愛なんて心の歪みみたいなものと君は思ってるのかな?(上野樹里)VS女の子のくせに凄いタマが好きなのか?(中山優馬)
・・・まあ・・・とにかく盛り上がってるようです。
お茶の間を妄想してみましょう。
宗佑がタケルを待ち伏せして重傷を負わせる・・・そして自宅療養展開になる。
真紀子「えー・・・なんでなんで警察いかないの」
広「そーだよなー・・・いくら警察が頼りになんなくても行くよな・・・ここまでやられると」
洋三「立派な障害事件じゃからな・・・」
真紀子「巧もなんか言いなさいよ・・・」
巧「・・・興味ないね」
青波「・・・きっと・・・みんな警察・・・嫌いなんじゃないのかな・・・オグリンは会社の金使い込んだりしていて・・・エリはもう宗佑の子供妊娠していて・・・タケルはお姉さんと実は祖父殺してたりして・・・瑠可はヤバイクスリ常用していて・・・美智留は警察があるっていう認識がない知的障害者で・・・」
一同「・・・青波・・・」
で、『バッテリー・第9回』(NHK総合・080605PM8~)原作・あさのあつこ、脚本・相良敦子、演出・中島由貴を見た。まあ・・・前回がいわゆるひとつのクライマックスだったのだな。もう王子様とシンデレラは結ばれちゃいましたーっ・・・て言う感じ。だから・・・今回は二人の幸せな新婚生活とちょっとしたエピローグって感じ・・・?
そして・・・報われない愛を生きる矢島繭(宮崎香蓮)のコミカルでちょっと悲しい恋の番外編なのだった。
なにしろ・・・好きな男の子から・・・尺八って呼ばれる女の子である。
近所のおばあちゃんから手作りのお守りをもらった繭は「好きな人にプレゼントするといいよ」とそそのかされ・・・頭に血が登って原田家に突入。
巧(中山)を除く家族から大歓迎を受けるのだった。特に巧の母(斉藤由貴)は「ああーっ・・・お願い・・・巧を普通の男の子にしてちょうだい・・・私だって孫を抱いてみたいし・・・結婚は無理でも赤ちゃんだけ生んでくれないかなー」的な歓迎を受けるのだった。
繭は「そこまでは・・・ちょっと・・・」と思うのだが・・・家族は期待に胸をふくらませ・・・巧と繭を二人きりにするのだった。
おりしも・・・近所の高校の文化祭で夜空を彩る花火満開。
繭は巧の横顔に見とれて・・・トロトロである。
「大好きーっ」なのである。告白なのである。もちろん・・・巧はノーリアクションだ。
青波(森本慎太郎)「ふふふ・・・バカなお姉ちゃん・・・巧兄ちゃんは・・・ボクのものだもの・・・ボクがちょっといなくなったら・・・兄ちゃんは泣いちゃうんだからね・・・ボクがコンコンとせきをしたりしたら・・・すごく心配で心配で・・・飛んでくるんだからね・・・」なのだった。
いよいよ・・・来週は最終回・・・宿敵との対決に萌える巧だったが・・・その投球に変調が・・・。
豪(高田翔)「巧・・・まさか・・・お前・・・ちかいの魔球をあみだそうとしているのか・・・?・・・肩こわすぞ・・・」(つづく)
で、『ラスト・フレンズ・第9回』(フジテレビ・080605PM10~)脚本・浅野妙子、演出・西坂瑞城を見た。まあ・・・吊りドラマなので開き直って・・・最終章予告である。全11回予定なので・・・おそらく・・・後二回はあるのだろう。まあ・・・衝撃のラストシーンが衝撃すぎて・・・ニコロボ状態にならない限りは・・・。
まあ・・・最終章・前編・・・最終章・後編・・・そして新・最終章とかもあるかもしれん。
とにかく・・・この物語は・・・美智留(長澤まさみ)をめぐる・・・束縛することでしか愛を表現できない男・宗佑(錦戸亮)と・・・見守ることでしか愛を継続できない性別不明者・瑠可(上野)のいささか奇妙な三角関係の物語である。とにかく・・・主役が長澤である以上・・・そうあるべきなのである。
お茶の間にはあまり・・・伝わっていないようなのだが・・・たとえばタケル(瑛太)は瑠可にとってコマにすぎない。とにかく・・・宗佑から美智留を奪うために・・・性的不能者のタケルをエサに美智留を引き止めておく・・・それが瑠可の愛の策略なのである。
この狡猾な瑠可に追いつめられて・・・宗佑は手詰まりになり・・・破綻に陥りつつある。
・・・というのが現状なのである。
宗佑が暴力を振るうので・・・お茶の間は一切・・・拒絶なのであるが・・・愛する人を洗脳されて・・・奪われる男の身になって考えると・・・本当に悪逆非道なのが誰であるかは明白なのだな。宗佑は今回・・・「仕組まれた」と瑠可を非難するのだが・・・すべては明白なのにまるで・・・それが宗佑の妄想でもあるように感じる・・・それが世間というものである。
もちろん・・・愛する人に暴力をふるう人間の精神状態や道徳観は・・・常識的ではないのであるが・・・美智留の母(倍賞美津子)が言うように・・・それが珍しいことではない感性もまたあるのである。
さて・・・そういうわけで・・・タケルは・・・物語の主軸ではない。単に瑠可に都合のいい性癖を持つ異常者にすぎないわけだが・・・非暴力主義者なので・・・飼いならされたブタであるお茶の間受けはいいのである。
その・・・無抵抗主義者ぶりは徹底していて・・・電車に轢かれて片足が不自由な宗佑を相手に大切な手を叩き潰されても我慢なのである。ここまでくると・・・いたぶられることに快感を感じているのは間違いないだろう。タケルはあえて・・・宗佑に・・・苦痛を与えられるのを待ち望んでいた・・・と断言しておく。
それは・・・おそらくバナナブレッドに隠された秘密と関係しているのだが・・・この謎ときを真剣にやろうとすると・・・「ラスト・フレンズ外伝・最終姉妹編」が必要となると考える。視聴率がよければ・・・これをやるかもしれんな。まあ・・・性的な暗示としては大島弓子『バナナブレッドのプディング』(1977)の時代から明らかだが。しかも同性愛的に。
とにかく・・・美智留は・・・最初から・・・愛の囚人なのである。
おそらく・・・母の愛人から性的暴行も受けているだろうし・・・宗佑から暴行を受けても・・・それが愛の別の形であると・・・一度は受容もしている。友人である瑠可には友情も感じているが・・・愛の牢獄の外にいる瑠可(と美智留には見えている)には嫉妬も感じている。自分には最初から・・・与えられていない・・・心の許せる家族・・・を持ち・・・自分の夢を追いかける自由なお嬢様・・・それが瑠可なのである。美智留が瑠可を頼ることができるのはその不公平感から生じる甘えなのだ。
それでも・・・美智留は分別も持っているのである。・・・自分はどうせ・・・檻の中の存在だという分別である。だから・・・タケルから・・・「瑠可と自分はずっとずっとトモダチ・・・それだけなんだ」と聞かされても・・・瑠可から・・・「タケルと自分はただのトモダチだよ」と聞かされても・・・簡単には信じないし・・・瑠可との関係である・・・友情面をおろそかにできないのである。
牢獄に時々・・・娑婆の楽しいことを届けてくれる瑠可は・・・憎みきれないのだ。
だから・・・どこまでも・・・自分に優しく・・・まるで愛してくれているように思えるタケルの温もりをシャットダウンするのである。
雨の中で・・・相合傘になり・・・自然に肌が触れ合うことにも耐えられないのである。
抑えていた・・・感情・・・見果てぬ牢獄の外にある幸せそうな愛への欲望が・・・爆発しそうだから。
予期せぬ負傷により・・・身動きのとれなくなった宗佑は・・・美智留に傾斜する自分の心を制御不能になりつつある。
平和的な・・・手紙は・・・瑠可にとって焼き尽くされ・・・瑠可の巧妙な誘導によって・・・美智留の心は別の男に移りつつある。
「美智留・・・美智留・・・美智留・・・君はだまされている・・・」
しかし・・・シェアハウス教に洗脳された美智留を奪還するには・・・宗佑はあまりにも無力なのであった・・・。
ついには美智留の母もタケルによって・・・「あんたがジョン・レノンならアタシはミック・ジャガー」とビートルズ&ローリングストーンズ的にとりこまれつつあるのである。
なぜ・・・タケルたちが警察に通報しないのか・・・と言えば・・・悪いのが自分たちであると・・・少なくとも本人たちは・・・感じているということなのである。
そして・・・ついに・・・不毛な愛の三角は・・・頂点と頂点の直接対決へと向うのである。
宗佑「もう・・・いい加減・・・オレと美智留から手を引いてくれ・・・」
瑠可「それはできない・・・お前は美智留を幸せにしないから・・・」
宗佑「お前が・・・チョッカイ出すまでは・・・オレと美智留は幸せだったよ・・・」
瑠可「そんなことはない・・・お前の愛は単なる心の歪みだよ・・・」
宗佑「それじゃあ・・・告白もできない・・・くせに・・・オレから美智留を奪い・・・性的不能者を美智留にあてがっている・・・お前の行為を・・・愛と呼べと・・・?」
瑠可「美智留を本当に愛しているのは私だけだ」
宗佑「それなら・・・オレが・・・お前の本当の姿を世界に知らしめてやるよ・・・正体を隠している愛が・・・お前の唯一の希望だろう・・・そこに愛があるのか・・・ないのか・・・わからないからな・・・お前はそれにすがっている・・・哀れな愛の幻の漂流者だ・・・お前の正体を知って・・・美智留がお前を受け入れるかどうか・・・分るかい・・・お前のは愛じゃない・・・それは恋なんだよ。お前は・・・ただ美智留に報われぬ恋をしているだけなのさ」
瑠可「・・・だが・・・お茶の間は・・・私の方を応援しているみたいだぞ・・・一部視聴者の希望通りに私とタケルが妥協して擬似恋愛しないので視聴率↘18.0%だけどな・・・微下げだし・・・」
宗佑「・・・ふふふ・・・愛なんて・・・誰かのためにあるわけじゃない・・・オレと美智留が愛しあっている・・・それがすべてさ・・・その愛をぶち壊した・・・・お前を・・・世間が許してもオレは許さない・・・」
瑠可「ふふふ・・・私はタケルとは違うぞ」
宗佑「本当の男を甘く見るなよ・・・それをオレが思い知らせてやる」(つづく)
関連するキッドのブログ『第8話のレビュー』
✞✞✞✞✞✞今週の悪魔の懺悔✞✞✞✞✞✞
わが主よ・・・またしてもまたしても天使テンメイ様に遅れをとりました・・・お慈悲を・・・グエッ・・・ヒーッ。しかも・・・天使様は公式サイトの裏ゲームを楽しむほどの余裕ぶりなのです・・・やはり「ハンテッド」など見て・・・これも一種のランボーだよな・・・とか余裕かましていたりが・・・うぎぉぁぁぁぁぁ・・・納得いたしますーっ。
土曜日に見る予定のテレビ『ROOKIES』(TBSテレビ)『ごくせん』『2クール』(日本テレビ)(NHK総合)・・・昼下がりはダイジェスト大会だな・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
おはようございます
いきなり尺八。。 今週のヤンマガに、
英語だと音楽のリコーダーかなと書いてました♪
あれ、キッドさんも11回と思ってるんだ!
12回に延長説ってのは誤報なんですかね?
アハハ(^^) 過激な表現だけど当たらずとも遠からず。
宗佑がピンチで、瑠可がトドメを刺しに行ったわけ。
エッ、バナナブレッドの秘密?! 知らなかった。。
そうそう、相合傘は耐えられないんですよね。
もうちょっと上手く演出しても良かったな。
ま、実際問題、警察に通報しない例は多いでしょう。
宗佑がベリッと胸を破いたのにはドキッとしましたね。
単なる暴力かと思ったら、性的でもあったのか。
お気楽さんの瑠可妊娠説にはウケちゃいましたよ♪
第1話冒頭の段階で、産婦人科にいたりして。。
やっぱ、このドラマって、性同一性障害の団体と
反DV団体が関わってるから、制約強いんでしょう。
どんなやり取りが行われてるのか、知りたいもの。
それにしても、裏サイトのゲームは笑えました♪
投稿: テンメイ | 2008年6月 6日 (金) 09時49分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
ふふふ・・・繭ちゃんは雅楽愛好会に所属していて
担当楽器が「尺八」なので
巧くんに本当に「尺八」と
呼ばれているのです・・・。
まあ・・・深い意味を考えずに
通り過ぎるのも自由ですが
フルートとか・・・ハーモニカとか
楽器と性器は奏でるものですからーっ・・・通行禁止。
キッドが知るところでは
全11回予定ですが
12回目は特別編と総集編の二案が
予想されているようです。
まあ・・・基本的に釣り上手だからな
この局は。
バナナブレッドのプティングに
登場するバナナブレッドは
「おいしいもの」
と
「セックスのシンボル」
という二重の意味に対する
ある意味・・・赤面症の女の子の
とっても恥ずかしい気持ちを
表現しています。
まあ・・・ある意味・・・
童貞くんの幻想の性行為の
超現実性の醍醐味のようなものです。
・・・ああ・・・説明すればするほど
意味不明に。
まあ・・・大島弓子と
鳥居みゆきはある意味で
紙一重だから・・・。
とにかく・・・
もう・・・
社会の底辺は・・・
なんでもあり・・・
そして・・・日本では
その層が拡大中ということなのでございますよ。
昔なら・・・
正義は宗佑側にあって・・・
瑠可は拒絶する世の中に虚しく抵抗・・・
という構図だったのですが・・・
ここでは堂々と
サイコがノーマルを駆逐している図式。
せめて・・・
サイコVSサイコに
してもらいたいと思う悪魔でございました。
お気楽様は
タケル、瑠可、宗佑
というある意味
異常な三人は
全滅すると
読んでいるようで
ございます。
キッドはさすが・・・社長と思いました。
まだ続けますか?
は何回試行してみましたか・・・?
投稿: キッド | 2008年6月 7日 (土) 00時14分
最終回があって特別編があるって事は
特別編ってのは最終回からその後の展開か
ソースケの視点で描かれるのか
結局全部丸ごと総集編になるのか
色々と気になるところです。
後、個人的にかつての美知留の先輩は
ニュースに出そうな気がしますが
それが加害者なのか被害者なのか
どっちも悩ましいところです(笑)
個人的には
タケルのネェちゃんとソースケが
互いの苦悩をUFOを食べながら語り合う
展開を想像していたのですが、それは
ちょっと無理っぽそうです(; ̄∀ ̄)ゞ
どちらにしても不意を突かれたとはいえ
病み上がりのソースケにあそこまでヤラれるとは。
彼が今後ソースケに対抗するには
示現流で返り討ち出来るようにガンガン修行をするか
エリ経由で現代に転生した平蔵どんに
警護をしてもらうかどっちかでしょうかね(苦笑)
投稿: ikasama4 | 2008年6月 8日 (日) 18時33分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
このドラマでは
実は長澤まさみは
ものすごく好演しているのですが
周囲が猟奇的なので・・・
目立たない・・・という弱点を持っています。
美智留の母親は毒婦なのですが・・・
おかん・・・だけに
お茶の間の目もどこか・・・
好意的なのです。
毒カレーの人や
橋投げの人と同じくらい
悪辣な母親に虐待されて育ち
それでも母親を憎みきれない
哀れな「見捨てられた少女」である
美智留・・・これから終盤にかけて
もう少し・・・
美智留が・・・涙なくしては
見れない存在だった・・・
ということを見せてくれる展開であればいいのに・・・
とキッドは願望しています。
まあ・・・美智留の先輩の存在が
単なる増幅装置なのか
それとも仕掛けなのかで
かなり変わってくるかと・・・。
タケルと姉さんバナナブレッドの秘密は
回想シーン的にスペシャルで
やるのではないかな・・・と妄想しています、
これは12回目ということではなくて・・・
夏休み特番とかで・・・。
まあ・・・タケルが
どMであることは
間違いないと思うので・・・いつかは
「もっとぶって・・・」
と言うのではないかと思っています。(願望)
投稿: キッド | 2008年6月 9日 (月) 04時30分