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2008年8月25日 (月)

愛の光で嫁を撃つ・・・(宮﨑あおい)この世に蔓延るお姑さん・・・(堀北真希)俺は医者だ・・・万能だ(竹野内豊)

これは・・・面白い・・・二人とも天才女優だな・・・とにかく・・・五輪閉幕である。

オリンピック閉会式は25.1%・・・胸いっぱいの愛を・・・は反則である。

「篤姫」は↘26.4%だが・・・「Tomorrow」↗13.0%である。・・・耐えたなぁ。

で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第8話』(TBSテレビ080824PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・山室大輔を見た。梅宮アンナが生れた時、梅宮辰夫は歓喜のあまり万歳して跳びあがり病院の天井に手形を残したというが・・・病院の壁がボコボコになるほど・・・患者の死に対して怒りを拳で壁にぶつける西山室市の人々・・・ドラマの見すぎである。

航平(竹野内)は相変わらず淡々と・・・緊急手術をこなしていくのだが・・・循環器に消化器・・・脳外科に婦人科手術まで・・・オールマイティーである。しかも・・・専門医にも困難な子宮温存手術をそつなく成功させるのである。まさにミラクル・ボイス&ゴッド・ハンドなのだな。しかし・・・竹野内なので・・・いかにも誠実で控え目なので上手にごまかされてしまうのだった。

もうひとつ・・・時空を超越するのが・・・病院関係者の回復力である。航平→遠藤(緒川たまき)→原田師長(エドはるみ)と病院関係者の入院率も高いがその回復力には驚くべきものがある。看護師長なんか・・・生死の境を彷徨った五分後には業務に復帰していたぞ・・・それはね・・・時間の省略というテクニックなの・・・そうなのかっ。

一方・・・セレブ専門の脳外科病院への移行は・・・なかなかにスローな展開である・・・やはり怪しかった黒幕議員・松永(品川徹)がシビレを切らす気持ちがよく分かる。

そして・・・遠藤の容態の急変した母親は生存・・・つまり・・・遠藤の涙は安堵の涙だったことになる・・・しかし・・・またしても「子供を愛さない母親もいる」発言で・・・謎を作るのだった・・・必要なのか?・・・まあ・・・やりたいならやってもいいが・・・。

何度も言うが・・・お茶の間的には・・・遠藤のキャラクターは謎を残さなくてもいいのではないかと思う。遠藤には遠藤の計画があり・・・航平には航平の計画があり・・・その二つの計画がかみ合わないことを淡々と描いた方が面白いと考えます。

久しぶりに柿沼院長(志賀廣太郎)登場である。人員整理リストがあり・・・ナース滝沢(有村実樹)は解雇対象に・・・故郷に戻って酪農手伝うのか・・・。愛子(菅野美穂)のクレームに・・・柿沼院長は・・・そうしないと自分の立場が危ないと正直に告白です。

要するに・・・病院をここまで追い込んだのは・・・柿沼院長と仙道事務長(岸部一徳)の責任なのである。もちろん・・・何かあっても・・・「自分たちの手にはおえなかった・・・」と正直に告白するのですけど。

危機感を持つことは難しい。心配することは草臥れることだからだ。

また・・・危機というものは突然やってくることもあれば・・・ゆっくりやってくることもあって・・・なかなか一筋縄ではいかないのである。

危機を乗り越えられなかった人は・・・時に「やるべきことはやっていた」と言う。

たとえば・・・遅刻した時に時計の電池が切れていた場合である。しかし・・・電池の寿命は予測できることだし・・・大事な会議がある時などは予備の時計を用意することもできた。

すると・・・人は「なんとかなると思っていた」と答えを変えてくることがある。

しかし・・・それはもはや・・・何の意味もないのである。

愛子(菅野)は行き詰っている。それは「患者とスタッフが家族的な病院」という自分の理想を周囲の状況が許さないからである。「今までやってきたことが通じなくなる」ということはよくあることだ。

こういう場合には二通りの生き方がある。一つは「平常心を失わずに危機の過ぎ去るのを待つ」・・・一つは「やり方を変えてみる」である。

もちろん・・・ケース・バイ・ケースなのであるが・・・前者は結局・・・何もしないのと同じになることが多いし・・・後者はさらに新たなる危機を生む場合があるのである。

愛子は家族的であることに甘えてきたとも言えるし・・・家族的であるために過剰に奉仕してきたとも言える。脚本は微妙にこのあたりのニュアンスを描くのが下手で・・・つまり・・・愛子が何事も当たって砕けてしまうからである。エキセントリックな演技が得意の菅野美穂だから・・・なんとか・・・こなせているものの・・・もう少しなんとかしてほしいと思うことがある。

とにかく・・・医師はおろか・・・院長にまで直訴なのである・・・ドラマだから・・・いいか。

ここであらゆるものは生きていると考えてみる。この場合「病院」も生きているのである。生きている以上・・・病気もするし・・・寿命もあるのである。

市民病院は・・・大学病院ほど巨大生物ではなく・・・個人病院ほど小型ではない・・・中くらいの生き物だ。つまり・・・大学病院ほど強くなく・・・個人病院より小回りがきかないと考えることができる。その病院が死にそうになっているのである。

この病院が生き残るためにはどうすればいいのか・・・というのがこのドラマの核心だと思うのだが・・・じれったいほど核心にたどりつかない。

とにかく・・・ヒロイン・愛子はじたばたするばかりである。

一方・・・穏やかなヒーロー・竹野内は現状を維持しながら・・・体質改善をはかるというチャレンジをする。病因である「医師不足」の解消のために・・・「医師と連絡をとり面接をし招聘を働きかける」のである。しかし・・・要するに・・・「医師を確保できないから医師不足になっている」のであって・・・それでも「医師を確保しよう」と努力することは・・・ある意味、「無策」と同じなのである。

結局・・・医師不足を解消するためにはプラスアルファが必要なのだ。

一方・・・物語上の対立者・遠藤には改革のためのビジョンがある。「総合病院」から「専門病院」に変化することによって・・・魅力的な職場環境を作るとともに「経営」を改善しようというのである。もちろん・・・これはギャンブルである。基本的に「策」にはギャンブル性があるのだ。

しかし・・・この改革には致命的な欠陥がある・・・それは「市民病院」が死んでしまうということなのである。

実に・・・八方塞りの状況のドラマなのだ。この閉塞感がつらい人は多いと思う。

さて・・・本来は・・・愛子の訴えを中間管理するべき看護師長なのであるが・・・今回は・・・心身ともに波乱なのであった。

まず・・・入院患者の小倉(光石研)からのプロポーズである。これがゲストだけに唐突なんだなあ。しかも・・・お互いに魅かれあって・・・しかし・・・障害のために・・・破局・・・でもやっぱり復活というアクロバットである。この時・・・愛子は医療スタッフでありながら・・・患者の秘密を第三者に漏らすという「人類は皆家族」という信念に基づいた暴走をする。このあたりももう少し・・・いけないこと・・・だけど突破する・・・という丁寧さが欲しいのである。

そして・・・障害となるのが・・・子宮筋腫の発症・・・そして容態急変・・・緊急手術である。ベテラン看護師にあるまじき展開だと思う。ドラマだから・・・いいのか。

ともかく・・・深刻なテーマなのに・・・ものすごくご都合主義な展開・・・そして無駄な隠し事。

このあたりを改善するとものすごく名作になると思うのです。

さて・・・そういう欠陥を持ちながら・・・なんとか・・・ドラマになっているのがキャストの魅力であるのは言うまでもない。

ある意味・・・色物であるエド・はるみが芝居は臭いけれど・・・存在感を出している。これがキャスティングの読み通りなら慧眼だった。

もちろん・・・菅野美穂のような天才でありベテランでもある演技に対して・・・踏みとどまっているレベルだったり・・・愛子の母を演じる永島暎子の円熟の演技とくらべるとなんとかついていっているレベルなのであるが・・・なんとか物語を崩さない程度に存在感を出しているのである。キャリアは長いが初々しいという奇妙な味で・・・脇役としてはギリギリであるが・・・視聴率には貢献していると考えられる。

屋上で一人叫び・・・発見されて照れる・・・菅野の凄まじさを凄いと感じるのはお茶の間では少数派だからこれでいい。

同様に・・・美しさを武器にニンマリするだけで絵になるのだからそれでいいじゃないという緒川たまきもエキセントリックな魅力を放射しているのである。

穏やかな竹野内をめぐる・・・菅野、緒川のエキセントリックの共演に加え・・・エキセントリック控え目の妹(黒川智花)と臭い演技全開のエド・・・ついでに中途半端に男か女か分らないマコト(沢木ルカ)・・・実にハーレムな状態である。

しかし・・・残り二回なのである・・・もう恋の花咲かせる時間はないよね。

そして・・・本題がどのような決着をみせるのか・・・とても不安な今日この頃です。

『バクダッド・カフェ』じゃないよね・・・。ミラクル航平が突然・・・手品を始めたりしないよねー。まあ・・・それでもいいけどね。地方の医療改革待ったなしですからーっ。

後は・・・市民運動かな・・・しかし・・・いつだって閑散としているこの市・・・この病院・・・。市民が集まる場面の予算はないよな・・・きっと。とにかくキッドはこの病院には入院したくないよ・・・問題発生すると病院スタッフ全員集合だからな・・・ナースコールしてもきっと誰も来てくれないし。

関連するキッドのブログ『第7回のレビュー

Hcinhawaii0452 ごっこガーデン・いこいの壁セット。お気楽ま・・・ゲストだから仕方ないけど・・・もう少し二人の恋の前フリ欲しかったよね。人情話やるなら・・・師長がマコト引き取ってあげればいいのに・・・。病院かあ・・・ないと不便だしなあ・・・でも無医村とか考えるとないならないで・・・我慢我慢だよね・・・ワンジルが言ってたし・・・ちーず七海は何を言いかけたのかしら?・・・マコトのように親に捨てられたら・・・どんなにかショックか・・・強い人間はただ強いのではなくて・・・弱さを我慢しているだけ・・・人間の心のあらすじですくう和宮が好きなので後半は『篤姫』から『和宮』にチェンジしてもいいのに・・・みのむしもっとチクチクグサグサの公家武家大奥陰険編があってねいいのにドロドロ不足でするるる~ikasama4あわわ・・・Tomorrowごっこガーデンでその話題は・・・今回は仕事とプライベートの問題がさりげなく提示されているのですが・・・それが伝わったか微妙ですな。仕事が忙しい上に人命を預かる仕事・・・その上・・・組織がガタガタで生活不安・・・恋とか趣味とか・・・人間らしいことができない・・・もう仕事が趣味の人しか生きていけないみたいな世界・・・どうなのでしょうか?・・・結末が不安です

Hcinhawaii0453 ごっこガーデン・いこいの屋上セットin北京。まこそろそろ・・・プロポーズでシュか~?ウエディング~( ̄ε ̄〃)bグッ!! ・・・はうぅん。とんとん拍子に運んで遠距離恋愛・・・家族計画するのなら・・・もうギリギリじゃないのデスか~、エドさん・・・マラソン延長なし?・・・まこは女子高校生なのでゆっくり愛を育みマスエリまこちゃん・・・閉会式終っちゃうのでスー。患者を客と考えるなら・・・周知の徹底とかもサービスなのでスー。病院の経営方針の変更とかをナースにさせるのは業務外・・・営業センスのある看護師って・・・かなり危険な匂いがしますyon・・・結局・・・病院つぶして・・・駐車場にして・・・別荘タイプのマンションにして・・・周囲に病院なくて入居者伸び悩み・・・さらに悪循環でスーアンナあのね・・・ダーリンのコンサート発表になったぴょん。でねでねでね閉会式に北島いたぴょん。行ったり来たり大変ぴょん・・・アンナもおねむだぴょ~ん

Hcinhawaii0454 五輪閉会式・H☆Cスペシャルライブ。mariアンナちゃん・・・恋空・・・ツッコムしかないよね。うわ~どうればいいんだ~と叫ぶしかないほど・・・もはやどうしようもない市民病院・・・うーん・・・母と娘のドラマ要素が本筋とどうからむのかしら・・・庶民による庶民のための庶民病院になるのかしら・・・医師が庶民かどうか微妙なところが・・・問題なのかしら?」aki青い封筒が・・・魔王が・・・魔王・韓国版が・・・閉会式が・・・遅刻っしょ~ろーじーコードブルーは仕上がったけど・・・またTomorrowが仕上がらず・・・夏バテ・・・ミマムもう少し・・・病院の事情の説明をくりかえすといいかなあ・・・智花ちゃん出番すくないっしょ」ううーん・・・エドさんの主役回まであるとは・・・びっくりですあんぱんち5年ぶりサザンのライブ行ったけど・・・アジアでのH☆Cの人気もさすがだわシャブリ・・・ようやく・・・閉会式・・・夏休みも終わりですねえ・・・瞳・・・シバトラ・・・33分探偵・・・魔王・・・とぅ・・・とぅもろう・・・四年後はロンドンか・・・

で、『篤姫・第34回』(NHK総合080824PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・佐藤峰世を見た。いやあ・・・長女・銭形愛の篤姫・・・三女・銭形舞の和宮・・・いずれ劣らぬ芸達者です。成り上り姫とおっとり姫の見事なコントラスト。それとなく通じ合う阿吽の呼吸・・・圧巻。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回は武家がヘビなら公家カエル・・・庭田・滝川仮想イラスト、読者垂涎・・・安藤信正イラスト・・・そして久光改名記念リアル島津国父・忠教アゴ長めイラストの三大付録付き。将軍より官位が上だ内親王など歴史解説もバッチリです。まさに大河ドラマは一本道でございます。

Atuhime1862 で、文久二年(1862年)に突入。もはや・・・明治はすぐそこまで・・・来ています。いやあ、ロッパくん明治だよ・・・なのです。対馬を占領しようとしたロシアですが・・・イギリス艦隊が牽制のために出撃・・・それを知ったロシアはもう一隻の軍艦を派遣し・・・先に上陸していたロシア兵をひきあげさせたのです。この事件は攘夷の困難さを予感させるものでした・・・異国を追い払うために異国の力を借りなければならない。もちろん・・・頼れば譲る必要が生まれ・・・亡国の元となる・・・日本の運命はその危うい力の均衡に委ねられていたのです。

京都三条大橋を出立した和宮一行は東海道を東へ・・・さらに草津からは中仙道六十九次を経て江戸に入る旅程だった。和宮親子内親王は15歳である。もちろん・・・生れて初めての長旅である。草津の本陣では湯につかる。その世話をしながら・・・実母・観行院はまだ幼い・・・その裸身の清らかさに思わず涙をこぼした。

「お母さん・・・いかがなさったのか?」和宮は母の涙に気がついて・・・問う。

「いえ・・・何でもありまぬ・・・ただ・・・和宮さんが・・・いと美しゅうおなりになったと・・・」

「ふふふ」和宮は母をなだめるように笑う。その瞳には母を気遣う心情が浮かんでいた。

「親子(ちかこ)は・・・面白うごじゃりまする・・・存外に」和宮は兄からもらった新しい名の響きをも楽しむように微笑んだ。「旅とは面白いものでごじゃりますね」

「そうですか?」和宮の無邪気な笑顔に誘われて観行院も笑みを返す。

「景色が・・・移り移りゆく様・・・物語で知った場所に自分がいること・・・みな・・・面白うおじゃる・・・藤原秀郷の退治したオオムカデの伝説が残るムカデ山(三上山)さんには今でもムカデがいそうな気になりますし・・・」

「おうおう・・・怖し怖し・・・であらせられますな」

「ふふふ・・・まあ・・・ムカデなど嗣子さんに遇えば逃げてしまいます」

「これこれ・・・聞こえますえ」

もちろん・・・聞き耳を立てている典侍・宇多源氏庭田嗣子には丸聞こえであった。嗣子は幼い姫の戯言を無表情に聞き流しつつ・・・幽かに口元を緩ませた。嗣子にとっては三十路近くも年の違う姫君は・・・その姿を幼少の頃から知る愛しい存在だった。和宮にとっては興味をそそる旅も嗣子にとっては油断の許されぬ旅である。

もちろん・・・天皇の妹という・・・稀少な存在を守護するために・・・陣屋の周囲には十重二十重の忍びのものが配置してある。女官はすべて・・・観行院が選び抜いた藤原のくのいちであるし・・・周囲には嗣子の指揮する神楽流忍軍が忍んでいる。

もちろん・・・嗣子そのものが練達のくのいちであることは言うまでもない。

さらにその外周には・・・将軍家から派遣された警護の輩が・・・明暗に別れ十重二十重に取り巻いているのである。もちろん・・・この雅な姫に手を出すような愚者は滅多にいるものではない。しかし・・・京を出ればそこは異国と感じる嗣子にとって・・・これから地の果てである江戸までいくつもの国を越える間・・・緊張を持続していかねばならない。

嗣子にとって国とは山城の国であり・・・まだまだ日本国という意識はない。武蔵の国にある・・・江戸幕府という蛮地に嫁ぐ和宮は異国に差し出される生贄のようなものであり・・・不憫さもつのるのだった。

「和宮さん・・・この嗣子・・・必ずやお守りいたします・・・」

嗣子は何度となく誓った言葉をまたもや胸の内で繰り返すのである。

その頃・・・江戸郊外のとある宿場には無宿者が荒れ寺に集っていた。

かわす言葉には水戸訛りがある。その顔にはいずれにも鬱屈した表情がある。

彼らは皆・・・厄介者であった。封建主義は果てしない停滞である。新田の開発など禄の変更はあるものの・・・決まりきった配分・・・決まりきった相続の繰り返しである。しかし・・・家には兄弟が生れる。兄が家を継げば・・・弟は他家に婿にでるか・・・飼い殺しになるしかない。先代藩主の水戸斉昭は子沢山であった。それにならうように・・・藩内は子作りが盛んになり・・・そして・・・厄介者は増えたのである。上のものから順に婿の口を埋めていけば・・・当然・・・下級のものほど・・・余るのである。

彼らは・・・餓えていた。女にである。嫁を取るなどは夢のまた夢である。一家を為すことが彼らには禁じられているのだ。彼らが女を知るためには場末の岡場所にあがるしか術はない・・・そこへ・・・内親王の降嫁の話である。

彼らは陶然となった。妄想の中で深窓の姫君の白い裸身が浮かんでは消える。若き将軍への激しい嫉妬の炎が燃え上がる。しかし・・・それを将軍にぶつけるわけにはいかない。将軍は君主の君主なのである。必定・・・彼らの情欲に発する怒りは・・・彼らが妄想する奸臣に向けられる。

いたいけない姫を幼い将軍にあてがった・・・悪しき老中・安藤対馬守。彼らの鬱積した欲望は・・・怒りに転化し・・・そして・・・一人の大名に注がれることになったのだ。

和宮が江戸の旅を無事に終えた頃・・・彼らは・・・計画を実行に移した。

手はまたもや死人使いである。下野や越後の科学忍者が彼らを支援した。援護者たちには彼らとは違う思惑があったが・・・ともかく・・・安藤対馬守の暗殺に異存はなかったのである。

しかし・・・一橋慶喜が黒幕だった・・・桜田門外の変とは異なり・・・坂下門外の襲撃は・・・失敗に終る・・・何よりも・・・篤姫が・・・それを嫌ったのである。

安藤対馬守に殺到したゾンビたちは・・・篤姫が半蔵に渡した・・・秘蔵の品に接した。

隠し紋・・・薩摩金十字である。聖なる十字の照射を受けたゾンビの群れは・・・無惨な死体に瞬時に解体した。前衛を失った襲撃者たちは・・・護衛の侍に囲まれ全滅したのである。

ただし・・・襲撃に動転した安藤対馬守は駕籠から抜刀しつつ・・・逃れようとして転倒・・・自らの刀で重傷を負ってしまったのだった。

半蔵から報告を受けた篤姫はため息をついて・・・「粗忽者め」とつぶやいた。(つづく)

火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

元々あの病院は潰すつもりだった。

しかし、そのまま潰しては市民より軋轢が来る。

だから、病院改革と称して
法外な値段を設定し、サービスを低下させ
市民が病院に対して不満をもつようになったとこで
病院を潰せば議員としてはダメージも少ない。

という青写真があったとすれば
流石は松永弾正ってとこでしょうかね(; ̄∀ ̄)


ここまできたら個人的には
森山先生が開業すればそれでいいのかなって
気がするんですけどねぇ。

もちろんH☆C財団のバックアップで(笑)


でもって大奥はもう
完全に妖怪大戦争となりつつあります。

庭田様は言うに及ばず
滝山は1805年生まれですから
今は大体57歳

それであの美貌ですからね。
こちらも十分妖怪の素質があります(笑)

それにしても安藤君はなんとだらしないことか!

それもこれも生き残ってしまったからなのかもしれません。

いつの世も偉人の死に方は
鮮烈であればある程、歴史に名が残るようです。

さて、話は全然違いますが
女優・深浦加奈子さんが御亡くなりになられました。
大腸ガンだったそうです。

最近だと「SP」の婦長さん、「科捜研の女」の出演が
記憶に新しいところです。

御冥福をお祈り申し上げます。

投稿: ikasama4 | 2008年8月26日 (火) 20時20分

いくらなんでも、今回の話は強引過ぎ・・・
とは思いつつ、やっぱエドさんの演技に誤魔化されちゃって
いい話っぽく思わされたかもデス
反面、愛子の暴走が・・・
病院が閉鎖になったら、即平成病院にスカウトなのデス!
もちろん、ミキの専属ドクターとして寝食を共に・・・ぐふふ~

投稿: まこ | 2008年8月27日 (水) 15時35分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

松永議員は「悪い奴ほどよく眠る」的な
ワルのムードがプンプンでございますよね。

まあ・・・こういう政治家を育ててしまうのが
トータルでいえば邪な国民だ・・・
とキッドは思ったりもいたします。

昨日・・・ロシアの大統領は
「冷戦も辞さず」宣言を行ったわけですが
結局・・・甘い顔を見せれば
どこまでもつけあがるのが
人間の性というものなのでございましょう。

あるのが当たり前だった市民病院。
しかし・・・それは幻だった。
いっそなくなって・・・一から出直すのも
いいかもしれないとキッドは
考えています。
もちろん・・・それが茨の道だったとしても。

キッドは看護師長の役を
エドはるみでなかったら
深浦加奈子で見たかったなあ・・・
と思っていました。

「ナースのお仕事」から定番だったし・・・。
大河ドラマなら・・・
「秀吉」の瑞龍院役も印象に残っています。
ふとみせる
とまどいの演技が抜群の女優さんでした・・・。
早すぎる逝去は悲しいことです・・・。

「篤姫」にも出ていてほしかった・・・。

いよいよ・・・佳境に入ってきた「篤姫」
キッドはドラマ冒頭で
お姫様である「篤姫」が
「庶民」の苦しみを見て食が細るという
シーンがこのドラマの核心ではないかと
考えているので
どちらかといえば「庶民」・・・
和宮から見れば
代官(将軍)の家来(大名)の家来(分家)の娘です。
そういう立場の篤姫が
「庶民の痛み」と「上に立つものの役割」
というものを天皇の妹姫という
雲の上の存在に伝えていく・・・
という展開を期待しています。

もちろん・・・裏世界では
忍びと忍びのしのぎあいに
なるのですけど・・・。

最初は・・・古き忍びの秘術の戦い
そして実は隠れキリシタンより
もっと古い景教の秘術を伝えるくぐり衆があって
覚醒した古き神の術を持つ和宮と
篤姫が融合・・・というのがオーソドックスな
流れです。

明智忍軍の坂本龍馬の出番も作りたいし
くのいちお龍も活躍させたいし・・・
妄想が爆発しそうでございます。

安藤くんは・・・バカな子ほど
かわいいタイプでございます。

投稿: キッド | 2008年8月28日 (木) 14時54分

●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

ふふふ・・・ちょっと無理矢理なエピソードで
ございましたが
せめてエドさんの役が
小林聡美だったら
・・・つづきでなんとなく説明不要だったのに
とじいやは思いましたぞーっ。

後半はかなり師長が話のキーポイントに
なっていて
師長が・・・臭いながらも・・・
懸命に演技しているので
ドキドキハラハラします。
つまり・・・ドラマをぶちこわすのでは
ないかとです。
でも・・・お茶の間がおどろくほど
地道に演じていてホッとします。

ふふふ・・・竹野内様とドクター航平が
一体となり
まこ様にはもう区別がつかないのですなーっ。

しかし・・・竹野内様なら
医師免許はなくても
診察室で見つめるだけで
大抵のご婦人方の病気は
治ってしまいそうです。
でも逢いたくてまた来院。
・・・初診料がガッポリ稼げそうですな。

お、お嬢様ーっ。
高校生ですからーっ。
殿方と寝食を共にしてはなりませぬーっ。

投稿: キッド | 2008年8月28日 (木) 15時03分

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