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2008年4月10日 (木)

春ですが雪山遭難をお届けします。(真木よう子)

・・・実は冬ドラマでは「交渉人」が最終回で軽く雪山遭難をしているのだが・・・レビューにはいたらなかった。吹雪もないし・・・凍死もないのである。そして・・・「薔薇のない花屋」にかける期待が大きかった・・・のだな。

しかし・・・スカシだったのだ。

それから・・・悲しみにひたっていたキッドの中の雪山遭難心をそっと慰めてくれた・・・今回の「週真木」・・・難点もあるにはあるが・・・全編雪山である・・・とても不満なんか言えないのだった。

で、『週刊真木よう子・第二号・スノウブラインド』(テレビ東京080410AM0120~)原作・すぎむらしんいち、脚本・演出・大根仁を見た。雪国の寒村・・・。蛇行するクルマの中で乾いた銃声が連続する。フロントウィンドウに血痕。ワイパーが虚しく起動する。

クルマから転げだした男たちは血まみれである。そして・・・スーツケースには札束。駆けつけた私服刑事と制服警官は私腹をこやそうとして息を吹き返した謎の男・タツヤ(中村達也)に射殺されてしまう。

付近の雪原ではいかにもアバズレなヨーコ(真木)が探し物をしている。そして・・・通りかかった小学生・温之(桑代貴明)を呼び止める。

「ボウヤ・・・ボク・・・ガキッ・・・」

「おばさん・・・何探してんの?」

「おばさんじゃねえ・・・透明な袋に入った白い薬・・・それがないと死んじゃう・・・おっぱいみせてあげるから・・・手伝って」なのである。

こうして・・・くされ○○コでくされジャンキーのヨーコと塾通いの途中の小学6年生との雪山でヘロインみたいな白い粉を探そう大会」が始まるのである。

・・・突然だが・・・キッドは何故か・・・修司を連想してしまった。寺山修司である。

寺山修司の「誰か故郷を想はざる-自叙伝らしくなく-」(角川文庫・1973)を引用してみる。

「青森の方言では、性行為のことをへっぺと言う・・・女性の性器は、だんべである。だんべ、ということばには美しいひびきがないのが、私には不満だった」のである。この時、修司は小学三年生だった。たまたま・・・東京から転校生が来て・・・青森の悪童たちは彼に「東京弁ではなんて言う?・・・言わないと足をへし折る」と脅しをかける。

そして・・・彼らは「お○○こ」という優雅な言葉を知るのである。もちろん・・・原文は伏字ではなく・・・ひらがな四文字が書かれている。それどころか・・・その言葉の美しさに魅入られた田舎の子供たちが「お○○こ、お○○こ、お○○こ、お○○こ」と連発する描写もあるのである。キッドが伏字にしているのは修司が書いても上品なことが、キッドが書くと下品になる可能性に対しての配慮です。

もちろん・・・子供たちの性に対する・・・憧憬、恐怖、欲望が交錯し・・・詩的に描写されているこの作品を引用するのは憚られることなのだが・・・まあ・・・ドラマの中でヨーコが小学生にストッキングの足を揉ませ「おちんちんムズムズしてきた?」と言ったりするので・・・それがお茶の間向きかどうか微妙だな・・・という話をするにあたって・・・煙幕として修司が登場しているのだとも言える。

前回・・・ややM系の内気だが性的には奔放な女だったのに対し・・・今回は・・・麻薬中毒で・・・裏社会につかりこんだ・・・ちょっと頭の悪い女なのである。

真木よう子は舌足らずなしゃべり方・・・いつも飴をしゃぶっているような口調が・・・個性といえば個性なのだが・・・このシリーズの間に一本くらいはそれを修正した演技というものを見てみたいな・・・できるのか・・・無理なのか・・・楽しみだ。

このしゃべり方を魅力と考える人も多いかもしれないが・・・キッドは思わないからだ。

とにかく・・・「アタシも塾に通ってたらこんなことにならなかったのかな?」・・・とつぶやく女はいつもの真木よう子で問題ない。

ヤクザな女と小学生の男の子の間に微妙な空気が生れつつあるところに・・・タツヤが登場する。タツヤはヨーコの周囲に近距離射撃をする。

「ヤクはどこだよ・・・」

「落しちゃった・・・」

と言っている途中で小学生はヤクを拾うのである。

「それだ・・・それをこっちによこせ・・・」

そして恐怖のあまり・・・袋を引きちぎる・・・小学生。散って風に舞う白い粉。激怒したタツヤは小学生の首をしめ・・・背後からヨーコはタツヤを狙撃。小学生顔面血まみれである。

雪盲というタイトルに沿った展開だ・・・白い雪、赤い血で小学生は目がみえないのである。メクラと打っても盲と変換されない・・・この不自由な世界で・・・修司たちがまもなく青森空襲死者三万人によって死んだり生き残ったりするように・・・小学生の生死も定かではないのである。

ただ・・・ヨーコは残存した白い粉を吸い込んですっかりご機嫌になるのだった。

それはもう・・・サイケデリックに・・・70年代がごとくに・・・。

関連するキッドのブログ『創刊号のレビュー

で、『ケータイ捜査官7・第二回』(テレビ東京080409PM7~)も見た。こちらは・・・とにかく・・・秘密の組織に仮採用された・・・ケイタ(窪田正孝)が・・・最初の任務を例によって身を挺して果たすのである。とにかく・・・組織の中で一番の素人を・・・おそらく・・・最大のライバルである破壊の権化・・・はぐれケータイゼロワンの確保に向かわせるという・・・謎の組織の思い切りの良さに爆笑の展開である。もちろん・・・登場するケータイ型キャラクターたちはロボットなのか・・・異次元生命体なのか・・・まったく不明だが・・・可愛いことだけはまったく問題ないと思われます。一つだけ言えることは・・・面白すぎるっ。

ま・・・基本は明日未来アクションなので・・・よほど・・・衝撃的なコンセプトが展開されるまではメモに止める予定。さあ・・・「ホカベン」・・・この二作を越えられるかどうか・・・。脚本家に阿相クミコ(もうひとつのシュガー&スパイス)とか浜田秀哉(トリハダ)とか・・・ある意味ホヤホヤの人たちの名が上がっていて・・・こわいもの見たさの気持ちは満々なのだが・・・何故か情報が制限されている・・・憶測や予断を恐れているのか・・・? まあ・・・こう低視聴率の波が来ていると疑心暗鬼になるのかもね・・・。「上戸彩」と「北村一輝」で「弁護士もの」だから見てねーっという態度なのだな・・・。まあ・・・そういう作戦もありか。

金曜日に見る予定のテレビ『Around40・注文の多い女たち』(TBSテレビ)『キミ犯人じゃないよね?』(テレビ朝日)さあ・・・どっちかなあ・・・。っていうか・・・藤木と貫地谷ではもう二本立てしか・・・許されないのか・・・?

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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