公武合体じゃ(宮﨑あおい)合体・・・(堀北真希)俺は医者だ・・・延命する(竹野内豊)
夏の終わりの日本テレビの猛攻・・・「篤姫」↘23.3%・・・「Tomorrow」↘10.4%。
まあ・・・フィナレーレは30.2%をたたき出しているのだが・・・そこそこ凌いでいるなあ。「Tomorrow」は来週最終回なので・・・なんとかフタケタ完走がなりそうだ。
「パパとムスメの7日間」がフタケタ完走の後、「ハタチの恋人」がヒトケタ8回、「佐々木夫妻の仁義なき戦い」がヒトケタ5回、「猟奇的な彼女」がヒトケタ9回・・・である。
もちろん・・・創作にはあたりはずれがつきものだが・・・お茶の間とのズレというものを自覚しないとなぁ・・・。「Tomorrow」だってヒヤヒヤするところは多いが・・・前の三作とくらべれば明らかにヒットしているのだ。しかし・・・なぜか・・・ヒヤヒヤする方向に向かう傾向があるのだよな・・・日曜劇場は。
まあ・・・大ヒットを狙おうとして大コケというのは・・・競馬場でやっていればいいのに。
で、『Tomorrow~陽はまたのぼる~・第9回』(TBSテレビ080831PM9~)脚本・篠崎絵里子、演出・川嶋龍太郎を見た。今回は遠藤紗綾(緒川たまき)の隠された秘密が明らかになるのだが・・・スーパーナース田中(菅野美穂)が大活躍である。もう・・・看護婦やめて探偵になっちまいなっ。・・・と言いたい。
もちろん・・・突然登場した仙道事務長(岸部一徳)の夫人で開業医の昌江(水沢アキ)の「リビング・ウイル」(生前の意志)にからめて・・・遠藤医師の母の隠された「リビング・ウィル」が遠藤のハートを直撃という作劇はなかなかに巧妙なのだが・・・予算配分がタイトすぎるのか・・・もう少し・・・唐突な展開にならない工夫が欲しい。
まあ・・・それは前回の看護師長(エド・はるみ)の恋人問題と同じなんだけどね。
何回か前に・・・仙道と昌江の夫婦の情景がヒトコマ挿入されているだけでまったく違う味わいになる。
同じように・・・遠藤医師が・・・幼い頃に母と分かれた描写は・・・あれほど・・・母に対して複雑な感情を抱いているのだから・・・何度か・・・短く挿入されるべきなのである。
もちろん・・・「すべての母親が子供を愛するとは限らない」というセリフはあるのだが・・・それだけではフリとして弱いのだな。
しつこいようだが・・・お茶の間は知っていて・・・登場人物たちの心がすれ違うというテイストの方が娯楽性が高まると思うのである。なぜなら・・・このドラマの主題はミステリーではなくて・・・医療制度と人間だと思うからである。少なくとも・・・暴走看護婦・田中がすべてリサーチしてくるという・・・人間関係の常識を越えた無理のショックは和らぐと思うのだ。
看護婦仲間の・・・情報交換はある程度有効だとしてもである。
もちろん・・・田中がヒロインとして・・・患者のプライバシーに踏み込むタイプという展開は何度かあるのだが・・・たとえば看護師長がその暴走を諌めるシーンをもう少し作るべきだったろう。・・・まあ・・・無理を承知で意見しておきます。
こういう部分を丁寧に作らないと心に沁みる名作は生れないと思うから。
痒い部分が多すぎるんだよう。
結局・・・政治家・松永議員の意図は「市民病院の破棄とリゾートホテル建設」といういかにも悪い地元の有力者が考えそうな・・・先行き不透明だけど融資は引き出せるというものだった。・・・まあ・・・結構無理があります。
そのために・・・「市民病院の再生」という航平(竹野内)と「セレブ病院の設立」という遠藤の対立点は消失し・・・二人はわだかまりを抱えたまま・・・別れようとしていた。
そこへ・・・突然、嵐の如く、ドクター昌江が乱入し・・・「開業医と市民病院の連携」という・・・誰もが知っているヒントを残して・・・突然、嵐の如く、脳出血となり・・・「私は尊厳死の支持者です」という遺言を残して・・・いわゆるいわゆるいわゆる植物人間状態になってしまうのである。
尊厳死と安楽死の境界線がどこにあるのかも定かではないが・・・「最後の意志」を尊重するという考え方は・・・そこそこ馴染んできたようである。しかし・・・「責任能力」の問題が絡むと「最後の意志」さえ定かではないし・・・文書偽造とか・・・まあ・・・いろいろな問題はございます。
一方・・・「金にならない入院患者だから退院させた」マコト(沢木ルカ)に対する遠藤のハートフルな様子に・・・航平は・・・遠藤が冷血の仮面をつけている直感を得るのだ。もちろん・・・そんなの得ても問題の解決にはならないが・・・航平にとって遠藤が患者である以上・・・向き合う必要があるのである。
とにかく・・・呪われた病院なのである。田中の妹(黒川智花)は脳腫瘍、航平は手を負傷、遠藤は頭を負傷、看護師長は子宮筋腫で、事務長の妻は脳出血である。・・・ついでに来週は田中が重態だ・・・市民病院の再生の前に除霊するべきだな。
生と死をどう考えるかは・・・人間の数だけ・・・意見が分かれるところである。ぬくもりがあれば・・・植物のような状態でもいい・・・という人もいて・・・患者は動物なんだから植物といわれるのがイヤだという人もいて・・・家族に嫌がらせをするために尊厳死を拒否する人がいて・・・貧乏だから病院に行けない人がいて・・・死体でもそばにおいておきたい人がいて・・・自殺する人がいて・・・自爆テロする人がいるのである。
本当に一筋縄ではいかないのでございます。
しかし・・・生と死の境界線で仕事をする病院関係者たちは・・・なんとか・・・平均値を得ようとする。そうでないと安心できないからだ。引き取り手のない死体を処理するシステムも必要だし・・・患者の死後・・・残された患者の家族にクレームをつけられないように準備しなければならない。その中で・・・ヒロイン田中は・・・ナース探偵として新境地を切り開いているのかもしれない。患者のプライパシーを探り・・・支払い可能かどうか・・・口うるさい家族の有無などを事前に確認することは有意義かもしれないのだ・・・違うだろっ。
まあ・・・とにかく・・・残された夫を仙道事務長が・・・「カツオのたたきで文句言ってごめん・・・」としおれ・・・あまりにもラブラブな夫婦愛を演じ・・・・「本当は愛されたかった」という遠藤次期院長(失敗)が・・・行き倒れになってそのままいわゆるいわゆるいわゆる植物人間になってしまった母親の持ち物をどのくらい調べなかったのか・・・はさておき・・・ミラクルハンドによって渡された・・・「紗綾・・・大学入学・・・おめでとう」のメッセージで・・・氷のハートが沸騰して・・・田中や・・・航平と握手する気になった時・・・。
病院は閉鎖され・・・一同はスタッフ旅行に出かけるように私服に着替えたのだった。
「さよなら・・・市民病院おつかれバスツアー」に行くのではないらしい・・・。
関連するキッドのブログ『第8話のレビュー』
ごっこガーデン・いこいの診療室セット。まこ「ああ・・・昌江しゃんの最後の思い出・・・それは航平ドクターのあっかんべえデス。それは極上でスペシャルな思い出・・・患者のために尽くしてきた昌江しゃんへの神様の粋なはからいデス。もちろん・・・まこは・・・どうあってもこれをごっこせずにはいられないのデス・・・はうぅ~ん」エリ「昌江先生の夫への手紙に号泣でしたyon・・・泣かせる夫婦愛でスー。いつ・・・終るかもしれない・・・人生のために・・・リビング・ウィルは大切でスー。リゾート開発計画は・・・今時どうかしら?・・・平成財閥が介入すれば話は簡単なのに・・・ねえ」アンナ「夏の終わり・・・CHANGE疲れと・・・スマコンドキドキにはさまれて・・・体調不良ぴょん・・・じいやーっ・・・ケロリン病院に連れてってぴょん」
ごっこガーデン・魅惑の窓際セット。お気楽「おめでとう・・・が切ないのね・・・マラソン・ダブルブッキング対策バッチリだったね・・・寄付金ってホントに届くのかなあ・・・昌江(水沢)さん・・・気の毒だけど・・・来週最終回だからって・・・展開はやっ!」mari「紆余曲折あって結局・・・最終回直前に病院閉鎖・・・一回ね・・・一回で病院再建するのね・・・延命措置はいらないと言われても・・・迷いますよね・・・でも・・・最後は・・・時間と予算の問題なんですよね・・・」みのむし「・・・近藤先生・・・遠藤先生・・・じいや・・・どっちだったかしら・・・新撰組だと近藤先生なんだけど・・・るるる・・・レジャーランドも・・・すぐに経営破綻しそう・・・地方財政火のクルマ・・・るるる・・・手品みたいにいかないるるる」シャブリ「スミレ16歳!フジテレビで地上波放送決定!・・・Tomorrowはお待たせします・・・まこちゃん・・・もう学校始まってるのでありますよ~」
ごっこガーデン・哀愁の病院前広場セット。ikasama4「・・・私がどうかしてたって・・・ごめんねって・・・あやまってもらいたい・・・母親に対して娘は・・・いつまでも心に子供の気持ちを隠していたのです・・・ジム長ネタにあきたので・・・素顔で事務長になってみました・・・。仙道医院に・・・航平を迎えて・・・愛子ともども夫婦養子にして・・・これで将棋の相手に不自由しない・・・というオチかな?」ろーじー「例によってコードブルーは間にあったけど・・・Tomorrowはコードブルーまでには・・・ま・・・ポスカでもかみながら・・・」あんぱんち「・・・福田首相・・・最後まで・・・KYだったのねえ・・・私も33分探偵から太陽と海の教室にワープしちゃうけど・・・」aki「重いテーマだけど・・・岸部一徳さん泣かされちゃったしょーっ。延命するのも・・・臓器提供するのも・・・いろいろと気持ちの整理が難しい・・・なにしろ・・・今・・・生きている自分や家族の・・・そういう時を考えるのは・・・辛いですしねえ・・・。今回は色々かんがえさせられました・・・」ミマム「HTB開局40周年全部たしたら10時間・・・見てから更新とまってるしょ~・・・じいや・・・観光バスはどこ~温泉あり~」芯「えーと・・・みゅうの足(あんよ)パパにあげるを見てました~本人もイケメンでした~」くう「えーと・・・20世紀少年見にいってた~・・・エンドロールの後に予告ありです」ちーず「ふう・・・間に合った・・・最後に立ちすくむ11人・・・こんな少人数で・・・病院を支えるのは・・・大変だったでしょう・・・そして・・・病床に伏した妻の手紙を暗記するほど・・・読み込んだ仙道事務長・・・あらすじ的にもセリフ的にも泣けました・・・次週いよいよ最終回です」
で、『篤姫・第35話』(NHK総合080831PM8~)原作・宮尾登美子、脚本・田渕久美子、演出・上杉忠嗣を見た。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。初登場・坂本龍馬緊急スケッチ!・・・そして久光怒り心頭不服の地ゴロは許さんの図・・・篤姫(宮崎)和宮(堀北)くんずほぐれつ着物下改めいや~んの図・・・衝撃二大イラスト公開でございます。久光挙兵の理由・・・小松愛人の秘密・・・篤姫の心のうち解説など・・・解明編も充実のラインナップでございます。替われるものなら替わって差し上げたい・・・ジロリのイラストはありませんでした・・・あったら目をそらすしかないのでございますけど・・・。
文久2年(1862年)は・・・幕末の主な人物たちが・・・準備万端整った年と言えるだろう・・・。将軍家茂と皇女和宮の婚儀をめぐり・・・これを推進する穏健派の「公武合体派」と過激派の「尊皇攘夷派」が暗闘する年でもあった。1月の坂下門外の変は・・・ある意味で下級武士の反乱であり・・・下克上の開始であった。永き封建制度の間に・・・溜まりに溜まった鬱屈したエネルギーが今・・・噴出しようとしていたのである。それを利用しようとしたもの・・・それを封じようとしたもの・・・そういう人知を越えて・・・流れ出したものは・・・行き着くところまで行かないと治まらないのだった。
文久2年2月・・・。江戸城大奥に入った和宮一行は公家衆として大御台篤姫たちの武家衆と対峙しながら・・・婚儀の日を待っていた。その間・・・和宮の母・観行院の率いる藤原の忍びと・・・御所方女官長(宰相典侍)の庭田嗣子の率いる神楽流忍軍の間で路線の対立があった。庭田は・・・「篤姫を排除したい」という意向を持ち・・・観行院はこれに反対した。観行院には・・・京都の藤原流の忍びから・・・篤姫に好意的な音信が届いている。
しかし・・・「薩摩の分家から・・・大名家・・・そして藤原近衛家と・・・身分を変えた馬の骨を母とすることは・・・いかにも和宮様の身分に障る・・・」と嗣子は主張するのであった。その頑迷さに手を焼いた観行院は折れた。
こうして・・・将軍・和宮のご対面の前夜・・・篤姫に対して・・・刺客が放たれたのだ・・・その中心は嗣子本人である。
御台所の間から・・・大御台の間まで・・・大奥の天井にはいくつかの障壁があった・・・その障壁を選び抜かれた神楽三人衆を引き連れ・・・嗣子は突破した・・・。
しかし・・・その闇の先にひっそりと待ち受けるものがあった。
「この先はなりませぬ・・・」
「退け・・・怪我をせぬうちにな・・・」
「ふふふ・・・これは・・・大奥くのいち衆をあなどられるか・・・」
嗣子はそれに答えず・・・忍び装束とも思われぬ金襴緞子の帯を振った。その先端から無数の毒蛙が飛び出した・・・。不気味な蛙たちは闇の人影に殺到したが・・・次の瞬間・・・天井板にくないで磔になった。
「・・・む・・・」嗣子の顔に醜さが増した。周囲に悪臭が漂いはじめる。仲間の神楽衆も思わず顔をしかめる。
嗣子の忍び装束がバラリと落ちた・・・するとそこには一匹の巨大なヒキガエルが現れた。
「・・・神楽流・・・変化の術か・・・これはまた古風な・・・」闇の人影はつぶやいた。声に揶揄の調子がある。
ヒキガエルはニタリと笑いながら・・・瘴気を放った。そして跳躍を仕掛けて・・・体を止めた。
「ふふふ・・・山に滝あり・・・滝はすなわち・・・水竜なり・・・甲賀流秘術・・・蛇身変化・・・」
ヒキガエルはヒーッと叫んだ。嗣子は長物(へび)が苦手だったのだ。目の前の天井の梁をめぐり・・・大蛇が鎌首をもたげていた・・・。
ヒキガエルは後ずさると向きを変え跳んで逃げた。我を忘れ天井裏の天板に無惨に体を打ち付ける。残った神楽衆たちは・・・仕方なく・・・退散した。
静かになった天井裏で・・・大奥中忍・滝山は「また・・・つまらぬものを見てしまった・・・」と人身に戻りつつつぶやく。その背後で忍び笑いをもらしているのは・・・篤姫だった。
「・・・くくく・・・滝山・・・いいものを見せてもろうたわ・・・後はナメクジかのう・・・自来也・・・となると・・・まあ・・・百足という手もあるな・・・」
「天璋院様・・・・見世物ではございません」
すでに・・・忍び装束を身に着けた滝山に睨まれて篤姫は首をすくめた。
その夜から数日後・・・篤姫と観行院は母と母として・・・天井裏にあった。
その下の公方の間では・・・それぞれの息子と娘が・・・初夜を迎えている。
優れた術者である二人には・・・天井下のやりとりが目をつぶっていても手にとるようにわかっている・・・。
先に声をあげたのは・・・観行院であった・・・。「母とはいえ・・・悋気もおありかと・・・」・・・しかし、篤姫は笑みをもらした・・・。「公方様のお手前・・・いかがでございましょう・・・」観行院は頷いて「よく・・・お仕込みなされましたな・・・姫もあのように喜んで・・・」「すべては日ノ本の和合のため・・・」「まさに公武合体でおじゃります・・・」「おお・・・合体じゃ」「合体じゃあ・・・」二人の母は微笑みあった。
・・・睦みあう将軍と皇女の秘め事の描写は差し控えます。
その頃・・・薩摩では・・・久光が上京のための準備に追われていた。上京し・・・朝廷・幕府・雄藩による合議的政治体制を作ること・・・それが兄の志を継ぐ久光の目指すところであった。公武合体は・・・久光の望むところでもあったのである。総員千名・・・。それは・・・泰平の夢の後では・・・驚異的な武力の誇示である。いわば・・・薩摩による上洛戦争である。
しかも・・・薩摩の内部もまた一枚岩ではない・・・お由羅の血を引く上忍として・・・前途の多難を見据える久光だった。
「果たして・・・小松は・・・大久保は・・・西郷は・・・どれほどの・・・忠義を示すかの・・・」
久光は・・・東を見つめ虚空に刀を振った・・・「ちぇぃすとおーっ」・・・。
3月・・・長州藩の尊皇攘夷派に影響を受けた明智流忍者・坂本龍馬は・・・吉田東洋を暗殺して土佐藩を脱藩・・・九州に向かっていた。(つづく)
火曜日に見る予定のテレビ『モンスターぺアレント』『シバトラ』(フジテレビ)『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こっそり直しました。笑。
投稿: みのむし | 2008年9月 2日 (火) 07時56分
みのむし様とじいやの秘密にしておきますぞ~。
記念にコメントは公開しちゃいましたが~。
るるる~><
投稿: キッド | 2008年9月 2日 (火) 16時39分