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2008年5月26日 (月)

これは・・・ネズミ爆弾?(宮﨑あおい)・・・ただの玩具だよぅ。(堺雅人)

・・・篤姫(宮﨑)にとって・・・殿方に抱かれたのは・・・橋の上の出来事が・・・初めての体験。・・・これで・・・恋におちてしまったのでございますね。ドキドキしたから恋をするのか・・・恋をしたからドキドキするのか・・・つり橋の上の恋は・・・古典でございますな・・・。

すでに・・・龍馬が・・・「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うをみた」と流行歌を歌っている頃・・・激動の幕末はどこ吹く風で・・・篤姫はかんざしの重さで頭も上がらぬハネムーン明けでございます。

こんなの大河ドラマじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇっという全国の絶叫はさておき・・・妄想果てしなく広がる大奥の夜・・・あくまで処女妻にこだわる展開かっ。篤姫はうつけ将軍の人身御供だったのかっ。真実はどこにあるーっ。あのねずみは電動じゃないのかーっ。

で、『篤姫・第21回』(NHK総合080525PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・堀切園健太郎を見た。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は篤姫様ヘアカタログ特集。「篤姫・怒りのかんざし」イラスト付です。お待ちかね「歌橋」書き下ろし新作もついてお得です。ところで唐橋(高橋由美子)はまだなのかな。

Atuhime1857 で、妄想を整理するためにいくつか・・・補足しておきたい。唐橋は姉の姉小路とともに公家・橋本家出身の上臈である。姉小路・唐橋の姉妹は家定の父・家慶の正室有栖川宮喬子姫付だった。絶世の美女だった二人だが・・・唐橋は水戸の隠居・徳川斉昭のお手つきとなり懐妊・・・斉昭の無数の愛人の一人となる。名も花ノ井と改名したと言う。一方・・・姉小路は家慶の愛人となった。姉妹そろって・・・徳川に抱かれた公家の娘なのである。家慶死後・・・姉小路は落飾して勝光院となり・・・毛利家に家慶の妹が嫁いだ縁で毛利江戸屋敷に移り・・・家慶の菩提を弔っている。一度は表舞台から降りた二人が・・・再び力を得るのは・・・二人の姪である橋本経子が第120代天皇恵仁の皇女和宮を出産したからだ。1857年・・・和宮は十歳だった。

さて勝光院は・・・家定の母・本寿院とは家慶をめぐる恋のライバル関係にあるのである。また家定の乳母である歌橋は家定が将軍継承者として西の丸大奥にある間・・・かなりの権力を持つようになっていた。

大奥の権力闘争は公方を中心に展開されるのだが・・・家斉・家慶・家定と続く三代は子沢山で長命の大御所、子沢山ではあったが成人したのは家定一人の公方、そしてついに子を成さなかった後継者と・・・絵に描いたように先細ったのである。

そして大奥には先々代関係者、先代関係者の思惑が渦巻いていたのだった。

本丸大奥の蜜の間・・・家定実母・本寿院の居室である。本寿院は旗本の娘であるが・・・甲州忍者の血を引くくのいちである。お付の女中たちも跡部忍者の心得のあるものばかりだ。本寿院は来室した滝山を茶でもてなした。

滝山も旗本出身だが・・・大岡家は家康以前からの譜代家臣であり・・・武田の降将である跡部家とは微妙に格上という意識がある。けれど・・・実際には大岡家もお庭番の一族であり・・・滝山と本寿院には奇妙な連帯感があるのである。

それは・・・公家出身の上臈や・・・大名家出身の上臈たちとは違う・・・徳川直臣の誇りともいうべきものだ。

「では・・・勝光院は・・・承知したと考えてよいのか・・・」

本寿院は声を潜めた。

「・・・宮様にはすでに・・・決まりし方のおありのこと・・・しかし・・・阿部の陰陽の卦によれば・・・これが最善の道と出たとか・・・」

滝山は表情を変えずに告げる。

「・・・わが子は可愛いが・・・徳川の御為を考えねばならぬ・・・」

本寿院は悩ましい色を瞳に浮かべる。

「いっそ・・・一ツ橋様という手もございますが・・・」

「それは・・・ならぬ・・・あの者は・・・一度は家定を廃嫡に追い込もうとしたものぞ・・・」

滝山はその答えを予期していたように頭を下げた。

「これで・・・お庭の一族は・・・ほぼ・・・紀州様を支持することになりましたな・・・」

本寿院は感情の起伏が激しい・・・情の濃い性質なのである。

「そうなると・・・嫁は・・・不憫じゃの・・・孤立無援じゃ・・・」

それまで無言でひかえていた・・・歌橋が口を挟んだ。

「それは・・・もはや・・・お子を産むほかないのです。本寿院様のようにお手柄をおあげになれば・・・すべての目は変わりましょうに・・・」

本寿院は瞑目した。

「孫か・・・お世継ぎがあれば・・・の・・・」

東海道・・・品川の宿・・・船から降りる旅芸人の一座がある。その背後に商人の手代といった男が一人・・・続いていく。

手代がふと足を止める。街道沿いに佇む遊び人風の男が目を引いたのである。

「これは・・・遊びがすぎるというものでございます」

「ふふふ・・・遊びってのはすぎるほど面白いってなもんだよ」

「上様・・・」

「これ・・・声が大きいわ」

手代風の半蔵は遊び人風の家定をあきれた目で見た。家定は遠ざかりつつある旅芸人の一座を目で追っていた。

「・・・あれは・・・歌舞伎芝居の一座か・・・」

「近江彦根から参ったようでございます」

「・・・なるほど・・・珍しいの・・・女役者か・・・」

「豪姫、徳姫と申す踊り子の舞が評判のようでございます・・・」

「ふふふ・・・噂に聞いた・・・赤忍者のくのいち・・・マガリ衆かの・・・」

「さすがは・・・太夫様」

「ふふふ・・・ネズミの耳は地獄耳なのじゃ・・・この先には・・・水戸の手のものが網を張っておるしな・・・こいつは見物と・・・城を抜け出してきたわ・・・」

服部半蔵はさらに呆れた顔で将軍の顔を見つめた。

旅芸人の一座は宿に泊まるでもなく街道を抜け・・・黄昏が近付いた林にさしかかった。

待ち伏せるのは江戸の無宿忍びの頭の一人・・・新門の辰とその一味である。彼らは・・・抜け忍や・・・はぐれ者の集まりだが・・・それだけに腕に覚えのあるものが多い。せまりつつ闇の中・・・江戸市中の手前の人気のない浜辺に・・・結界を張っていた。

旅芸人は大八車を中心に・・・男女あわせて八人。待ち伏せするものは倍の人数と・・・半蔵は見ている。

はっ・・・と思ったときには伊賀十字手裏剣が大八車に突き刺さる。しかし・・・旅芸人たちはそれより早く姿を消していた。

夕暮れの景色に・・・北風が吹き抜ける。どこかで・・・猫が鳴いている。

(季節はずれな・・・)と半蔵が思った瞬間・・・。

無数の猫の鳴き声が周囲から沸き起こった。

風に・・・血の匂いが混じりだす・・・。

遠目に窺う半蔵の目に・・・大八車の輪郭も定かでなくなる頃・・・ゴロゴロと車輪の音が起こる。人数は・・・一人減っていたようだった。

しかし・・・無宿忍者たちは・・・ほぼ全滅していた。一人・・・新門の辰だけが・・・忍び刀の血を拭いながら退路を走っていく。

その足がびくりと止まる。もののけのような黒い旋風が通り過ぎていったのだ。耳元に声だけが残っている。笑いを含んだその声は・・・。

「ぬかったな・・・新門の親分・・・」と囁いていた。(つづく)

関連するキッドのブログ『第20回のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『絶対彼氏』(フジテレビ)『おせん』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

最近、自分の手が勝手に
「歌橋」を「唐橋」とタイピングしてしまう
今日この頃です(; ̄∀ ̄)ゞ

最近の大河はもうちょっとドロドロ感が欲しいですね。

ゲゲゲの鬼太郎はまぁ嫌いではないですが
やっぱり人の憎悪が見え隠れする墓場の鬼太郎がいいですね。

次回は阿部ちゃんの死亡フラグが立ったみたいで。

彼が亡くなった後、
水戸派によって老中を辞任させられた
松平乗全、松平忠固が堀田の意向とはいえ
幕府の要職に就き、その後1年足らずで
井伊が大老になったとこを考えると

阿部の死には黒幕がいそうです。

投稿: ikasama4 | 2008年5月29日 (木) 21時34分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥pencil

唐橋の方がメジャーですしねえ・・・。

まあ・・・キッドは現実と妄想の区別が
ない・・・を前提にしているので
誤記とか・・・いたるところに
あるのですが・・・
致命的なものを発見なされたときは
よろしくお願いします。

キッドは記憶力には自信がある方なんですが
最近・・・教育テレビで
石ノ森章太郎の特集を見て
「サイボーグ009」を久しぶりに
読んでみるか・・・
とランダムに数冊選んで
読み出したところ・・・

まったく知らないエピソードだらけなのです。
もちろん・・・自分の書棚から
出したので未読ということはありえず・・・。
つまり・・・すっかり内容を忘却していた
ということです。

ああ・・・そういう年齢になったのだな・・・
と思ったのですが
009の新しいエピソードを読めるなんて
なんてラッキーなんだ・・・とも思いました。

こうして・・・年寄りは安上がりになっていくのです。

さて・・・いよいよ
来週は阿部ちゃんの最後ですが

寛から正雄にスイッチしているので
ちょっと迷ったのですが
やはり・・・獅子丸が活躍することになりそうです。

はたして・・・暗殺?の
黒幕は・・・ひこにゃん・・・なのか?

どんな妄想になるのか本人も楽しみです。

投稿: キッド | 2008年6月 1日 (日) 00時30分

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