現在と未来をかけるキス三昧ですけど何か?(深田恭子)
予知能力全開の・・・ぐれためぐる(深田)・・・ユーキ(勝地涼)もまた確定申告お早めに・・・なのであった。
それにしてもあの人のパチンコ三昧からめぐるのスロット三昧までタイムラグが・・・超常現象レベルだな。
「荒波を乗り越えて来い」というエールに聞こえたのは・・・幻聴か・・・。めげるな・・・はばたけなのである。
で、『未来講師めぐる・第9話』(テレビ朝日・080307PM1115~)脚本・宮藤官九郎、演出・高橋伸之を見た。普通の吉田に戻っためぐるは気分爽快なのである。未来が見えなくなったので現在に逃避したのだ。・・・すごいシステムだな。文学的と言える。
満腹になっても・・・未来が見えない・・・祖父が20年後にはこの世にいないことも・・・自分が逮捕されてしまうことも・・・見えないので気にしないのである。
言わば・・・今を生きる・・・のパロデイなのである。祖父(地井武男)と散歩に出かけると「じいさんぽ~じじいが歩いてる~じじいが彷徨う~」とご機嫌なのである。甥のシンゴ(槇岡瞭介)が苦悩していると知りつつ・・・磯辺巻きを食べたら・・・「美味しい~」なのである。
人間は予測できる生物だが・・・「先のことを考えてクヨクヨしても始まらない」という必殺技を持っている。「転ばぬ先の杖」を信じるものは・・・苦々しく思っても・・・「地球温暖化なんて知ったことじゃない」という気持ちは誰にでもあって・・・いや・・・先進国の選ばれた人は金輪際・・・思わないのかもしれませんが・・・それはそれでいいのではないかとキッドは思う。
もちろん・・・バカで頭のおかしい環境保護団体の船舶なんてこっそり潜水艦の魚雷で沈めてしまえばいいと思って後先考えずに実行したりすれば・・・とりあえずその場はすっきりするのである。
しかし・・・様々な心配をする人々は・・・そんなことしたら・・・後々・・・面倒になる・・・と考えて簡単には実行しないものだ・・・そういうのって息苦しいけれど・・・バカや頭のおかしな人間にも生きる権利があるから尊重しなければいけないのだ。・・・実に息苦しい世の中である。
たとえば・・・東京に住んでいると・・・もう半世紀以上前から・・・いつ巨大地震が来てもおかしくないと想定され・・・みんなドキドキしていたのだが・・・結局・・・来たのは関西だったり、新潟だったりしたわけである。半世紀・・・ドキドキして・・・非常食を準備したり・・・心配したことはとにかくここまではムダだったのである。
そして・・・もし・・・地震が来ても・・・生死を分けるのは偶然だったりする。
もちろん・・・木星に流星が衝突する天体ショーを見れば・・・地球最後の日のために衝突軌道に乗った流星を排除する宇宙開発は必要と思ったりするのだが・・・そんなことを心配していもほとんどの人は無関係である。
こうして・・・地球温暖化が進行し・・・巨大ハリケーンが発生し・・・水辺の都市が海没し・・・温帯が熱帯になって・・・東京がワニだらけになり・・・マラリヤに感染することになっても・・・磯辺巻きが美味しければそれていいのである。
しかし・・・そんな・・・能天気なめぐるでも・・・心配事は耐えない・・・。っていうか先週の二人・・・受験に失敗する人としない人の話はスルーなのかっ。びっくりだよ。
未来のユーキ(田口浩正)に会えなくなって淋しいのである。えーっ・・・なんだよ・・・それっ。まあ・・・人間というものは目先が変わるのを喜ぶものだ。たとえ・・・同一人物でも・・・イケメンの青年とズルムケでプヨプヨの中年・・・二人に愛されている気分が・・・めぐるはちょっとうれしかったらしい。欲張りなのだが・・・まあ・・・毎日・・・カツカレーを食べてた人間がカレーだけじゃ・・・満足できなくなるようなものだ・・・たとえとして・・・まあ、いいか。
そこへ・・・未来のユーキそっくりの刑事・氷高(田口・二役)が「相棒」とともに、めぐるのおじ永作(橋本じゅん)を捜索中であることを伝えにくる。週刊誌には・・・「めぐるが超能力者である」・・・という永作のインチキ宗教団体が記事になっている。
日本の警察は「超能力者は拘束する」というアメリカなみの時代になったらしい。どういう時代の日米だよ。
一方・・・ユーキはめぐるの携帯電話に「見知らぬ中年男(未来通信で送られてきた未来の自分)の待ちうけ画面」を発見し・・・嫉妬に悶え苦しむのだった。
そして・・・めぐるは・・・父と母が・・・自分を捨てた後も・・・同棲・・・というか・・・離婚さえしていなかったという・・・子供としてはまったく立場のない衝撃の事実に動揺してしまうのであった。まあ・・・この親にしてこの子あり・・・なんですけど。
めぐるは自分は未来が見えていたと宣言・・・。エロビデオ(星野源)は「カー・・・ブーンブーン・・・こりん星」ととりあわないが・・・「五人の子持ちだって」とみちる(黒花智花)・・・「がんばらないと」と高雄山(正名僕蔵)である。
そして・・・秘儀カツラ投げを披露したヅラ長(武田真治)は「未来が見える吉田アカデミー」で「おしえがいがある」生徒を多数集め・・・商売繁盛なのであった。
めぐるはカラオケに氷高を呼び出し・・・もう一人のユーキ君を堪能するのだが・・・なにしろ・・・「め~ぐ~る めぐる季節の中で・・・」の永遠リフレインなのである。
しかし・・・氷高は「ひとつだけいいですか」的右京さんキャラで・・・「代用品ではダメだ・・・未来で本人に会わないと・・・それが生きるってことです」・・・とわかったようなことを諭すのである。
反省した・・・めぐるはユーキと「すいませんっす」の応酬、抱擁、フライングキッスである。
そのショックでめぐるの超能力は復活。全国のズルムケでプヨプヨの人たちが「田口地獄さ落ちろ」と絶叫したのである。
その頃・・・子供好きな佐藤二朗の転落の人生を感応したシンゴは超能力者であることを永作に感知され・・・祖父とともに拉致されてしまうのであった。
そして・・・超能力の復活しためぐるも氷高により・・・連行されてしまう・・・罪名は何だよ・・・未来情報漏えい罪か・・・?
千鶴(森岡朋奈)は「Diana」でアルバイト・・・しっかり出番が作られている。めぐる・・・みちる・・・ちづる・・・何か・・・意図があるのかしら・・・。
来週・・・最終回なのだが・・・えーっ・・・その後・・・貫地谷しほりなのかいっ。「キミ犯人じゃないよね?」略して「キミハン」って・・・微妙だ・・・。
関連するキッドのブログ『第8話のレビュー』
『ちりとてちん・23-5・第132回』・・・まあ・・・デビューが東京ドームでないとイヤだ・・・というくらいのわがままさは大物は持っていないといけません・・・なんじゃそりゃーっ・・・とにかく思わず手が出た・・・若狭・・・「来て・・・」と手をとり・・・本能のおもむくままに・・・寝床へ・・・ええい・・・この展開・・・絶対わざとだろう・・・しかし・・・なんとなく・・・貫地谷しほりはおかみさんと弟子の垣根をこえて・・・まちがい・・・を起すような匂いが漂っているよな・・・それはそうとしてまたもやヒロインの常識を越えたトラブル処理である・・・。「高座がしょぼいから初高座したくない」という弟子を・・・高座の主催者である御贔屓さんの前に連れて行き・・・謝罪させるって・・・もう・・・メチャクチャである・・・しかし・・・本当にウソ山の成長のためには・・・それもまたベストな選択なのである・・・芸人と客のかけひきの中に・・・愛があることを・・・ウソ山が肝に銘じるためにも・・・まあ・・・その前に・・・すべてを勘ぐるおかみさんである方が安心ですけどね・・・。→23-4
日曜日に見る予定のテレビ『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(TBSテレビ)・『篤姫』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんにちは。
しほり嬢の怪しい台詞への反応を堪能させていただきました。やっぱり・・そうですよね。
もう1年先まで仕事が決まっているしほり嬢ですが、本人は次のドラマまでしか知らないみたい。
「キミハン」って呼ぶんですか・・ああ・・また見なきゃ。
投稿: シャブリぴょん | 2008年3月 9日 (日) 08時49分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
「寝床」というフレーズが
寝所→寝屋→寝具→ベッド→ダブルベッド→ラブホ
と電光石火で脳内変換されるかどうか
ということですよね。
キッドは0.000001秒くらいで着火するようです。
貫地谷しほりは
出るドラマすべてに
それなりのインパクトを出してくるわけで
そこが恐ろしい感じでございますね。
特にミツ→若狭は
強力でしたからーっ。
「スシ王子」でちょっとからんだ後
主役・・・この役はどんな衝撃をもたらすのか・・・。
楽しみでございますーっ。
投稿: キッド | 2008年3月11日 (火) 21時31分