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2009年3月22日 (日)

人命救助中叫び続けるレスキュー(市川由衣)赤線の女(深田恭子)長女(綾瀬はるか)次女(末永遥)三女(志田未来)黒部の太陽(香取慎吾)

まあ・・・「RESCUE・特別高度救助隊」も「黒部の太陽」も男たちのドラマなのだが・・・前者は救難活動している間に主人公・大地(中丸雄一)が「僕は僕がどうあるべきかついに分っちゃいました。僕の命は大切だし他人の命も大切だし、命はみんな大切だし、僕の命と他人の命は同じくらい大切だし、大切で大切でびっくりしちゃうくらいですし、僕はわかっちゃたんです~」と解説をし続けるという・・・いくらドラマでもそれはないだろうという展開が毎回ある・・・つまり必ずウンザリする場面がある・・・困った作品だった。

まあ・・・怪獣の出てこない特撮ドラマで・・・アクションの変わりにおしゃべり救助という見せ場がある・・・という考え方もできるが・・・救難活動中に意味なくヘルメットを脱ぎだしたりするので・・・いや、意味は顔を見せるためだということは分ります・・・つまりガッカリするのである。

まあ・・・「RESCUE」について市川由衣が出ているのにレビューしていない理由がここにあります。

で、『黒部の太陽・前編・後編』(フジテレビ090321PM9~)原作・木本正次、脚本・大森寿美男、演出・河毛俊作を見た。先行作品として映画「黒部の太陽」(1968年)や、ドラマ「黒部の太陽」(1969年)があるわけである。物語の骨子となるのは1963年に完成した黒部ダム(殉職者171人)の第3工区のうち関電トンネル(大町トンネル)と呼ばれる扇沢~黒部湖の貫通工事である。

山岳地帯を掘削して、人跡未踏のダム建設予定地と市街地の間に物資の搬送ルートを作る。しかし・・・地質的に破砕帯(断層によって粉砕され脆い岩盤)を多数含んだ工事ルートであったため、工事は大変な困難を伴ったのである。

まあ、自然と人間との戦争は面白いということです。

しかし、じっくり描くと面白さは尽きないのでドラマとしては掘削点を絞り込みます。

殉職者のうち、ドラマの登場人物として取り上げられるのはトンネル人夫の沢井甚太(勝地涼)のみ・・・ただし、若干名の顔を見せない死者の描写はあります・・・そういう意味ではものたりない感じはありますが・・・発破、出水、土砂崩れのリフレインは単調でありながら凄みが出ていました。

実際は・・・高度成長を目指す日本政府が・・・企画した・・・電力増産戦争で・・・戦死ということなので・・・「お国のため」というお褒めの言葉より「遺族への補償」を頼むわ・・・という現場の親方・倉松(香取)と施工主の関西電力・滝山次長(小林薫)の葛藤が軸になっていきます。もちろん・・・単なる労使の関係ではなく・・・戦友となっていくところがミソです。

倉松にとっての心の痛みは子分の人夫・甚太の事故死。そして、滝山にとっては三女の光子(志田)の病死が象徴する「自然との闘いの苦しみ」・・・それが身分を越えて二人の友情を育てていくという展開です。

倉松は主人公なので・・・甚太の婚約者である元売春婦の文子(深田)の面倒を見つつ、滝山の長女・幸江(綾瀬)に慕われるという色恋沙汰をこなしつつ、トンネル貫通に萌える職人気質を見事に演じきります。

最後は超能力者だった光子と光子の描いた絵を見て感激した滝山がいいところを全部持っていく熱演をしますので控え目な主役としてはがんばったと言えるでしょう。

もちろん・・・影の功労者はさらに控え目な態度で支える次女・響子(末永遥)なんですけどね。つまり姉と妹の気持ちの代弁者となるわけです。

このあたりの人間関係の構築のねちっこさは大河ドラマ「風林火山」の脚本家の味です。最後はエーデルワイス(ウスユキソウ=高山植物)でしめるわけですが、「風林火山」でも「死者を弔う花畑」が重要なモチーフになっていたので「またかよっ」というくりかえしのギャグも楽しめます。

エーデルワイスと言えば「白い高貴な」高山植物です。現場に入ると単身赴任で親子の交流のできなくなる父と幼い娘は「お絵かき」という趣味で結ばれています。父は娘のために「高山植物」のスケッチをプレゼントします。やがて白血病となった娘は父親のために最後の一枚を描き、トンネル貫通の直後に病死するのです。

やがて・・・ダムが完成し・・・戦友となった倉松と滝山は「娘の描いたダムのある光景」の見える場所まで登山します。

そこには「絵と同じ光景があり・・・絵に描かれたエーデルワイス」が一輪咲いている。

倉松が「ほら・・・ここに光子ちゃんが・・・」滝山は微笑む。

・・・最後はスーパーナチュラルホラーの輪廻転生オチなのです。

まあ・・・生きて繁栄を楽しむ人々がいて・・・たまたま恩恵に浴さない人がいる。

この辺の社会というものの機微を丁寧に描ききった佳作と言えるでしょう。

Hcinhawaii0541 お気楽プロダクション春の社員旅行。立山黒部アルペンルート。アンナテレビを見れるのも電力供給があるからぴょん。そのためのダム工事で働いた皆さん・・・ありがとうございましたぴょん・・・亡くなった人はナムナムのアーメン。慎吾ちゃんたちの掘ったトンネルは今でもトロリーバスに乗って観光できるのぴょん・・・感動ぴょんお気楽ドラマを見た後でわざわざあのトンネルをバスで観光って・・・もう、いつ、落盤で生き埋めになるかとドキドキだよね。週末はなんだかんだとあったけど、小野花梨ちゃんは明日香(志田未来)の幼年時代の子なのね・・・桜庭ななみちゃん・・・かわいいよね・・・ユーキとめぐるは昭和でも宿命の恋人でした・・・♪エーデルワイス~エーデルワイス・・・サウンド・オブ・ミュージックかよっ

月曜日に見る予定のテレビ『ヴォイス・命なき者の声』(フジテレビ)『中谷美紀の嫌われ松子の一生』(TBSテレビ)・・・今度こそ最後までオンエアできますように・・・麻生とか小沢とか頼むよ・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

5時間も見続けて目は痛いし肩は凝るし疲れちゃいました。
マッサージの手配お願い♪
はっきりいってどこが面白いのかわからないようなドラマでしたけど
いつか太陽を見られると思い最後まで引っ張られましたね。
戦略に負けたのですかねえ。
そうそう最後の絵はびっくらでした。
光江の超能力って凄いですわ~。
神に魅入られた人ってそういう能力ありますよね・・・

投稿: エリ | 2009年3月23日 (月) 17時42分

暗闇の中で
希望という光を目指してただひたすらに掘り進む

背水の陣を敷いて事に向かう男の生き様たるや
カッコいいですねぇ。

まぁ今の公共事業は打算と杜撰の
印象が強いんですけどねぇ ̄▽ ̄

ともあれ、慣れきった仕事をしてる
土木の方々に今一度土木工事の持つ意味と
そこで働いた男達の信念を描く事で

自身を悔い改めて欲しい。

そういう願いも込められているのかもしれません。

まぁ多少の打算はあるんでしょうけど。

ちなみに私は綾瀬さんと深キョンにクギヅケでした ̄▽ ̄

投稿: ikasama4 | 2009年3月23日 (月) 21時38分

ribbon✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿ribbon

お疲れ様でございました。
まあ、公共事業の宣伝ドラマとも言えるこの内容。
まあ・・・企業活動も歴史のうちですからな。
ただちにマッサージロイドツボP1号を
発動いたします。

最後は・・・壁をぶち抜いて・・・
朝日が差し込む・・・
まあ、劇的だと思いますが
夜風・・・というのが
ガッカリというか
しみじみなのですな。

戦後10年目から15年目くらい
混乱と安定の狭間
楽しいといえばこれ以上なく
楽しい時代だった。
みんな貧しくて
みんな乱暴で
みんなエネルギッシュで
まさにギラギラの似合う時代。
きっと太陽もギラギラしていたような気がします。

そういう暗いエネルギーの感じは
よく描けていたような気がします。

まあ・・・フィクションですと
最大の困難はラストにもってくるところですが
ノンフィクションですので
人々はただただ耐えていく。
辛抱という意味が消極性でなく
積極性を意味する時代でしたからな。

その中で燐光を放った
一人の超能力少女。
これもまた一つのありふれた奇跡の物語だった
ようでございます。

投稿: キッド | 2009年3月24日 (火) 00時38分

pencil✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥pencil

まあ、とにかく、工事は会議室でなくて
現場で起工していますからな。
踊る大掘削線です。

まあ・・・職人とヤクザの判別つきがたく
酌婦と仲居の区別もあいまいだった
ウキウキでワクワクの時代ですな。

そこかしこに犯罪スレスレのビジネスが
展開し環境破壊どころか公害さえ
まかり通っていた・・・。

ある種の人々には極楽浄土だった気がします。

そういう中でしか輝かない男たち
というものがやはりいそうなんですよね。

まさに掃き溜めに鶴。
日陰の花。
ツルハシにジャンボです・・・なんのこっちゃい。

まあ、どんぶり勘定で
帳尻あわせで
いいじゃないか・・・
という気分になることはよくありますな。
執事としては失格ですが。

もちろん・・・何かを得れば
何かを失うのはこの世の理。

トンネルも一度開通してしまえば
それきりです。
ああ・・・まだ掘られる前の
岩盤の前に立ってみたい。

掘り終わった男たちは
時にはそう思うものだったりして・・・
とキッドはそこはかとなく感じました。

まあ・・・しかし人生は二度ないわけで
今、仕事をする人々は
すべてのことはとりかえせないという気分で
成し遂げてもらいたい・・・
そう思うのです。

今回はスマート深キョン、スマート綾瀬だった気がします。

その分、白血病の志田ちゃん
健康優良児みたいでしたなーっ。
演技力でカバーしてましたけどなーっ。

ここの風吹ママはノーマルで
安心できましたーっ。
武田家・・・いや・・・滝山家を
しっかり守りました~。

投稿: キッド | 2009年3月24日 (火) 00時59分

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