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2008年3月 5日 (水)

小栗旬が悪戯描きをしている頃、小日向文世が遺書を認め、深夜、原幹恵が涙の微笑み。

・・・ハニー(原)の首が宙を舞い・・・シスターユキ(竹田真恋人)を見つめながら草むらに落下・・・。そんなショッキングな場面に・・・「成海璃子が悲劇の利き腕負傷・・・盲目になるのかと思ったよ」とか「生田斗真勇気を出して初めての告白瞬殺」とか・・・どうしてもタイトルになれないのです・・・がんばれ・・・「ハチクロ」・・・。

で・・・火曜日のドラマ対決は①「貧乏男子」↗11.2% ②「ハチクロ↘*7.4% ③「喜多善男」→*5.8%

順位は変わらずだが・・・上下する「貧乏」に対し・・・下がるのみの「ハチクロ」・・・そして「喜多」はついに→である。このまま*5.8*5.8で終るのも一興だな・・・。次のクールのフジ→関西は「レガッタのコンビ」→「マチャアキと結婚できそうだった女」である。テレ朝金9とTBS日9の匂い漂うこの・・・展開・・・どうしたフジの火曜ドラマ! ギャンブルか? 気絶しているのか?

で、『貧乏男子 ボンビーメン・第8話』(日本テレビ080304PM10~)脚本・山浦雅大、演出・吉野洋を見た。とにかく・・・台本は子供だましの連続なのだが・・・まあ・・・そういうことに目くじらをたてるのは大人気ないので・・・やめておく。

一応・・・「物々交換業」で借金返済は無謀なので・・・やめておいた方がいい・・・と言っておく。流通業にトラブルはつきものだし・・・リヤカーで移動する範囲には限界があるし・・・事業拡大したら人件費かさみます。

掲示板で「迷子の犬」を捜したら見つかる可能性は電柱のポスターといい勝負。町内の問題を全国区で議論できるかっ。

第一・・・まず・・・保健所だろう・・・。

あ・・・目くじら立てないのだった・・・。ま・・・保健所にスルテン(小栗)を向かわせると・・・収容中の野犬に対して「みんな俺が助けるっ」とか言い出して・・・収拾つかなくなるけどな。

突然提示された・・・オムオム(ユースケ・サンタマリア)の過去。「昔・・・お金がなくて・・・恋人の病気を治療できず・・・死んじゃった・・・それからお金の亡者」なのである。・・・ああ、そうですか。

さて、今回のテーマは「バカがバカをかばう」である。前回触れたこのドラマの原型「俺たちの旅」で言うとカースケ(中村雅俊)と金蹴りの玉(石橋正次)のエピソードの発展系だろう。カースケは大学卒業したのに・・・就職もしないでいるバカなのだが・・・幼馴染の玉は大学にも行けずケンカばかりしている正真正銘のバカである。いつもは周囲に迷惑をかけているカースケが・・・いざこざばかり起す玉に迷惑をかけられて・・・これを庇う。原型ではカースケは最後まで玉を庇うのだが・・・玉はまったく反省しない・・・周囲はあきれるが・・・カースケの株はあがる・・・という構図になっている。

今回はオムオムの部下で、ホストで、借金取りで、詐欺師のテルテル(上地雄輔)とチャギー(音尾琢真)が・・・バカよりもバカのボジションにおかれ・・・スルテンの株を上げる構造になっている。

ホストクラブの飼い犬を逃がしてしまい・・・丸く治めようとした上司を反射的に殴り返し、クビになってしまった・・・テルテルとチャギー。二人はオムオムにとって煙たい存在であるスルテンに嫌がらせをして・・・オムオムに点数を稼ごうとする。

しかし・・・スルテンは二人の問題を根本的に解決し・・・二人の再雇用をオムオムにとりなすのである。

この時・・・「バカがバカを庇う」と本質をつきながら・・・「もっとがんばらないと・・・他の人を雇うよ・・・代わりはいくらでもいるんだから・・・」というオムオムに・・・スルテンが怒り出す・・・。

「人間の代わりなんていない・・・」・・・うーん・・・どうでしょう。・・・キッドはいると思いますが・・・「掛替えのない人間」もきっといると思うのですけど・・・。「失われた人間」を追い求めるオムオムには・・・「新しい恋をすればいい」というアドバイスの方が前向きですよね。それは「掛替えがある」ということだと思うのです・・・違いますか?

まあ・・・ちょっと頭のおかしな人の主張に・・・いちいちクレームつけるのは宗教団体の教祖に石を投げるのと同じで・・・こっそりやらないといけないことなので・・・これ以上は言いませんけどーッ。

とにかく・・・子供たちに言いたいことは世の中・・・スルテンのように生きられるのは・・・ちょっとイケメンだからですからーっ・・・普通の人は真似しないようにーっ・・・ということです。

とにかく・・・来週最終回だから・・・スルテンの借金残高だけは確認しておきたいあなたはコチラへ→エリお嬢様の貧乏男子 ボンビーメン

で、『ハチミツとクローバー・第9話』(フジテレビ080304PM9~)原作・羽海野チカ、脚本・金子茂樹、演出・谷村政樹を見た。人々は芸術にお金を払う。その目的は様々だが・・・娯楽目的、実用目的、投資目的などがある。たとえば「絵」を楽しむ場合・・・美術館に出かけていき・・・入館料を払い・・・「絵」を鑑賞したりする。次に玄関に飾っておくと玄関が玄関らしくなったり・・・来客に対してのサービスになったりするので「絵」を購入したりする。そして値打ちものの「絵」を保管して値上がりを待ち市場に戻したりするのである。

それぞれの「絵」は「お楽しみ」であり「お道具」であり「お金」であるのだ。

たとえば・・・「絵」を鑑賞するのと・・・「絵」を描くのと・・・どっちが楽しいか・・・という問題もあるし・・・「絵」の価値を決めるのは誰か・・・という問題もある。さらに・・・魅力的な「絵」とは何か・・・という問題もある。そういう・・・様々な問題に対して・・・スルーしまくるのが「ハチクロ」の世界である。

腐夫人教授(高橋ひとみ)は「あなたの絵は魅力的だ・・・それはあなたが注目される絵を描こうと考えないから・・・」とはぐみ(成海璃子)に告げる。ほとんど意味のない言葉だが・・・少なくとも・・・教授はめぐみを褒めているらしい。

それに対し・・・キッドの小学校の図画工作の教師は「裏に太陽の絵・・・表に月の絵を描いたリバーシブルな鉛筆立て」というキッドの小学校五年生時の夏休みの宿題を「題材が陳腐でつまらない」と断言したのである。美大を出たての新任教師であったのだが・・・なんという・・・厳しい教師であろうか・・・キッドが立派な画家になっていたら感謝の言葉を捧げたいのだが、ならなかったので今でも殺意を思い出して目覚めることがあります。

まあ・・・一般大衆が喜ぶ「絵」が基本的に「有名で素晴らしい絵」である以上・・・専門家が「素晴らしい」と評価し・・・周知徹底したものがほとんどであることは・・・すべての創作につきまとう・・・表現内容だけでは価値は決まらない・・・「鹿男」も「歌姫」も視聴率のとれなかったドラマとしては同じ・・・という問題になるのだな。

もちろん・・・最近では「放送」後の「商品化」という展開もあり・・・ただで毎週見ようとする人は少なかったけど・・・お金を払って購入する人は意外と多かったという場合もある。

しかし・・・そこでも・・・「作品」に金を払ったのか・・・「好きなタレント」に金を払ったのか・・・というまたも微妙な問題が生じるのである。ま・・・マーケティング戦略の問題ですけど。

ともかく・・・「素晴らしい作品を生み出す可能性を持った特別な手」が失われるかもしれないという今週のつづくなのであるが・・・成海璃子ちゃん・・・かわいそうということしか伝わらないのでは・・・とキッドは感じるのだった。

さて・・・大学生なのに小学生のようなはぐみを中学生の成海が演じるというこの・・・合理的なのかどうか判然としないこのキャスティング。視聴率がこのありさまなので・・・もはやどうでもいいことなのだが・・・女優としては・・・相当な試練であったはず・・・この経験を生かすも殺すも本人次第だが・・・キッドはこの難しいポジションをここまでの成海は素晴らしく演じているということを指摘しておきます。

はぐちゃんも心配だけど、あゆみちゃんと野宮とか、理花さんと真山とかがどうなるか気になって仕方ないあなたはコチラへ→まこお嬢様のハチミツとクローバー

で、『あしたの、喜多善男・第9回』(フジテレビ080304PM10~)原案・島田雅彦、脚本・飯田譲治、演出・三宅喜重を見た。どうやら・・・打ち切りにならず・・・3/11、2/11、1/11と秒読みを展開できるらしい。「俺のあしたは来週、ふたつとひとつ・・・」ではしまらないからな・・・。とにかく・・・毎回・・・きっちり一日の出来事を描いていくこの手法・・・簡単そうでかなり技術を要するのだが・・・そういう点でも素晴らしい・・・もちろん・・・視聴率的には素晴らしくないわけですが・・・けれど・・・キッドとしては・・・もう・・・これ以上は根本的な問題だから・・・と言うしかないほど・・・素晴らしいドラマなのである。

個人的な感想で言うと『ボンビーメン』は「う~ん・・・」と首をかしげながら『ハチクロ』は「はあ~・・・」とため息をつきながら『喜多善男』は「ふふふ・・・」と微笑みながら見ています。もちろん、『キューティーハニーTL』は「あああああああああああ・・・」と絶叫しながら見ているわけですが。まあ・・・テンメイ様はきっと「ホォ~」と見ていると思うのですが。

さて・・・今回は・・・ちょっとコン・ゲーム的なややこしさが展開していきます。まあ・・・いわゆる一つの皮肉な展開というもので・・・ある意味コミカルです。

最初にキッドは結末について断定しておきましょう。喜多善男(小日向)は最終回で自殺します。そうでないとこのドラマは無意味だからです。主人公が自殺する話をコミカルに描く・・・これこそ視聴率*5.8%のドラマに相応しい反逆の魂だと考えるからです。

キッドは死刑も尊厳死も安楽死もすべて肯定派です。「あたご」の艦長がその場で切腹しても責めない立場です。それが「人命」を尊重しない立場であると言われればそれまでですが・・・自由意志と社会的規範のどちらを重視するかと問われれば前者である以上・・・「死にたい奴は死なせてやれ」と思うのです。少なくとも命をどう使うかぐらいは個人の自由であるべきで・・・他人がとやかく言う問題ではない・・・と思います。当然・・・その点に関してはキリスト教とは真っ向対立です。ただし・・・キッドはイエスが十字架にかかるのが結局自殺行為である以上・・・自殺を禁じるキリスト教は根本的に矛盾していると考えています。いや・・・イエスは復活したので自殺ではなかったと言う人の意見は拝聴しますが・・・ちょっと頭がおかしいな・・・とは思います。

つまり・・・「生きる」のも「死ぬ」のもそれぞれの自由ということです。ところが・・・「死ぬ」自由を肯定することが・・・「生きる」自由を否定することになるという・・・拡大解釈があるために・・・なかなかに不自由なのがこのテーマ。

もちろん・・・「自殺者」を否定的に描くのは問題ないのですが・・・面白おかしく肯定的に描くのは抵抗があるわけです・・・キッドはそれは奴隷に簡単に死なれては困る搾取者の欲望が根底にあると考えています・・・ま・・・ちょっぴりですけど・・・なぜ・・・そこで逃げ腰に・・・。

さて・・・そういうわけで・・・善男が主張する「自殺は最後の自由意志による選択」をキッドはこれっぽっちも疑わないということです。だから・・・「気がかわった」と言われたら・・・なんだよ・・・それ・・・って思いますからーっ。

さて・・・とにかく・・・善男は「死にたいから死ぬ」のです。「生きたいけど生きていられないから死ぬ」のではなく・・・あくまで「自殺を望んでいる」のです。

そんな善男を平太(松田龍平)は保険金殺人しようとします。このドラマとあの今さらロス疑惑がリンクしていそうでしていないところがちょっと面白いのですが・・・本筋ではないので触れません。どうせ・・・死ぬのなら・・・「自殺」でなく・・・「他殺」で保険金を入手・・・恋人・リカ(栗山千明)の借金二千万円の返済にあてよう・・・と計画したわけです。

リカはこの話に乗り・・・保険金横領の準備をします。ところが・・・自分が殺人に加担するというプレッシャーがリカにのしかかります。リカは「殺意」の維持が苦しいタイプ。「殺さなくちゃ・・・殺さなくちゃ・・・」という意志が心理的な負担になるのです。まあ・・・「部屋の掃除をしなさい・・・ただし、11日後に」・・・って言われて部屋の掃除を11日も我慢するのはキレイ好きには拷問ですからね。

リカは・・・殺し屋に依頼したり・・・自分で刺殺しようとしたり・・・とにかく「片付けなければならないことはさっさと片付けよう」とするのですが・・・平太は妨害します。平太にとって「死のうとしている人間を殺すのとそうでない人を殺すのでは全然違う」という思いがあるのです。リカはそれを「きれいごと」と考えているようで・・・「どうせ堕ちるならはやく堕ちたい」と思うのです。まあ・・・死刑囚が首にロープをまかれたまま・・・11日くらい待たされたらイライラするのと同じような心境でしょう・・・そのたとえ・・・違うと思うぞ。

そこでリカは自分の借金相手の非合法組織に「金策の予定」について情報をもらします。「この人が殺されたりすると・・・お金が入るのよね」・・・つまり「殺してくれる」と双方にとって利益がありますよと匂わすわけです。

もちろん・・・非合法組織は「弱み」につけこむのが商売ですから・・・たとえ保険金が入手できても・・・リカの将来の暗雲は晴れないという天気予報もありますが・・・それはこの場合蛇足ということになります。

一方・・・善男と交際していうちにすっかり情が移ってしまったのか・・・できれば「殺人」というリスクは犯さない方がいいと考えたか・・・平太は状況を利用して・・・別の金策を考えるのです。

それはエスの女神しのぶ(吉高由里子)が・・・エムの女神みずほ(小西真奈美)に「善男を自殺させたら奴隷に命じて多額の経済的援助を打ち切る」と脅迫したのにつけこんで「善男の自殺を制止する手数料として二千万円を要求する」というものでした。

契約は成立し・・・平太の目標は「善男の殺人」から「善男の自殺妨害」へと変更されたのです。

リスクマネージメントとしては・・・素晴らしい状況と言えます。平太とリカは「善男が殺された場合」も「善男が死ななかった場合」も二千万円を得ることができるのです。

もちろん・・・平太としては善男が死なないのが一番・・・気が楽なのです。もちろん・・・リカも気持ちは同じなのですが・・・すでに組織のヒットマンが善男に放たれていたのです。

さて・・・ここで・・・第三の道があることを意識する必要があります。平太とリカが二千万円を入手できない道・・・それが・・・「善男の自殺」なのです。二人にとって最悪の事態ですが・・・善男は基本的にそんなこと知ったこっちゃないわけです。母親宛の遺書は書かないほどに・・・。

ただし・・・自殺の方法はまだ明らかにされていないので・・・。

平太「喜多さん・・・俺に殺されてくれないか・・・」

喜多「いいですよ・・・平太さんが殺すのをボクが許せばそれは・・・自殺ですから」

という・・・自殺だか他殺だか心情的にはわかりにくい場合もここでは自殺と考えます。あくまで「善男の自殺の自由」が確保されればいいということです。

さて・・・絶対絶命の善男を救うのが・・・漫才師志望の中年男・・・じゃなかった保険調査員のマサル(生瀬勝久)です。彼は善男が殺されるのを防ぎ・・・さらに善男が自殺するのを妨害しようとします。彼は「催眠暗示による殺人未遂と保険金詐欺未遂」という過去の事件について・・・善男に証言してもらいたいのです。そのために・・・ヒットマンの黒幕がみずほだという偽証までします。こんなことをするので・・・マサルの言うことはまったく信用できませんが・・・。

死んだとされていた三波(今井雅之)はタイ人ナパとして生存・・・みずほの夫の事故死に細工があったという証言者が登場し・・・三波はみずほとの関係を否定・・・みずほは三波が黒幕であってほしいと願望と・・・それぞれのポジションがかなりグタグタになっていきます。

その中でも・・・ひときわ・・・グダグダなのが・・・大輔(要潤)です・・・大物ぶりたい、切れ者ぶりたい大輔なのですが・・・みずほにも・・・平太にも軽くあしらわれる始末・・・しかし・・・なにやら暗躍の成果をついに打ち上げようとしています。

そのためか・・・どうか・・・しのぶが小指おじさん(平泉成)とのパイプを断ち切られた模様。

考えられる事態はただ一つ。「大輔は小指を噛んじゃった」ということです。

エンディングではGOGO夕張よりも仮面ライダーG3の方がアクションが決まってないと陰口も囁かれる要ですが・・・イケメンとしての意地で小指を噛んで噛んで噛みまくったと推定されます。

・・・ともかく・・・キッドは・・・善男が殺されたり・・・無理矢理命を助けられたりすることなく・・・望み通り・・・自殺を達成する結末であることを・・・地獄の門の前で予言しておくのです。・・・ま・・・悪魔なものですから・・・。

だめーっ・・・生きていればいいこといっぱいあるから・・・善男ちゃんは死なないと思うあなたはコチラへ→アンナお嬢様のあしたの、喜多善男

関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー

で、『キューティーハニー THE LIVE・第22話』(テレビ東京080305AM1~)原作・永井豪、脚本・井上敏樹、演出・宮坂武志を見た。『最後のお願い!』を告げた後・・・ハニーの首が胴体と切り離され・・・モノクロのハニー追悼エンディングに・・・しかし・・・最終回ではないのである。もはや・・・テレビドラマとしては狂気のレベルに達してきたTHE LIVE版のハニー世界・・・。残り・・・三回もあるのに・・・主人公死亡である。・・・アンドロイドになら何をしてもいいのかっ。「・・・輝く瞳・・・その先には・・・きっと遠い空の・・・まだまだ先の・・・希望たちを見つめている・・・」と庵野・実写版の挿入曲『The theme of Sister Jill/倖田來未」でも聞かないと・・・心穏やかに眠れないほどである。

シスターミキ(水崎綾女)の脳裏に生前の家族の・・・恋人の・・・面影が・・・そして復活後の忌まわしい記憶がフラッシュする・・・青と黒のコスチュームから・・・異物が突き出し・・・表情を失った顔からも角の如き突起物が噴出する。そして・・・ミキは仰向けに倒れ・・・呼吸を止めた。

ミキの死を期せずして看取ったシスターユキ(竹田)は混乱し・・・その場を逃げるように立ち去った。

ミキの無念の死を前にやりきれない気持ちを爆発させたハニー(原)はパンサークローたちの戦闘においていつもの笑顔を見せることがない。鬼神のように戦うハニーに中条ヒカル(村上幸平)は感嘆の声をもらす。

「すごいわ・・・すごいわ・・・ハニー・・・あなたって最高・・・でも・・・これだけは忘れないで・・・あなたの力は私のもの・・・だって私がハニーになるんですもの・・・」

パンサークローを蹴散らして・・・ミキの元へ戻ったハニーはすでに息絶えたミキを発見する。

「いやー・・・死んじゃダメだよー」

ハニーはミキに対して心臓マッサージを施すが・・・反応はない・・・。意を決したハニーはミキに執着するパンサークロー幹部・・・蛤学園の烏川(エリカ)に連絡をとるのだった。その会話を物陰から窺うヒカル。

にわかに降り出した雨・・・。森の中で泣き崩れるユキ。

「死ぬのはいや・・・死ぬのはいや・・・」

しかし・・・ユキはハニーの存在を思い出す。「そう。何も取り乱すことはないのだわ。私にはお父様からの贈り物・・・ハニーさんがあるのですもの・・・」

変身を解除した剣持ユキは森を彷徨う早見(山本匠馬)と合流する。二人の前にヒカルが現れる。「ハニーちゃんがどこにいるか・・・教えてあげてもいいわよ・・・」

その頃・・・ハニーは烏山の研究施設のベッドに横たわっていた。

「私の中の空中元素固定装置を使って・・・ミキちゃんを助けて・・・」

「あなたの命を使って蘇ったと知れば・・・ミキは深い苦悩の底に落ちるでしょう・・・あなたはそれでもいいの・・・」

烏山は敵役とは思えない優しさで・・・ハニーに問う。烏山にとってミキは一番だが・・・ハニーも二番だからだ。しかし・・・ハニーの決心は固い。ハニーは自ら待機モードに移行して烏山に身を委ねる・・・。ハニーからミキへ・・・空中元素固定装置の移送が開始された。

そこへ・・・乱入してきたユキと早見。ユキはハニー・フラッシュで変身し・・・早見はシスターユキの正体に驚愕する。「驚いていないでハニーさんを捜してください」と命じながら雑魚を蹴散らすユキ。時間を稼ぐために烏山は怪人体に変身し・・・その前に立ちふさがる。

しかし・・・シスターユキの戦闘力は烏山を圧倒する。

その頃・・・手術室のスタッフに変装していたヒカルは改造途中のハニーを奪取することに成功した。オカマ走りで逃走するヒカルを捕捉した早見はユキに急を知らせる。

止めをさされる寸前だった烏山はピンチを脱出・・・。残されたユキの屍にすがりつく・・・。

「私には・・・お前がいればいい・・・」

一方・・・ヒカルに追いついたユキと早見はハニーを取り戻し戦闘を開始する。

ヒカルはユキに戦いを挑むが・・・ユキの力の前に屈する・・・そこでついに奥の手を発動するのだった。ハニー・フラッシュ。特撮ヒーローシリーズ・・・もっとも醜悪なキャラクター・・・キューティー・ヒカル登場である。おえっ。

しかし・・・不完全なハニー・システムによる変身でも・・・ハニー・プラス・ヒカルの実力はシスターユキを凌駕するのである。苦戦を強いられるユキ。

そこで早見は意識のないハニーを強制「ハニーフラッシュ」させる・・・。発動したっ。

シスターユキとキューティーハニーのコンビネーション・アクション。形勢逆転である。ついに能力を開花させたハニーは戦闘においてもシスターユキをリードするまでになっていたのである。

キャーティーヒカルの腋毛をむしりとり・・・スカートを剥ぎ取り・・・木の上からカエルをとってきて服の中に入れちゃうぞ攻撃と・・・ファニーアクション復活・・・ハニーの顔につかの間の笑顔が戻る。

その時・・・早くも限界が来たヒカルの擬似ハニー・システム・・・。ヒカルは顔面から異物を噴出し・・・撤退する・・・。

残された・・・ハニーとユキ。

「ハニーさん・・・お願いがありますの・・・」

ユキは円月輪を実体化させ・・・ハニーを見つめる。その頬を流動する異物・・・。ユキの死も間近に迫っていた・・・。

「いいよ・・・その代わり・・・最後のお願いを聞いて欲しいの・・・ミキちゃんを頼むね」

「よろしいですわ・・・」

見つめあう・・・ハニーとユキ。ハニーの顔に晴れやかな微笑みが浮かぶ。これまでになく美しいハニーの顔の下を潜り抜けるユキの円月輪・・・。

ハニーが最後に見たものはユキの残心のポーズ・・・落下しながらハニーの瞳はいつまでもユキの姿を見つめていた。そしてひとしずくの涙が流れた。

その頃・・・夏子(小松愛)は思い出の写真アルバムをながめながら・・・如月ハニーの帰りを待っている。

「遅いなあ・・・ハニー・・・どこに行っちゃったんだろう・・・」

もう・・・どこに着地するのか・・・予断を許さないのだった・・・。三回リピートである。そして・・・地球の人口は66億6千万人を突破・・・関係ないけど・・・。とにかく・・・著作権を無視した地下サイトでは世界中の人間(の極めて一部が)ハニーに熱狂しているらしい・・・。

『ちりとてちん・23-2・第129回』→出演者の発言をテロップ(字幕)でフォローするという手法はキッドもよく使用したのでキッチュの指摘には一言弁明しておきたい・・・強調なんてことはこのようにもできるのである。コメディーで笑いを増強するのも古典的手法であるが・・・それがすぎているのかいい塩梅なのか・・・見抜くのも真剣な視聴者の楽しみだろう・・・それで騙されたという気分になる方には申し訳ないが・・・サービスが良すぎると怒られている気分にもなるのである。自己弁護と知って言うが・・・少なくとも耳の不自由な人には好評だと・・・思ったりします・・・。ともかく・・・若狭の弟と・・・ウソ山はからみあいますね・・・これは・・・どうでもいいが・・・菊江(キムラ緑子)は小草若贔屓・・・咲(田実陽子)はA子贔屓・・・その分・・・草々や若狭にはやや冷淡・・・この微妙なニュアンスまで・・・底抜けに計算されているような気がします・・・曲者だなぁ。→23-1

木曜日に見る予定のテレビ『鹿男あをによし』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

こんばんは またズルズル3日遅れになっちゃいました(^^ゞ
ハニーの首? 喜多善男の後だとついつい見逃しちゃって・・
視聴率5%台をキープできるかどうかに注目してます♪

アハハ(^^) 俺のあしたは来週、ふたつとひとつ。それイイな。
そうか。全然意識してないけど、毎回一日に収めてるわけね。
いや、今回はホォ~じゃなくて、ウ~ンとかエェッて感じ。
コン・ゲームって意味が分からないから調べましたよ。
なるほどね。騙しゲームか。このドラマではパスだなぁ。。

結末の断定! そうでないと無意味☆ らしいなぁ。。
今回は正反対のレビューで、いい感じかも♪
イエス。。ホント、よくご無事ですよね・・^^;
そこは逃げ腰じゃなくてもいいでしょ。歴史的に見れば、
自殺否定の1つの理由として、搾取対象の確保はあったはず。
まあ、現在は・・そもそも「搾取」って言葉が古いし。。

しかし、話が逸れますが、この記事はココフラッシュ大丈夫
なんですね。僕はこないだ、ランニング記事に「○刑宣○」
と書いただけでダメだったから、頭に来ましたよ・・^^;

それはともかく、非合法組織を使うと後々困るってことを
考える余裕のない人が多いようですね。ドラマはいいとして。
平太が「自殺を制止する」と受け取ったわけですね。
台詞的には一応、殺すのを止めるってことでしたが。
自殺が困るって脚本なら、もっとハッキリ書くべきでしょう。
リスクマネージメント的には、一歩突っ込むと問題かも。
全ての基本は、ハイリスク・ハイリターン。
どっちにせよ儲かる話の仕組みには巨大なリスクがある。
つまり、バレるリスクとか、もめるリスク。

アハハ♪ 大輔の解釈は似てますね。
まあ、善男は自殺しませんよ。しのぶ達が助けるはず。
地上波プライムタイムのドラマだから。。
  
P.S.あんまし「地下」で遊ばないように♪

投稿: テンメイ | 2008年3月 7日 (金) 19時39分

○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))

ふふふ・・・ハニーはキッドの中の子供心に
切々と訴えてくる終盤戦です。
同時に子供の時にコレを見ていたら・・・
と思うと恐ろしい気持ちになる展開です。

キッドは特撮ものが大好きなのですが
仮面ライダーの企画会議を
一回でクビになった経験があります。
好きすぎるのも問題なのですな。

そういう意味で今回のドラマは
どれも・・・好きなので・・・
視聴率的には大惨敗でございます。
ああ・・・いたいけない。

その極めつけが・・・「喜多」です。

コン・ゲームも大好きですが
いわゆるお茶の間向きではないジャンルと
キッドは確信しています。

キッドの記事も時々・・・ココフラではシカト
されます。
一度されるとしばらく連続で・・・
ということもあります。

しかし・・・どのフレーズがアウトなのか・・・
判然としない場合が多いのでございます。

こりゃ・・・ダメかなと思っていてOKの場合も
まったく問題なさそうなのにOUTの場合も
なんじゃこりゃああああ
・・・なのでもう一切気にしないで書いています。

まあ・・・アクセス数が一日1000にも満たない
マイナーレーベルですので
これからも妄想に責任を一切転嫁させる覚悟です。

非合法組織についての安易さというのは
ルパン三世が極めつきだと思いますが
夢と現実のはざまで存在価値が許されるところ。
このドラマでは微妙ですよね。
殺害未遂現場も微妙でしたね。

白昼のシーズンオフか・・・廃業した山荘・・・
の玄関前・・・?

もう少し・・・人気のない場所の
強調が欲しいところでした。

ふふふ・・・経済システムの話は
もう利潤の向上についてしか
建設的ではない・・・という時代なのかもしれません。

継続維持が困難というのは・・・
もっとも儲からない話でございますよね。

よく・・・自殺は他人に迷惑をかける
と言いますが
本人の知ったことじゃないという点が
問題なのですね。
自殺者は復活させて拷問にかけるシステムとか
リスクの設定が可能になりませんとね。
まあ・・・そのリスクも
ある種の人間にとっては・・・ですから~。

ふふふ・・・今回・・・
久しぶりに真っ向対立の図式ができて
悪魔としてはホッとしております。
キッドとしては低視聴率に希望を託すばかりです。

P.S.テン子様のサービスありがとうございます。


投稿: キッド | 2008年3月 8日 (土) 13時47分

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受信: 2008年3月 5日 (水) 22時33分

» 透き通るようなin brave new world世界に行きたいの(あしたの、喜多善男#9) [|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο]
『あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜』鷲巣みずほ@小西真奈美の秘密を握っている宵町しのぶ@吉高由里子が、喜多善男@小日向文世を死なせないように、矢代平太@松田龍平に頼みに来た。館道こと小指噛めおじさん@平泉成の援助を得る為に必死なみず....... [続きを読む]

受信: 2008年3月 5日 (水) 22時45分

» ハチミツとクローバー 第9話:奇跡の告白、衝撃の大事故 [あるがまま・・・]
ぎゃぁ、はぐちゃんがぁぁぁ〜 イタ━━(゚Д゚;)━━━イ!!! 手、ヤバいんじゃ・・・せっかく大神教授もはぐちゃんのやり方を 認めてくれてたのに〜{/face2_shock_m/} さてさて、竹本くん、お疲れさまでした〜&おかえり〜{/face2_happy_s/} 雨に濡れたり、雪が残るような道もあったりして、 このロケは相当辛かったろうなー。せめて長ズボンだったら・・・違う?(笑) 自分探しの旅は、戻りたい場所、会いたい人達がいる事を再確認して終結{/bikes/} 竹本号はローマイヤ先輩の... [続きを読む]

受信: 2008年3月 5日 (水) 23時12分

» 《貧乏男子(ボンビーメン)》☆08 [まぁ、お茶でも]
オムオムの話は、心を打つのに十分だった。でも、本心を見せるのが怖いのでしょうね。 すぐに「うそだよ」となります。 「あんた、もっと素直になったほうがいいんじゃない。そんなんじゃいつか誰からも相手にされなくなる、」と未海に説教された。... [続きを読む]

受信: 2008年3月 6日 (木) 05時20分

» あしたの、喜多善男 第9日目(第9話) [シャブリの気になったもの]
あしたの、喜多善男 第9日目(第9話) ~世界一不運な男の、奇跡の11日間~ フジテレビ 2008年03月04日 22:00~   「今こそ復讐のとき」     ★はじめに   ※ 3月11日に長時間のメンテナンスがあります 1:00~11:30 ブログの閲覧のみ可能です。編集、投稿、コメ... [続きを読む]

受信: 2008年3月 6日 (木) 23時47分

» 死ぬ自由より、生きる不自由~『あしたの、喜多善男』第9話 [テンメイのRUN&BIKE]
 絶対食べてくださいね 心をこめて作りましたから  それを食べてれば 平太さんも [続きを読む]

受信: 2008年3月 7日 (金) 18時55分

» 生瀬勝久さんの似顔絵。「あしたの、喜多善男」第9話 [「ボブ吉」デビューへの道。]
●「あしたの、喜多善男」第9話(9日目)「今こそ復讐のとき」 11年前、借金に困った三波(今井雅之)は、 みずほ(小西真奈美)を利用し、善男(小日向文世)に対して、 暗示催眠による、保険金殺人を企んだ。 でも三波は、偶然起こった飛行機事故を利用、 借金を帳消しにし、タイ国籍を得て、別人となり生きていました。 不思議なのは、何故11年経った今、物語は動き出したんでしょう? 第1話のこのセリフ。 「ネガティブ善男とでも、名乗っておこうか。」 ネガティブ善男が、善男の前に登場したのは、この日が 初めて... [続きを読む]

受信: 2008年3月 8日 (土) 16時05分

» キューティーハニーTHE LIVE 第22話「最後のお願い!」TSC2週遅れVer. [特撮警備隊3バるカんベース~GOLD LUSH~]
「嫌ね、ガツガツしちゃって。 こうなったら、良いもの見せてあげる。 ハァニィィイイ!!フラァァッシュ!!」 えっと、筆舌し難いほどに村上幸平は全てを掻っ攫っていきました(爆 村上ハニーのなんと言う破壊力ッ!! 正直、宮内洋を超えたんじゃないかと思う。いろん... [続きを読む]

受信: 2008年3月19日 (水) 20時08分

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