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2008年3月15日 (土)

あなたのなすべきことは何ですか?(深田恭子)

・・・この問いかけに答えられる人は2008年3月15日日本時間午後6時45分、推定66億6310万人強いる地球人類の何割くらいいるのだろうか。TBSテレビではチベットで起きた暴動を中国政府の発表を中心に報道し・・・日本政府の事件に対する反応ひとつ伝えないニュースを伝えていた。それがニュースキャスターやニュース番組のスタッフのやるべきことなのかどうか・・・キッドはちょっぴり疑問に思う。どうして、ねえ、どうして中国という国家が日本の安全保障にとって危険極まりない政府を持っていることを熱く伝えないの? ねえ、どうして?

その答えはただ一つ。日本は戦えない国だからだ。もちろん・・・戦わないということもなすべきことのひとつと言えるだろう。しかし・・・あらゆる戦いを否定すれば・・・ゴキブリ一匹殺せないのである。

そして・・・毒ギョーザを出されたら大人しく食べるしかないのである。

深夜では永井豪の「デビルマン」を原作とした実写映画(2004)をテレビ朝日が放映していた。伊崎兄弟の演じる主役が出ている場面以外はまあまあ面白い映画という・・・ムダに笑える作品・・・である。脇役のキャスティングだって・・・大切だけど・・・主役を選んでから・・・こりゃダメだ・・・と思ったら・・・降板させることも大切だし・・・そういうことはなすべきことだと言えるだろう。デビルマンを演じることのできるスターは・・・数少ないとは思うけれど。

で、『未来講師めぐる・最終回』(テレビ朝日080314PM1115~)脚本・宮藤官九郎、演出・唐木希浩を見た。・・・金曜日はお笑いドラマが・・・「4姉妹」「エジソン」「めぐる」「紅蓮女」と豪華四本立てである。もちろん・・・前後はミステリーとホラーであるので純粋に笑わせようとしているドラマは「エジソン」と「めぐる」なのであるが・・・大森美香とクドカンは「壁おんな」(伊東美咲)と「山おんな」(深田)を使って・・・かなり笑わせてくれたのである。

もちろん・・・「エジソン」は笑いの連打ではないのだが・・・最後に伊東の「エジソンの母」になろうと思えばなれる大演説、「受け入れ拒否」によるエジソンの帰還、「裏目」を呪う森口瑤子、「青柳一族」の村中暖奈の反乱と続くクライマックスは大爆笑だった。

それに対し・・・クドカンは・・・地味にニヤニヤ・・・クスクスを誘いながら・・・DVDBOXのオマケ映像らしい「未来ナースめぐる」まで姑息なお笑いをこれでもかと積み上げていくのである・・・凄いぞっ。

100回に1回未来を変えることのできる(らしい)エスパー吉田永作(橋本じゅん)の詐欺事件に巻き込まれ・・・エスパー吉田めぐるはキッドにとって氷高小夜(1994「キューティーバニー」など)を連想させる氷高刑事(田口浩正)に連行されてしまう。

一週間の身柄拘束・留置の間・・・素行を調べられためぐるは・・・そのあまりにも地味なエスパー活動によって危険人物リストからはずされてしまう。

どうして・・・こんな・・・おせっかいを・・・「私の心の中に小さなおばちゃんがいて・・・そのおばちゃん魂が・・・私を動かすのです・・・」

ちなみに氷高刑事の今週の相棒の一人は「おばちゃん」刑事だった・・・。

そして・・・身代わりを申し出た体は小さいけれど大きなおばちゃんであるめぐるの母(榊原郁恵)によって釈放されるめぐる。「新宿に母」は「警察に母」になるのであった。

一方・・・吉田永作は実の父・中吉(地井武男)と実の息子・慎吾(槇岡瞭介)を誘拐して・・・未来永劫幸せの証の信者井上(半海一晃)の営む「うまいやすいまるいどんぶりの力」の「丸顔食堂」に潜伏していた。

偶然・・・食堂に居合わせためぐるの父・はまる(船越英一郎)は現金不足でゴチになってしまい・・・口を封じられてしまう。

出所しためぐるは・・・ユーキ(勝地涼)の店で「おつとめっす」と労われるのだが・・・エスパーであることをバラしてしまい・・・もう食いしん坊キャラには戻れないと危惧するのだった。

しかし・・・「容疑者めぐるアカデミー」のメンバーたちは暖かくめぐるを迎え入れるのだった。しかし・・・受講生がゼロになり・・・解散寸前・・・未来変更により高校受験に失敗した今市の再受講により・・・ピンチを逃れる。千鶴(森岡朋奈)の友人・いづみ(足立梨花)は逆に合格したらしい・・・地味な辻褄あわせだが・・・好感がもてる。とにかく・・・塾長は「さよならのかわり」(山口百恵)にカツラを置かないですんだのにおいてしまったからさあ大変である。どうせならめぐるもみちるも鼻血たらせばよかったのに・・・。

・・・ともかく出所祝いに訪れた父親に・・・「父親としての仕事をして」とせまるめぐる。

そこへ氷高刑事が現れるがみちる(黒川智花)の「死んじゃえよ」攻撃などで危機を脱するのである。

さて「地獄さおちろ」とか「死んじまえ」とか・・・刺激的なセリフを連発するこのドラマ。

よく・・・そういうセリフに対して・・・良識を持ち出す頭の悪い人がいる。

たとえば・・・人生に疲れ果て・・・テレビを見ていると「大好きな深キョン」が死ねと言ったので・・・自殺した人がいたとしても・・・そんなことは仕方ないことなのである。

もし・・・それが許されないとしたら・・・信号待ちのドライバーがワンセグでドラマ見ていて「大好きな深キョン」が踏めと言ったのでアクセル踏んだら小学生五人ひき殺したとか。

ガソリンスタンドの店員が「飲め」と言われたからガソリン飲んじゃったとか。

そんなことにいちいち責任をとらなければならない。ドラマのセリフと現実を混同するようなバカは死ねばいいと思うし・・・もしも・・・あまりにも現実とドラマがシンクロするようならスーパーナチュラルとして笑えばいいのである。

ついに・・・父として覚醒したはまるはめぐるを連れて・・・丸顔食堂へ・・・。

ここではまるは・・・人質の義父・中吉に「めぐるに愛されているあなたが憎かった・・・しかし・・・めぐるはあなたも・・・私も・・・愛していると気がつきました・・・義父さん・・・一緒に暮らしましょう・・・」と熱く語るのであった。

しかし・・・中吉は散歩していて不在だった。

これは「誰かに語ると相手がいつの間にかいない」ネタのヴァリエーションである。こういうありふれた手法を使うときも・・・このぐらいヒネリがあると・・・よくできた感がある。

もちろん・・・「人質なのに散歩」は前フリがあり・・・そういう意味で「ああ・・・いないのだな」と予測する人は予測できるという丁寧さがあるのだな。こういう根気はネタ作りにとってとても大切なことなのである。

中吉が「人質である前にお前の父親だ・・・お前は嘘つきだが性根はくさっていない・・・ふつうの吉田として罪をつぐなえ・・・」と説得し・・・ついに・・・永作は改心する。

最後に丼を食べためぐるは・・・選挙に立候補する父や・・・寿命が延びた(かもしれない)祖父・・・そして真面目そうな僧侶になった叔父と甥を幻視する・・・「未来が変わるとまずいから言わない」というめぐるの言葉に・・・明るい未来を感じる永作。

そして・・・めぐるの心だけがよめる特殊なエスパー・ユーキと満腹すると20年後の未来が見えるめぐるは日常に戻っていくのであった・・・。

関連するキッドのブログ『第九話のレビュー

『ちりとてちん・24-5・第138回』ふふふ・・・こうして・・・メモを書くのも・・・もうあと・・・しばらくである。この脚本家はフォークソングに思いいれがあるらしく・・・ネタとして「それがしんどい・・・それがおもろい」などということを書くわけだが・・・熊五郎もがんばっているが・・・まだまだなのであるな。劇団カクスコの舞台では・・・延々とギター一本でナツメロを弾き語るネタとか・・・「ミニモニ。でブレーメンの音楽隊」(2004)では辻希美が「揺れるおとうふのような乙女心」の詩をギターの弾き語りで歌っている。今回も・・・それに匹敵するようないいネタ(詞)なのだが・・・表現力がちょっと足りないのである。もちろん・・・タレントとしてはそこそこでもいいのだが・・・むさくるしいキャラだけに・・・もう少し芸を磨けばいいのに・・・と思ってしまうのだな・・・惜しいのである。→24-4

日曜日に見る予定のテレビ『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(TBSテレビ)・『篤姫』(NHK総合)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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とにかく、楽しい玩具箱のよう ハジケっぷり絶好調で、週末気分、満点 「いろいろな味のするお菓子の詰め合わせ」みたいで、エドはるみ風にグー♪でした なんといっても、ヒロイン・深キョン、最高! いつものスーツ姿から「そんなバカな!」の食いしん坊ぶり。喜怒哀楽、くるくる変わる表情すべてが可愛かったし、 途中の「えーーい、グレちゃうぞ」な七変化に至るまで、じつにラブリー 本来、かっこいい、武田真治に、ズラ塾長として ヾ(≧▽≦)ノ なこと、させまくったり 正統派・アイドルの黒川... [続きを読む]

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