真犯人その1です(城田優)仮面がかぶれない症候群です(吉田里琴)セクシーボイス姉にパコか!(上戸彩)
コスプレしているのでジェシカ=村川絵梨は「ROOKIES」の八木塔子のイメージよりも「ニコロボ」の姉のイメージだったな。やはり・・・ジャージとか制服は七難隠すのだな。
とにかく・・・「バチスタ」が原作オチを先出しというウルトラ展開で盛り上がったのか・・・またしても火曜日のドラマ対決は順位変動である。
①「チー・バチ」↗13.2% ②「セレ貧」↘11.4% ③「オマイガ!! 」↘*6.6%(可愛い試聴率キター)
で、『セレブと貧乏太郎・第6回』(フジテレビ081118~)脚本・田中一彦、演出・北川学を見た。前回とうってかわってコネタよりもゲストによる一発展開である。
ニセ・アリスとししてジェシカ(村川)が登場。そのブランド名が「ラブ・ジェシカ」でコネタのかけらもない分りやすさだ。少しもひねらない二番煎じネーミングって・・・。
どこぞの国(アルム公国)のプリンセス・クララ(アヤカ・ウィルソン・・・パコと魔法の絵本のパコ)の社交界レビュー用ドレスの公開コンペティションである。
そして・・・一般の人気とか・・・専門家の意見とかを一切無視して・・・本人が選ぶドレスが最高というセレブな展開である。
このためにアリスが利用したのは・・・①素直になれという太郎(上地雄輔)のアドバイス ②太郎の娘の亡母の形見を仕立て直した幸子(国仲涼子)の屈折した愛情 ③そしてお姫さまはローリング・ストーンズがお好き・・・だった。
まあ・・・今時、「Satisfaction」もクソもないだろうと思うのだった。
私、ロックはダメなのストレートよなのである。
もりあがらないことおびただしい。ここはキッスだろう・・・同じだっ。
どっちにしたってここのお客には「なにそれ~」じゃん。
じゃ、クイーンの『ウイ・ウイル・ロック・ユー(We Will Rock You)』で・・・だから同じだってば。
とにかく・・・素直になって・・・昔の恋人・後藤田司(柏原崇)に寄り添うアリス(上戸)・・・。
それを見つめる太郎は複雑な気持ちに・・・。そんな太郎を思う幸子って・・・。
それにしても陽子(キムラ緑子)、静(上野なつひ)、まなみ(中山恵)のラブ・アリス・バカ・トリオ・・・来週・・・おめおめと再就職なのか。
郡司(風間杜夫)がザ・ローリング・ストーンズをかけるのは理にかなっているけどね。世代でございますからね。壇ノ浦夜枕合戦記ほどに。
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で、『オー!マイ・ガール!! ・第六話』(日本テレビ081118PM10~)脚本・武田有起、演出・吉野洋を見た。今さらなのだが・・・この物語は二つの要素で出来ている・・・①小説家を夢見る雑誌記者が義理の姉の娘を預けられる子育て日記 ②実力派美少女子役スターがスター女優の隠し子であることを隠し義理の叔父に預けられる話である。
これはある意味「まぜると危険な組合せ」なのではないか・・・と思う。
もちろん・・・面白くすることはできる。そのためには叔父の耕太郎(速水もこみち)がコメディーもこなせる実力派で・・・姪の杏が天才的な演技力の美少女である必要がある。
しかし・・・後者はともかく・・・前者はなーっ・・・。
ポイントは「耕太郎が義理の姉を憎んでいる」ことへの共感なのだが・・・お茶の間の知ることができるのは「女優業に専念していて両親の葬式に帰ってこなかった」という過去だけである。それじゃあ・・・耕太郎の屈折している気持ちを・・・耕太郎は表現できないのである。
さて・・・吉田里琴(よしだりこ)は1999年生まれの9歳である。ドラマでは6歳の桜井杏を演じているのだが・・・いくら名優でもこの年齢の三歳差は大きいぞ・・・どうしても・・・学校はどうしたって思うからな。このあたりも・・・企画そのものに問題ありなのである。
たとえば・・・風間杜夫は1940年代生まれの子役スター出身である。大人になって二枚目スターになり・・・現在では執事を演じるまでになっている。
そうなる間に消え去った同世代俳優ははいてすてるほどいるのである。
女優でいえば・・・杉田かおるは1960年代生まれを代表する子役スターで・・・安達祐実は1980年代生まれを代表する子役スターと言える。
杉田かおるには「パパと呼ばないで」(1972・当時7歳)のチー坊役があり・・・天才子役と呼ばれるのだが・・・相手役は当時・絶大な人気の石立鉄男である。
安達祐実には「家なき子」(1994・当時13歳)のすず役があり・・・天才子役と呼ぶなら金をくれなのだが・・・シリアスな内容で田中好子・内藤剛志・京本政樹など名実を伴った脇役陣がガッチリとフォローをしている。
両方とも日本テレビのヒットドラマである。
しかし・・・このドラマは・・・明らかに・・・吉田里琴が・・・主演のもこみちや・・・ヒロインの加藤ローサを演技的にフォローしまくってます・・・どうしろって言うんだよ。
これは・・・日本テレビの職場シリーズと日本テレビの子役シリーズを合体して・・・もう訳のわからないものになっているとしか・・・言えないのです。
毎回・・・一度は泣けるシーンを作ることでなんとか面目をたもってきたドラマですが・・・。
今回は無軌道な母親のために・・・傷心の杏を・・・耕太郎が「お前の母親は嫌いだが・・・お前と出会わせてくれたことには感謝している」と慰めるのがそこ。
・・・無理だ・・・泣けませ~ん。
うんとね・・・もっと義理の姉(りょう)と耕太郎の・・・血がつながらないことによるすれちがいのエピソードを積み重ねないとね・・・それで・・・憎んでるけど(心の底では愛しているが耕太郎はバカなので気がつかない)という形にしておかないと・・・ダメなのです。
同時に・・・杏は・・・仕事はきっちりやるが・・・終ると抜け殻にするか・・・ガラスの仮面のようなドロドロした演出にしないと・・・実力の出しようがないのです。少し・・・おっとりとした演出に偏りましたな。ま・・・企画のダメさをよくカバーしているとも言えますけど。
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で、『チーム・バチスタの栄光・第6回』(フジテレビ)原作・海堂尊、脚本・後藤法子、演出・植田尚を見た。白鳥(仲村トオル)「犯人はお前だ・・・」でほぼ原作通りの犯人は麻酔科医の氷室(城田)・・・おいおい・・・終っちゃったよ・・・と思うと「ここからはドラマオリジナルで他にも犯人いるという展開です」と説明する氷室だった。
すると・・・大友(釈由美子)・・・嘘泣きか・・・。
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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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