宇宙の果てまで君を抱きしめていたい・・・キラ☆プリプリ(中別府葵)ウォーキン☆バタフライとツジツマとマクロスFをまぜたわね(松嶋初音)
・・・まあ・・・農閑期である。秋のお彼岸は・・・年々筋肉痛が抜けにくくなるお墓参りツアー(墓清掃ともいう)の後・・・突然、秋風を感じるのである。
創作記事中心のSo-netのキッドのブログの文中から・・・ようやく広告リンクを排除する方法を見つけたりするのである。
いやだなあ・・・と思っていたけれど・・・ま・・・いいかとも思っていたのだが・・・テレ朝の新しいCMのやり方考えるシリーズの単発ドラマ「ツジツマ」を見て・・・そのいやな感じが増幅され・・・いつもより長めに管理ページにいたら・・・簡単にオン/オフのスイッチが発見できたのだった。
そういう意味で・・・広告と本編の関係が微妙な・・・この三作品が同時にオンエアされていることについて・・・考察してみる。
で、『ウォーキン☆バタフライ・最終回』(テレビ東京080927AM0012~)原作・たまきちひろ「Walkin' Butterfly」、脚本・三浦有為子、演出・宮下健作を見た。言うまでもなく、このドラマは映画「フライング☆ラビッツ」との連動という名の宣伝を兼ねている。さらにはドリンクなどのタイアップCMも展開していて・・・ある意味・・・化石のようなメディア・ミックス体制だ。もちろん「崖の上のポニョ」(日テレ)の140億円とか「花より男子ファイナル」(TBS)の70億円とか「HERO」(フジテレビ)の80億円とか・・・とは比較の対象にならない1億円いくかどうかの映画で・・・まあ・・・ギリギリの連動企画なのである。
そういうある意味、広告代理店の企画に乗ったドラマとはかわいそうな運命になりがちなのだが・・・前回も書いたように・・・このドラマは主演の中別府葵のキャラがはまって佳作の仕上がりになっているのである。
もちろん・・・映画の公開初日にあわせた都合の脚本への影響はそこはかとなく・・・感じるのである。
たとえば・・・このドラマのクライマックスとも言うべき・・・がさつなでかい少女・・・ミチコ(中別府)がツンデレの彼氏・三原(鳥羽潤)のショーに華麗なファッションモデルとして参加する・・・という場面は先週終っている。
で・・・今週は・・・パリ行きの決まったデザイナー三原とミチコの恋の行方がどうなるか・・・だけしかネタが残っていないのである。
いや・・・「お仕事も恋もがんばる話」としては・・・お仕事は成功・・・でも恋は?・・・という展開は充分にあっていい。しかし・・・それなら最終回でまとめてやるほうが効果的であることは間違いないのである。
ま・・・そういう・・・ちょっと残念な部分はあるけれど・・・最後までミチコの走りを見逃せない人が発生するほど・・・ミチコ=中別府は・・・フィットしていたのだった。
ミチコは荒んでいた・・・。もちろん・・・すべてを打ち明けあえる恋人だと信じていた三原が「パリ行き」を内緒にしていたことに怒っているのである。もちろん・・・その怒りの奥には恋人の裏切りに対する不安とか見捨てられることへの絶望とか・・・もういろいろなものが混入しているのだが・・・そういう自分の心を見つめるようなタイプではないのだった。ひたすらゲームセンターの格闘ゲームで没我するミチコだった。
つまり・・・ミチコのハートは限りなくオール・オア・ナッシングなのである。
そんなミチコをついにゲーセン前で捕獲する三原。繊細な三原にはミチコの心はお見通しなのであった。
三原「携帯つながらないから・・・」
もちろん・・・ミチコはダッシュして逃亡するのだった。もう・・・いてもたってもいられないくらい心が乱れるからである。仕方なく追いかける三原。
基本すぎる・・・恋の鬼ごっこなのだが・・・ついに力つきるのは三原だった。
おなじみの恋の歩道橋で・・・倒れた三原にかけよる・・・ミチコ。
三原「一緒にパリに行かないか・・・?」
ミチコ「遠出にしても遠すぎるだろう・・・」
三原「いや・・・デートじゃなくて・・・一緒に暮らしたいんだ・・・」
ミチコ「そんな・・・急すぎるよ・・・」
三原「明後日出発なんだ・・・事務所で待ってるから・・・」
ミチコ「・・・」
思い悩むミチコ。人生の先輩・水野(滝沢沙織)は「フライング☆ラビッツだって・・・あんたに励まされてるのよ・・・」とミチコに「感謝」という励ましの言葉をかけ・・・モデルの先輩・涼(とよた真帆)は「私はパリで絶頂から転落した・・・あなたにできるかしら」と二日酔いでパリコレで転倒・再起不能になった古傷を自慢しながら・・・「挑発」という励ましの言葉をかけるのだった。
当日・・・「ぐだぐだ悩んでたら出遅れちまった・・・」とダッシュするミチコ。三原の出発時間は刻々とせまるのである。ゲイの石倉(石井智也)は出発をせっつくのだが・・・三原の心を知るスタッフ(よしこさん)は時間を稼ぐのだった。
ミチコの憧れの人・錦野(北村栄基)の協力で事務所にたどり着いたミチコ。しかし・・・タッチの差で三原を乗せた車は走り去った。追いかけるミチコはいつもの歩道橋で力尽きる。
しかし・・・へたり込んだミチコの前にミハラが現れた。
ミチコ「私・・・いけない・・・」
三原「・・・そうか・・・」
ミチコ「三原に連れてってもらうんじゃなくて・・・自分の力で追いつきたい・・・だから・・・待ってろなんて言わないよ・・・」
三原「バカだな・・・待ってるに決まってるだろ・・・俺はお前に惚れてるんだもん」
・・・バカヤローっな抱擁である。ミチコはうれしくてさびしくて泣くのだった。
そして・・・新たなるステージの扉が開き・・・ミチコの表情は歓喜に満ちるのだった。
深夜のラブコメとしては申し分ない出来です・・・もう・・・タイアップが邪魔なほどに・・・。
関連するキッドのブログ『第11回のレビュー』
で、『ツジツマ~魔法の天使 後藤幸雄』(テレビ朝日080926PM1115~)原作・中川翔子、脚本・小原信治、監督・長江俊和を見た。オムニバスドラマで・・・他にも河本準一の「星井七瀬が仲の悪い両親に結婚記念日のプレゼントをする話」とか中村中の「青田典子が浅見れいなに意地悪する話」がある。まあ・・・どうでもいい話なので最初の一本だけ取り上げてみる。
ショートドラマの本編の前後に語り部分を作るのは『世にも奇妙な物語』と形式的には同じである。これにストーリーの最初と最後のお題を提示されて・・・原作者となるタレント(クリエーターと呼称)が脚本家と組んでお話しを作っていくという要素を導入する。中川翔子編のお題は①(導入部)「ドアをあけると世界一不幸な男の顔が鏡に映っていた」②(結末)「男は世界一幸せな顔で安らかな眠りについた」というものでカードになっている。
ここでテレ朝のスタッフが第三のカードとして「このグッズを必ずお話しにまぜてください」と来るのである。つまり・・・スポンサーの商品である。劇中CMなのである。もう・・・さりげなくうさんくさいよ。
で・・・中川翔子が考えたお話しが・・・冴えない男(正名僕蔵)の前に魔法使い(松嶋初音)が現れて魔法のセーラー服をくれる。このセーラー服を着て・・・呪文を唱えるとどんな願いもかなうのである。ただし・・・本人の願いを叶えると自分の寿命が・・・他人の願いを叶えると世界の寿命が縮むという悪魔のアイテムなのである。冴えない男の職場仲間のリクエストにお題の商品が織り込まれていたりするのだ。調子にのってどんどん願い事を叶える冴えない男。そんな男に優しくする女(秋山莉奈)・・・オシリーナなのでパンチラサービスつきである。実は男は「世界なんて滅びてしまえ・・・」と思っていたいたのだが・・・段々と仲間たちに情を感じるようになる。そこで地球を滅ぼす彗星が接近。男は残りの寿命をすべて使い地球を救い・・・彼の失われた幸福の源である先立った妻の元へと旅立つのだった。
まあ・・・こんな話です。まあ・・・キッドとしては久しぶりにおバカな松嶋初音がドラマで見れたのが収穫でした。それ以外に意味のない企画といっても過言でないです。
それにしても・・・このワク、電話で営業セールスみたいなこんなことやってるとまともなお客さん来なくなると思うよ。
関連するキッドのブログ 『未来遊園地』
で、『マクロスF・最終回』(TBSテレビ080927AM0210~)を見た。まあ・・・ある意味・・・劇中歌が戦闘アイテムというこの発想は商魂のたくましさの象徴なのだが・・・面白くて盛り上がるならいいじゃないかっ・・・とも思うのである。劇場版始動!なのである。・・・もういいよね。
関連するキッドのブログ『第一話のレビュー』
日曜日に見る予定のテレビ『コードギアスR2』(TBSテレビ)『篤姫』(NHK総合)『柳生一族の陰謀』(テレビ朝日)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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