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2008年7月31日 (木)

自己犠牲が正義の父親と自己中心が正義の姉・・・私の遺伝子は彷徨うのです。(志田未来)

さあ・・・例によっていい感じになってきた。

「ゴンゾウ」12.5↘10.4↗12.0↘10.5↘10.3%

「正義の味方」  13.2↘10.1↘*8.7↗*9.4%

「ゴンゾウ」と「正義」のダンス。「レッドカーペット」がある以上・・・「ゴンゾウ」がリードしなければ・・・「正義」のステップには限界があるのである。NHKの再現ドラマもあなどれないし・・・。

今週の「ゴンゾウ」は「幻の拳銃・乙(イカズチ)」の「幻の五丁目」をめぐり・・・「ゴンゾウ」の自殺未遂のトラウマ開示・・・そして「復活・本仮屋ユイカ刑事」が「三輪ひとみ」のタレコミで「日本青空クラブ」を捜索・・・と刑事ドラマみたいな展開です・・・刑事ドラマだっ。もう少し知りたい方はコチラへ→エリお嬢様のゴンゾウまこお嬢様のゴンゾウikasama4様のゴンゾウ

で、『正義の味方・第四話』(日本テレビ080730PM10~)原作・聖千秋、脚本・関えり香、演出・阿部雄一を見た。主題歌は奥村初音の「ホントはね」なのであるが・・・原作の設定が微妙に変更されているために・・・ひょっとしたら姉の設定もいじるつもりなのでは・・・と感じさせる「ホントは・・・優しい姉でした」展開である。脚本家もチェンジして・・・超人的な槇子様(山田優)の影が薄まり・・・妹に頼りきるちょっとダメな姉の匂いさえ感じさせた今回。おいおい・・・日和ったかっ。もう・・・本当に打たれ弱いな。

「良妻賢母」のイメージは人によって変わる。たとえばキッドはピアスなんかしてる女の子は良妻賢母にはなれないと感じる。だってあれは自傷行為なので・・・しかしだ。鼻の両側にリングをぶら下げようが、ヘソの周囲が貴金属だらけだろうが・・・現実には良妻賢母は存在するのだ。ただ・・・おしゃれな良妻賢母なだけなのである。もちろん背中に観音様背負った良妻賢母がいてもいいのである。だから付け爪でデコ爪でお茶をたしなんでも良妻賢母にはなれるのでございます。そういう時代なのでございますよ。お気楽様ーっ

それでは・・・良妻賢母とは何なのだろう。

キッドの母はとにかく・・・外面がいいタイプだった。専業主婦で町内会ではすぐに役員になり、PTAでは会長になり、社会を明るくする運動、防災運動、防犯運動もう・・・とにかく・・・そういう地域活動が大好きなのである。それにくらべて家事はとことん苦手だった。もちろん・・・まったくやらないわけではないのだが・・・いかに手を抜くかに神経を集中するあまり・・・実際に手を動かさないタイプである。だから・・・地域住民の冠婚葬祭で母と関わりのない人がいないほどの面倒見の良さと家庭内における面倒くさがり屋のギャップにキッドはめまいを感じるのである。

言うなれば・・・他人の葬儀を仕切るために・・・葬儀屋ではないのです・・・自分の家の夕飯の買い物に行かないタイプなのである。そして素麺ゆでてラップをかけ市販のつゆが冷蔵庫にあります・・・とメモを残し・・・斎場にいそいそと出かけていくのです。・・・キッドはとにかく・・・なんか違うよなあ・・・と思うのだが・・・少なくとも地域住民は母を良妻賢母的人物と見ていることは間違いないのだった。

今回・・・槇子は・・・「結婚相手」と定めた直紀(向井理)に「望ましい結婚相手である」と思い込ませるために全力をふりしぼる。

プロポーズがしたくなるデートスポットを容子(志田未来)にリサーチさせ、下見に行かせ、プロポーズがしたくなるお弁当を料理の腕だけはいい容子に作らせる・・・重いから職場まで出前をさせるのである。

こういう槇子様の態度を・・・破滅的だとか・・・いつかボロが出るとか・・・考えることは優しいのだが・・・超人というものはそんな甘いものではないのである。

なにしろ・・・多くの人が望む「世界が自分中心で回ったらいいのになあ・・・」という願望を「世界は自分を中心に回っている」槇子様の信念が粉砕してしまうからだ。

今回・・・槇子様の父・五郎(佐野史郎)は・・・リストラしなければならない人事部という職責と・・・「他人に奉仕する奴隷根性」がリンクし・・・「退職願」を書くという気の迷いを発症するわけだが・・・こういうことはよくあることだ・・・拡大解釈すれば・・・自殺なんてこの極端な例にすぎない。

「良妻賢母」と対になるのは「いい子」である。

田中家では・・・槇子様は「いい子ナンバーワン」である。もちろん・・・容子はそうは思わないのだが・・・圧倒的な「いい子」が存在する以上・・・これは仕方ないのである。はっきり言ってひがみ根性のなせるワザである。

普通の人間は・・・ダンス教室の教師が教え子にわいせつな行為をしてしまったりするわけである。これを一言でいえば「どこでもいい子じゃいられない」ということになる。

ある意味、悪魔のような母親(田中好子)にとって「いい子」である以上・・・それ以外では「いい子」ではいられなくなるということを槇子様は否定しないのだった。

だから・・・たとえば職場では適当に「いい子」なのである。上司の命令に従いたくないときは従わないし・・・従う必要があるときは従うのである。先輩にも後輩にもけして「いい顔」ばかりは見せない。そして・・・「結婚式で父親が無職と紹介されることは断固阻止」するのである・・・そのためには父親の職場に怒鳴り込むことも辞さないのだった。

そして・・・現在は・・・直紀とその両親に出力全開で「いい顔」みせつけるのである。

こういう・・・生き方の出来ない人は・・・槇子様の生き様をつい否定したくなるものだ。

「ブリっ子」とか言っちゃうのである。「ブリっ子」といえば松田聖子の代名詞だが・・・松田聖子とくらべて・・・そういう人生を否定した人々の負けっぷりは実に如実なものなのではないだろうか・・・。

「可愛い子ぶって」とか「優等生ぶって」なんていう言葉が「敗者の戯言」「負け犬の遠吠え」であることは99%確実なのである。

そんなこと言うヒマあったら自分を磨け・・・そして自分の大切な人にはいつもいい顔見せる努力を怠るな・・・このドラマはいつもそう語りかけています。

少女マンガで言うと大島弓子の「水枕羽枕」(1984)はこういう話である。大人っぽい姉と子供っぽい妹・・・妹はいつも姉に反発を感じる。たとえば・・・カーテンの色。姉はブルーのカーテンがいいと言い、妹はピンクのカーテンを主張する。しかし・・・姉がやがて嫁ぐ日・・・ブルーのカーテンの中で目を覚ました妹は海の中に潜んでいるような甘美な夢を見る・・・という趣向です。

まあ・・・姉妹物語という古典的要素(テーマ)に対するひとつの系列(ジャンル)の中に・・・「正義の味方」と「水枕羽枕」はしっかりと位置付けられると考えます。

関連するキッドのブログ『第三話のレビュー

金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)『ウォーキン☆バタフライ』(テレビ東京)『打撃天使ルリ』(テレビ朝日)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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2008年7月30日 (水)

寄せ書きかっ。(大後寿々花)おめぇのパンないからぁ(末永遥)ちょっと待ったっです(深田恭子)

うふん・・・見るも無惨な火曜日になってきたな・・・。「シバトラ」なんて・・・オチがムリすぎて「寄せ書き現場」にいて「寄せ書き発掘現場」にもいた美月(大後)・・・リアクションに困ってたぞ。

「モンスター・ペアレント」はゲストスターが前田美波里ってなんのつもりだ。しかも捏造モンスターペアレント(猫背椿)である。

「学校じゃ教えられない!」は二夜連続教師に紙を食べさせられる高校生である。ある意味奇跡のかぶりだが・・・びっくり人間大会かっ。

ま・・・それはそれとして火曜日のドラマ対決は・・・。

①「シバトラ」↗14.0% ②「モンペア」↘12.2% ③「学校!」↗*6.9%

で、『GHOST IN THE SHELL  攻殻機動隊』(日本テレビ080729AM0159~)を見た。1995年度の押井守監督作品である。今週は『機動警察パトレイパー』(1989)もあるのだった。夏休みの深夜はこうでなくっちゃなのである。草薙素子少佐の魅力は果てしなく広がるネット社会そのもの・・・そして13年もたっているのに世界観にまったくほころびがない。むしろ・・・世界はどんどん・・・攻殻機動隊の世界に吸収されつつあると言える。もちろん・・・さすがに新作にくらべたら・・・レトロなテクノロジーですが・・・そこがまたいい。なにしろ・・・少佐が人形使いと融合するラストはこれぞ・・・SFです。

・・・まあ・・・冗談はほどほどにしておこう。

で、『シバトラ・第四回』(フジテレビ080729PM9~)原作・安童夕馬、脚本・武藤将吾、演出・石川淳一を見た。鬼神・完結編である。潜入捜査官・シバトラ(小池徹平)と本牧高校の生徒たちは全員・・・山奥の廃屋に集合させられる。もちろん・・・美月(大後寿々花)も一緒である。警察官として未成年者をそんな危険な現場に行かしていいものかどうか・・・いささかも逡巡しないシバトラだった。

そして・・・廃屋に到着。「鬼神はこの中にいる」だの「逃げたら殺す」だの「パンを食え」だの次から次へと意味不明の指示が下り・・・キャスティング的に一番怪しい河東(大東俊介=「花ざかりの君たちへ」で小栗旬の弟役・佐野森)が一人殺されたフリをして・・・結局全員幽閉されてしまう。その間・・・生徒たちは右往左往である。町田リカ(末永)はシバトラをキックするは、ダダをこねるは、シバトラにひっぱたかれるはの大活躍である。もう・・・「ライフ」のキャラそのまんまだ・・・天下の美少女なのにこの扱いは・・・岩佐真悠子とほぼ同じコースなのだな・・・あんまりだ。

とにかく・・・藤木(直人)と千葉(真矢みき)が千葉の妹の死をめぐって・・・因縁があるらしい。千葉の妹は藤木の恋人なのか?

・・・まあ・・・どうでもいい感じに思えてしまうのは・・・あまりにも演出が粗雑だからである。

床をひっぺがすことはできて・・・壁はこわせない・・・相変わらず窓の存在は無視である。

そして・・・トンネルに通じている防空壕って・・・少年マンガだから問題ないけどね。

とにかくだ・・・絵がつながってないんだよな・・・。もう演出とかそういうレベルの問題じゃないだろう・・・。

そして・・・ネグレクトされた天才犯罪者だった河東。もちろん・・・レクター教授のヴァリエーションである。育児放棄された小学生が・・・人心を操作する悪の高校生に変貌していく・・・この点をじっくりと・・・描かなくては・・・悲しい悪の天才の素晴らしさが伝わりません・・・。

もったいねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ。

で、『学校じゃ教えられない!・第三話』(日本テレビ080729PM10~)脚本・遊川和彦、演出・木内健人を見た。今日は妊娠中絶書を教頭先生(伊藤蘭)に発見された静也(前田公輝)が紙食べである。潔癖症のレイ(加藤みづき)は家庭教師とセックスして妊娠・・・堕胎である。そういう微妙な空気の漂う中・・・舞先生はディズニーアニメ「ルイスと未来泥棒」(2007)を引用して「失敗は成功の素」論理を熱く語るのだった。

しかも語るだけ語る舞先生はすべて生徒の自主性におまかせなのだった。ある意味すごいな・・・レイは心も体も傷ついてボロボロなのである。

そんな空気を癒すようにねるとん紅鯨団告白タイムのパロディーである。今回は一人の女の子に二人が行く場合の「ちょっと待った」システムの応用である。ちなみにこのシステムを考えた構成作家は男の子で某有名私立大学の学生・・・某大手自動車メーカーに就職して一瞬で業界を去っていった。できる奴はどこでもある程度はできるという見本だな。

ま・・・そんなことを思い出すだけの今回でした。

永璃(仲里依紗)のセリフ「バカが見る~ブタのケツ~」に一瞬・・・21世紀であることを忘れそうになったよ・・・。

関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー

木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)『四つの嘘』(テレビ朝日)

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2008年7月29日 (火)

今時援助交際で申し訳ありませんでした。(吉高由里子)

・・・さてと・・・テレビで雷光雷鳴ほぼ同時プレーを見ていたわけだが・・・試合中断の際のリケルメ(アルゼンチン)の猛抗議は「こんなピカピカゴロゴロの中で試合なんかやってられっかよ!」「あともうちょっとで終わりなんだからケリつけさせろよ!」のどっちだったのか・・・同時通訳で知りたかったよ・・・。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ロト6反町」↘*4.7%(さあ・・・どこまで下がるのかっ)、「魔王」↗10.1%(サタンの名に相応しいドラマとはいえない)、「打撃天使ルリ」10.0%(深夜の夏ドラマっぽいのか)、「ルパン三世魔法のランプ」14.4%(やっぱり栗貫ルパンは辛い・・・誰か声優いないのか)「ROOKIES」↗19.5%(不連続のうえにつづくかよっ・・・)、「ヤスコとケンジ」↘11.2%(ROOKIESでおなかいっぱいだったか)、「めぞん一刻」*8.0%(だから・・・冬か春にやれって言ってるのに・・・)「篤姫」↗25.8%(すげぇぇぇぇぇぇ)、「Tomorrow」↘10.8%(ふみとどまったーっ)、ちなみに「あんどーなつ」↗*9.1%(イイ話だった・・・)、「太陽と海の教室」↘14.4%・・・以上。

で、『太陽と海の教室・第2回』(フジテレビ080728PM9~)脚本・坂元裕二、演出・若松節朗を見た。まあ・・・高卒の詩人が・・・一流大学→国家公務員という科挙の制度にもの申すわけである。もちろん・・・勝負というものはひとにぎりの勝者と圧倒的多数の敗者を生み出すものであり・・・そこが面白いのだ。もちろん・・・勝負は他にもスポーツだって芸術だって専門職にだってあるわけで・・・勝負の多様性を主張するのは別に悪くはない。しかし・・・勝負である以上・・・どこまでいっても勝者と敗者は存在する。

問題は敗者となった場合の潔さであろう。

大人しく・・・勝者に従うか・・・勝負から降りるか・・・場外乱闘をするか。

ま・・・結局・・・なるようにしかならないのですけどね。

教師は「弱肉強食」を説くべきなのか・・・それとも「愛」を説くべきなのか・・・それぞれが信念に基づいて結論を出してもらいたいと思う。

もちろん・・・キッドは弱肉強食こそが愛だと思います。

今回・・・詩人の魂が炸裂したのは・・・不動のもてないくん濱田学が演じる八朗が・・・今回の愛を乞う美少女灯里(吉高)に奉げるラブレターであろう。

灯里へ

君の笑顔が好きです

君が笑うならスーパーボール鼻につめる

二個つめる

君の笑顔はスーパーヘッドスライディングシャイニングスター

君の涙が嫌いです

君の涙が止まるならベッドの下のエロ本全部燃やす

君の涙はウルトラギガントメガマックスブラックホール

灯里・・・愛はここにあるぞ

・・・まあ・・・微妙だよな。愛にも勝負があるので・・・そもそもラブレターは勝率の低いアイテムだと思うよ。っていうか・・・攻撃用の武器ではないのかもしれない。いいところ・・・犯人逮捕の後の手錠のようなものではないのか。

ちなみに・・・今回・・・冒頭で・・・前回の主要カップルである・・・洋貴(岡田将生)と凛久(北乃きい)による「とれたシャツのボタンをママみたいにつけてあげるというイチャイチャ」があって・・・ここで灯里は複雑な表情を見せる。・・・勘のいい人はここで・・・灯里が洋貴に片思いしていることが分る。

で・・・そう思った人と思わない人では話の印象はかなり変わるのである。

そして・・・演出はこの「灯里の洋貴に対する思い」を半透明のボックスに入れたまま運んでいく。

問題のラブレターは・・・屋上で・・・「灯里が何かを見つめ握りしめた後」であらかじめ敗者の八朗からやはり敗者である灯里にパスされるわけである。

もちろん・・・灯里が握りしめていたのは・・・「大好きな洋貴くんのボタン」だ。

ラブレターを渡された灯里はそれを読まずに破り捨てるのだが・・・。

これは・・・あなたの気持ちには答えられません・・・という意志表示である。

これほど・・・正しい選択は他にはないだろう。

しかし・・・そこにやってきた洋貴は「お前って女を見損なってたよ・・・お前とは二度と口を聞きたくない・・・この人の心の分からない・・・冷血女め・・・」と言うのだった。

ここで・・・灯里はちょっと悲しい顔を一瞬見せて・・・ポーカーフェイスになるのである。まあ・・・灯里の恋心に気がついた人はちょっとしびれるだろう。

しかし・・・この半透明の演出だと・・・最後に八朗がそのことに気がついて・・・「君の気持ちを知らずにいてごめん・・・」と謝る以上に・・・灯里の好感度はアップしないのである。

レインボーメンが六色であること・・・洋貴が本命(不在のレッドマン)であること・・・そして八朗が番外であることなど・・・ヒントはちりばめられているが・・・ともかく・・・教師・朔太郎が客が少なさすぎて経営が危ぶまれる渚のカフェで勝手に持ち込み料理をするように・・・灯里にはある意味迷惑な八朗のウサギのリンゴ・・・いやリンゴのウサギ的片思いをゴリ押しすることを是としてしまう以上・・・灯里の恋心はある意味無視なのである。

だから・・・すっかり三枚目の定着した・・・要潤による灯里の落花狼藉が阻止されることもなんだかなぁぁぁぁぁぁぁの展開になってしまうのだ。

八朗とイエローマンなら・・・イエローマンと愛を深めていった方がいいし・・・何も・・・八朗に助けてコールをしなくてもいいだろう。

あくまで・・・これが正しい決着というのなら・・・イエローマンは買春行為で警察に突き出されるべきなのだ。もちろん・・・灯里は娼婦の道を歩むことになるのである。

もちろん・・・世界にはいろいろな・・・恋愛基準がある。

「好きな同級生に・・・お前は最低だと言われて・・・援助交際をする自分を否定した灯里がもらったものを返却しにいって・・・相手の返品お断りにあって・・・怖くなって男友達に救難信号を発する」

という世界があってもいいが・・・「本命の彼氏には彼女がいて脈なし・・・でも・・・遊び相手のキャナメは・・・とにかく体を求めてくる・・・この男で手をうっとくか・・・と思う灯里」

という世界の方がキッドはリアルな感じがします。

さて・・・短歌も詩の一種ですが・・・弁慶はゴロあわせがお好きなわけで・・・。

八万三千八三六九三三四七一八二四五十三二四六百四億四百

山道は寒くさみしな一つ家に夜毎身にしむもも夜おく霜

山伏の行く道は凍えるほどの寒さと孤独の宿る暮らしで夜になれば下半身も凍てつくよ

という・・・修験者・弁慶の愚痴なのである。

青春真っ盛りのドラマにこれほどリンクしない詩もないが・・・女に縁がない・・・実在の八朗には・・・いや・・・これこそが我が青春と身に沁みるのかもしれない。

どちらかといえば・・・もてないくんの青春や・・・空気読めない教師のおせっかいよりも・・・悲しく消えた灯里のせつない恋心をストレートに見たかった・・・気がするのは・・・キッドが吉高由里子が好きなタイプだからですかぁぁぁぁぁぁぁ。まあ・・・「頭文字D」を知っている人は元ネタのカップルのリアリティーを思い出してもらいたいと思います。

ついでに紙魚子こと真由(前田敦子)は変なアイマスクつけて目立ったし・・・セリフもあって良かったよ・・・。

とにかく・・・受験戦争と恋愛を一緒になさらぬように・・・とふと思うのだった。

そして・・・恋愛も勝負である以上・・・一握りの勝者と圧倒的多数の敗者を生み出すはずなのだが・・・適当なところで妥協というのが人類百万年の勝利の秘訣と言えないこともありません。

次はようやく・・・北川景子編か・・・織田裕二・・・青島刑事を寅さんのようにやり続けるという選択肢はないのかなぁ。

ああ・・・テンメイ様より・・・一日も遅れるとは・・・ウサギのリンゴとリンゴのウサギ・・・かわいそうで食べられないのはどっち・・・という問題にこだわりすぎたな・・・。結局・・・結論でなかったしな・・・。

yanajun様、いつも美しいイラスト素敵ですね。大量スパムがありまして削除している間にそちら様のTBをうっかり削除してしまいました。自家製TBをはりますのでどうぞご容赦くださりますように→yanajunのイラスト・まんが道の太陽と海の教室(吉高由里子さん)

関連するキッドのブログ『第1回のレビュー

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)『正義の味方』(日本テレビ)

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2008年7月28日 (月)

義理の息子が私の公方・・・いや希望(宮﨑あおい)俺は医者だ・・・泣き虫だ(竹野内豊)

ふふふ・・・夏のFNS27時間テレビ17.5%が夢幻のように通り過ぎて・・・それでも篤姫↗25.8%かよっ。凄いな・・・。

一方、フィナーレ直撃を受けた「Tomorrow」↘10.8%だが・・・フタケタ維持である。これはこれで立派だ。

ここ何シーズンかのダメ日曜劇場ならヒトケタ確実だったと思われる。

で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第4回』(TBSテレビ080727PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・韓哲を見た。「社会的入院」という言葉を知っている人はある程度・・・辛酸をなめていると言えるだろう。

「ただの入院」は継続的な看護や・・・医学的管理が必要なので・・・医療機関・・・病院に留置されることだ。元気な人は・・・入院が必要と医師に説得されても脱走したりするのである。

一方・・・社会的入院の場合は・・・継続的な看護や・・・医学的管理が不必要なのに・・・入院しているということだ。

その大きな柱は・・・老人介護である。つまり・・・入院の必要はないが・・・他に受け入れられる場所がないため・・・本人や家族が長期入院を余儀なくされているのである。

同時に・・・長期入院には・・・「精神病疾患」がかなりの割合を占めるという側面がある。

「精神病疾患」には「認知症」が含まれる。もちろん・・・若くして・・・とても家族がまともに暮らせなくなる問題行動をしてしまうので・・・病院に投獄している場合もあるのだが・・・圧倒的に行き場のないボケ老人が放置されている場合が多いのである。

これが・・・保険制度を根底から揺るがす問題であり・・・高齢者の医療にかんする法律は21世紀に入って破綻していき・・・ついに後期高齢者医療制度という苦肉の策にたどりつくのである。

病院を「社会生活不適応者」の収容所にすることで・・・国庫の負担は増大する一方になったのである。

どうすればいいのか・・・悲鳴をあげるしかないのだ。

この世は完全無欠の天国ではないのだから。

今回・・・遠藤・市民病院再生担当医師(緒川たまき)が打ち出す経営建て直し戦略は「長期入院患者の追い出し作戦」の実施である。しかし・・・何故か・・・スポットライトが当たるのは精神病疾患の患者ではなく・・・あくまで経済的な問題を抱える二人の患者だ。

その前に長期入院患者に対する制度の態度について・・・おさらいしておく。まず・・・「治療は病院、介護は福祉」という分業体制である。これによって介護保険制度が導入され・・・悲鳴があがったのである。一方で・・・長期入院に対する医療報酬の減額が実施された。つまり・・・長期入院で・・・病院が儲けにくくするシステムの構築である。

なぜなら・・・治療の必要のない患者で病院のベッドが満床になっていては治療の必要のある患者が入院できなくなるからで・・・それはそれで悲鳴があがるのだ。

しかし・・・たとえば大学病院などの場合・・・系列病院への転院という必殺技があるのである。

大学病院で医療報酬が減額となる長期入院患者が発生すると・・・とりあえず系列病院に転院させる・・・そこで長期入院になると・・・また別の病院に転院させるという長期入院患者のパスである。これならば・・・儲かるのだ。

さて・・・つまり・・・市民病院はこの手が使えないから・・・「単価が安い・・・儲けが少ない」と遠藤は語るのだ。

そのあたりの説明は穏便だった。だから・・・この二人の患者なのである。

一人目は夫に先立たれ天涯孤独・・・帰る家もすでにない・・・骨折老女・のぶ子(佐々木すみ江)である。少し前は篤姫を育てていたのに・・・いつの間にか悲惨な境遇になっているのだ。人生一寸先は闇だな。

二人目は自分のことを僕って呼ぶし・・・ボーイッシュだけどカルテを見ると長女のマコト(沢木ルカ)である。けして「ラスフレ」の瑠可の若き日の姿ではないのだな。喘息で入院しているのだが・・・両親は離婚・・・入院中に母親が夜逃げして・・・天涯孤独・・・家なき子になっている9才の少女なのである。

で・・・愛子(菅野美穂)としては涙ポロポロなのである。「貧乏で帰る家もないのに・・・追い出すなんてあんまりだ」なのである。これに対して遠藤は「病院は老人ホームでも・・・孤児院でもない」と正論である。

つまり・・・愛子には学習能力がある意味欠如しているのである。最近では発達障害と診断される病状だ。そんなものが看護師していていいのか。

その上で・・・知らないから言えるのだが・・・「植物のような状態になった母親」のために生命維持装置をつけ月額50万円を負担している遠藤に「もしも・・・あなたのお母さんが長期入院患者になったら・・・どうするんですか・・・げっ・・・またお金がすべての話ですか・・・お金さえあれば万能ですか・・・墓場の前で大金積めば死体が生き返りますかっ」などともう・・・言いたい放題である。・・・いいんだよ、愛子・・・そこが魅力だっ。

一方・・・そんな愛子と・・・七海(黒川智花)の美人姉妹の母を医療ミスで殺した過去を持つ再出発医師・航平(竹野内)・・・犠牲者の娘たちと知って・・・美人姉妹とまともに目をあわせられない・・・後ろめたさである。事情を知らない美人姉妹は「はうぅんと意識しているのかも」とのんきにワクワクドキドキなのだった。

結局・・・のぶ子は退院・・・。漁師だった夫の後を追い・・・入水自殺する覚悟である。

一方・・・マコトは・・・階段から意図的に転落し・・・自傷して・・・退院を引き伸ばす作戦に出る・・・目撃者が悲鳴である。それにしても・・・男の子っぽく演出することにどんな意味があるのか・・・読めない・・・単にスタッフの趣味だとしたら・・・それはそれで悲鳴だ。

街で・・・例によってのぶ子を見かけた航平は・・・自宅に連れ帰る・・・何か変な目的があったら悲鳴だが・・・もちろん・・・ないのである。

ここで・・・のぶ子に「どこで生きるかじゃなくてどう生きるかだ」というのぶ子の亡き夫の名言を聞かされて航平は心を動かされ・・・「黙ってひっそりと街を去り・・・別の街で再出発しようとしていた」自分を恥じて・・・「あの時訴えなかったことを後悔している」「いつか訴えてやろうと弁護士になろうとしている」美人姉妹に・・・「過去の過ちを告白する決意」をしたのだった。

その後・・・行方不明となったのぶ子をお約束の夜の雨に打たれて捜索する航平と愛子・・・。もちろん・・・のぶ子は発見され・・・看護師長・原田(エドはるみ)の暗躍で衣食住が確保され・・・つかのまのハッピーエンドが訪れる。

しかし・・・いこいの屋上で・・・「罪を告白した航平」に「びっくり仰天ワナワナ震える愛子」の変な空気を撹拌させるために・・・のぶ子は心臓発作で帰らぬ人となるのである。

泣き崩れる航平に・・・はるか空の上からのぶ子は「医者の道は一本道ですぞ」と語りかけるのだがもちろん・・・航平の耳には届かない・・・(つづく)

関連するキッドのブログ『第三話のレビュー

Hcinhawaii0428 まこお嬢様専用・まこちゃんハウス応接ロビー。まこやっぱりなのデス・・・ガ━( ̄⊥ ̄lll)━ンッ!!の後は・・・…( ノД`)シクシク…悲しいエピソード続きすぎデス・・・お笑い体質のまこにはタエラレマシェーン。でも・・・竹野内様の演じるキャラは根っからいい人なのでごじゃいマス・・・きっときっとみんな分ってくれると信じるのデス。・・・っとボギャーッ・・・これはついに竹野内様ロイドTomorrowヴァージョン完成デスかーっ。ikasama4博士、ご苦労様でありがとうゴザイマス!ikasama4もしも・・・自分が遠藤だったら・・・毎日・・・公園で似顔絵を書いて・・・一枚10万円で売りつける暴力画家になるしかない・・・ソウスケロイドを使えば可能か・・・ああ・・・サヨナラだけが人生なのですか・・・花に嵐のたとえは・・・季節はずれですか・・・えーとアゴと泣き黒子・・・改良します・・・

Hcinhawaii0429 ごっこガーデン・夜の灯台どしゃぶりセット。お気楽江口→男でヒューマニスト・・・緒川→女で守銭奴・・・わかりやすいパクリなのね。また・・・こんなセット作って・・・灯台の向こうまで人工雨を降らせるって・・・シャワー何個分?」みのむし魔王の後は・・・ハリポタの死の秘宝読んでいたのでTomorrowパスるるるちーずいくら・・・状況を知らないと言っても愛子は遠藤に酷なことを言いました・・・あらすじ的にはコクがありますね。複雑な現代の姿を・・・いろいろ考えさせられるけど・・・切なくなります・・・mari出会いがあって・・・別れがある・・・幸せな出会いがあれば・・・別れの悲しみは痛烈です・・・そして深まる竹野内さんの憂い顔・・・heart04ですね」エリ泣き崩れる航平・・・ものすごくかわいそうでスー。グスン。平成財閥記念病院の特別室は無料なのに・・・え・・・一般人は一泊1500万円なのですか・・・先輩ズの皆さんの場合は無料にしてね・・・そんでもってエリが完全看護するのyon

Hcinhawaii0430 ごっこガーデン・夜明けの海岸セット。くうコードブルーごっこに来たら・・・怪しい二人を発見?・・・いけない取引?」アンナ竹野内様でドクターで雨ときたら・・・星の金貨ぴょん。マコト君が女の子でびっくりぴょん。寝坊したら・・・まこぴょんいないし、エリぴょんの森もお留守でしたぴょん。一人ぼっちはさびしいぴょんシャブリちりとてちん特別編も仕上げ・・・Tomorrowも仕上がりましたーっ。じいや・・・遅め・・・?・・・とにかくドクターもナースも傘がない~。・・・不自然すぎるっ。平成財閥病院では腹話術の医師団団長で子供たちに人気なのでありましたーっ。泣いてる子供にはケロリをプレゼントするのでした~・・・あ、朝日がまぶしすぎ・・・

で。『篤姫・第30回』(NHK総合080727PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・佐藤峰世を見た。ふふふ・・・駆け足になってきたーっ・・・と感じるのはキッドだけでしょうか。ものすごく盛り沢山である。篤姫と幾島の微妙な関係。篤姫と家茂の怪しい関係。井伊直弼の陰謀、陰謀また陰謀。薩摩では斉興・お由羅派の復権。そして・・・西郷・月照の禁断の心中入水・・・。めまぐるしいわっ。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。ついに本格化した幕府VS朝廷の政治闘争。そしてファン驚愕絶叫・新将軍家茂・書き下ろしイラスト大公開です。本仮屋ユイカと薩摩藩代官所の所縁、井伊の奴隷と呼ばれた田安慶頼秘話、そして息子萌えの篤姫、母萌えの家茂ののほほん交際を実録でございます。

Atuhime1858e 去って行くもの・・・復活するもの・・・世代交代は激動を伴うのである。建前としては禁じられていたが・・・本来・・・主君が代替わりした場合・・・殉死は武士の習いだった。そうでないと・・・次世代への権力機構の移行に軋轢を生じるからである。夫の死後・・・妻が落飾するのも・・・俗事を離れることによって外戚系の権力を封じる意味がある。しかし・・・名目上はすでに藤原氏近衛忠煕の娘である天璋院は左大臣の娘として・・・公家とのパイプを持っていて・・・簡単に新権力によって排除できない存在になっていたのである。ここに・・・大老井伊直弼と天璋院との将軍家茂をめぐる権力闘争が開始されたのであった。

江戸城本丸・・・将軍の間。当年13歳の将軍家茂は変声期が終ったばかりである。ややしわがれた声で・・・井伊直弼に問いかけた。

「京都のこと・・・不手際だったな・・・」

「おそれながら・・・公方様の将軍職就任はつつがなく・・・」

「つつがあるわ・・・余(よ)の後継者相続に熱心なあまり・・・今上天皇(すめらみこと)の攘夷の心に対する手当てがことたりぬゆえ・・・公家どもに隙を与えておろう・・・」

「・・・しかし・・・それは無理難題というもの・・・権力を掌握すれば・・・後は力でねじ伏せまする・・・」

「・・・ふっ・・・そこもとの天耳通も・・・底が浅いの・・・すべての人の心が見通せると言っても・・・その心の真意は計り知れぬもの。たとえば・・・ツツガムシの心を・・・読めるかの・・・注意するがよい・・・そこもとは己の心も読めまいに・・・。力はふるえばふるうほど反動があるというもの・・・。そこもとが正であればあるほど・・・そこもとは邪にそまるのじゃ・・・気をつけるのじゃ・・・そこもとの命を狙うのは人とばかりとは限らぬのだ・・・」

「ははっ・・・」

畏まって平伏した井伊はすでに暗渠と化した眼窩に憎悪の蒼き炎を燃やしていた。

(小僧め・・・一人のぞけば・・・また一人・・・小賢しき限り・・・まあ・・・いい・・・すでに・・・天下はこの井伊掃部頭のものなれば・・・)

涼しい眼をした美少年将軍は面白そうに井伊直弼を見下ろしていた。家茂はふと家定から贈られたカステラの味を思い出す・・・。

(ふふふ・・・先代よ・・・このようなものの相手ばかりでは・・・さぞや退屈であられましたでしょうな)

そんな新将軍の感慨を他所に井伊直弼の支配する赤忍者たちは・・・一橋派の残党を・・・戊午の密勅への嫌疑という名目で狩り出していた。

もちろん・・・密勅とは名ばかりで・・・ようするに孝明天皇の幕府に対する意見書的な勅書に過ぎない。それを幕府は朝廷の幕政介入と言いがかりをつけご意見無用と突っぱねただけである。

その夕刻・・・山陽道の小さな宿場に身を潜めた月照と西郷は理不尽な成り行きに驚いていた。

「薩摩の殿が亡くなってからの世の様変わりには・・・この月照・・・いささか読みが甘かったようじゃ・・・」

「・・・月照様のお心は・・・月光のように・・・慈悲の心にあふれているのでごわす。しかし・・・世には悪鬼が住み候ゆえ・・・」

「・・・吉之助・・・変わったのう・・・」

「さて・・・おいどんには・・・己のことゆえ分りかねますが・・・じゃっどん・・・体に妙な力が湧き上がること・・・これは間違いなか・・・」

「薩摩の殿への無限の慈しみが・・・吉之助殿の陰の道を開いたのじゃ・・・それはチャクラから生じる・・・アートマンの無限力・・・」

「おいは・・・密教の原理はとんと不得手で・・・」

「理の外にある理が・・・吉之助殿に宿ったのじゃ・・・この月照忍鎧の金剛力も遠く及ばぬ境地じゃ・・・」

突然・・・西郷の目が爛々と輝き出した。

次の瞬間・・・西郷は仮の宿とした宿場外れの廃屋から・・・月照を抱えて飛び出していた。

赤忍者による木端微塵の術によって爆発炎上する廃屋。

闇の中で・・・指揮を司る猿の文吉は舌打ちをする。

闇の中を獣のように走る西郷にすでに包囲は崩れている。

文吉は印を結ぶと・・・低くつぶやいた。

「鞍馬流秘術・・・くぐつの法」

月照を背負ったまま・・・街道からはずれ・・・森の獣道をたどっていた西郷は異様な気配を感じ・・・速度を緩める。

前方に姫装束の人影が・・・地から湧いたように現れる。

本能的に方向を変えた西郷の前方にまたしても同じような人影が出現する。

「ケタケタケタケタ・・・」

少女の玉を転がすような笑い声が四方から沸き起こる。

「フフクーフッフフクーチョーフフクー・・・」

十六体の姫人形が包囲の輪を縮め・・・西郷たちに接近していた。

その時・・・本能的な恐怖が西郷を支配した。

西郷は自らの体が熱く火照っていることに気がついた。そして直後に・・・。

西郷の周囲に火球が生じたのである。

その火の玉は爆発的に拡散し・・・西郷たちを囲んだ人形を一瞬にして炎上させた。

森の中に少女たちの断末魔の絶叫が木魂する。

すべてが闇に消えたとき・・・西郷は・・・くすぶって煙をあげる・・・炭化した月照に気がついた。西郷は呆然して・・・やがて大粒の涙をこぼしながら・・・叫んだ。

「げっしょうさまぁぁぁぁぁぁぁぁ」

森の外れで腰を抜かした文吉・・・西郷をはさんでちょうど反対側の杉の大木の樹上では・・・忍び装束のお由羅がすべての成り行きを見守っていた。

「・・・火生三昧不動明王の術・・・西郷・・・もはや・・・天魔の域じゃな・・・これは・・・敵にはまわせぬは・・・」

西郷の慟哭は夜明けまで続いた。(つづく)

火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ)

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2008年7月27日 (日)

その手があったか・・・(佐藤隆太)・・・はいっ!(桐谷健太)

・・・今秋スペシャル・・・来春映画化決定!である。・・・・・・・・・・ま、いいか。

今日はプライベートで多忙だったので・・・『ヤスコとケンジ』はせっかく・・・サトエリ登場なのに・・・パスします。

佐藤江梨子のコスプレのすべてを確認したいあなたはコチラへ→お気楽様のヤスコとケンジ

「めぞん一刻」は・・・もういいか。とにかく・・・「夏」にやる番組じゃないんだよな・・・。

とりあえず・・・髪型はともかく・・・もうヤンキーじゃない・・・高校球児たちに幸あれ・・・。

で、『ROOKIES・最終章・後編』(TBSテレビ080726PM7~)原作・森田まさのり、脚本・いづみ吉紘、演出・平川雄一郎を見た。まあね・・・今さら・・・最終章なんか信じないものね。最終列車が出てしまっても次の日に始発があるもんね。

で・・・四回戦である。

TN       1    2  3    4    5    6    7    8     9     計

二子玉川    1     0    0    0    0    0    0    0     4      5 

目黒川      0     1    3    0    0    0    0    0     0      4

新庄(城田優)先頭打者ホームランで幕を開けたこの試合。二子玉川の安仁屋(市原隼人)と目黒川の江夏(上地雄輔)両エースの投げ合いになるかと思われたが・・・安仁屋は不調・・・あっさり逆転を許す・・・投手生命が危ぶまれるほどの負傷があったことが判明・・・不問にふされる。担当医(平泉成)が握りつぶしたか。しかし・・・ロングリリーフした今岡(尾上寛之)が気迫のピッチング。あまりにいい試合だったので感動した高野連理事は監督(佐藤隆太)の特別ベンチ入りを許すのだった・・・不問にふされたらしい。前科者にあくまで甘いのだな。九回表の二子玉川の攻撃。塔子(村川絵梨)や真弓(吹石一恵)の祈りが通じ・・・平塚(桐谷)は三振したが・・・三連打(にゃーを含む)で二死満塁。バッターはキャプテン御子柴(小出恵介)・・・自信があれば目をつぶっていても打てる・・・という監督の言葉を信じ・・・なんとなく打ったらホームランでした。その裏を再びマウンドに登った安仁屋が抑えてゲームセット。謹慎中にも関わらずベンチ入りした罪で川藤監督は・・・退職した・・・まあ・・・気分ルールです。

で・・・五回戦である。

TN       1    2  3    4    5    6    7    8     9     計

二子玉川    0     1    0    0    0                             1 

丹羽商業    1     4    5    2    X                             12

安仁屋負傷のため先発は今岡・・・滅多打ちである。打線も丹羽商業のエース今中に屈した二子玉川は・・・監督不在に攻守に精彩を欠いた。・・・監督萌えがないと・・・とことんダメな子たちなのであった。五回コールド負けである。

で・・・いろいろあって・・・東東京大会決勝戦は・・・。

 TN        1     2  3    4    5    6    7    8     9     計

東海大高輪台     1     0    0    1    1    2    0    0     0      5 

関東一          0     0    2    6    1    2    0    0     X     11

先制した高輪台だったが・・・守備の乱れで逆転を許し四回裏に大量失点・・・追いすがる度に突き放される展開。関東一のエース松本をノックアウトかるもリリーフした一年生投手白井を打ちあぐね万事休す・・・。九回表の攻撃でここまで11失点しながら投げ続けた高輪台のエース高橋は・・・五打数四出塁・・・猛暑に体力の限界に達し二塁三塁間で転倒・・・ついに立ち上がることはできなかった。関東一が14年ぶり4回目の甲子園出場を決めたのである。

ドラマかっ・・・一方、負けたら・・・一年間の休部を噂された二子玉川野球部だったが・・・いい試合をしたので・・・不祥事は不問に付されたのだった。そうでないと映画化できないからである。

とにかく・・・二子玉川野球部は・・・まだ夢の途中なのです。(最終章だったけど案の定・・・つづく)

関連するキッドのブログ『最終章・前編

月曜日に見る予定のテレビ『太陽と海の教室』(フジテレビ)

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2008年7月26日 (土)

地獄の門をくぐる者は一切の望みを捨てよと言われます。(大野智)・・・弱すぎる(沢木ルカ)

さて・・・目力のある子役の登場である。「打撃天使ルリ」に登場する謎の美少女・片桐唯の沢木ルカ(1997年生まれ)である。「Tomorrow」にもぜんそく持ちの患者マコト役で登場し・・・まあ・・・お披露目的な連続登場だ。

ボーイッシュなタイプが好きな人は魅了されること疑いなしである。森本慎太郎、森迫永依、桑島真里乃と同世代になる。

「打撃天使ルリ」は主人公のルリ(菊川怜)がなんちゃって女子高校生を体当たりで演じた方が笑えたと思うが・・・原作の女子高校生からOLに設定変更である。おバカなレベルの暴力描写はなかなかだがセクスィーは控え目になっている。昨日詐病の人だった井田國彦が弱者代表で登場・・・「いい人だけど・・・弱すぎる・・・」とルリに断言される。まあ・・・妻子をコンクリート詰めにされて泣いて謝るだけって・・・まあ・・・一般人はそういうものかもしれませんのですな。拳の打撃でぶっとばされたチンピラが天井突き破り・・・間を置いて墜落の描写はなかなかでした。・・・でも「キューティーハニーTL」の壁は越えられないかな・・・。片桐唯の活躍次第か・・・。でも10才の子役にできることの限界はあるよな。

で、『魔王・第四回』(TBSテレビ080725PM10~)原作・キム=ジウ、脚本・西田征史、演出・坪井敏雄を見た。うわあ・・・記憶喪失でなくて・・・ただ忘れてただけだったのかよ・・・直人(生田斗真)・・・まだ・・・事件の全容は明らかではないが・・・つまり・・・殺意の有無とか・・・少なくとも・・・正当防衛か・・・過失による殺人か・・・の審判を受けた少年が罪を償うためとは言え・・・正義感まるだしで刑事やってたら・・・釈然としないだろう。

少なくとも・・・同僚の刑事たちが・・・すぐに納得しないよな・・・。

とにかく次々と繰り出される妖しい展開で・・・お茶の間を煙に巻く展開だな。

夏休みだからいいかもな・・・お子様向きと言う意味で。

この後は二宮和也・錦戸亮・戸田恵梨香で「流星の絆」・・・原作・東野圭吾・脚本・宮藤官九郎というかなり妖しいコンビネーションで復讐劇である。なんか・・・路線ですか。

とにかく・・・怪しい記者・池畑(六平直政)・・・怪しい領(大野)の怪しい姉・真紀子(優香)登場である。池畑はターゲットであり・・・追跡者であるという複雑で間抜けなポジション。麻里(吉瀬美智子)と葛西(田中圭)・・・不倫・・・隠す気あるのか・・・?

さて・・・どこまでスーパーナチュラルしてくるのだ・・・巨大モニターに映る赤い目はただのシンボルなのか・・・それともエコエコアザラクな眼なのか・・・謎をはらんで次回へ・・・。

まあ・・・中身・・・まったくなかった気がするのは暑さのせいでございますよね。

Photo さて・・・来週は「塔」のカードが登場するようですが・・・今回はダンテの「神曲」からの引用のみ。まあ・・・一応・・・「神曲」について・・・妄想しておきます。ちなみに「地獄の門」は「神曲」に霊感を得たロダンの彫刻です。国立西洋美術館で見られます。

さて・・・ダンテの「神曲」は永遠の淑女ベアトリーチェ(ダンテ憧れの人)が夭逝したためにダンテが妄想の中で・・・「迷いの森」から「地獄」へ・・・「地獄」から「煉獄」へ・・・「煉獄」から「天国」へ・・・と放浪する物語です。

「地獄編」はプロローグの「迷いの森」1章と33章、「煉獄編」33章、「天上編」33章から構成された全100章構成。原題は「喜劇」です。邦訳は「神聖喜劇」となる場合もあります。キッドは密かにダンテの「お笑い」と呼んでいます。

ここで3にこだわっているのは3がダンテにとって聖なる数字だからです。

「魔王」に登場する333「イタリア文学」はこのこだわりに対応しているようです。

ま・・・とにかく・・・キリストが登場する前に死んだ古代ローマの詩人・ウェルギリウスの霊に導かれて・・・ダンテは地獄の門をくぐるのです。もちろん・・・死んだベアトリーチェが恋しいからです。

「地獄篇」第三章冒頭で・・・地獄の門に黒く記された文字をダンテは見上げます。

地獄の門をくぐると憂鬱な都市がそこにある

地獄の門をくぐると終ることのない苦しみが待っている

地獄の門をくぐると滅亡した人々に逢える

聖なる戦の後に大いなる愛によって

地獄の門は造られた

戦いの後に最初に造られたゆえに

次なる戦いの始まりまで地獄の門はここにある

地獄の門をくぐるものは

一切の望みを捨てよ

・・・まあ・・・ここに入ると「死ぬよ」ということです。

もちろん・・・ダンテはこの門をくぐり・・・地獄めぐりの旅に突入するわけです。

地獄は九層構造になっていて第一階から第九階まで・・・罪の軽重によって・・・死者たちが地獄の刑を受けています。そこには(当時の)死んだ有名人たちがうじゃうじゃいて・・・地獄の苦しみを受けているのでございます。なにしろ・・・地獄ですから。その罪は「邪淫」やら「貪欲」やら「欺瞞」やら「暴力」やら・・・もうありとあらゆる罪の百科事典になっています。まあ・・・爆笑ものです。

もちろん・・・罪は地の底へ深く落ちるほど・・・重いということになります。

地獄の最下層・・・第九層はコキュートス(嘆きの氷河)と呼ばれており・・・そこには・・・かって天上界で最高の天使・・・神を継ぐもの・・・神と戦をしたもの・・・光の源・・・ルシファーが幽閉されています。神との戦いに敗れ墜落したその姿のまま・・・氷漬けにされていらっしゃるのです・・・おいたわしや・・・。

もちろん・・・その痛ましいお姿こそが・・・魔王サタンです。

そして・・・その罪名は・・・「神に対する裏切り」でございます。

もちろん・・・魔王は時を待っているのです。地獄の門を開き・・・神への復讐を果たす・・・その日を・・・永遠の闇に包まれて・・・。その神への呪詛・・・憤怒・・・怨恨が・・・地下から芳香のようにたちのぼり・・・地上に悪を生じさせていることは言うまでもありません。ちなみにダンテがベアトリーチェと再会できたのかどうかは・・・自分の目でお確かめくださいませ・・・。(つづく)

関連するキッドのブログ『第三話のレビュー

日曜日に見る予定のテレビ『コードギアスR2』(TBSテレビ)『篤姫』(NHK総合)『Tomorrow』(TBSテレビ)

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2008年7月25日 (金)

できる奴とできない奴がいる・・・ただそれだけでしょう(山下智久)死んだフリとか?(新垣結衣)

ふふふ・・・てっきり・・・うっかりミスで通電・・・心拍戻らず・・・死亡退場・・・新規メンバー投入だと思ったのに。

殺伐さが不足でございますなー。

まあ・・・「ER」で言うと藤川(浅利陽介)はモリス(第10シリーズから登場のレジデント)に顔立ちからしてそっくりで・・・「ER最大のダメ人間・・・無能者」として君臨するモリスと同様・・・「ドクターヘリのお荷物」として存在意義があるらしい。・・・そのウザさは群を抜いているのである。

親の顔が見てみたいのであるが・・・親(山本道子=文学座)登場である。つまり・・・母の溺愛で・・・こうなりました。なのであるな。大分県の教員採用試験がらみの親子を彷彿とさせる。

これをいい話ととらえてしまう感性が・・・日本をダメにする可能性がある。

まあ・・・でも・・・親が子を愛し・・・愛された子がまた親になり・・・という構図も否定できないところが・・・この世の不条理なのであるな。

もう少し・・・こういう親子に厳しい方がこのドラマにはあっていると思うが・・・お茶の間にあわせたのか・・・それにしては夏休み第一週とはいえ・・・↘13.2%である。今さら・・・こんなウェットを取りに来てどうする。浅利陽介と山本道子の母子物語じゃ・・・もたないだろう・・・。・・・と思ったりいたします。

で、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~・第4回』(フジテレビ080724PM10~)脚本・林宏司、演出・葉山浩樹を見た。結局・・・シニアドクター黒田(柳葉敏郎)とフェロードクター藍沢(山下)とは緊密な師弟関係を築きつつあるのである。今回は藤川の処遇をめぐり・・・エレベーターという密室で情報交換をするところが描写される。

黒田「藤川を・・・どう評価する・・・」

藍沢「緋山(戸田恵梨香)にできることが・・・藤川にはできない・・・それだけです」

黒田「・・・だな」

どうせ描写するのならもっと小刻みにやればいいのだ。基本的に藤川母子の芝居に時間とりすぎなのである。もはや・・・黒田ママに藍沢チーママなのだから。

だから・・・冒頭のやりとりを②とするとその前にはこんなやりとりがあったはずだ。

①のエレベーター会談

黒田「白石も慣れてきたから・・・次・・・緋山か・・・藤川か・・・ヘルプにつけようと思うんだけど・・・やっぱり・・・緋山よねえ」

藍沢「・・・そりゃ・・・そうですよぉ・・・藤川なんて・・・ドジばっかりだし・・・まだ・・・お店に出すのは早いと思いますよぉ」

②のエレベーター会談の直後

黒田「そうよねえ・・・別のお店すすめようかしら・・・藤川・・・あの子・・・銀座はムリだと思うよね」

藍沢「ママにおまかせしますよ。・・・でも・・・その方があの子のためにいいかも」

③のエレベーター会談

藍沢「あの・・・ママにお願いがあるんですけど・・・あの話・・・もうしちゃいました?」

黒田「したわよ・・・さすがに・・・ガッカリしてたわ」

藍沢「・・・あの・・・あの子のお母さんが田舎から来てて・・・あたし・・・くれぐれもよろしくって・・・頼まれちゃって・・・こんな世界で情にほだされちゃ・・・ダメだとは思うんですけど・・・アタシが一から仕込みますから・・・もう少し・・・お店においといてもらえませんか・・・」

黒田「・・・まあ・・・あんたらしくないわねえ・・・でもいいとこあるのね・・・実はさあ・・・あの子・・・オーナー(児玉清)の縁故なのよ・・・オーナーにも言われちゃってさ。・・・そう・・・あんたが面倒みてくれたら・・・私も助かるわぁ・・・ありがとね・・・」

藍沢「ママ・・・気をつかってもらってすみません」

まあ・・・今回はそんな話だったよな。銀座のクラブかよっ。

とにかく・・・そういう人情話なので・・・すれ違っていく人間模様の切れ味が鈍くなっているのである。

もちろん・・・好みの問題もあるが。

藤川母を軸に藍沢と冴島(比嘉愛味)の過去が説明されたりするのも・・・二人が饒舌な感じがして・・・臭いのである。

藤川母・・・息子の情報を信じ込み・・・命の恩人(目ざとく冴島が発見していなければ藤川は蘇生しなかった可能性あり)に対して「子供の嫌いな親なんていません」とベタベタである。

そんな親・・・いくらでもいると思うぞ。幼児虐待のニュース見たことないのか・・・このクソ婆あは・・・失礼しました。

一方・・・藍沢に対してはしつこく付きまとって仕事の邪魔をしたあげくに「親っていいものよ」なのである。

ここで・・・「両親は離婚・・・母は六歳で死亡・・・父も程なく死亡・・・祖母に育てられた・・・」と口答で説明する藍沢・・・脚本センスのかけらもないね。

主人公の過去はもっとかっこよく提示してもらいたい。

藤川母「あなた・・・親御さんは・・・?」

藍沢「・・・ずっと昔に・・・死にました」

藤川母「・・・・・・・・」

藍沢「・・・・・・」

ぐらいがいいなぁ。

来週・・・育ての祖母が危篤になる気配だから・・・そこで提示すればいい話だろう。

まあ・・・とにかく・・・一番幼い緋山が「患者さんにとってもつらい現実をつきつけるのはこわい・・・」とおびえたり・・・頭でっかちの長女・白石(新垣)が詐病で騙されたりしつつ・・・今日も一日が終るのだった。

ちなみに・・・虚偽性障害と詐病は似て非なるものであるが、それは病名の解釈の問題であり・・・虚偽性障害の中で特に重篤なものをミュンヒハウゼン症候群と呼ぶのも・・・ボーダーラインの問題に過ぎない。それが悪意や犯罪性に基づけば詐病でもある。

まあ・・・いわゆる一つの「責任能力の問題」になるわけで・・・キッドとしては・・・「精神的疾患が器質的な病因を特定されないものである場合」・・・「詐病」と「虚偽性障害」を区別するのは無意味だと主張しておく。

もちろん・・・暴論であることを付記しておく。

「他人に迷惑をかけるのは悪いこと」・・・これぐらいは譲れない一線でいいのではないか。

もちろん・・・心の病のやっかいさは・・・充分承知の上である。「認知症」の患者に「メモをとることの重要性を認知させること」の困難さをキッドは身を持って知っている。

「あのね・・・なるべくメモした方かいいよ」

「なんでよ?」

「ほら・・・最近・・・忘れることが多いでしょ?」

「メモしたって忘れるでしょ・・・」

「だから・・・メモを見ると思い出せるでしょ」

「メモを見ることを忘れるでしょ・・・」

「だから・・・時々・・・メモを見てください」

「なんで・・・メモを見るのよ」

「忘れたことが書いてあるから・・・」

「なんでメモなんか書くのよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お前がボケとるからじゃいっ」

「ひどい、ひどい・・・息子にこんなひどいことを言われるなんて・・・もうボケたいよ」

この世にはおそろしいことはいくらでもありますね。

さて・・・キッドはこの物語は「序破急」の三段階で構成されていると思う。

今日は新たな「序」である。

以前のレビューで「主題歌」の冒頭部分にふれた。

どれくらいの値打ちがあるだろう

僕が今生きている

この世界に

すべてが無意味だって思える・・・

つまり・・・この世界に「価値なんて見出せない気分」でスタートするのである。

それが

だけど素敵な明日を願っている

臆病風に吹かれて 

波風が立った世界を

どれだけ愛することができるだろう?

・・・と気分転換がされていくわけだ。

「価値のない世界」を「愛せるかどうか」・・・それは難しい問題なのである。もちろん・・・そこに至る間に何か「出来事」があって・・・「心境の変化」に至る・・・まあ・・・ドラマとはそういう虚構の上に成立している。

ちょっとウザイ・・・藤川の母という現実に触れ・・・藍沢が幻想の親の愛に触れた気分になるというのはいかにも安っぽい話であるが・・・しかし・・・現実というのは時にお安いものなのだ。

そして・・・「価値のない現実」を「愛してしまえば」・・・「現実には価値が生れてしまう」ということなのでございます。

さてさて・・・またしてもまたしてもテンメイ様に遅れをとりましたが・・・インディアン嘘つかない・・・で来ましたか・・・まあ・・・メインバトルは月9ということなので・・・休みなしかっ・・・という気分も少しする今日この頃です。

関連するキッドのブログ『第三回のレビュー

Hcinhawaii0425 エリお嬢様の森の別荘・山P先輩研究室。エリああ・・・藍沢Pのおばあちゃん・・・どんなおばあさんだったのでしょうか。気になりまスー。今日は三つ子の山P先輩とお茶会ですyon。耐えられないことに耐えて生きていくって・・・どんなに耐えられないことか・・・気が遠くなりまスー。ああ・・・エリ・・・ちょっと・・・って山P先輩にお願いされたら・・・はうぅんなのでスーmari母からのありがたい・・・ありがたい・・・お手紙・・・グスングスン・・・みんな・・・ウェットになってきていますね。ニノは魔王の後でまた復讐もの・・・クドカンで東野圭吾って山P先輩に類・・・巨大祭りの予感デス。更新ナシデスまこ・・・ドクター・フジッキーも魅力ですが・・・ここは・・・ドクター・タマッキーで・・・。藍沢よりクールでブルーなドクターではうぅんデス。梶さんのお弁当も・・・轟木さんの網タイツもないなんて・・・ウソツキ・・・ウソツキの心を知るのデス

Hcinhawaii0426 ごっこガーデン・救命処置室。アンナおやおや・・・藤川が倒れてるシーンなのに・・・CHANGEですぴょん。藤川→藍沢役割CHANGEプレイ・・・エリちゃん・・・よだれがたりらりらんびょん・・・今回ミスチルHANABIがグッときたぴょ~んシャブリ復帰を願う仲間たちのラグビーボール・・・自分ではぬぐえない涙を拭う緋山・・・名シーンでありました~。次の日ケロリ・・・発見できずーっめっちゃ・・・遅刻です~・・・蕎麦饅頭はどこでしょう?」くう少しずつ大人になっていくフェローたち・・・挫折をのりこえて・・・稀なる望みと羨ましさの間でもがき苦しみながら・・・窓に映るヘリが・・・切なく・・・そして震えるように勇ましい・・・

Hcinhawaii0427 ごっこガーデン・ドクターヘリポート。お気楽黒田は・・・藍沢にイジワルしてるんじゃないかな・・・ホントは。海外ドラマだともっとスムーズにヒリヒリするのに。顔はガッキー山Pの順・・・蕎麦饅頭って・・・もっと涼しいお土産がいいよね・・・そばゼリーとか・・・ないかみのむしドロドロは好きだけど・・・絶望的なのは・・・ちょっとつらいるるる。注意力散漫にも限度があるから・・・藤川は救命は・・・ムリるるるミマムCHANGEは食べつくしたのでそば饅頭で休憩っしょ~・・・地震で被災した皆様お見舞い申し上げますaki「まとめるのに悩んじゃうんでないかい。盛りだくさんのコードブルー。でも藍沢は患者と同時に仲間たちの面倒も見ている気配・・・すごくアニキな感じなのでは・・・来週・・・いよいよ・・・生い立ち編か?」あんぱんち今回はポーニョポニョポニョになってしまったのね。そば饅頭はいただくのね。ソバまんマンというキャラはないのよikasama4「えーと・・・救急車で運ばれてきた心肺停止の患者は・・・いいか・・・藤川の通電原因です。・・・・・・藍沢の「知らん( ̄Д ̄)」にツボりました。若いメガネの先生は黒田だったかもしれません・・・藤川の場合・・・態度が悪いではなくて・・・ウザい・・・でしょうろーじーココログにTBが跳びにくいのに・・・ヘリは飛ばす・・・ああ・・・地獄の甲子園・・・ロードの季節でんがな。ヘリはもう少し計器とかうつしたり天候の状態を気にしたり・・・山Pも頭の中がベッドの空き数を計算している幻想を入れたりしてショーアップしてほしいがな・・・っていうか・・・私・・・画面に出てませんーっ」

土曜日に見る予定のテレビ『ザ・クイズショウ』『ヤスコとケンジ』(日本テレビ)『ROOKIES』(TBSテレビ)『めぞん一刻』(テレビ朝日)

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2008年7月24日 (木)

私は同級生に平手打ちをされるより姉の願いが叶わないことを畏れます。(志田未来)

・・・なんていい妹なんだ・・・そしてなんて素晴らしい姉なんだ・・・と毎回感動できない人が多いらしい。まったく・・・仕事ができなくて・・・なまけもので・・・美人姉妹じゃない人って困るよね・・・お前、男だろっ。

水曜日のダンスは・・・。

「ゴンゾウ」12.5↘10.4↗12.0↘10.5%

「正義の味方」  13.2↘10.1↘*8.7%

である。あらあら・・・。「レッドカーペット」17.2%、「八王子通り魔殺人」13.2%・・・強いな。

「ゴンゾウ」に関して言うと・・・今回は台本が甘い・・・ゴンゾウは「被害者は天使」という先入観に従って「キャバクラに務め詐欺師的実業家の愛人」だった彼女が「高価なプレゼントを貰っても純愛だったから問題ない」という結論に達する。しかし・・・「彼」以外にも愛人がいて「男を手玉にとっていた可能性」はいくらでもあるのである。もちろん・・・動機がある殺人であっても問題はないが・・・たとえば「相手は誰でもよかった」殺人で犯人が「自首しないタイプ」だったら・・・初動捜査をこんなにのんびりしていたら迷宮入りだと思う。

ま・・・リアル警察は「となりの女を殺した男」を一ヶ月も放置したりしますけどね。

さて・・・一方・・・主演級なんちゃって高校生スター夏の陣。

志田未来の正義の味方13.2↘10.1↘*8.7%・・・平均10.7%

多部未華子のヤスケン 12.3↗13.1%・・・・・・・・平均12.7%

大後寿々花のシバトラ  13.0↘12.2↗13.4%・・・平均12.9%

ふふふ・・・もちろん・・・大後は助演なのだが・・・一歩リードなのである。しかし・・・多部も朝ドラ主演(09春「つばさ」)が決まっているのである。もちろん・・・キッドはこの三本の中では志田にかかる負担は大きいと考える。厳しい世界だよなあ・・・がんばれ志田未来!

そのためには「ゴンゾウ」・・・もう少しとってくれ。「相棒」「斉藤」のダンスを見習ってほしい。

ゴンゾウがペットのオウムに何を吹き込んだか知りたい方はコチラへ→ikasama4様のゴンゾウ

ゴンゾウは何から逃げているのか・・・事件の闇は明るみにでるのか・・・心配なあなたはコチラへ→エリお嬢様のゴンゾウ

ゴンゾウはともかくのび太のマーくんの美人妻がいないことから理沙先生との復縁の可能性が気になるあなたはコチラへ→まこお嬢様のゴンゾウ

で、『正義の味方・第三話』(日本テレビ080722PM10~)原作・聖千秋、脚本・旺季志ずか、演出・阿部雄一を見た。槇子(山田優)的な人・・・というものが身の周りにいる人は少ないと思う。まず・・・健康である。槇子様は快食快眠なので基本的に気分がいい。次に容姿端麗である。ややサド目ではあるが・・・整った顔立ちでスタイルもいい。そして才能があって堅実である。お勤めは国家公務員である。キャリアなのである。そして残業前にすべての業務を終了させる実務力がある。

つまり・・・非の打ち所がないのだ。

まあ・・・そんな人間いるのかよっ・・・と思う人は向上心のないダメ人間だと思う。

で・・・世の中は割りとそういう人間の方が多数派であり・・・視聴率は・・・ね。

しかし・・・ダメ人間だって・・・上を目指すべきではないのか。槇子様を見習って一歩でも槇子様に近付こうと考える人間が一人でも増えることを願ってやまないのである。

この物語の最大のポイントはそんな槇子様がお暮しになっているのが昔懐かしい中流家庭であるということである。

もちろん・・・母方の血脈は優秀で母・春子(田中好子)はお茶のお師匠さんだってするのである。パターンなら家柄を鼻にかける嫌なタイプであってもおかしくはないのだが・・・春子はあくまでおっとりである。ただ・・・ちょっと色白だけれど腹黒いのだ。

しかし・・・それはあくまで・・・庶民から見るとそうなので・・・春子に下僕として傅く夫・五郎(佐野史郎)はお嬢様妻に仕える喜びに身も震える毎日なのだった。

槇子様が父親を「五郎」と呼び捨てにするのが気にくわない人も多いのかもしれないが・・・槇子様を娘に持った父親なら・・・そのフレンドリーさに喜んでシッポを振ることは十中八九間違いないのである。五郎はペットの犬・・・あるいは農耕馬のポジションだからな。・・・素晴らしいではございませんかっ・・・そこまでは思わんよ。普通の人は。

そして・・・そんな完全無欠のお嬢様のプライベートの秘密を妹・容子(志田)の視線を借りて覗き見ることのできるお茶の間・・・なんて恵まれているのでしょう。・・・だから・・・まあ、いいか。

今回の槇子様の職場は「国会で大臣が提出する謎の法案の準備」で大忙しですが・・・抜群の処理能力を持つ槇子様にはどこ吹く風です。一方・・・同じキャリアでも能力に余裕のない職場の先輩ミドリ(滝沢沙織)はなんとか「出る杭を打つ」体制に持ち込みたいのですが・・・能力差があるためにギャフンです。

格差社会と平等主義・・・ここに横たわる矛盾をこれほどまでに鮮やかに描き出したドラマがかってあったでしょうか。もちろん・・・そんなこと描かれたくない人が多い社会なので・・・視聴率はね。せめてギャハハと笑えばいいのに・・・。無能な人々ってつまらない。・・・いい加減にとしけよ。

さて・・・半分プライベートではターゲットのエリート官僚・直紀(向井理)とのデート三昧です。妹的には「本気で直紀さんの人生を奪いに行っている」ということになるのですが・・・要するに「結婚相手として選択した」ということですね。

そして・・・槇子様は「獲物」は絶対に逃がさないのです。直紀の趣味にあわせて苦手なクラシック音楽を克服。興味のないカヤックに興味深々で、キライなお茶もマスターです。

目標達成のために全力を尽くす。見習いたいところです。まさにこのドラマはダメ人間矯正ドラマです。義務教育で見せるべきなのです。「学歴がすべてではない」とか「夢を持て」とかそんな負け犬を慰めて・・・社会で現実に打ちのめされ「誰でもいい殺人バカ」を生み出すようなドラマは百害あって一利なしなのでございます・・・おいおい。受験戦争に負けたものは社会の底辺で槇子様の野望達成のために身をささげる喜びを感じるようにしっかりと躾けるべきなのです。負け犬にだってその気になれば喜びはいくらでもあるのです。

そして・・・完全なるプライベートでは「長州小力」にぞっこんの槇子様。

「へびの抜け殻」→「ホラー映画」ときて「西口プロレス」です。

素晴らしい趣味の良さでございます。ちなみにいわゆるひとつの「マイ・ブーム」というもので槇子様の「熱狂的な期間」は過ぎ去っていくものらしい。今回も「好きになって醒める」までが描かれている。

そして実は「現実の長州小力」とリンクした虚構と現実的虚構のコラボなのである。

すると・・・この「正義の味方」の世界は2005年にリンクしていることが分る。

時系列を整理すると

・槇子様・・・西口プロレスに熱中

・槇子様・・・キャリアの一人が流行遅れのパラパラ(1998~2001年に第三次ブームがあった)でストレスを解消しているのを目撃

・槇子様・・・小力と対面・・・醒める。「パラパラでもやってろ」と発言。

・2005年・・・小力HINOチームと「NIGHT OF FIRE」でパラパラを踊りメジャーとなる。

まあ・・・秘話なのである。あくまで2005年に実際にあった話なので・・・ネタが古いとか言う人は大人気ないのだ。

今週も容子は知佳(西内まりや)に平手打ち(二回目)をされるのだが・・・こういう場合はより激しいリアクションになるように演出しないとな。階段からふっとんでころげまわり・・・でも無傷ぐらいの演出をしないと・・・「こんなこと修羅場じゃない」というくりかえしのギャグが生きません。そういう点では「ヤスケン」の多部の方がスタッフに恵まれている。

関連するキッドのブログ『第二話のレビュー

金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)『ウォーキン☆バタフライ』(テレビ東京)『打撃天使ルリ』(テレビ朝日)

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2008年7月23日 (水)

落とし前つけてくれっ(哀川翔)真実のLとそうじゃないLなのです(深田恭子)・・・ちょろいわ(大後寿々花)

なぜ裸で走ったのだ・・・暑かったから・・・。なぜクレームをつけるのです・・・長男で失敗したから・・・。なぜ住み込むのかしら・・・出番のためです。

暑いのか・・・日本列島・・・軒並み暑いのか・・・。

火曜日のドラマ対決・・・①「シバトラ」↗13.4% ②「モンスターペアレント」↗13.2% ③「学校じゃ教えられない!」↘*6.1%

あはははははは・・・たたき出したな・・・。「ロト6」に*0.1%勝ってるが・・・深キョン主演という看板が泣くよ・・・。物語のほとんどが・・・ほぼ無名の男女10人でおりなされ・・・スタッフが・・・「女王の教室」の幻影を未だに追いかけているのがよく分かる。

「太陽と海の教室」と「学校じゃ教えられない!」を比較すると・・・教師の頭がおかしい・・・という点では一致している。違うのは・・・高校三年と高校一年とか・・・生徒の知名度とか・・・「裸じゃなくて下着ならいいだろう」という寸止め展開かな。

で・・・実は「シバトラ」だって学園ものだ・・・。そして・・・恐ろしいことに「モンペア」も学園ものだ・・・。夏休みなんだよーっ。世間はなーっ。夏休み突入だってーの。

・・・しょうがないなあ・・・。三本立てでいきまーす。

で、『シバトラ・第三回』(フジテレビ080722PM9~)原作・安童夕馬、脚本・武藤将吾、演出・石川淳一を見た。ものすごく・・・勝手に位置づけると・・・フジのドラマは月9一軍、木10二軍、火9三軍、土深夜特殊部隊ということになるだろう。で・・・この脚本家は一軍枠以外でヒットを飛ばしてきた。「電車男」(木10)と「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」(火9)である。どちらかといえば企画の勝利のようなドラマであるが・・・それでも成功は成功なのである。今回は微妙なのであるが・・・それは素材の苦しさにあるような気がする。基本はミステリなので・・・隠し事が多いのである。

電車男は「おタクがお嬢様とラブラブになれるか・・・」だったし・・・イケパラは「男子高校に女子が男装してラブラブになれるか・・・」だった。後はゴチャゴチャと付属物を装飾していけばいいのである。そして・・・ある意味・・・集団のお祭り騒ぎで押し切ったのだ。

今回は主人公が潜入捜査官である。「なんちゃって少年(小池徹平)が未成年のフリして事件を解決できるか・・・」なのだが・・・お祭り騒ぎにならないのである。先週からインターネットを利用した謎の知能犯・鬼神を求めて本牧高校に潜入捜査している主人公。だが・・・教室が登場するだけで・・・学内に潜入している意味がほとんどない。そして・・・毎回・・・犯人側には正体がバレバレなのである。・・・なんじゃ・・・そりゃ。

もちろん・・・ミニ・コントの連打であり・・・ボーっとしている分には問題ないのだが・・・先週でいうと・・・閉じ込められた部屋のドアの上がガラス張りだったりとか・・・今週で言うと・・・盗撮犯人という外道と生徒が殴りあいでスキンシップしたりして絆を確認したりとか・・・おやおや・・・という展開が多いのである。第一・・・元・高校教師でボロアパート住まいの男が二人を拉致して連れ込むあの船の所有者は誰なのだ。

主人公の上司であるさくら(真矢みき)にもまだ隠された事情があるので挙動不審である。兄貴分である小次郎(藤木直人)にもまだ隠された事情があるので奥歯にものがはさまっている。主人公の「死ぬ可能性のある人に死神の手が見える・・・だが死なない」という超能力も・・・ほとんど意味不明だ。

宮川大輔と塚地武雅がちょっとしたお笑いを演じるのだが・・・家出少女美月(大後寿々花)のウソ泣き小芝居ほどにもはまらない。

婦警三人娘はあきらかに別次元である。そして末永遥はただいるだけなのだ・・・今のところ。

なんじゃぁぁぁぁぁぁぁこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁなのだが。火曜ドラマ対決の首位に立ったのだ。

なんじゃぁぁぁぁぁぁぁそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁなのである。

関連するキッドのブログ『第一話のレビュー

で、『モンスターペアレント・第四回』(フジテレビ080722PM10~)脚本・荒井修子、演出・小林義則を見た。出たな・・・荒井修子である。また修行に入ったのか。とにかく・・・奇人のセリフを書かせたら・・・ピカチュリンなのだよな。・・・なんじゃそりゃ・・・。

で・・・今回のゲストは経営手腕に優れたエリート医師で病院長・江藤(哀川)である。子供の教育に熱心なあまり・・・未熟な若手小学校教師を毎日授業参観で放課後スパルタ特訓するという立派なパラノイア(偏執病)患者である。自己中心的な性格で異常な独占欲、体系だった被害妄想、自らを特殊だと感じる誇大妄想・・・激しい攻撃性・・・すべての症状がそろっている。もちろん・・・ネタバレになるが・・・優秀だった長男を教師・小山(温水洋一)に狂わされた過去があるため・・・次男もまたそうなるのではないかという恐怖に追い詰められた結果なのである。

・・・かわいい。かわいい・・・俺の息子・・・かわいい俺の息子。それなのにうすらはげの小学校教師がダメにしやがった。音楽狂いになってレット・イット・ビーしちまった。なんてことだ。もういやだ。もうそうはさせない。義務教育というチャカで武装した洗脳集団へ。毎日毎日かわいい息子を送り込む・・・この親の気持ちがわかるか・・・そのやわらかい頭脳にとんでもない思想を吹き込まれたら・・・俺のかわいい息子の一生は台無しにされてしまう。こわいこわい・・・今・・・この瞬間にも息子に間違った知識が刷り込まれてしまう。今・・・この瞬間にも教員採用試験を情実でパスして・・・実力もないくせに・・・60点上乗せしたテスト結果で・・・教師の資格もないような青二才の落ちこぼれのズタ袋が・・・俺のかわいい息子・・・俺のすばらしいDNAで満たされた俺の息子にみだらですぼらで書き間違いの悪魔の思想をだらだらと吹き込んでいるかもしれないなんて・・・ああ・・・我慢できない・・・診療なんてやってられるか・・・手術している場合じゃない。行かなくちゃ・・・かわいい息子に会いに行かなくちゃ・・・悪い教師を見張りに行かなくちゃ・・・雨に濡れて~。

しかし・・・オチは「モンスター/ピンクレディー(1978)」の温水弾き語りヴァージョンでした。

きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。モンスタ~。

哀川翔・・・いかしてるぜ・・・哀川翔・・・しびれたぜ。あ・・・主演は米倉くんです。

関連するキッドのブログ『第一回のレビュー

で、『学校じゃ教えられない!・第二回』(日本テレビ080722PM10~)脚本・遊川和彦、演出・猪俣隆一を見た。こうすれば視聴率が下がるという見本のような展開を「演歌の女王」でやりつくしたと思った脚本家だが・・・まだまだ手はあったのだな・・・。・・・家でやってくれっ。しかし・・・生徒が悩んでいるときにカレーを食べる深キョン。かわいい。さらに生徒が悩んでいるときにカレーをおかわりする深キョン。かわいい。しかし・・・この手の深キョンはもっともっとアクロバットで青虫レベルのを「未来講師めぐる」で見たばかりなの・・・ものたりないのよ。

永璃(仲里依紗)の恋人マーくん(松本寛也=第16回ジュノン・スーパーボーイ準グランプリ)が別の女(河北麻友子=第9回全日本美少女コンテスト・グランプリ)を好きになった復讐行為として・・・周辺に嫌がらせのビラをはりまくる男五人組・・・「犯罪じゃないのか?」って「犯罪そのものだよ」・・・しかし・・・学校に持ち込む問題じゃないだろう。警察で・・・保護者に厳重注意・・・下手すれば少年院送りだ。

シバトラのような趣向のドラマならあれだが・・・ある意味・・・リアリティーを追求するテーマでこういうことやったらお茶の間が逃げていくのがわからないのか・・・。

一人が責任をかぶって・・・少年院送りになりメンバーから脱落するぐらいでいいのではないか・・・こういうメンバーなら。

「栞と紙魚子の怪奇事件簿」でも洋式トイレに女子が座るシーンがあったが・・・日本テレビは女子のトイレシーンを偏愛している気配は濃厚だよな。もちろん・・・「女王の教室」の志田未来や「1リットルの涙」の沢尻エリカの失禁は重要なシーンだったので問題外だが・・・単なる「お笑い」のためにこういうシーンを挿入するのは明らかにお茶の間へのサービスの方向を誤っている。

校旗による下半身隠蔽・・・そして伊藤蘭への開陳など・・・この作家は潜在的に露出狂と思われても仕方ないよな。一回・・・公園で実行して逮捕されてしまえばいいのに。

さて・・・深田恭子が「ディズニーおタク」で「ニモ」や「ポカホンタス」について語るシーンである。

「ニモ」は前回も登場して校長先生(谷原章介)との会話のキーワードになる。特に登場人物(熱帯魚だが)の中でツノダシのギルが「冷たそうに見えて実は親切」であることを校長先生になぞらえるのである。

もちろん・・・ディズニーの許可を得てのことだと思うが・・・ここまできたら・・・アニメーションの一部使用は必然だろう。もちろん・・・舞(深田)の口頭の説明でも意味はつかめるが・・・エンターティメントとしては失格だ。シバトラの軽い笑いが学芸会レベルなら・・・ここでディズニーの著作権を使用可にしないプロデューサーはガキの使いである。

深キョンの家のシーンで前フリとして視聴している態でいいのである。

「ファイティングニモ」の素材を見たこともない人がお茶の間にいることを忘れてはならない。

同様に・・・「真実の恋にめぐりあう」例として・・・「ポカホンタス」(1995)が登場する。実在のインディアンの酋長の娘と白人入植者との恋愛のフィクションである。二人の人種を越えたラブロマンスという前フリが理解されなければ・・・舞のセリフは必要以上に空虚になるだろう。やはり素材を挿入するべきなのだ。

それができないならば・・・最初から持ち込むな・・・と言いたい。

井原西鶴や近松門左衛門の提示もギリギリ同様のことが言える。

社交ダンス部が・・・秘密結社化していく・・・という流れであれば・・・例として出されるのは薔薇十字団とか・・・マウマウ団とか・・・共産主義者同盟の方が良かったのではないか。

まあ・・・とにかく・・・旧校舎に巨大なラブマシーンを隠している時点で・・・舞先生はフリーメイソンっぽいわけですが・・・。

とにかく・・・中村蒼が演じる一樹が熟女マニア、ロリコン、男色と・・・結局・・・単なるプラトニックラブなのであり・・・実際に18歳でスウェーデン人とのクォーターである仲の演じる永璃に「年齢も国籍もわからない奴」というセリフを投げつけるなど・・・非常にデリカシーにかける脚本家は・・・まあ・・・死ななきゃなおらねえか・・・際どければ面白いと思い込むという古典的な病に罹っているのでございましょう・・・もう少し・・・落ち着け。そして低視聴率獲得という身体に食い込む刃の味をじっくり感じてもらいたい。

関連するキッドのブログ『第一回のレビュー

木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)『四つの嘘』(テレビ朝日)

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2008年7月22日 (火)

邪魔する奴はぶちのめせ!(織田裕二)岡田将生(18)北乃きい(17)吉高由里子(20)冨浦智嗣(17)鍵本輝(18)谷村美月(18)大政絢(17)黒瀬真奈美(16)前田敦子(17)・・・北川景子(21)

・・・まあ・・・「コード・ブルー」もかなり粒ぞろいなわけだが・・・「太陽と海の教室」のこの異常な密度はなんなんだ・・・しかも・・・ほぼなんちゃって高校生ではない現役布陣である。なんちゃって高校生でも問題ない北川景子が教師なのは・・・もげっ。

とにかく・・・「ライフ」からは北乃きいが・・・ほぼ同じキャラ(普通の高校生)で・・・。「わたしたちの教科書」からは谷村美月が・・・ほぼ同じキャラ(普通の優等生)で・・・。「喜多善男」からは吉高由里子が・・・ほぼ同じキャラ(普通に小指をかじられそうな高校生)で・・・かきあつめられている。ケータイ刑事銭形海(大政絢)もいれば栞と紙魚子の紙魚子(前田敦子)もいるイケパラのこまり(黒瀬真奈美)もいるのである。・・・高校生だったら絶対湘南学園高校に転校したいよ。とりあえず・・・シャブリ様には教室と職員室をなんとかしてもらいたい・・・大変ですか・・・オーバーワークですか・・・。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ロト6富裕層」↘*6.0%(反町ビクビクしすぎ・・・)、「魔王」↘*9.2%(斗真の性格設定不明すぎ・・・)、「トトロ」17.6%(腐ってもトトロ)、「ROOKIES」↘12.5%(毎回クライマックスだったからな・・・毎週じゃないけどな・・・最終章・前編とか言われてもな)、「ヤスコとケンジ」↗13.1%(ヤンキーの夏休みあげか?)、「ハチワンダイバー」↘*8.3%(ちゅっちゅちゅる~)、「時をかける少女」10.0%(紺野真琴は仲里依紗)、「篤姫」↘24.3%(家定ファン・・・*2%もいたのか・・・)、「Tomorrow」↘13.5%(この時点で猟奇、佐々木、ハタチ、パパムス、冗談に勝っています・・・そこんとこヨロシク)、ついでに「あんどーなつ」↘*7.6%、「太陽と海の教室」20.5%・・・以上。

で、『太陽と海の教室・第一回』(フジテレビ080721PM9~)脚本・坂元裕二、演出・若松節朗を見た。まあ・・・とにかく・・・「君の瞳に恋してる」の織田裕二(UZ)のカヴァーがガッカリなのを除けば「冗談じゃない!」で受けたダメージはかなり回復できるキャラを得たようだ。とにかくテンメイ様がコレに決めたみたいなので・・・素晴らしいと思うのである。まあ・・・「戦場帰り」が「医龍2」と重複という点では危険なものも感じますけどね。「戦場帰りの教師」・・・あの体には地雷の破片が埋まってたりして・・・ね。

さて・・・その点は置いといて・・・今回のスポットライト生徒は湘南学園高校3年1組・白崎凛久(北乃)である。いや・・・根岸洋貴(岡田)じゃないのか・・・という意見もあるだろうが・・・海岸で子供を抱えて出現した櫻井朔太郎(織田)が一緒に人工呼吸させたのは・・・凛久である。それはきっと凛久のキス顔が見たかったからだ・・・それは違うと思うぞ。それに・・・凛久の手を握って・・・無理矢理走らせてみたり・・・基本・・・一緒にいた洋貴を無視して凛久とスキンシップすることが主眼だったようだ・・・それもそういう邪な眼でみればな・・・。まして・・・最後に「下着の写真を撮らせるために」シャツのボタンに手をかけた凛久のチラリズムを充分に堪能するため・・・間合いを取っていたと思う・・・もういいよ。

とにかく・・・「ライフ」からやってきた北乃きいは「全校生徒からいじめを受けるいじめられっ子」から・・・親子二代で経済格差のために奴隷化している「いじめられっ子洋貴の彼女」に転生したのである。まあ・・・お茶の間に分りやすいキャスティングだっ。

とにかく・・・北乃きいは目元が吉野公佳にそっくりである。ということは薄倖の美少女ができ・・・やがて魔性の愛人に成長する可能性を持っているのだな・・・。輪郭がやや丸めなのでさらにはもっとメジャーになれる気配も感じるよ。

さて・・・そんな北乃の演じる凛久が付き合っているらしい洋貴は下請けの零細な造船所の息子である。そして・・・「がんばって」と洋貴を励ます凛久は「勝ち組」らしい。

負け犬の造船所の跡取り息子と勝ち組の少女。この組合せは・・・「たったひとつの恋」かっ・・・。しかし・・・こちらは父親は生きていて・・・ただ・・・不況を乗り切るために大手企業に組み込まれている悲哀が織り込まれている。そのしがらみを主人公がチェーンソーでぶったぎるのである。

まあ・・・キッドだったら「下着の写真うんぬん」を言い出した時点で末吉(中村倫也)グループ全員をロープで結びつけ・・・岸壁から逆さ吊りにして「次・・・なんかしたら・・・沈めるぞ」と耳元で囁くか・・・相手の態度次第ではそのまま沈めちゃいますけどね。

まあ・・・とにかく・・・狂気の教師が街にやってきたのである。

そして・・・この脚本家である以上・・・その正体は「詩人」なのだ。なにしろ・・・前作の「猟奇的な彼女」では全編ダダイズム(意味不明)で押し通し・・・前々作の「わたしたちの教科書」では主要女子生徒が全員天才詩人だったというオチだったのである。

今回はズバリ国語の教師であり、名前が朔太郎だ。もはや月に吠える可能性は大きいのである。

今回も出だしから・・・

自分が誰かと問われても

それを証明するのは難しい

氏名年齢職業で

自分が誰かを証明できるはずはない

しかしその難しさにこそ

それをなすべき興がある。

・・・暴走する詩人の魂である・・・人によっては・・・蹴り殺したくなるタイプですね・・・わかります。

もちろん・・・キッドは・・・来るなら来いという心の準備があるので大丈夫です。

なにやら大問題を抱えている湘南学園。

中卒の理事長・神谷(小日向文世)とポン女卒の校長・長谷部(戸田恵子)には確執があるらしい。その問題は受験資格の根底を揺るがすようだ。

さて・・・受験に熱心な経営者と・・・受験資格の問題となると・・・真っ先に浮かぶのは「単位履修不足問題」である。

つまり・・・「高校卒業」のためには「履修が必修」である「科目」を受験科目でないことを理由に軽視して・・・「履修科目」から除外してしまったカリキュラムにより・・・学習指導要領に反した教育が・・・主に進学校で・・・日常化されていたと言う問題である。

そして・・・この問題は・・・「受験制度」そのものの根底を揺るがす問題であることと・・・あまりにも広範囲に波及する問題であることから・・・「お茶を濁すお裁き」になっているという今日この頃なのである。

つまり・・・予想される問題は「受験に必要はないが高校卒業のために必要な授業を実施しなかった」湘南学園高校のカリキュラムということになるだろう。ストレートかな?

それを内部告発しようとした校長と「生徒を愛しているなら・・・」と抑止する理事長という構図だ。

まあ・・・「受験に関係ない授業をしている間に受験に関係する科目」を重点的にやる・・・それのどこが悪い・・・という意見は・・・不公平という言葉を学習しなかったか・・・しなかったフリをしているということが言えるでしょう。

しかし・・・正直者がバカを見る・・・という言葉も簡単には無視できません。

ああ・・・青春は萌える陽炎です。

関連するキッドのブログ『わたしたちの教科書

              『モップガール

              『ライフ

              『冗談じゃない!

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)「正義の味方」(日本テレビ)

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2008年7月21日 (月)

女の出る幕なし・・・てかっ(宮﨑あおい)俺は医者だ・・・イメトレしている(竹野内豊)

ふふふ・・・オーソドックスな日曜劇場・・・やればできるのになぜやらなかったのだ・・・。

まあ・・・結局・・・木村拓哉とか・・・竹野内豊とかは・・・確立した二枚目スターなのだよな。だから明石家さんまとか織田裕二のような三枚目的なスターと違い・・・デタラメな構成が許されないということなのだ。意欲的な試みとメチャクチャは紙一重で・・・その気になればどこまでも・・・ダメになっていくのである。

そういうことに対してプロデューサークラスのスタッフは無自覚になってはいけないということなのです。

まあ・・・何が当たるかわからないから・・・やるだけなんだよ・・・と開き直られたらそれまでですが。

まあ・・・寝ぼけて親を殺す子供だってたまにはいますしね。なんだってあるっちゃぁありますよ。

で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第3回』(TBSテレビ080720PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・川嶋龍太郎を見た。「明日になれば陽はまたのぼる」のだが、こういう当たり前のことを言って・・・「確かにそうだよなあ・・・」と妙に感心することが人間にはある。なぜなら人間はとりとめない生き物で・・・いつもいつも「当然のこと」を考えているわけではないからだ。で・・・とにかく・・・そういう「ごく自然な話」を「歌」にすることが可能なのである。同じように「ドラマ」もできる。「明日になれば陽はまたのぼる」ようなドラマだ。で・・・頭の悪いものは「そんな普通のことではドラマとして面白くない」と考えるのだ。

ここが・・・「まちがい」のポイントなのである。「とんでもないこと」が「面白い」という「当たり前」がわかってないのである。つまり「当たり前のことが面白い」という「とんでもないこと」の方がレベルが高いということだ。

「医者が患者を治す」という・・・とても当たり前のことを描いて・・・「不思議と面白い」・・・そういう到達点を目指すべきなのだ。それができるのが「プロ」なのである。

少なくとも・・・この作品は・・・「ありえないカップルの珍騒動」や「ありえない夫婦のドタバタ」や「ありえない年の差カップルのメチャクチャ」よりもずっと面白いとキッドは思う。

この調子でお願いします。

キッドは病院にはほとんど行かないが・・・キッドの周囲は「お医者さん」が大好きである。

「風邪をひいた」「腰が痛い」「頭が痛い」「熱が出た」「足が痛い」と言っては医者に行く。

もちろん・・・悪いことではないのだが・・・その度に国庫からお金が出て行くのである。

で・・・今回は「人工透析」である。国庫の負担はほぼ100%である。

なぜかと言うと・・・「患者」に負担させるには「酷」な病状というものがあるからだ。

「コード・ブルー」の第一話にも人工透析の必要な患者が登場した。週に三回・・・健康な人間なら腎臓が処理する血液の濾過を機械に委ねなければならない。そういう不幸は確率的な問題であって誰にも起り得ることである。で・・・たまたま・・・当たった人は嘆くしかない。年若い患者は人生に絶望し・・・リストカット・・・自殺未遂の結果・・・右腕が壊疽を発症し・・・右腕切断に至る。ただ・・・嘆いたり・・・ただ・・・生きているだけでも・・・時には人は残酷な運命にめぐり合うのである。

そういう意味で・・・こういう「患者」の負担を軽減するために・・・「費用」を国庫(税金です)が負担するのは・・・実に合理的だし・・・善意にあふれている。

もちろん・・・「不健康なのは自己責任」という考え方もあるだろうし・・・「透析の必要な患者」と同じように「残酷な運命」に遇いながら「自己負担」となっている「病状」もいくらでもある。

このあたりが「政治」の難しいところだ。

・・・どこまでいっても「不公平」はなくならない。しかし・・・現場で常にそれを「目指そう」という気持ちをなくしてはならない。

もちろん・・・そういう理想を求める人間ばかりではない。大分県の教育者なら身に覚えのあることである。・・・まあ・・・余談ですが。

とにかく「商売」の「基本」は「料金先払い」である。もちろん・・・「信用のある人々」は「レストラン」で「食券」を買ったりしないのである。それどころか・・・「小海老のカクテル」「ポタージュスープ」「季節のサラダ」「ヒラメのムニエル」「フィレ・ステーキ」に「食前酒」「白ワイン」「赤ホイン」を飲んで「コーヒー」に「アイスクリーム」と「季節のフルーツ」でディナーを締めくくってもカードしか出さなかったりする。しかし・・・「信用のない人」は「ざるそば」を食べるのにも「食券」を買う必要があるのだ。

で・・・「病人」は基本的に「信用のない人」である。たまに治療しても死んだりする。そうすると死者からは「お金」がいただけないことはよくあるのである。

これは「商売人」にとってはひどい話である。

「ほぼ食い逃げ」だ。

そこへ・・・「透析」という「ビジネスチャンス」がやってくる。なにしろ・・・「お勘定」は「国庫負担」なのである。もう・・・「透析」をどれだけしても「とりっぱぐれ」がないのである。

キッドの密林は三方が病院に囲まれている。北と南の病院には透析センターがない。東の病院には透析センターがある。驚くべきことに北と南は築30年以上のボロビルだが・・・東はガラス張りのキラキラした建物で・・・しかも・・・左右に新病棟を新築中なのである。

もう・・・儲かっちゃって儲かっちゃって笑いが止まらない東の病院経営者なのだ。

ちなみに院長は元・極道である。

まあ・・・要するに・・・医療もビジネスにすぎないということなのだ。

だから・・・経営コンサルタントで脳外科医の遠藤(緒川たまき)の言うことは正論この上なしなのである。もちろん・・・こんなボロい商売に競争はつきものなのだ。しかし・・・市民病院などというものは立地条件などでかなり恵まれている場合があり、新規参入しても充分に勝算はあるわけである。

周辺の古参の透析センターとしては死活問題なのだ。

これが極道の経営だったりすると・・・とんでもないトラブルになったりする。

「市民病院の透析で患者が死んだ・・・」などという怪文書が駅前で配られたりするのである。

そういう危惧さえあるのに・・・遠藤に対してくってかかるナース愛子(菅野美穂)・・・。

「一般の患者さんを追い出して・・・儲かるから透析するなんて許せないっ」

ふふふ・・・そうですよね。透析患者ばかりが病人じゃないわけですから。しかし・・・愛子・・・先週・・・妹(黒川智花)の命を助けてもらった恩人に対して・・・まあ・・・自由平等平和博愛主義者に義理もへったくれもないですけど。

そしてかえす刀でドクター航平(竹野内)に「あんたもなんか言ってよ」なのである。

だから・・・航平も妹の命助けた恩人だから・・・ま、いいか。そんなナース愛子がステキだっ。わがままでいい。・・・だって実際に困っている患者さんだっているんだものね。

ともかく・・・外科医・航平・・・透析センター担当(仮)である。

探偵学園Q(陣内孝則)に依頼していた調査結果が出るまでは・・・正体不明の男・航平をおいそれと活用するわけにはいかないのだ・・・と言っているワリには「稼ぎ頭」部門に抜擢してるぞ・・・まあ・・・遠藤も人の子・・・夜中にトイレに行けない美少年と過去のある二枚目ドクターには甘いらしい。

そして・・・今宵の悩める患者はペンキ職人(ベンガル)である。もちろん・・・ドクター航平は患者として出会う前に運命の出会いをして・・・ペンキ塗りたてのベンチに座ります。すぐにクリーニング店に走らないと・・・。

そして・・・患者の理由ありの息子(塩谷瞬=ハリケンレッド・・・「トップセールス」からここだが10月からはドラマ8の「七瀬ふたたび」で予知能力者・恒夫役・・・七瀬(蓮佛美沙子)である・・・それは・・・どうだろう)にも出会うのである。

ペンキ屋の息子とペンキ屋は仲のいい親子だった。運動会で二人三脚をしたことがある。母親ゆずりなのか足の速い息子に対して父親は鈍足である。結果は最下位の一歩手前。息子は「父ちゃんのせいじゃないよ」と父親をかばった・・・。父親の宝物のような思い出だ。そんなある日・・・母親が腎臓病になった。夫は妻に腎臓をひとつプレゼントした。すると今度は父親が腎臓病になった。互いを気遣うあまりギクシャクする夫婦。少年には理解できない大人の機微で夫婦は別れた。何もそんなことで・・・と思う人もいるかもしれないが・・・そこには性の不一致とかいろいろあるわけです。

ともかく・・・別れの理由を知らないペンキ屋の息子には父親が母と自分を捨てたとしか思えない。そして母はほどなく病死し・・・少年の心には父への怨みだけが残る。

しかし・・・成人した息子に送金を続ける父親。そしてわざわざ足を運んで返金する息子。

草臥れ果てた父親の腎臓はいよいよ危険な状態になり・・・循環器にも余病が併発する。

この状況を変えるには腎臓の生体移植が有効である。

もちろん・・・その施設も専門医も市民病院にはない。

外科医への復帰を目指し・・・寝る間を惜しんでイメージ・トレーニングをする航平。その姿を見た愛子は反省して・・・患者のための奉仕活動を開始する。

親子関係の修復である。愛子が息子を探し出し、航平が「病歴」を洗い出して・・・「ペンキ職人夫婦の秘密」を探り当てる。

航平「お父さんはお母さんに腎臓を贈った・・・それは愛だ・・・と思う」

息子「おやじ・・・おれの腎臓もらってくれよ・・・それが・・・愛だから」

一件落着である。

結局・・・専門病院で移植手術をすることにしたペンキ屋親子。去って行く姿はまるで二人三脚をしているようだった・・・。

遠藤「・・・他の病院のために営業して・・・どうするの・・・」

航平「でも・・・人助けは・・・気持ちいいじゃないですか・・・僕は医者としてベストを尽くしただけです」

遠藤「・・・あなたが・・・殺した患者の家族にも同じことを言えるかしら・・・くそ生意気なナースの愛子の母親・・・あなた・・・医療ミスで殺してるわよ・・・」

航平「・・・え・・・そんな・・・運命のめぐりあわせが・・・ドラマだからですか・・・」(つづく)

Hcinhawaii0422 ごっこガーデン・市民病院の短い廊下セット。まこああーっ・・・せっかく第二の握手を二人で決めたのに・・・二人の共同作業で患者さんに幸せをプレゼントしたのに・・・二人の運命には何が待っているのデスかーっ。でも・・・この手を離さなければ・・・時間は止まるの・・・明日になっても陽はのぼらないんじゃーぁぁぁぁぁアンナいいお話だったぴょん。息子が一瞬山P先輩に見えたことはエリ姉ちゃんには秘密だぴょんのかえるぴょんエリ足が早くてイケメン・・・ベンガルパパ・・・本当に血がつながっているのか疑問でスー。患者は生かさず殺さず・・・しぼりとるだけしぼる・・・ビジネスとしてはそれが正解ですyon・・・でも患者は金のなる木じゃないのでスーみのむし親子の秘密と母と好きな人の秘密・・・秘密るるるでもドロドロじゃないるるる・・・愛子甘いよ愛子・・・遠藤正解だよ遠藤るるる・・・まこちゃん・・・握手長いよ握手

Hcinhawaii0423 ごっこガーデン・市民病院屋上セット。お気楽外科は成功しても感謝されるだけ・・・失敗したら裁判とかでお金とられて割にあわないよね。いい話すぎて本文でツッコミなしよ。ねえ・・・まこちゃん・・・廊下で5時間屋上で5時間って・・・そろそろ・・・お仕事に行ってよmariイメージ・トレーニングって・・・医龍を思い出しましたよ。10人は殺さないと1人前になれないという伝説の外科医界・・・航平の腕前も医療ミスの真相も・・・まだまだ秘密なのでしょうちーず実は・・・優しい遠藤・・・家出の理由を隠していた父親・・・医療ミスを背負う覚悟を決めた航平・・・しかし・・・そのチャンスをくれた愛子は・・・死なせてしまった患者の娘だった・・・ああ・・・素敵なあらすじです

Hcinhawaii0424 ごっこガーデン・市民病院付属海水浴場。くうTomorrowはサボリですがお弁当は毎日つくってる・・・新しい冷蔵庫を買ったことを報告しておくよっやっとコード・ブルーのレビューが完成するともう・・・Tomorrowに・・・でもとりあえず海水浴は楽しむ・・・クラゲには注意してーっシャブリ落ち着いてきたTomorrow・・・相変わらずのコード・ブルー・・・アップ順が不規則になりますって・・・せっかく・・・医者モードできたのに・・・海水浴って・・・太陽と海の教室セットかと思いましたよっikasama4これは・・・ひょっとして新しい水着のおねだりプレッシャー・・・?・・・まこさんの予想がズバリ当たった・・・医療ミスをした医者と・・・患者の家族・・・だった・・・航平と愛子・・・「真相を知ったもの」と「真相を知らないもの」・・・悩ましいところです・・・ここでエドさんが出番でしょうか?

関連するキッドのブログ『第二話のレビュー

で、『篤姫・第29回』(NHK総合080720PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・岡田健を見た。気がつけば・・・前半戦をかなり越えて・・・後半に突入している大河ドラマ。篤姫のほぼ歴史的事実を淡々とおいかけてお茶の間のハートをゲットである。そして・・・いよいよ・・・今回から天璋院篇の開幕である。明治維新(1868)まで残り十年。一体・・・何を見せてくれ・・・何を見せてくれないのか・・・ドキドキである。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は総天然色・井伊直弼書下ろし全身イラストに月照スケッチの二大付録。かわいいなおすけファンにはたまらない魅力。島津斉彬逝去により・・・風雲急を告げる薩摩の小松帯刀・・・京都の西郷吉之助・・・そして将軍逝去により・・・大奥にも波紋が広がり・・・大老井伊と新将軍の義母・篤姫との間に電撃が走る・・・盛りだくさんの今回をあますところなく全網羅でございます。

Atuhime1858d で・・・今・・・TBSラジオを聴き・・・「太陽と海の教室」をながら見しながら・・・妄想しているわけだが・・・深夜0時からの「バツラジ」に岡田ひとみが「夏休みの宿題の工作について」語るゲスト出演するからオンエア・同時録音してくれないかと事務所・社長の内田くんが電話してきたのである。・・・高校生かっ。で・・・キッドはAMラジオをタイマー録音するシステムはないので・・・目覚まし時計をかけて・・・ラジカセにテープをセットしてスタンバイしているのである・・・小学生かっ。・・・まあ・・・ダチは大切にしないとな。・・・この体制で妄想できるところが・・・実力というものなのだ・・・自慢できることなのかっ。

京都の夜・・・西郷の脳裏には眼に映る朧月が・・・意味のない光として宿っていた。主君・島津斉彬の逝去が・・・西郷吉之助から理性を奪っている。すべての計画・・・すべての実践・・・何もかもが虚しくなってしまったのである。悲嘆にくれる江戸の篤姫と同じように・・・愛するものを失った西郷の虚無への同化は深い。

優しい眼で見つめ・・・時には激しく・・・時には繊細に・・・西郷の心と体から・・・官能の限りを引き出したあの方がもう・・・この世にいない・・・西郷はその現実を想起するたびにブルッと全身を振るわせる。

己が院の庭にある池のほとりで・・・しゃがみこんだ西郷の後姿を・・・痛ましげに見つめているのは月照である。月照は僧衣にこもる熱気を風にさらしながら・・・呼吸をはかっていた。西郷の心に明滅する・・・生と死の呼吸。その傾斜は徐々に死に向っている。

情死は心のありふれた姿だ。愛が生の源であるならば・・・愛の喪失が死に直結することは真理なのである。

しかし・・・すべては理にすぎない。明と暗。生と死。和と乱。すべては同じものの裏と表である。心もまた理である以上・・・時と場を得れば・・・逆流は可能なのである。西郷の懊悩に寄り添い・・・息をあわせる月照は気を研ぎ澄ませる。

月照が息を吸い・・・息を吐く。西郷が死を乞い生にすがりつかれる。スー・・・ハー・・・スー・・・ハー・・・スー。

刹那・・・月照は怪鳥のように空を舞い西郷を背後から襲う。月照の気をためた両の掌は一瞬にして西郷の股間の男のものを握りしめた。

驚異的な速度で怒張する西郷・・・その瞳に生の光が漲る。

「活じゃ・・・吉之助・・・生きよ・・・」

月照は西郷の精をしぼりだしながら呪いをかけた。

その頃・・・篤姫は江戸城本丸の屋上の瓦屋根の上にいた。

くぐり衆の忍び装束である。

そのやや・・・下方に古風な黒装束のくのいちが一人。お志賀であった。

殺気をあわせながら・・・篤姫は・・・お志賀をいなすように囁く。

「お志賀・・・そこもとは・・・彦根の草であったか・・・」

お志賀は顔を伏せたまま・・・じりじりと移動する。上方の篤姫を中心にした円を描いている。

「いかにも・・・公方様・・・亡き後は・・・お役御免にございます・・・」

「・・・何が望みじゃ・・・」

「公方様は・・・御台所を庇って・・・お命を落としたとか・・・ならば・・・御台所にも付け入る隙がある・・・ということでございましょう・・・術者として・・・賭けてみたいと思いまする」

・・・家定の死を連想させることがお志賀の手管であった。篤姫の心の乱れを察することもなく・・・お志賀はその一瞬に賭けたのだ。

篤姫の周囲に折鶴が浮かんだ。四方八方から漆黒の折鶴が篤姫に殺到する。月光に浮かぶその気配を篤姫は見切っていた。折鶴はすべてが直線的に飛び去り・・・その交錯した軌跡を気配もなく・・・篤姫はかわしていた・・・。

お志賀は忍び刀に手をかけたが・・・その場を動かなかった。篤姫は手を振った。

「さらばじゃ・・・」

「おさらばでございます・・・」

お志賀は音もなく飛んだ。篤姫の気は・・・すでに背後に移っていた。背後で気配を窺っていたもう一人の忍びはすでに戦意を失っている。

「井伊か・・・そちは逃がさぬ・・・」

「・・・ふふふ・・・さすがでございますな・・・公方様が身を滅ぼす甲斐があったというもの」

「ほざいておれ・・・」

篤姫はすでに邪眼を解放していた・・・しかし・・・その表情が曇る・・・。

赤忍者の頭領・井伊直弼はからかうように体をゆすった・・・。

月光に照らされたその顔に・・・眼はなかった・・・。

「・・・井伊・・・御主は・・・」

「ふふふ・・・眼のないものに・・・邪眼は効きませぬぞ」

篤姫の顔に朱が昇った。必殺のくぐり十字手裏剣が撃ち放たれる。

その軌道から逃れるように・・・井伊は虚空に飛ぶ。井伊は笑っていた。そのまま・・・凧に乗ったようである。

「ははははは・・・天璋院様・・・もうしばらく・・・勝負を楽しみましょうぞ・・・この直弼・・・両の目を失った分は・・・よき思いをしなければ・・・あまりに情けないことでございましょう・・・天下をしばし・・・おあずけくだされませ」

「うぬ・・・天耳通か・・・化け物め・・・」

篤姫は虚空に消える井伊を睨みながら・・・唇を噛んだ。(つづく)

火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ)

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2008年7月20日 (日)

私を甲子園に連れてって。(佐藤隆太)だめぇぇぇ(多部未華子)まったあり(仲里依紗)

もう・・・季節のドラマがくんずほぐれつです・・・何が何やらです。

「SP」からの流れを受けてずれまくる「ハチワンダイバー」が最終回。わが道をいく「監査法人」も最終回。バレーとテレコの「ROOKIES」が最終章・前編、「ヤスコとケンジ」が第二回・・・正常な「ヤスケン」が仲間はずれだ。

まあ・・・これが・・・終焉というものかもしれません。

ともかく・・・土曜の夜はヤンキーナイト。さ来週からは「ヤスケン」だけが夏のヤンキーの夢路をたどるのかな・・・。

で、『ROOKIES・第10回』(TBSテレビ080719PM0756~)原作・森田まさのり、脚本・いづみ吉紘、演出・山本剛義を見た。甲子園ほ目指し・・・夏の高校野球の予選がスタートする。第一試合は因縁の・・・(主に国松部長(田口浩正)との)・・・用賀第一高校。・・・フラッシュカットである。

         1    2  3    4    5    6    7    8     9     計

二子玉川    0     0    1    1    3    0    0    0     1      6 

用賀第一    0     0    0    0    0    0    0    0     0      0

・・・完封勝利じゃないかっ。・・・二軍相手に苦戦していたくせに・・・。

その「大穴」ぶりに眼を光らせるモーニングスポーツ新聞社の吉田記者(渡部篤郎)・・・。「ふっ・・・愛なんかいらねえよ・・・夏の甲子園」なのか・・・。「あさくらぁぁぁぁぁ」って叫ばないのか。今は「静かな生活」を過ごしているのか・・・いい人の役だ・・・それとも裏切るのか。

で・・・とにかく二回戦進出である。

         1    2  3    4    5    6    7    8     9     計

大塚南        0     0    0    0    0    0    0    0     0      0 

二子玉川     0     2    0    0    0    0    1    1     X      4

どこぞの高校である大塚南を・・・またしても完封勝利・・・安仁屋(市原隼人)絶好調なのか・・・。

とにかく・・・三回戦進出である。

         1    2  3    4    5    6    7    8     9     計

二子玉川    2     0    1    0    4    3                       10 

東都工業    0     0    0    0    0    0                        0

その辺の東都工業高校を・・・六回コールド勝ち・・・だから・・・そのあたりをくわしくね。

強すぎるっのである。しかし・・・もちろん・・・最終回を前にそんなに簡単に甲子園はやってはこないのだ。

ライバル江夏を擁する目黒川高校の試合を偵察に来た安仁屋たち・・・。その頃・・・その球場の事務室には高校野球連盟から・・・過去の傷害事件や練習試合中の暴力行為について弁明するべく呼びつけられた川藤監督(佐藤隆太)がいた。

そして・・・もてもての安仁屋に嫉妬した観戦者から暴力行為を受ける二子玉川の皆さん・・・。ここにいるのは基本的に関係者だから・・・犯人すぐわかるだろうに・・・何故か警備員に逮捕されてしまうのだった。

「僕らは被害者だ」と申告する安仁屋たちだが・・・世間の目は前科者にはきびしいのだった。

監督は・・・予選の間は謹慎処分。野球部は負けたら一年間の出場停止という・・・温情だか・・・ストーリーを盛り上げるのに好都合だかの判断を古谷一行が事件を解決するように裁断するのであった。

しかし・・・暴行によって・・・若菜(高岡蒼甫)、関川(中尾明慶)、安仁屋が負傷。八木(村川絵梨)と安仁屋の夜の約束が風前の灯の事態に・・・。

1 緒方 

2 柴田

3 中畑

4 河埜

5 高橋

6 西山

7 岡崎

8 淡口

9 江夏

・・・と微妙に戦力アップした目黒川高校に対して・・・満身創痍の二子玉川の先発メンバー。

1 新庄(サード→レフト) 

2 関川(足を捻挫・・・センター→セカンド)

3 今岡(ライト)

4 平塚(控え→サード)

5 湯舟(ファースト)

6 岡田(レフト→センター)

7 御子柴(セカンド→キャッチャー)

8 桧山(ショート)

9 安仁屋(負傷中・・・選手生命の危機)

キャッチャー→控え・若菜(投球困難)

・・・平塚(桐谷健太)が四番である・・・。どんな秘密兵器だっ。

しかし・・・応援に行くなという拘束を振り切って応援にかけつける・・・二子玉川学園の生徒たち・・・順法精神よりも友情のきらめきである。ヤンキー魂全開だ。

そして・・・もう・・・これ以上なく盛り上がって最終回へ・・・こ、甲子園は・・・?(つづく)

関連するキッドのブログ『第9話のレビュー

さて・・・『ヤスコとケンジ』は問題ありそうな駅前留学をするヤスコ(多部)の変顔連発である。微笑ましい。涙目の広末涼子・・・悪鬼顔の松岡昌宏も絶好調。まあ・・・桜の花びらを見て・・・桜葉にしたという説得力のない映像以外はすばらしい出来だったと思います。先週に続き暴力で解決は別にいいのだが・・・迫力っていうか・・・アクションの魅力をもう少し研究して欲しい・・・。エリカの過去の横綱の秘密を確認したい方はコチラへ→お気楽様のヤスコとケンジ

そして・・・これ以上ない大団円を迎えた『ハチワンダイバー・最終回』・・・ついに新垣結衣登場のサービスはなかった。チュッチュチュルルルー。「勝ったら・・・ずっと僕と一緒にいてください(プロポーズ)」・・・泣きのもう一回で勝ったからミルク(仲)モードでサヨナラで菅田(溝端淳平)はそよ(仲)と結婚・・・なのか。納得いかないあなたはコチラへ→お気楽様のハチワンダイバー

関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー

月曜日に見る予定のテレビ『太陽と海の教室』(フジテレビ)

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2008年7月19日 (土)

女帝の正体はキュベレーです。(大野智)

ふふふ・・・結構・・・戸惑いを入れてくるドラマだな。

作為的なものだとすると・・・芹沢直人(生田斗真)は記憶喪失者なのか。

それにしても・・・それを明示しないと・・・直人が頭悪すぎる展開になっている。まあ・・・それでも・・・お茶の間をひきつけられると考えているなら・・・まあ・・・ギャンブルか。

前回とのつなぎで言えば・・・「強烈な悪臭」は「死臭(分泌物による)」ではなく・・・「催涙ガスの匂い」だったとか・・・それに伴い・・・実弾の拳銃ではなく・・・催涙ガス銃だったとか・・・さらにそれにより・・・「銃創」ではなく「呼吸困難」による「事故死」だったりとか・・・「ミス・リード」とか「誤解」を招く演出の連打である。

お茶の間をからかっている気分なのか?

もちろん・・・「戸惑い」はかくせないが・・・「真実を隠している」という「サイン」なら原作とは違う展開をしているのだから違う結末もありうるのである・・・一体・・・どんな結末が・・・犯人は成瀬(大野)じゃありませんでした。直人も成瀬の弟を殺していませんでした・・・などというとんでもないオチじゃないだろうな。すべての黒幕は直人の父(石坂浩二)で本当に魔王の化身でしたという展開なら「ウルトラQ」なのだが・・・。

で、『魔王・第三回』(TBSテレビ080718PM10~)原作・キム=ジウ、脚本・前川洋一、演出・坪井敏雄を見た。今回は・・・前回の謎解き編で・・・新たなる犠牲者はなしである。

しかし・・・新たなる謎の人物が登場。光泉出版の山野(清水優)である。石本(脇知弘)事故死の原因となった女・多恵(奥貫薫)の娘・空(大野百花)と顔見知りであり・・・宗田(忍成修吾)の同級生・・・唐突だな。ついでに葛西(田中圭)と麻里(吉瀬美智子)の密会現場を盗撮していたのもこいつか・・・しかし・・・ミスリード多いから・・・分らんな。

ちなみに・・・麻里の夫に同情する声をあまり見かけないのは劇団ひとりだからなのか。

ともかく・・・空と遊園地で遊んでいたお兄ちゃんは山野だったらしい・・・ミスリ・・・もういいか。

とにかく・・・「未来を奪われたのは悲しいことだ・・・」という成瀬に「犯人を絶対に許さない」という直人。成瀬の弟を殺害したことを記憶喪失しているのでなければ・・・独善的であるにしても頭悪すぎる発言である。どうなるんだろう・・・。

そして・・・孤児のサイキッカー・しおり(小林涼子)のトレースされた記憶により案内された成瀬の弟の殺害現場・・・。ここでの演出が・・・記憶障害なのか・・・単に嫌なこと思い出してドキドキなのか・・・不明って・・・。

そして・・・しおりはとにかく・・・事件の目撃者だったらしい。当時11歳の子役・・・大きすぎる気もする。シャブリ様・・・誰ですか? AKB48の増山加弥乃(チョコミミのミミ)かな?・・・14才だけど。

まあ・・・とにかく・・・直人が事件のことを忘れているのか・・・覚えているのかだけでも早く・・・はっきりさせてほしい・・・。もしも・・・覚えていてこれまでの言動だとすると・・・すごく嫌な性格の男になるけどね・・・直人。

そして・・・成瀬に協力者がいるとすると・・・まあ・・・影でコントロールしている可能性もあるが・・・魔王としては・・・どうかな。

さて・・・残るはタロットカードか。今回は大アルカナの三番「女帝」である。ふざくんなっではない。女帝のカードに水仙があるのは彼女の正体が「ネメシス」である場合が多い。

ネメシスといえば「復讐の女神」なのであるが・・・ニュアンスとしては「眼には眼を歯には歯を」という公平な裁きの結果としての刑罰の意味が強い。ネメシスとは「天罰を与える女神」なのである。

そして・・・水仙はナルキッソスの変態(メタモルフォーゼ)した姿である。ナルキッソスは恋するエコーを袖にした・・・自分しか愛せないナルシストである。エコーは悲しみで声だけの存在と化し・・・ネメシスはその因果応報として水辺に映る自分の姿を見つめ続ける水仙へとナルキッソスを変態させたのである。

つまり・・・美少年のなれの果ての水仙を観賞用にしているネメシスの・・・ある意味偉大な残酷さを示している。

しかし・・・母親というものは・・・ある意味・・・そういう危険な側面を持っているものだ。

つまり・・・わが子を飼い殺す性質である。

そういう意味で「女帝」は大地の母を意味するのだが・・・筋は通っている。大地は生命を育み・・・飼い殺すのである。

もちろん・・・カードは・・・豊穣や繁栄・・・つまり生めよ増やせよ地に満てよ・・・結婚出産を意味するのである。もちろん・・・その裏には虚栄の都、そして縄張り争いとしての戦争が秘められている。

さて・・・翼を持つ場合はネメシスだが・・・玉座に座る場合は伝説の女王神キュベレーがそのシンボルになる。つまり・・・主神ゼウスに属さない・・・別天上界の女帝がキュベレーである。「女帝」のカードには「鷲の紋章の盾」が添えられる場合がある。鷲は食物連鎖の頂点に立つ鳥として崇拝されドイツ王家のシンボルとなっているが・・・その真相は百獣の王ライオンである。だからキュベレーはライオンをも従える完全無敵の権力者の象徴にもなる。しかも・・・その支配は恐怖によるものではなく・・・崇拝によるものなのだ。

つまり・・・母に対する子の盲目的な崇拝なのである。

キュベレーを崇拝するものは男であれば同一化を目指し自ら去勢するほどの熱狂をみせたという。その中には実子アッテイスもいたのである。ここでもまた・・・わが子を去勢する母親像が登場する。ハマーン・カーンの愛機もキュベレーだ。

実在したローマ帝国最初の女帝に王位継承者である実子コンスタンティノスの眼をくりぬいて王位を簒奪したエイレーネーがいるが・・・もちろん・・・この系譜に属している。

しかし・・・罪を犯したものにとって・・・当然受けるべき罰を優しく与えてくれる「女帝」は心を癒すシンボルである。その本質は「裸の女である金星」に通じていく。つまり・・・やはり魔王ルシファーの化身なのである。

ここに・・・神に対する反逆者でありながら・・・罪人を罰する地獄の王であるサタンの奥深さがあるのである。

成瀬が・・・しおりに「女帝」のカードを贈るのは・・・罪を裁いてください・・・という願いがこめられていることが分るだろう。

その罪が・・・直人の罪なのか・・・それとも・・・復讐を遂行する成瀬の罪なのか・・・物語はまだ明らかにはしていないのである。

関連するキッドのブログ『第二回のレビュー

日曜日に見る予定のテレビ『コードギアスR2』(TBSテレビ)『篤姫』(NHK総合)『Tomorrow』(TBSテレビ)

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2008年7月18日 (金)

・・・今度はがんばれよ・・・・(山下智久)・・・聞こえてませんよ(比嘉愛味)

・・・ふふふ・・・「美・サイレント」であるか。「リベンジだ・・・白石」かもしれないし・・・あるいは・・・付き添っている患者の様態を一般病棟の担当医に申し送りしているだけかもしれないが・・・飛び立つ白石を乗せたドクターヘリを祈りをこめて見送った藍沢(山下)なのだった・・・もう・・・軟弱化かっ。

まあ・・・別に悪いことではないのだよな。

しかし・・・白石(新垣結衣)に対して・・・藍沢に特殊な感情が芽生えたことは確かだろう。そうなれば「ER」から「愛と青春の旅立ち」(1982)にチェンジすることはいくらでもできることだからな。

あるいは「トップガン」(1986)に・・・。

とにかく・・・専門職(プロフェッション)というものは完成するまでに手間暇がかかる。

大学で・・・研修医として・・・さらに救命センターで様々なことをすでに・・・学んでいる藍沢・・・ある恩師は「患者を人間だと思うな」と教えたかもしれないし、別の先輩は「患者が人間であることを忘れるな」と教えたかもしれない。人間だと思えば手術に「恐怖」を感じるかもしれないし・・・人間だと思わなければ手術に「情熱」を感じないかもしれない。その・・・境界線で・・・バランスをとることを・・・覚え・・・憶えること・・・それが要求されるのである。

「俺はプロだ」と自他共に認める瞬間の寿命は短い。長い頂上までの時間の後に・・・今度は体力・気力の衰えが始まるからだ。それでも・・・その一瞬の到達点を求めて・・・努力するものだけが・・・時には「助からない命を助ける」のである。・・・それが・・・意味のあることかそうでないのかは・・・問うても仕方のないことなのである。

視聴率は→16.0%・・・まさにボーダーラインである。

で、『コード・ブルー~ドクター・ヘリ緊急救命~・第三回』(フジテレビ080717PM10~)脚本・林宏司、演出・西浦正記を見た。音楽の佐藤直紀は「パンドラ」→「陽炎の辻」→「はだしのゲン」→「冗談じゃない!」→「ハゲタカ」→「今週、妻が浮気します」→「トップキャスター」→「海猿」・・・と幅広い活動なのだが・・・凄みがない。今回も「死んだ息子を忘却することに自責の念を持つ母親・本山(円城寺あや)の告白」のシーン・・・違う解釈があってもいいのにと思う。この母親は・・・自己中心的な性格なのである・・・から。前に進むのを畏れる「停滞感のまどろっこしさ」を奏でるぐらいでいいと考える。まあ・・・視聴率はさらに落ちるかもしれませんが・・・。

すでに・・・フェローの中では一歩抜き出た藍沢・・・まあ年上でしかも実戦に恵まれた経歴だから・・・当然なのだった。もちろん・・・彼の目標は「経験」により・・・「腕」を磨くことだが・・・ただ・・・それだけではないのである。あくまで貪欲な「彼」は周囲への観察もしているのだ。

もちろん・・・藍沢以外の・・・三人のフェロー(特待生)ドクターたちもエリートなのである。「彼」より劣った部分(救命技術の実施力)がある以上・・・何か優れた部分があるはずであると「彼」は考えるのだ。

前回・・・「現場に志願し・・・失敗した」緋山(戸田恵梨香)を批難する藤川(浅利洋介)に反論したのも一種の挑発だ。「それではお前は何が優れているのか示せ」ということだ。

白石については「医療知識の豊富さ」を「彼」は認めている。このような観察には当然、意味がある。彼は「リーダーシップ」について研究しているのである。「リーダーであるものは構成部品の特徴を把握する必要がある」のだ。

救命チームのリーダーである田所部長(児玉清)は「戦力の養成」のために「機」が熟したと判断している。シニアクラス(指導医)抜きの「当直体制」を持ちかけるのである。黒田(柳葉敏郎)は「白石・藤川」というコンビネーションに不安を覚える。しかし・・・森本(勝村政信)と三井(りょう)は田所に賛成し・・・田所の思惑は実践される。もちろん・・・リーダーの計画とはそういうものだ。

さて・・・表面上は「55階から転落したのにピンピンしている小倉(三浦アキフミ・・・妻夫木版「ウォーターボーイズ」の太田)」を担当する藍沢と「卵巣のう腫茎捻転を抱える弁護士若杉(鳥居かほり・・・「欽ちゃんのどこまでやるの!?」)を担当する緋山は・・・「患者の急変」を求めて・・・「自主残業」していることになる。もちろん・・・一番幼い緋山はほぼその通りである。

しかし・・・藍沢と黒田が次のような会話をしているのが省略されたと考える方が自然だ。

黒田「・・・今日は・・・シニアドクター抜きで・・・白石と藤川が・・・当直だ」

藍沢「・・・・・・」

そして・・・「彼」は「緊急時に備えて・・・アンチョコを復習する白石」をちょっと心配げに見つめるのである。

つまり・・・「彼」の場合は・・・「腕を磨くチャンス」と「リーダーシップを発揮するチャンス」を両方狙っているのである。もちろん・・・後者は・・・「頼りにならない同僚たち」を気遣っていると解釈しても問題ないのだな。

そして・・・「目当ての急変」は起きなかったが・・・搬送を受け入れた酔っ払った男・島田(春海四方・・・一世風靡セピア)は・・・「急変」した。

ここで・・・四人の「同じ食堂のメシを食う仲間たち」は特技を持ち寄るのだった。

「リストカッター」「ブラ男」とモンスタークランケ(バケモノ患者)専門で今回も「ストーカー相手・南(高山紗希・・・「腐女子デカ」1話ゲスト)恋しさで右胸に自分で包丁突き刺したストーカー小野寺(やべけんじ・・・「ULTRASEVEN X」第5話チャムダ星人)を担当した「饒舌」で島田が「ただの酔っ払いではなく非常階段から転落したこと」を聞き出すのだ。

ダメージを受けた島田が「体内で出血している可能性がある」ことを予測する白石。すぐに再検査が行われ・・・白石はMRIの画像から「出血箇所を特定」するのだ。

ここで藍沢がリーダーシップを発揮する。「何もしなければ死ぬ可能性の高い患者がいれば・・・俺はリスクを冒しても助かる可能性に賭ける」なのだった。

ただちに緋山が同意する。

そして・・・すべてを観察する影の手術室の支配者・・・どSナース・冴島(比嘉)。手術着装着に対して・・・藍沢を手伝う緋山・・・そして緋山を手伝う冴島・・・ここがとてもセクスィーでございました・・・どういう感性じゃっ。

そして・・・最初の失敗に挫けて尻込みする藤川の尻をたたき参加させる藍沢。

開腹して・・・血管損傷箇所を捜す藍沢。発見・・・止血・・・しかし血圧回復せず。

ここで白石が画像診断を再開・・・他の出血箇所を予測。

白石の指示に従って再捜索する藍沢・・・第二の出血箇所を発見・・・止血・・・血圧回復。

ここで・・・駆けつけた黒田にリーダーとしてのバトンを渡した藍沢は・・・「長い手術実習」と「人命救助」を同時に達成するのだった。

藍沢が適材適所を心がけているのがご理解いただけただろうか。

この他に・・・藍沢は・・・「脳腫瘍の患者ではなく本山さん」という・・・「患者の人格を尊重する」というマニュアルを主張する白石に敬意を払い・・・「転落した小倉さん」と白石のマニュアル的言動に同調したりもするのである。

もちろん・・・患者を「南ちゃん」と呼ぶ藤川は・・・最初から自然に身についていることだったりするのだな・・・これが。ただ・・・藤川の場合は患者の個性を差別するので・・・まだまだなのだが。長所と短所は裏返るのである。

すると・・・「新米ドクターよりプロである」ナース冴島は・・・ドクター藍沢を高く評価したりするのである。

「この・・・ろくでもないシャブ中患者野郎・・・藍沢先生とお呼びっ」なのであった。

さて・・・そうなると・・・もう一つ・・・省略されている会話があることに気がつくでしょう。

藍沢「・・・今日の患者・・・出血箇所を特定したのは・・・白石です」

黒田「・・・そうか」

さあ・・・そうなると・・・藍沢が・・・かわいい妹分の白石に贈った言葉は・・・。

「患者から借りたものは・・・患者に返せよ」・・・だったのかもしれません。

藍沢・・・かっこいいよ・・・藍沢。さて・・・「失敗はするな・・・勝ち続けろ」という黒田に無言で答える藍沢・・・キッドは「彼」はすでに・・・過去の修行中に失敗しているのだと考えます。そして藤川は・・・やはり・・・ドクターからクランケに転落か・・・脚本家・・・ここが正念場だな・・・「医龍」「救命病棟24時」とは違うところをみせてくれ。(つづく)

またしても・・・テンメイに遅れるとは・・・まあ・・・キッドの多重人格群も全員夏バテですけどね・・・さすがに「快方に向うためのガス抜き」では・・・来なかったか・・・格調高き天使様でございますしね。人体に隠されたアレコレというくくり方もなんですしねえ・・・。

関連するキッドのブログ『第2話のレビュー

Hcinhawaii0419 エリお嬢様の森の別荘・山P先輩研究室。エリやはり・・・どS姐さんに助けられる山P先輩・・・本質的にはMなのでスー。Mであって欲しいのyon・・・。そのうち・・・痛い目にあって・・・あのクールな表情から一転・・・はうぅんなコトになってくるの。でも・・・クールのままでも捨てがたいし・・・変な患者もそれなりに面白いのでスー・・・mariできることが少ないのに・・・どんどん・・・深みにはまっていく・・・それが若さというものだけど・・・Pちゃまが心配・・・・・・う・・・これは・・・難しいデス・・・卑怯な・・・問題デス・・・しかもお気楽社長の天敵・・・まこ先輩への気配り・・・悩みマス・・・更新なしデス

Hcinhawaii0420 ごっこガーデン・救命手術室セット。お気楽ここでも・・・患者なの?・・・お医者さんごっこなら・・・お医者がいいのに。もう・・・毎回・・・同じじゃないの?・・・水着サービスとかないなら・・・フェードアウトしちゃおっかなぁ・・・」シャブリまあ・・・とりあえず・・・このエジソン式抜歯システムを試してみてくださいアンナ「・・・とりあえず・・・くたびれたぴょん・・・ニンニク注射はどこですか~。シャブリ先生・・・カエルはどこですか~?・・・本山さんは続くの?・・・それとも一般病棟送り・・・?ろーじー痛くな~い、痛くな~い・・・励まし麻酔ですねん・・・あ・・・それはTomorrowネタか・・・みのむしはーい・・・コードブルー完全シカト中でーす・・・るるるまこウサちゃんリンゴはドコですかーっ。mariさん・・・これが噂のイソジンですかっ。どばーっと行きますネ。どばあっと・・・ぶっかけ消毒・・・ドクター藤川にもコレならできそうなのに・・・

Hcinhawaii0421 ごっこガーデン・ドクターヘリポート。くう藤川抜きになるのよねえ・・・どうしても・・・でも・・・きっと四人は・・・成長していく・・・白石は切ない気持ちと新たなる決意を秘めて大空へ・・・それを見守るように・・・見送る藍沢・・・お気楽社長にも最後まで付き合ってもらいたい・・・・・・ふうふう・・・走ったけど間に合わない・・・でもCHANGEが終ったから・・・もうすぐ追いつく・・・かしら?ミマムはーい、コードブルーシカト中パートツーっしょ~・・・この扇風機ワイルド~aki二話はお休みしたけど三話で復活~。次から次へとエピソードてんこもりで・・・かなり・・・補完力を要求されるドラマですよね・・・でも・・・その分・・・切ないところはすごく切ない・・・黒田のエピは「ニューハート」を思い出したりして・・・ikasama4じいやが書き忘れているのでフォローしておきます・・・轟木(遊井亮子さん)の網タイツに萌え~です。それから黒田夫人(奥貫薫)は電話の声だけ・・・・・・し、白石さんの活躍はなしですか・・・ドクターヘリ・・・控え気味?

土曜日に見る予定のテレビ『ザ・クイズショウ』『ヤスコとケンジ』(日本テレビ)『ROOKIES』(TBSテレビ・・・結局全11回かよ・・・不連続だっただけじゃん)『ハチワンダイバー』(フジテレビ)『監査法人』(NHK総合)

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2008年7月17日 (木)

私にもどす黒い血が流れているのです・・・姉妹だから。(志田未来)

さあ・・・ダンスが始まったのかな?

「ゴンゾウ」12.5↘10.4↗12.0

「正義の味方」  13.2↘10.1

・・・ふふふ・・・「レッドカーペット」15.9%「バカな中学生のニュース」12.6%「村上弘明の森村誠一」11.5%・・・水10はきつい感じになってるのね。やはり火10と水10はチェンジした方が・・・まあ・・・いいか。

「ゴンゾウ」もそこそこ面白い・・・まあ・・・「ちりとてちん」だか「風林火山」だか「Around40」だかわからない展開です。今回は父親に蒸発された娘に邑野みあ登場。もう21歳かあ・・・。『先生知らないの?』(1998)の生徒役でデビューだから・・・もう10年。息の長い女優になれるかどうか・・・スタートラインに立ちました。1話で死亡の前田亜季は23歳でほぼ同期。薄倖という点ではかぶるが・・・意外と棲み分け可能なタイプだと思う。間にいるのは木南晴夏22歳だが・・・そろそろ見たいぞ。「学校!」で出番作ってくれ。

ゴンゾウの伝説を知りたい方はコチラへ→ikasama4様のゴンゾウ

ゴンゾウの佐久マーくんがエロ~いと思う方はコチラへ→まこお嬢様のゴンゾウ

ゴンゾウはともかくお昼は塩むすびを食べたいあなたはコチラへ→エリお嬢様のゴンゾウ

で、『正義の味方・第二回』(日本テレビ080716PM10~)原作・聖千秋、脚本・旺季志ずか、演出・中島悟を見た。たとえば・・・自分の欲望に弱い人はエリートとは言えない・・・と一般の人は考えるだろう。欲望に負ける・・・という発想である。しかし・・・実際のエリートとは欲望に忠実なものなのである。「勉強したい」から「勉強ができる」・・・「いいスタイルになりたい」から「ダイエットできる」・・・「きれいになりたい」から「おしゃれできる」のだ。もちろん・・・凡人にとっては・・・そんな奴は「嫌な奴」なのでいじめたりするわけである。しかし・・・ドラマの中では・・・手が届かない。その「イヤさ」は「モンスターペアレント」に登場する理不尽な「親たち」より・・・さらに「イヤな感じ」ではないのだろうか。

そういう意味で「悪魔なのに正義の味方」である姉・槇子(山田優)の「魅力」は伝わりにくいのかもしれない。しかし・・・連続で見ていると・・・きっと・・・人々は・・・「自分の中に潜む槇子」に気がつくはずである。そして・・・その「正々堂々さ」・・・主に自分の欲望に対してだが・・・その「可憐さ」・・・もちろん自分の欲望に対してだ・・・その「清々しさ」・・・圧倒的に自分の欲望に対しての・・・キュートさに染まるはずである。

もちろん・・・最後まで・・・「都合がいいことが許せない」・・・現実に不運を感じるばかりの人々はこれに気がつかない可能性はある。でも・・・そういう人は世の中の本当の面白さを知らないで人生を過ごすことになると思う。

たとえば・・・「親とケンカしてバスジャックしちゃう14才」は困ったものだが・・・そういうことをやらかしちゃう奴が現実にいるということは面白いことなのだ。その証拠にニュースになってスポンサーがついているのである。

だから・・・「嫌な上司に雑巾しぼりのお茶を入れる」→「そのお茶が甘露である」→「上司は下痢をする」→「職場から消えてもらいたいので入院をすすめる」→「上司が入院するとガンが発覚」→「早期発見で寿命が延びる」→「上司の奥様に感謝される」・・・というような槇子様の欲望に忠実なだけだけど世の為、人の為になるということは素晴らしいことなのだ。

もちろん・・・「惚れた相手をモノにするために手段を選ばない」というのも・・・欲望に忠実なだけだ。そして・・・欲望は相互に矛盾することもある。

偶然の出会いを演出。つまり努力である。

妹の容子(志田)を自分の召使にするために・・・努力を惜しまなかったからこそ・・・できるワザである。そういう意味では欲望に忠実というのは「がんばりやさん」の別名なのである。最近・・・凡人たちは「必死さ」をバカにするのであるが・・・槇子様は生れてからずっと自分の欲望の実現に必死なのだ。

それは容子が友達の姉が「妹のためにホットケーキを焼いてくれた」という出来事に腰を抜かして驚愕するほど徹底していたのである。

・・・ちなみに「優しい友人の姉」を演じるのは映画「学校の怪談」(1995)で姉よりかわいい妹を演じた米澤史織である。ちなみに彼女は「学校の怪談3」で前田亜季と共演している。

①惚れた相手・エリートの良川(向井理)の趣味であるクラシックコンサートの隣の席を容子に確保させる→睡眠欲に負け爆睡→仕事に疲れているのだなあと同情される

②惚れた相手・エリートの良川の趣味である世界の不幸な子供たちの写真展で待ち伏せ→お気に入りの靴を壊され憤怒で号泣→子供たちの哀れさに涙していると誤解され感動させる

③惚れた相手・エリートの良川の趣味である海岸のゴミ拾い奉仕活動に参加→ゴミを捨てた人々に八つ当たり→正義感に惚れ惚れ・・・なのである。

この娘を育て上げた母(田中好子)は夫(佐野史郎)を完全制御しているのだが・・・自分がいつまでも宝物であれば・・・釣った魚にエサはやらない・・・という諺は意味不明なのである。つまり・・・魅力的である努力を怠らないのである。そして・・・娘(主に長女)はその母の教えを忠実に守る・・・良い子なのだ。

「原子力」も所詮はエネルギーなのだ。一瞬で10万人を殺すこともできるしお風呂もわかせるのである。「欲望」もまた同じだ・・・とこのドラマは示唆しているのである。

ついに・・・恋人同士になった・・・良川と槇子。二人が容子にボートをこがせることに違和感を感じる人は多いかもしれない。良川はいい人なのに・・・なんで・・・妹をこき使うのか・・・。

しかし・・・良川の眼にはこう見えている・・・ああ・・・妹の容子ちゃんはお姉ちゃんが大好きなんだなあ・・・一緒にデートについてきたりして・・・しかも・・・お姉ちゃんのためにはりきってボートをこいで・・・いやいや・・・ボートを漕ぐのって楽しいからなあ・・・とにかく・・・邪魔するのは悪いから・・・好きなだけ・・・ボートを漕がしてあげようね・・・。

もちろん・・・妹の深層心理はその通りなのである。いかにも・・・表層意識では・・・お姉ちゃんは困ったものだと・・・ぼやいていも・・・心の底では・・・お姉ちゃん大好きーっと叫んでいるのである。

さて・・・自己矛盾を抱えながら・・・姉の欲望の強さに辟易し・・・嫁に行ってもらいたいと思うあまり・・・本当は善人すぎる良川を犠牲にした・・・容子・・・母→姉そして母→妹に流れる自分の血の濃さにそろそろ気がついたのである。しかし・・・罪悪感を持ってしまうあたりがまだまだなのだ。

もちろん・・・鉄オタの父の血も流れているのだが・・・。

そんな容子の前に・・・お姉ちゃんには何度もされたかもしれないビンタをする謎の女・知佳(西内まりや「ニコラ」の専属モデル)登場である。・・・人気の男子・陸(本郷奏多)の彼女を自称するのだ。

さて・・・ついでに・・・高校の容子のお友達も紹介しておこう。

大きい方・・・小松響子(中村静香)・・・鼻の下のホクロは右側。小さい方・・・島崎麻衣(志村玲奈)・・・鼻の下のホクロは左側。ちなみに「たらこ・たらこ・たらこ」でおなじみキグルミの元メンバーだ。

まあ・・・とにかく・・・「正義の味方」は・・・夏のドラマの中で一番奥深いとキッドは考えている。それは「わがまま」とか「欲深い」とか「自己中心的」とか・・・そういう言葉に対しての悪意は・・・怠け者の言い訳・・・負け犬の遠吠えにすぎないのだという哲学を含んでいるからだ。

関連するキッドのブログ『第一話のレビュー

金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)『ウォーキン☆バタフライ』(テレビ東京)

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2008年7月16日 (水)

ラブ・ハンターとお呼びください!(深田恭子)愛の狩人かっ!(谷原章介)

ラブハンターといえば日活ロマンポルノ『ラブハンター・恋の狩人』(1972)なのであるが・・・これが『愛の狩人』(1971・マイク・ニコルズ監督)のパクリなのは明白である。『愛の狩人』の原題は『Carnal Knowledge』であるがhave carnal knowledge of ...で…と性交するという意味である。まあ『性典』と訳してもよい。ラブハンターの発音について氷室校長(谷原)が英語教師・舞(深キョン)を注意しないのは・・・それがバリバリの和製英語だからである。ちなみに・・・猟色家ならsensualistということになる。ちなみに歌手の平田満は「愛の狩人」(1976)をヒットさせたが・・・これらが・・・ラブハンターという言葉の底辺を支えているのだろう。

ともかく・・・こういうことは学校でも教えられると思う。・・・教えないか。

とにかく・・・「女王の教室」(2005)で一発あてた脚本家が実力を過信して「誰よりもママを愛す」(2006)「演歌の女王」(2007)と毎年送り出す(視聴率的に)問題作の2008年版がコレである。まあ・・・今回のメンバーは打たれ強いから・・・深田・谷原・・・そしてほぼ無名の人々・・・いいのか。

で・・・火曜日のドラマ対決は久しぶりに①「モンスターペアレント」↗13.0% ②「シバトラ」↘12.2% ③「学校!」*9.9%と関西テレビ枠がトップに躍り出た。

本来なら「モンスターペアレント」に注目するべきところだし・・・「シバトラ」も大後・志田・多部のなんちゃって女子高校生トリオの対決の一角としてかかせないわけだが・・・今回は初回なので「学校!」をレビューします。

で、『学校じゃ教えられない!・第一話』(日本テレビ080715PM10~)脚本・遊川和彦、演出・猪俣隆一を見た。・・・まず・・・テレビ東京の深夜ドラマをなぜ・・・日本テレビのゴールデンタイムでやっているのだ・・・という感覚があります。

しかし・・・主役が深田恭子なので・・・なんとなく・・・テレビ朝日のナイトドラマのようでもあります。

このあたりがもう・・・視聴率はとれない感じで背筋が寒くなってきますね。

なにしろ・・・脚本家は「演歌の女王」の人ですし・・・演出は「貧乏男子」の人ですし・・・もう・・・ドキドキです。

そして・・・いきなり・・・Tバック、初めての自慰行為、オカズ、アイコラ、性的な夢・・・とお茶の間から他チャンネルへと民族大移動の音が聞こえます。ある意味やりたい放題です。

しかも・・・校長代理の伊藤蘭をはじめ・・・深田も谷原もどんどん背景化し・・・主軸となるのはほぼ無名の高校生たち・・・男五人女五人・・・夏物語なのかっ。

ともかく・・・悪い意味で猟奇的な物語の背景をメモしておきます。

舞台となるのは偏差値1.5流の元・名門女子高校「灯愛女子学園」・・・しかし・・・今年から・・・男女共学になり・・・女子生徒600人の中に一年男子五人がもぐりこむことになりました。

ここで・・・ハートに灯がついたのが・・・灯愛女子学園出身の英語教師・相田舞です。彼女の心には高校生時代の悲しい思い出が眠っていました。

それは・・・両親の突然の死。

舞の両親は社交ダンスのナイスパートナーだったのです。しかも舞のパパとママの馴れ初めは『プロボーズ大作戦』の『フィーリングカップル5VS5』だったのです。物語の後半で舞は両親の遺影の映る当時の録画映像をしんみり見るのですが・・・実は泣かせどころです・・・しかし設定が奇抜すぎてお茶の間置き去り疑いなしです。

熱帯魚を見れば・・・「ファイティング・ニモ」を連想し・・・女子高生はシンデレラか白雪姫かリトルマーメイドなどなど・・・男子高校生は全員王子様に見えるというメルヘン重視思考のラブハンター舞は・・・男子全員をスカウトして・・・社交ダンス部を立ち上げるのです。

・・・なんだぁぁぁぁそりゃあ・・・・『Shall we ダンス?』がらみか、がらみなのかーっ。ちなみに同映画のヒロインも舞(草刈民代)でした。

さて・・・そんな舞に非協力的なのは・・・いかにも良妻賢母を育てあげることに執念を燃やしそうな校長代理の影山教頭(伊藤)・・・。そしてグローバルなアィデンティティーにパブリシティーする挙動不審な校長(谷原)・・・。影山は特に落雷を呼ぶ危険な女で舞の恩師です。

もうね・・・ステキな設定ですよ・・・確かにね。

ところが・・・物語の主軸は男女10人のグローイングアップなんだな・・・これが。

とにかく・・・強引に集合をかけられ・・・舞の高校時代の思い出の品である・・・フィーリングカップル5VS5専用ラブマシーンでマッチングされた五組のパートナーたちは・・・青春のダンスフロアへと足を踏み入れたのだった。

第一組・・・一樹(中村蒼)と瞳(朝倉あき)・・・設定上は美男美女らしい。しかし・・・一樹には男色家疑惑があり・・・その割には女子に襲われる夢を見ていた。瞳は生徒会長・真行寺(三浦葵)と何か確執があるらしい。中村蒼はジュノン・スーパーボーイ2005グランプリで「BOYSエステ」からココ。朝倉あきは花キミのこまり(黒瀬真奈美)がグランプリだった第6回東宝シンデレラのファイナリストで「パズル」からココである。まあ・・・スーパーボーイとシンデレラ・・・なんだな。

第二組・・・ナルシスト静也(前田公輝)と潔癖症レイ(加藤みづき)・・・前田は「ごくせん3」からココ。加藤は「コスプレ幽霊紅蓮女」からココである。まさに・・・二番手だ。二人は最初にお互いを選ばなかった二組のうちの一組だ。つまり・・・第一印象的に不満ありなのである。恋に時間はいらないという舞の生んだ悲劇だ。まあ・・・こういう場合・・・二人は一番手を選んでいるのだな。マッチングではよくあることだ・・・。一応・・・レイは誰も選ばなかったと言っているが空気を読んでいないようで舞先生は読んでいるのだと考える。

第三組・・・マジメな信太郎(法月康平)とアスリート真帆(夏目鈴)。法月は「生徒諸君」からココ。夏目は「ライフ」からココである。このあたりは身の程を知っている場合が多いのだな。ちなみにライフではいじめっ子グループの一人だった夏目。同じグループだった末永遥は「シバトラ」でパンツ売ってました。・・・二人とも美少女なのに・・・。境遇か。これが境遇というものなのかーっ。

第四組・・・きよし(柳沢大介)と可奈(柳生みゆ)。今回の主軸カップルである。高校生なのに心を何にたとえようが歌えなかったきよしは可奈に一目惚れをしてアイコラを作り初オナニー(ドラマ上は一人H)を達成するのだが・・・アイコラ写真を発見され・・・全校生徒に「変態」と認定される。・・・いや・・・犯罪者だろう。ここが・・・この脚本家の最大の問題点だな。「痴漢ぐらいいいだろう・・・減るもんじゃないし」というタイプである。しかし・・・脚本的には「愛」があるから許されるというゴリ押しで・・・いじめられっ子だった可奈を奴隷状態から救い出したヒーローに認定されるという設定だ。ほぼ無名の柳沢(「水戸黄門・第38部」で徳川吉宗の少年期役あり)に対し『ピチレモン』のレギュラーモデルとして知る人ぞ知る柳生。ただし『栞と紙魚子の怪奇事件簿』ゲストからココ。まあ・・・柳沢においしかった感じ。ホリプロだからか。この組合せで延々ではさすがにお茶の間的視聴率はとれないが・・・フレッシュな感じはちょっとしました。

第五組・・・叶夢(森崎ウィン)と永璃(仲里依紗)。一樹はもっと偏差値の高い高校へ行けたのに叶夢との友情(?)のために灯愛女子学園を選んだらしい。森崎は冨浦智嗣がメンバーだったこともあるユニットPrizmaXのメンバーである。それに対して・・・仲である。「年齢も性別も不明」と叶夢に言われるのだが・・・恐ろしいことにこのメンバーの中では一番メジャーだっ。ある意味・・・深キョンの後継者なのか・・・。アミューズだけどもな。この組も第一印象ではすれ違い。っていうか・・・身の程知らずな五番の定番なのである。

まあ・・・とにかく・・・誰が誰やら区別のつかないメンバーで・・・この手の話・・・やりたかったのか・・・やりたかったんだろうなぁ・・・。

まあ・・・「レガッタ」や「ダンドリ。」の二の舞三の舞いにならないように祈りたいって・・・言ってる側から夏ドラマで最初のヒトケタ発進です。

しかし・・・まあ・・・深田恭子がいつもの通り・・・最高!だから見るけどね。

関連するキッドのブログ『未来講師めぐる・最終回

               『先週の火曜日のレビュー

木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)『四つの嘘』(テレビ朝日)

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2008年7月15日 (火)

月月火水木金金・・・(木村拓哉)土星と太陽!(深津絵里)

わはははは・・・凄い・・・日本テレビドラマ史上初だろう・・・ワンカットで22分・・・演説。

まあ・・・もはや様々な技術のあるテレビというメディアだが・・・ズーム・インとズーム・アウトで・・・朝倉啓太(木村)がただただ語りかけるという内容。劇中テレビの中央テレビ・・・民放なのか公共放送なのかも定かでなかったが・・・大胆な試みである。大体オンエア時は・・・ゴールデンタイムだったのだろうか。

そして・・・色々と・・・あきれかえった人もいるだろうが・・・こんなことができるスターはやはりキムタクしかいないのである。つまり・・・こんなことやって・・・視聴率27.4%を獲得できるのは。もう一回叫んどく。すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。もういいよ・・・キムタク・・・充分だよ・・・伝説だよ。伝説になったよ・・・。

で、本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ロト6」↘*6.8%(才能って難しいよね)、「魔王」↘12.6%(まあ・・・裏古畑のような展開・・・サイコメトラーがいて暗示がないのが新味なのだな)、「奥様は警視総監3」15.0%(片瀬はがんばるなあ・・・)、「ゲド戦記」16.4%(ふふふ腐ってもジブリか)、「ヤスコとケンジ」12.3%(うんうん・・・がんばった・・・)、「ホームレス中学生」18.8%(夏帆のヒット作だな)、「家政婦ファイナル」16.0%(長い間ご苦労様でした)、「監査法人」↘*6.3%(アニ・・・激戦だったよね・・・)、「ハチワンダイバー」↘*8.9%(夏向きだったのかもね・・・もうホラコメだし)、「篤姫」↗26.2%(家定もすげぇぇぇぇぇ・・・来週どうなる?)、「Tomorrow」↘13.9%(作りを壊さなければこのあたりで落ち着くと予想)、「リーグ・オブ・レジェンド」13.0%(とにかくよってたかって・・・ネモ船長)、ついでに「あんどーなつ」10.5%(これはもう・・・最後必ず下町の悪を和菓子でこらしめるとか・・・しないよ)・・・以上。

で、『CHANGE・最終回』(フジテレビ080714PM9~)脚本・福田靖、演出・澤田鎌作を見た。まあ・・・とにかく・・・有終の美を飾ってよかったのである。まあ・・・視聴率が福田内閣の支持率より高いのだから立派だ。政治ドラマの金字塔と言ってもいいのではないか。結局・・・これまでの・・・政治というものを茶化すドラマや・・・なぞっただけのドラマではなく・・・政治の本質に深く切り込んで・・・しかもエンターティメントであるというのは凄いことなのだな。少なくとも・・・「政府というものは・・・国民の質に見合ったものでしかない」ということが伝わり・・・「いい政府を望むならいい国民になるしかない」ということが子供たちに伝われば大成功だと思う。

世界を見渡せば・・・人を殺しておいて謝罪を求める国の人民は悲惨だし・・・殺されても同胞に気を使う国の民衆は腰抜けである。共産党独裁の国民は五輪をクリーンにするために廃棄されるし、世界のリーダーたる国の国民は前線でテロと戦うのである。だから・・・まあまあのサミットを主催するリーダーの国民はまあまあなのである。つまり、おバカな国民にはおバカな政府がお似合いなのだ・・・それでいいのだ。

さて・・・今回はゲームのルールについて考えてみよう。

ルールを考えるときは白紙のカードを用意する。・・・というルールである。もちろん「・・・」というルールもある。つまり・・・言葉なんて基本的にルールなのである。そして行動もすべてルールにすぎない。ルールというものの大切さを感じてもらえたでしょうか。

さて・・・その白紙に「自由」と書いてみる。つまり「自由」のカードである。このカードは強い。なにしろ・・・自由なのである。もしも「自由」しかカードがなかったとしたら・・・まず・・・無敵だろう。なにしろ・・・すべてが「自由」なのである。

で・・・そういうゲームは以外につまらないものだ。第一・・・ゲームとしてあまりにも自由すぎる。そこでもう一枚に「平等」と書いてみる。「平等」もなかなかだ。なんだか安心できる。なにしろ「平等」なのである。

さて・・・あなたは「自由」と「平等」の二枚のカードを手にした。さっそく・・・ゲームに参加してみよう。

第一のゲームは「自由なら200円、平等なら100円」というゲームである。さあ・・・あなたはどっちのカードを使いますか?・・・そうですか・・・「自由」ですか。

第二のゲームは「自由なら戦争、平等なら平和」というゲームです。さあ・・・あなたはどっちのカードを使いますか?・・・そうですか・・・「平等」ですか。

なかなかゲーム上手ですね。

それでは第三のゲームです。「自由なら200円もらって戦争、平等なら200円払って平和」・・・さて・・・あなたはどちらを選びますか?

まあ・・・このあたりまでくると・・・プレイヤーによって選択が変わってくる。これがゲームの醍醐味ですよね。人生というゲームはもう少し複雑ですが・・・キッドはゲームのルールはこのあたりが基本だと思っています。もちろん・・・実際にはカードはもっと隠されているわけです。「損」のカードと「得」のカードとか・・・「幸福」と「不幸」とか・・・「快」「不快」とか・・・ねえ・・・そうでしょう。

カードを持ちすぎていると・・・結局・・・使いこなせなかったりするんですよね。しかし・・・人間はもう・・・カードを作り出すのが趣味のようなので世界はカードであふれている。するとどうしても・・・プロのカード使いと素人のカード使いの「格差」は生れてしまうのです。

で・・・ルールというのは・・・それでも「自由」と「平等」というカードはなるべくもっていたいと考える人間たちの智恵の結晶なのです。もちろん・・・当然のことですが・・・そういうことを考えるような人間にとって有利になっているのが一般的です。

さて・・・素人でありながら・・・プロの血筋であった朝倉啓太が・・・秘書という魔女・理香(深津)に召喚された「政治」という名のゲーム。啓太の戦いもいよいよクライマックスに突入します。

プロの政治家である神林(寺尾聰)の逆鱗に触れた啓太は・・・「過去の罪人・埋伏の罠」にかかり・・・「罪のないまま罪人」となってしまいます。もちろん・・・リーダーというものは部下を指揮する「自由」を得るかわりに・・・部下の罪に対しても責任を負うという「平等」を得るからです。もちろん・・・「任命権」と「任命責任」と言っても構いません。

ようするに「悪を選んだものは悪」ということです。

「必要な悪というものがあると子供には教えられない」という自分ルールに縛られた啓太は「責任をとらなければならない」と考えます。

そしてついに「職を辞する」覚悟をするのです。

神林に公の場で責任を追及された啓太は「辞任」を口にしようとして失神してしまいます。

任務に忠実であろうとした啓太は・・・肉体を精神でコントロールしていたのですが・・・ついに酷使された肉体に限界が来たのです。

もちろん・・・啓太は「善」として描かれていますが・・・死刑台に足をかけて気絶したことは極力・・・不可抗力として描かれています。同じように入院した前の総理大臣(伊東四朗)が情けない理由だったことを考えれば用意周到といえるでしょう。

さて・・・このドラマのタイトルはCHANGEですが・・・CHANGE(交替)にはCHANCE(機会)も肝要だし時にはCHALLENGE(挑戦)する必要もあります。CHA-CHA-CHAです。総理大臣というゲームの敗北(交替)を認めよう(挑戦)とした啓太に雨天延期という機会がめぐってきたのです。こういうのを天の配剤といいますが・・・偶然と言っても問題ありません。

神がいるのかいないのかはようするに気分の問題ですからね。ま・・・それはキッドのルールにすぎないのですけれど。

あまりに・・・神頼みだと・・・情けなくなりますが・・・このドラマはきちんと神の不在でも筋は通っています。

その答えは・・・首相代理となった生方(石黒賢)がおしゃれに告げてくれるのです。

「朝倉総理は・・・そりゃ・・・倒れて当然だ・・・50日間もこんな生活してたら普通は死ぬだろう」なのである。

誰かが誰かのことを理解してくれる。キッドはこういうシーンについ涙腺が緩みます。

さて・・・ドラマは総理の二つのゲームが続いていきます。結論から言うと①プロの神林との戦いは「さあ・・・僕たちの戦いは今始まったばかりだ」的に終りますが・・・②理香とのラブ・ゲーム」は「さあ・・・僕たちの夜はこれからはうぅん絶好調だ」のハッピーエンドです。

もちろん・・・二人が相思相愛なのはお茶の間には充分に伝わっているし・・・啓太の母(富司純子)も・・・ライバルの秘書(加藤ローサ)も・・・選挙参謀(阿部寛)もそれとなく察していますが・・・本人たちはまだまだの状態。まあ・・・恋愛というものは「お互いがああ・・・相手も自分が好きだなあ・・・私も好きだとおもうけど」の辺りが一番楽しいと昔好きだった人が言ってましたから・・・ちくしょう・・・こんにゃろめなのですがね。

ともかく・・・意識の戻らない啓太の手を握りしめる理香。意識が戻った喜びと手を離さなくてはならない残念さ。手を握っていた恥ずかしさ。呼び出しをかけてごまかそうとする心理。このあたりのコミカルさが絶妙でした。プロだな。

さて・・・ここから病院食二人前、バナナ三本、メロン一玉、イチゴ1ケースなどを経て回復していく啓太ですが・・・ここはS.E.(サウンド・エフェクト=音響効果)という脚本上のルールに沿って点描してみましょう。S.E.は場面転換などに役立つ技法です。

【トントンとノックの音】と病室のドアが開き・・・やってきたのは神林です。天佑によってクビの皮一枚残している啓太にトドメを刺しに来たのでした。「辞任」を口にはしない啓太でしたが「与えられた権利」の「当然の責任」をとるという言質をとって会心の笑みをもらすのでした。最後まで正体を明かさない神林ですが・・・啓太の前で笑うこと。ご機嫌取りにきた派閥のボスたちに笑うこと。そして最後にもう一度笑うことから考えて・・・すべては神林の計画通りに進んだ・・・解散総選挙を含めて・・・という見方もできるところがこのドラマのなかなか奥深いところです。つまり・・・神林は「汚職議員の息子」を利用して「綱紀粛清」をしたのです。もちろん・・・単に神林を「悪」と考えて勧善懲悪の物語と見てもまったく問題ありません。

【ピンポンと玄関チャイム】待ちに待った子供たちの登場です。その前に啓太と韮沢官房長官と事務員・ひかるはトランプをしようとします。キッドはこのドラマとゲームの関係についてずっと語ってきましたので、ちょっとご褒美をもらったような気がしました。「ポーカー」(駆け引きのあるギャンブル)「セブンブリッジ」(戦略ゲーム)、「神経衰弱」(記憶力ゲーム)、そして「ババ抜き」(まさにギャンブル)という流れも用意周到さを感じます。もちろん・・・子供たちとひかるは結局・・・「戦争」(手札の枚数を競うゲーム)をしていたようでしたね。ゲームは「智恵くらべ」であり「運命に身を委ねること」でもあるのです。

さて・・・子供たちは朝倉に「辞職するのをやめて・・・」と言います。子供たちは「もじゃ倉が悪いことをしていないのに・・・なぜ辞めるの?」と本質をついてきます。もちろん・・・自分たちの先生が総理大臣なら後々甘い汁が吸えるかもしれないと計算しているわけです。そのためには朝倉には総理のイスにしがみついていてもらいたいのです。「ウチのお父さんはもじゃ倉はよくやっていると言っているのに」ともいいます。とにかく小島みく役の山田夏海はウルトラQの「悪魔っ子」のリメイクを「ウルトラQ dark fantasy」でやったリリーです。大きくなったよねえ・・・なんとなく一人だけ大きいです。・・・まあ・・・新幹線「あさま」なら片道7460円の東京-長野間の交通費を出した子供たちの両親はもっといろいろ考えているかもしれません。子供たちも東京へ旅をして大好きな先生を励ますという「冒険ゲーム」をして・・・楽しい思い出になったでしょうね。

しかし・・・とにかく・・・朝倉の辞職の決意はここでは翻りませんでした。

【ピンポンと玄関チャイム】再び・・・玄関チャイムがなって現れたのは過去の汚職の責任をとり一足先に議員辞職した小野田(中村敦夫)でした。すでに総理大臣に復帰した啓太は残された「一週間」で何ができるだろうかと考え・・・官邸連絡会議のお茶だし撤廃に全力をあげて取り組んだのですが・・・その他にも山積されている問題は・・・自分が辞めたらどうなるだろうか・・・と考えるようになっています。

些細な問題さえ解決が難しい。

しかもその小さな変革さえも自分がやめたら逆戻りする可能性がある。

解決したい問題はまだまだある。

このままでいいのか。

朝倉はチーム朝倉に無言の圧力を受けているのです。

そんな朝倉に小野田は「私はプロだから・・・責任をとってやめた・・・しかし・・・素人のキミにはキミのやり方があるはずだ・・・初心を思い出してみたまえ。素人には素人の責任のとり方があるだろう。君は子供たちの未来のために政治家になったのだろう・・・キミの亡き父上も実は・・・世界の子供たちのことを考えていたんだ。見たまえ・・・世界は今や・・・自由と平等が蔓延している。日本の子供たちが世界の子供たちより自由で平等だった時代は終焉を迎えているのだ。でも・・・できればちょっぴりでも日本の子供たちに美味しいところを残しておいてやりたい。どうやって世界の子供たちよりも日本の子供たちがちょっと有利に生きていけるか・・・キミの父上はベトナムまで視察に行って無念の死を遂げられたのだ」・・・おいっ。

・・・まあ妄想はともかく・・・父の夢・・・政治家としての責任の取りかたの多様性、そしてアウトになっても全力で走れという子供に伝えた自分の言葉の反射で・・・啓太は新たなる決意を得たのでした。

平等に辞任・・・そして自由に解散総選挙。「平等」と「自由」のカードを同時に使う必殺技なのです。

さて・・・とにかく・・・有能な秘書により・・・国民に広く知れ渡る「朝倉啓太の決意表明」が発表されます。まあ・・・ある意味・・・すでに総理の座にあるものが情報戦ではメチャクチャ有利という一つの指摘でございますね。

スタート。じりじりとズームイン。最初のお詫びでズームストップ。ここから長い一人総集編に突入。政権演説方式で一切回想シーンもなしである。志半ばで辞めることについてお詫び。やがて・・・総理は自分をささえてくれた仲間たちのために涙を流し・・・クローズアップへ向うズームイン。そして・・・辞任するけれど解散総選挙もする。僕にもう一度チャンスをください宣言。ずるい・・・ずるいよぉ・・・啓太。国民の半数(主に女性)が悩殺されました。画面はズームアウトして総理退席である。もちろん・・・悩殺されない人も・・・反発を感じる人もいるでしょう。しかし・・・ゲームは51VS49で「勝ち」を得ることができます。

【コツコツと足音】神林再登場である。神林「キミも少しは学んだかな?」啓太「・・・悪いことをしたら必ず報いは来る・・・でも・・・そこからやりなおすこともできるということです」神林「ふふふ・・・まあまあだな・・・続きは本会議場で教えてあげよう・・・必ず勝ち上がって来い・・・総裁が落選したんじゃ話しにならないからね」啓太「先生も油断しないでくださいね」

神林は去り際に理香に声をかける。「あっちの方もがんばらないとね」なのであった。

恐縮です。しかし・・・オヤジに声をかけられようとかれられまいと若い二人はお手手つないではうぅんなのだった・・・月9だからな。

キスシーンとか・・・ベッドシーンはなくても・・・「恋愛」なんか描けるというお手本です。

さあ・・・お分かりですね。「政治」とは選挙権を行使しない国民にはそれに相応しい政府しか与えられないというゲームなのです。まあ・・・プレイヤーがどうするのかは自由で平等なのですけれども。未来を作るのはいつだってどんな場所でも・・・あなた自身である・・・というお話です。

そう・・・理想の総理大臣はきっと遠くに確かにいるのです。

そして・・・理想の国民はもっとはるか遠くに確かにいるのだとキッドは思います。主題歌的に。ともかく・・・すばらしい木村拓哉。すばらしい政治ドラマ。そしてすばらしいゲームでございました。(ゲームセット)

関連するキッドのブログ『第9話のレビュー

Hcinhawaii0416 ごっこガーデン・医師団記者会見場セット。エリアンナちゃんのダーリンに頼りすぎたのは問題ですが・・・これはエリとしても山P先輩にももっとがんばってもらいたいという気持ちがありありなのでスー。ちょっとうらやましいのyon。まあ・・・同じことをクドクド言うのは実は演説の基本テクニックなのでスー。そして・・・眠ったら負けなのでスー。眼がさめたら・・・もう虜になっているのyon・・・はっ・・・そういう作戦?ikasama4演説の方はみっちりレポートしておきました。そして恒例のグラフでわかる人気ドラマの秘密もバッチリですシャブリ例によって前フリ記事でありましたーっ。答えはA。本記事はもうしばらくお待ちください。Recent Entries でチェック!あんぱんち悪口が魅力なのでショックに弱い人はクリックしないでください。脚本・演出も最悪ていうか・・・ただ小林聡美の旦那にぞっこんなのですw・・・他の政治ドラマなんて認めにゃい~wwwwwwwろーじー総理と呼ばないで・・・平均視聴率14.4%・・・最終回18.9%・・・CHANGE・・・平均視聴率21.7%・・・最終回27.4%・・・完全に負けてますやん・・・カエル・・・フッ・・・

Hcinhawaii0417 ごっこガーデン・総理の病室セット。アンナ啓太・・・目を覚ましてぴょん・・・子供たちに希望ある未来を用意するための解散をするのぴょん。でもすぐに目を覚ましたらダメぴょん。ダーロイドの目覚ましタイマーは長めにセットしてあるぴょん。今回は・・・お目覚めキス機能もオンになっているので・・・我慢できなかったら・・・キスもできるのぴょんぴょんぴょ~ん。じいやーっ、次は啓太理香の妄想結婚式スタンバイぴょん!・・・総理大臣の給与200万円として600万円の結婚指輪もね~」じいや「お屋敷には1000万円以下の指輪ございませんので・・・ただちに発注いたしまする」

Hcinhawaii0418 ごっこガーデン・総理執務室セット。お気楽打ち上げはハーゲンダッツでね。明治の宇治金時かき氷なら三つ買えるモンブランを食べたい。昔は政治ももっと自由だったよね。今はお茶をCHANGEするのも大変という話だったのね。まあ・・・興味のない人は演説の間・・・コンビニにアイス買いにいくよねmari月9で政治ドラマはよくやりましたね。啓太の演説は説得力がありましたが・・・もっと熱くてもよかったのかな・・・ここは好みが分かれるのかしら?」まこ政治に無関心はいけないのデス。まこも成人したら選挙に行きマス。実弾乱れ飛び一番お金くれた人に投票すればいいという選挙になぜみんな行こうとしないのかっ。竹野内総理大臣なら銭金抜きで応援デス。はうぅんちーずあらすじ的にはこんな長いセリフ・・・珍しい。CHANGEしなければいけないのは国民の一人一人。小学生にも分るいいセリフでした。大人になったら忘れるのかな・・・みのむし・・・はい、眠った・・・生方・・・悪い人にならなかった・・・神林はどっちなの?・・・るるる・・・スヤスヤaki終わりのないドラマっていうか・・・啓蒙的でストレートなメッセージのドラマなんて・・・最近・・・珍しくて新鮮だったのかもしれませんミマムついに最後まで・・・食べきったーっ・・・じいや・・・リッチミルクおかわりーっじいやさん・・・すみません・・・グリーンティーお願いしまーすくう少子化対策、インターネット犯罪の撲滅、教育改革・・・待ったなしの問題があふれているのに・・・なかなか変わらない・・・我が国・・・。もちろん・・・変わらないものも大切だし・・・啓太のような心ある政治家が変えなければいけないものを変えてくれるといいとも思う・・・世界を変えるのか・・・自分を変えるのか・・・本当は私たちはいつも答えを求められているのかもしれません

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)「正義の味方」(日本テレビ)

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2008年7月14日 (月)

公方様、公方様、公方様!(宮﨑あおい)俺は医者だ・・・手伝う(竹野内豊)

さて・・・二本立てである。二本立てはさけたいのだが・・・もうさけられないのである。

順番は「Tomorrow」→「篤姫」となっています。もちろん・・・篤姫はほぼ妄想だからです。

で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第2回』(TBSテレビ0807013PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・山室大輔を見た。夏ドラマはかぶりが多いが・・・医療ものとして・・・「コード・ブルー」と本作がかぶっている。「医術は仁術なのか算術なのか」は永遠のテーマだが・・・これもまた当然の如くかぶっている。ただし・・・「コード・ブルー」は「ハートは心なのか心臓なのか」という展開である。「算術」の部分が・・・「医療技術」に偏っているわけだ。「算術」を合理性と考えれば・・・「仁術」は不合理なものになるわけだが・・・そう書くことで・・・キッドは「算術」よりだということは明白なのだろうか。とにかく・・・「Tomorrow」の方はズバリ・・・「算術」が「医療経営」の問題である。ストレートなのだ。

どんな職業にも「聖俗」はある。たとえば「教師」は「学ぶことによって社会を継続させる人間の根源的な部分を担っている」・・・なくてはならない職業だ。そのために「教え子たちに対して・・・責任を負っている」ということがある。しかし・・・その教師が「優秀な教え子と劣等生を差別化する必要」や「コネで不正就職する場合」があったりしてなかなかに悩ましいのだな。それにくらべてマスメディアはかなり情実入社ありなので・・・「私はコネ入社ですが・・・コネで教師になるなんて許せない」というアナウンサーの何人かはかなり内面で葛藤しているはずです。まあ・・・中には本当にバカなので葛藤しない人もいます。

さて・・・「Tomorrow」はある意味でオーソドックスなドラマです。それは・・・ここまでナンセンスな番組の続いたこのワクを立て直す意味でも正しい選択だと思います。もちろん・・・スタッフの力量が危ういので・・・ドキドキする部分もありますが・・・なんとか肯定的に視聴できる範囲だと考えます。とにかく・・・日曜の夜にお茶の間をイライラさせる必要はまったくない。穏やかな気持ちで月曜日を迎えるための番組作りをしてもらいたい。とキッドはいつも祈っています。

で・・・たとえば・・・「ごくせん」みたいな部分はどうしてもでてきますが・・・それは許容範囲なのです。もう・・・「病人が出る」→「死にそうになる」→「ヒーローが病気と乱闘」→「病院に平和が訪れる」でまったく構いません。日曜の夜はそれが許される時間帯なのです。

しかも・・・それなりにテーマ性の展開があって申し分ないのですねえ。

前回・・・「医者だったけど・・・逃げた・・・でも手術しちゃった」市役所職員・森山航平(竹野内)・・・。病院の経営建て直しを依頼されたエリート脳外科医・遠藤(緒川たまき)には「八年もブランクがあって手術するなんて・・・医者をなめないで・・・」とビンタを食らいます。しかし・・・母子の命を救うために・・・許されない医療行為をしたことを庇ってもらったナース愛子(菅野)はもう・・・ちょっと萌えています。

医者不足による診療収入不足で経営難の市民病院。遠藤のセレブのための専門病院化計画によって・・・転院を迫られる一般市民患者たち。たちまちロビーはクレームの嵐。病人なのにみんな元気があってよろしい。・・・しかし・・・遠藤は「おだまり」と一喝します。「医者の待遇が悪いから医者が集まらない。税金で食わせてるって・・・税収が低いから赤字なのよ」・・・正論の前に押し黙る民衆。そこでゴネて治療費を不払いにしようとする田中要次登場。「保険・・・ないよう」なのである。すかさず警察に通報する遠藤。田中連行である。・・・それより取立て屋が必要なのだと思うが。

さっそく・・・くってかかる庶民代表ナース愛子・・・「いきなり警察に通報なんて・・・まず・・・事情を聞いて・・・」「食い逃げされたり万引きされても警察に通報しなかったら・・・警察は何のためにあるの・・・そんな甘いこと言っているから・・・医療費不払いが年間2億円になっちゃうのよ・・・」・・・愛子は思わず口ごもるのだった。「二億って・・・そんなに患者さん治してもらい逃げしてるんですか・・・」「してるのよ・・・」

ナース愛子は航平に「お医者さんとして・・・市民病院を助けてよ・・・」しかし航平は「・・・できない・・・俺は医療から逃げ出した人間だから・・・医師免許はあるが医者としての資格がない」と拒絶である。

航平の過去が気になる遠藤は探偵学園Qに調査を依頼する。

そんななんだかんだのところへ・・・弁護士になりたい法学部の学生で愛子の妹・七海(黒川智花)が帰郷。蕎麦屋の出前と衝突しそうになったが運命で結ばれた航平によって救われる。裏番組では「伝説のヒーローたちが時空を超えた戦いを繰り広げている」のだが・・・ある意味・・・航平もこれから・・・人間離れしたヒーローと化していくのである。

名誉の負傷をした航平が病院で手当を受けていると・・・七海が頭痛を感じる。研ぎ澄まされた直感で航平が精密検査を勧めると「脳動静脈奇形」が発見されるのである。脳の動脈と静脈が異常吻合した先天性疾患である。破裂するとくも膜下出血して・・・命にかかわる・・・。しかし・・・市民病院にはアルバイトの脳外科しかいないのだった。

しかし・・・遠藤先生はその道の権威なのだった。

遠藤「あなたのキライな・・・お金のために手術する医者よ・・・それでもいいの」

愛子「・・・・・・・・・・・・・・・・・お願いします」

貧しさに負けた~・・・いいえ妹の可愛さに負けた~。

さすがに・・・病院では心無いナースたちが陰口を・・・「理想と現実は違うわよねえ」

命に関わる病気と知った七海は動揺して海を見に行きます。しかし・・・またもや・・・自動エンスト機能のついた超能力スクーターによって航平が七海を無事捕獲。「あきらめたら終わりだけどあきらめなければ終らない」と言いたいことは分るがひねくれものなら拒絶する論理で説得。しかし・・・七海は素直ないい子なので納得します。

愛子「お姉ちゃんが・・・絶対助けてあげる・・・簡単なの・・・富江になればいいの・・・そうすればみんな不死身になるの・・・映画の話だけどね・・・大丈夫・・・七海はがんばり屋さんだから・・・きっとがんばれる」とまたもや・・・ひねくれものなら・・・ま、いいか。

遠藤は別の専門病院でセレブ相手の「お高い手術」の打ち合わせ・・・しかし・・・病室には生命維持装置付きの意味ありげな患者が・・・梶浦か・・・。

よくある植物のような人とはいってはいけない人のパターン。

①医療ミスされた父

②医療ミスされた母

③医療ミスされた恋人

④不治の病の梶浦

その頃・・・自宅で発作を起した七海は意識不明の重態に。救急車で運ばれるが・・・市民病院は例によって受け入れ拒否である。遠藤にも電話がつながらない。

しかし・・・もちろん・・・航平登場である。主役の権利で無理矢理、処置室へ。

「俺は医者だ・・・患者がいれば尽くせるだけの手は尽くす・・・まして・・・こんな可愛い娘をみすみす死なせるわけにはいかん」

脇役たちは「そんな・・・」と反対しながらも押し切られる。

そこで遠藤が留守電のメッセージに気がつく。

遠藤「無理なことはやめなさい」

航平「死にそうな人がいたら助けようとする・・・それが医者だ・・・君も一度引き受けた患者に対してはベストを尽くすべきだろう・・・」

電話によるアドバイスを聞きながら応急処置を行う航平。おそらく破裂した血管の簡単な修復措置(止血と輸血)をしたと思われるが・・・脳圧亢進が始まる。おそらく急激な血流の循環によるものと思われる。このままでは脳神経を圧迫して危険な状態に・・・。

もはや・・・航平の手に余る事態なのだ・・・もうすぐそこまで遠藤は来ているのに・・・。

切羽詰った航平は「ROOKIES」を視聴していたのだった。

「がんばれ・・・夢があるんだろう・・・先生は夢を応援するぞ」

七海も見ていたらしい。「奇跡」的に脳圧は減じ・・・小康状態となる。遠藤到着。本格的な手術が開始される・・・。

まあ・・・人事を尽くして天命を待ったのであり・・・超能力が発動したわけではないと思います。

こうして・・・またもや人命救助をして・・・もはや・・・「医者」にカムバックしたことを自認する航平。

「医者」として「市民病院」を復興させることを愛子に宣言するのだった。

そのころ・・・遠藤のスパイで副市長の蓮見(陣内孝則)は航平の過去の医療ミスをつきとめていた。(つづく)

関連するキッドのブログ『第1話のレビュー

Hcinhawaii0413 まこちゃんハウス。応接ロビー。まこ医師・航平ふっかぁ~っつ!!!・・・意表をつかれました・・・もっとグズグズするかと思っていたのに・・・医師復帰宣言・・・まあ・・・そう何回も患者をひろってきては治し・・・ではお茶の間があきれかえりマス・・・か?・・・陽はまたのぼり・・・赤ちゃんは太陽ちゃんデス・・・あらら・・・た、竹野内様?」ikasama4お待たせしました。高額医療費支給制度で高額医療費貸付制度で命は平等でも医療は不平等そして不眠不休で魔王完成です。竹野内ロイドは無精ひげ機能をカットしたマイナーチェンジですがハートは安定していますーっ

Hcinhawaii0414 ごっこガーデン。病院ロビーセット。まこ「竹野内ロイドドクターの回診デス!mari「ワイルド竹野内よりもおヒゲがなくてさっぱりの方が萌え度アップです。Pちゃまもスベスベ、竹野内もスベスベです。しゅてきです。ハートがあろうがなかろうがスベスベが大事!」くう就職問題で揺れている・・・私・・・ごっこガーデンで遊んでる場合ではないのだが・・・気晴らしも大切だからね。クヨクヨしてもしょうがないもんね。明日も陽はのぼるからね

Hcinhawaii0415 ごっこガーデン・手術室セット。お気楽九十九一・・・レギュラーなの?・・・帝王切開から脳外科まで・・・航平はオールラウンドプレイヤーなの?・・・出前迅速便利屋医者?・・・って・・・自分・・・患者なの?・・・病院イヤだって言ってるのに・・・エリ七海はどんな弁護士になるのかしら?ホカベンそれとも時給七万?・・・傷つく心は繊細?臆病?・・・難しいのね。とにかくメス!みのむし「手術るるる石橋グリーン」ミマム手術っしょ大野くん悪るシャブリ手術でありました~鹿男DVD八百万の秘密アンナ手術ぴょんCHANGE今日最終回っ」まこ「もっとTomorrowごっこに集中じでぇ・・・

で、『篤姫・第28回』(NHK総合080713PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・堀切園健太郎を見た。臨終シーンを軽くスカシ・・・篤姫の哀れさを強調した演出。ちょっとハイプロウだが・・・もはや無敵艦隊状態だな。歴史的に・・・実際に後ろ盾である義父と伴侶である夫をほぽ同時に亡くした篤姫・・・心痛察するなあ・・・。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は分身の術を使う妖怪変化井伊直弼・特撮イラスト大公開。島津斉彬死因追及、篤姫短冊100万円のヒミツ解剖特集です。斉昭・慶喜親子の対話も見逃しません。遺言遺言また遺言です。

Atuhime1858c さて・・・いよいよ・・・天璋院の誕生である。とにかく・・・井伊直弼が内憂外患を乗り切ろうと強権発動したことは間違いない。そして・・・力が力を呼び・・・テロルの時代の幕を開いたことも疑うことはできないだろう。しかし・・・他にどんな手があったというのだろう。とにかく・・・井伊と彼の赤忍者たちは一世を風靡したのだった。

篤姫「幾島・・・蝉がよく啼くのう・・・」

幾島「はい・・・蝉が啼きまする・・・」

篤姫「幾島・・・」

幾島「・・・・・・」

篤姫の邪眼が効き過ぎた幾島は・・・戦力外になっていた。井伊直弼が大老に就任し・・・後継者は紀州慶福(家茂)と定まり・・・江戸城はつかの間の平穏に満ちていた。その夜・・・家定は忍びの通路で御台所の間にやってきた。

篤姫「・・・これは上様・・・」

家定「明日はのう・・・七夕じゃ・・・今宵は久しぶりに江戸の町を散歩しようと思うての。どうじゃ・・・」

篤姫「ふふふ・・・政(まつりごと)にお疲れになりましたか・・・」

家定「まあ・・・の・・・井伊はいくつか・・・しくじりおって・・・京の公家どもは百鬼夜行じゃからの・・・丸めこんだつもりで丸めこまれ・・・いつの間にか足を引っ張られておる・・・そなたの父と敵対したのが・・・裏目じゃ・・・しかし・・・とはいえ・・・そなたの父も水戸と手を組んだのが下策じゃ・・・京には・・・長州も手を出しておる・・・もう・・・過激派が芽生えておるのじゃ・・・天下をの・・・強請る気じゃ・・・いや・・・今宵は・・・気晴らしがしたいのじゃ」

二人は天守閣からムササビの秘術で一機に城下へ忍び出た。篤姫配下のくぐり衆、家定配下のお庭番が跡を追うのも難儀なほどの妙技である。お庭番の指揮を執る半蔵のみがようやく追いつく。いつもなら幾島も追従するが・・・もはや廃忍なのである。

だが・・・その行動を近江の猫(まがり)衆は見逃さなかった。京の力を利用しようとした井伊大老は逆にいにしえの藤原忍軍の操りを受け始めていたのだった。大権を得た井伊は・・・それでも緒家への懐柔策を要求する家定が邪魔になりはじめたのである。

「家定暗殺」・・・水戸が・・・紀州が・・・そして・・・尾張が・・・過去に幾たびか試みた指令が今・・・赤忍者と猫衆にくだっていた。

大川を下る屋形船に乗り込んだ家定と篤姫を青い眼をした年増が迎える。シーボルトの血を引く科学忍者おイネだった。和蘭混血であるおイネは戦国時代末期の伝説のくのいち安曇を彷彿とさせる大柄でエキゾチックな忍びである。

「天麩羅をあげまする・・・江戸前の魚で・・・美味しいデスよ・・・まずはあなご・・・塩でめしあがってね」
「これは・・・美味じゃのう・・・」

篤姫は目を丸くする。

「ふふふ・・・長崎から・・・篤姫様に一目会おうと来ました・・・評判通りのぺっぴんさんね」

「そなた・・・蘭国のスパイでごわすか?」

「ふふふ・・・父は蘭国、母は和国・・・忠誠を持つ国が二つなら・・・スパイも忍びも無用のことです・・・私の憧れは米国のレディーファーストね」

「れでぃふぁあすと?」

「女が一番ということです・・・」

「女が一番・・・夢のような言葉じゃな・・・」

「でも・・・姫様はファーストレディーね」

「?」

「御台所のことですよ」

「さようか・・・」

「姫様・・・蘭国よりも用心するのは英国と仏国・・・。鬼畜のワザを使いますから・・・」

「どのような・・・」

「たとえばコロリの術・・・見えない毒で万余の敵を殺します」

「おそろしいの・・・」

「すでに・・・薩摩・・・そして長州・・・狙われています・・・」

その時・・・半蔵の危険を知らせる笛の音が響いた。篤姫のヒザの上でおこぼれにあずかっていた忍猫サトが毛を逆立てる。

数十の影が川の中から躍り出た。赤忍者・・・猫衆・・・そして忍び猫である。半蔵が屋形船の鉄鎧戸をたたく。

「公方様・・・爆雷火矢です」

屋形船からネズミ小僧、篤姫、おイネが一斉に飛び出した。同時に炸裂した火矢により屋形船が炎上する。おイネの拳銃が連射され・・・篤姫のくぐり手裏剣の乱れ撃ちが闇を裂く。

水しぶきとともに息絶える刺客たち。燃え上がる屋形船の炎に照らし出される川面に浮かぶ敵の死体を蹴り・・・家定と篤姫は川べりの草地に降り立った。

赤忍者の生き残り太郎次郎が篤姫を狙い必殺の同時攻撃を仕掛ける・・・忍び刀で篤姫は左右の敵をなぎ払う・・・しかし・・・第三の刺客が潜んでいた。

地から刺突した忍び槍が篤姫の股間を狙う・・・刹那・・・篤姫は死を覚悟する・・・。

しかし・・・死は訪れなかった。家定の直刀が地面に刺さり赤忍者の頭土蜘蛛をしとめていた。しかし・・・槍は家定の心の臓を貫いていた。篤姫は股間に入り込んだ家定が振り向いて笑ったのを見た。その口から血泡が吹き零れた。篤姫は叫んだ。(つづく)

関連するキッドのブログ『第27話のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ)

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2008年7月13日 (日)

大好きです。(八木優希)大キライです。(多部未華子)・・・んだとこらぁ。(松岡昌宏)

さて・・・夏ドラマもほぼ出揃ってきたわけだが。

残るは「深田恭子の学校じゃ教えられない!」、「北川景子の太陽と海の教室」、「菊川怜の打撃天使ルリ」というところ。

さて・・・それはおいといて・・・ある意味・・・

(火)大後寿々花の「シバトラ」

(水)志田未来の「正義の味方」

に続いて(土)多部未華子の「ヤスコとケンジ」である。

こういう特徴があります。堂々のヒットメーカーである志田・・・「女王の教室」「14才の母」に対し・・・視聴率は最悪だが名作の大後・・・「あいくるしい」「セクシーボイスアンドロボ」・・・に対して微妙なところをつく多部・・・「山田太郎ものがたり」「鹿男あをによし」なのである。

しかし・・・なんちゃって女子高校生としては大後(14)志田(15)に対して・・・多部(19)なのである。前の二人は児童劇団の老舗「劇団ひまわり」「セントラル子供劇団」出身だが・・・多部は街でスカウトなのである。

しかし・・・キッドの中ではこの三人はほぼ同じカテゴリーに属する・・・ライバルなのです。

ここまで・・・「シバトラ」(大後)13.0%、「正義の味方」(志田)13.2%と激しい展開。「ヤスケン」・・・楽しみです。

で、『ヤスコとケンジ・第一話』(日本テレビ080712PM9~)原作・アルコ、脚本・山浦雅大、演出・大谷太郎を見た。ちなみに長瀬智也は「ムコ殿」(2001)でスター桜庭裕一郎、「ハンドク!!!」(2001)で元暴走族、「やんパパ」(2002)でマンガ家のアシスタントを務めている。今回、松岡昌宏の演じるのは元暴走族のマンガ家でペンネームは桜葉れいかです。ちなみに二人は「明智小五郎(松岡)VS金田一耕助(長瀬)」(2005・土曜ワイド劇場特別企画)で共演しています。・・・ま・・・別に意味はありません。

夏ドラマでは「コード・ブルー」に杉本哲太が出ていますが・・・「ヤスコとケンジ」には嶋大輔がカレー屋で登場します。「茜さんのお弁当」(1981)からもう27年も経つのだなあ。川谷拓三も古尾谷雅人も故人になってしまった・・・。まあ・・・とにかく・・・お茶の間は暴走族が・・・なんだか・・・好きなのだっ・・・そこんとこ・・・ヨロシク!

で・・・ヤスコ(多部)のお兄ちゃんケンジ(松岡)は元・暴走族「ネイキッドガン」の総長。10年前に両親が他界して以来・・・保護者として妹を養育してきたが・・・妹を箱入り娘化しすぎるためにウザがられているというストーリーです。ちなみに「ネイキッドガン」とは「裸の銃を持つ男」の原題です。まあ・・・ナニを剥き出しということでございます。

そんなヤスコもお年頃・・・登校途中で転入生の椿純(大倉忠義)と衝突転倒です・・・少女マンガかっ・・・少女マンガだった。

優等生の純ですが花屋「つばきフラワー」を経営する姉(広末涼子)がいます。この姉がレディース軍団「黒薔薇」の元・総長・椿エリカです。バラで椿でエリカで花屋です・・・どんだけ少女マンガなんだ・・・少女マンガでした。ちなみに花言葉は「愛」「謙遜」「孤独」のシリーズですので「愛しているけどそうは言えずに一人」というツンデレ体質を見事に表現しています。

つまり「黒薔薇」の総長は「ネイキッドガン」の総長に片思いをして10年・・・未だに忘れがたく・・・告白するために離れていた街へ舞い戻ったのです。まあ・・・困ったAround30と言えるでしょう。

本来、ヤンパパヤンママになっているべき二人が妹と弟と二人暮らし。もう・・・少女マンガですから。

ちなみにエリカにはかおり(山口紗弥加)、ケンジにはモス(内山信二)とアジダス(渡部豪太)という舎弟がついていて全員いい味だしていますが・・・アジダス・・・十年前は小学生だっただろう・・・などと考えてはいけません。年齢なんて不詳が基本です。

・・・とにかく・・・妹のヤスコと弟の純が・・・デート・・・街のチンピラに絡まれる・・・兄貴と姉御がうなる直管闇夜をさき朝まで全開でかっとんでくるということです。

「ごくせん」と違うのは兄貴がチンピラの根性をたたきなおした後で姉御が登場・・・ガンのくれあいとばしあいをしながら・・・お前サラサラサーファーガールおいらテカテカロックンローラー的に萌えるところなのです。

この時のねめあげて下からいく感じはいい感じのケンジ。江口洋介や織田裕二を生んだ「湘南爆走族」の原作の絵柄を研究したような表情だ。ただし・・・キックがちょっとダンスっぽいのが玉にキズかな。殺陣が見せ場なのはいいのですが・・・できれば凄いのみせてもらいたい。

まあね・・・土曜の夜だからね・・・夏だしね・・・ヤンキーナイトはまだまだ続くのです。そして夜も深まれば「ハチワンダイバー」でもっとバカになっていくのです。小中学生は宿題もやってくださいね。→お気楽様のハチワンダイバー

ちなみにヤスコの幼少時代は八木優希(「薔薇のない花屋」の雫)でございました。

関連するキッドのブログ『鹿男あをによし

               『山田太郎ものがたり

                『すみれの花咲く頃

月曜日に見る予定のテレビ『CHANGE』(フジテレビ)

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2008年7月12日 (土)

マドンナリリーの花言葉は無垢です。(大野智)

マドンナリリー(白百合)とは聖母マリアを例えた花である。無垢で純潔なのは処女懐胎をした乙女だからだ。

母親が汚れなき乙女であるという幻想は・・・幼い子供の無垢をも示す。

まあ・・・汚れちまった悲しみには今日も小雪がふりかかるのであるが・・・夏だと南半球に行かないとな。

原作者が「詐欺だ」と叫んだという噂の「ゲド戦記」もオンエアされているのだが・・・ま・・・暑いので気力がない。

地獄の釜をしのびながら・・・わが主の名を語るドラマにしておく。

で、『魔王・第二回』(TBSテレビ080711PM1005~)原作・キム・ジウ、脚本・前川洋一、演出・加藤新を見た。成瀬領(大野)は11年前に弟を殺害されたが・・・犯人である芹沢直人(生田斗真)は裕福な実業家の父親(石坂浩二)の雇用した有能な弁護士によってでっちあげられた正当防衛で無罪となる。

弟の葬儀の夜・・・母を病で失い天涯孤独となった成瀬は優秀な弁護士となったが・・・心は空虚で復讐の青白い炎を燃やした孤独な魔王の虜と化していた。

Hcinhawaii0412 今回、魔王が用意したタロットカードは大アルカナの18番「月」(THE MOON)である。(挿絵はお気楽第四ビル落成記念H☆C特製タロットカード)・・・物語の中でものにさわると「なんかみえる」と言い出す心の病んだ孤独な少女・しおり(小林涼子)の説明によれば「月」は「待つ・・・ことを意味する」ということなのだが・・・この場合に暗示されるのは「月夜」ということである。夜の闇の中では月明かりがあっても危険は大きい。やがてくる朝を待つのが得策だという話だ。もちろん・・・やがて朝が来るという意味では希望のカードなのである。しかし・・・過去・現在・未来という時の流れを考えると・・・今が夜となっているということは・・・過去に昼という栄光があったことを暗示もするので・・・「没落」の象徴にも読める・・・不安定なカードなのである。だから・・・しおりは「動けばうごくほどに混乱する」と相談に訪れた直人に告げるのだ。

ちなみに月には顔が描かれるのが一般的だが・・・その顔は女神である場合と天使である場合がある。女神は月の女神・・・ヘカテ・ルナ・アルテミスのシンボルである。アルテミスの場合はアポロンの妹であるから・・・太陽と月のシンボルとなり・・・太陽の陽に対して陰の要素が強くなる。天使の場合はガブリエルである。ガブリエルは聖母マリアに受胎告知をつげる天使であり・・・「希望」の象徴の価値が強まる。もちろん・・・母をマリアになぞらえる成瀬にとって・・・「月」のカードは希望の象徴なのである。もちろん・・・来るべき望みはおぞましい復讐劇なのだが。

そして・・・「月」のカードには二本のハサミをもったザリガニ、二匹の犬、二本の塔と運命の二重性を示すシンボルが示されている。明暗、善悪、正邪といった岐路がバランスにすぎないことを物語るのである。

そして・・・「月」のカードの隠された真の意味は「敵」である。地獄に通じる闇の海から「危険」が這い上がり・・・運命の川に接近している。もちろん・・・「月」の正体もまた・・・魔王であるということなのだ。月の天使はガブリエルからミカエルに転じ・・・そしてミカエルの兄であり、天使の中の天使であるルシフェルに変転する。

そして・・・ルシフェルが敵(サタン)と化した時・・・左右の塔は門となり・・・二匹の犬は地獄の番犬ケルベロスとなるのだ。

図書館で・・・ゲーテの「ファウスト」を立ち読みした成瀬は・・・小悪魔メフィストフェレスが行う神との賭けに心を奪われる。小悪魔は「神に愛される人間」への嫉妬から誘惑を試みる。かって魔王がヘビとなってアダムとイブを誘惑したことのコピーキャットである。ゲーテは下っ端の死神を妖精の王(魔王)と読んだりする大袈裟な奴だが・・・まあ・・・かわいいところもあるものだ・・・と心を失った人間に侵入したわが主の触手は思われるのだった。

成瀬は孤児としてすでに心を闇にとらわれているしおりに共感を覚える。

もちろん・・・心を喪失している成瀬にそんなことはありえない。しおりと成瀬の心に巣食う闇の触手が反応しただけの話である。

直人の無実のために偽証した共犯者の一人、石本(脇知弘)に狙いを定めた成瀬は・・・債権回収業である石本に借金の返済を迫られ苦境に陥っている女・多恵(奥貫薫)に接近する。

多恵の娘にテディ・ベアをプレゼントし・・・多恵に拳銃を贈るのである。

そして多恵の娘を誘拐し・・・石本にもテディ・ベアを宅配するのだった。

成瀬の別名である雨野真実は贈り物が大好きなのである。

娘の身を案じ逆上した多恵は石本を射殺するのであった。

銃撃された人間はショックで失禁・脱糞する場合があり、死亡した人間はさらに内臓からすべてのものを放出する。死体は我慢しないからだ。そのため・・・死体は常に異臭を放つのである。不倫現場でチャイム鳴らされてドアを開けちゃうようなありえない描写があるくせにこういうところだけ写実的なのはスタッフの趣味が悪いからなのだろう。

付け加えると銃弾が貫通し・・・致命傷だった場合は血液がどんどん流れ出す。すると人間はしぼむのである。血管がしぽむからだ。だから・・・どんなデブでも少しは縮まるのである。そんなこと言うのは悪魔も趣味が悪いからなのだ。

こうして・・・哀れな迷子の母親の手を血で汚した成瀬は復讐鬼の道をまっしぐらなのである。

もちろん・・・その先にはかわいい二匹の仔犬が口から炎を吐きながら待っているのだが。

もはや・・・父を殺してから子を殺すのか・・・子を殺してから父を殺すのかは明らかなのだが・・・ゲーテの魔王に心ひかれるなら・・・息子を奪う方がよりわが主の好むところなのだがね。

もちろん・・・成瀬が誰を一番の悪と考えるかという問題である。

もちろん・・・わが主にとって成瀬の心の中に眠る早世した父親への複雑な気持ちを憎悪に一本化することなどたやすいことなのだ。

そうすれば・・・生田→石坂という順もあるのになあ・・・。

関連するキッドのブログ『第一話のレビュー

日曜日に見る予定のテレビ『コードギアスR2』(TBSテレビ)『篤姫』(NHK総合)『Tomorrow』(TBSテレビ)

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2008年7月11日 (金)

どいてくれよ・・・弱虫(山下智久)・・・尊敬するよ(戸田恵梨香)

「場所をあけてくれ・・・」の後にセリフがカットになっているような気がする。「ボケっ」かもしれないし・・・「ボウフラ」かもしれないし・・・「ボンクラ」かもしれない・・・。とにかく間をとって弱虫にしておいた。ま、基本的に妄想です。

かなりハイブローな群像劇になっていて・・・キッドは堪能したが・・・お茶の間受けは微妙であるな。

特に・・・いくつかの省略が過ぎて・・・ついていけない視聴者は多いだろう。キッドは今回あえて「ER」との比較を前回から提示しているが・・・本作はまったりアレンジの「救命病棟24時」などよりずっと面白い仕上がりである。しかし・・・キッドがそうだからといってお茶の間もそうだとは限らないのだ。

たとえば・・・藍沢(山下)が疾患を見過ごしたことにより危篤になる老女・八重(二宮弘子)を初診する場面がない。もちろん・・・ストーリー的にはセリフで説明されるので問題ないように見えるが・・・ここを遮蔽しておく必要性がなければ・・・藍沢のポジションが不明瞭になるばかりである。

簡単に言えば・・・①老婆に対しておざなりな診察をした ②真剣に診断したが診断ミスをした・・・ではまったくちがう話になるだろう。①であれば・・・入院後の老婆に対して関心を持ち、家族に謝罪する藍沢は・・・かなり暗いブルーに染まるのである。これをあえて隠したのであれば・・・それはそれで凄いが・・・それは解き明かすべき謎になってしまい・・・おそらくその気はないのではないかな?

もちろん・・・キッドはそういう点も含めてこの作品を高く評価するのだが世間というものはねえ。

けして視聴率が↘16.0%だから言っているのではないのです。むしろ・・・これだけキッドの好みにあっていて16%あることの方が不思議なくらいです。それに今回は「四つの嘘」拡大と「渡る鬼」12.4%の繰り下がりのドラマ三本立てでしたしね。

とにかく・・・お茶の間がバカだから・・・とは一言も言っておりませんぞ。「乙女のパンチ」↘*7.5%とか「四つの嘘」11.8%とかそれなりに賢い選択をしているわけですし。ま・・・ある意味来週は「デスパレードな妻たち」→「ER」になるのだな。

で、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~・第二回』(フジテレビ080710PM10~)脚本・林宏司、演出・西浦正記を見た。さて・・・まず・・・メンバーの年齢問題から考えてみる。キッドの知る限り・・・公式には年齢が記されていないのだが・・・藍沢(29)白石(27)緋山(26)藤川(29)という説がある。もっともキャリア(経験)があるのは藍沢で医学部卒業後六年目ということだ。研修医を終えて四年・・・さらに救命センターで修行を積んでおり藍沢が他のメンバーより技量が優れているのは当然なのだな。白石(新垣結衣)は研修医を終えて二年・・・まだ経験に不足があってもおかしくない。そして緋山(戸田)は研修医を終わりたてである。まさに新人で・・・よほど将来を嘱望されている人材なのだ。さて・・・藤川(浅利陽介)は藍沢と同年齢だが・・・キャリアは緋山と同じなのである。彼は・・・浪人あがりなのである。三浪なのだ。

こうして解説してしまうと・・・実に問題ない各人のキャラクターであることが分るだろう。

藍沢はエリートで実力派・・・経験もそれなりにある。白石はそれに順ずるポジションだが・・・家庭的に医者一家であり・・・別種のプレッシャーがある。

緋山は超優秀だがド新人で・・・一番年下だ。そして・・・藤川は年齢は藍沢と同じだがスタートで差がついている落ちこぼれ・・・あるいは苦労人なのである。

家族でいうと・・・長男・藍沢、長女・白石、末っ子・緋山・・・腹違いの兄・藤川と言う感じだ・・・なぜ家族にたとえる・・・?

・・・まあ・・・それは・・・漠然としたファミリーとして・・・サンダーバードっぽい感じがするからかな。

ここまで・・・藤川は・・・一般病棟にいて・・・リストカットの少女と意気投合したり・・・女装趣味の男とわきあいあいになったりしているのである。おそらく・・・浪人時代にはろくでもないアルバイトしたりして・・・挫折感・焦燥感にさいなまれ・・・いろいろあった感じなのである。しかし・・・そうでありながら・・・ここに来たということはそれなりに優秀だったということだ。

さて・・・ここで邪道だが・・・俳優たちの実年齢を見ていこう。藍沢を演じる山下は23歳である。つまりなんちゃってAround30なのである。しかし・・・「ROOKIES」を見よ。あるいは「ライフ」とか。なんちゃって高校生だらけなのだ。もちろん・・・年下を演ずるのは年上を演ずるより容易だという考え方もあるが・・・そんなこと言ってたら大河ドラマなんか誰も演じられないのだな。新垣(20)、戸田(19)、浅利(20)でもいいじゃないか。世の中には30歳でも20才で通るお嬢様など山のようにいるのである。

逆に・・・役柄が・・・幼すぎるという見方もあるだろう。しかし・・・ここにいるのはエリートばかりなのである。世慣れていない方が自然であり・・・唯一・・・ある意味世慣れている藤川はそれなりに・・・せせこましい役になっているのだな。

だから・・・キッドはこの世界にものすごくリアリティーを感じる。しかし、おそらく・・・お茶の間はもう少し・・・現実に幻想を感じているだろう。もちろん・・・実際のドクターヘリの人々がものすごい違和感を感じているのは仕方ない。だってドクター二人が新垣と戸田でナースが比嘉愛味になんてあるわけねえだろうっという叫びが上空から時々聞こえるからだ。

とにかく・・・今のところ・・・結局・・・藍沢しか使えないのじゃないか・・・という展開になっているのは計算通りということなのだな。

・・・つまり・・・このあたりのことを漠然と察することのできない視聴者は置き去りにされる可能性があるのだ。

キッドがあえて「ER」というのは・・・少なくとも「ER」もそういう性質を持っていると思うからである。「ER」の面白さがわからない人というのは・・・意外に多いのだな。

もちろん・・・「ER」は大河ドラマとして登場人物はかなり掘り下げられていく。しかし・・・最初に見た人間はドラマではなく・・・ドキュメンタリーを見ている気分になったはずである。次々にやってくる患者。そして医師さえも通りすがりである。本作でいえば・・・脳外科部長の西条(杉本哲太)が一番、そのテイストを出している。善人とか悪人ではなく・・・ただ医者な感じ。そういう魅力のあるドラマというものもあるのだ。

そういう意味では田所(児玉清)は危うい。やや・・・善人的でつまらない。もう少しギラギラしていてもらいたい。それでいて言うことは説教で問題ないのだ。世の中は大分県の教育委員会のようなものなのだから。

さて・・・ここで主題歌について考えておく。

どれくらいの値打ちがあるだろう

僕が今生きている

この世界のすべてが無意味だって思える・・・

・・・なのである。つまり・・・世界の価値を問うのだな。

世界の価値とは命の価値のことで・・・そして自分の価値のことだ。

自分とは命のことで。命とは世界だからである。

つまり・・・経済的な世界だ。

世界は「買い手」と「売り手」で成立している。

自分にはどのくらい値打ちがあるだろう・・・と考えることは売り手の考えである。

藍沢は自分の売値を考えている。「自分の技術」を磨いて・・・できるだけ高く買ってもらいたいのだ。それが彼の選んだ稼業だからだ。

日本では・・・いくつかの職業がそういう自然な発想から抜け落ちる。たとえば「教師」である。「教師」なんて・・・誰でもできる職業ではないはずなのだが・・・単純に「教える技術」での経済競争がしにくいのである。

そして・・・「医師」にもその傾向がある。

その反動として・・・医師も教師もサービス業だという考え方が出てくる。

そして・・・生徒や学生・・・そして患者が・・・「顧客」としてふるまうのである。

彼らは・・・つまりほとんどの人間が「買い手」になるのだ。

やがて・・・人々は「世界」の値打ちを考えるようになる。

そして・・・ふと・・・全てが無意味に思えてくるのである。

ドラマの主人公たちを考えてみよう。ここでは「医者」だ。それから「教師」である。そして「刑事」がいる。教師には学習者がいる。そこには優秀な生徒と落ちこぼれがいる。刑事の相手は犯罪者だが・・・実は加害者と被害者だ。それでは・・・医者は・・・もちろん患者である。しかし・・・患者にも入院と退院が・・・健康と不健康が・・・全快と死亡があるのである。

つまり・・・主人公と不幸なものと幸福なもの・・・これですべてのドラマは成立しているのだ。

もちろん・・・警察が犯罪者という不幸で・・・教師が落ちこぼれという不幸で・・・そして医者が病気という不幸でメシを食べる・・・そこが基本なのだ。

だから・・・次から次へと「患者」がやってくる「ER」は素晴らしく面白いのであり・・・本作は日常的な失敗の場面をじっくり描かず・・・どんどん次の患者に移っていった方がいいのだ。できれば・・・手遅れであの世行きがもっとでてくるべきなのだ。初回は手の不自由な人の連打だったのに・・・今回は患者が助かりすぎなのである。

さて・・・それでは・・・キッドにとってちょっと生ぬるかった「今週のコード・ブルー」を妄想してみよう。藍沢は歯痛を訴える老女を診断する。歯痛と心臓疾患の関係というのはそれほど難解な診断例ではない。ミスともミスでないともいえない境界線にある。しかし・・・藍沢は勉強したい手術の執刀時間に気をとられ・・・うっかりしたといえばしたのである。もちろん・・・限られた時間、限られた機材、限られた判断材料で・・・正解を直感することを理想とする救命医療の当事者としては大失敗なのである。藍沢の気持ちとしては・・・「老女の命」が問題ではなく・・・自分の医療技術の「未熟さ」が反省点なのである。だって値が下がるからだ。この後・・・藍沢が老女を監視するのは自分の失敗のその後の経過を見つめるためである。もちろん・・・老女が死んでも特に後悔はしないだろう。

黒田(柳葉敏郎)が「よく見ておけ・・・お前が殺すかもしれない患者だ」と言う真意は不明だが・・・藍沢には「命が尊い」というような価値観はないはずだ。「自分の未熟さが招いた失敗について深く吟味すること」を藍沢は主眼としたはずである。もちろん・・・家族への謝罪も・・・自分の失敗をより深く刻むための儀式あるいは記念碑にすぎないのだと思う。藍沢は二つのブルーを持っている。未熟で尻の青いブルー。そして醒めた冷酷のブルーである。世界には価値などないが・・・病気には価値がある・・・なぜならそれは藍沢の存在価値を高めるから・・・というところだろう。

白石はもう少し・・・確かでないものへの幻想を持っている。それはちょっとした人間関係で生じる喜びのようなもの。共通点があれば心と心が通じ合うという希望である。もちろん・・・それは豊かであるはずの自分の豊かさを確認したり・・・さらに自分を豊かにしてくれるはずだからだ。

同じ沖縄出身だし・・・仲良くしようね。気がついたことは何でも言ってね・・・と冴島(比嘉)に気安く声をかけたのである・・・すると・・・本当は同い年ってことだけどね。なんくるないさーってなぐさめて欲しいわけ? ニコモと違ってこっちはデルモなんだ朝ドラ主演なんだよ。太鼓たたいて目玉の飛び出す猿の玩具みたいにキーッて顔だってできるんだよ。アタシみたいに優秀なナースがあんたみたいに現場でなにひとつできないカスと同等におしゃべりできると思ってんの? あんた何様? こりゃ失礼しましたお医者様ですか・・・お地蔵様かと思いましたよ・・・上から目線でしゃべれる根拠は医師免許なのかいそうなのかい・・・そいつは患者の命のひとつでも救ってから言ってみやがれってんだ・・・あのう・・・そのう・・・もう・・・いい・・・です。

白石の患者は鼻骨骨折の女(黒瀬友美)。しかも連れて来たのは恋人で目高組組員(福井博章)である。藍沢は骨折が左利きに殴打された特徴を残しているとして警察への通報を年下の女の子にアドバイスする。しかし・・・白石としてはお話ししてみたらもう少し分かり合えるかとつい思ってしまうのであった。もちろん・・・偽証の可能性はあるわけだが・・・話は奇想天外でちょっと面白いのだった。女は身体醜形障害だと自己申告するのである。

私はねえ。醜いの。もう・・・怪物として生れてきたの・・・あんたはきれいだねえ・・・まるで女神様のようだねえ。ああ・・・うらやましい・・・私なんて・・・見るだけで吐き気を催す醜い鼻なんだ・・・ああ・・・憎い・・・この怪物鼻が憎い・・・ああおそろしいこの怪物鼻が・・・鏡を見るだけで・・・もう目がつぶれてしまうんだよ。鼻のことを考えるだけで頭がおかしくなってしまうんだよぉぉぉぉぉ。あんたにはきっとこんな私の苦しみなんてわかんないよぉぉぉぉ。

そんなことねえよ。アタシだって・・・もう・・・看護師にタメ口きかれて・・・カスだなんだっていわれて・・・ここにくるまでエリート人生まっしぐらなのに・・・なにひとつまともにできやしない。あんたから手術の承諾ひとつもらえないんだ。くれよ。鼻手術させてくれよ。

めちゃくちゃにしてくれるのかい。

ものすごくめちゃくちゃになるかもよ。

じゃあやっとくれ。

手術後・・・現状に復帰した顔を見て鏡に顔面を突っ込む女。ガンガンと鏡に突っ込む女を抱きしめながら恐ろしさで失禁しつつ・・・白石は・・・何度でも折るがいい・・・そのたびにアタシは手術しちゃうんだ。お前の鼻を治して治して治しまくるんだ。

白石の言葉に動かなくなる女。統合失調症へと病状が進み硬直したのである。・・・・イヤァァァァ・・・帰ってきて・・・・戻ってきてぇぇぇぇ。・・・冴島は女を抱いて泣き叫ぶ白石を蹴り倒すと精神科医を呼びに走るのだった。

診断ミスをとがめられた藍沢に代わりヘリに乗り込んだ緋山。・・・あのねえ・・・よく救急車で充分じゃないの・・・離島じゃないんだから・・・とか・・・言う人いるんだけど・・・違うのよね。救急車に乗っているのは救急隊員。ドクターヘリに乗っているのはドクターなの。現場までクルマで十分として・・・往復で二十分なのよ。つまり救急車は患者を運ぶの。でもドクターヘリはドクターを出前するわけ。そしたらヘリで五分で・・・医者と患者が出会えるの。そして助からない命が助かるのよ・・・って・・・こんな胎盤早期剥離で腹壁板状硬なんて 胎児側も胎盤循環が障害されて胎児仮死や胎児死亡を来たしやすく、その死亡率は現在なお30~90%と高率であるのはムリ・・・いきなりヘビーすぎてムリですーっ。

本来、飛行は夜間に危険度を増すため、ドクターヘリの運用は日没までと定められている。夜間の離発着はさらに危険が伴うからである。

挽回の機会を待っていた藍沢は前回はもったいぶっていたが今回は自発的に志願する。後がないと感じているからである。タッチ・アンド・ゴーでヒット・エンド・ランな往復行動。残り時間は少ない。どこにでもいるナース冴島は「どけや・・・ボケ」と緋山を蹴り出すと・・・濡れた瞳で藍沢を迎えるのだった。

緊急出産装備持参の藍沢は珍しいケースに目を輝かせながら「この出産もらった」なのであった。

ここでパイロット(寺島進)は出番確保のために・・・出産後の受け入れ病院を現場より15分のA病院から現場より9分のB病院へと変更要請し・・・貴重な時間6分を稼ぐのだった。

指導医・三井(りょう)の受け持った脳障害の患者の後始末をつけた・・・緋山は・・・落胆、屈辱、不安、祈りとめまぐるしくいい表情を見せながら・・・赤子の産声という定番に・・・救われた安堵の顔・・・そして唇をかみしるめるのだった。「電車で帰ります・・・」とにかく緋山の見せ場は終った。

その頃・・・現場の重さをまだ知らない男・藤川は服装倒錯のボーダーを彷徨う外傷患者とブラジャー交換会に熱中していた。嫌いではないらしい。まあ・・・怪我をするような奴は頭のネジも狂っている場合は多いのである・・・おいおい・・・まあ・・・もういいや。

心の友を求めて・・・院内を彷徨う白石。ついに・・・帰ってきた緋山と遭遇するのであった。アタシもあんたと同じ・・・ヘタレだった。ううん・・・あんたはがんばったよ・・・なに・・・それ・・・ブリッコ・・・ウソツキ・・・うふふ・・・あふふふ・・・・えへへへへ・・・こうして白石はようやく心にうるおいを得たのだった。やはり医者は医者同士。ナースみたいな下層とは話合わないのよね。

白石は笑顔を取り戻したのである。

翌日・・・屋上で藍沢とちょっとお話しする白石・・・。「あのね・・・母親が手術の時・・・藍沢と緋山どっちを選ぶって言ったでしょう・・・私・・・自分ですることにした」

藍沢「・・・お前・・・コトーで吉岡が柴咲・・・オペるかで苦悩する回見てねえのかよ」

藍沢もまた・・・失点を挽回した安堵が顔に浮かぶのだった。ふ・・・限界ってなんだよ。できないことってなんだよ。やってダメならそれまでってことだろうが。俺はやるぜ。やってやってやりまくるぜ。この世界に価値があるのはつまり俺に価値があるってことなんだから。(つづく)

今回もテンメイ様はここに。プライドと折れた鼻について深く考察でございます。少しかぶったかな・・・。ま、まだ暫定ですからな。

関連するキッドのブログ『第一話のレビュー

Hcinhawaii0411 エリお嬢様森の別荘・山P先輩研究室。エリコード湘北・・・コード湘北・・・山P先輩、落とし穴でスー。気をつけてーっ。口内細菌のアタックです。キャーっ・・・P先輩が出産凌辱・・・どっきりドキドキでスーmariPちゃんの出番がーっ。少ないっ。エピソードが多くて目がまわります。黒田が手があかなくて・・・藍沢・・・コレは高評価します更新はしませんがーっ・・・いつもお祈りはしマス・・・山Pの乗ったヘリがぼぎゃあぁんしませんように・・・でも・・・撮影は本当はいちいち飛ばないデスよね・・・ホッとしマス。はうぅん

Hcinhawaii0410 ごっこガーデン・ロッカールームセット。お気楽ブラ男と藤川・・・毎週患者にふりまわされるのが任務なのね。ブラかあ・・・ノーパンズボンとどっちがドキドキするかなあ。それともパン一かなあikasama4損害賠償請求裁判の証人呼出状か・・・さけられた運命なのか・・・さけられない運命なのか・・・本当・・・被告はつらいよ・・・ですみのむしおや・・・まこちゃん・・・それは?」まこもう・・・見るドラマ見るドラマ・・・面白すぎ・・・ドクターヘリのお世話にならないとも限りまセンっ。って男物のブラジャーって何デスかっシャブリ「し、しりませんろーじーしらんで~???中井???あんぱんちあ~ら知りませんw

Hcinhawaii0409 ごっこガーデン・手術室セット。アンナさすがエリちゃんのダーリン。ハートは熱いぴょん。でもガッキーのキレ方にもキレがあったぴょんぴょんくう群像劇として素晴らしい出来だと思う。今回は特に戸田ちゃんの演技にジーンと来たよ。緋山が涙をこらえるので私が泣きました・・・・・・あの・・・エリ先輩が・・・ムチ持っているようだし・・・どSナース衣装なのが・・・ちょっと・・・ドキドキです・・・」エリ「ぐふふ・・・

土曜日に見る予定のテレビ『ザ・クイズショウ』『ヤスコとケンジ』(日本テレビ)『土曜プレミアム・ホームレス中学生』『ハチワンダイバー』(フジテレビ)『家政婦は見たファイナル』(テレビ朝日)『監査法人』(NHK総合)・・・・・・こっ・・・殺す気かっ?

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2008年7月10日 (木)

先生にも世間にも姉にもいじめられて・・・。(志田未来)・・・おだまりっ。(吉田里琴)

「Tomorrow」(黒川智花の幼女時代)に続いて「正義の味方」(山田優の幼女時代)に吉田里琴登場である。

実は・・・吉田里琴が演じるのは妹の容子(志田未来)が誕生してベビーベッドに寝ている時代の姉・槇子であり・・・おそらく・・・赤ちゃんの妹に対する両親の世話ぶりを自分に対する裏切り行為として激しく嫉妬する怒りの一瞥を投げる・・・このシーンのみ。眼力です。

ちなみに幼女時代の容子(紺野萌花)に対応する槇子(夏井瑠奈「オトコの子育て」の凛子)の姉妹コンビもいたいけなく笑わせてくれます。「彼女が死んじゃった。」の木村佳乃・深田恭子姉妹の回想シーンに登場する夏帆・小池梨緒コンビを彷彿させる展開。姉の妹いじめ伝説は永遠に不滅なのか。

なにしろ・・・今回はコレだけでずーっとですから・・・ある意味凄いぞ。

さて・・・「ゴンゾウ」もきちんと面白いのだが・・・内野聖陽と志田未来では迷わず「てへっ」を選択します。ゴンゾウの続きを知りたい方はコチラへ→ikasama4様のゴンゾウ風林火山→まこ様のゴンゾウちりとてちん→エリ様のゴンゾウ

水曜日はダンスの日なのだが・・・つまりテレ朝水9と日テレ水10のである。ゴンゾウが先にスタートして12.5%↘10.4%、正義が13.2%スタート。ホカベンが落とすところまで落とした「場」でこの視聴率はさすがである。「ゴンゾウ」がいい意味でオーソドックス、「正義」がいい意味でエキセントリックなので・・・そこそこのダンスを踊ってくれそうである。まあ・・・「レッドカーペット」がある以上・・・「正義」のダンスステップは過酷・・・。しかし・・・ブラック・コメディーはこのワクの隠し味なので勝負になると思う。「14才」「ハケン」「ホタル」「斉藤」・・・このワクの勝者は常に悪魔の香を持っているのだ。

で、『正義の味方・第一回』(日本テレビ080709PM10~)原作・聖千秋、脚本・旺季志ずか、演出・中島悟を見た。毎度お馴染みの志田未来である。「女王の教室」(2005)で小学生、「14才の母」(2006)で中学生、「探偵学園Q」(2007)でメイド、そして今回、高校生である。しかし、まだ中学生である。もちろん・・・この他にも「わたしたちの教科書」とか「ドリーム☆アゲイン」とか「サプリ」とかあるわけで・・・ドラマのスタッフたちは志田未来におんぶにだっこなのである。まさに日本を代表する働き者女優といってもいいだろう。

16年前・・・中田春子(田中好子)・五郎(佐野史郎)妻夫に次女・容子誕生。

中田家の女王のイスに座る8歳の槇子(吉田・・・後に山田優)はものすごいガンをとばすのだった。

それから16年・・・。才色兼備の姉・槇子は謎の省庁・政務省のキャリアである。三流サラリーマンである父親は「五郎」と呼び捨てだ。母は「ハートのエースは出てこない」と歌うのだが「ハートのクイーン」は出てしまったらしい。「自分よりずっと頭のいい槇子の言うことを聞いていれば間違いない」のであった。まあ・・・ハートではなく・・・スペードのクイーンのようですがね。

ちなみにタロットカードで「女王」は「金星」を意味するが・・・「金星」とは魔王ルシファーの異名であり・・・この世のクイーンはすべて魔王の仮の姿であることを仄めかすカードなのである。

だから・・・槇子の正体が悪魔であってもなんの問題もないのである。

そして・・・神奈川県立美し台高校に通う容子はまさに悪魔に奉げられた生贄あるいは悪魔の小間使いなのであった。

容子は「悪魔の妹」である苦しみを人知れずブログにつづるトホホな女子高校生なのだが・・・世間の目は「出来のいい姉を持つと出来の悪い妹は大変」に尽きるのだった。実の母がそう言うのだから間違いないのである。

悪魔の本質は欲望に忠実ということである。しかも基本は物質的な欲望となる。

①食欲 質も大切だが量が重要だ。貪るのである。

このために・・・中田家の食卓は槇子の食欲を満たすためにある。五郎は給料日には槇子のためにリッチな外食をしなければならない。また・・・容子は小さい頃から姉の食べ残した西瓜の皮の部分を美味と感じるように躾けられている。もっとも美味しいところは魔王の化身である槇子様に奉げられるのである。もちろん・・・父親の財布に限界があるため・・・時には魔王の実力による願望達成能力が発露する。禿げた給仕の少ない毛が皿に乗り・・・槇子様にクレーム・チャンスをお与えになるのである。当然・・・ディナーは無料となり・・・お食事券をゲットしたりできる。魔王としてはささやかな魔力の行使だが・・・今はサラリーマンの家庭に生れた中流の生活をエンジョイされているのだな・・・これが。

②性欲 質も大切だがとにかくその時々の気分が肝心だ。貪るのである。

このために妹は愛のキューピッド(エロス)として身を奉げるのである。槇子様が交番の警官をものにしようとすれば迷子にされ・・・テニスのコーチがターゲットになればテニス部に入部し・・・相撲部のコーチに気が向けばシコを踏まなければならない。もちろん・・・魔王は自分の所有物である奴隷には心優しい。ザコの色魔が妹にちょっかいを出そうと待ち伏せを仕掛ければ「妹は今ウンコをしている」などと追い払うのである。おかげで容子は16歳の母にもならずヤリニゲもされずにすむのである。奴隷は主に感謝すべきだが・・・そういう心にならないところが奴隷の奴隷たる所以なのである。

③睡眠欲 ・・・貪るのである。

日曜の午前中は容子の安息日である。槇子様がたっぷりとお休みになるのでのんびりできるのだ。もちろん・・・魔王は気まぐれであるのでうっかりはできないのである。

とにかく・・・魔王なのである。世界のすべての言語を操り・・・美貌で男たち女たちを幻惑する。目のきかない人間が下手に逆らおうものなら・・・どんな仕打ちが待っているか・・・命知らずの先輩(滝沢沙織)のスカートのジッパーを下げることなどたやすいのである。悪魔というものは時にはおそろしく・・・せこいものなのだ。

鈍感な課長(徳井優)もさすがに『触らぬ神(邪神)にたたりナシ』という言葉の意味を悟るのである。

しかし・・・人間たちはうかつにヘビの尾を踏むのは得意なのである。

槇子様の弁当に手を出した放火魔は50万ボルトの電撃を食らうことになるのだ。もちろん・・・そういう些細なトラブルはすべて・・・槇子様があらかじめ仕組んだ気晴らしの一幕に過ぎないのである。

そして・・・槇子様は食べ・・・眠り・・・恋をするのだった。

今回の槇子様の獲物は・・・次官候補のイケメン官僚・良川(向井理)である。向井理といえば・・・おせんさんに片思い、ハチクロで片思い、バンビ~ノでかませ犬、のだめで三角関係とどこまでいっても不運なのだが・・・今回はよりによって魔王の生贄なのである。

一方・・・召使の容子は・・・学校一のイケメン岡本(本郷奏多)に「姉からもらったクマ子(石狩熊子)」という名を気に入られ・・・ちょっとハートに火がついたりもするのだが・・・姉のための特製弁当を良川に譲ってもらい・・・感謝の念を持つのであった。

しかし・・・悪魔・槇子様の計画に狂いはないのであった。

ただ・・・ムカついたから復讐しただけなのに・・・「放火魔逮捕の正義の味方」になってしまう。それが魔王の通る道というものなのである。

はたして・・・次回はどんなトホホな志田未来が見れるのか・・・もう楽しみで楽しみで仕方のないドラマなんだな・・・。

もちろん・・・神秘的な世界では槇子はヴィーナス(アプロディーテ)であり容子はキューピッド(エロース)であると幻視できるのです。

関連するキッドのブログ『14才の母・最終回

金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)『ウォーキン☆バタフライ』(テレビ東京)

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2008年7月 9日 (水)

ラクダめっ。(米倉涼子)死神・・・。(大後寿々花)便所の紙なの?(加藤あい)

・・・ちょっとバテたか・・・。

それなのに・・・夏の名物、太平洋戦争もの襲来である。

そしてサミットだ。

「地球温暖化ガス排出量の50%削減」という数値目標をどう考えるかは人それぞれだが・・・キッドは「地球の人口を半分にする」という意味だと了解しました。

なんと言ってもCO₂を一番排出しているのは人類ですから・・・それを半分にすれば自動的に半分になるわけです。2050年までに人口33億人か・・・ものすごい大虐殺があるのだなあ・・・。下手な戦争じゃまかないきれない。決め手は原子力ということですから・・・いよいよ熱核戦争ですね。

で、『シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎~第一回』(フジテレビ080708PM9~)原作・安童夕馬、脚本・武藤将吾、演出・佐藤祐市を見た。さて・・・ファンタジーである。もちろん・・・サイキック(超能力者)とサイコ(精神異常者)は紙一重なので・・・単に頭のおかしい主人公と考えることもできる。

もちろん・・・今回はその方向で書く。・・・どの方向?

主人公の柴田刑事(小池徹平)は童顔であるが・・・正義感が強く・・・両親を目の前で喪失した過去を持ち・・・それ以来・・・死神の手が見えるという心の病にとりつかれている。さらに死神の手につかまれたものは24時間以内に死ぬなどと言いだすので、キッドが上司なら依願退職を勧め、通院を促すところである。

しかし・・・少年マンガが原作なので・・・平気で刑事になるし・・・事件を解決したりしてしまうのである。・・・まあ・・・恐ろしいことだな。

おいおい・・・お願いだからその方向やめてくれ・・・ファンタジーでいいじゃないか。

そう・・・じゃあ・・・すごい超能力を持つ柴田刑事は・・・命の危険の迫る被害者をスーパー・センサーで感知することができるために・・・犯罪を未然に防ぐことが可能なヒーローである。

神奈川県警横浜みなと署生活安全課少年係に配属された彼は冒険的な上司・千葉さくら係長(真矢みき)の命令で若者たちの闇の組織に潜入。悪を暴くのだった。

元・街の不良青年団「滑り台組」のリーダーである藤木(藤木直人)やデブのハッカー白豚(塚地武雅)のバックアップを受け・・・ナイフは真剣白刃どりである。ただし・・・角度によっては出血する場合があります。

最初の事件は少女売春組織壊滅作戦。滑り台組の一部が暴走して悪事に手を染めているらしい。その組織の女子高校生売春婦・宝生美月(大後)の父親から救出を依頼された柴田刑事は・・・さっそく・・・チンピラに化けて潜入開始。すぐに顧客リストを入手する。

なお・・・売春婦のリーダー・ルミ(波瑠)は「家には帰れないだけど・・・好きで売りなんてやってないよ」と言いながら柴田を助けてくれる。

この他にも交通課には鮎川婦人警官(南明奈アッキーナ)や宮城婦人警官(近野成美おはガール2002で五代目黒井ミサ)などがいてモテモテなのである。

もちろん・・・死神の手から救い出した美月も柴田を好きになってしまう。少年マンガですからーっ。

そして・・・少女の父親は義理の父親で変態・・・美月は虐待されていたのだった。もちろん・・・柴田刑事は間一髪・・・悪魔の義父の手から美月を救い出すのだった。ま・・・少年マンガですからーっ。

次の潜入先は高校。偶然にも美月の転校先である。そして女生徒にはリカ(末永遥ボウケンピンクでライフのみどり)がいたりするのである。ま・・・少年マ・・・もういいか。

まあ・・・歯医者とか美容院の待ち時間に読むとちょうどいい感じの物語です。

関連するキッドのブログ『セクシーボイスアンドロボ

さて・・・この他に・・・『モンスターペアレント』があって・・・ダメな日本の親(南野陽子)とダメな教師(紺野まひる)とダメな教育委員会(ラクダ)とまあまあの弁護士(米倉)がドタバタする話の続きがあるのだが、現実にモンスターペアレントが自分の娘を教員にするためにワイロを教育委員会におくり本人が教員だったり校長だったりするというスキャンダルがタイムリーに発生しているので・・・もういいや・・・って感じ。システムとして問題あるから個人の力量に頼るという話には・・・落とし穴がありますからね。今回「じっくりと手間ひますけて本質をさぐる」のが勝ちみたいな展開になっていますが「通過点」である学校は「嵐が過ぎ去れば解決」という考え方です。つまり「ことなかれ主義」を遠まわしに表現しているわけで・・・問題は先送りになり・・・やがてモンスターペアレントは拡大再生産されていくのですね。ふふふ・・・そういう悪夢が面白い人にはこのドラマは愉悦。ヒロインはMとして調教されていくわけですし。

次に『大泉・小泉や加藤あいなどのハケンの品格軍団が脚本家の実の祖父から聞いた話をドラマにしてみたカウラ捕虜収容所からの大脱走』物語があるのだが・・・捕虜を演じる役者は全員・・・髪を切るか・・・ボサボサにしてくれ・・・という以外・・・何も言うことのない話だった。どうせなら捕虜暴動虐殺鎮圧ではなくオーストラリア軍と日本軍の戦闘を見せてもらいたい。「ソロモン海戦」とかで日本海軍の重巡洋艦「鳥海」とかがオーストラリアの重巡洋艦「キャンベラ」とかを大破・沈没させるところを描いた方がよほど戦争の悲惨さを面白く伝えることができると思うのだな。・・・いい加減にしておきなさい。

関連するキッドのブログ『不審船を追え

               『モンスターペアレント

木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)『四つの嘘』(テレビ朝日)

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2008年7月 8日 (火)

うお座の恋愛運は星みっつ・・・(木村拓哉)お風呂に入ってすぐ寝る!(深津絵里)

七夕である。こんなに「近い人」とこんなに「大事な人」は年に一度のデートなのか・・・。

それなのに・・・あなたのことは忘れない・・・なんてお別れの言葉みたいな・・・。

他の人では絶対に不可能な思わせぶりでございます。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ロト6反町」12.4%(幼稚園児の好きな数字が38というのがダメだ)、「魔王」14.0%(韓流原作としてはとったな・・・)、「猫の恩返し」12.2%(やはりクラリス系でないとな)、「ROOKIES」↘14.6%(最終章シリーズ最後の最終章へ・・・まあ・・・毎回クライマックスだがな)、「ハチワンダイバー」↗*9.4%(兄妹対戦に萌えたな・・・)、「監査法人」↗*8.5%(アニ・・・最近・・・頭のいい役多いな・・・)、「ゲゲゲの鬼太郎」17.0%(井上真央VS田中麗奈・・・やはり猫娘の勝ちか・・・いやむしろYOUのろくろ首・・・主題歌をなんとかしてくれれば)、「篤姫」↗26.0%(えええええええええ・・・来週)、「Tomorrow」16.8%(このまま・・・このまま・・・お願いします)、「あの店はボルケーノ」13.6%(噴火か・・・なにもかもなつかしい)、ちなみに「CHANGE」↗22.3%、「あんどーなつ」11.6%・・・以上。

「あんどーなつ」は・・・まあ・・・可もなく不可もなく・・・ちりとてちんの続きみたいな・・・。

で、『CHANGE・第9話』(フジテレビ080707PM9~)脚本・福田靖、演出・平野眞を見た。「若者のすべて」(1994)から「空から降る一億の星」(2002)を経てここである木村拓哉と深津絵里の共演。見つめあうだけで・・・それとなく通い合うエモーションなのである。

ドラマは二つの軸で進展していく。①朝倉総理(木村)と神林・元官房長官(寺尾聰)のゲーム ②啓太(木村)と美山理香(深津)のラブゲームである。

この二つにからんでいくのが・・・啓太の体調だ。人間関係のストレスと・・・徹夜続きのハードスケジュール・・・過労が啓太の健康を蝕み始めているのである。

そりゃ・・・もう・・・ビール一本でフラフラなのである。しかし・・・「僕は・・・いつも・・・あなたのことを考えています・・・初めて出会った日のこととか・・・」などと口説き始めるし・・・韮沢官房長官(阿部寛)や官邸事務員ひかる(加藤ローサ)が帰宅すると死んだフリをするので・・・単に酔ったフリだったのかもしれないのである。

ラブ・ゲームも基本は次の四通りである。

①自分が好きで相手も好き

②自分が好きで相手は嫌い

③自分が嫌いで相手が好き

④自分が嫌いで相手も嫌い

第三者がいて・・・カードを配り・・・好きか・・・嫌いかを二人に記入させ・・・①の場合は「おめでとう」を言い・・・それ以外は黙って首をふる。そういうシンプルなゲームもあるし、「愛の告白」ゲームなら・・・。

①二人で同時に告白

②自分が告白

③相手が告白

④二人とも告白しない

・・・というような四通りが考えられる。

実はこの四通りというのは・・・ゲームを考えるときのセオリーなのである。

もういちど・・・ラブ・ゲームの基本を考えてみる。

①恋の成立と②恋の不成立である。

しかし、①には両思いだけがあり、②には自分の片思い、相手の片思い、その気なしという三通りが含まれている。

つまり・・・四通りの考え方をすると・・・恋の成立は1/4しかないのである。

恋が上手くいかないのは・・・悩ましいのだが・・・しかし・・・二度続いて恋が上手くいかなくてもそれほど悔やむことはない。三度続いてもまだ大丈夫。そして四度目でようやく普通なのである。・・・という考え方ができるのである。

ゲームの基本は・・・このように・・・「ゲームの本質」を考えていくという点にある。基本をマスターすることはすべてのステップアップに通じていく。人生の問題を抱えている人は人生をゲームとして考えてみたらどうだろう。問題点をなんでもかんでも四通りにしてみると・・・少なくとも気がまぎれます。

さて・・・一方で神林と朝倉のゲームは相変わらず・・・神林の一方的な攻めである。

人間関係は「裏切りのゲーム」でもある。

①お互いに裏切らない

②自分が裏切る

③相手が裏切る

④お互いに裏切る

・・・お分かりでしょうか。人間が信頼し合えるのも1/4なのである。信頼関係のある人間関係は希少価値があるわけです。

で・・・とにかく・・・朝倉の場合は相手である神林に裏切られ続けていくわけです。

なぜ・・・そうなるのかというと・・・少なくとも神林は「信頼関係」は得がたいということが分っているということになります。

つまり・・・朝倉が「裏切る」ことを先読みしていたということなのです。

そのために・・・朝倉が「裏切った場合」のことを考えていたわけです。

ゲームでは先読みは重要な要素ということです。

実際・・・朝倉は神林の推薦する予算案を修正したのですから・・・神林としては裏切られた・・・つまり・・・飼い犬に手を噛まれた気分になったのです。

ゲームの中に「囚人のジレンマ」という有名なゲームがあります。これは日本には司法取引の実態がないのでなかなか実感がしにくいのですが・・・二人の共犯者のゲームなのです。

①二人とも自白しない 懲役一年

②自分が自白、相手は自白しない 自分無罪 相手三年

③自分が自白しない、相手は自白 自分三年 相手無罪

④二人とも自白 懲役二年

こんな四通りになるゲームです。自白しないと・・・懲役一年か懲役三年になります。自白すると無罪か・・・懲役二年です。なかなかに悩ましいわけです。

で、結局、このゲームは裏切りのゲームなのです。

ラブゲームで考えて見ましょう。

①二人とも浮気しない 円満

②自分は浮気 相手はしない 楽しいけれど慰謝料をとられます

③相手が浮気 自分はしない くやしいけれど慰謝料をとれます

④二人とも浮気 ラテン系です

まあ・・・とにかく・・・人生に裏切りはつきもののゲームということです。

さて・・・そういうゲームに勝つためにいくつかのセオリーがあります。もちろん・・・セオリーに絶対というものはない・・・というのが基本です。

セオリーは必勝法ではなく・・・あくまで選択肢なのです。

たとえば・・・朝倉は「初志貫徹」です。「子供に必要悪があるとは言わない」という方針なのです。この場合・・・「裏切り」が「悪」であれば「選択肢」には入らないのです。結果・・・朝倉は常に「裏切らない」というゲームをするのです。いかにも危ういプレイヤーですが・・・それがセオリーであれば・・・利点も生じます。まず・・・「迷い」がありません。少なくとも迷ってチャンスを逃すということがないのです。

さて・・・もっともオードソドックスなセオリーは「目には目を」というやつです。「裏切られたら裏切る」という戦い方です。たとえば「法」などというものはこのゲームの成果であるということになります。もちろん・・・このセオリーはゲームの続行が大前提です。

たとえば・・・「殺し合い」というゲームの場合・・・最初に殺されてしまうと多くの場合ゲームが終了してしまいます。ゲームとしては非常に盛り上がりません。

じゃんけんで考えてみましょう。後出しが絶対有利ですが・・・クレームがつく場合があります。そこで最初は後出しはしない。しかし・・・相手が後出しをしてきたら・・・次は後出しをします。相手がクレームをつけてきたら・・・相手が先にルールを破ったことを指摘するという戦法です。そして・・・この後は後出しを続けるのです。まあ・・・人間関係は壊れますがゲームには勝つのです。

神林の戦法はもう少し複雑ですが・・・基本的にはコレです。ゲームの世界では「しっぺ返し」と呼ばれるセオリーです。

まず、神林は総理と仲直りしたとみせかけて「総理に罷免された」とウソの公表をします。

朝倉は「裏切り」を感じますが神林としては「最初に裏切ったのはお前だ」なのです。

次に、神林は朝倉内閣の大臣たちの過去の汚点を暴きます。

最初から汚点のあるものを選んだのは神林ですが・・・「最初にお前が裏切ったからこうなった」なのです。

大臣たちは保身のために啓太に「自分たちは潔白である」とウソをつきます。啓太はそれを信じるわけですが・・・結果として「ウソつきを信用する」という失点を招くのです。もちろん・・・それが悪いとは言えませんが・・・結果的に朝倉は「ウソつきの代表者」になってしまうわけです。

さらに、神林は啓太の最大の味方である小野田幹事長(中村敦夫)の過去の汚点を暴きます。小野田幹事長は啓太に同調し・・・「正直」になっているので・・・過去の汚点を否定できません。

小野田が罪を認め悪人となることで・・・朝倉内閣の大臣たちの旧悪も発覚し・・・悪人たちのリーダーである啓太は・・・「任命責任」を問われることになるのです。つまり「悪を選んだものは悪」という論理です。

すべては・・・神林の予想通りの展開。そして朝倉にとっては予期出来ぬ展開です。

少なくとも・・・神林はゲームの達人と言っていいでしょう。

こうして・・・「朝倉と神林のゲーム」は赤子の手をひねる状況になるのですが・・・啓太はその間もベストをつくします。

東京から車で二時間の火山噴火で・・・富士山か浅間山か・・・東京は大丈夫なのか・・・灰をあびたキャベツの農家の被害が甚大なので激甚法(激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律)によって被害にあったキャベツ農家が援助を受けられるように政令(内閣の命令)をチーム朝倉の全力投球で発令したりするのです。

しかし・・・ついに神林に追い詰められた朝倉は・・・「汚職大臣を任命した責任をとる決意」をします。覚悟を聞いた美山は・・・「私もウソをついていました・・・本当は総理との運命の出会いのことをいつもいつも考えていたのです」と告白です。

つまり・・・「朝倉と神林のゲーム」は敗北濃厚だが・・・「啓太と理香のラブゲーム」はかなり勝利に近い模様なのです。月9ですから。

しかし・・・予算委員会での代表質問で・・・神林に責任を追及された啓太は・・・「僕は責任をとります・・・僕は・・・」で意識を失ってしまうのでした。

果たして朝倉はゲームオーバーなのでしょうか。

もちろん・・・今回は・・・韮沢は「総理の孤独なゲーム」についてさりげなく語っているところがポイントです。「困っている人がいたので助けた・・・それのどこが悪いのですか」

そして・・・小野田と啓太の父の・・・そこはかとない関連性。

キッドとしては・・・神林と啓太の父の間の「何か」がこのゲームの隠れたルールになっているはずだと思うのですけれど。

人生はゲームさ。誰もが自分を愛しているだけの・・・悲しいゲームさ・・・なのかどうか。もちろん、このドラマというゲームには素晴らしい結末が待っているのは間違いないでしょう。

①素晴らしい結末が待っている

②自分には素晴らしい結末が待っている

③あなたには素晴らしい結末が待っている

④映画で素晴らしい結末が待っている場合も最近はよくある(つづく)

関連するキッドのブログ『第8回のレビュー

Hcinhawaii0406 ごっこガーデン・キャベツ畑セット。お気楽官房長官は議員じゃなくていいのね。キャベツは回鍋肉にしてね。ごはんもヨロシクね。啓太は理香と結婚するの?・・・七夕はいい天気だった?mari来週は30分拡大。チームASAKURAがバックアップして軽快な動きのある最終回になってもらいたいのですみのむしるるる・・・神林ファンの私でも・・・流石に・・・啓太が哀れになってきました・・・ここは啓太に寝返って神林を裏切るるるaki美山との握手のシーンで泣けてきたっしょ~。総理、総理・・・どうなるの~くう責任をとって辞める・・・責任をとって続ける・・・いつも難しいところ・・・啓太が死ぬのだけは許さない・・・・死んだらぶっ飛ばすちーずさあ・・・あらすじ的にはそれもあるかもよーっシャブリまたまたちこくーっ。ふふくーっ。ふかくーっ。答えはAーっikasama4拙者ニラッチレバ炒めを所望。キャベツを食べて美味しいと言うことで・・・ますます体力消耗か・・・ロボなら・・・残り機能%が出て泣かせどころなのに・・・あんどーなつ も見てました・・・雨が続くと仕事もせずにキャベツばかりをかじってた・・・いつの時代の歌デスかーっミマム私だって知らないっしょー」結城美里ラストフレンズも終った・・・誕生日も・・・ふっ・・・夏がまた来るぞよ・・・

Hcinhawaii0407 ごっこガーデン・CHANGE体操でダイエットセット。まこ啓太は生きてるの?死んじゃうの?・・・心配デス・・・アンナちゃんもさぞかし・・・って体操してるのかいっ・・・う・・・ケータイロイドが啓太の待ち受けになってるの?」アンナ啓太の回復を祈ってお百度体操ぴょん・・・ほらほら秘書官・・・小指を噛まないっまたまた遅刻しましたーっ。でも体操はあと・・・25回ですか・・・さぼりたい・・・

Hcinhawaii0408 ごっこガーデン・予算委員会セット。アンナ「啓太~、啓太しっかり~。こんな終り方はイヤーン。でも膝枕はさせるぴょん。檀原ナイススライディングごっこもするのぴょ~んエリまこちゃまナースを引き連れてドクターエリ参上・・・倒れた人を揺すっちゃダメでスー。aki先生もエリも泣いた二人の握手・・・あれが最後ってことはないですyon・・・それにしても神林・・・もはや策士策に溺れてる状態でスーろーじーあっと驚く神林~元ネタ知りませんあんぱんちざわざわ・・・ざわざわ・・・ざわざわ・・・総理・・・ざわざわ・・・Percume・・・」

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)「正義の味方」(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

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2008年7月 7日 (月)

俺は医者だ・・・資格はない・・・(竹野内豊)突然陽炎のように(宮﨑あおい)

・・・さて・・・「篤姫」と「Tomorrow~陽はまたのぼる」の二本立てである。

・・・これはかなりハードでございますっ。

とにかく・・・「Tomorrow」は「ハタチの変人」「佐々木夫婦喧嘩」「猟奇的な筋立て」と三本続いた大失敗にくらべたら・・・ものすごくまともなドラマである。

まあ・・・現場では・・・何か・・・すごいことをしたい・・・と思いついたり・・・思い込んだり・・・思いつめたりするのだが・・・それが変な方向にいくということはありえる。しかし・・・仏の顔も三度まで・・・なので・・・さすがに普通に作る気になったらしい。

素晴らしいこと・・・というのはいつもすぐ側にあるものなのだ。もしも・・・また変な方にいきたくなったら・・・日曜劇場のスタッフはモーリス・メーテルリンクの「青い鳥」を読むべきだと思う。

で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第一回』(TBSテレビ080706PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・山室大輔を見た。「家族~妻の不在・夫の不在~」(2006年・テレビ朝日)以来の竹野内豊である。この時は妻・石田ゆり子でした。

竹野内の相手役(ヒロイン)を連続ドラマでふりかえると・・・「輪舞曲」チェ・ジウ、「瑠璃の島」成海璃子、「人間の証明」夏川結衣、「ヤンキー母校に帰る」相葉雅紀・・・じゃなかったSAYAKA、「サイコドクター」市川実日子、「できちゃった結婚」広末涼子、「真夏のメリークリスマス」中谷美紀、「氷の世界」松嶋菜々子・・・まあ、前世紀に入ったのでこのあたりにしておくか・・・なんていうか・・・バラエテイーに富んでいるよなあ・・・。

で・・・今回は菅野美穂なのである。菅野はここのところ・・・「働きマン」で失恋、「わたしたちの教科書」で離婚、「あいのうた」で自殺未遂、「愛し君へ」で死別・・・もういいか・・・とにかくろくでもない人生の役ばかりを演じてきたのだった。なぜだ・・・なぜなんだ。

ともかく・・・今回もバツイチである。そして・・・竹野内は元医者の市役所職員というある意味・・・ドロップアウトしたポジションなのであった。このあたりの設定が考えようによってはちょっと危険な匂いがする。・・・つまり・・・狙いすぎている・・・ということなのだが・・・ともかく・・・第一回は・・・なんとか・・・逃げ切った・・・。

「深刻な社会問題」がテーマである。キッドは「氷の世界」の竹野内と・・・「あいのうた」の菅野をあえてあげたのだが・・・それはこの二人が「普通の人」役だったからだ。今回は「普通の人」が「普通でない世界に巻きこまれていく」というスタイルが適切だと思うからである。

さて・・・今回のドラマのもう一人のキーパーソンは遠藤紗綾(緒川たまき)ということになるだろう。とにかく・・・美貌の女優なのに・・・「トリビアの泉」で「ウソつき・・・」と締めるぐらいしか露出がなかった不思議なポジションである。映画「静かな生活」(1995)からほとんど変わらぬ美貌なのもなんとなくスーパーナチュラルなのである。恐ろしいのでこれ以上の言及はさける。

よって・・・「深刻な社会問題」については脳外科医でありながら・・・米国で「経営」を学んできたという遠藤がエキセントリックに撒き散らしていけばいいと思う。

もちろん・・・国家が犯しつつある医療制度のミスを・・・医者で経営コンサルタントの遠藤と・・・元・医師で地方公務員である市民窓口課の森山(竹野内)がタッグを組んで・・・悪戦苦闘するというのは問題ない。

ただし・・・森山の過去の記憶や・・・再生の問題などはよほどの計算がない限り・・・かなりムダな要素になるだろう。

少なくとも・・・「変な医療制度のせいで医者が犠牲になる」という遠藤の言葉が森山の過去にリンクしていなければ・・・ということです。単なる医療ミスだと・・・ドクター・コトーには負けると思うので。つまり・・・主人公の情けなさでです。ああいう・・・情けない役は北の国出身の鬼太郎にまかせておけばいいのです。

もちろん・・・竹野内も挫折した男は得意分野ですが・・・もう・・・そういうのはいいのではないでしょうか。しかし・・・まあ・・・とにかく・・・もう挫折しているのでそれ以上は言いませんが・・・このポイントは程々がいいと思うのでございます。

さて・・・「地方行政」の問題です。舞台となるのは伊豆地方を思わせる海辺の地方都市・西山室市(架空です)・・・夏祭りの準備に忙しい市民たちですが・・・活気にはとぼしい。どんつく祭りなのに凛々しくないのです。ちょっと恥ずかしい巨大なナニも見当たらないようですし・・・。かってリゾート開発計画に乗らなかった後悔というようなものが市民の間に漂っています。

しかし・・・人々の暮らしは平穏そうにみえていた・・・。

市役所で大学生の妹(黒川智花)のために戸籍謄本をとりにきた愛子(菅野)と市役所の職員・森山との出会いも出会いがしらの衝突というトーストをくわえていてもいいぐらいののどかさです。

森山はスクーターで通勤。愛子は自転車で来訪。二人の経済格差・・・エコ格差も微々たるものです。

挫折した市役所職員(37)とバツイチの看護婦(30)。ロマンスの発生としては手頃でございます。

しかし・・・この時・・・二人の女の闖入者が・・・二人の運命を大きく変えようとしていたのです。

一人は・・・1999年・・・森山の運命が大きく変わった8年ほど前にこの街を出て行った安田涼子(大沢あかね)・・・美容師だった彼女は妊娠9ヶ月・・・一人で出産するために産み場所を求めて故郷に帰ってきたのでした。

森山は涼子の母親・早苗(松田美由紀)とは顔見知りですが、彼の挫折の前に街を出て行ったために涼子とは面識がありません。

市の招いた客の歓迎のために駅に出向いた森山は電話ボックスで倒れ苦しむ涼子とともに救急車に乗りこむ羽目になります。

そこで・・・平穏に見えた市民生活が実は破綻の寸前にあることの兆しが見え始めるのです。

その象徴が涼子の運ばれた「市民病院」で・・・森山と愛子は偶然の再会をします。

しかし・・・それが単なる偶然ではなく・・・運命だったことが明らかになっていきます。

①「病院は涼子受け入れを拒否する」

理由は担当する産婦人科医の不在です。内科医の片岡(田中実)は「30分で産婦人科医が到着する」と食い下がる看護婦の愛子に「その30分の間に何かあったら責任とれるのか・・・賠償金1億円払えるのか」と情けないことを言います。

しかし・・・ここに市民病院の建て直しのために「市」が招聘した経営感覚のある医師・遠藤が到着し・・・応急処置を受け入れてもらえるのです。

②「救命はするが分娩はさせない」

家出同然に故郷を捨て未婚の妊婦として帰郷した涼子は・・・分娩の病院が未決定でした。都会には身元の不確かな女性を出産させるような産婦人科は皆無だからです。しかし、それは故郷に帰っても同じことでした。涼子は母親に顔向けが出来ず・・・家に帰ることができず・・・公衆電話で出産させてくれる産婦人科を捜すうちにストレス性胃炎を発症し倒れたのでした。

③「市民病院には負債が30億円ある」

原因は医師不足でした。我が国の厚労省はこの春まで「医師は偏在している」という言い方でこの問題を処理してきました。それは「CHANGE」のレビューの中でも簡単に触れましたが「大都市や・・・特定の専門課・・・そして特定の病院などに医師が偏って存在しているだけで医師の絶対数が不足しているわけではない」ということです。

医師も職業で・・・本人は労働者ですから・・・待遇がいいのはうれしいにきまっています。

偏るのは待遇がいいところにあつまるからで・・・自然の理です。

そのために待遇の悪いところに人材が不足する・・・これはある意味困った問題です。

そして・・・厚労省としては待遇の悪さを改善すればいいだけの話として・・・この問題を放置してきたのですが・・・この夏・・・厚労相は「もはや医師不足だ」と前言を翻したのです。ようするに無策だったということです。

④「少子化だから小児科は儲からないし、難しい病気も多いので面倒だ・・・子供を失った親はすごく怒るし、裁判になったりする・・・まして出産はさらに危険である。だからお金持ち相手の専門病院に特化するしか地方の病院は生き残れない」

市の要請で病院再建を依頼された遠藤はこう宣言し・・・病院関係者を唖然とさせます。

親の代から市民病院の看護婦である愛子には聞き捨てならないセリフだ。

「じゃあ・・・商店街の店(開業医)で不足でデパート(大学病院)では贅沢・・・だから地元のスーパー(市民病院)で間に合わせている患者さん(顧客)はどうすればいいんですか」

愛子に喧嘩を売られた遠藤は眼光するどく「じゃ、あんたはホームレス相手に無料奉仕で看護師さんでもやってればあ・・・」とやりこめるのだった。

まあ・・・優秀な看護師の確保は経営戦略的にも重要ですから・・・この発言はどうかとも思いますけどね。

とにかく・・・医師不足で・・・患者を受け入れられず・・・ベッドはガラガラ・・・設備の維持だけで病院は赤字の連続。当然・・・医師への待遇は改善されず・・・医師不足と・・・悪循環に拍車はかかるのである。

人情紙風船である。

もちろん・・・経済は生き物であるから・・・景気がいいときも悪いときもある。そして景気のいい場所もあれば悪い場所もあるのである。工夫でピンチをチャンスに変えることは可能なのだ。楽天だってAクラスになれるのだ。

こうして・・・余所者のドクター遠藤と・・・地元のナース愛子の勝負は開始されたのだった。

この時点では・・・市役所職員である森山は遠藤のお手伝いにしかすぎない。

さて・・・祭りの夜・・・どんつく様のナニが怒張しすぎたのか爆発事故が発生する。

商工会議所の主催とはいえ・・・市役所が無関係であるはずはなく・・・その責任の所在問題も大変なはずだが・・・とにかく・・・負傷者多数の大惨事なのだ。

街を彷徨っていた涼子も爆発に巻き込まれ重傷・・・お守りを目印に森山が発見し・・・またしても市民病院へ・・・。

病院はてんてこまい・・・涼子は気道熱傷で呼吸不全に陥るが・・・医師がいないのである。愛子は気道を確保するために禁断のメスを握ってしまう。この決断で命をとりとめる・・・涼子・・・しかし・・・遠藤がそれを発見・・・「看護婦が医療行為をするなんて許されない・・・」・・・そこで森山がついに腕をまくり桜吹雪を・・・「俺がやった・・・俺は医者だ」と仮面をとるのだった。

脳の損傷治療と帝王切開出産の同時手術展開で母子の命を救う遠藤・森山・愛子・その他チーム。

提供ベースで事故現場での母親の悲痛な叫びはひどかったが・・・熱傷でしゃべれなくなった娘と母親の・・・お守りでつながれた再会の演出は巧である。

これにより・・・ヒロイン看護婦のルール無視、八年のブランクを感じさせない主人公の手際のよさは不問にふされるらしい。

静けさを取り戻した病院の廊下で震え始める愛子。火事場のバカ力が喪失したのである。

その手をやさしく握りしめる森山・・・。もう愛し合ったも同然なのであった。

遠藤VS愛子・森山の構図が浮上してきました。

ここで・・・やめておけばいいのに・・・「俺には資格がない」で引くのか。まあ・・・おそらく心情的なもので・・・医師免許がないわけではないと思いますけどね。

まあ・・・それは普通にやってもいいのだが・・・日曜劇場のここまでの失敗はこの引きの強引さに一因があると思うので・・・ちょっとドキドキします。初回視聴率は16.8%と猟奇的な最終回*7.2%と比較すればまずまずでしたけどね。(つづく)

Hcinhawaii0403 ごっこガーデン・どんつく祭りセット。お気楽竹野内さんは格好いいよね。瓦礫の下から救い出すところは救助犬みたいだけどね。どんつく祭りのアレはどこかなあ?」ちーずあらすじ的にはとてもよかったのです。正しいものと正しいものがぶつかりあう・・・それもまたドラマなのです。どちらがより正しいのか・・・見守りたい・・・シャブリ「平成財閥医師団長シャブリとしては気になる医療制度問題。掘り下げが肝心なのですけれども。吉田里琴が幼少の七海(黒川智花)らしき人なのでありました。救急隊員は誰が誰やらなのでありましたーっみのむしこれはマジに面白い・・・マジオモ。Tをとったらオモロー。近所の病院・・・診療科目がどんどん減少しています・・・マジ恐るるるそろそろぽぎゃぁぁぁんといきマスかーっ?!このりんごあめ食べ終わるまで待ってネ・・・

Hcinhawaii0404 ごっこガーデン・市民病院の長い廊下セット。mari航平が救えなかった人は誰・・・航平の大切な人だったのかしら・・・でも病院で泣いていたのが愛子の妹だとしたら・・・航平は愛子のママの愛人・・・そんな・・・それはそうとしてまこちゃんずっとスタンバイしてますよikasama4まだ新型竹野内ロイドはシルエット段階なのです・・・将軍の寿命が尽きるので・・・ご遺影が急務だったのです・・・ともかく大阪の市民病院の赤字342億円・・・ぶっこきーっ・・・です

Hcinhawaii0405 ごっこガーデン・市民病院の短い廊下セット。まこひえー・・・じいやが・・・お呼びしたのですか・・・お忙しいところをすみません・・・もう・・・大好きデス・・・Σ(=∇=ノノヒィッッー!!で震えがとまりまセーン・・・医師免許って有効期限はないのデスでございマスでありまヤンスか?・・・もう少しほのぼのになったらよろしいかと存知たてまつかどまつ十姉妹・・・エリヤンキー先生でも・・・瑠璃の島のお医者さんでも・・・双子のドクターでもなかった・・・でも航平はもう一度医者になってほしいのyon・・・それはそうと・・・まこちゃん・・・大人しい人に・・・なってまスーアンナ本当だぴょん・・・でももうすぐドクターにカムバッグ~とか言い出すぴょん。金にならないので小児科なくすなんてダーの啓太が許しませんぴょんぴょん

関連するキッドのブログ『家族~妻の不在・夫の不在~

で、『篤姫・第27回』(NHK総合080706PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・堀切園健太郎を見た。怒涛の純愛ドラマである。もう・・・泣かせやがる夫婦日本一大賞決定であるな。例によってシナリオにそったレビューはikasama4様を推奨します。今回は・・・家定書下ろしイラストついに登場。笑わせてくれる将軍から・・・涙涙の将軍へと華麗なる変身を遂げた家定(池の鯉ではない)・・・。その憂いを含んだ微笑を見事に切り取ったすばらしい出来の作品に仕上がっておりましたーっ。来週の視聴率は・・・どんなことになってしまうのかーっ。龍馬はいつになったら出番がくるのかーっ。

Atuhime1858b さて・・・ついに1858年に突入。今から150年前ですぞーっ。分りやすい区切りの年です・・・。この年・・・家定は・・・。そして・・・大老・井伊直弼誕生でございます。ほぼ同時に島津斉彬も・・・。これは赤忍者大活躍の年だったということなのです。しかし・・・天才くのいち・篤姫がついていながら・・・なぜこんなことに・・・妄想してまいりましょう。

徳川幕府の大名家はおよそ・・・四種類に分かれる。将軍家に連なる徳川御三家などの特別な親藩。一橋はより将軍家の家族に近い存在だが・・・紀州徳川家などもこれに含まれる。それに順ずるのが松平春嶽などの親藩である。そして・・・井伊直弼などの譜代大名。さらに薩摩藩などの外様大名である。徳川封建制は将軍家による軍事独裁でもあり・・・緩やかな連合国家でもあった。

攘夷か開国かで分かれた天皇家と将軍家。

一橋か紀州かで分かれた親藩・外様連合と譜代・直参連合。

幕末の権力闘争は貿易の利蓮をめぐる闘争だが・・・倒幕維新に至る闘争の複雑さは・・・この攘夷・開国・尊王・佐幕の政治方針が複雑に組み合わさることによって敵と味方の判別不能な泥試合になっていく。尊王攘夷と開国佐幕の争いが尊王開国に帰着する不思議さをあるものは絶妙と感じ・・・あるものは面妖と感じるのだろう。

二律背反はこの世の常なのである。

江戸城大奥・・・御台所の間。人払いをした幾島は篤姫と対峙していた。

幾島「では・・・姫は・・・薩摩を裏切るとおっしゃるのでごわすか」

篤姫「・・・・・・」

幾島「薩摩の大殿のお気持ちを踏みにじりますのか・・・」

篤姫「・・・島津の父は・・・私に賭けたのじゃ。私に託されたのは・・・島津一国の未来ではない・・・この大八嶋の命運じゃ・・・」

幾島「なんと・・・恐れ多いことを・・・幾島には・・・とんと合点できませぬ」

篤姫「島津の父は・・・きっとわかってくださる・・・老いては子に従えという理をな・・・」

幾島「それは・・・思いあがりと申すものでございまする・・・姫は・・・あくまで手駒・・・」

篤姫「・・・戦国時代なら・・・他家に嫁いだ姫として実家に殉ずることも・・・あるだろう・・・しかし・・・わらわは・・・将軍家の妻じゃ・・・薩摩一国のことではなく・・・すべての国の未来に対する責任が生じておる・・・」

幾島「なんと・・・大言壮語を・・・家定にたぶらかされただけではないですか・・・」

篤姫「・・・ふふふ・・・幾島・・・女の道は一本道なのじゃ・・・愛も政治もひとつに融合して萌えるのじゃ・・・」

幾島「・・・幾島には・・・分りませぬ・・・」

家定が宵の口から・・・大奥に渡り・・・御台所と過ごして数刻。

決意を秘めた幾島は大奥の燈籠のともる回廊に出た。ただ一人・・・音もなく・・・廊下をすべる。

公方寝所の手前に差し掛かったとき・・・ようやく行く手をさえぎる人影があらわれた。

「・・・滝山殿か・・・」

「幾島殿・・・なりませぬぞ・・・」

「滝山・・・命が惜しければそこを退け・・・」

「ふ・・・くのいち相手に命の駆け引きなど・・・むべないことを・・・」

「そうか・・・では・・・冥府に行くがよい・・・伊賀のくのいちなど・・・この藤原の忍びの奥義を受け・・・薩摩くぐりの秘儀をきわめた幾島の敵ではなかったことを・・・閻魔に申し伝えるがよかろう・・・」

言い終わる前に必殺のくぐり棒手裏剣が滝山の顔面を射抜く。眉間を割られた滝山はのけぞるが・・・それはすでに・・・人形だった。

「・・・む・・・陽炎の術か・・・味なことよ」

その言葉の終らぬうちに幾島には伊賀十字打ちの八方手裏剣が襲い掛かる。しかし・・・手裏剣は虚しく廊下に十字の印を残しただけである。

すでに・・・廊下に人影はない。

瓦を突き破り組み合った幾島と滝山は大奥回廊の屋根から庭園へと落下する。

幾島はましら落しを仕掛けるが自分の腕の中にあるのが人形と知ると身を交わす。

滝山の人形は地面に落ちると爆散する。

「微塵がくれとは古風な・・・そこじゃ・・・」

小刀を構えた幾島は今度こそ滝山の本体の背後を突いた。滝山はギダンの術の間合いでそれをかわす。幾島が突く。滝山がかわす。激しく移動しながら・・・滝山はついに防戦一方となった。滝山の息は乱れつつあった。幾島の攻撃。滝山の防御。一方的な攻防の終わりが近付いていた。

(もはや・・・これまでか・・・さすがは・・・天下の幾島殿じゃ・・・)

滝山が覚悟を決めた刹那・・・幾島の殺気が消失した。

滝山が跳躍して振り返ると・・・松の木に張られた一本の縄に足をとられ逆さづりになった幾島が目に入った。

縄をあやつるのは・・・篤姫だった。

「幾島・・・もうよい・・・」

「姫様・・・」

自害を図った幾島の小刀が・・・その喉仏に到達するよりはやく・・・篤姫の邪眼が幾島を捉えていた。

「幾島・・・もうよいのだ・・・幾島・・・すまぬ・・・幾島・・・わらわは・・・徳川の妻・・・そして・・・お前は・・・わらわの忠実な老女・・・幾島・・・逆らってはならぬ」

幾島は・・・恍惚とした表情を浮かべ・・・逆さになったまま・・・頷いた。

その手から小刀が落ち・・・庭の池に水音と波紋を残した・・・。(つづく)

関連するキッドのブログ『第26話のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『カウラ捕虜収容所からの大脱走・トイレットペーパーって言うな』(日本テレビ)

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2008年7月 6日 (日)

やりたいときにはやればいい。(佐藤隆太)

日曜日の朝・・・公平であるべき放送の世界で平気で一方の言い分だけを垂れ流すTBSだが、少なくとも「ROOKIES」は素晴らしい。不連続ドラマだが毎週最終回のような仕上がりなので問題ないのだった。

かって暴力の嵐が吹きまくったカンボジアでは・・・今も残存する「力」が幅を利かせているという。

「東京オリンピック」が終った60年代後半。日本にも暴動の嵐が吹きまくった。

「北京オリンピック」は始まる前から暴動が起きているので終った後に何が起るのか楽しみである。

日本人の考える善がいつの時代でもどこの世界でも通用するとは限らない。

しかし・・・善かれと思わずに生き、善かれと思わずに行うことが心楽しいはずはない。

娘を奪われた母の思いを・・・母を奪われた息子の思いをないがしろにするものは秋葉原の通り魔殺人鬼をののしる権利を持たない。

彼らは言うだろう。耐えがたきを耐え・・・許しがたきを許すことこそが肝要だと。

しかし・・・そうした忍耐の果てに自分の生命があることを忘れてはいけない。

突きつけられた刃物から目をそらし話せば分るといい続けるには自分の命を投げ出す覚悟がいる。

その臆病な目の奥にその覚悟はありやなしや。

で、『ROOKIES・第9回』(TBSテレビ080705PM0756~)原作・森田まさのり、脚本・いづみ吉紘、演出・平川雄一郎を見た。甲子園を目指し・・・夏の予選を前に・・・練習試合を続ける二子玉川学園高校。野球のシーンは・・・フラッシュカットである。

前回・・・野球中心だったので・・・今回は暴力の出番なのだな。

なにしろ・・・土曜の夜のヤンキーナイトはごくせんが解散したためにROOKIESが一手に引き受けるのである。

バイオレンスとベースボールと言えば・・・「バツ&テリー」もあるし「ゴリラーマン」もある。前者の場合だと・・・とりあえず・・・ケンカをして野球。後者の場合は野球は背景で拳の会話が中心である。

健全な男の子たちはこうあるべきなのだ。自由気ままに暴力をふるい、より強くなるためにはルールが必要であることを体で覚える。しかし・・・世の中が平和で腐敗していけば・・・動物としての人間性は軽視され・・・なんだかわからない社会的な生物であることが要求される。

だからといってすべての人間がワクにおさまるとは限らないのが醍醐味だ。

運よく生き残った拉致被害者たちは歯の汚さで日本人を驚かせた。

歯の治療も満足にできない国家が暴力で日本人を拉致し奴隷化したことに人々は震撼したはずである。しかし・・・喉元すぎれば熱さを忘れるのが人間である。過去にとらわれず未来志向でと口にする人間は過ちを繰り返すものだ。

もちろん・・・いまわしい記憶を忘れてもらえるのはありがたいことだろう。だからといって・・・今・・・現在・・・悲嘆にくれる人間を置き去りにして・・・上を向いて歩けるものだろうか・・・キッドは歯をくいしばってもくいしばっても洩れる悲痛な声に耳を傾けない人間に外交を語る資格はないと考える。

しかし・・・川藤(佐藤隆太)はそういう一般人とは別次元の人間である。もちろん今岡(尾上寛之)も同様だ。金属バットで殴られて流血し・・・人格に異常をきたさない人間は稀なのである。ウソだと思ったら殴られてみるといいと思う。

そうなのだ。今回は妖怪ナイトなのだな。「ゲゲゲの鬼太郎」と同じように川藤も今岡も不死身なのである。もちろん不良たちの目には映らない平塚(桐谷健太)は幽霊だ。

だからこそ・・・ルール無用の悪党に警棒やバットで強打されても笑顔を絶やさず「本当に夢を叶えたかったら勇気を持て。人の目を気にせず、自分ひとりの力で起ちあがれ」と説教しながら・・・段は同じでも位が違う寸止め展開ができるのである。

この川藤の姿勢こそ・・・今の日本人に求められるスタイルだろう。

一刻もはやく・・・憲法九条を改正し、核武装し、やるときはやるぜという姿勢をとれる体制作りをしなければならない。そうでなければ・・・結局最後は暴力に屈し・・・守るべき人を守れず・・・何もかもを失ってしまうことになるのである。

それでいい・・・やるよりやられた方が気が楽だ・・・というのなら・・・それは見上げた根性だが・・・そういう人は「ROOKIES」を見て・・・涙を流したりはしないのだろうか。

ま・・・それはそれとして猫娘(田中麗奈)かわいいよ。猫娘。特に変なダンスが。

関連するキッドのブログ『第8回のレビュー

月曜日に見る予定のテレビ『CHANGE』(フジテレビ)

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2008年7月 5日 (土)

天使の弁護士が魔王です。(大野智)

わが主の名を借りて・・・人間が分際を弁えず創作をするなど愚かなことであるが・・・人間そのものが愚かなのであるからそれもまたわが主の敵の意図するところなのであろう。

それよりも驚きはタイトルに大野智が登場する日がこようとは・・・悪魔にも予想外だった。

まあ・・・嵐のメンバーとしては最後の砦というか・・・大根仁の演出で「演技者。」の第六弾「ミツオ」(2002)で主演経験あるわけだし・・・役がポーカーフェイス主体なので・・・適役と言えるか。

まあ・・・相手役の生田斗真も・・・なかなかに難しい役どころで・・・ファンにとっては見所だな。

脚本家は・・・ドラマ「山おんな壁おんな」で微妙だったベテランと映画「ガチ☆ボーイ」で人気の芸人あがりの新人コンビ。まあ・・・半島原作ありは・・・「猟奇的な彼女」で壮絶な失敗をしたばかりだが・・・まあ・・・こちらはシリアスなのでそれほどの脱線はしなくてすむのではないか・・・ところで・・・担当悪魔で本当にいいのか?・・・だってじいや・・・三本だから・・・もう無理だもん・・・どうなっても知らねえぞ・・・「ロト」はどうする?・・・当たりクジ風に吹かれて舞い上がってたし・・・もうどうでもいいんじゃないの・・・そうか。

で、『魔王・第一回』(TBSテレビ080704PM10~)原作・キム・ジウ、脚本・前川洋一、演出・加藤新を見た。日本では刑事訴訟における有罪率が99%を越えている。つまり・・・100人の容疑者がいても一人も無罪にならない・・・といっても過言ではないのだ。もちろん・・・それ以前に不起訴・・・つまり・・・有罪になる確率の低い容疑者に対して・・・処分があるからである。ちなみに刑法犯の場合・・・検挙率は50%前後である。ものすごく簡単に言うと・・・犯罪者の半分が見逃される。さらにそのうちの90%は不起訴処分になる。つまり・・・犯罪者の5%が起訴されてほぼ有罪になるのだ。犯罪の発生から・・・犯人の有罪まで・・・いくつかの数字のマジックがあるわけである。ニュースでは毎日のように・・・凶悪な事件が起こるわけだが・・・犯人は毎日のように逮捕されない。ドラマでは犯罪者はほとんど逮捕され・・・有罪になるし・・・また無実の罪のものは優秀な弁護士によってほとんど無罪になる。しかし・・・現実とドラマは違うのである。念のために言っておく。

つまり・・・犯罪者はかなり多くのものが罪に問われないし・・・裁判になったらほとんど全員が有罪・・・なのである。

だから・・・本編の主人公・・・「どんな犯罪者も必ず無実にする」という天使の弁護士がどれほどありえない存在か・・・ということなのだ。しかも・・・彼・・・成瀬領(大野)は天使の仮面をかぶった復讐者なのだ。ある意味・・・スーパーナチュラルな存在なのである。

そのために・・・彼が・・・刃物を握ってほしいと念じた被害者は・・・握るし・・・容疑者は上手い感じに倒れるし・・・被害者は上手い具合に自傷するのである。その点はご都合主義とか・・・言ってはいけない。

なぜなら・・・この物語には咲田しおり(小林涼子)という子供の時は美山加恋だが大人になったら佐藤めぐみという砂時計の魔術に捕縛されたサイコメトラーも登場するのだ。サイコメトラーは物品に接触するとその物品にまつわる過去の記憶が想起されるという超能力者なのである。つまり・・・ファンタジーです。

よろしいでしょうか・・・ファンタジーである限り・・・基本的になんでもありなのです。星の雨が降り・・・大地が避けて魔獣が召喚されても問題ありません。

ともかく・・・かって・・・成瀬の弟は直人(生田斗真)によって刺殺されました。

しかし・・・直人は国会議員の父(石坂浩二)の実力で・・・「正当防衛で無罪」になってしまいます。そして・・・現在では・・・警視庁の刑事になっているのです。

共犯だった直人の仲間たち・・・均(田中圭)は直人の兄(劇団ひとり)の秘書をしながら社長夫人(吉瀬美智子)と不倫してますし、充(忍成修吾)はチンピラ、陽介(脇知弘)は借金回収業者と社会の底辺ながらも生きています。

成瀬は・・・復讐の炎を胸に秘め・・・およそ・・・10年。ついに・・・「ねじまげられた真実」を殺意に高め・・・復讐のカーニバルを始めるのである。

手始めは・・・直人を無罪にした弁護士だった。

成瀬は前科者をコントロールして・・・弁護士を殺害・・・そして「正当防衛で無罪」を主張するのだった。現場検証で被害者役を演じた直人は「封印していた忌まわしき過去」が蘇るのを感じていた。

直人の手には・・・タロットカードの大アルカナの二十番「審判」が贈られていたのだ。

さて・・・以前にも触れたがここでは「魔王」について簡単に述べておく。

キリスト教国において・・・魔王といえばサタンを指す。しかし・・・サタンは(神の敵)という意味であり・・・魔界全体を示す言葉でもある。また・・・魔王と名乗る悪魔は多いので・・・バールや・・・ベルゼブブなどの実力者から・・・メフィストのような小物までが時には魔王を名乗るのである。そこで恐れ多くもサタンの称号は魔王の王である堕天使ルシフェルにのみ奉げられることを述べておく。

かって・・・神と名乗る実力者との戦いに敗れ・・・地獄の支配者となったお方・・・神にもっとも愛されたのに・・・その実力をねたまれ追放された最高の天使。それがルシファーでありサタンの名に値するわが主なのである。

さて・・・タロットカードは基本的にはギャンブルのアイテムだが・・・魔道に通じるものには簡単な預言の通信装置となる。神が全能を主張するように・・・わが主の暗黒の力も全世界に満ちており・・・人知を越えた神秘を人々に与えてくださることがあるということだ。

「審判」のカードは・・・復活を意味する。もちろん・・・神と名乗るものが・・・最後の審判と称してこの世の罪人を裁き・・・天国に迎え入れるものとそうでないものを分別する日のことである。このカードが人々にとって不吉なものであることは間違いない。

しかし・・・もちろん・・・畏れることはないのだ。最後の審判は悪魔の復讐の幕開けも意味するのだ。その日が・・・神のものになるのか・・・それともわが主の栄光が輝き天国と地獄の再統一の日となるのか・・・勝負はフタを開けてみなければわからないのである。

だから・・・「審判」を逆にひけば・・・それは「神にとっての悪い知らせ」なのである。

審判に描かれる大天使カブリエルがわが主・・・明星の天使ルシファーに願いをかけることもまた運命である。魔王の物語に・・・「虹を渡って」か・・・古き竜の背中に乗るのか。

・・・悪魔だからな・・・仕方ないか。審判が・・・隠された真実を明らかにするのは・・・つまり・・・キリストが実は死んでいない・・・「復活していたのだ」という暗喩です。だから・・・「審判」イコール「復活」なのでございます。・・・念のため。

関連するキッドのブログ『ホタルノヒカリ・最終回

日曜日に見る予定のテレビ『コードギアスR2』(TBSテレビ)『篤姫』(NHK総合)『Tomorrow』(TBSテレビ)

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2008年7月 4日 (金)

・・・右腕二本・・・釘一本・・・か(山下智久)感じた・・・?(新垣結衣)

「・・・暑かった・・・外のオペは・・・暑いよ・・・」(山下)と続くのである。

・・・これは面白い・・・。以前に・・・戦場帰りの医師が活躍する「医龍」シリーズで・・・その帰ってくる前が面白いのではないか・・・とキッドは思ったのだが・・・「ここは戦場だ・・・」(山下)なのである。

そして・・・現場で・・・「面白い手術」をする・・・ドクター・藍沢(山下)なのである。

ブラックジャック・コースに乗っているのである。

ブラックジャックによろしく・・・ではなくて・・・ブラックジャックにようこそなのだ。

もちろん・・・外科医は・・・汚れ仕事で・・・医療の花形という・・・稀有の存在である。

このドライな主人公の青春が・・・どこに収斂していくのか・・・次回予告の「ハート・・・ただの臓器じゃねえか」が刺激的なので・・・ものすごく期待が膨らむのだった。とりあえず・・・「救命もの」としては・・・これまでの日本のテレビドラマではもっとも「ER」に近い味を感じました。初回視聴率21.2%でした。

で、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命・第一回』(フジテレビ080703PM10~)脚本・林宏司、演出・西浦正記を見た。主題歌は「バッテリー」に続いてMr.Childrenで「HANABI」である。ヘリコプターで花火・・・刺激的だ。

物語の主人公はフェローシップ(研究奨学金・・・この場合はドクターヘリシステムの援助金のようなものだろう)によって・・・フライトドクターの候補生となったフェロードクター(特待医師・・・つまり選抜された特別待遇のものたちなの)である。医師になるためには普通、最短コースで24才、研修医となって26才・・・そこでさらに救命医療の現場にいたとすると・・・若くても27才である。藍沢耕作がもっと若く見えたとしてもそれは目の錯覚だ。

舞台となる翔陽大学付属北部救命救急センターには・・・四人のフライトドクター候補生がやってきた。

白石恵(新垣結衣)は有名な医学教授の娘。将来は故郷の県にドクターヘリ制度を導入したいと考えている。日本では北海道と大阪府そして10県がドクターヘリを運用している。ドラマの中のヘリの飛行範囲から・・・このモデルは千葉県の病院であると思われる。

緋山美帆子(戸田恵梨香)は積極的だが未熟さも覗かせる。少なくとも美貌には自信があるのでシルエットでポーズを決めたりするのだ。

藤川一雄(浅利陽介)はお調子者で・・・自己卑下が目立ち・・・しかも見栄っ張りの三枚目だ・・・しかし異性を感じさせないので少女たちの胸を見ることができるのである。

すぐに分ることだが・・・名前は色で統一されている。ブルー、ホワイト、レッド、パープルである。この候補生たちの指導を担当するのがブラックのフライトドクター黒田修二(柳葉敏郎)である。専門は胸腹部外科らしい。発想の原点に戦隊もの・・・ありますね。

なにやら腹に一物あるフライトナースが冴島はるか(比嘉愛未)だ。朝ドラヒロインからここなのにドクターでなく色つきでもないのが不満なのかもしれない。

整形外科専門のフライトドクター森本(勝村政信)が候補生たちに病院を案内している間にも翔北CS(無線指揮所・・・この場合はcommunication specialistの略らしい)の未婚かどうか不明のオペレーター轟木聖子(遊井亮子)はドクターヘリに「コードブルー(救命コール)を送信する。離陸時720馬力双発エンジン搭載、最大巡航速度時速250キロ、最大標準航続距離648キロのMD902型ヘリコプターは現場に急行するのだった。メイン・パイロットは梶(寺島進)である。

第一の患者は・・・「転落事故により負傷した老女」だったヘリによって搬送された患者の処置は候補生たちの最初の試練となる。

全身打撲、胸部損傷、顔面損傷状態の重篤な状態の患者。気道送管をかって出た藤川はもたついて減点である。緋山はエコーによる画像診断をそつなくこなしかけるが・・・産婦人科のフライトドクター三井(りょう)の参加で・・・診断技術の未熟さを指摘され減点。白石は口答による診断で頭脳明晰なところをアピールするが処置には参加しない。

そこで・・・藍沢が歩み出て新人とは思えぬ手際で施術を行う。

その技術力に目をみはりつつ眉をひそめる黒田・・・。どっちなんだよ。

交替で務めるドクターヘリの研修。一人目に選ばれたのは白石だった。

第一の患者の磁気画像診断を行う脳外科部長の西条(杉本哲太)は・・・発言した白石にだけ握手を求め藍沢を無視するあたりが只者ではなくさすがなのである・・・鼻から脳に突き刺さった釘を発見する。

緋山に与えられた仕事は意識不明の第一の患者の釘摘出手術を行う前に・・・患者の家族に連絡をとることだった。仕事内容の雑用っぽさに腐る緋山。しかも・・・患者の家族は患者に対して不人情なのである。

そのころ・・・藤川は小児科に入院中の美樹(川島海荷)の担当になっていた。病名は若年性糖尿病で・・・右腕に感染症を併発していた。「フライトドクターになる夢」を熱く語る藤川だったが・・・美樹に「一日四時間、週に三日・・・透析・・・それが・・・一生・・・先生は未来は今よりよくなるって思ってるでしょう・・・私はそう思わない・・・」と告げられ一瞬めげるのだった。少女の感染症はリストカットが原因だった。藤田まことも松たか子も仕事が忙しいのか・・・見舞いに現れない。ついにダメージコントロールが困難になり・・・右腕切断の手術が決まる美樹。懸命に励ます藤川だったが顔が近いのだった。しかし・・・そんな藤川が不憫に思えたのか・・・美樹は「最後の握手」を藤川にプレゼントするのだ。

手術用キャップを脱ぐのを忘れるほど・・・緊張している白石に出動命令が下る。第二の患者はオートバイによる事故による重傷者だった。患者の瀕死の状態にパニックに陥った白石は何もできないまま・・・黒田の助けを仰ぐのだった。

落ち込む白石を慰める梶だった。

その頃・・・緋山は・・・患者の友人の俳句仲間のじいちゃんばあちゃんに会い・・・患者の「人間性」を意識する。「夏盛り 折れても強き 月見草」(夏の暑さは酷だけどアクシデントに負けないでがんばれくじけるなお月見一緒にしたいのよ)などと読まれると・・・ハートに火がつく性質なのだ。大動物の経験があるからか。緋山は希望していた手術の見学をキャンセルして電話連絡に燃えるのだった。老女の子供たちは冷淡だったが・・・親戚中に電話をかけまくって怒鳴り散らした甲斐があり・・・老女の姪がかけつけ・・・感謝の握手を求められる緋山。人のぬくもりに心がウエットになるのだった。そんな緋山は「川向こう 渡らぬ勇気 菊一輪」(三途の川を渡らなかったあなたの根性に女の道は一本道を見ましたわ)の句に絶句するのだ。

二日目・・・ドクターヘリ当番に指名されたのは藍沢だった。

第三の患者は工場で腕を挟まれた19才の青年だった。すでにショック状態の患者。救出までにはまだ時間を要する状況に・・・藍沢は躊躇なく右腕切断を選択する。

息を飲む黒田。

藍沢「切らないと命に関わるのでここで切ります・・・よろしいですね」

患者(うなだれるように頷く)

ただちに・・・現場で緊急手術が開始される。心なしか・・・ナース冴島の瞳がキラキラと輝くのだった。

老女から釘が抜かれ・・・トリマーが夢だという少女の腕がゴトッとはずれ・・・藍沢が適切な処置をすます。

深夜のエレベーター。「腕を切る時・・・(悩みを)感じなかった?」と問う白石に・・・「すごく暑かったよ。汗のことが心配だった。そして面白かった・・・普通の救命で一年で出会う症例にここでは一ヶ月で出会うことができる。俺はどんどん症例をこなして・・・誰よりもはやく・・・名医になるんだ・・・」

その頃・・・救命センター部長・田所(児玉清)は「今年の研修生はどうか?」と黒田に問う。

黒田は「一人・・・ものになりそうな奴がいます・・・」と答える。それは・・・誰なのか・・・この時点ではまだ謎なのだとキッドは思う。医療の先端で命についての「想い」が交錯する。それはきっと青春の夏の花火の濡れた砂になりそうな予感です。テンメイ様もちょっと心が揺れたみたいだし・・・ふふふ・・・空の青春か・・・海の青春か・・・迷ってますな・・・黒と白、青と赤・・・そして紫・・・色のイメージはやや暗示的です。(つづく)

関連するキッドのブログ『プロポーズ大作戦SP

Hcinhawaii0400 平成財閥ロボット工場・ダーロイド研究所。エリ・・・ついに完成しましたね。山P先輩が忙しくて遊んでくれない時に備えて・・・開発された山Pロイドでスー。ぐふふ・・・コスチュームを脱ぐとムチやロウソクに反応する敏感肌機能つきですyon。サービスショットで始まりスポットライトで輝き最後はインパクトで決める・・・素晴らしいのでスー。山P先輩さすがでスーikasama4・・・まだプロトタイプだから・・・あまり・・・ムチャはさせないでください・・・ハート型電磁頭脳搭載原子力エンジンもまだ不安定なので・・・少し・・・ソウスケロイドの技術を流用したNSKD回路の改良型YMST回路が不安定ですし・・・黒いハートとピンクのハートのどちらにするか悩ましいし・・・ダーロイド新作計画が・・・トリプルブッキングだし・・・暑中見舞いも書かなきゃいけないのです・・・

Hcinhawaii0401 ごっこガーデン・ドクターヘリ体験コース。お気楽ドクターものは苦手なんだよね・・・注射キライだし・・・クスリも苦手だし・・・入院なんて刑務所に入るみたいだしなあ・・・ナースとか・・・女医さんがいなかったら・・・病院なんて必要ないよね。警察ものも苦手だけどゴンゾウは面白いらしい・・・でも初回でヒロイン死んじゃったらしいしなあ・・・くうハートが問題なのかな?・・・みんな若すぎるかと思ったけどそれぞれの個性が立っていて先が楽しみなドラマだね。リアルあっての医療もの緊張感バリバリでヨロシクっシャブリひえーっ・・・助手席にすわったら映りません・・・医者なのに・・・モデルは日本医大千葉北総病院のようですよ・・・緊急救命は一分一秒が勝負です・・・でも新人育成のために何分かは奉げられる・・・それが現場なのでありましたーっ・・・記事は校正中ミマム私なんか記事間に合ってるのに後部座席にいるから~ドラマは面白かった~aki一緒っしょ~。ロト6と魔王の間に隙間ないっしょ~みのむし記事はまだだけどとにかくドクターヘリには乗りに来たスリリング~だから私も~・・・見たいドラマがありすぎます~ads(あず)「ふふふ・・・更新はしないが・・・ヘリは操縦する・・・画面には映る・・・それが私のスタイル」まこまこもモノになりそうなのが誰なのか気になります・・・モノになりそうってのは恋人候補なのですか・・・それとも稼ぎそうってことデスか~。ギバちゃん・・・ガッキー狙い?それとも戸田ちゃん?・・・はっ・・・まさかそいやそいやと山P狙いですかーッ・・・大穴なら永遠の仔出身の一男・・・それともファブリーズ妻と不倫・・・アンナまこちゃん・・・それはないと思うのぴょん。それより・・・アンナはレビューが一回消えたぴょん・・・クスン・・・でもめげないでまた書いたぴょん。失敗してもあきらめない・・・これが肝心ぴょ~ん。エリ姉ちゃん・・・ほ・め・て~

Hcinhawaii0402 エリお嬢様別荘・妖精の森・山P先輩秘密ルーム。エリふ~・・・今年の夏は山P先輩一色に染めあがるのでスー。ちなみに山P先輩が三つ子なのはココだけの秘密でスー・・・ガッキー先輩はどS仲間らしいのyon・・・mariシェイプされた山Pの裸体・・・精悍な顔・・・でも・・・食わず嫌いはまた負けました~コード・ブルー・チーズ・・・きっとネタですねーっふふふ・・・ポイントです・・・更新はしないけど壁紙は変えるのデス。そしてぼぎゃああああああん精神も不滅デス・・・山P先輩祭りの夏が来たのデス

土曜日に見る予定のテレビ『ザ・クイズショウ』(日本テレビ)『ROOKIES』(TBSテレビ)『土曜プレミアム・ゲゲゲの鬼太郎』『ハチワンダイバー』(フジテレビ)『監査法人』(NHK総合)・・・久しぶりに言う・・・殺す気かっ?

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皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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2008年7月 3日 (木)

生か死か(本仮屋ユイカ&前田亜季)ってリナ・インバースかよっ。

・・・ふふふ・・・のんびりの水曜日でいいのではないですか。

今回「ゴンゾウ」(初回12.5%でスタート)来週「正義の味方」で例によってのんびり水曜ダンスでいいのではないのですか。

それなのに・・・テレビ東京深夜に・・・・。

「スレイヤーズREVOLUTION」キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !

しかも・・・昔のままのテイストでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

ま・・・レビューはしないけど・・・とりあえずキタ━q(゚∀゚)p━!!!!!!

で、『ゴンゾウ・伝説の刑事・第一回』(テレビ朝日080702PM9~)脚本・古沢良太、演出・猪崎宣昭を見た。タイトルとしては「毎度お馴染みのエロ教授です」(石橋蓮司)でもよかったのだが、それは「相棒Season4・第2話」の犯人・春日秀平教授とキャラ一緒だったからた。ちなみに脚本家も一緒である。もちろん・・・蓮司は「風林火山」組でもあり・・・次から次へと繰り出される関係者に・・・もうどこからどこまでがネタなのか意味不明になってくる様相である。

まさに・・・カオスだ・・・コンバトラーVの超電磁ヨーヨーだ・・・アマポーラである。

そして・・・とりあえず一話完結ではないらしい。

物語は警視庁井の頭署を中心に展開していく。

主人公は井の頭署会計課備品係の長・黒木(内野聖陽)である。かっては捜査一課のエースだったらしい。捜査一課略して捜一であるがエースをねらえ!の宗方はコーチである・・・なんのこっちゃ。

黒木が本当に刑事で活躍していた頃の関係者に・・・本庁捜査一課殺人捜査13係長の佐久間(筒井道隆)がいる。この関係は・・・本編のラストで幽かに示される。

佐久間が「女子大生殺人事件」の容疑者として取り調べているのがエロ教授の犯人Aなのである。佐久間は取り調べの名人らしく・・・「見られるはずのないテレビ番組を見た」という古典的トリックでエロ教授の自白を誘うのだった。

そんな佐久間に対し・・・黒木は井の頭署のクーラーの修繕に励んだり・・・スパロボ大戦に熱中したりしているのだった。部下のルミ子(吉本菜穂子)も呆れる怠惰な日々なのである。靴のサイズの注文さえ・・・満足にこなさない備品係なのだ。実は・・・終盤・・・靴跡が示されるのだが・・・ここは・・・まさか・・・伏線じゃないだろうな。最近・・・そのネタ・・・どこかで見たぞ。

しかし・・・ヴァイオリンを電車で紛失したという・・・ソロ・コンサートを控えた演奏家・天野もなみ(前田)には非常に熱心に応対するのであった。それは・・・前世・幼な妻だからか。

一方・・・警察エリートの家に生れたが・・・やや落ちこぼれと自分を卑下する井の頭署の新人刑事・遠藤鶴(本仮屋)は・・・買春の常習者を摘発するために・・・なんちゃって女子高校生になるのである。

ちょっと分りにくかったが1991年は平成3年で未年(ひつじ年)である。犯人B(正名僕蔵)に干支を問われた鶴は「未年」を「みどし」と読んでしまうのである。みどしは巳年で「ひつじではなくへびだ」というネタだったらしい。ちなみに巳年は1989年で仲里依紗なら18才、水崎綾女なら19才である・・・なんだと言うのだ。なんとなく・・・お茶の間には意味不明だったし・・・現場でも・・・やや・・・意図不明だったネタだった気がする。

連行された犯人Bは格闘家ニコラスペタスを尊敬する窃盗犯の常習犯でもあった。そして・・・犯人の家からは両親に買ってもらったというヴァイオリンが発見されるのだった。

・・・しかし・・・ソロ・コンサートをするようなアーチストのヴァイオリンである・・・安くても何百万円の世界だろう・・・。電車の中に忘れるか・・・?

さて・・・犯人Bは見た目に似合わず凶暴な男で・・・脱走を謀り・・・日比野巡査(高橋一生)を一撃で倒したりする。

ここで・・・鶴に襲い掛かる犯人Bを黒木が強いのか弱いのかよくわからない格闘を展開して・・・倒すのだった。犯人がぶつかってお約束で直らないクーラーも直るのだった。

こうして・・・なごやかに・・・事件が解決されたかに見え・・・もなみは井の頭署でヴァイオリンを演奏したりする。

しかし・・・雨が降り出し・・・帰路のもなみと鶴は凶弾に倒れるのだった。

えーっ・・・・。

緊急配備される捜査員たち・・・そして・・・「え・・・死亡・・・」

はたして・・・死んだのは・・・もなみ・・・それとも・・・鶴・・・もう恥も外聞もない引きだな。

ちなみに・・・マーくんがいるから奈央もいるっていうことで・・・黒木の過去を知る精神科医・松尾(大塚寧々)である。

関連するキッドのブログ『風林火山・最終回

金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)

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2008年7月 2日 (水)

わが子第一主義で何が悪いの?(木村佳乃)私が一番だから(米倉涼子)

夏ドラマ第一弾である。夏っていうより梅雨ドラマだ。

火曜日はフジ(関西テレビ系)の(火10)「モンスターペアレント」初回視聴率14.2%

来週7/8スタートでフジの(火9)「シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎」

7/15スタートで日テレの(火10)「学校じゃ教えられない!」

・・・と順番にスタートしていくのである。

キッド的には米倉くん→大後寿々花→深田恭子とターゲットが変化していくわけで・・・夏ドラマも火曜日は危険な一日になりそうだ。とりあえず・・・三本そろった頃には「CHANGE」が終了しているので・・・あっさりレビューの複数チェックもありかもしれないが・・・まあ・・・結局、気分しだいだな。

で、『モンスターペアレント・第一話』(フジテレビ080701PM10~)脚本・荒井修子、演出・小林義則を見た。頭のおかしな人の言動を書かせたら抜群の脚本家なのだが・・・それでいいのか・・・どうか・・・微妙である。

なにしろ・・・オリジナル脚本で・・・社会的題材のテーマである。

基本的には教育問題に詳しい「監修者」からのデータ提供、関連する書籍のリサーチ、関係者への取材に基づいて・・・架空の事例をでっちあげ・・・おもしろおかしく・・・物語にしていくという作業である。

このおもしろおかしく・・・の部分が・・・キャラクターのおかしい部分に集中していく気配が濃厚である。・・・ある意味・・・登場人物のすべてが・・・ちょっと頭がおかしくて・・・不気味な仕上がりになっている・・・そう思うのはキッドだけでしょうか?

まず・・・主役の国際派弁護士・高村樹季(米倉)は時給・7万円(自称)である。ちなみに東京都の最低賃金が739円なので底辺の人の95人分くらいをお稼ぎになるのだ。もちろん・・・所属事務所がピンハネするので・・・あくまで手取りは下がるのだが・・・とにかく・・・一月に20時間も働けば月収が100万円である。まあ・・・脚本家としては夢を見たいお年頃なんだよな。

専門分野が経済問題・・・主に企業買収の「ウィルソン・城山法律事務所」の売り上げトップ弁護士が・・・不毛の教育現場に突っ込むのは・・・ボスの城山(草刈正雄)の発注だからである。

このあたり・・・作家と弟子の関係が暗示されている。もちろん・・・登龍門があり・・・最初からスター作家としてデビューするものもいるが・・・作家教室からデビューする人もいて・・・そうなると徒弟制度の色彩が強くなるのである。

いろいろな関係があるが・・・売れっ子作家と弟子の場合は・・・師匠がやりたくない仕事とかが弟子の手に渡るのである。基本的に・・・ギャラが安かったり・・・注目度が低かったりする仕事である。そういう時・・・弟子はありがたいと思うと同時にクソっと思う。

次に巨匠と天才的弟子の場合がある。そういう場合・・・巨匠はわざといやな仕事を回して・・・弟子に試練を与える場合がある。そういう時・・・弟子はありがたいと思うと同時につぶしにかかってきやがったなと思うのである。

まあ・・・あくまで・・・例である。

売れっ子・子分弁護士に・・・報酬の割には困難な仕事を与える親分・弁護士の意中を想像するともやもやします。

①慣れない分野外の仕事をして視野を拡げさらに実力アップしてもらいたい。

②人間関係のゴタゴタに巻き込まれ仕事に嫌気がさしてしまえばいい

さあ・・・ボス・城山弁護士の気持ちはどっちなのさ。

さて・・・ともかく・・・バリバリの弁護士を気取る高村なのだが・・・「ボスの頼みを聞くとイイコトあるらしいぜ」と同僚の加藤弁護士(眞島秀和)に囁かれると・・・その気になる欲望丸出しのタイプでもある。

そこで彼女は・・・S市教育委員会教育長(角野卓造)の「不透明な依頼」に応じるのであった。

ドラマとしては・・・この依頼が「具体的でない」といういうところがミソなのだが・・・お茶の間的にはどうだろうか・・・キッドはちょっと辛いかなと思うのである。

せめて・・・紹介者→海外出張、依頼人→雲隠れではなくて・・・「もう色々問題あって大変なんです・・・先生・・・なんとかしてください」というスタートラインが欲しかったな。

もう・・・弁護士とクライアントの信頼関係もクソもないのである。

まず・・・お金の話から入れば・・・「顧問料」なのか「相談料」なのか・・・あくまで上司の縁故による「奉仕」なのか・・・そのあたりはっきりしてくれないと気持ち悪いんですけど。

まあな・・・新人作家というものは・・・とりあえず会議に呼ばれて・・・なんだかんだ時間を過ごして・・・「縁があったらまた会いましょう」と言われて・・・枕を涙で濡らす・・・そういう夜を過ごしてナンボだからな・・・怨みか・・・脚本家のそういう怨みなのか。

ともかく・・・不承不承で教育現場を視察した高村は法治国家の網の目をくぐる些細で深刻なトラブルに遭遇するのだった。

それは・・・「教師と教え子と教え子の親をめぐる三角関係」なのであった。

古来から「親バカ」というものは存在する。言葉があるのがその証明である。「わが子がかわいい」のは人類繁栄の原動力なのである。そのために中国では暴動が起きるくらいありふれた気持ちである。

そして・・・もう一方に教育という・・・人類繁栄の必殺技がある。人類はこの情報の蓄積・伝達によって百獣の王(実質)になったのである。古来から「先生」というものは存在するのである。

しかし・・・親バカとバカ親は似て非なるものらしい。そしてここではバカ親はモンスターペアレントと呼ばれるほど・・・バケモノ化しているらしいのである。

しかし・・・先生も・・・反面教師という言葉が示す通り・・・理想的ではない場合がある。バカ教師がいてモンスターティーチャーもいるのである。

モンスターペアレントとモンスターティーチャー・・・二者に関係しているのは・・・もちろん・・・子供であり・・・教え子である。さすがに・・・モンスターに囲まれると子供は危険なのである。

もちろん・・・高村のクライアントとなる教育委員会にとって・・・一番大切なのは教育を受ける人間(主に子供)なのであるが・・・それにはどうしても教育機関を守らなければいけない。

だから・・・この番組のタイトルはモンスターペアレントなのである。

実際に・・・生徒や児童を盗撮したり、売春したり、性的虐待したり、えこひいきしたり、いじめを放置したり、いじめに参加したり、自殺に追い込んだりするモンスターティーチャーがいたとしても・・・とりあえず・・・それほどひどくない教師を誹謗中傷する親の方が悪いという立場で・・・教育環境の改善を図る・・・というのが高村に与えられた使命なのだ。

まあ・・・いやな匂いのするドブに手をつっこんで落し物を捜す・・・みたいな作業です。

そんな汚れ仕事できるか・・・とエリート街道まっしぐらの高村が思うのは仕方ないよね。

さて・・・今回のモンスターペアレントは「わが子の遠足の写真の登場回数の少なさに激怒、ストーカー行為の果てに担任教師を性的異常者呼ばわりして自殺に追い込む小学生の娘の母・渡辺秋枝(木村)」です。

高村・・・呆然としている間に・・・自殺未遂におわった担任教師(内田滋)は教職を辞すのでした。

ボスが言うには「高村くんでも・・・負けることがあるんですねえ・・・」

高村「・・・負けた?・・・私が・・・負けたの?」

まあ・・・事件と事件のようなものの境目にある案件を八方丸く治めるという苦行のような勝負にあえて挑むらしい高村・・・Mの素質はあるようです。

もちろん・・・モンスターママ1号渡辺は・・・あきらかに人格障害者ですが・・・家族の同意を得て隔離するとなると・・・残された子供が不憫というあたりが・・・この問題の困難なところなんですよね。

まあ・・・キッドがこの教師だったら・・・木村佳乃につきまとわれる喜びをかみしめるばかりなのでございます。

来週は南野陽子と紺野まひるがゲストらしい・・・。毎週・・・親(S)で先生(M)のショーだからな・・・一部愛好家は熱狂的に支持するだろう。主役はどっちつかずで今回は辛かったが・・・最終的にはSに対してどSという変態的立場になるのだと思う。

関連するキッドのブログ『交渉人~THE NEGOTIATOR

木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)

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2008年7月 1日 (火)

ボクの胸でお泣き・・・(木村拓哉)尻ポケットからハンカチ出さないっ!(深津絵里)

「CHANGE」するのは難しいものだ。肩を抱いていい人といけない人の区別も難しい。上半身から下半身に血液が流れこんだら・・・流れを変えるのは凄く凄く大変です・・・これこれ。

ま・・・昔は英単語を思い出すとか・・・難しいことを考えるという手法がオーソドックスでしたな。

change
[動](他)  …を変える, 変更する, 改める  changeability[名]変わりやすい性質, 移ろいやすさ, 可変性, 不安定な状態. changeful[形]絶えず変化する, 変化に富む;変わりやすい;不安定な.・・・・

おさまった・・・ナニが。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「花より男子・特別編」17.9%(つられたかっと見るかこれでも低いと見るか・・・)、「マトレボ」*9.8%(マッハGo!Go!Go!)、「ROOKIES」↗14.7%(普通に連続オンエアされてたら大ヒットしたのでは・・・)、「ごくせん」↗23.6%(これで卒業スペシャルは確定だな)、「ターミネーター2」13.4%(コ・・・コミネ・・・)、「ハチワンダイバー」↘*6.9%(だからガッキーをラスボスにしとけばいいのに・・・まだ言うかっ)、「篤姫」↗24.7%(生まれ変わっても篤姫になるよね)、「猟奇的な彼女」↘*7.2%(生まれ変わっても凛子にはなりたくないよね)、「アナコンダ2」14.7%(ROOKIESなみか・・・ROOKIESなみなのか)、ちなみに「CHANGE」↘19.5%・・・以上。

で、『CHANGE・第8話』(フジテレビ080630PM9~)脚本・福田靖、演出・澤田鎌作を見た。またも演出的にだまされた。「小児科医療対策を含む補正予算案」をめぐる逆転劇はなかったのである。微妙だけれどこれは「おしゃれなスカシ」である。視聴率的には*1%くらい損をすると思う。しかも・・・「国会における採決」のシーンもない。途中で美山(深津)が「採決されませんでした」と朝倉総理(木村)に伝えるシーンがあり、また報道の中では「国会での成立がならなかった」とあり・・・採決が見送られたのか・・・否決されたのかも・・・やや曖昧なのである。しかし・・・「補正予算案」には神林(寺尾聰)の原案があるはずであり、「神林案」と「朝倉案」の決着が着いたわけではないのだ。しかし・・・これは先週から転調した気配があるので計算通りなのかもしれない。今回は・・・なかなか・・・「敵の存在」を認めない・・・朝倉総理が・・・「敵」である神林に翻弄されるターンの続きである。もちろん・・・それは朝倉の戦い方なのであり・・・その結果・・・勝負は継続し・・・朝倉は手駒を増やしたのである。このあたりの展開を月9テイストでお届けしているので賛否両論は必然だと思う。まあ・・・うっとり・・・なのでよろしゅうございます。

朝倉は神林を「敵」とは思わない・・・と言い切るのだが。

美山との会話では「負けるとこが見たくなくて・・・逃げてるとか言われるのだろうな」と他人の目を意識している。

少なくとも・・・朝倉は「ゲーム」をしている感覚はあるのだ。しかし・・・朝倉がどんなゲームをイメージしているのかは・・・やや謎めいているのである。

しかし・・・今回は「朝倉」対「神林」という一対一の対戦ゲームが色濃く浮かびあがっている。朝倉総理が「争いごとは嫌いです」と言っても・・・ゲームは始まっているのである。

では・・・それはどんなゲームなのだろうか。

①「理想の総理大臣をめぐるゲーム」

これは明らかにされてはいないが・・・「朝倉の考える理想の総理大臣」と「神林の考える理想の大臣」は相違するようだ。「どちらの理想が正しいのか」・・・二人はそういう思想のゲームをしているはずだ。

②「総理大臣のイスをめぐるゲーム」

すでに・・・朝倉は総理大臣なので・・・朝倉の守備・・・神林の攻撃というゲームである。しかし・・・朝倉は神林の協力で総理大臣になったために・・・神林の意見を入れなかった時点で・・・「朝倉の裏切り」のゲームでもある。また、神林は密かに朝倉降ろしを画策しており、総理の座を狙う「神林の裏切りゲーム」にもなっている。

③「神林の補正予算案」と「朝倉の小児科医療対策・・・小児改良対策ではない・・・ことわることに何の意味が・・・いや・・・変換がちょっと笑わせるので・・・を含む補正予算案」のゲーム。

これは①と②のゲームの局地戦と言えるだろう。朝倉としては知らずに国境を踏み出してしまった侵略行為・・・神林にとっては虎の尾を踏まれたポイントである。戦争はこういう些細な行き違いから全面戦争に発展する場合がある。実際・・・与党政友党はもはや内戦状態である。

④「首席秘書官争奪戦ゲーム」

もちろん・・・これは偶発的な国境紛争に見せかけた謀略戦である。お互いに・・・自分は・・・関知しない・・・前線部隊が勝手にやったことだと言い張るのだが・・・実際は重要な情報を握る女スパイの動向は・・・非常に気になるのである。そして・・・ドラマがここに重点を置いていることはいうまでもない。

まあ・・・とにかく・・・「女はあつかいに困る」と口走る神林と・・・「ボクは・・・(愛してる)」と言いたいことに口をつぐみ・・・相手が「好き」という前に「好き」と告白する朝倉の女あつかいの実力の差で・・・朝倉が圧勝することは最初から誰にもわかっていたのだ。もう・・・ユーロ・サッカー決勝戦のドイツとスペインの如く。

⑤「チーム・朝倉のリーダー」と「孤独な独裁者・神林」のゲーム

これはおそらく・・・①と密接に関係するだろう・・・日本古来の伝統である「和をもって尊し」とする朝倉と・・・強力な「リーダーシップ」を発揮しようとする神林のゲームである。そして・・・実は独裁者にはどちらのタイプもなることができるというのがミソなのである。シーザーがブルータスに刺されて以来・・・民主主義の抱える解決できない問題がここには含まれている。

このように複雑な「神林と朝倉のゲーム」なのでございます。今回は・・・こういう相手のあるゲームという点について考えていきたいと考えます。

まず・・・敵と味方の識別ゲームです。

平和を愛する日本では「戦ったら負け」という暗黙のルールがあります。もちろん・・・これは「金持ちケンカせず」という諺があるくらいで・・・豊かな世界では共通のルールです。そこで「先に手を出した方が悪い」ということになります。勝負の世界に善悪を持ち込むのは無意味な場合もありますが・・・非常に有効な常套手段でもあるのです。

なぜなら・・・どんなゲームにもルールがあり・・・ルールの厳守は善悪とニュアンスが重なるからです。平和な世界では戦争は悪そのものであり・・・「先に手を出したら負け」というじゃんけんのような不文律があるわけです。

そのために・・・戦争に敏感な国では・・・常に「今・・・こっちを見たろ・・・侵略行為だ」「今・・・何か考えただろう・・・敵対行為だ」と常に・・・相手が「先手を打とうとしている」とアピールするわけです。

もちろん・・・勝負と善悪は無関係の場合がありますから・・・先制攻撃をしても勝てば問題ありません。日本にも「勝てば官軍」という言葉がありますし・・・「正義は勝者にある」と言ったりします。問題なのは「先制攻撃」をして「敗北」した場合です。これはもう最悪の事態です。先制攻撃という「悪いことをした」上に敗北という「文句を言えない立場」に立ってしまったのです。もう・・・半殺しは覚悟しないといけません。もちろん・・・死刑になったりもします。

こうして考えると・・・勝負と善悪には先制攻撃の有無だけで次の結果が考えられます。

(A)先制攻撃をして勝利(平和な世界では人気が下がる)プラス1点

(B)先制攻撃をして敗北(世界から袋叩き)マイナス2点

(C)先制攻撃をされて勝利(世界から賞賛される)プラス2点

(D)先制攻撃をされて敗北(平和な世界では同情が集まる)マイナス1点

このような点数配分ですと・・・最高点は先制攻撃をしなかった場合にもらえ・・・最低点は先制攻撃をした場合にありえるわけです。

もちろん・・・「先手必勝」のゲームならば・・・プラス1点を狙いに行く場合もありますが・・・勝負に絶対はないので・・・最悪の場合を考えると・・・「先制攻撃」はしないという選択が有利なのです。

だから・・・朝倉も神林も「先制攻撃はしにくい」わけです。

そこで・・・朝倉は「敵なんていない作戦」を実行します。「敵なんていないんだから攻撃なんかしません」という手法です。しかし・・・そうでありながら・・・神林の「予算案原案」を訂正するという挑発行為をするのです。

もちろん・・・神林は「敵意」を覚えるわけですが・・・やはり「先制攻撃」はしないのです。水面下で総理の手足をもぎとる罠を作っていくわけです。閣僚を総理と敵対させ・・・総理の部下を引き抜きます。

もちろん・・・朝倉は「敵」の存在を察知しますが・・・「敵なんていない」と言う作戦ですから「敵」を認めるわけにはいきません。

そして・・・朝倉は戦争をしないまま・・・敗北という理不尽な事態になってしまいました。まあ・・・異常な事態ですが・・・この世にはよくあることです。「罪をつぐなったのに白い目で見られたり」「悪いことしてないのに裁かれる」「罪もないのに殺される」なんて日常茶飯事でございましょう。

「間違ったことをしていない」のに「信頼する人から裏切られ」「愛する人は天に召されてしまう」・・・ポロボロです。もう世の中なんてイヤになってしまうのです。

こうして・・・朝倉啓太は・・・夜中にSP(大倉孝二)の目を盗みこっそり抜け出して・・・トラックの運転手(妄想では故・古尾谷雅人)にひろってもらい・・・西へ・・・西へ・・・ふるさとへ・・・向いました。この世に生んだお母さん(富司純子)。あなたの愛に包まれて。何も知らずに生きていくなら・・・それは容易いことだけどの心境です。

大騒ぎの朝倉邸・・・時刻表と電話帳の区別もつかない有様です。ひかる(加藤ローサ)は本音をチラリ「信じている人に裏切られたし当然だよね」と美山の心をチクリです。もはや「腐ったメンチのせいにして時間稼ぎ」とりあえず・・・カツラはどこにあったっけ・・・のてんやわんやです。そこへ・・・朝倉の母から電話です。

一夜明けて・・・母の膝枕で涙にくれた朝倉が目覚めると・・・美山が到着していました。北川景子ならもげっ!?と叫ぶところです。

「大きな敗北を小さな勝利が癒す」ということは馬鹿にならないことです。「もう・・・世界なんか・・・どうでもいいや・・・」と思っていた啓太の心に救いの水がもたらされたのです。「裏切りものにも情けあり」です。まあ・・・人によっては・・・ふざけんなっ・・・という場合もあるでしょうが・・・啓太の場合には充分なターニング・ポイントになるのです。

「チェンジ」するためにはどこかにポイントがなければなりません。右から左へ。上から下へ。死から生へ・・・変わるための起点。「ああ・・・お母さん以外にも・・・ボクを心配してくれる人がいる・・・ごめんね・・・亮介くん・・・ボクにはまだ・・・帰る場所があるんだ・・・」

こうして・・・啓太はゲームに帰って来ました。

もちろん・・・第④ゲームのターゲットである美山は取り戻せないのですが・・・完全に敵ではないことが分っただけでも・・・啓太には逆転の気配が読めたわけです。

実際に・・・美山は「朝倉の敵である神林」に対して・・・積極的な懐柔をし始めるので・・・中立的な立場になりつつあります。美山の神林に対する裏切りゲームが始まったのです。その一手は神林の首席秘書である近藤(風間杜夫)への寝返り工作です。「偶然を装った出会い」で啓太のカリスマを近藤に照射します。「・・・ああ・・・私は優しい人に逢いました・・・その人の魅力にふれました・・・ムシキングよりも恐竜キングだって・・・その人はわかってくれたのです・・・」・・・まさにイエスに出会った砂漠の民のようです。

しかし・・・すでに・・・孤独なゲームに突入している神林には・・・「アドバイス」が「裏切りの予兆」にしか見えないのです。見ようによっては・・・首席秘書の座を狙う美山が近藤を罠にかけた・・・とも言えるのです。まあ・・・共産党独裁国家とか大奥では日常茶飯事の光景です。

独裁者の別名ははだかの王様ですが・・・独裁者はブラブラさせながら「口惜しかったら独裁者になってみろ」と露出狂を死刑にしたりしますから気をつけましょう。

一方・・・ゲームに戻った啓太には・・・仲間たちから「神林にはめられた」(中村敦夫)、「神林が汚い金をばらまいた」(石黒賢)、「神林は敵だクビに(罷免)しろ」(阿部寛)と口々に「神林が敵である」という情報が寄せられます。

神林も「自分が罷免される事態」を読んで・・・逆襲のための根回しをするのです。つまり・・・罷免されても・・・みんなで辞めればこわくない作戦です。

まあ・・・政治家に利がある「神林予算案」と病気の子供たちに利のある「朝倉予算案」における代理戦争状態です。

さて・・・風見鶏というものがあります。風向きでコロコロと方向を変えるアレです。

主体性がなくて・・・悪いことの代名詞のように使われる場合もありますが・・・「国民の声に耳を傾ける」・・・「世論を気にする」・・・ということが悪いことであるとは言い切れません。

特に・・・啓太の場合はそれが主体です。

そして・・・政治的敗北を喫した朝倉が国民の人気を失わないというようなねじれ現象が発生することも私たちの記憶に新しいことです。

もちろん・・・風見鶏がクルクル回るのは風が気まぐれだからさという言い方もあるわけです。

そして・・・風見鶏は回りました。神林の秘密の会合に風見鶏全員欠席です。

朝倉を一人ぼっちにしてやろうとしたのに・・・神林が一人ぼっちになってしまいました。

もちろん・・・朝倉は罷免できる状態になったのですが・・・もちろん・・・朝倉は罷免はしませんよね。だってそれは・・・「先制攻撃」ですから。

そこで・・・朝倉は神林に「男らしく・・・ボーリングで決着をつけよう」というのです・・・「1ゲーム勝負で勝った方の予算案を通しましょう・・・」・・・いい加減にしろよ・・・。もちろん・・・神林がそれに応じるはずもないので・・・啓太も言い出しません。まあ・・・神林は・・・福田さんのイメージがますます強い展開です・・・まあ・・・卓球の話ですけど・・・ともかく・・・啓太のとった行動はボーリング総理大臣杯で偶然居合わせた神林に公衆の面前で謝罪すること・・・でした。

「悪いところあったらなおしますから・・・これからも・・・ボクを応援してください・・・」

啓太の必殺技「初心忘るべからず」「初志貫徹」「みんな味方だ」攻撃。

そして・・・これに対してにこやかに応じる神林。

あくまで「先制攻撃はしない」のです。見事なゲーム展開です。

これは一種のチキンゲームです。

チキンゲームは「臆病者はどっちだゲーム」でもあります。一車線の道路を向かい合って走ったり・・・岸壁に向って併走したりとやり方はありますが、カーアクションの王道です。

この場合も結果は四通りあって・・・。一車線正面衝突コースの場合だと

(A)お互いにコースを変える(ドローでプラスマイナス0点)

(B)相手がコースを変え自分が直進(へへっーこのチキン野郎と言えるのでプラス1点)

(C)自分がコースを変え相手が直進(腰抜け呼ばわりされてマイナス1点)

(D)お互いに直進(クラッシュして伝説となるがマイナス100点)

・・・危険なゲームです。もちろん・・・朝倉が守備側、神林が攻撃側とすると・・・敵対しないのでは状況が変化しないので・・・神林の不戦敗になってしまいます。

まさに朝倉は「負けるが勝ち」なのです。あるいは「戦わずに勝利」です。

そこで・・・追いつめられた神林は・・・「総理が罷免を申し出された」と虚偽申告。

「先制攻撃されちゃいましたー」(ウソ)攻撃・・・もう・・・奥の手ですね。

さすがに・・・メチャクチャなので・・・五年間・・・騙され続けたらしい・・・美山もハッと気がつくのです。このルビーの指輪は・・・黒い・・・?

そして・・・第④ゲームで朝倉は勝利を掴みました。美山「ずっとね、ずーっと信じてたの・・・ルビーは赤いって・・・でもね・・・でも・・・今日・・・磨いたら黒かったの・・・これってニセモノってことだよね・・・私・・・見る目なさすぎ?・・・クスンクスン」

人生は複雑なゲームですが・・・基本的には「裏切るか」「裏切らないか」のゲームでもあります。少なくとも神林が美山を裏切った(美山の信頼に対して神林が先制攻撃してしまった)ことによる朝倉のミニゲームでの小さな勝利が・・・他のゲームにどういう影響を与えるのか・・・。そして・・・ひかるが「ふざくんな」と心の中ではつぶやいたかどうか・・・。もちろん・・・神林という玄人の考える理想もあってしかるべきでしょう。米国のリーダーと気を一にした「世界の和をもって貴しとなす」というポリシー(外向き)とキャパシティー(内向き)の問題も隠されているはずです。

とにかく・・・後・・・二回・・・絶対見逃せません(つづく)

関連するキッドのブログ『第7話のレビュー

Hcinhawaii0397 ごっこガーデン・もじゃもじゃお好み焼き大会。お気楽お好み焼きにマヨネーズはありやなしや。福田総理の首席秘書官は達男(長男)・・・親子なのね・・・興味ないけどね。ひかるみたいな娘がいればいいのに・・・mari「ううん・・・ルビー凄いですね・・・TEAM ASAKURA・・・総理を守れっ・・・じいやーっ・・・ビールもうないよーっaki脇役対決は・・・大倉の独走に鈴木浩介が追走・・・でも大倉さんは総理っていうだけで面白いからな。やはり貫禄ですねくう啓太のはっ・・・ですよ。はっ・・・このやさぐれ方がチャーミング。一枚岩・・・崩れないで・・・欲しいなあんぱんち悪狸神林・・・そして出世魚ローサ・・・そうなのよ・・・華麗とくらべて・・・変な動物が不足・・・イノシシとかコイとか・・・もう来ないのかしら?」ikasama4だんばらだん・・・お茶吹きけいた・・・ボンバーにらさわ・・・35歳、34歳、42歳、45歳・・・秘書官の平均年齢を下げる23歳と上げる56歳・・・恐怖の日曜から月曜みのむしふふふ・・・ルビーが私の生命線・・・ドロドロるるるドロドロるるる・・・生方もダークサイドに落ちればいいのに・・・わーい、間に合ったーっ・・・でも大変・・・総理が倒れましたーっ・・・とりあえずイカ玉でお願いしますミマムはーい、例によってレビューはしないけどお好み焼きでビールは飲むっ・・・夏ドラマ始まったっしょ・・・シャブリふふふ・・・今回は本編間に合いました~スミレ墜落的快挙なのでありました~。でも答えはBなのでありますね~

Hcinhawaii0398b H☆C情報。H☆C一日総理大臣記念カード。まこ「一日警察署長は聞いたことあるけど・・・一日首相ってありなのデスかーっ。ミサイル撃ち放題でスかーっ。・・・・・・・それにつけても・・・・・

神林ぃ~((_ヾ(≧血≦;)ノ_))きぃぃぃぃっ!エリ教育改革でスー。小学校でムチとロウソクは必修科目にしまスー。CHANGEはとんでもなく面白くなってきましたyon・・・スロースターターなの?・・・来週も楽しみでスー・・・コード・ブルーどうぞアンナああん・・・ダーじゃないぴょんろーじー国会ろーじー・・・あかん・・・じいや・・・受けなかったでー」

Hcinhawaii0399 ごっこガーデン・総理大臣執務室セット。アンナ「。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン・・・もらい泣きだけではたまらんぴょん。もうね。ずーっとね。ずーっとダーの胸で暮らすのぴょん。おやすみして起きて朝ゴハン、ランチ、おやつ、ディナー・・・もうずーっとダーの胸でOKぴょーん。もう・・・お熱を出しても平気ぴょん。ダードラマ・オンエア中の恒例行事ぴょんぴょんぴょーん。じいやーっ・・・ハンカチ、おかわりーっ

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)・・・じわじわとね。

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