人間ラジオ的予知の相棒(水谷豊)パラパラ漫画的奇異なキイナ(菅野美穂)
オカルト粉砕でかぶる右京とキイナだった。
水曜のダンスは・・・
「相棒」↗20.5%↘18.8%↗20.2%
「キイナ」・・・・・・ 16.5%↘15.5%
・・・ややもつれたように見えるが、「相棒」のステップが大きいのでドラマ好き以外も見ているし、「キイナ」はドラマファンがちょっとこぼれたのでダンスは続いてる。
キイナはパラッチョ→パラパラマンガときたので次はパラレルワールドとかパラソルがらみでやってもらいたい・・・パラダイスとかパライソでも可・・・なんの意味が・・・。
で、『相棒・Season7・第13回』(テレビ朝日090128PM9~)脚本・櫻井武晴、演出・近藤俊明を見た。前回は三面記事ネタでかぶせてきた「相棒」であるが今回は「オカルト」ネタである。しかも「オカルト粉砕」ネタ。前回、キイナ(菅野)は「心臓の記憶」というややオカルトネタを肯定の方向で扱ったのに対し、「超能力の実在を信じる」右京(水谷)が「予知をする超能力少年」を近所にの歯医者が改造した人体ラジオの犠牲者だと看破するのである。しかし、キイナもポルターガイスト現象を共振と人格異常のあわせワザで粉砕。つまり両者オカルト粉砕で奇跡のシンクロ振りを見せるのだった。
昔、スプーン曲げ少女でインチキをたたかれ傷心を引きずる母親(濱田マリ)は息子の拓海(田中碧海)に超能力開発の英才教育をする頭のお菓子な母親である。誰か矯正してやってくれ。子供のために忠告した父親だが家を追い出されてしまう。
しかし・・・その後しばらくして歯医者に改造された拓海は盗聴器の電波を受信、音声に変換する体質となり、「お告げ」を聞くようになる。
母親はついに息子の時代が来たと・・・マス・メディアへの売り込みを開始するのだった。
しかし・・・それは偶然にも近所に点在する発信器型盗聴器の電波を受信しているだけだったのである。
①近所の夫婦・夫が妻の浮気を疑い盗聴器を仕掛けていた。そのために夫婦ゲンカの声が聞こえた拓海は離婚の危機を指摘。
②自宅。家を追い出された父親がせめて拓海の声が聞きたくて盗聴器を仕掛けていた。息子溺愛タイプである。そのため・・・拓海は室内の会話が家の外から聞こえるのだった。
③近所のアパート。前の住人がストーカー被害に遭い転居。盗聴器が放置されていた。そこへ引っ越してきた男が犯罪者で共犯者と電話で打ち合わせをする声が通学途中の拓海の耳に届いたのだった。
犯罪者の犯罪・・・経営難のバーのママと知り合った犯罪者は保険金殺人を持ちかける。そして、さらにママの夫を拳銃で殺して勤務する不動産会社の金庫の鍵を入手し強盗を行うという二段構えの犯罪計画であった。
超能力母子の通報で事件を知った右京は・・・子供のゲームに詳しい鑑識(六角精児)をスパイとして送り込み・・・超能力でなくてただの人間ラジオだったことを明らかにするのだった。
今日も右京を讃える電波が虚空に飛び交うのである。どこかで杉下の靴の音である。
まあ・・・息子を超能力者にしたがる母親は一度精神科に通院した方がいい。
で、『キイナ・不可能犯罪捜査官・第2話』(日本テレビ090128PM10~)脚本・吉田智子、演出・猪股隆一を見た。流れ込む膨大な情報にいつもパンク寸前のキイナ。一休さんのようなポーズは頭痛をこらえているのだと思う。・・・哀れな女だ。キイナとコンビを組んだ新人(平岡祐太)は特別班として今日も怪事件に挑むのだった。
少女・雪乃(川島海荷)の家ではラップ音に震動と怪現象が相次ぎ、ついに眠っている雪乃が何者かに傷つけられるという事件に発展する。侵入者の形跡はなく両親による犯行と自傷を疑う課長(草刈正雄)・係長(沢村一樹)のホットライン。しかし「私が少女を守ってみせる」とキイナはカメラを持って自宅に張り込むのだった。
新人は「思春期なのにカメラで盗撮なんていいんでしょうか」と言いつつモニターを凝視するのだった。
しかし・・・少女はやはり自傷していた。
その心には・・・闇が宿っていたのである。
それは・・・事故死した雪乃の兄サトシにまつわる思い出だと兄妹の母(かとうかず子)は語るのだった。
幼い頃、水辺で帽子を風に飛ばされた雪乃。それを拾おうとした兄は溺死。自分のために兄が死んだという罪悪感が嵩じて雪乃は二重人格になってしまったのである。
そして・・・転居した家での怪現象が眠っていた雪乃のもう一つの人格・サトシを顕在化させたのだった。よくあることである。
元彼の技官(塚地武雅)の解説により・・・近所の工場の震動による共振現象が判明。新築欠陥住宅でよくある現象を速読リサーチしたキイナ。
しかし・・・影からこっそりキイナ見守り、雪乃の自殺未遂も阻止した上でお姫様抱っこも決めるセクスィー係長は「それじゃ・・・心の傷が癒えてねえ・・・」とキイナに愛のムチ。
そこでキイナは「ゆきのとさとしのだいぼうけん」を求めて屋根裏にあがるのだった。
結論①さとしは天才アニメーター
②さとしは妹萌え
③解離性同一性障害を発症しているので雪乃は精神科に通院するべきである。
まあ・・・愛していたから怨まないとは限らないが・・・その点について追求するのは野暮なのでやめておく。素晴らしい作品を生んだ兄に怨まれるなら本望という乗り越え方もあるしな。
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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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