男の説得は度胸(佐藤隆太)VS女の暴力は愛嬌(仲間由紀恵)
・・・説得とは口説きであり・・・暴力とは暴く力である。口説かれてしまった森山未來はもう「大好きな先生の邪魔したらオレが許さないからーーーー」なのである。ぞっこんなのである。一方・・・力によって暴かれてしまうと・・・心もハダカにされてしまうのだ・・・「オレたち強がっていたいたけど・・・本当は誰かに甘えたかったんだよーーーー」なのである。うっとりなのである。もう・・・生徒たちは先生の虜なのだな。
つまり・・・教育とは先生が生徒を捕虜にすることなのだ。
もちろん・・・クラスの一部を捕虜にしようとする佐藤隆太は包囲によって説得が許されるのであり、クラス全員を相手にする仲間由紀恵は強行突破もやむなしなのであった。
で、『ROOKIES・第二回』(TBSテレビ・080426PM8~)原作・森田まさのり、脚本・いずみ吉紘、演出・武藤淳を見た。川藤(佐藤)の心の捕獲作戦は現在2/9である。分母が9なのは「野球」だからであり・・・サッカーなら11でもっと大変だったな。もちろん・・・「生徒の夢を応援するシステム」としての教師を標榜する川藤としては「生徒の夢」が「テニス」でも「世界征服」でも「百人斬り」でも応援するのであり・・・生徒が「先生・・・オレは沢尻エリカと結婚したい」と言えば「フレーフレー」と応援するのだった。
だから「サッカーがやりたい」と若菜(高岡蒼甫)が口からでまかせを言っても「お前はあおいと結婚してるんだから贅沢言うな」とは言わずに「そっかー。先生うれしいぞ」とサッカー部顧問に若菜の入部を申し込むのであった。
そして「一週間でサッカー場の草むしりをしたら入部許可」の条件を獲得・・・。ひたすら草むしりに励むのだった。川藤は生徒から暴行(先週)、草むしり(今週)と労力を惜しまない・・・良い教師なのだった。とにかく・・・校内で宿泊(気絶)する・・・のは得意なのである。果報は寝て待て・・・なので・・・目覚めると目的は遂げられているのだった。
なにしろ・・・「野球がしたい・・・」のは生徒の心に眠る本能のようなもの・・・この世界では・・・なので・・・四人まとめて確保なのだった。これで6/9である。
このままでは・・・全員がそろった時にはビールで乾杯しそうなメンバーなのであったにゃあ。
もう・・・メンバーそろうまで・・・来週からねこに書かせるか・・・。っていうか・・・安仁屋(市原隼人)のアイドル抱っこ展開・・・なしだったのか・・・お前の妄想だろうがっ。
で、『ごくせん・第二話』(日本テレビ080426PM9~)原作・森本梢子、脚本・横田理恵、演出・太田理恵を見た。とにかく・・・ごくせんの世界では町に暴力があふれているし・・・リンチを加えるための秘密の工場跡地はいたるところに配置されているし・・・チンピラやチーマーやヤンキーにはことかかないのである。
そしてヤンクミ(仲間)は「力しか頼るものがない」という生徒たちを「そんなことはない」と「力」で屈服させていくのだった。
つまり「一人の暴力は弱いが仲間が暴力を合わせれば強い。ただし、自分は例外・・・だって一人だけど仲間(由紀恵)だもーん」なのである。
だじゃれか・・・。
そして・・・ヤンクミはかわいい教え子たちにはけして手を出さない。あくまでこてんぱんにするのは街の部外者である。ヨソモノにはナニをしてもいいのである。そして生徒たちには「私がマジになると・・・どういうことになるか・・・わかるな?・・・お前たち」という恫喝を行うのであった。
こうして・・・ヤンクミはリーダー格二人、子分格四人合わせて六人を配下に加えたのだった。
奇しくも・・・川藤と人数・・・一緒である。しかし・・・手ごわいリーダー格を残した川藤と・・・頂上作戦を敢行した・・・ヤンクミ・・・今後の展開は予断を許さない。
まあ・・・団結して・・・チベット人をボコボコにした中国人に意見をすれば中国人は団結して赤旗を振るうのである。日本に対しては「アジアで中国のことをとやかく言うのはお前のところだけだぞ」と威嚇である。そして・・・シンメトリーで言えば西の中国であるおフランスが「シェー」というような団結力を見せ付けて・・・「・・・お前のところにまた・・・コレやっていいのか?」と恫喝してくるのだな。そうなると「もう・・・絶対もめごとはゴメン」の日本なのである。「聖火」様には何人たりとも触らせない体制で臨むのであった。
そして「聖火」様は無事にソウルにお運ばれになったのである。
もはや・・・「聖火」なのか「業火」なのか・・・あるいは「劫火」かもな・・・。
もちろん・・・赤旗やめて五輪旗を振るべきだった・・・とか・・・そういう意見は虚しい。
中国はいつだって「お客様」の顔でボイコットをなさり・・・商人たちは顔色を変えて「お客様」にご無礼のないように気を配る・・・そして・・・中国商人たちは「とやかく言うなら買ってもらわなくて結構だ」の殿様ビジネスをなさるのであった。
最終的には「華僑VSユダヤ」のハルマゲドンとなるのか・・・それとも金持ちケンカせずなのか・・・。
とにかく・・・ヤンクミと彼女のクラスは・・・あくまで暴力特区であり・・・一般庶民とは無縁の世界なのである。
そこでは・・・あくまで・・・堅気に迷惑はかけない任侠の世界が展開されるのであって覚醒剤、拉致監禁、恐喝、地上げ、売春、地下賭博などとは無縁なのである。
さあて・・・とりあえず・・・たこ焼きは無性に食べたくなるドラマなのだった。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
月曜日に見る予定のテレビ『オペラ座の怪人』(日本テレビ)・・・『世にも奇妙な物語・SMAPの特別編(再)』(フジテレビ)・・・うっ・・・そう来たか。あ・・・あれは豪華だったからなあ・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさま。
実際の川藤は、かなりおしゃべりな解説者でしたね。
侍(!)という感じがありありでした。
ROOKIESのドロくささに、しっかりはまっています♪
投稿: mari | 2008年4月28日 (月) 04時31分
口説きのテクニックでは川藤が勝ってるんですね?
実力行使に出るヤンクミのほうが実は怖い。
そういうことでございますね?
なんといっても萌えポイントは
若葉たちのユニフォーム姿で恥ずかしがりながら
グラウンドに足を踏み入れる場面ですね。
あんなに顔はとしいってるのに、はにかんだ顔が
妙に可愛かったです。
投稿: みのむし | 2008年4月28日 (月) 13時59分
そうそう。キッド様の言うとおりですね。
なんやかんやいって暴力でねじ伏せてますよね。
ヤンクミ・・・笑。
でもまぁ・・・スデゴロだからいいんでぃ!ですね?
るるる~。
投稿: みのむし | 2008年4月28日 (月) 21時21分
❁~✾~❁~~✾mari様、いらっしゃいませ✾~~❁~✾~❁
ふふふ・・・タイガースは泥臭いのか
スマートなのか微妙なポジションがございますね。
阪神ファンはある意味
北京の中国人と似ていると・・・
巨人大鵬卵焼きのじいやは
思っておりました・・・。
しかし・・・政府に動員かけられたわけではなく
根っから・・・タイガース愛に
支えられているので
心の底では尊敬しています。
キッドは真弓が好きだったので
ドラマでも活躍してもらいたい・・・。
なぜ・・・選手じゃないのだ~?
投稿: キッド | 2008年5月 3日 (土) 02時47分
*simple*life*みのむし様、いらっしゃいませ*simple*life*
ふふふ・・・野球選手に
年齢はお聞きにならぬようにお願いします。
実に個性にあふれ・・・
実年齢もバラバラな
メンバーたち・・・。
こういうなんちゃって青春活劇は
じいや大好物です。
もう・・・何も考えずに
見て・・・
遠いあの日の思い出に
涙するのでございます。
野球をやりましょう・・・
うん・・・やろう・・・
これでいいのです。
野球さえもできなかった人々
そして今もできない人々
そういう人々の思いをかみしめて
ROOKIEたちには
励んでもらいたいのです。
キッドの祖父は背中に般若入っていましたから・・・。
若い頃銀行員だった母は・・・
いわば・・・実在の「ごくぎん」
このドラマが始まるたびに
おふくろさん・・・
やんちゃはほどほどにせんと
いかんぜよ・・・
とハラハラするのです。
投稿: キッド | 2008年5月 3日 (土) 02時58分