おっぱいさわらせるってこってす・・・ちっ(加藤あい)さらわれるってこってす(川島海荷)多元的ってこってす(加護亜依)
土曜の夜も・・・「ブラッディ・マンデイ」→「スクラップ・ティーチャー」→「ルーム オブ キング」→「トンスラ」(ちなみに加護は吉高由里子のライバル作家役)とカタカナのパレードなのであるが・・・「部屋の王」と「ハゲ」の後には「アグリー・ベティ」が続いている。
「部屋の王」は鈴木杏の演じる主人公が・・・かわいいヒロインなのか・・・ふつうのヒロインなのか・・・ブスのヒロインなのか・・・ポジションが曖昧すぎて困るのである。「ハゲ」では修正不能なイビツさを持つ温水の狂った美的感覚が・・・一般的なブスに惚れ一般的な美人に冷たくするという話で・・・美醜の問題に深夜だから容赦なく触れる・・・しかし・・・その後で「アグリー・ベティ」である・・・もう・・・これは思いっきり醜女(しこめ)が主人公なのである。ある意味・・・腰が抜けました。そうなんだよな・・・今の鈴木杏なら「アグリー・ベティ」の主人公ができるのになぜそういうものを作らないのかと・・・問いかけてくる夜だった。
まあ・・・そんな・・・ミもフタもないことにこだわってもろくなことにはならないと思うけれど・・・思ったままを正直に書いてみました。
で、『新垣結衣スペシャル』(NHK総合081018PM0350~)を見た。・・・そこかよっ。アルバム「そら」、シングル「Make my day」「赤い糸」と続く新垣結衣の音楽活動にしぼった形のドキュメンタリーである。ものすごく唐突だが説得力ある番組になっている。しかも楽曲はほぼ触りだけを流すという・・・まるでプロモーションビデオのような内容だ。しかし・・・素材が新垣結衣なので・・・十代最後の女性スターの人間ドキュメントとして成立しているという作品である。
「そら」というアルバムのコンセプトについて・・・新垣が「もしも・・・なぜそらなのかと聞かれたらコメントに困る」というあたりから・・・モデルから女優へ「与えられた役割」をこなしてきた少女が・・・脱皮しようとするあがきを感じさせるのである。
「そらって・・・ぬくもりがある・・・って太陽だけど・・・雨が降れば冷たいし・・・でも雨は生き物に必要でしょう・・・それにコロコロ変わるし・・・そういう感じってどうかな?」
ココロとはコトバである。作詞にチャレンジしながら・・・少女は「どこにもいない自分」を見つけだそうと苦悶する。それは「ひかり」と「そら」という二曲に仕上がる。
女優としてかかわった「恋空」の主題歌「heavenly days」の収録では役の感情が涙となって噴出す一幕もある・・・スタッフたちは「緊張か?」と問うが「気持ちが募った」と答える新垣。コントロールできない心との格闘なのである。
「与えられてお膳立てされた仕事をこなすときに最初から自分がいないことで・・・終ったときにもやもやしたものが残る」
キッドが思わず心を撃たれたシングル「Make my day」はその後の曲だ。
最初に新垣が「自分の心の中にあるもの・・・そうなりたい自分」をメッセージとして書き、それを元にシンガーソングライターKeito Blowが楽曲にしたという手順。
その震える感性は20歳を迎えた新垣のどうしようもなく大人になっていくココロを結実させていると思う。
素材としての新垣結衣の「よさ」を実感できる番組でした。
で、『ブラッディ・マンデイ・第二話』(TBSテレビ081018PM0756~)原作・龍門諒、脚本・蒔田光治、演出・波多野貴文を見た。「あなたはだあれ?」のつづきである。女医(宮澤美保)はあっさり死体となっていました。二週連続で誘拐されるファルコン(三浦春馬)の妹・遥(川島)・・・警備陣は経験から何も学ばないのか・・・。
そして二週連続・妹の命を人質にとられ・・・テロリストの命令を実行するファルコンである。・・・まあ・・・笑うしかないですけど。
たちまち・・・ピンチに陥るマルサン(特殊三課)・・・まあ・・・すごいトリックが一つは隠されているわけだが・・・その正体を知るまではもはや間抜けの物語である。
①犯人はなぜファルコンを妹とともに誘拐し・・・監禁して・・・常時命令しないのか。
②マルサンはなぜファルコンと妹を軟禁しないのか。あるいは処理してしまわないのか。
誰か教えて・・・。
そして・・・犯人の要求はロシアのテロ画像を消去せよだった。
その理由は今のところ・・・マヤ(吉瀬美智子)が見切れていたからである。
そのために・・・マヤが素顔をファルコンにさらしているのでは・・・無意味なのでは?
そして・・・とにかく・・・ウイルステロ戦争の最中・・・オレが守ると誓った妹を一人残して学校に登校するファルコン・・・まあ・・・爆笑するしかありません。
そして・・・最初の犠牲者サネイエ(江口のり子)は死亡である。
さらにマヤはファルコンに正体を見抜かれ・・・拳銃を取り出すのだった。
まあ・・・少年マンガですから・・・勘弁してあげてください。
で、『スクラップ・ティーチャー・教師再生・第二回』(日本テレビ081018PM9~)脚本・水橋文美江(他)、演出・南雲聖一を見た。「女王の教室」の桃、「演歌の女王」で貞子をいじめる役、「わたしたちの教科書」の麻衣である伊藤沙莉。抜群の演技力だが・・・地味な顔立ち・・・この後で・・・「部屋王」「トンスラ」「アグリーベティ」と続く美醜論の前フリのような登場である。志田未来、福田麻由子、成海璃子と代表的な少女三人と絡んでいる彼女のポジションは由緒正しい脇役人生だが・・・今回はゲストスターだ。比較対象がなければ彼女の表情は群を抜いていて演技派であることがわかる。ジャニーズの坊ちゃんたちをしっかり支える名演技なのである。
万引きをした大崎(伊藤)・・・しかも再犯である。しかし・・・生活指導の高須(八嶋智人)は処分をせずに・・・万引きをなかったことにしてしまう。
テヘっと笑う大崎だが・・・せっかくのゲストなのに・・・このままではもやもやしてしまうとばかりに街をさすらい・・・不良たちの餌食になるのである。
大崎の心情を案じて尾行した久坂(中島裕翔)も「いつもの倉庫」に連れ込まれてしまうのである。
スーパー中学生を「おっぱい触らせてあげる」と誘惑したが逃げられたハケン教師・滝(加藤あい)はそんな二人を尾行していてSOS発信である。
その頃・・・スーパー中学生たち(山田涼介・知念侑李・有岡大貴)は高須をフリーキックでしごいて「無様だな」と根性たたきなおし中である・・・こういうパターンか。
そして・・・杉(上地雄輔)が体を張って生徒を守っているところに乱入するスーパー中学生たち。街の不良を壊滅である。ケンジ(松岡昌宏)よりも若い切れ味のある殺陣でした。
ま・・・爆笑の加藤あい・・・以外は・・・すごくはありませんが・・・子供が喜ぶ要素と大人が納得する倫理展開はしっかりあります。このあたりが日本テレビのドラマで視聴率トップの実力・・・そうなのか・・・。
まあ・・・土曜日ですから・・・。加藤あいと加護亜依が両方見れる日本テレビだし・・・。もう・・・なんだかなあ・・・という気分にはなります。
関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー』
月曜日に見る予定のテレビ『イノセント・ラヴ』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
自分も新垣さんのドキュメント番組見ましたσ(゚∀゚
やっぱ可愛かったですねぇ(〃▽〃)
自分の人生を誰かに決めてもらうのではなくて
自分の足で歩きたいと考えるとこもなんか
新垣結衣の魅力を引き立てる要素にもなってきてますね。
ブラッディ・マンデイは色々と破綻している事を
三浦さんと吉瀬さんの魅力で如何にして気付かせないか
そういうとこに力を入れているようですね。
①、②に関しても同感です。
女医さん達はあっさり殺すのにファルコンに関しては
どうしてこんなにアマちゃんなんでしょうねって感じで。
自分も原作を見て
あまりのツッコミの多さに辟易して読むのを止めましたが
今後はさらにツッコミドコロが満載です。
それを防ぐには吉瀬さんはじめ
女優陣のお色気と三浦さんのカッコよさに
頼るしかないのではと思います(; ̄∀ ̄)ゞ
伊藤沙莉さんはかつては「14ヶ月」での好演が光ってましたからね。
今後の活躍が期待できる逸材ですね。
とりあえず土曜日はこんな感じですかね(笑)
鈴木杏に関しては全く同感です(; ̄∀ ̄)ゞ
投稿: ikasama4 | 2008年10月19日 (日) 19時55分
とにかく・・・刺し身でも
食べられるというのが
美味しさの原点ですからね。
もちろん・・・この回は
鈴木杏を意識してすべてを書いています。
そういう意味では鈴木杏のインパクトは
絶大・・・。
しかし・・・今は刺し身で食べるとなると
ゲテもの食いのイメージが生じるということで
ございます。
まあ・・・食べる側の勝手な妄想でございますが・・・
「サービスすることで成立する」世界ですから・・・。
「何をサービスしたいのか」本人とスタッフは
見極めて欲しい・・・。
そういう意味では「ブラマン」も「スクティー」も
はっきりと
「お子様ランチ」ですが
何か?
という主張があって
うむをいわせない。
まあ・・・美味しいお子様ランチが
理想ですけど・・・
旗立ってればいいか・・・という気もいたしますし。
原作通りだと
マルサンのあの女の裏切りとか
マルサンのあの女の活躍があるわけで
それまでは
「遥の凌辱緊縛」だけが見せ場・・・。
もうトリックのためのトリック。
緊張感のための緊張感で。
のれません・・・。
伊藤沙莉は末永く女優さんを
がんばってもらいたいですねえ。
貴重な三枚目ですから。
単純に美人でいじめっ子の女王が多岐川華子なら
十人並でいじめっ子の女王になれると思う。
鈴木杏は歯の矯正ブリッジきめだの
付け黒子の多用だの
変な髪形だので
グロテスクないじめっ子の女王のポストはあると
思うのでございます。
投稿: キッド | 2008年10月20日 (月) 02時46分