東京にも僻地はあるから不公平な相棒と新相棒(水谷豊)人体発火と神隠しとキイナ(菅野美穂)
水曜日のダンスはスペシャルと延長で華麗にフィニッシュである。
「相棒」↗20.5%↘18.8%↗20.2% -----↘16.1%↗17.3%↗17.9%↘16.9%↗21.7%↘19.5%
「キイナ」・・・・・・ 16.5%↘15.5%↘15.3%↘12.7%↗14.2%↘13.3%→13.3%↗14.9%↘14.8%
日テレ09冬ドラマの希望の星、「キイナ」は平均14.5%で終了。残り一回を残す「ヴォイス」は現在、平均14.6%である。これはスリリング。「ヴォイス」は↘14.0%↘10.2%↗12.8%と過去三回、微妙な数字。それにしても平均15%を越えるワンクールドラマが一つもないって・・・。アナログかっ。アナログだからなのかっ。
で、『相棒・Season7・最終回スペシャル』(テレビ朝日090318PM8~)脚本・輿水泰弘、演出・和泉聖治を見た。ついに新・相棒登場、そして最終回である。なんというか・・・リードが上手すぎるよね。さて・・・二つの要素があると思われる新・相棒。一つはキャスティング、一つはキャラクター設定。もちろん・・・両者は不可分だが・・・どう決着するかも推理する楽しみであり、このシーズンはその楽しみもあったので倍面白かったわけです。その間、ほぼ単独捜査あり、犯人と相棒あり、昔の相棒あり、捜査一課から抜擢相棒あり、女相棒あり・・・もう楽しませすぎだろうっ・・・でございました。
そして・・・新・相棒は神戸尊(かんべ・たける)でミッチー(及川光博)である。・・・もう文句ありません。
新・相棒は実はノンキャリアらしい。しかし、警視庁から警察庁と渡り歩き警視まで出世したエリートである。そして特命を帯びて二階級降格して警部補となって特命係に配属。特命特命係である。任務は杉下右京(水谷)の監視および査定である。
もちろん亀山(寺脇康文)との対比が注目されるのであるが・・・プライベートはまだ謎に包まれている。走り屋っぽいクルマ(GT-R)に乗っているのが一応、個性の一つだろう。亀山に比べて知的だが・・・右京には及ばない。ただし・・・右京の絶対的正義観(悪法もまた法なり)に対応して相対的倫理観(情状酌量)を論理的に述べることができ・・・その点では辛口である。
右京「犯罪を見逃せと言うのですか・・・」
神戸「・・・杉下さんがいなければ犯罪そのものが発覚しなかったので・・・犯罪者全体から見ると不公平ですよね・・・不運で犯罪者になっちゃったっていうか・・・死ななくてもいい人が死んじゃったっていうか」
・・・なのである。まあ・・・お茶の間的にはみんなそう思ってるしな・・・。
そして・・・神戸といえば神戸美和子(深田恭子)がいるわけであり・・・富豪刑事の匂いがそこはかとなく漂う。そして、今回は東京のド田舎が舞台になっており・・・そこでは横溝正史の香りを漂わせつつ、村ぐるみの犯罪隠蔽とか、犯行現場の取り壊しとか・・・なんとなく「トリック」のムードも感じられる。ミッチー登場で・・・「相棒」の世界がかなり拡大したような気がします。
さらに「息子の借金返済のために保険金詐欺目的の無理心中に失敗した父親(前田吟)が殺害した妻を病死と偽装」を暴いたついでに「サヴァン症候群の弟の保護に疲れ果てた姉(宮本真希=斐貴きら・・・もちろんグラマーです・・・ヒザの崩し方も絶品でした)の捨て殺し(保護責任の放棄)」を告発する右京。ああ・・・申し分のないサービス。
とにかく、Season8がもうお待ちかね気分に・・・釣られてるな。
関連するキッドのレビュー『先週の水曜日のダンス』
で、『キイナ・不可能犯罪捜査官・最終回』(日本テレビ090318PM10~)脚本・吉田智子、演出・猪股隆一を見た。キイナ(菅野美穂)と杉下警部の共通点は「宇宙人や幽霊の実在を信じていること」である。記憶力に関しては杉下警部は極めて優秀だが、キイナは超人の域に達している。
監視カメラの映像を倍速でチェックできるキイナは当然のように、通常映像をスロー視聴できるのである。そのためにサブリミナル効果が期待できない。常人ならば無意識下に収納される「暗示命令」を意識して視ることができるからである。
「銭ゲバ」では主人公・風太郎が実は世界を歪んだ形で視ているわけだが、キイナもまた異常な世界を見ているはずである。
キイナは日常的に瞬間記憶、短期記憶、長期記憶の混在した長期記憶を持っているわけであり、いつ「ここはドコ、私はダレ」になってもおかしくない。
「去年のことが一秒前の出来事」で「目の前の人の顔のズームアップが可能」で「誰かのくしゃみをスローモーション」なのである。
ハンサムとは言えない工藤技官(塚地武雅)にキイナが行為を寄せる理由はそこにある。キイナは基本的に「顔の判別」が無意味な視覚を持っているのだ。その気になればどんな顔にでも差し替えられる画像処理能力を持っているのだから。
まあ・・・そういう超人が実在する世界で・・・たかが認知心理学をちょっと専門にしているだけで、学生にまともに情報伝達する技量もない学者(加藤雅也)が「神になろうとする」のは無理だったということである。
とにかく・・・「不思議なことには理由がある・・・かも」というキイナが仲間由紀恵の「ごくせん」以来・・・久しぶりに日テレが確保したシリーズ化可能なキャラクターであることは間違いないだろう。
他人の見ている世界と自分の見ている世界は違う・・・かも・・・という認知の基本を懐疑するこのドラマ・・・極めればすごいところまで行きそうですが・・・そこまでしないところが・・・小ヒットの要因かもしれません。
とりあえず・・・別班員・山崎尊(平岡祐太)は「お化けがこわいキャラ」を確立。相棒が「尊」でそろったところがダンスです。これからは「相棒」シーズンにあわせて・・・シリーズ化するといいと思うよ。
金曜日に見る予定のテレビ『ラブシャッフル』(TBSテレビ)『せれぶり3』(テレビ東京)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんにちは~。
>ハンサムとは言えない工藤技官(塚地武雅)に
>キイナが行為を寄せる理由はそこにある。
これウケました。なるほどそういうことなら納得かも~ってヾ(゚∇゚*)オイ
小ヒットにもなるほどですね。
でも気楽に見れて、安定感の良さが心地良かったドラマでした。
「お化けがこわいキャラ」を確立したタケルも可愛くてグゥ~でした♪
セクスィー部長の姿が4月から見られるそうで、
ikasama4さん情報を貰ってから楽しみにしてるんです。
これで私の冬ドラマは終了~。
ってことで、来期もよろしくお願いします(^-^*)/
投稿: mana | 2009年3月20日 (金) 11時09分
|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||
まあ、菅野と塚地というカップルがあっても
いいじゃないか・・・とも思うのですが
お似合いのカップルではない・・・
という声もありますので・・・。
まあ・・・そういう声の持ち主は
菅野に感情移入していて
かつ平岡祐太ファンなのでしょうな。
平岡祐太と付き合うつもりでいたら
塚地と付き合いはじめた・・・えーっ
という気分になるかもしれません。
うかつに感情移入して
心理誘導されるのは考え物ということでしょう。
セクスィー部長をごらんになるときは
女性の皆さんは女性ゲストの気分になるのですかな
そしてはうぅんになるのでございましょうか。
キッドは時々、そうしています。
セクスィー部長の魅力を味わいたいですからな。
・・・お前、男だろ・・・という声は無視します。
冬ドラマレビューご苦労様でした。
来期も素晴らしいドラマにめぐりあえるとよろしいですな。
投稿: キッド | 2009年3月21日 (土) 02時40分