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2008年8月12日 (火)

北川麻美選手スイムオフでのぶっちぎりの勝利ステキでした(北川景子)鼻血とキス(北乃きい)電波少女UFO(前田敦子)

北川麻美の1時間30分・・・。メダル獲得に等しいドラマがあった。

第①のレース。女子100メートル平泳ぎ決勝・・・八位入賞。

続いて第②のレース。200メートル個人メドレー準決勝。前日の予選で作った日本記録を更新する2分12秒18で全体の8位に・・・しかし・・・同タイムでハンガリーの選手と並ぶ・・・。

第③のレース。準決勝スイムオフ。ここで日本記録を2分12秒02に更新・・・決勝進出を勝ち取った。

100㍍平泳ぎ決勝→200㍍個人メドレー準決勝→準決勝スイムオフ。

見事な90分の序破急である・・・まさに「しんどい」(本人)の一言である。

200㍍個人メドレーにしぼると予選で日本記録→準決勝で日本記録→スイムオフで日本記録とこれも序破急になっている。

これによって決勝は予想外の起承転結になるのである。どんな結末が待っているにせよ・・・筋書きのないドラマは・・・ドラマの作り手にヒントを絶えず与えてくれるのだ。

さて団体競技は男子体操が銀メダル。これでメダルの流れは銅→銅→金、金→銀である。次は女子柔道谷本が金か銀・・・。二つ目の序破急が完成するだろう。起承転結で見れば銅(柔道)→銅(柔道)→金(柔道)→金(水泳)が完成し、体操男子の銀メダルは新たなドラマの始まりでもある。

まあ・・・お家芸以外の皆さんもガンバレ!日本!

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック・・・。「北京オリンピック開幕式・生中継」37.3%(CGの花火・・・吹き替えの少女歌手・・・まさにドラマチックな演出でした)、「ロト6」↘*4.6%(ご愁傷様です)、「魔王」↘*7.6%(韓流・・・華流に事大主義的敗北)、「打撃天使」↘*5.3%(よくがんばった・・・)、「北京オリンピック柔道決勝谷」21.9%(銅メダル)、「恋空」↗*5.9%(微上げ~こわいものみたさか・・・)、「ヤスコとケンジ」↘10.6%(フタケタ維持しました~)、「LOL海猿」13.8%(すげぇぇぇぇ「ザスーラ」*4.6%「バットマンビギンズ」*6.8%だから・・・)、「33分探偵」↘*8.1%(だからどっかの小劇場でやれってーの)、「北京オリンピック内柴中村オグシオ」16.4%(金メダルと銅メダルとベスト8)、「篤姫」↗26.4%(なおすけすげぇぇぇぇぇぇ)、「Tomorrow」↗10.5%(あげたーっ)、「ザ・コア」11.6%(ひどいオチだけどな・・・)・・・ついでに「あんどーなつ」↘*8.9%、「太陽と海の教室」↘10.7%、以上。

柔道女子63㎏級・谷本歩実、金メダル! 金(柔道)→金(水泳)→金(柔道)の序破急完成!

しかも金(連覇)→金(連覇)→金(連覇)である。真の王者たちの序破急である。

そして金(男子)→金(男子)→金(女子)である。三角関係の序破急でもあるのだな。

で、『太陽と海の教室・第4話』(フジテレビ080811PM9~)脚本・坂元裕二、演出・谷村政樹を見た。とにかく・・・かきあつめる月9・・・凛久(北乃)の友人で真衣(星井七瀬)投入である。北乃-星井は「ライフ」でいじめられっ子仲間だった。まさに旧友再会なのである。

ここで・・・真衣は「凛久が早熟だった」ことを匂わす。そして同時に凛久は「そのこと」を失念していて・・・現在は「奥手」で実は「処女」であるらしいリアクションをする。

キッドはこのドラマに対して・・・常にすっきりしないものを感じるのだが・・・それは・・・主張の一貫性のなさを随所に感じるからだ・・・。

今回・・・脱サラ教師・櫻井(織田裕二)は「恋はするものじゃなくておちるもの」と言うのだが・・・ここまで・・・このドラマの織田は「勉強より恋をさせようとしている」と思える。

第一回では・・・洋貴(岡田将生)と凛久のカップルに割って入り・・・凛久に触りまくり・・・洋貴を煽る。

第二回では・・・八朗(濱田岳)と灯里(吉高由里子)のカップル(?)にラブレター添削支援。

第三回では・・・英二(山本裕典)と若葉(北川景子)のカップル(?)のために駆け落ちごっこをさせるのだ・・・異論は認めます。

そして・・・今回は「ビーチバレー大会」を使って・・・雅行(中村優一)と優奈(黒瀬真奈美)のカップルと洋貴と凛久のカップルをシャッフルして・・・恋のカンフル剤投入である。

つまり・・・「勉強やめて恋をしよう」というのが櫻井先生の主張のようなのだ。

・・・そのために・・・大和(冨浦智嗣)と羽菜(谷村美月)の優等生カップルも恋愛モードに移行してしまうのだ・・・と言えるのである。

・・・この受験の大切な時期に・・・なんてことをしやがる・・・という各家庭の保護者の絶叫が聞こえてきます。

・・・まあ・・・とにかく・・・凛久のスクールカラーなのか・・・ブルーのセパレーツでおへそをみせたかった・・・という演出の狙いは見事に達成しているのだが・・・ますます・・・吉野公佳に似てきた北乃の将来がちょっと心配なのである。いや・・・別に組長の愛人を演じさせたら日本一な吉野的女優のあり方はすばらしいことでもあるのですがね。・・・まあ・・・それは本題じゃないだろう・・・。

次に・・・「女の子は小学生の時のファーストキスを忘れるか?」という問題があります。

まあ・・・もちろん・・・忘れてもおかしくはないのですが・・・「小学生における女の子のキスへの関心度の高さ」というものをキッドはある程度実感として知っているので・・・もしも・・・実体験したら・・・これは・・・忘れないのが普通だと思います。

なにしろ・・・凛久の場合は・・・自ら・・・ビデオを回して・・・セルフ実録ファーストキスを記録しているわけです。

これはもう・・・秘蔵VTRとして・・・繰り返し見ますし・・・幼馴染がこの出来事を認知している以上・・・女の子たちで「凛久のファーストキス上映会」を開催して女子一同が恍惚になったこと間違いないのです。

そんな・・・「大切な思い出」を凛久がうっかり忘れるでしょうか?

もちろん・・・その後・・・凛久が放蕩な男性遍歴を重ね・・・数えられないほどキスをして・・・そんな昔のことは忘れたね・・・という場合もあるわけですが・・・設定上はどうみてもそうではない・・・キスはアレ以来していない・・・ような感じです。

そんなキスのことを・・・きれいさっぱり忘れるのかよ・・・と思うのです。

ここにひっかかると・・・結構ステキな幼い恋の物語が・・・絵空事に見えて仕方ないのです。なにしろ・・・今回は全編が・・・この起承転結なのです。

①凛久と洋貴はショパンを聞きながらファーストキスをした

②凛久は忘れているが洋貴は覚えている

③思いがすれ違ってケンカになる

④凛久が思い出して仲直り

・・・ああ・・・すっきりしない。まあ・・・女の子が恥ずかしがって忘れたフリをしていた・・・ということで補完するしかないか・・・。

今回の映画でヒーローごっこは「屋根の上のヴァイオリン弾き」と「海の上のピアニスト」と「戦場のピアニスト」と・・・「おしゃれ泥棒」と「泥棒貴族」と「黄金の七人」の合体技です。

ようするに・・・盗んだピアノでショパン弾く・・・です。

階上からピアノを搬出し・・・トラックで搬送・・・調律なしですから・・・ホンキイトンク(調子っぱずれ)のショパン間違いなしです。

プレッシャーから逃れようとするピアニスト候補生に・・・勇気を与えるという話なら・・・才能育成と言う点で初めて中卒理事長(小日向文世)と対立した音楽教師・赤木(池田鉄洋)が・・・調律をする・・・といった繊細さが欲しいと考えます。

もちろん・・・「嫌なことからは逃げていい」でも「自分の可能性を捨てるな」というお説教は矛盾していますが・・・まあ・・・現実的教育という意味ではありです。もちろん・・・説得力はこれっぽっちもありません。

世界は今・・・境界線で満ちています。境界線をはみ出せば侵略です。グルジアとロシアはお互いの境界線を押し合いへし合いし・・・血を流すのです。

「できません」や「わかりません」は心の中に地図を作るのですが・・・「欲しがりません」や「負けません」も心の中に地図を作ります。

結局・・・櫻井先生が目指すのは「根性教育」です。その根性とは「何かに負けて逃げるとき・・・覚えてやがれと捨てゼリフを忘れるな」という負け犬根性ではないのか?・・・と感じてしまうキッドは根性捻じ曲がっているのでしょうか。

とにかく・・・公共物であるピアノを潮風にさらして・・・今なら少年Aですむ・・・という悪徳教師・櫻井の暴走はまだまだ続きます。

もちろん・・・テンメイ様のように・・・学園ドラマの線をはみ出した大胆なチャレンジという素直な評価もあります・・・太陽(あえて男子)と海(あえて女子)との恋の教室として・・・エンジョイできないのは悪魔の心が腐敗しているためなのかもしれません。

まあ・・・キッドとしては・・・この豪華メンバーで・・・まあ・・・脚本家の佳作「わたしたちの教科書」のポー(鈴木かすみ)にあたる真由(前田)を前面に押し出して・・・。

映画『八月の濡れた砂』(1971年日活)的なアンニュイで刹那的な青春の一ページを見せてくれてもいいのにな・・・と考えたりもします。

私の海を真っ赤に染めて

夕日が血潮を流しているの

あの夏の光と影は何処へ行ってしまったの?

悲しみさえも焼き尽くされた

私の夏は明日も続く・・・

関連するキッドのブログ『第3回のレビュー

水曜日に見る予定のテレビ『ゴンゾウ・伝説の刑事』(テレビ朝日)『正義の味方』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

おはようございます お盆なのに家で仕事中
って言うか、あらかじめブログを後回しに
しとけば良かっただけですけどね (^^ゞ
    
う~ん、これだけ五輪の話がありながら、
自転車という単語が出てないのが残念。。
「お家芸以外の皆さんもガンバ」ってますけど、
実力の差は歴然としてるもんで。。
開会式はいい意味でドラマチックでしたね♪
あれだけでもかなりメンツを確保できたでしょう。
それが、いい事かどうかはともかく。。
       
で、本物のドラマね。こりゃまた、突然の文体変化
「恋をしよう」って主張はともかく、優等生
カップルと櫻井の関係はハッキリしないでしょう。
それを示すのなら、最初のタイトルが出る前の教室
シーンで、優等生カップルの表情を1カット映すべき。
北乃のおへそ! そうだったのか。。
    
一般に、女性は男性ほど録画は見ないでしょう。
動画へのこだわりも保存癖も少なめ。
小学5年生が性的経験を十分認識できるかどうかも、
ビミョーなところだと思います。
とか言うより、そうゆう欠点を探して強調するように
なったら、ドラマもテレビもおしまいでしょう。
            
キッドさんは、北乃きいの鼻の下のティッシュが
気になると言ってるように聞こえます。
僕も洋貴も、北乃に限らず、鼻の下の唇に興味がある。
特定個人の鼻血のティッシュに顔をしかめることと、
広く一般に唇の魅力に誘惑されること。
大きな目で見た時、どちらを選ぶべきでしょうか。。

投稿: テンメイ | 2008年8月13日 (水) 10時44分

○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))

お仕事ご苦労様でございます。
業務に支障なきようお祈り申し上げます。
自転車競技・・・個人ロードタイムトライアル男子
別府最下位・・・なんだかそれはそれで
立派・・・な気がします。

喜びも悲しみも全て現実で
そして一瞬で消えていく
儚い夢でございますからね。

ふふふ・・・
ようやく・・・
そうか・・・脱サラで警官の「踊る大捜査線」に
脱サラで教師の「太陽と海の教室」なのか・・・
と思えるようになってきました。

キッドが
織田を好きになったのは・・・
「踊る」で「東京ラブストーリー」に
青島刑事がツッコミを入れた場面だったので
どうしても・・・「東京ラブストーリー」臭さが
このドラマに好感もてない要因に
なっているらしいと自己分析。

なんだか・・・「呼び出された」
「使命がある」
という展開より・・・
「どうしても教師になりたくて・・・
なったけど・・・いろいろ問題がある」
というスタイルにしてくれなかったのだ・・・。
と考えるわけです。

まあ・・・「東京ラブストーリー」の脚本家相手に
そんなこと言ってもムダなんですけど・・・。

あの時は最終回で30%越えたのにな・・・。

キッドは三人の娘を育てたので
小学生の性に関する認識については
非常に局所的ですがサンプルがあります。

特に長女が小学五年生で描いた
「恋愛マンガ」(コマ割してある長編シャーペン画)
は全編キスシーンであふれ・・・
発見した時しばらく遠くを見つめました。

まあ・・・そういう衝撃があるので
平均より過剰に
今回のエピソードにリアリティーを
感じなかったのかもしれませんな。

まあ・・・少なくとも
小学生も読む少女マンガでは
キスは日常茶飯事であることに言及しておきます。

もちろん・・・キッドは唇にも興味はありますが
鼻血のついたティッシュにも
非常に興味がありますぞ。
変態的にっ。

まあ・・・どちらが一般的なのか
どちらがグローバルかとなりますと・・・
正常な判断に自信はございませんともっ。

しかし・・・北乃きいのおへそには
確実に検索が入っていることを報告しておきます。

投稿: キッド | 2008年8月14日 (木) 05時43分

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