人生には大切な別れもあるコード・ブルー。(山下智久)
これまでのコードブルー。ドクター・ヘリ・ブルー藍沢(山下)は「人の役に立たないと人は生きていけない」と思いつめる孤独なドクター。実力ナンバーワンドクターになるためにストイックに生きる。しかし、精密機械ドクター・ホワイト白石(新垣結衣)、お嬢様ドクター・レッド緋山(戸田恵梨香)、うざさの王者ドクター・パープル藤川(浅利陽介)、医者志望のナース冴島(比嘉愛未)という仲間たちと出会い・・・尊敬する孤高のドクター・ブラック黒田(柳葉敏郎)の利き腕を切断し、ただ一人の肉親である祖母・絹江(島かおり)が認知症を発症するという試練を経て・・・迷いの森に足を踏み入れたのだった。
花に嵐のたとえもあるさ・・・さよならだけが人生なのであるが、人生の途中では・・・別れはまた必然でもある。ひとつ年をとるたびに卒業の別れがあり、親から子は巣立つ別れがある。新しい愛のために古い愛にお別れすることもある。別れは苦しいことばかりではない・・・と藍沢は物語るのだった。
やはり、歴代ERパクリの中では最高の作品となっているコード・ブルー・・・今回も文句なくエンターティメントに仕上がっている。
で、『土曜プレミアム・コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 新春スペシャル』(フジテレビ090110PM9~)脚本・林宏司、音楽・佐藤直紀、演出・西浦正記を見た。救急車とドクターヘリの最大の違いは「医者の出前」の有無である。ドクターヘリも「患者」を搬送するが、同時に現場に「医師」を配達するシステムなのだ。患者が死んだ場合の医師の常套句である「残念ながら手遅れでした」を自ら封じる恐ろしいシステムなのである。
キッドは命を粗末にすることについては鈍感な方だが、世の中には何が何でも長生きしたいという命根性のある人も多いので・・・こういうシステムを着想するのだな。
ダメージに対して脆弱な生命である人体は早めのダメージコントロールが生死の境を分けるのである。出血した場合は大量に失血する前に止血した方がいいし、心臓が止まっている場合は脳死の前に動かした方がいいのである。薬物中毒から熱傷まで早めの手当てが肝要なのだな。
まあ・・・ある意味・・・ギリギリセーフの命に対することになり、当然アウトとの出会いも多いのである。
そういう前提の中・・・二次災害の危険がある中で、自らの危険を省みず、トンネル事故現場での治療行為を続け、一週間の停職処分を下されたフェロードクター(特別研修医)とナースの停職終了からドラマは再始動する。
そこでまず・・・今回の見せ場からスタートである。
ものすごい・・・釣りであるがまんまと釣られます。
新千葉線木更津西地区で西浦安発千葉山行きの七両編成の列車が脱線転覆事故を起こす。死者多数、重軽傷者多数の大惨事なのであるが・・・その転覆した車輌の陰に血まみれで横たわる者のユニフォームがドクターヘリのものなのである。
で・・・その七時間前である。
ここからは・・・誰がどういう場面で血まみれになるのか・・・それだけが気がかりなのである。少なくとも・・・ドクターヘリのドクターたちを愛してやまない人間にとってはぁぁぁぁぁ。
こういう場合・・・巷ではフラグというものが立つ。「この戦いが終ったら結婚しようと思うんだ」と誰かが言ったら戦死は確実なのである。
だから・・・何もがもがフラグに見えてドキドキなのである。
このドラマには戸田、新垣、比嘉という一人でもヒロインとしてやっていける三人がそろっていて、おそらくそれぞれにファンがいると思うのだが・・・「オレの○○だけはやめてくれ・・・」と絶叫は必至である。
その中で血まみれの制服はドクターのものだから・・・ナース比嘉は安心と思ったりもするがたまたまドクターの服を着ていたなどという姑息な手段もあるので油断できない。
そこへ・・・藍沢のナレーションがあおりを入れる。
「別れは突然・・・やってくる」
おいおい。である。さて・・・もっともあってもおかしくないのはようやくヘリ搭乗を許された藤川だ。これまでにもうかつに電気ショックで感電し、心臓が止まった経験がある。またお前かっ・・・という展開はありそうなのだった。
そして・・・「今夜・・・メシでも食わないか」とナース・冴島に交渉開始である。
しかし・・・「あなたと食事なんてウザすぎる・・・」とお断りされるのだった・・・セーフである。
一方・・・一から出直すために病院を去って行く黒田。この黒田の去り方に納得がいかないのが緋山だった。緋山は心の底では黒田を一番愛しているらしい。このあたり・・・危険じゃないか。
そんな黒田の厳しい指導のために・・・観察力が磨かれた白石は・・・心臓外科の患者の病変を素早く読み取る。黒田の負傷の原因を作ったのは白石である。いわば白石の身代わりで黒田の右腕は一度は切断されることになったのだ。「私が・・・私のせいで・・・」という思いをどこかにかかえる白石・・・だから危険だって。
しかし・・・白石の発見した病変を理由に心臓外科のフェロードクター柏原あや(今井りか)と衝突する緋山だった。かしわばらだからか。とにかく「患者第一で病院の縦割り組織のシステムなんか知ったことかっ」なのである。
そして・・・謹慎期間の一週間・・・父親との間になんらかのトラブルがあったという前フリである。しかもネタが「見合い写真」・・・フラグか・・・これは・・・。
そこへ・・・仲裁に来た指導医・森本(勝村政信)・・・「こんな問題児ばかり相手にして黒田先生がいなくてやっていけるのか・・・」と不安になるのだった。しかし・・・いつもならオペレーター轟木(遊井亮子)をナンパするところ・・・藤川にとられているようでは事故遭遇の大役はもらえそうにないのだった。
そうなると・・・意表をついてドクター三井(りょう)という手はあるのだ。「流星」に続いてまたしても血まみれ死体に・・・。逆に殺し辛いか。
そして・・・降って湧いたようにばあちゃん認知症から回復である。
一応・・・事故による一過性のものの疑いがあったので・・・突然しっかりものになった絹江に問題はないのだが・・・「うれしいよ・・・耕作(藍沢)の働いている姿が見れて・・・ユニフォーム似あっているねえ・・・」・・・ばあちゃん・・・それは言っちゃダメ~。ユニフォームはフラグーっ。なのである。
そして・・・事故発生。見送る藍沢祖母の不安げな顔・・・。これはフラグでなくてブラフだな・・・。
さあ・・・こうなると・・・フラグが濃厚に立っているのは・・・もうお気づきですね。
米国に向かう離婚した妻子を見送るためにタクシーで空港に向かう黒田。そこに臨時ニュースがながれてくる。
一報を受けた翔陽大学附属北部病院では森本がバックアップ宣言・・・第一陣は三井、藍沢、白石である。これは付近に病院が散在し・・・とりあえずトリアージと応急処置が主任務と考え、医師三人の先発、さらにピストン輸送で医師を送り込むという作戦である。
現場ではすでに救急隊員、レスキュー隊員が救助活動を開始、救護センターが設置されている。被害が多いのは二両目と三両目。三両目はすでに安全確認がとれていて・・・横倒しになった二両目は内部を調査中なのである。
ここで指導医・三井の命令は・・・白石に救護センターに搬出された患者のトリアージ。そして自分と藍沢は三両目に前進だった。
続いて第二陣が緋山、藤川、ナース冴島を運んでくる。
ここで・・・二両目の安全確認が取れたために緋山と藤川は二両目に・・・そしてナース冴島は当然のように重傷患者の扱うことになる藍沢の元へ向かうのだった。
そして二両目の内側に藤川が・・・そして外回りを緋山が・・・もうだめだぁぁぁぁ。
やがて救助活動が進み混雑し始める救護センターに・・・白石がうろたえ始めた瞬間・・・黒田到着である。
その頃・・・ニュースでは「脱線転覆事故は死者5人重傷者16人・・・」と報道を開始。それに呼応するように事故現場では家族の安否確認のため・・・携帯電話の着信音が鳴り響くのだった。
センターでの応援を終えた黒田は二両目へ。緋山のトリアージの不手際を指摘しつつ、横倒しになった車輌の上部からの要請に応えて緋山を送り出す・・・きゃぁぁぁぁぁぁ。
一方・・・二両目車内の藤川は応援要請のために緋山を電話で呼び出す。
車輌上部での応急処置を終えた緋山は電話に出るために車輌の上の人気のないスペースに移動。・・・もうダメ。
そして・・・救出活動に伴う震動発生。緋山はすでに救出活動の終った車輌の下部が晒される裏側に人知れず落下したのだった。ここから長い放置プレーである。『デスノート(後)』に続き二夜連続プレーなのだった。
ここからは・・・死亡か生存かの釣りになるのだが・・・もちろん釣られました。
裏で緋山がそんなことになっているとは露知らず表側では黒田が藤川を熱烈指導である。出血を抑えるための現場手術開始である。黒田が命じて藤川が電話して緋山が落ちているだけに・・・藤川がかっこよくふるまえばふるまうほどウザイという見事なシステムになっているのだった。
さて・・・黒田を藤川に盗られた藍沢であるが・・・やはり最高の必殺現場手術は主役のために用意されているし・・・ナース冴島の熱い信頼の眼差しも藍沢のために準備万端なのである。「冴島来てくれ!」「はい!」なのである。
今回は被害者メインゲスト(西田尚美)である。自らも残骸の下敷きになりつつ・・・・やはり残骸にはさまれて身動きできない息子を案じる母親だった。
その息子が頭部を打撲し、脳内出血である。救出時間、搬送時間あわせて死亡のいつもの手だ。ここで脳外科・西条(杉本哲太)が電話でサポート。
「どうする気だ」「何もしなければ助かりません・・・電動ドリルで・・・」「レスキューのドリルでか」「です」「穴・・・あけすぎないようにな・・・」「はい」
当然、母親は狂乱である。しかし・・・冴島はこの時とばかりに「お静かに」
ここで・・・藍沢は成長の証を見せる。「子供の手をにぎってあげてください・・・まだ感じるはずです・・・」と気をそらしておいてウィーンである。
「どうだ・・・」「出血ありません」「場所が違うな・・・もう少し前だ」「はい・・・」「どうだ」「出血ありました」「よし・・・吸引だ」「はい」「ふふふ・・・へへへ・・・今回は運がよかったな・・・患者も医者もついてたよ・・・わっははははは」
その頃・・・緋山はさらに放置中である。・・・これは助かるかな。
そして白石の見せ場。冷酷なトリアージ(治療優先順位)の選択に患者の家族激怒である。危篤の患者の娘(宮下ともみ・・・笑う大天使の紫の上)が「なによ・・・なんでお父さんは後回しなのよ」「容態が急変して・・・もう手遅れです」「なによ、それ、あんたになんの権利があるのよ」「これが私の仕事ですから」「ふざけんな」・・・患者の妻(日向明子・・・忍者戦隊カクレンジャーの妖怪スナカケババア)が「あなた・・・まだこんなにあたたかいのに・・・」・・・歯を食いしばり耐える白石。後で黒田に「正しい処置だった」と褒められ「黒田先生がそうしていたから」と答え・・・三井に「辛いけれどもっと成長してほしいから」と励まされ「もう泣いてもいいですか・・・びぇぇぇぇぇん」と泣くためである。
そして・・・峠を越えて・・・撤収作業が開始され・・・おい・・・。
途中から明らかに戦力ダウンしているのにみんな気がつかないのか。
最後の戸締りを確認するタイプの黒田が緋山を発見。
「心臓停止だ・・・」「心臓損傷・・・」「どのくらい心肺停止を・・・」「分らん・・・」
つまり・・・命が助かっても・・・脳に障害が残る・・・釣りである。
緊急手術・・・参加しているドクター柏原。
ここで・・・挿入歌が。
疲れたら・・・
青空に心を泳がせて・・・
風のうたでも聴こうか・・・
聴こうよ・・・
釣りまくるな・・・逝った歌じゃねえか。
そして・・・やはり帰省中に軽く親子ケンカしていた父親(清水紘治)登場。
これで・・・一応・・・家族ネタはほぼ完了である。藍沢と祖母。白石の母。藤川の母。冴島の恋人。黒田の妻子。三井の子。まあ・・・パイロット梶(寺島進)の幼な妻が謎といえば謎だが・・・。
そして・・・健気な祖母を見送りつつ・・・神は与え奪うものであるけれど・・・それが「別れ」を生むとしても人は新たな「出会い」を求めて人生を楽しむべきだ・・・と藍沢はまとめるのだった。
さて・・・次は飛行機事故・・・それとも大地震。まあ・・・某国が侵略してきて戦場という手も面白いよな。とにかく・・・みんな大スターになっても・・・もう一回もう一回と何度でも見せてもらいたいドラマである。
今回は見せ場の先出しという常套手段を使って・・・なかなか技巧的な展開だった。まず脚本が素晴らしかったと思う。
①犠牲者は誰かという釣り ②犠牲者の生死という釣り ③犠牲者の蘇生の成否という釣りの三連打である。
また主人公とその他の人々の関連性の展開も見事だった。
藍沢は祖母の復活に戸惑い・・・緋山は親との意思疎通にわだかまる。その二人は自分を見失うことによってすれちがっても言葉を交わさないのである。
このドラマでは患者と家族という視点から様々な親子関係が描かれる。
今回は医者に見離された母娘がいかにも理不尽に描かれるがそれは情としてはけして無理からぬものである。そうでありながら最善を尽くさねばならない職業の話なのである。そのために黒田は・・・感謝の気持ちを示さない。トリアージで親を見殺しにされた娘は医者に感謝できない。それを知りつつ助けた患者に感謝される喜びを受け入れるのは苦しいことなのである。そのあたりの複雑さを黒田は何とか伝えようとする。そして・・・もちろん教え子たちは言葉は示されないニュアンスを感じているのである。
たとえば「親孝行は大切だ」という教えが正しいとしても・・・それを説く相手が「孤児」だとすればこれほど虚しいことはないだろう。それでも正しいものは正しいのである。その正しさゆえの困惑をドラマは巧妙に描き出している。
それは藍沢のナレーションの最初と最後のつながりにも現れている。
いかにも「誰かが死ぬ」ことを前提にした負のイメージ漂う「別れ」というキーワードを冒頭のモノローグで語り・・・最後に「別れ」を肯定的にとらえてみせ、爽やかに語り終える。
実に鮮やかな語り口ではないか。
関連するキッドのブログ『最終回』
ごっこガーデン・大列車事故現場セット。お気楽「セットってここまで来るのに東京からこの電車で来れたけど・・・どこまでセットなの。別れは人を強くする・・・ふる方がふられる方に言ったらなぐられるよね・・・へえ・・・じいやは死んだ患者のお母さんがタイプなんだ・・・ドリルはこわかった」くう「緋山はどんな格好でもかわいいね。冴島はマスクしていも美人だし・・・ERよりは生存率高いけど・・・日本のドラマとしては緊張感も見応えも充分だよ。またやってほしいわ」みのむし「面白かったるるる。藍沢のナレが緋山のことでなく黒田やばあちゃんとのことだったなんて・・・釣られたるるる・・・もしもし・・・この電車乗れませんよ・・・あ・・・あんぱんち(実写)さんでしたか」
憧れのヘリポートセット。エリ「ううーん。迷いまスー。ナース冴島も捨てがたいし・・・でも本命は白石だと思うのよね。ゆくゆくは白石のお婿さんになって大病院の後継者に・・・記憶をとりもどした途端スーパーおばあさんに・・・さすがは藍沢の育ての親。そのおばあさんとの別れで動揺する藍沢Pをやさしくフォローする白石。これはやはりロックオンしているのyon。別れの必然性を詩うなんてドラマとしての着眼点も優れていまスー」mari「意表をついてナース村田(金田美香)になってみました。ちょっと穴狙いがすぎましたか?・・・黒田の贈る言葉・・・お前たちは最低だ・・・自尊心ばかりで傷みに弱い・・・傲慢で自己愛が強い・・・すごく優しいアドバイスになってましたよね」翠「翠は緋山で一点張りデス。気絶して・・・倒れているところを藍沢Pに発見されてしっかりしろと抱きおこされマス・・・黒田に発見されるとは・・・ぼぎゃんデス・・・更新ナシです」
慟哭の事故現場セット。ikasama4「あんたの音沙汰がなくなって・・・うれしかったよ・・・ようやく一人前になったって・・・このあたりが泣かせどころですね。最後はじっとばあちゃんを見送る藍沢ですが・・・幻のちっちゃくて泣き虫の藍沢がタクシーのあとを泣きながら追いかけていく姿が心眼で見えました・・・」ミマム「北海道は大雪っしょー。いろいろスケジュール大変っしょー」aki「そうなのよー、大雪なのよー、だからコードブルーのレビューの予定が立たずなのよー」芯「えーと。クリスマスとお正月の後は・・・もう超忙しいのです。もうフルスケジュールのタイトタイトタイトです」飯綱遣い「とりあえず仮記事です。登場人物56人ですからーっ。いろいろと見せ場もたっぷりでしたが・・・ここで放置されてた緋山と柏原のニヤリの応酬にちょっと受けたりでありましたーっ。ケロリもあったしペン回しもあったよーっ」あんぱんち「東京サンシャインボーイズ・・・復活」
緊迫の脱線車輌セット。エリ「やっぱりナース冴島もー。西条先生とつながりましたー」mari「つながりましたー」翠「つながりましたー」
お気楽「まあ・・・なんとなく今回も終るのよね・・・ちょっともどかしく・・・」mari「最高だったけどCM多過ぎかな・・・もっとPちゃまの出番多くてもよかったのに」翠「のにーデス」エリ「まあとにかく・・・続編を希望なのでスー。絶対絶対絶対yon!
平成財閥邸。ドリームテレビの部屋。まこ「エリ姉ちゃん、お仕事の時間ですよー・・・あれ・・・いない。最近、この部屋に入ると消えますね。VS嵐で焼肉券ゲットしてよだれじゅるじゅるーデス。緋山が・・・死んじゃうかと思ってちょっとドキドキしましゅた・・・これでお別れなんでしゅか~?」アンナ「ふふふ・・・エリちゃんもドリームな世界でぴょんぴょんだぴょん。ふふふ・・・アンナはちょっと新年会でエリちゃんの真似して飲みすぎぴょ~ん・・・・ケロリの確認もまだなのぴょん」
月曜日に見る予定のテレビ『そうか、もう君はいないのか』(TBSテレビ)『ヴォイス・命なき者の声』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
あはっ~!
新年早々遅刻です!
お正月明け、とりあえずコード・ブルーと2009年冬ドラマの記事だけアップしました~。
ゼイゼイ~~~。
投稿: 芯 | 2009年1月12日 (月) 00時52分
こんばんは 珍しく記事タイトルが似てますね。
一つの風景の中で、同じ辺りに目を向けて、
違う感想を持つ。そんな所でしょうか。
救急車とドクターヘリの最大の違いは、
僕は時間とコストだと思ってます。
何分で医者が診て、いくらかかるのか。
コストが高過ぎるから、数が少なくて、ヘリに
関するトリアージはよりシビアになるわけでしょう。
キッドさんがまんまと釣られるはずもないと思うけど、
釣られるのを楽しめるってことかな。
血まみれの制服は、ナースじゃなくてドクターでしょ♪
姑息な手段の場合はナースかも知れませんけどネ ^^
降って沸いたように認知症から回復しても、
このドラマだと文句が出ないってのが凄いところ。
ドラマの主たる視聴者層がよく分かります。
ほぅ~っ、危篤の患者の娘までご存知でしたか。
ずいぶん目立ってましたよね。もっと凄くてもOK。
アハハ (^^) 梶の幼な妻は確かに謎。
藍沢の爪or指もまだ未解決問題でしょ。
「もう1回もう1回」を最後に書いたのも僕と一緒♪
ま、込められた気持ちは違うわけですけど。
さて、連ドラはどうするか、難しい選択です。。
投稿: テンメイ | 2009年1月12日 (月) 01時01分
キッドじいやさま。
Pちゃま堪能できました
心肺停止の緋山の回復が早すぎませんか?
バチスタやった時と同じような消耗でしょね。ま、それだけタフな人と思えばいいのでしょう。
黒田は、患者の立場にもなり、リハして
復帰してほしいです。鳴海のようにオペになると震えるのでは困りますね
投稿: mari@管理人 | 2009年1月12日 (月) 02時27分
しまった! 見逃しました。ステキな展開だったようですね。
寺島進って、いつ(どの作品)でもイイ奥さんがいるイメージありますねぇ( 谷)。
(以下、こちらのブログとジャンルが違うので独り言)
コード・ブルーがある日とは知らず、主人公の双子姉妹が可愛かった以外は映研なみレベルの映画『ブリュレ』(期待度100に対して最終得点5点)に1300円も払ってレイトショーで観ている場合では無かった……。
投稿: 幻灯機 | 2009年1月12日 (月) 11時07分
じいやさま、釣られるための事故のシーンが冒頭にあったのね。
ありゃりゃ・・見逃してます・・。
でもフラグが立つという様子が次々と展開されるので
おかしいやら納得やらでずんずん読んじゃった。
さすがじいや様なのです~。
やっぱりナースがいいな~。
いつだってPちゃまのおそばにいて欲しいものはさっと手にとり渡せるもんね。
携帯を耳に当てるポイントだってもちろん角度さえも熟知ですの。
今回のPちゃまは出会いと別れという切ないことを言ってたから
いきなり号泣かと思って身構えちゃいました。
でも藍沢Pに限っては希望の別れでよかった・・。
事故はいつどこに舞い降りるかわからないのね。
じいやに守られてるH☆Cはいつだって安心ですが
でも言える時に言っておかないとね。
じいやさま、いつもありがとうなのです♪
投稿: エリ | 2009年1月12日 (月) 11時16分
♡♡♡♥♥♥(みょうがの)芯様、いらっしゃいませ♡♡♡♥♥♥
ふふふ、じいやもセットの撤収作業をしていましたので
タッチの差でございましたな。
ごっこ遊び参加お疲れ様です。
緋山特性栄養ドリンクとサプリメントの
詰め合わせで回復なさってくださいませ。
正月明けから冬ドラマレビュー開始は
なかなか気難しい感じでございますからね。
軽いウォーミングアップとしては
コードブルースペシャルはよろしかったのでは?
さてさて・・・芯様は何をお選びになるのでございましょうか?
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 13時14分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
ふふふ、テンメイ様は相変わらず西浦演出とは
相性が悪いのですな。
まあ・・・ねっとりがお好みなのですな。
キッドはねっとりもサバサバも
それなりに楽しむことにしています。
まあ・・・テーゼに対して、ロゴスとミュトスが違う見解を持つ。
このあたりが天使テンメイ様と悪魔キッドの
バトルの醍醐味でございますからね。
まずは記述ミスの指摘ありがとうございます。
さっそく訂正しました。
おそらくイメージの中で白衣に鮮血が
肥大化していたのでしょう。
もっともヘリナースの制服はピンクですけど。
今回はフリとしての釣りに対して
脚本的な釣り上げ方が巧妙でしたので
一つの「かくあるべき」手本として
考えてみました。
このくらい構成していくのが
基本なのですが
最近のドラマは水準以下のものだらけで
ございますからね。
一期一会と感謝についてはそちらで
コメントするとして
「ドクターヘリ」のコストパフォーマンスには
政治的パフォーマンスを感じるのです。
キッドはドクターヘリ制度が生命維持装置として過剰という気分を持つのですが・・・。
たとえば「ドクターヘリ」制度の先進国からの
賓客が国内で事故に遭遇。
もしも「ドクターヘリ」がなかったために
落命した場合・・・。
「未開の地」の烙印を押されてしまうわけです。
「ドクターヘリ精度もないなんて・・・後進国」
という見方をされるのがイヤだから
ドクターヘリ制度が推進されるのだと考えます。
まあ・・・一般庶民がおこぼれにあずかれるのですから
よろしいと思いますし。
庶民にとって「宇宙開発」なんて食えないじゃないか・・・
という無知蒙昧の気分は常にありますからな。
さて、ダイジェストがあったとはいえ
このスペシャルからの参加の方には
絹江の豹変そのものが伝わりにくかった
という問題もありますね・・・。
レギャラーでも
「事故による一過性のせん妄」
「高齢による認知症の発症」
という二つの診断の間隙があったわけです。
「一過性」にしては長すぎるという視点もありますが
老いというものはそもそもが時間軸のズレですからな。
キッドのところのじいやなどは
疲れとか傷みとかが一週間後に出たりして
なんで疲れているのかなんで痛いのか
すぐに思いあたらないことしばしです。
そういう意味で絹江は回復のための長い夢を見ていた。
それを藍沢は客観的に見ていたのですな。
いわば無意識の断片の提示です。
「お金に対する執着」を見せて祖母の辛さを
「幼い孫への深い情」を見せて祖母の愛を
それが統合されてしっかり者で皮肉屋の「ばあちゃん」
が復活した時、
藍沢はその人格に隠れた自分への愛を
あらためて感じることになる。
このあたりの演出は見事なのですが
お茶の間に伝わったかどうかは微妙です。
病人という医師藍沢の看護対象者から
祖母という孫藍沢の保護者への変換。
「退院」という別れが
藍沢に大人の階段を登らせるわけです。
これは巧妙な仕組みと言えます。
さて・・・そういう意味で
白石は「語りすぎ」というご指摘も
サービスと考えるべきなのではないでしょうか。
キャラ設定として想定の範囲内ですし。
そして・・・トリアージ不幸の娘もさることながら
キッドとしてはちょっと松坂慶子に似た
トリアージ不幸の母が懐かしかったのですな。
この方は30年ほど前の銀幕のアイドル。
大人限定の作品に年間10本(1979年)も
出演なさっている超売れっ子だったのです。
もう白いふくらみで快楽昇天でひざくずし・・・
だったのでございますよ。
当時は・・・の百恵ちゃんであり
代表作は「潮騒」ではなくて「潮吹き海女」ですがーっ。
ああ・・・青春に別れがあれば
思わぬところで再会なのですな・・・。
キッドはここが一番興奮しました・・・おいっ。
さて・・・冬ドラマのテンメイ様の選択。
悪魔も楽しみにしておりますぞ。
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 14時25分
キッドさんのレビューに、ドラマ以上に感動…
いや二度おいしい(笑)
自分がどこにどう感動したのか分かり易く説いてくれて♪ヾ(゚∇゚*)オイ
「そうなのよ~」と感心しきり。
となると…
続編はパイロット梶(寺島進)の幼な妻…ですかね(^_^;)
今年もキッドさんに楽しませて貰いますわぁ♪
よろしくお願いいたします。
投稿: mana | 2009年1月12日 (月) 14時35分
❁~✾~❁~~✾mari様、いらっしゃいませ✾~~❁~✾~❁
ふふふ・・・久しぶりにPトリオ集合ですな。
ピーピーと
にぎやかでよろしゅうございます。
とにかくトンネル事故の一週間後には
列車事故が起きる危険地域千葉地区。
しかし・・・大事故というのは
結構立て続けに起きたりしますからな。
もう一回は起きてほしいもの。
藍沢Pに逢うためには必要ですからな。
あの方にお会いしたくて半鐘鳴らすのです。
・・・八百屋お七かっ。
ふふふ・・・緋山は
気合で病気を治すタイプ。
なにしろ・・・心臓二箇所損傷縫合でも
ピンピンですからな。
お嬢様なので金にものをいわして
再生力増幅薬を服用したのかもしれません。
まあ・・・現場につくまでには
ある程度の時が流れたということでございましょうけれど。
黒田は復活のために旅立ったのでやがて
帰ってくるでしょう。
それにしても毎年フェローたちは
やってくるのですが
今回は当たり年だったのでしょうね。
時が立つと彼らも巣立っていくでしょうが
それぞれのサイドストーリーも面白そうです。
おそらく藍沢Pは森本・三井を抜き
指導医の立場になるまでここにいるかもしれません。
そのあたりまでシリーズ展開があったら
また楽しみでございますね。
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 14時56分
✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪
中盤、ずっと死体同然の血まみれ緋山が
はかなげでよろしゅうございました。
すぐそばに・・・つまり横倒しになった車輌の
側面や天井側では救出活動が行われているのに
落ちて車輌の車輪側から隙間に転がって
死角に入ってしまい忘れられた存在になるのです。
すでに捜索終了の場所なので
誰も気がつかない。
これはかなりの哀愁です。
戸田恵梨香はこういう役も似合いますねえ。
寺島進はなんとなく谷隼人のイメージあるので
松岡きっこが奥さんのような気がします。('A`)y━・~~
ふふふ・・・中村美香・梨香姉妹鑑賞ですか。
ポッチャリ系がお好きなのですな。
池端俊策のお弟子さんの遺作ですか・・・。
ある意味謎の死を遂げた方っていう興味もあると
思いますが・・・
まあ・・・失敗作を見るというのも
勉強でございますからね。
授業料というのはいつだって高いものなのでございますとも。
ナムナム・・・。ご愁傷様でした。
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 15時17分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
お嬢様のお優しい言葉にじいめは
感激でございまする~。
そうなのですなー。
老い先短い身の上には
毎日がラストチャンスでございますから~。
なかなか若い時にはこの心境はありませんからなあ。
まあ・・・明日があるさという楽天も大切でございますが。
ふふふ・・・とにかく
藍沢Pは愛されているのですな。
しっかりものの祖母・絹江に見守られ
心は今もおばあちゃんの後ろをついて歩く
ひよこちゃんなのですな。
そして・・・現場では他のドクターには
目もくれず
藍沢専用ナースとして働く冴島あり。
ランチタイムには
さりげなく一緒に行動するドクター白石あり。
さらに緋山の携帯から
藍沢に電話するのは黒田。
もうみんな藍沢Pの魅力にまいっているのでございますね。
さすがはお嬢様の本命ダーリンでございます。
それにしても
別れ・・・とふっておいて
絹江は復活。
緋山は蘇り。
そして黒田は憎まれ口をたたきつつ
新たなる旅立ち・・・
実にさわやかな展開でございましたね。
ドリルの場面ではナース冴島が
「先生には手をふれないでくださーい」
とまるでライブ会場の女警備員のようでした。
さすがは・・・黙っていてもプリンスな
ポジションに・・・。
藍沢Pならではの貫禄でしたーっ。
今回は・・・コードブルーの中でも
最高傑作ですな。
これも周到に準備されたキャラクター設定の賜物。
すべての場面が・・・
生と死の狭間にある人生というものへの愛で
満ち溢れておりましたー。
これは名作なのでございますーっ。
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 15時35分
|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||
お楽しみいただき恐悦至極でございます。
ふふふ・・・トリアージ的悲劇の患者が
梶の幼な妻だったらと思うと
ゾッとしますね。
「奥さんはもう・・・手遅れです」
「お、オレに・・・コイツを運んじゃダメだって
言うのか・・・」
「仕事ですから・・・」
「ちくしょう・・・ちくしょう・・・オレだってプロだよ・・・」
もう・・・どうしていいのかわかりませんよ。きっと。
まあ・・・きっと「風のガーデン」的な
身内とか特権階級は・・・別ワクという概念が
導入されるかもしれません。
今回の山Pの泣かせどころは
普通の場合はぐっとこらえて
幻想の中で少年時代の藍沢(子役)が
泣きながら「ばあちゃんばあちゃんばあちゃ~ん」と
タクシーの後を追いかけるなんていうのもありですが
ここまでずーっとポーカーフェイスで
ふってきただけに
複雑に乱れる藍沢の表情が最高という
名シーンでございましたね。
今年もどうかよろしくおつきあいください。
投稿: キッド | 2009年1月12日 (月) 16時06分
まんまと釣られまくりで、お魚になったあたし状態でしたが
もう1回でも2回でも3回でも何度でも君に逢いたい~
な、ドラマなのデス
今回は流暢に弁当食ってる暇が無かったけど、
次があったなら、梶さんの奥さんのキャラ弁もまた見たいデス
そして、じいやにもアニメのキャラ弁を差し入れなのデス!!!
下剤と共に・・・
ぎゃはは~、エリねーちゃん・mariさん・翠ちゃんの、
3人共1歩も引かない三つ巴のごっこ遊びが懐かしいデス
投稿: まこ | 2009年1月12日 (月) 16時58分
釣りが多かったのに
まるで去年の月9にならったかのような
医療での奇跡の数々
見事にしてヤラれました(; ̄∀ ̄)
それを上回る感動シーンをカブせてきましたが
これはなかなかに上手かったですね。
連ドラの設定を生かして
この作品はかなり洗練された感じに仕上がりました。
この感じだと視聴者の要望次第で
続編も全然アリですかね( ̄ー ̄)b
そして、あんぱんちさんはやはり患者さん役です(笑)
投稿: ikasama4 | 2009年1月12日 (月) 23時34分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
ザバザバ・・・ジャッバーンッ!
まこ様、またお部屋で海底探検ごっこを
なさいましたなっ。
この遊びはプールでおやりくださいと
お願いしているのに・・・。
また家具を総入れ替えではございませんかっ。
まこ様~。
おっ・・・水道管を使ってお逃げになりましたな。
なぜ・・・直系1メートルのパイプを配管して
排水してくれとおっしゃったのか・・・
このためだけですかーっ。
平成財閥ダイバー班、
お嬢様を追跡しなさいーっ。
なに・・・地下格納庫で
潜水艇強奪してすでに海にお逃げですとーっ。
うううむ・・・おっ・・・お嬢様の下剤の効果が
またしても・・・ゲルググっ・・・
いじわるお嬢様ごっこですか~!
投稿: キッド | 2009年1月13日 (火) 13時10分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
地道にキャラ設定を積み重ねてきているので
スペクタルな展開が効くのでございますね。
もう・・・身内が危険な目にあっているような
ハラハラドキドキ感がたまりませんね。
そしていくつかのテーマのしつこいほどの
からみあいがたまりませんね。
「患者と家族」では
絹江と藍沢、息子と黒田、助かった患者と家族、
助からなかった患者と家族、緋山と父と
濃厚な変奏曲展開。
そしてそれぞれに「別れの意味」が
発生していく。
なかなかにシンフォニーでございました。
ただあらすじのフラッシュカットを
流すオーソドックスなオープニングも
トータルのイントロダクションと考えると
かなりおしゃれに見えてきます。
キッドは久しぶりに傑作を感じました。
視聴率23.1%ですので
まあ普通続編作るか・・・映画化か・・・。
そうなるとあんぱんち様が
大量動員されそうでございます。
投稿: キッド | 2009年1月13日 (火) 13時23分