わかってるくせに~。(南沢奈央)だって女の子だもんっ。(前田敦子)
・・・さあ・・・いよいよ冬シーズンも終わりである。
しかし・・・こうしてみると・・・ファンタジーにあふれた冬だったのだな・・・。
スペシャルの「プロポーズ大作戦」まで来て・・・実にファンタジー系フィクションの花ざかりだったのである。
まず・・・「ちりとてちん」・・・えっ・・・ファンタジーじゃない?・・・まあ・・・ジャンル分けは人それぞれだけど・・・死者が飄々と登場する物語をキッドはファンタジーと呼びますけどね。そして「鹿男あをによし」は文句ないでしょう。これに「未来講師めぐる」・・・そしてアニメだが「ガンダムシリーズ」があって・・・深夜には「キューティーハニーTL」と「ネギま!」・・・さらに「栞とと紙魚子の怪奇事件簿」があったのである。
これらが怒涛の如く・・・終結したのである。もちろん・・・テレビ東京は春からも・・・「ケータイ捜査官7」(水PM7~)という怪しいドラマがある。演出・三池崇史なので・・・かなり怪しい。その深夜には「週間真木よう子」(AM0120~)があって・・・こちらは大根仁・三木聡が脚本・演出などに参加するということでかなり怪しい。
ちなみにキッドの友人Aちゃんが「SP」で惚れこみ・・・「笑っていいとも」で少し醒めたという真木よう子の「ロス:タイム:ライフ」は岩佐真悠子も出ていて・・・それなりに面白かったのだが・・・挿入曲が大野克夫&井上堯之の「傷だらけの天使」のサウンドトラックだったのでびっくりしました。
もう少し・・・真木よう子を楽しみたい方はコチラへ→アンナ様のロスタイムライフ・部長編
真木よう子の銭湯シーンを見逃したあなたはコチラへ→お気楽様のロスタイムライフ・部長編
さらに春ドラマでは・・・もこみち・相武という「レガッタ」コンビが・・・「絶対彼氏」・・・という自動人形もの・・・にチャレンジである。しかし・・・あまり・・・期待しないでおこうと思う。
まあ・・・とにかく・・・いざとなったらリピートに困らないだけ・・・冬は幻想と怪奇に彩られていたのだな。
で、『栞と紙魚子の怪奇事件簿・最終回』(日本テレビ080330AM0050~)原作・諸星大二郎、脚本・渡辺雄介、演出・井口昇を見た。最終回はほぼドラマオリジナルなのだが・・・ある意味・・・とんでもないアレンジを加えている。なにしろ・・・主人公の栞(南沢)が性別・男だったという設定変更である。わはははははは。
たとえば・・・性同一性障害が深刻に語られ・・・そんなことでふざけたりしてはいけないというムードがあるわけだが・・・そういうものとは一線を引いた展開なのだな。男とか・・・女とか・・・そういうことはどうでもいいじゃない・・・といった・・・趣なのである。
これって・・・たとえば・・・篤姫は実は男だった・・・とか・・・斉藤さんは実は男だった・・・とか・・・藤原先生は実は男だった・・・これは原作的にはそうだが・・・シスター・アンジェラは実は男だった・・・とか・・・はぐみは実は男だったとか・・・そういうぐらいの衝撃である。
まあ・・・原作の奇妙さ具合が・・・これを許容する範囲であった・・・ということかな。
だから・・・とんでもないアレンジにも関わらず・・・物語はそれなりに味のある展開になっている。
男女交際に嫌悪感を持つ新・校長(片桐はいり)により・・・胃の頭高校は女子高に変わることになり・・・男子は全員転校を余儀なくされる。
そして・・・栞は転校するのである。えーっなクラスメート一同。
栞の生徒手帳を拾って性別・男を発見した紙魚子(前田)もまったく半信半疑・・・。もちろん、視聴者だってそうなのだ。
しかし・・・栞はいつものようにいたって平然と終業式を向かえ・・・街を去って行く気配なのである。
紙魚子は動揺するのである。「親友だと思っていたクラスメートの性別さえ知らなかったことがショック」なのであった。・・・しかし・・・そういえば・・・栞は下着がトランクス派だったり・・・リボンでなくてネクタイだったり・・・部分的には男らしかったのである。
ピースサインを流行させた男・井上順が演じる団先生や・・・叔父(橋本じゅん)に励まされ・・・ついに「遠距離友情のすすめ」を手にとり・・・栞を追いかける紙魚子だった。
その頃・・・栞はこれまでの出演者と別れの挨拶をしていたのだ。
「栞さんが公園で死体を発見したときにその勇気に感動した一人デートをしていた名もない通行人のボクは勇気を出して告白してふられました・・・栞さんのバカっ!」
その記憶を・・・デ・ジャヴ既視感と呼ぶ・・・栞・・・使い方でボケているのではなく・・・フリというアクロバットが展開される。
やがて・・・紙魚子がたどりつく・・・。二人に交わされる性別を越えたセレモニー。二人は・・・たとえ・・・どんなに離れ離れになっても・・・友達なのであった。別れのポーズは紙魚子のピンクのトランクス披露である・・・トラチラなのだが・・・ここで興奮する人はもう変態度が変則的です。・・・本の交換をしてトランクス交換はしないのか。・・・まあな。
実は最終回のサブタイトルは「メビウス!?」なのだが・・・ザ・テレビジョン4/4号46Pの紹介記事は「メレンゲ!?」になっている・・・。なんじゃぁぁぁぁそりゃああああ。
そして・・・奇妙な味わいのオチである。
引越して・・・転校した栞(何故かメガネを使用)は公園で紙魚子にそっくりな少女(メガネなし)に出会う。そして少女は土中から死体を掘り起こし・・・このシリーズの第一回で栞が言ったセリフ「犯人はこの中にいるっ」を叫ぶのである。
ここで・・・栞が「デ・ジャヴ」とオトすのだった。
つまり・・・「メビウスの輪」のようにねじれて裏表がなく循環する物語が続いていくというオチなのである。
まあ・・・「メレンゲ」も攪拌して作るので・・・シャッシャカシャッシャーと・・・回転して・・・メビウスの輪のようになったりしないこともないか・・・ってやはり違うだろーっ。
メビウスの輪と∞(無限)は非なるものだが・・・終わりなき物語を象徴する場合にはさほど違いはない・・・このあたりが混同される一因なのかもしれない。
このストーリーの場合・・・栞と紙魚子が裏と表を替えながらスタート地点に戻っていくということで実にメビウスの輪になっているのである・・・。だから・・・「メレンゲ」はどうかと思うな。
とにかく・・・栞と紙魚子が土曜の夜から・・・消えてしまったのはとても淋しいのだな。そういう意味でこの作品は大成功だったと思う。
で、『機動戦士ガンダム00・最終回・刹那』(TBSテレビ080329PM0530~)脚本・黒田洋介、監督・水島精二を見た。最終回で30分繰上げオンエアって・・・どんだけ不親切な編成なのだ・・・。安心しきって録画を見ようとした人々が絶叫を響かせたのではないか・・・。
とにかく・・・キッドは問題なく見ることができてホッとしたのだった。
最終回といっても・・・セカンドシリーズがあるために・・・かなり・・・オチよりもフリっぽい展開である。
誰が・・・生き残るのか・・・というドキドキ感はそれなりにありましたがね。
さて・・・プトレマイオス・チームの殲滅戦は延長戦に突入したような状態だが・・・。
突然・・・権力欲の権化と化したアレハンドロは・・・モビルアーマー・アルバトーレの圧倒的な性能により・・・エクシアとGNアーマーを圧倒したかのように見えた。刹那なんて未熟者呼ばわりである。
一方・・・超兵ソーマVS試作超兵ハレルヤ/アレルヤの戦いは・・・セルゲイとソーマの援助交際で幕を閉じるのだが・・・ハレルヤはソーマの姿を一目見て「あれはマリー」とまたもや自我崩壊・・・。そして・・・話の続きはセカンドシーズンに持ち越しである。
さて・・・刹那はクライマックスの連続バトルに突入。
GNアーマーと引き換えにモビルアーマー・アルバトーレを撃破すると・・・今度は百式のようなモビルスーツ・アルバトーレが登場。「私色に地球を染める」場合・・・アレハンドロは金色趣味なのか・・・。
刹那はトランザムで対応して・・・MS・アルバトーレも撃破する。
そして・・・アムロの声の人リボンズが黒幕宣言である。しかも・・・増殖しているらしい。アムロがたくさんの・・・セカンドシリーズ・・・これは笑う。
そこへ・・・擬似太陽炉搭載のフラッグ・・・それはフラッグか?・・・が最後の愛を誓うために登場・・・ほぼ相打ちで・・・刹那・・・生死不明である。
そして・・・四年後・・・国際連合は解散し・・・地球連邦が成立したのである。
もちろん・・・ファーストガンダムのモビルスーツ開発史からは逸脱した展開なので・・・この地球連邦はあの地球連邦では・・・ないと推定される。
そして・・・なんだかんだと・・・生き残っている・・・死んだはずの人々・・・。
まあ・・・奇妙な組合せも成立していて・・・まあ・・・長いフリだったと思うと・・・セカンドシーズンは面白そう・・・と言わざるをえないのだった。ガンダム00が・・・動くその日まで・・・お楽しみはおあずけ・・・なのである。それまで・・・愚民はプラモでもつくっとれ・・・ということなのだな。ま・・・コーラサワーの愛機は人気なのだな・・・きっと。いい機体を期待したい。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
『ちりとてちん・26-6・最終回』・・・とにかく・・・A子と新・草若の交際は・・・長いのだな・・・もういい加減・・・結婚しちゃえばあ・・・とか周囲に言われながら・・・なかなか・・・入籍しない・・・二人なのである・・・若狭が50才になっても・・・高校卒業後、3年で結婚・・・十年目に出産・・・それから・・・二十年後というのだから・・・ナレーションの若狭の年齢は・・・そうなるだろう・・・同級生であるA子もそうなっているのである・・・まあ・・・別に・・・そういう二人がいてもいいですけど・・・2027年か・・・遠い・・・遠い・・・未来・・・落語・・・生き残ってるかなあ・・・。→26-5
ごっこガーデン。ひぐらし亭セット。お気楽「う~ん・・・朝はつらいのね」まこ「半年の間、1話もハズレが無いって凄いデス・・・まこの特別賞を贈るぞ記念若狭奴どぇす」ikasama4「スペシャルをお願いしまーす」シャブリ「完走しました・・・もう・・・ありがとうなのでありました~・・・こんなドラマしばらくないでありましょう・・・瞳・・・面白かったら・・・どうしよう・・・森迫永依ちゃんが出るのでありますし~・・・」
月曜日に見る予定のテレビ『月曜ゴールデン・被取締役新入社員』(TBSテレビ)・・・貫地谷しほりと山口紗弥加って少し・・・かぶるかな・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
瞳がやっと動き始めました。
あ、まこぴょんが若狭~~!
飯綱遣いは、照明係なのでありましたーっ。
まだ余韻に浸っている毎日。
チビ喜代美=娘と高座でやり合っている喜代美の口のあけ方が漫画チックで、とても楽しいのでありました。
「ば~~~~!」
最高なのであります!
もう、こんな楽しい場面も拝めないのかぁ、と思うと、また見ています。
7月に草原、草々、四草のスピンオフが放送されるそうです。
でも関西地区だけ。しかも広島は圏外。
まこ様がじだんだ踏んでおりました。
この予告編が、職人の手で・・
http://youtube.com/watch?v=TZv5HrO8LsY
凄いです。(太陽にちりとてちんの作者です)
投稿: シャブリぴょん | 2008年4月 2日 (水) 18時40分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
「瞳」は「ちりとてちん」のあとだけに
大変そうですねえ・・・。
いつものお客はいないし・・・
変態の客はきっとものたりないだろうし・・・。
今回は瞳はアクのない感じで・・・
祖父がそのあたりを引き受けるのかな。
まあ・・・西やんだけに・・・。
「里親」というある意味・・・偽善を為すために
手段を選ばぬ独善ぶり・・・。
このあたりがイヤな人は今や多いかもしれませんね。
ふふふ・・・A子はさっそく
世にもで戸田とストーカー合戦してましたね。
この二人が火花を散らすドラマって
ちょっと面白そうだったのでございます。
ええーっ・・・関西地区だけって・・・
どんだけ中途半端なんだ・・・。
NHK・・・本格的にDVDで稼ぐつもりか・・・。
ふふふ・・・さわるなブスの
四草・・・あきらかに・・・
ゲテモノ食いの気配が・・・。
夏か・・・まだまだ先でございますねえ・・・。
投稿: キッド | 2008年4月 4日 (金) 17時10分
ぎゃぼ~!若狭に変身女将さんの形見の
かんざしもゲット!
底抜けにシビレますがなっ!
てか、徒然亭の皆さんの似顔絵はじいや作なのデスか?
ikasama4画伯はもちろんのこと、じいやといいシャブリ
ぴょんといい、H☆Cスタッフってお絵描きが上手な
方ばかりや~ん!
じいや、どねしよ・・・・・・ちりとてが終わったショックから
なかなか立ち直れまへんがな。でんがな、まんがな。
ごっこガーデン。ひぐらし亭セットの中で永遠に
暮らしたいとぞ思う・・・
投稿: まこ | 2008年4月 8日 (火) 13時40分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
今回・・・メンバーのほとんどは
レビューしていなかったのに・・・
静かに人気だったちりとてちん。
お嬢様も熱烈ファンでございましたでしょう。
徒然亭の皆様は
もちろんikasama4様の
オリジナルイラストでございますよ。
http://ikasama4.at.webry.info/200802/article_22.html
こちらの記事からのアレンジでございます。
じいやも些少は絵心がございますが・・・
やはりH☆Cワールドの造形は
ikasama4様あってのものでございますよ。
ちりとてちんは・・・
まさに10年に一度くらいの
キワモノドラマでしたからねえ・・・。
いや・・・じいやも
キュティーハニーTL終了のショックから
抜け出ていないのでございますよ・・・。
ハニーや若狭のような
異常な存在感のあるキャラ・・・
春ドラマにいるといいですなあ・・・。
投稿: キッド | 2008年4月10日 (木) 18時00分