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2009年2月 1日 (日)

人間は殺しあうために生まれて来るズラ(松山ケンイチ)おねだり娘(木南晴夏)風立ちぬ妄想の旅人(高橋真唯)

人間は地上最強の生物ゆえにお互いに殺しあうのが宿命である。そうでないと思うのも自由であるが、現実から目をそらしてはいけない。できる限り殺し合いを避けるためにルールを作り、仲間うちでの殺し合いを避けるために敵と殺し合う。自分が殺されないために相手を殺すのはけして罪ではないのである。問題は相手が殺そうとしているのかいないのかの見極めだが・・・そんなことは本来、神でもない人にはできないのだと考える。そんな人間が人を愛し自己犠牲を他人に奉げるのは一種の病であるという考え方もある。

妄想姉妹~文學という名のもとに~」(日本テレビ)は三女・節子(高橋真唯)の主役回。肌の露出控え目で濃厚キス・シーンありである。病んだ女との愛といえば「風立ちぬ」(堀辰雄)より「春は馬車に乗って」(横光利一)の方が好きなキッドなのだが・・・まあ・・・結局ダイジェストだからどうでもいいや。それより気になったのは紺野まひるのヤンデレ解説である。ツンデレ・・・ツンツンした女を愛すること。ヤンデレ・・・病んでる女を愛すること。・・・どんなボケなんじゃ。ま・・・しかし・・・隠語だからな・・・違うと言っても証拠がないのである。しかし・・・正しくはツンデレ・・・ツンツンしているけど愛してる。ヤンデレ・・・心の病を感じるほどの愛してるである。「ガンダム」で言うとアムロに対するセーラがツンデレ。カミーユに対するロザミアがヤンデレです。「エヴァ」の場合は碇指令に対しシンジがツンデレ、レイがヤンデレです。・・・それはどうかな。「キューティーハニーTL」ではハニーに対しミキがツンデレ、ユキがヤンデレです・・・誰も知らんわっ。

で、『銭ゲバ・第3回』(日本テレビ090131PM0854~)原作・ジョージ秋山、脚本・岡田惠和、音楽・金子隆博、演出・狩山俊輔を見た。常に制度というものは安定を前提とする。そのために制度に不安を与えるものは不適当と見なされるのが基本である。中国のように共産党独裁に間違いはないとして異議を唱えるものが一人もいないという姿勢を示すのが好例だろう。中国では餃子に毒を入れる悪人がいるはずはなくすべては日本人の陰謀だという姿勢なのだ。それと同じように悪事を働いた人間が不幸にならないのを許容しないのがお茶の間に対するテレビドラマである。

ネタバレだが・・・原作的には本編の主人公は最後まで社会には裁かれない。殺人などの違法行為を重ねるがついにそれを制止できる他者は存在しないのだ。そんな主人公をテレビドラマが描ききることができるのか・・・実に楽しみである。

そういう意味で主題歌の「さよなら/かりゆし58」は実にスリリングな歌詞である。

さよなら ただ ただ ただ ただ 愛しき日々よ

ずっと忘れないだろう 僕は君を

僕が生きる今日はもっと生きたかった誰かの明日かもしれないから

このように世界に訣別していく主人公を描きますという決意表明なら天晴れなのである。

そのように信じてみれば主人公・風太郎(松山ケンイチ)のけして望んでそうなったわけではない反骨の魂が限りなく愛おしく思えてきます。

そのように信じている者が・・・もし・・・原作のような結末でなかったら「いつか殺してやる」という気分になるかもしれませんが。それもまた一興なのでございます。

未曾有の不況に対して企業の生き残りをかけ・・・ワーク・シェアリングではなく、リストラを選択する経営者たち。風太郎が派遣社員として働く三國造船でも解雇の嵐が吹きまくっていた。不当解雇を訴える男・田辺(正名僕蔵)の手渡すビラの受け取りを拒否する風太郎。

田辺「金持ちが貧乏人に死ねというのをあんたは認めるのか?」

風太郎「金持ちは貧乏人に死ねなんていいませんよ。貧乏人が勝手に死ぬんです。死ぬ貧乏人と死なない貧乏人の格差なんていつの時代にだってあるんです。ずっと昔から今もそして未来永劫にね。金持ちは貧乏人に死ねなんていわない。だって金持ちには貧乏人が必要だから。貧乏人がいなかったら金持ちだっていないんだ。貧乏人はお金持ちのために生きていける。貧乏人が死ぬのは貧乏人の勝手なんですよ

風太郎は生まれついての醜貌のために孤立していた茜(木南晴夏)の心を巧みに捕獲し、三國造船の社長宅に住み着くことに成功していた。風太郎の心に潜む邪悪なものを家政婦の春子(志保)は目撃していたがなぜか口を噤んでいる。

緑(ミムラ)と茜の姉妹の父親・三國社長(山本圭)の「得体の知れない男が家に入り込んだ恐怖」を懐柔するために風太郎は三國造船での仕事の継続を「茜の話し相手としての使用人」を引き受ける条件にする。

風太郎「僕は船が好きなんです。末端の作業でも船作りに関わっていたいのです

家族と使用人の食事を差別化する三国屋敷で風太郎はひたすらに猫をかぶるのである。

妹の茜とは違い、経営する側のリスクを考える緑は・・・同じ立場の御曹司の一人、白川(田中圭)に時計の一件を話す。白川は「時計のことは問題じゃない。貧乏人は悪にそまりやすい。もちろん・・・一万人に一人くらいは貧しく清く美しい人間もいるかもしれないが奇跡はそう簡単に起らないから奇跡なんだ。貧しければ普通は心がすさむ。ましてあの男はあんなに醜い顔なんだ。心が荒まないはずはない。危険だから一刻も早く追い出した方がいい。君たちのことが心配だから」と忠告する。

一方、風太郎を弟殺しの犯人と疑う荻野刑事(宮川大輔)は風太郎を尾行中に風太郎の父・健蔵(椎名桔平)との再会の場面に遭遇する。

健蔵「お前に金を借りに来た」

風太郎「あんたがオレに会いに来るのは飲む金がなくなった時だけだものな

健蔵「ふ・・・いやなら殺すか?」

風太郎は健蔵の首を絞めるが健蔵は簡単には殺されない。

風太郎「一円やるズラ

自分の心の内を読んでいる父親に風太郎は危険な匂いを感じていた。

親子の獣のような闘争を黙っていた見ていた荻野と菅田刑事(鈴木裕樹)は健蔵に職務質問をするのだった。

荻野刑事は弟・宏(近藤公園)と蒲郡家の交流から健蔵を罵倒する。

荻野「お前、ひどい父親だったそうだな」

健蔵「あんたの弟はオレの女房とできてたんじゃないだろうな」

荻野は健蔵に貫禄負けして解放する。

健蔵「オレの嫁はどうなったんだ?」

荻野「自分の女房が死んだのも知らんのか・・・」

一人になった健蔵は「そうか・・・オレの息子は人を殺したか」と感無量なのだった。

父親との再会に心を乱された風太郎は亡き母・桃子(奥貫薫)の思い出の味・ベラの煮付けを求めて食堂・伊豆屋を訪れる。

行方不明の息子によく似た風太郎に好意的な伊豆屋一家。風太郎も促されるままに母の思い出を語る。

風太郎「母は美しい人でした

しかし・・・何気なく店主・保彦(光石研)の口にした社交辞令が風太郎の心を石化させるのである。

保彦「ちょっと悪さしたっていい・・・人を殺さなければ人間なんだってやっていいんだ」

風太郎はすでに少なくとも二人殺していた。

一人は恩人の宏。他人の金を奪おうとした風太郎に説教したからである。

一人は同僚の寺田(田口トモロヲ)。風太郎の金を奪おうとしたからである。

風太郎は開きかけた心を用心深く閉じた。

風太郎の帰宅を待ちわびる茜。その表情はせつないほどに心の動きを示していく。風太郎のいない空虚。風太郎を感じる喜悦。風太郎は茜と唇を交わしながら・・・やがて・・・茜の耳を塞ぎ・・・心の声を口にする。

風太郎「もう時間がないんだよ。俺が頼りにできるのはお前だけなんだよ。俺がすべてを手にいれるためにお前の力が必要なんだ。お願いだ。俺のためにお前の父親を口説いてくれよ・・・

風太郎の耳塞ぎプレーを愛のゲームと信じる茜は無邪気に微笑むのだった。

風太郎は緑を偵察する。緑の心は揺れている。風太郎「白川さんから・・・僕がこの家には相応しくない男だと言われました。確かに・・・僕が信用されない人間であるのは間違いないことです。僕は・・・緑さんに従います・・・出て行くのも残るのもあなたの決定次第です

緑はたちまち善い子になった。「いいえ・・・あなたを信用しているわ・・・また船上パーティーに参加してくださらない・・・茜もあなたが一緒なら参加すると言うし・・・」

風太郎「喜んで・・・

マリーナの船着き場で・・・田辺はナイフを手に緑を襲う。風太郎は体を張って緑を庇い・・・足を刺されて重傷を負う。しかし・・・それは狂言だった。

逃走する田辺を追いかけた白川はコインロッカーから金を取り出す田辺の姿にカラクリを見抜くのだった。疑惑は慧眼の源だからである。

しかし・・・現実の本当の恐ろしさを知らない白川は・・・時計の事件で屈辱を与えられた風太郎に直接復讐し、優越感に浸るという手段をうかつにも選択する。

手当てを終えた風太郎は・・・命の恩人として緑の信頼も得た。

松葉杖で歩行しながら・・・仕事を休まない風太郎。そこへ・・・白川がネズミを見つけたネコの目を光らせて訪れる。

白昼。子供たちで賑わう公園の片隅。

白川「君が仕組んだ茶番劇はボクにはお見通しだよ。金で雇った男に襲わせるなんて見え透いた手口じゃないか・・・。君に怨みはないが・・・ボクらは仲間を守る義務があるのさ。見逃してやるから・・・とっととどこかへ消えてくれ。そして二度と顔を見せないでくれたまえ」

風太郎「・・・ふふふ・・・僕もあんたには怨みはないですよ。ただ・・・この世界では誰もが幸せにはなれないんですよね。僕の母親は貧乏で死にました。僕に安い魚の煮付けを食べさせる金はあっても、病院にかかるお金がなかったからです。僕は死のうって思いました。だって貧乏だと幸せにはなれないことがわかったからです。だから母のいる天国に行ってしまおうって。でもね・・・母は口惜しかったんじゃないかと思いなおしたんです。貧乏に負けて死んだことが・・・。なんだか口惜しいね・・・なんだか口惜しいねって母が囁くんですよ。だから・・・僕は戦うことにしました。僕はお金と戦って勝ってやろうと決めたんです。だから僕はそのためには手段を選ばないんです。お金に勝つためにはなんだってやるんですよ。それが僕の生きる意味なんです。生きる限りやめられないんです。もう人だって何人も殺しているんです・・・本当にごめんなさい・・・

白川は風太郎の言葉に引きこまれていた。その言葉に魅了されていた。気がつくと暗闇が襲ってきた。人間は的確に行えば静かに人間の命を奪うことができると白川は最後に学んだ。風太郎は植え込みに置いたトランクに白川を詰めた。そして白昼の死角からそっと抜け出た。

茜は待ちわびた風太郎の帰宅を天使の降臨を見た教徒の熱狂で示した。風太郎は囁いた。「僕のすべての荷物を持ってきたよ

広大な屋敷の裏山に・・・風太郎は穴を掘った。そこに袋詰めにしたものを落とした。そして土をかけた。

あんたは天国に行けるかもしれませんね。きっと何一つ罪を犯していないんだろうから。だって罪を犯す必要がなかったんだろうから。でもあの世では地獄があるから天国があるんだよね。もし地獄がなかったら天国もないかもね。でもこの世ではさ・・・貧乏人がいるから金持ちがいるんだよね。だからこの世では俺は・・・金のためならなんでもするズラ

すべての労働を終えた風太郎はシャワーを浴びる。流れ去る罪の汚れ。しかし上着には汚れが残っていた。その汚れをまたしても家政婦の春子は見ていた。

翌朝・・・風太郎は家族の食卓に招かれた。娘の命を救った風太郎に三國社長の警戒心はレベルダウンしていた。風太郎は三國家と同じメニューの朝食を許されたのだ。

その席で茜は父親におねだりをするのだった。

「風太郎さんと結婚させてください」

その瞬間・・・顔を伏せる風太郎。待ちに待った瞬間に仮面が壊れてしまいそうだから。そこには暗い歓喜が滲んでいる。しかし・・・紡がれた言葉は。

それは・・・無理だよぅ・・・」(つづく)

関連するキッドのブログ『第二回のレビュー

月曜日に見る予定のテレビ『ヴォイス・命なき者の声』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

>原作的には本編の主人公は最後まで社会には裁かれない。
そうですかぁ。
本当はそう願いたいところですが、ドラマでは無理?
楽しみです。

>僕が生きる今日はもっと生きたかった誰かの明日かもしれないから
深いですね~。
これは風太郎の思いなんでしょうか。
そこに「本当にごめんなさい」と白川に言った意味があったのかしら。

>けして望んでそうなったわけではない反骨の魂
罪は風太郎をそうさせた生い立ちにもあり。
でも蒲郡家って最初から貧乏ではなかったですよね?
チラッと見せた優しかった頃の父親の笑顔が気になるんです。
どうしても椎名父が悪人に思えない(笑)
しかし椎名さんの演技が見事で、惹きつけられます。

耳塞ぎプレーが今回も見られるとは!
次回も楽しみ♪
もちろん、ケンイチ君の囁きを見るのが(u_u*)
そりゃ茜も参りますって~!
…が、原作漫画からは想像もつきませんが(笑)
やっぱ人間、見た目が大事。

「それは・・・無理だよぅ・・・」
(`ー´) クククッ
あ~ゾクゾクする(笑)ヾ(゚∇゚*)オイ

投稿: mana | 2009年2月 2日 (月) 11時09分

|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||

まあ、これ以上語ると過度のネタバレになるので
申しませんがキッドは
原作を悪漢コミックのカテゴリーに
いれているのでなんてステキなピカレスク!

人間は正義を求めるものですが
正義は偽善だったり独善だったりもする
そして時には悪であったりもする
という相対的な問題にも
心が引かれるのですね。

確固たる正義を持つ人ほど
正義の別の顔に不快を感じるでしょう。
時に独善に気がつけば落ち込むし
そこから顔をそらせば偽善になる。
フィクションはそういう場合凶器でございます。

しかし・・・フィクションを愛するものは
この虚構が凶器となる瞬間が快感なんですものねーっ。

(`ー´) クククッ・・・あんたの善人面をぶっとばしてやらあ。

こういう主人公に心ときめくのですよねーっ。

そして綺麗ごとに見えるセリフに
毒の香をかぎつけると
もうたまらなくドキドキするのです。

ワイドショーでは今日も
安全地帯から悪を糾弾するのですが
ああ・・・あそこをデンジャラスにしてみたい
という誘惑は常に疼くのです。

椎名桔平はこういう
ドス黒いでもなんだか憎めない悪役が
似合いますね。
油断のならなさが滲み出るのですな。

「トリック」で山田(仲間)が
意味もなく「しいなきっぺい」と
口走っても笑える存在感がありますね。

ヤクザでオカマとか
そういうエキセントリックな役が
もう抜群にハマります。

とにかく、桔平・松ケン父子と
茜のラインは鉄壁の配役です。

そういう意味ではミムラも悪くないし
めがねをはずして二作目の宮川も
ギリギリ許せるラインになってきた。
かなり練られたキャスティングです。

まあ・・・死人の悪口は言いづらいというか
みんな殺されちゃうんだもんなぁと
思って見ていると
どんな演技も許せる気になってくるのです。

それが「銭ゲバ」の醍醐味でございます。
予告にあった松ケンの銭ゲバ的顔。
役者だな~と叫びました。

投稿: キッド | 2009年2月 2日 (月) 16時25分

その昔、ジラフと呼ばれた少年は
大人になると悪と犯罪を憎んだ警官になったんですが
今回の椎名さんはその真逆ですねぇ。

どちらにも「親」と「愛」が根本にあるみたいなのが
面白いとこですねぇ。


でもって今回の記事にはこの作品と風太郎に対する
魅力に溢れているというか、もしくは魅了されたかのような感触を受けます。

序盤から見せてくれますからね。

解雇された元契約社員の叫びよりも
格差に対する風太郎の囁きの方が心に響きます。

平等だの人権だの叫ぼうが
結局は弱肉強食

ピラミッド構造はいつの時代も変わらないのだと
風太郎の言葉が物語っているようで。

風太郎と財前五郎が重なってきます。

まぁ風太郎が財前五郎と違うとすれば
己に対する過信よりも相手に対する不信が
支配しているという事でしょうかね。


個人的に気になったのは風太郎パパが
風太郎からもらった1円玉を御守りのように
していたような演出のが気になります。

彼の黒目も風太郎同様濁ってて分かりません(; ̄∀ ̄)ゞ

投稿: ikasama4 | 2009年2月 2日 (月) 23時27分

もう松山ケンイチ=月で『デスノート』をリメイクして「計算どおり!」とかやってほしいです(苦笑)。丸顔の人ぢゃなくてー!

ブルレイデッキ買うような事態になったら真っ先に銭ゲバブルレイ買います(って出るのか?)。
いよいよ本格的に、HDD付きSTBから録画データを吸い上げる方法を考えないといけないようになってきました。

投稿: 幻灯機 | 2009年2月 2日 (月) 23時31分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

たとえば常盤貴子は汚れ役で体当たり演技
そして大女優の道を。
邑野みあは無惨な役を体当たり演技
そこそこ地道な女優の道を。
木南晴夏はどんなキャラでも魅力的。
しかし魔法にかかる人とかからない人がいる。

人気稼業の難しさです。

同じ境遇でも違う人生がある。
だから銭ゲバは許容できない。
それではフィクションの立場がないと思います。

特にテレ東深夜のお願いマスカットを
見ているともの悲しくそう思うのです。
思わずみひろがんばれと声援送ります。
コチラ→http://jp.youtube.com/watch?v=El0Y9a0gKdA

まあ、格差なんて語るほどのことはないのですな。

それでも・・・「銭ゲバ」は
歯ごたえのあるドラマ。
商品としてはギリギリの有害指定嗜好品です。

これはもう応援するしかありません。
なんていうかツキノワグマを応援するような気持ちです。
ドラマ的には絶滅危惧種ですからな。

まあ、妄想的には
クマがほろんだらヒトもほろぶのよの
世界ですが・・・
人類ってやつはゴキブリ並の生命力で
しぶとかったりもしますからね。

風太郎・健蔵・茜の
演技派トライアングルの華麗なる競演を
見るだけでも鼻血ブーです。

総理大臣と人事院総裁の
仁義なき戦いもぜひ
撲殺の方向でショーアップしてもらいたいくらい。
生き残った方が
人事権を握るという方向で合意してもらいたい。
なんてステキなプリミティブ!

まあ・・・冗談はさておき
せつない父親とせつない息子の
一円玉の絆・・・。
憎しみの血脈に対する慈しみ。
このあたりが胸に来ないヒトは
今も昔も大勢いるのでしょう。
そういう緑的な大衆に対する
アンチテーゼは
当然、支持されないのですが・・・
支持される方向に進行するのは
奥歯をかみしめて阻止してもらいたい・・・
と現場の意地に期待しています。

ま・・・三回見れたたけでも
満足ですけど。
ただただただただみたいなもんだから~/⌒(,,´∀`)つ

投稿: キッド | 2009年2月 3日 (火) 11時10分

✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪

ふふふ、Lもロボなら月もロボですかーっ。

それはあまりにも独占禁止法違反でございます。

あれは月の人の脇役演技があってLの主役が光るものですぞ。

昔は・・・すべてが一期一会でしたからな。
もう心に焼き付けるしかなくて。
くりかえしくりかえし
見果てぬ夢を見たものですが・・・。
最近、なんでもありで・・・
じじいはちょっとかわいそうにと
思うことがあります。

投稿: キッド | 2009年2月 3日 (火) 11時16分

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