くらえ!雷神エネルギー、クワガライジャー確保!(上戸彩)あくまで六歳ですから!(吉田里琴)アリバイはありませんよ(釈由美子)
さて・・・混迷を深める火曜日・・・。上戸彩・国仲涼子VS吉田里琴・加藤ローサVS釈由美子・・・これで盛り上がらないってどういうことなんだよぉ・・・。
まあ・・・「セレ貧」はドタバタの時はそれなりに楽しいし、「オマガ!!」は一回泣ける、「バチスタ」は釈の出番をひたすら待つ釣り人モードと・・・面白がり方がないわけではないが・・・なんだかなあ・・・。
まあ・・・今回は全体を通じて仲村トオルが伊藤淳史に「生意気だぞ、ちっちゃいのに」と言ったところが一番の笑いどころだったわけだが・・・もう本筋でないことおびただしい。ミステリだって言ってるけど・・・先週だって・・・突然・・・変な器具出してこれが凶器だって・・・もう推理の楽しみとは次元の異なる展開じゃないのか。今回だって墜落死した人間がダイイングメッセージは・・・死ぬほど全身痛いぞ・・・まあ・・・いいか。
火曜日のドラマ対決は・・・①「チーム・バチスタの栄光」↗13.5% ②「セレブと貧乏太郎」↘10.2% ③「オー!マイ・ガール!! 」↗*7.0%
平均値では「バチスタ」12.9%「セレ貧」13.7%だがともに全11回らしいので関西テレビ枠の逆転上位は可能である。ちなみに・・・「オマイガ!! 」は全9回らしい・・・やはりね。
で、『セレブと貧乏太郎・第7回』(フジテレビ081125PM9~)脚本・古家和尚、演出・佐藤源太を見た。再び古家脚本でゲーム展開のドタバタである。今回は「人間違い(ひとまちがいともにんげんちがいとも読めるがどちらでしょう?・・・なぜクイズを・・・)」である。複雑な構成になっているがフリがちょっと弱い以外はよくできたパズルになっている。
①アリス(上戸)は自伝を出す必要に迫られゴーストライター仁志山(佐戸井けん太)と待ち合わせ
②幸子(国仲)のために啓一(山下真司)は結婚コンサルタント西山(姜暢雄)と待ち合わせ
アリスは結婚コンサルタント(実は詐欺師)の西山を・・・啓一はゴーストライター仁志山を間違えて獲得してしまうのだった。
メインはアリスと詐欺師になるので・・・自伝を書かないために西山があの手この手で太郎(上地雄輔)と貧乏な仲間たちを振り回すわけである。前払いの1億円入りのピンクのケースなど道具立てもお約束の展開。
一方・・・啓一はひたすら西山を接待・・・ゴーストライター生活に嫌気がさしていた西山はなんとなく流されるという展開である。
まあ・・・とにかく「TRICK」の菊池刑事とか「イケ♂パラ」のオスカーとか・・・出るとそこそこ怪演する姜暢雄は今回もそこそこ怪演するのだった。
そのために三浦理恵子はメイド(脚線美控え目)になったり・・・アリスは現実を凌駕する電撃拘束銃をぶっ放したりするのである。
オチはものすごく・・・詐欺師は小説家志望で・・・アリスや太郎たちと付き合ううちになんとなく善人モードになり・・・そこそこの自伝を書き上げてしまうのだった。
スタートの時点では「仮の自伝」で継母(若村麻由美)が美化されていることが気にいらなかったアリスは・・・詐欺師の書いた自伝で「継母」が一行で処理されているのが受けたらしい。
ちなみに・・・先週のことはまるでなかったように「ラブ・アリス」に戻っている三人組はキムラ緑子四行、中山恵三行、上野なつひ二行だった。エコエコアザラ~ク。
そして・・・少なくとも・・・詐欺師は・・・アリス・太郎の交際モードを読んだらしい。
一方・・・本来のゴーストライターは下町人情話を仕上げるのだった。
こうなれば・・・二人のにしやまは親子とか兄弟でもよかったくらいだな。
ちなみに詐欺師は指名手配の身の上だが行方をくらまします・・・清々しい展開だ。
結局・・・継母が極悪なのかどうかがポイントなんだよな・・・最後は命を狙ってくるぐらいでないと・・・。そしてドタバタの末に監獄行きにならないとハッピーエンドにはならないと考える。
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で、『オー!マイ・ガール!! ・第7話 』(日本テレビ081125PM10~)脚本・渋谷直子、演出・長沼誠を見た。まあ・・・先週よりちょっぴり良かったのはうれしいよね。・・・それにしても大胆だったなあ・・・「おじさんの語るわが姪・桜井杏・独占手記」を耕太郎(速水もこみち)が延々と語る・・・とは相当に勇気がないと書けない脚本である。それも「ライバル雑誌」の「暴露記事」に対抗する「トップ記事」の原稿という設定である。
そして・・・これが耕太郎の桜井杏(吉田)に対するラブレターになっていることはいうまでもないのである。
一応、このオチのフリとしては・・・「桜井杏のインタビュー・模範解答・マニュアル」(藤峰子(加藤)作)で・・・インタビュー練習の相手をさせられた耕太郎が・・・。
耕太郎「今一番楽しいことは?」
杏「耕太郎と一緒にいること~」
とマニュアルを無視した杏の愛の告白にメロメロになっているという展開がある。
・・・・・・・・・・おい・・・・・・これ・・・・・一部愛好家以外・・・誰が感動するんだ。
もう・・・スタッフが何をしていいんだがわからない涙目状態になっていることは充分に感じられます。
まあ・・・なんていうか・・・しょうがないよね。
結局、火曜日の勝者は「セレブと貧乏男との恋愛」でも「子役と貧乏男の擬似父娘愛」でもなくて「エリートの男たちの世界のあれこれ」を描いただったのである。しかも今はタイムリーにも「厚生労働省の役人」と「ペット殺人」なのである。テロではなくチロなのである・・・いい加減にしとけよ。
しかし・・・恐ろしいよな・・・恋愛もダメ。子供もダメ。動物もダメ。男たちをたくさん出しておけば視聴率がそこそことれるというメカニズム・・・。どんだけお茶の間は男好きなんだ・・・。「ギラギラ」がもう一つなのは客とかに女を配置しすぎなのである。真矢の設定もあくまで男ぐらいでいいと思う。男で男で男で押しておけばいいのだ。なんなら客も男でいいくらいだと思う。・・・それはもうただのホストクラブじゃないだろう。
・・・ま・・・とにかく・・・オー!マイガール!!の企画の失敗点は数え上げればキリがないのである。
たとえばとなりの二人は・・・ミーハー母子なのであるが・・・ストレートとカーブではない。たとえば古典「奥様は魔女」にはおとなりさんとして覗きが趣味な病的な夫人とそれをもてあます夫という夫婦が出てくる。夫人がボケで夫がツッコミになっている上に実は夫人は真実を語っているのに夫がそれを相手にしないという二重の立場の巧妙さを持っている。二人が出てくるだけで笑えるのだ。
夫人「あんた・・・わたしゃ見たんだよ・・・サマンサは魔女なんだってば」
夫「お前・・・今日・・・クスリ(精神安定剤)飲み忘れているだろう・・・」
・・・爆笑である。
だから・・・息子が桜井杏のおタクで・・・母はそのことで息子が何かしないか異常に心配しているとか・・・母が杏の母・大空ひなこ(YOU)のおっかけで息子は母がレズではないのかと自分の出生の秘密を疑っているとか・・・そういうストレートとカーブぐらいは必要なのだ。
その上で・・・杏の正体を探る石田(岡田義徳)の情報源になったって問題はない。
また・・・子役スターに関する哲学もかなり底が浅い。
子供の労働については世界でかなり流動的な基準がある。そういう流れにそってたとえば子供は働ける時間を制限されている。そこに例外があるのかどうかが問題なのである。
たとえば・・・歌舞伎の世界で・・・未成年の子供が舞台に出るために親に稽古をつけてもらうことは時間外労働になるのかならないのか曖昧なのである。
それでは子役がボイス・トレーニングなどのレッスンをする時間はどうなのか。
そういう曖昧な時間はあるのだ。
そして・・・それは・・・それ自体が特殊な世界なのである。
たとえば「TR」に出演した宮﨑あおいは「現場では・・・子役は・・・冷たく扱われる」と語っている。当然・・・それが今をときめく大河主演女優の糧になっているわけである。
一言でいえば「芸のためなら子も捨てる親も殺すのが河原者の勤め」なのである。
また・・・最近では児童虐待の防止に関係したチャイルド・ポルノの規制の流れがある。
その理念をキッドは完全否定はしないが・・・たとえば・・・出産シーンで裸の赤ん坊を撮ることは許されないということになれば・・・ちょっとした危険なものを感じるのだ。
もちろん・・・子供の裸を商品化することは無惨なことだ・・・という感性には一理あると思う。
しかし・・・美しく魅力的なヌードで・・・今の役者の地位にある・・・多くの女優たちの存在を完全否定するのかよっ・・・という気分も捨てきれない。
もちろん・・・本人たちにとっては・・・人前で裸になったことを恥と感じる人もいるだろうし・・・なかったことにしたい人もいるだろう・・・しかし・・・それこそが・・・「善」の圧力による心情と言えないこともない。
何よりも・・・そういう経済関係が「悪」であると決めるのはどこかの誰かなのである。そしてそれは「独善」である可能性は常にある。
キッドはそれが・・・裸の女神の絵が不謹慎なので服を描き加えるというある種の冒涜であるお笑いが大好きなのである。
秋吉久美子の「十六歳の戦争」とか大谷直子の「肉弾」とか高橋(関根)恵子の「高校生ブルース」とか宮崎あおいの「あの、夏の日」とか常盤貴子の「悪魔のKISS」とか全否定かよっと思うのである。
ま・・・男だからかもしれません。
とにかく・・・児童の就労や児童の性的虐待と・・・限りなく接近する・・・児童の芸の世界。
そういう世界の是非をめぐり・・・もう少し・・・アグレッシブであることもできる話なのである。
さらにいえば・・・おそらくはそういう世界で芸を磨いたであろう・・・ひなこの不在の問題がある。早い話が母子家庭の母親が仕事のために海外に単身赴任している話なのである。しかもスターである。杏が母に連絡が取れないのはひなこが携帯電話を忘れたからでは・・・違うだろうと思うのである。あえて言えば「獅子がわが子を千尋の谷に突き落としている状況」の方がまだ納得する。そうなるとハリウッドで就職運動中のひなこの動向を全く描かないというのは企画として成立していない。予算とか主題とかを言うならばそういう設定がそもそも成立していないと思う。
母親が理解不能の異常行動をとっていてしかもそれを描かないのでは子供の感情をお茶の間が理解するのは相当ハードルが高くなってしまうのである。
それを感じさせない周囲の役者が・・・そろってないし。
もちろん・・・耕太郎と峰子という大きな子供の成長物語という側面を持つドラマである。
峰子はインタビュー・マニュアルを製作する能力はあるがタレントが弱肉強食の世界を生きていることを理解しない。耕太郎は人々を感動させる話を書きたいと思っているがそう思う人間が競争していることから目をそらす。
もちろん石田はそういう二人を「てんでダメだ」と否定するのだからスタッフは一応・・・そこをテーマにしているわけである。でも・・・きっと・・・お茶の間には恐ろしく伝わっていないと思います。
まあ・・・それはそれとして今しか見れない吉田里琴の魅力を全9話に渡って展開してくれたことはものすごく高く評価しますけどーっ。
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で、『チーム・バチスタの栄光・第7回』(フジテレビ081125PM10~)原作・海堂尊、脚本・後藤法子、演出・今井和久を見た。結局・・・一人の脚本家の統一された世界観の方がなんでもありのバラエティー・ドラマより見やすいということはある。もちろん・・・うんざりさせてくれる世界を見せ付けられる可能性もあるので一長一短です。
脱走した殺人犯・氷室(城田優)は何者かに殺されてしまう。残されたダイイングメッセージは「n」のような「27」だった。
ついに警察が介入・・・取調べを担当するのは青木刑事(眞島秀和)である。「相棒7-3」の犯人でしたね。吉田里琴がダニエルだった「しにがみのバラッド。」の七話にもゲストで出ています。映画「スゥイングガールズ」のフォーク兄です。
そして・・・再び・・・怪しい女に戻る釈由美子・・・白衣にピンクのカーディガンで取調べトークである。男性用サービスはそこだけかっ。
まあ・・・熟女ナース(名取裕子)とか・・・喫茶店ママ(奥貫薫)とか・・・田口家姉妹(彩木里紗・石井美絵子)とかもでますけどね・・・これはある種のチラリズムかっ。
そして・・・ケース27は器具の用意は別人だったという事実が判明・・・。凶器があれだけ特殊なんだから・・・すぐわかるよね。
とにかく・・・事件はふりだしに戻ったのだった・・・麻酔医抜きで・・・。
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関連するキッドのブログ『先週の火曜日のレビュー』
木曜日に見る予定のテレビ『七瀬ふたたび』(NHK総合)『夢をかなえるゾウ』(日本テレビ)『風のガーデン』(フジテレビ)『小児救命』(テレビ朝日)
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コメント
ここ最近、マスゴミの過剰な報道により
お犬様や天誅がブームになりそうな気がする今日この頃(; ̄∀ ̄)ゞ
全9話、当たりました( ̄ー ̄)b
そういえば
宮崎さんは13歳の頃に大林監督の映画で
ヌードになっていたそうですね。
TRでの発言もそういったところからも
来ているのかもしれませんね。
だからといって里琴ちゃんには求めませんけど(笑)
このドラマは里琴さんはモチロンですが
もこみちさんがいるから更に引き立つような気がします。
どちらかというと、もこみちさんが出てた作品で
私がいいと思えたのは愛情・情愛が絡んだ作品
喩えるならばもこみちさんはわさびのようなもんでしょうね。
なので単品ではダメです(苦笑)
投稿: ikasama4 | 2008年11月27日 (木) 19時28分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
まあ・・・面白おかしく情報を加工しなければならない
メディアの宿命と
上は実力者の喪失・・・
下は狂信者の濃縮と・・・
新時代の幕開けの予兆かもしれません。
見事に全9話を予想したikasama4様には
平成財閥鉛筆セットを妄想便でお送りしましたぞ。
結局・・・未成年の搾取の問題と
特別な存在の問題はどこまでも平行線。
闇の世界で繰り広げられる性的虐待を
たとえば告発する映像表現をあった場合。
表現者が虐待で罪に問われ
虐待者は虐待を続ける・・・。
キッドはそういうことはいくらでもあると
思っています。
愚かな独善者は
表現が悪の種となる場合があると
表現の抑圧を短絡的に求める。
それはやがて
助けを求めるものの口をふさぐ行為に利用される。
独善者は自分の感じるおぞましさは
普遍的で正当なものであるという錯覚をするから
独善者なのです。
もしも「ピーマン嫌いの独善者」が
権力を握り
チンジャオロースー食べられなくなったら
どうしよう・・・
とキッドはいつもおびえているのでございます。
もこみちは・・・
背高のっぽのイケメンですから
できる役は限られている。
東京タワーの田舎ものの二枚目アーチストは
まさに原作者本人のイメージに
よるところが大きかったのですよね。
前回はアンドロイドだし・・・。
感情をストレートに出す演技と
感情を殺しながらそれがにじみだす演技の
使い分けがまだ出来ていないのです。
というか・・・そういう能力は無理なのかも。
やはり・・・それが許される年齢とか
醜悪さみたいなものが必要なんですよね。
なんか・・・どうしてもバカに見えてしまう
二枚目としての宿命があります。
これはおっぱいが大きいくせに
知的なこと言われてもな・・・
というお茶の間の生理の問題でもあるのですが・・・。
まあ・・・宮沢りえ・・・とか・・・菅野美穂とか
それがビジネスにしろ欲望の対象にしろ
ひとつのアートのジャンルを継続していったわけです。
それを・・・自分には佳さがわからないからと
否定するのは
仏像を爆破するテロリストと心根が
一緒なのでございますよ。
基本的にはわさび抜きのカッパ巻きしか
食べられない子供・・・。
時々・・・そういう人間を
ぶっ飛ばしたくなるのが・・・困るのですが。
自制心が肝心なのでございます。(; ̄∀ ̄)ゞ
投稿: キッド | 2008年11月28日 (金) 00時11分