・・・で・・・(水谷豊)お世話になりました(寺脇康文)浮気捜査官的相棒(田畑智子)
さて水曜日のダンスは・・・先週
「相棒」・・・・・・・・・・・17.9%↗19.7%↘15.0%↗20.7%↘17.3%↘15.7%↘15.1%↗17.4%
「O L」*8.3%↗10.6%↘*9.9%↘*9.7%↘*7.0%↗*7.1%↗*7.6%↗*8.0%↘*6.0%↗*6.4%
でフィニッシュしたわけだが・・・今週
「相棒」↗19.6%
「ショコラ」↗*8.6%
と奇跡のステップを踏んだのである。どの辺が奇跡かは後述します。
で、『相棒・Season7・第9回レベル4(後編)』(テレビ朝日081217PM9~)脚本・輿水泰弘、演出・和泉聖治を見た。「さよなら亀山薫刑事(寺脇)」である。ウィルス・テロを扱ったことで「ブラ・マン」を連想する人も多いと思うがウィルスを兵器として使うことの愚かさや危険性をリアルに感じることでは格段の差があったと思う。まあ・・・テロリストと戦うのが右京さん(水谷)とファルコン(三浦春馬)じゃ・・・仕方ないか。
たとえば・・・ウィルス兵器と細菌兵器の違いということも一般常識としてはなかなかなのである。
ものすごく大雑把に言うと細菌よりもウィルスの方が微小ということです。
細菌学の権威だった野口英世が黄熱病に感染して死去するのは黄熱病の病原体が細菌ではなくて黄熱ウイルスだったからである。当時の顕微鏡では小さすぎて発見できなかったのである。野口の遺言は「私にはわからない」だった。
さらにウイルスは生命体と非生命体の中間という特質を備えている。
風邪がもっとも身近なウイルスを病原体とする病気だが、その特効薬が未だないという恐ろしい存在でもある。
そして遺伝子操作技術という現代の魔法が・・・ただでさえ凶暴なウイルスを人工的に凶器に変えるのが殺人ウイルスの誕生秘話である。
キリスト教徒とユダヤ教徒が生み出した核兵器は広島や長崎でキリスト教徒も多数殺傷し無差別攻撃兵器の代名詞となったわけだが・・・ウイルス兵器の恐ろしさは風邪が蔓延するように全人類を破滅させる可能性を持っていることで・・・自爆装置としてのテロリズムにとって最適な兵器なのである。
日本では「恐ろしい研究が行われる可能性がある」のでレベル4の実験設備(ウイルス改造ができる)は可動不可なのであるが・・・すでに世界で「殺人ウイルス」が完成している以上・・・感染者が出ても国内では「殺人ウイルス」かどうかを特定することもできない・・・という矛盾が生じているわけだ。
ドラマ内で簡単に「ポジティブ」か否かを判定できるのは違法の施設が可動していたからという皮肉な展開が描かれる。
たとえば一日で発症、空気感染源となる感染者から殺人ウイルスが発見されサンプル採取をしても外国・・・たとえばアメリカ合衆国や中国に輸送、鑑定してもらわなければ正体さえ分らないわけである。その時間差で・・・なのである。
ドラマでは微生物研究所で殺人ウイルスを製造した研究員・小菅(袴田吉彦)が軍事利用のために防衛省が殺人ウイルスを盗んだことに立腹し・・・殺人ウイルスの存在を公表する目的で殺人事件と偽装テロを行うという展開である。
ここに研究費用欲しさに殺人ウイルスを自衛隊に売った研究員・長峰千沙子(大路恵美)がからみ悪魔に魂を売った科学者たちの不気味さが執拗に描かれていく。
事件の構図は①小菅・殺人ウイルスを開発 ②防衛省が強奪 ③実行犯の自衛隊員を殺害した小菅が偽装ウイルステロを実行 ④鑑識の米沢(六角精児)たちが擬似感染 ⑤事件の発覚をおそれた防衛省が予備自衛官のスパイを使い本物の殺人ウイルスを隔離された犠牲者に注入 ⑥千沙子が嘘の鑑定結果を報告 ⑦しかし「相棒」チームは犠牲者を防護服で隔離していた・・・という形。
自分の罪を隠蔽するために・・・犠牲者を殺した千沙子は右京さんに目と鼻の先恫喝を受けてもニヤニヤである。右京さんの叱責も届かないのだった。
事件のさらなる真相を知りたい人はこちらへ→エリお嬢様の相棒
さて・・・そういう恐ろしい事件の陰でひっそりと進行する男たちの別れの儀式。
鑑識が・・・パンダ係長が・・・捜査一課の伊丹が愛する亀山と涙の別れである。
亀山は親友の志と親友の幼な妻を引き継ぐためにアジアの某国に「正義の指導」に行くのだが妻がついてくるというので幼な妻はあきらめて妻に「ついてこい」と言いながら特攻するのだった。
そんな亀山くんに右京さんは「気をつけて」と別れの言葉を贈るのである。
関連するキッドのブログ『第2回のレビュー』
さて・・・じゃ・・・相棒はどうなるんだっ・・・と相棒ファン絶叫なのだが・・・次のパートナーは秘密なのである。次回の『相棒』は恒例の「元旦スペシャル」(20090101PM9~)なのだが予告編に登場したのは・・・黒岩ではなくてマグロではなくて渡哲也である。渡哲也と右京さんが相棒・・・想像を絶する・・・と思っていると法務省若手キャリアの姉川聖子(田畑智子)が顔を見せる。ともかく・・・薫ちゃんの後は聖子ちゃんらしい。はたして伊丹は「こらぁ・・・法務省の官僚の姉川ぁ」と言えるのかどうかが気になります。
で、『ショコラ・本当にあった女のヒミツ・豪華女優が大告白SP』(日本テレビ081217PM1040~)演出・橋本和明、プロデュース・加藤幸二郎を見た。真矢みき、小池栄子、山田優、平山あや、ベッキー、スザンヌなどが自演他演の再現ドラマを交えながらの恋にまつわるトーク・ショーである。このメンバーに田畑智子がいたのである。
そして「一番うれしかった恋人からのプレゼントは婚姻届け・・・結局捨てちゃったけど」などと面白いのか面白くないのか分らない自分のエピソードを話したあげく・・・再現ドラマは「浮気を見破る女」である。ここで田畑は「踊る大捜査線」のサウンドトラックにのり青島刑事コートを身にまとい女友達の恋人の浮気を捜査する孤独な女を演じるのだった。
捜査方法①クズカゴのレシート鑑定 ②ケータイ電話の変換機能利用による削除文章再現 ③PASMOの履歴チェックで行動範囲特定 ④足の裏に水性ペンで落書きしてシャワー使用の有無を特定・・・まあ、基本ですな。
とにかく・・・薫後の最初の相棒は田畑智子で・・・なんとなく納得する夜なのだった。
関連するキッドのブログ『孤独の賭け~愛しき人よ』
金曜日に見る予定のテレビ『流星の絆』(TBSテレビ)『メン☆ドル』(テレビ東京)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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