ママはハート泥棒で微笑みがえしでやさしい悪魔です。(志田未来)
・・・まあ・・・容子(志田)が調査はお手の物なのはメグ(「探偵学園Q」より)だからな。
ようやく・・・世情も落ち着いてきて・・・混迷を深める21世紀初頭に戻ったのだ。気持ちの暗くなるニュースが続く中・・・「ゴンゾウ」も「正義の味方」もステップを刻むのだった。
水曜日のダンスは・・・。
「ゴンゾウ」12.5↘10.4↗12.0↘10.5↘10.3↗10.9↘*6.3 ・・・↗12.2%
「正義の味方」 13.2↘10.1↘*8.7↗*9.4↗11.6↘*9.1↘*7.8↗10.5%
やはり・・・完成度の高いドラマには全面崩壊はないのだなぁ。
ゴンゾウについて知りたいあなたはコチラへ→ikasama4様のゴンゾウ→まこ様のゴンゾウ→エリ様のゴンゾウ
で、『正義の味方・第8回』(日本テレビ080827PM10~)原作・聖千秋、脚本・関えり香、演出・阿部雄一を見た。まあ・・・気がつくと終盤なのである。この良くできたコメディーともお別れが近いのだな。
第一に槇子様のキャラは古き良き中流家庭のお嬢様でありながら才色兼備の国家公務員というエリートである。毎年・・・何人もいないポジションである。もしも・・・弱点というものがあるなら・・・それは家柄くらいのものであろう。
東京大学の周囲には美容整形外科が多い。つまり・・・これは学歴は努力でなんとかなるのだから美貌もなんとかしようという前向きな姿勢なのである。
学歴と美貌・・・まさに鬼に金棒である。
それに加えて・・・お家柄が加わると鉄壁なのだな。
そんな完璧な奴がいるかよっ・・・というところがコメディーとしてすでに優れている。
面白いのである。
ダメな人というのはここを否定してしまう人なのだ。素敵な人がいると・・・その素敵さがいやなのである。もちろん・・・盲目的に素敵でもいいのだが・・・笑いとなるとまず・・・素敵っと思いつつウソだろっとツッコミをいれなければいけない。あるいは「素敵すぎるっ」でもいい。このあたりに笑いの秘密が一つあるのだな。
容子は・・・もちろん・・・そういう「ありえない世界から疎外」された普通の女の子である。
もちろん・・・「ありえない世界の家族の一員」である以上・・・普通ではありえないのだが・・・本人にその自覚はないのだ。これは家族の一員でもないのに・・・容子の部屋におやつのお盆を持って現れるジャンボ(入江甚儀)のおかしさと対になっている。
容子の日常は・・・姉のお手伝い・姉のお手伝い・学校・姉のお手伝い・姉のお手伝い・ちょこっとLOVE・姉のお手伝い・姉のお手伝いで構成されている。そして左右の瞳を上下させるのである。
槇子様に足りないもの・・・お家柄・・・しかし・・・それは隠されているだけだった。
平凡な父・五郎(佐野史郎)が娘の容子のために目玉の動くかき氷器で氷いちごを作ってあげる。その庶民の暮らしのひそやかな喜びの場面で・・・母・春子(田中好子)は宇治金時白玉入りをお食べになっているのだ。やんごとないのである。
そして・・・近所の男の子である・・・ジャンボの口からは・・・五郎と春子の馴れ初めが語られ始める。これまでにもお茶の師匠であったりした春子は社長令嬢であったことが明らかになるのである。ひっそりと足を忍ばせて・・・お家柄が接近しているのだ。
この世には二つの美点がある。一つは実力である。もう一つは伝統だ。
実力は競争社会の美徳だし、伝統は共存社会の美徳だ。
もちろん・・・伝統から見れば実力者は成り上りだし、実力から見れば伝統者は虚栄なのである。
それは・・・持てるものには持たざるものが全員泥棒に見えるという悲しい監視カメラ社会の到来を意味し、また持たざるものにとって持てるものは全員搾取者に見えるテロリズム社会を暗示するのである。
その交差点を堂々と渡るのが正義の味方である槇子様なのである。
つまり・・・槇子様は持てるものも持たざるものも笑ってぶっ飛ばす破壊神なのである。
槇子様がお嫁入りした良川家では法事が営まれ・・・嫁として槇子様に仕事が与えられるのだが・・・もちろん・・・実務担当は容子である。容子は高校一年生だが・・・所持万端滞りなく整えるのだった。・・・もうこのあたりで普通の高校生ではない容子だった。
中田家より良川家の方が家格が上・・・ということでのしかかる圧力。
二世帯住宅の準備金も良川家1億円に対し・・・中田家1千万円未満(推定)である。
そして・・・良川家には陰の実力者である・・・当主・良川克夫(平泉成)の姉・胡桃沢美恵子(吉行和子)が君臨しているのだった。
つまり・・・胡桃沢家>良川家>中田家なのである。こういう家格だと槇子様がどんなに優秀でも美恵子の目には財産盗人にしか見えないものなのだ。
そのため・・・美恵子様と槇子様は一瞬即発の状態に・・・ここで登場した春子ママ。
実は旧姓・野々宮春子様だった。野々宮家は胡桃沢家にとって大恩ある家柄だったのである。
たちまち序列は野々宮>中田>胡桃沢>良川にチェンジするのだった。
おのおの方頭が高い・・・クララが立った、クララが歩けたよ~なのである。
爆笑である。
こうして槇子様は学歴・美貌に加えて家柄も手に入れ・・・ありえない階段をまたもやステップアップしたのです。
さらに・・・五郎が春子と駆け落ち・・・孫の槇子様の可愛さで・・・野々宮家・中田家の和解・・・という波乱万丈な過去が明らかになるのだった。
容子は・・・生れる前に何があったか知らずに生きていることのとんでもなさをひしひしと感じる今日この頃なのである。
容子のかわいさを再確認したいあなたはコチラへ→お気楽様の正義の味方
そして・・・陸(本郷奏多)に見つめられてつづくなのだった。
関連するキッドのブログ『第7回のレビュー』
金曜日に見る予定のテレビ『魔王』(TBSテレビ)『ロト6で3億2千万円当てた男』(テレビ朝日)『ウォーキン☆バタフライ』(テレビ東京)『打撃天使ルリ』(テレビ朝日)『クッキングパパ』(フジテレビ)『舞妓Haaaan!!!』(日本テレビ)・・・夏休みの宿題妨害だな。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさん、こんにちは~♪♪
今回のキッドさんのレビュー、
脳の重量が風船くらいかと思われるヤマトには
ところどころ解りませんでした。
もう解らないことは解らないって言って
生きていくことに決めました。
昨日一緒にいた友人は、
ニュージーランドにスノーボードしに行った
って言ってて、
ニュージーランドが地理的に
どこなのか解らない旨をきちんと伝えましたが、
少し経って聞かれてもいないのに
解らないことを解らないって言う必要も
ないかなって思いました。
とにかく解らないことだらけなのですが・・・
クララが立ったパクってません!!!
以前にも書きましたがヤマトは
レビュー完成してから
ドラマブロガーさんたちのレビュー読みます。
カブったりダブったりが気になり
気が散って上手く書けないからです。
だからクララが立ったパクってません!!!
あと「ちょこっとLOVE」
懐かしいですね。
これは普通に
日常で使われて良いくらいベストな
恋愛感情の比重を現す表現方法なのに
なんだか最近聞かないので
がっかりしていたのですよちょうど。
投稿: ヤマト | 2008年9月 1日 (月) 11時31分
☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆
キッドも時々
自分が何を書いているのか
分らないときがあるので
全然大丈夫でございますよ。
特に多重人格なので
別人格の書いたものなど
後から読み返すと
ちんぷんかんぷんの時がございますね。
ちなみにニュージーランドは
オーストラリアの東の方ですぞ。
南半球ですので日本の夏が冬ですぞ。
今、スキーシーズンです。
ニュージーランドの王様と
イギリスの王様は一緒です。
聞かれてもいないことを
教えるのは
キッドが教えたがりだからです。
教えながら
自分が何を教えているのか
わからないこともしばしば
ありますぞ。
ふふふ・・・
全国何十万人のハイジファンが
クララが立ったっ
と絶叫していたので
大丈夫でございますよ。
ちょこっとLOVE・・・
素敵な言葉でございますよね。
キッドもいつか使ってみたいと思いつつ
ついにその機会にめぐりあい
うれしゅうございました。
そのうえ、ヤマト様に
懐かしがっていただき
初代プッチモニの三人(市井・保田・後藤)も
草葉の陰で喜んでいることでしょう・・・って
死んでないなー。
みんな生きてるなー。
最近、見ないけどなー。
投稿: キッド | 2008年9月 2日 (火) 16時25分