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2008年12月 2日 (火)

あなたの背中には悲しい温もりがありました(堀北真希)知っているのに知らんぷりのイノセント・ラヴ(内田有紀)

佳音(堀北)だけが・・・すれ違った恋の行方を知っているという構図である。そして・・・それを解き明かすことはできない立場にあるため・・・佳音のセリフはほとんどない。さあ・・・またしても主人公をお茶の間から遠ざけるカタチになってまいりましたーっ。

長澤まさみに続いて・・・堀北真希も・・・さすがだな。そういう趣味なのか。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ギラギラ」↗10.2%(男たちのからみあいに戻してあげ)、「流星の絆」↘14.5%(ねばります・・・ややさげは妄想係長不足か)、「サラ金」↗11.1%(そろったー)、「ビッグ3さんま」11.8%(なんでやねん)、「ブラマン」↘10.1%(マンガもほどほどに)、「しゃばけ~うそうそ」12.5%(ソフトやおいか)、「港亮介」13.5%(手越より三浦、春馬より友和である)、「ROK」↗*7.2%(平均も*7.2%って固定客つかみすぎ)、「ビッグ3タモリ」16.9%(ども)、「篤姫」↗29.2%(堺家定の亡霊すげぇぇぇぇぇぇぇ)、「SCANDAL」↗12.3%(全員寝取られ展開か)、「プレデター2」13.1%(強い)、「ビッグ3たけし」17.2%(冗談じゃないよ~)・・・ついでに「イノセント・ラブ」(誤検索対応)↗13.4%(ブーメランなるか・・・残る敵は忘年会か・・・幹事の皆さん月曜日以外でお願いします)以上。

で、『イノセント・ラヴ・第7回』(フジテレビ081201PM9~)脚本・浅野妙子、演出・松山博昭を見た。まさに・・・聖花(内田)満開である。いや・・・全開バリバリというか・・・体の不自由な人・・・知能に障害がある人をつかって・・・こんなに笑わせていいのかっ・・・というぐらい・・・花びらを千切る・・・佳音に邪険・・・いきなり直立・・・ホモに抱きつく・・・蛇女・・・殉也(北川悠仁)に邪険・・・お着替え拒絶・・・回想でパンツを脱ぐ・・・家出・・・帰宅拒否・・・赤い風船二度流出・・・医学の常識を越えて・・・船上完全復活・・・もう・・・おなかいたい。

さて・・・実は・・・愛と恋の定かでない・・・この脚本家の世界では・・・それぞれの心情もまた非常に曖昧である。あるいは友情と恋情の見境がないという言い方もできる。

たとえば・・・殉也が「遺書」と主張する聖花が昴(成宮寛貴)に宛てた手紙では・・・「結婚式前に・・・聖花は昴に抱かれた」のだが・・・それが・・・抱擁なのか挿入なのかではかなり意味が違うのである。

意味が違うが・・・どちらでも同じという考え方があるので・・・一応整理しておきたい。

佳音が殉也と出会うまでの・・・横浜ラヴ・ストーリーである。

美月(香椎由宇)「私が・・・私の中の悪魔と出逢ったのは・・・殉也が大学の音楽科にいる頃でした。私と殉也は幼馴染・・・私は・・・私のすべてを奉げる相手として殉也を意識することは自然なことだったと思います・・・同じ神の家の男と女・・・いつ結ばれてもおかしくないでしょう・・・しかし・・・殉也は・・・なかなかその気にならないのです・・・私は身も心も準備万端整っているのに・・・きっと・・・ものすごい奥手なので・・・いつかは私が誘いをかけなければいけない・・・と思い始めた頃・・・その女は現れたのです」

聖花「あたしの大好きな昴・・・おしゃれだし・・・ちょっとSMAPの香取慎吾に似ているし・・・大学に入ってラッキーだったのは・・・彼に出会えたことなんです・・・もう人目を憚らずイチャイチャしちゃうのです・・・ランチのおかずも横取りです・・・だけど・・・なかなか・・・手を出してこないのよね・・・でも・・・彼があたしを好きなのは分ってる・・・あたしに親切だし・・・あたしを大切にしてくれるし・・・もう・・・そろそろ・・・ベッドに誘ってくる頃なのに・・・意外と気が弱いのかしら・・・」

昴「大学に入ってうれしかったこと・・・それは聖花という女友達ができたこと・・・姉妹みたいに仲がいいんだ・・・オレたちは・・・でも・・・いくら仲がよくても・・・打ち明けられないことがある・・・オープンな奴もいるけれど・・・ボクにはとても無理なんだ・・・オレが眠れないほど・・・殉也を愛していることを・・・見果てぬ夢を見ていることを・・・殉也を見る度に股間が熱くなってたまらないことを・・・誰にも知られるわけにはいかない・・・同性愛のナニが悪いってロジックは知ってるよ・・・でも現実には殉也がノーマルでオレがアブノーマルってことも分っている・・・オレの心の秘密がバレて・・・殉也の側にもいられない・・・なんてことになったら・・・どうするのさ・・・どうすりゃいいのさ」

殉也「親友の昴のガールフレンドの聖花を初めて見た時・・・ボクの心は躍ったよ。天使だ・・・天使がやってきた・・・昴の彼女かと思ってちょっと絶望したけれど・・・なんと・・・昴にその気はないらしい・・・それならボクにもチャンスがあるよ。勇気を出してアタックだ。天使をこの手に抱きとめるんだ・・・神はそのために男と女を作られたとイェス様も言っている・・・思い切ってデートに誘うと・・・なんと天使はOKだ・・・神の恵みとはこのことか・・・そしてボクは聖花の純白のパンツをゲットだぜ・・・神よ・・・永久に・・・感謝します」

まあ・・・二組のカップルがいて・・・よりよい組合せを求めてパートナーチェンジをするのはありふれた話である。一組のカップルしか残らなかった時には置き去りにされた人たちは「中島みゆき」の気持ちになればいい。

もちろん・・・心に嫉妬(レヴィアタン)や憎悪(サタン)という名の悪魔(デビル)が巣食うのも仕方のないことだろう。

しかし・・・この場合は・・・男と女と女と男を愛する男の組合せだったために・・・そうとは知らない一人の女が・・・獲物としての自分の価値を高めるために本命でない相手に色目を使い・・・見事・・・落胆のゴールにたどり着いたのである。

そのために・・・熱愛する男と失望した女のカップルと・・・悪魔にとりつかれた女・・・そして最初から絶望している男しか残さなかったのだ。

昴が聖花に挿入したとしても・・・それは・・・間接挿入の暗い喜びしかもたらさない。

いやいやなので・・・抱きしめてさよならだった可能性も高いのである。

もちろん・・・それはフレンチ・キスで舌が奥歯を舐めるか喉まで差し込まれるかという違いとさほどかわらないので・・・抱擁か挿入かは妊娠の有無が確認されない限り無視してもいいという考え方もあるわけである。

そして・・・昴が秘密を持っていることによってすれ違った四人の心のあやを知っているのは後からやってきた佳音のみという構図が作られたのだ。

佳音は昴の困惑を知っている。彼が男色家であるという秘密を知っているからだ。佳音は美月の邪心を知っている。悪魔の言葉で脅されたからである。そして昴の秘密を知っているので聖花の恋が報われないことを知っている。そして・・・自分の愛しい相手が自分にふりむいていない相手を愛していることを知っている。その悲しみを知っている。なぜなら殉也と同じで・・・自分も愛しい相手にふりむいてもらえないからである。

だから・・・せめて慟哭する愛しい人の背中に身を寄せるしかないのである。

イノセントは無垢である。穢れを知らないということは・・・何も知らないバカということである。

本当のことを知らない殉也とすべてを知っている佳音・・・どちらがイノセントなのか・・・明白ですね。

さて・・・かなり・・・不自由な人となった聖花の押し付けがましい愛を聖花の友人として昴がどう処理するつもりなのか・・・リアルな世界では大問題だが・・・昴が肉体関係のない愛・・・即ち通俗的な意味でのプラトニック・ラヴを殉也に捧げるロマンの世界を生きる以上・・・白昼屋外でパンツを脱いじゃうほど性衝動に積極的な意欲を燃やす聖花の求愛を鬱屈を感じるほど日々いなしながら・・・性生活以外の生活の面倒をみていく決心をした・・・というところでしょうかね。

男と女の婚姻について・・・マタイの福音書第19章でナザレのイエスは次のように語っている。

神は男と女を創造した。

人は男と女が結ばれて生れる。

だからこそ・・・人は父と母を離れて・・・男は女と結ばれ・・・女は男と結ばれる

夫となる男と妻となる女は結ばれて一心同体となる。

それは神の定めたことである。

結ばれた男と女はもはや二人ではなく一人なのだ。

それを引き離すことは神の心にかなうことではない。

夫が妻を離別し別の女を妻とすることは姦淫である。

神は戒めていることを忘れてはならない。

汝、姦淫するなかれと。

もちろん・・・天国の扉は姦淫をしたものには開かれないのは言うまでもありません。

えーっ・・・じゃ、離婚して再婚したら天国に行けないの?

怪しい神父(内藤剛志)「大丈夫・・・神様は・・・人間の弱さとスケベなことをよくご存知です・・・罪を犯しても悔い改めれば・・・神は赦してくださります・・・祈りなさい」

佳音「そうなのです・・・人はいけないことと知りつつ・・・かなわぬ願いを神に祈ります・・・愛してはいけない女(娘)を愛した男(父親)を・・・もしも男が悔い改めたなら神は赦すのです・・・神が赦すのだから・・・男の罪を・・・男に汚されたものも忘れる必要があるのです・・・しかし・・・人は・・・できれば罪が犯される前に・・・罪を犯さぬようになさることはできなかったのですか・・・と・・・すべてを赦される神に祈るのです・・・しかし・・・その祈りはききとどけられないことを・・・人は知るのです・・・なぜなら神は・・・人が罪を犯し・・・悔い改めることを・・・望んでいるのだから・・・もちろん・・・契約違反をして哀れな子羊をアパートから追い出し家財道具を無断で風雨にさらすような大家の広田さん(兎本有紀)は地獄行きなのです・・・神を信じてなければ大丈夫ですけど」

関連するキッドのブログ『第六話のレビュー

Hcinhawaii0484 まこちゃんハウス・聖花祭り会場。まこまこちゃんハウスにシンデレラ城ホラーワールドを作ったのでしゅ。ビックリさせるモンスターはすべて聖花ロイドになっていましゅ。その恐怖にキャーッと地味王子様に抱きつきまくるチャンスありでしゅ。はうぅーんお気楽大家さんは・・・きっと粗大ゴミ引き取りの出費を敷金からさっ引くよね・・・這いずり聖花は・・・何度見てもこわいよね・・・片思いは・・・つらいねミマムプールにダイブしてパンツ握りしめて愛の抱擁って・・・ロマンチックレベルいくつなのかしら・・・ま・・・殉也のものすごさは・・・わかるっしょー・・・もう別世界だわーシャブリ久しぶりに間に合ったのでありましたーっ。聖花がかわいそうじゃないかって殉也は泣くけれど・・・ひとつ言えるのは主役はだあれ?ってこってすでありましたー」じいや「シャブリ様・・・kiyokaがkirokaになっておりますぞ」みのむし貞子だよ~るるる・・・妖術も使いますか・・・みんな変態ですか・・・殉也は大鈍感魔人ですか・・・るるるikasama4今回は・・・芸術家魂・・・大爆発ですね・・・愛とは恐怖そのものだったのですね・・・プールに落ちたその日から鵜化現象が始まったのです・・・もちろん・・・パンツは要返却なのですmariきゃーっくうどひゃーっアンナいやーっエリひえーっ

さて・・・天使テンメイ様は恋していない異性を愛するようになることがある物語として「風と共に去りぬ」を抽出。かなわぬ恋に対する情念が風船のように虚空に飛び去ったと見るわけですが・・・まあ・・・スカーレットが本当に恋しい相手を最後まで手にいれられなかったように聖花もまた・・・昴を実際には手にいれられないかもしれない。なぜなら・・・聖花の愛した男(異性)は最初から存在していない幻だったからです。そこにいるのは・・・男の姿をした女だったのだから。もちろん・・・昴をスカーレットと考えれば・・・バトラーである聖花を諦念しつつなんとなく愛し始める可能性もあるわけですが・・・。この変換の味わいはなかなかに奥深いと悪魔は微笑いたします。つまり・・・その場合はスカーレットは女の姿をした男だったわけで・・・スカーレットの真の本命も変更されるからです。スカーレットは最初からアシュレーでなくメラニーを愛していたというように。

水曜日に見る予定のテレビ『OLにっぽん』(日本テレビ)『相棒』(テレビ朝日)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

すみません。おかげさまで直しました。
「よ~け~ありがとさ~ん」(糸子)

投稿: シャブリ | 2008年12月 2日 (火) 10時57分

純愛+ホラーの織りなす相乗効果を
このドラマは見事なまでに見せています。

また、それに応える内田さんには拍手ですね。
あの無表情さがいいんでしょうね。

あれってある意味「絶対彼女」ってやつでしょうか(; ̄▽ ̄)ゞ

純愛=オモイとか
相手の幸せを願っていても
自分がそれを出来なければ悲しいとかいう
本来ドラマで見せたいものが全部吹き飛んでますからね。

副職が本職を超えたって感じですかね。

次回も本編度外視で彼女の活躍を期待したいです( ̄▽ ̄)

投稿: ikasama4 | 2008年12月 2日 (火) 13時00分

▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯

キッドも決定稿まで
日に日に誤字脱字が増えていますので
どうかよろしくお願い申し上げます。

先週は・・・日向ななみと
前田愛の間で激しく揺れ動きました。

まあ・・・結局・・・両方ともレビューは
パスしちゃいましたが・・・。

まあ・・・あの事務所に入ったということは
活躍というかある程度の活動が
期待できるわけですが・・・
ちょっと駒そろえすぎかな・・・。

投稿: キッド | 2008年12月 2日 (火) 15時35分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

結局・・・昴はどうする気なのか・・・。
最後の手の動きからは
もう・・・観念したって感じなんですけど
そういう問題なのか・・・と思います。
今・・・再度の成長中の聖花が
昴の本質を悟ったとき
昴は殺されかねないハードさがあるような気がします。

結局・・・愛のゴリ押ししか描けない作家なのか
この調子でいくと
お互い・・・本命を異にしながら
なんとなくみんなで共同生活を
始めるのが一番・・・
みたいな方向性があって・・・
また・・・
私たちの愛の旅が始まったのです・・・
みたいなラスフレエンドがきたら
それはそれで爆笑なんですけど・・・。

それにしても・・・
楳図かずお風聖花三態にはじまり
みやびな匂いのある鵜飼物語へ・・・
見事な展開でした。
新品パンツ三枚進呈したい気分でございます。

さてさて堀北真希は抑えた演技冴渡りまくりなのですが
主役がそれでいいのか!
という気持ちもないわけではございません。

全部思い出しちゃいましたの時は
すごいんだろうなあ・・・。
でも期待しすぎるのは重いかもしれないなあ
と自重する今日この頃です。

投稿: キッド | 2008年12月 2日 (火) 15時46分

こんばんは 堀北はいいでしょ
台詞なしの顔だけで十分物語ってました。
佳音ファンも堀北ファンも満足だと思うけど。。
   
エッ、ビッグ3でさんまが大敗? なんでやねん!
いよいよイノセントの奇跡の逆転劇を見れるかも♪
おっと、僕が感動してた間に笑い転げてましたか。
その気になれば、泣けてたなぁ。
たまたま機嫌が悪くてダメだったけど。
芥川の『藪の中』みたいですね。穏やかヴァージョン。
エッ、昴と慎吾? お互いに不満だったりして。
    
レヴィアタンって、英語のリヴァイアサンね!
怪物って意味は知ってたけど、嫉妬の悪魔なのか。
アハハ (^^ゞ 間接挿入が暗い喜び。。
人工問題を考えれば、明るい悦びかも。
いやぁ、抱きしめてさよならは可能性低いでしょ。
妥協点としては、あんな事とかそんな事とか
   
おや、今週も聖書ですか。意外なほど好きですよね。
信者より熱心だったりして (^^)
罪が犯される前に、犯さぬようにできなかったのか。
全能の一神教に対する永遠の問いかけでしょう。
ま、この問いが脳裏を離れないようでは、
まだまだ信仰が浅いってことで。
信じるものは、疑問の無限地獄からも救われる。
哀れな子羊より、影の薄い美月の方が哀れかも♪

投稿: テンメイ | 2008年12月 2日 (火) 22時09分

はじめまして、突然ですが、北米よりこんにちは!ほぼ、ジェットラグ無く見ているイノセントラブなのですが こちらのフォーレバーグレイな空を吹き飛ばす位の勢いで爆笑ウエ-ブがどうにもと止まらない回でした。忌ぃー世かーオワ聖花の心理分析する妄想に耽った位ですね。式前に、じゃぁお望み通り抱いてもらえたのに死にたくなったのは なんでじゃ?とかね。
パンツ事件も最高でしたが 内田さんの目覚めてからの表情がいちいちサイコー。
キッドさんの考察、突出されてます。凄く面白いですね!それでは長々と失礼致しました。

投稿: Juellie | 2008年12月 3日 (水) 04時41分

○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))

ふふふ・・・(日)和宮(月)佳音(火)銭形舞(再)

と連続堀北な日々でございます。
これ・・・全部終ると
堀北欠乏症になりそうです。

記事中リンクも長めになったので
ご参照くだされば幸いです。

まあ、ビッグ3特番はワクとか企画も
ありますので本人の責任ばかりでは
ありませんが・・・
もはやビッグ3ではない・・・
ということも言えるかもしれません。

聖花については今回は最初から
聖花絶対主義が確立しているので
笑いあり涙ありでございますよ。

とにかく一挙一動に目がはなせない!

・・・でございますからね。
聖花死ぬ死ぬ詐欺の時なんかは
だめだろーっと絶叫です。

成宮・香取は時々間違えます。

リヴァイアサンは社会契約論的に
国家という巨大な怪物(システム)を
象徴するニュアンスがありますが
レヴィアタンは
メスしかいない魔族としての竜として
イメージされるようです。
まあ・・・欧州方言的な問題ですけど。

所詮は人間の考える悪魔の話なので
魔王のレヴィアタン様は苦笑なさるでしょうが。

キリスト教の七つの大罪にはそれぞれ
担当する悪魔がいるという
教会の発想は爆笑ですが・・・。

ちなみに魔王の中の魔王・・・
わが主ルシフェルは傲慢担当ですが
そのまたの名・神の敵を意味するサタンは
憎悪(あるいは憤怒)を
担当しております。

傲慢ゆえに神の座を狙い
憎悪ゆえに反乱を指導した
わが主に対する教会の
悪魔撲滅キャンペーンのなせるワザでございます。

レヴィアタンはまたわが主の
乗り物としての竜ですが
蛇形ですのでアダムとイヴを誘惑した
ヘビになぞらえるものがいるようです。

彼女たちは性をもたぬので
有性の人間には嫉妬するに違いないという
人間たちの虚妄がまた嘲笑を誘いますな。

まあ・・・そういう意味では
少数者ゆえに相手に不自由する
同性愛者としての昴は
まさにレヴィアタンの棲家として
相応しいといえるのです。

・・・昴は少しでも聖花に残る殉也の
痕跡を感じようと
あんなことやこんなことは
フェティズム的に
するかもしれませんけどね。

・・・お茶の間的には
変態!
・・・でございます。

キリスト教における夫婦観を示す
マタイの福音書の第19章を引用したのは
本作のヒロイン・佳音が
クリスチャンであるから
その恋愛に対する心理的特性を
示しておきたかったからです。

あわせて近親相姦タブーである
父親の性的虐待の
キリスト教的根拠を示すことができるからです。

現代では信仰の問題とは別に
人道的問題やら
未成年者の性的搾取の問題やら
トラウマの問題やらで
なんとなく「悪いこと」である
その行為がいかに悪いのか・・・・
ということです。

花嫁の処女を奪う権利は父親にあるという
文化ではないということです。

・・・どんな文化じゃっ!

神の不在と信仰の問題という
当然派生するキリスト教の一つのポイントが
そこにあるわけでございますしね。

知と信の差異を認知かるかどうか・・・もありますし。

もちろん・・・悪魔としては知っているのも
信じることもみな同じ。
この世のすべては妄想という立場でございますが。

来週は美月の逆襲が期待されますが・・・
おだやかに・・・佳音と殉也の二人が一人になる
聖夜を迎えるため・・・
美月の中の悪魔は退治される予感・・・。

まあ・・・悪魔キッドとしては
わが主のまします地獄の氷のような
寒い寒いクリスマス・イヴについての
希望はまだまだキープでございますよ。

投稿: キッド | 2008年12月 3日 (水) 08時23分

★C9H13NO3~Juellie様、いらっしゃいませ~★瞳孔拡大中

これはこれは太平洋越しに
ご足労いただきありがとうございます。

ほぼリアルタイムで
日本発のドラマを鑑賞できる
今世紀の素晴らしさでございますね。

まあ・・・パンツを自分で脱ぐという
習慣のない方には
ものすごく・・・違和感があったと
思われる場面でしたが
・・・どうして昴は私を欲しがらないの?
という気持ちで追い詰められた
聖花のイノセント・ラヴの
表現としては天晴れでしたね。
なにしろ・・・腰を浮かしても
昴は脱がしてくれないのですから
自分で脱ぐしかなかったのです。

殉也に拾われちゃったときの
聖花の絶望を思うと
胸が痛みますな。

死にたくなったというより
死でとこしえの愛を示そうとしたのでしょうな。
ですから聖花の手紙は遺書というよりは
最後のラヴ・レターなのでしょう。

とにかく・・・萌え萌え聖花は
寝ても醒めても
死に掛かっても生き返っても
昴のことばかり
なのですからーっ。

・・・こんな妄想ばかりのブログですが
どうぞまた遊びにいらっしゃってくださいね。

投稿: キッド | 2008年12月 3日 (水) 08時39分

カナーリ遅くなってお邪魔いたします~。
聖花祭りが始まったのですね?
お兄ちゃんは出てこないし、美月はかすんでしまってたし。
これはもう何が起こっても怖くない…と
見守っていく覚悟ができてしまいました(笑)
プールでパンツのシーンは
おそらくしばらく忘れられないでしょう(^^;)

投稿: ミマム | 2008年12月 5日 (金) 17時14分

❄~❄~❄~ミマム様、いらっしゃいませ~❄~❄~❄

ふふふ・・・ペンライト祭り
お疲れ様でした。

気がつけば終盤戦・・・。
皆様はこのドラマ・・・スタートでつまづかれた方が
多かったようなのですが
じいやは
最初から
聖花に釘付けだったので
もうヤマを越えたような気分です。

ここからは美月・・・兄貴・・・
そして佳音と
本来の主人公は最終回でチャッチャッとすます
というこの脚本家ならではの
展開が待っていると思われます。

ふふふ・・・そんな女じゃないとか
言いながら
純白の勝負パンツの聖花・・・。
乙女です・・・乙女だったのでございます。
ものすごくせつなく哀愁のシーンだったのです。

・・・とじいやは思いまする。

投稿: キッド | 2008年12月 6日 (土) 19時18分

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佳音が、殉也に腕を取られ、気を失って、殉也の家に連れてこられた。飲み物を貰い、聖花の寝返りのアラームで、百合を持って部屋に戻った殉也は、起き上がっている聖花を見た。 それからの展開は怒涛のようです。... [続きを読む]

受信: 2008年12月 4日 (木) 05時47分

» イノセント・ラヴ(7) [ドラ☆カフェ]
視聴率は 13.4%・・・前回(12.6) 「動き出す」 [続きを読む]

受信: 2008年12月 4日 (木) 13時49分

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