだが・・・ドン引きのF1層はさておき・・・大傑作でしたーっ。
まあ、基本は本音と建前で・・・全員が本音の方を口に出しっぱなしという展開である。
キモいものはキモいと言い、エロいものはエロいと言い・・・本音丸出し合戦。
とことんやり抜いて・・・何か・・・すがすがしいものが残ったのであった。・・・マジでかっ。
いつもなら「エジソンの母」の青柳玲実(村中暖奈)への手作り防犯ブザーを鮎川先生(伊東美咲)が横取りするのはどうかと思うなどと軽くツッコミたいところなのだが・・・もう・・・どうでもいいやぁ・・・という感じの「めぐる」の仕上がりである。
で、『未来講師めぐる・第7回』(テレビ朝日・080222PM1115~)脚本・宮藤官九郎、演出・高橋伸之を見た。音楽・野崎良太もなかなかに笑わせてくれるのだった。
さて・・・「未来が見える」という能力・・・を考えたときに・・・「明るい未来」と「暗い未来」を考える。で、「暗い未来」の中に・・・「太る」とか・・・「禿る」とか・・・「不合格になる」とか・・・そういう「うれしくない可能性」をコツコツと考えていくのである。まあ・・・「死んでいる」とかはすぐ思いつくのだが・・・「犯罪者となり逮捕」とかは・・・ちょっと思いが深いのである。
アイディアというのは思いつくというよりも思いあぐねるものなのだな。
もちろん・・・めぐるが見ているのは「黒いジャケットかぶって手錠プレー」という変態的な未来かもしれないが・・・とりあえず・・・自分の手に手錠がかかるのはめぐるにとってパニックに陥ったり・・・熱々のコムタンスープを佐藤二朗の下半身にぶっかけたりするほどの「暗黒の未来」なのであった。
そんな・・・めぐる(深田)に母(榊原郁恵)は「エスパー吉田としての使命感」を諭すのだった。
ちなみに雷でもなく雪でもない雨に日という字は打てないのである。
ついでに二十年後のめぐるが見えているという体裁での「深田恭子の赤ちゃんプレイ」を見せているとは限らないのだが・・・変態はもちろんそう見るし、生徒のジュン(木村茜・女優ではなくて子役)の未来の姿になった野波麻帆がナース姿でランドセルになればなったで・・・いろいろと妄想は広がるのだった・・・なぜ、突然・・・自制的な表現にっ。
・・・ともかく・・・「なんで私という恋人がありながら・・・男はエッチなモロモロを確保しようとするのか・・・」という不毛な質問にクドカンは真っ向から戦いを挑むのだった・・・そうなのか・・・まるまる・・・話はそれだけです。
さて・・・今回のゲストは①野波麻帆であるが・・・元AV女優・沢樹あんな・・・そして・・・(浅香)光代アカデミー生徒・手塚ジュンの母親である。野波といえば「富豪刑事」のチョイ悪婦人警官でおなじみだが・・・今回は前述した通り・・・ナースのコスプレありである。で、②めぐるの母の回想シーンのナース(立花彩野)もいて・・・立花といえば「怨み屋本舗」の婦人警官である。
「婦人警官」と「ナース」・・・この制服はどうしてどうして男の欲望に火をつけるのだろう~・・・失礼しました。
③ついでに刺されるそば屋主人(徳井優)もいるが・・・まあ・・・いいや。
とにかく・・・全編が男(主にエロビデオ=星野源)の妄想に支配された今回。ものすごいぞ。エロビデオの歯漏れ笛吹きはもうよかったら吹いてーっだからな。
エロビデオもネズミ、エロ出っ歯Vネック、笛ネズミ、ドブネズミ、エグチンピラと進化を遂げて・・・恋愛体質でエロメールで妄想炸裂なのである。
そして・・・もういい加減にフリが長すぎるスケートの光GENJIネタ「勇気100%」100%ユーキでもうがんばるしかないさ・・・なのであった。絶対ダメ音感でサビ・・・これはオマージュとおちょくりのギリギリの限界領域なのだな。そんなユーキ(勝地涼)は「めぐるはめぐる、あんなはあんな、別腹宣言」でアンナーであることをカミングアウトするのだが・・・良い子は真似してはいけません。ある意味、シンナーとかより危険だからね。
そして・・・エロビデオVS沢樹あんなは・・・制服に着替えてベッドで待機も虚しく・・・娘・帰宅で時間切れなのであった。
しかし・・・人妻のベルトチャカチャカな誘惑にエロビデオの妄想はエスカレート。「白い天使/沢樹あんな傑作選」のDVD轢き逃げ事件の傷も癒えぬまま・・・欲望の炎を萌えあがらせるのだった・・・。
しかし・・・エロビデオなので・・・現実のハッピーには耐え切れず・・・偽の恋人で転ばぬ先のティッシュ・・・いや・・・杖なのだな。偽の恋人にはキャッシュ2万円ポッキリでみちる(黒川)が立候補。整形美容で「残念だった鼻くそ黒子」(塾長=武田真治・談)も除去し・・・現役・女子高校生制服プレーなのだった。そして・・・高尾山(正名僕蔵)に鬱な展開が・・・。
今回・・・店長は「猥談してないのに・・・猥談」・・・「猥談中に猥談」ときれいにまとめてきた。まさに得意のポーズが得意気である。
さて・・・実は・・・沢樹あんなはエロビデオに一目惚れをしていたことが判明・・・。
「テレビには出ない女優・・・」「エッチなことをする・・・」「夫バレして離婚・・・」「でもママ大好き」と・・・すべてを理解する大人な小学生ジュンに・・・めぐるはうっとり・・・なのだが・・・ジュンにして・・・「江口先生だけは無理・・・ありえない」のであった。
しかし・・・恋人ごっこをしている間に・・・部屋中オカッパヘアピース多重人格で「お母さんリクエストしていいですか」の変態Vネックエロビデオと「めんどくせーなー」で「死んじゃえよ」だけどお惚けで忘れん坊のみちるの間にはただならぬ感情が芽生えていたのだった・・・。そして雷と雪につつまれて・・・謎の少年(槇岡瞭介)登場である。見るからに・・・荒川良々なんですけどーっ・・・そしてまたもや橋本じゅんかよっ・・・つづくなのだ。
関連するキッドのブログ『第六話のレビュー』
『ちりとてちん・21-5・第120回』・・・うわぁぁぁぁぁ・・・なんだか・・・A子がこわい・・・もちろん・・・なしくずしに草々を奪取して・・・女の友情とか知ったこっちゃないわよ・・・第一、A子なんて敵だし・・・なくせに・・・自分ではまったくその気はありませんでしたー・・・的若狭に・・・来るべくして来たこの展開・・・またしても・・・ヒロインとしては・・・まったくありえないキャラ設定の悲劇・・・喜劇がやってくるのですねーっ。そりゃ・・・そうだよ・・・普通そうだよ・・・若狭・・・自覚なしでも・・・やっていることは・・・極悪ですからーっ。朝ドラヒロインとしてはーっ・・・。→21-4
日曜日に見る予定のテレビ『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(TBSテレビ)・『篤姫』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
~ys_maroからinno-canへハンドルネーム変更しました~
遅まきながら、「未来講師めぐる」レンタルDVDで全10話見ました。クドカン脚本作品の中では最終話での着地点がやや甘口(エスパーが主題なのでやむ無し…藤子・F・不二雄の『エスパー魔美』とかもそうなので)ですが、面白いの一言に尽きます。
ちい散歩、某外資系保険CM、相棒、後藤真希パチンコといった数々のパロディー、毎回おなじみ塾名変更、往年のバブルネタなど細やかな部分で笑わせてくれてサービス精神旺盛の一言に尽きます。一方で、忘れがちですがクドカンはハートウォーミングなストーリーが基本なのでホロッとする台詞もあり。
サービス精神旺盛といえば、主演の深キョンが凄いと思うのですね。渾身の演技というか、様々なコスプレや振る舞い、台詞回しに挑戦していて、目が釘付けになります。腕時計代わりにベーグルを腕に巻いた姿とかも可愛いですし。以前「舞妓Haaaan!!!」を日航機内で見たとき、ヒロインの柴咲コウにそこはかとなく物足りなさを感じたのとは裏腹に・・・。
今回コメントさせて頂いた第7話はエロビデオ(星野源)大活躍の回ですが、深夜枠とはいえ規制が厳しい昨今のTVでここまで下ネタ押し出来るなんて・・・製作スタッフはさぞ“してやったり!”だったでしょうね。男たちのAVを熱く語る勇姿(?)、星野源と野波麻帆の絡み、地井武男が女子高生モノのAVを見て興奮するシーンでは笑いすぎてお腹が捩れました
ちなみに、「テレビには出ない女優」の母を誇りに思う娘の演出は、クドカンによる強い希望だったみたいですね。凄い職業だと思うので見下した演出はしないでください、と(特典映像より)。
星野源、勝地涼の2人の活躍を見れたのも大きな収穫でした。
リアルタイムで見られなかったのが残念至極。この時期はTVをお留守にしてたもので・・・
投稿: inno-can | 2010年2月10日 (水) 00時32分
hn変更ご苦労様です。
とにかく「めぐる」は遊び倒してますね。
限りなく深夜ノリに近いドラマなので
クドカンとしてもかなり異色な作品といっても
過言ではありません。
キッドはほとんど作家を褒めませんが
クドカンだけは
なんだか脱帽してしまうのです。
寺山修司、つかこうへい、野田秀樹ときて
クドカン・・・。
この系譜を敬う気持ちがあります。
寺山さんにはサインもらったし
つかさんは別格だし
野田さんには親しみがある。
しかし・・・この年下の作家には
本当に脱帽しています。
凄いんだもの。
なんといっても
アイドルの再生ぶりが凄い。
おやゆび姫の栗山千明
池袋ウエストゲートパークのミイ(森下愛子だろっ)
木更津キャッツアイのケイ(薬師丸だろっ)
マンハッタン・ラブストーリーの小泉今日子
タイガー&ドラゴンの伊藤美咲
吾輩は主婦であるの斉藤由貴
もう見事に再生してます。
AV女優もアイドルも凄い職業だという
リスペクトが明瞭なのですな。
だからどんなムチャでも
許せるのでございますなーっ。
好きなんだからしょうがないよな~。
やりたいようにやれや~・・・
という気分になるのですな。
さあ・・・上戸彩でも後藤真希でも
クドカンと組んで再生してみせて~・・・
なのでございます。
投稿: キッド | 2010年2月10日 (水) 04時02分