落とし前つけてくれっ(哀川翔)真実のLとそうじゃないLなのです(深田恭子)・・・ちょろいわ(大後寿々花)
なぜ裸で走ったのだ・・・暑かったから・・・。なぜクレームをつけるのです・・・長男で失敗したから・・・。なぜ住み込むのかしら・・・出番のためです。
暑いのか・・・日本列島・・・軒並み暑いのか・・・。
火曜日のドラマ対決・・・①「シバトラ」↗13.4% ②「モンスターペアレント」↗13.2% ③「学校じゃ教えられない!」↘*6.1%
あはははははは・・・たたき出したな・・・。「ロト6」に*0.1%勝ってるが・・・深キョン主演という看板が泣くよ・・・。物語のほとんどが・・・ほぼ無名の男女10人でおりなされ・・・スタッフが・・・「女王の教室」の幻影を未だに追いかけているのがよく分かる。
「太陽と海の教室」と「学校じゃ教えられない!」を比較すると・・・教師の頭がおかしい・・・という点では一致している。違うのは・・・高校三年と高校一年とか・・・生徒の知名度とか・・・「裸じゃなくて下着ならいいだろう」という寸止め展開かな。
で・・・実は「シバトラ」だって学園ものだ・・・。そして・・・恐ろしいことに「モンペア」も学園ものだ・・・。夏休みなんだよーっ。世間はなーっ。夏休み突入だってーの。
・・・しょうがないなあ・・・。三本立てでいきまーす。
で、『シバトラ・第三回』(フジテレビ080722PM9~)原作・安童夕馬、脚本・武藤将吾、演出・石川淳一を見た。ものすごく・・・勝手に位置づけると・・・フジのドラマは月9一軍、木10二軍、火9三軍、土深夜特殊部隊ということになるだろう。で・・・この脚本家は一軍枠以外でヒットを飛ばしてきた。「電車男」(木10)と「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」(火9)である。どちらかといえば企画の勝利のようなドラマであるが・・・それでも成功は成功なのである。今回は微妙なのであるが・・・それは素材の苦しさにあるような気がする。基本はミステリなので・・・隠し事が多いのである。
電車男は「おタクがお嬢様とラブラブになれるか・・・」だったし・・・イケパラは「男子高校に女子が男装してラブラブになれるか・・・」だった。後はゴチャゴチャと付属物を装飾していけばいいのである。そして・・・ある意味・・・集団のお祭り騒ぎで押し切ったのだ。
今回は主人公が潜入捜査官である。「なんちゃって少年(小池徹平)が未成年のフリして事件を解決できるか・・・」なのだが・・・お祭り騒ぎにならないのである。先週からインターネットを利用した謎の知能犯・鬼神を求めて本牧高校に潜入捜査している主人公。だが・・・教室が登場するだけで・・・学内に潜入している意味がほとんどない。そして・・・毎回・・・犯人側には正体がバレバレなのである。・・・なんじゃ・・・そりゃ。
もちろん・・・ミニ・コントの連打であり・・・ボーっとしている分には問題ないのだが・・・先週でいうと・・・閉じ込められた部屋のドアの上がガラス張りだったりとか・・・今週で言うと・・・盗撮犯人という外道と生徒が殴りあいでスキンシップしたりして絆を確認したりとか・・・おやおや・・・という展開が多いのである。第一・・・元・高校教師でボロアパート住まいの男が二人を拉致して連れ込むあの船の所有者は誰なのだ。
主人公の上司であるさくら(真矢みき)にもまだ隠された事情があるので挙動不審である。兄貴分である小次郎(藤木直人)にもまだ隠された事情があるので奥歯にものがはさまっている。主人公の「死ぬ可能性のある人に死神の手が見える・・・だが死なない」という超能力も・・・ほとんど意味不明だ。
宮川大輔と塚地武雅がちょっとしたお笑いを演じるのだが・・・家出少女美月(大後寿々花)のウソ泣き小芝居ほどにもはまらない。
婦警三人娘はあきらかに別次元である。そして末永遥はただいるだけなのだ・・・今のところ。
なんじゃぁぁぁぁぁぁぁこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁなのだが。火曜ドラマ対決の首位に立ったのだ。
なんじゃぁぁぁぁぁぁぁそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁなのである。
関連するキッドのブログ『第一話のレビュー』
で、『モンスターペアレント・第四回』(フジテレビ080722PM10~)脚本・荒井修子、演出・小林義則を見た。出たな・・・荒井修子である。また修行に入ったのか。とにかく・・・奇人のセリフを書かせたら・・・ピカチュリンなのだよな。・・・なんじゃそりゃ・・・。
で・・・今回のゲストは経営手腕に優れたエリート医師で病院長・江藤(哀川)である。子供の教育に熱心なあまり・・・未熟な若手小学校教師を毎日授業参観で放課後スパルタ特訓するという立派なパラノイア(偏執病)患者である。自己中心的な性格で異常な独占欲、体系だった被害妄想、自らを特殊だと感じる誇大妄想・・・激しい攻撃性・・・すべての症状がそろっている。もちろん・・・ネタバレになるが・・・優秀だった長男を教師・小山(温水洋一)に狂わされた過去があるため・・・次男もまたそうなるのではないかという恐怖に追い詰められた結果なのである。
・・・かわいい。かわいい・・・俺の息子・・・かわいい俺の息子。それなのにうすらはげの小学校教師がダメにしやがった。音楽狂いになってレット・イット・ビーしちまった。なんてことだ。もういやだ。もうそうはさせない。義務教育というチャカで武装した洗脳集団へ。毎日毎日かわいい息子を送り込む・・・この親の気持ちがわかるか・・・そのやわらかい頭脳にとんでもない思想を吹き込まれたら・・・俺のかわいい息子の一生は台無しにされてしまう。こわいこわい・・・今・・・この瞬間にも息子に間違った知識が刷り込まれてしまう。今・・・この瞬間にも教員採用試験を情実でパスして・・・実力もないくせに・・・60点上乗せしたテスト結果で・・・教師の資格もないような青二才の落ちこぼれのズタ袋が・・・俺のかわいい息子・・・俺のすばらしいDNAで満たされた俺の息子にみだらですぼらで書き間違いの悪魔の思想をだらだらと吹き込んでいるかもしれないなんて・・・ああ・・・我慢できない・・・診療なんてやってられるか・・・手術している場合じゃない。行かなくちゃ・・・かわいい息子に会いに行かなくちゃ・・・悪い教師を見張りに行かなくちゃ・・・雨に濡れて~。
しかし・・・オチは「モンスター/ピンクレディー(1978)」の温水弾き語りヴァージョンでした。
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。モンスタ~。
哀川翔・・・いかしてるぜ・・・哀川翔・・・しびれたぜ。あ・・・主演は米倉くんです。
関連するキッドのブログ『第一回のレビュー』
で、『学校じゃ教えられない!・第二回』(日本テレビ080722PM10~)脚本・遊川和彦、演出・猪俣隆一を見た。こうすれば視聴率が下がるという見本のような展開を「演歌の女王」でやりつくしたと思った脚本家だが・・・まだまだ手はあったのだな・・・。・・・家でやってくれっ。しかし・・・生徒が悩んでいるときにカレーを食べる深キョン。かわいい。さらに生徒が悩んでいるときにカレーをおかわりする深キョン。かわいい。しかし・・・この手の深キョンはもっともっとアクロバットで青虫レベルのを「未来講師めぐる」で見たばかりなの・・・ものたりないのよ。
永璃(仲里依紗)の恋人マーくん(松本寛也=第16回ジュノン・スーパーボーイ準グランプリ)が別の女(河北麻友子=第9回全日本美少女コンテスト・グランプリ)を好きになった復讐行為として・・・周辺に嫌がらせのビラをはりまくる男五人組・・・「犯罪じゃないのか?」って「犯罪そのものだよ」・・・しかし・・・学校に持ち込む問題じゃないだろう。警察で・・・保護者に厳重注意・・・下手すれば少年院送りだ。
シバトラのような趣向のドラマならあれだが・・・ある意味・・・リアリティーを追求するテーマでこういうことやったらお茶の間が逃げていくのがわからないのか・・・。
一人が責任をかぶって・・・少年院送りになりメンバーから脱落するぐらいでいいのではないか・・・こういうメンバーなら。
「栞と紙魚子の怪奇事件簿」でも洋式トイレに女子が座るシーンがあったが・・・日本テレビは女子のトイレシーンを偏愛している気配は濃厚だよな。もちろん・・・「女王の教室」の志田未来や「1リットルの涙」の沢尻エリカの失禁は重要なシーンだったので問題外だが・・・単なる「お笑い」のためにこういうシーンを挿入するのは明らかにお茶の間へのサービスの方向を誤っている。
校旗による下半身隠蔽・・・そして伊藤蘭への開陳など・・・この作家は潜在的に露出狂と思われても仕方ないよな。一回・・・公園で実行して逮捕されてしまえばいいのに。
さて・・・深田恭子が「ディズニーおタク」で「ニモ」や「ポカホンタス」について語るシーンである。
「ニモ」は前回も登場して校長先生(谷原章介)との会話のキーワードになる。特に登場人物(熱帯魚だが)の中でツノダシのギルが「冷たそうに見えて実は親切」であることを校長先生になぞらえるのである。
もちろん・・・ディズニーの許可を得てのことだと思うが・・・ここまできたら・・・アニメーションの一部使用は必然だろう。もちろん・・・舞(深田)の口頭の説明でも意味はつかめるが・・・エンターティメントとしては失格だ。シバトラの軽い笑いが学芸会レベルなら・・・ここでディズニーの著作権を使用可にしないプロデューサーはガキの使いである。
深キョンの家のシーンで前フリとして視聴している態でいいのである。
「ファイティングニモ」の素材を見たこともない人がお茶の間にいることを忘れてはならない。
同様に・・・「真実の恋にめぐりあう」例として・・・「ポカホンタス」(1995)が登場する。実在のインディアンの酋長の娘と白人入植者との恋愛のフィクションである。二人の人種を越えたラブロマンスという前フリが理解されなければ・・・舞のセリフは必要以上に空虚になるだろう。やはり素材を挿入するべきなのだ。
それができないならば・・・最初から持ち込むな・・・と言いたい。
井原西鶴や近松門左衛門の提示もギリギリ同様のことが言える。
社交ダンス部が・・・秘密結社化していく・・・という流れであれば・・・例として出されるのは薔薇十字団とか・・・マウマウ団とか・・・共産主義者同盟の方が良かったのではないか。
まあ・・・とにかく・・・旧校舎に巨大なラブマシーンを隠している時点で・・・舞先生はフリーメイソンっぽいわけですが・・・。
とにかく・・・中村蒼が演じる一樹が熟女マニア、ロリコン、男色と・・・結局・・・単なるプラトニックラブなのであり・・・実際に18歳でスウェーデン人とのクォーターである仲の演じる永璃に「年齢も国籍もわからない奴」というセリフを投げつけるなど・・・非常にデリカシーにかける脚本家は・・・まあ・・・死ななきゃなおらねえか・・・際どければ面白いと思い込むという古典的な病に罹っているのでございましょう・・・もう少し・・・落ち着け。そして低視聴率獲得という身体に食い込む刃の味をじっくり感じてもらいたい。
関連するキッドのブログ『第一回のレビュー』
木曜日に見る予定のテレビ『乙女のパンチ』(NHK総合)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ)『四つの嘘』(テレビ朝日)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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