よしなっ・・・お嬢さんは嫌がってるじゃねえか。(仲間由紀恵)VSふっ・・・貧・・・。(仲里依紗)
土曜の夜のヤンキーナイトが女子バレー北京ロード初戦で途切れ・・・深夜ではオタッキーが立ち上がる。
サッカー、バレー、大地震に挟まれた「ごくせん」・・・それでもわが道を行くのか・・・王道中の王道展開である。
ま・・・「塚地武雅の裸の大将」や「藤谷美紀の山村美紗サスペンス」もかぶって・・・ものすごい攻撃だっ。
はたして・・・升毅・小嶋陽菜のゲスト父娘はナイスアシストできたのかっ。お気楽様には合コンの相手メンバーもサービスしてもらいたかったよーっ。
で、『ごくせん・第6回』(日本テレビ080524PM9~)原作・森本梢子、脚本・横田理恵、演出・大谷太郎を見た。かって・・・「コムサDEとんねるず」という番組があって・・・テント形式でその日限りのテーマパークを開催するという企画でした・・・その中で「チンピラに絡まれて困っているお嬢様を助けるヒーローになれるアトラクション」という設定がありました。
これは・・・夜道で「へへへ・・・いいじゃねえか」とチンピラ(ホスト)にからまれて「やめて~」と叫ぶお嬢様(ホスト)をヒーロー(ゲスト)が「よしなっ」と止めに入ってチンピラをコテンパンにするとチンピラは「ちくしょう・・・おぼえてやがれっ」と逃げ・・・ヒーローは「お嬢さん・・・お怪我はありませんでしたか・・・」と決めることができるというものです。
お客様がカップルならば・・・お嬢様役をゲストができるオプションつきです。
まあ・・・このようにこういう状況(シチュエーション)は・・・古典なのです。
企画というものは「日常生活の模倣(パクリ)」によって成立しますが、このように日常的になったフィクションの模倣によっても成立するわけです。
もちろん・・・簡単に模倣ができる状況というものは「手垢のついたもの」ですが・・・たとえば暮れに「第9」を演奏することを「またかよっ」と思う人(反感)よりも・・・「今年もそんな季節か・・・」と遠い目をする人(共感)が多ければ・・・それは魅力的な企画となるわけです。
まあ・・・いわゆるひとつの「水戸黄門」の強さの秘密でございます。
人間はつねに「ないものねだり」をしますから・・・「珍しいもの」を求めると同時に・・・「なつかしいもの」を求めるのです。
それは・・・大地震で・・・失われた家族を・・・偲んで・・・涙にくれる人々を見ると了解できます。
そういう意味で今回のごくせんは・・・「お嬢さんをチンピラから救うヒーロー」のパロディーとして成立しています。
一方・・・ヤンクミ(仲間)が行こうとしていた映画は「富夫と樹里江と」で校医(小泉孝太郎)が忘れる洋書は「ロミオとジュリエット」なので・・・今回はロミジュリもからんできます。
この場合は「お嬢さん」をジュリエットにすればいいわけです。
そうなると「不良少年とお嬢さん」という古典的ロミジュリパターンが浮上します。これは「泥だらけの純情」から「たったひとつの恋」まで・・・もうひとつのジャンルです。
そして・・・こうなると・・・父と病気の娘と男の子の三角関係という古典は直結です。まあ・・・「世界の中心で・・・」なんたらかんたらです。
さあ・・・組合せ終了です。
今回はお遊びとして・・・合コンヴァージョンがついています。
「お嬢さんの集団がチンピラに絡まれて困っているとヒーローの集団がチンピラを撃退・・・でもヒーローもチンピラ」というお笑いです。
さて・・・結末・・・「娘を心配するあまり・・・男の子との交際を反対する父親・・・しかし・・・娘のピンチを男の子は体を張って守る・・・」というもの。
ただし・・・「よしなっ・・・いやがってるじゃねえかっ」はヤンクミが持って行きます。
これは「あたしのかわいい生徒に手を出すやつはタダじゃおかねえ」という「ごくせん」の決まり手に合流していくのです。
まあ・・・こんだけ・・・スジの割れた話を・・・のほほんと楽しめる・・・それが一般大衆というものなのでございますな。
で、『ハチワンダイバー・第四回』(フジテレビ080524PM1110~)原作・柴田ヨクサル、脚本・古家和尚、演出・を見た。先週のすえ(仲)のおっぱい争奪戦から突然エンジンのかかってきたこのドラマ。やはり・・・ゲスト・大杉漣の存在感の賜物でしょうか。
今回の対戦相手は劇中マンガ「なるぞうくん」の著者・文字山(劇団ひとり)で・・・将棋の駒と会話のできる・・・妄想力のかなりあるキャラです。得意技は穴熊。
そして・・・「将棋はストーリーを支配したものが勝つゲーム」と断言します。
しかも・・・「オレのストーリーは起承転転転結なのだっ」と言うのです。ちなみに・・・起承転の状態で有利だったのは主人公(溝端淳平)なので・・・転(文字山有利)・・・転(主人公有利)と・・・自ら敗北宣言をしている・・・という考え方もできます。
ともかく・・・歩はナルゾーくん、飛車はヒーちゃんと・・・人格を持った駒に攻め立てられる・・・主人公(ハチワンくんのキャラを確認したい方はコチラへ→お気楽様のハチワンダイバー)・・・そしてそれをひたすら見守るヒロインそよ・・・。
この対決のわけの分らない存在感は・・・圧巻です。同時にそれは主人公とヒロインの並々ならぬ存在感の成長につながっている模様。
このドラマには里花(安田美沙子)も登場するのですが・・・正念場と言えるでしょう。ほとんどセリフもなく・・・いるだけで存在感を増していくそよに対して・・・ヴェテランの域に入りつつあるグラドル女優としては・・・心の底から・・・役にのめりこんでいく必要があるでしょう。
少なくとも・・・みさき(木下優樹菜)と同じレベルの演技では問題外になってしまいます。
ノイローゼになるくらい・・・里花の役に没頭する必要があると思います。
そうです・・・このドラマは・・・仲と木下と安田のおっぱいを賭けた女の戦いでもあるのです・・・なんじゃぁぁぁぁそりゃぁぁぁぁぁっ。
ちなみにキッドは「ゾー」のコレクターとして・・・「なるぞうくん」は収納いたしました。「ゾー」の世界は深い・・・戦国時代なら「服部半蔵」・・・幕末なら「岡田以蔵」・・・アジア的規模なら「玄奘三蔵(法師)」・・・若大将なら「加山雄三」・・・国会議員なら「タイゾーくん」・・・語尾に「ゾー」がつくだけで・・・なんだか・・・まともな人とは思えなくなる感性は確かに存在します。ちなみに・・・キッドの人生の師匠の一人は南川泰三(放送作家)でした。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
月曜日に見る予定のテレビ『CHANGE』(フジテレビ)
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皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
ハチワン面白くなってきました。
菅田の書いたハチワンくんはあのままマンガに登場してもいいけど確実に悪役になりそうな予感ですね。
安田と木下っていうとサーカスかと思っちゃいますね。
でもおっぱい対決なんて仲さんの足元にも
及びませんよ。
投稿: みのむし | 2008年5月26日 (月) 16時36分
*simple*life*みのむし様、いらっしゃいませ*simple*life*
でございますねえ。
まあ・・・今回は盤上のキャラたちが
面白さを加速していたわけですが・・・。
ハチワンくんはこっそりロボとして登場させてしまいそう。
そよはメイドにもならないわけですが・・・
じいやは・・・
対戦を見つめるそよの眼差しに
なんとなく・・・好感をもってきた感じです。
一体なんのために・・・
これが謎のところがよろしいのです。
ふふふ・・・盤上再現視聴・・・。
楽しそうですな。
棋譜を使ったレビューなども楽しそうですが
・・・これ以上・・・時間がなく残念です。
安田大サーカス・・・木下大サーカス
さすがはマジシャン・・・
お目が高い・・・。
仲さんの胸元にもおよばないのでするるる。
投稿: キッド | 2008年5月27日 (火) 04時18分