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2009年4月26日 (日)

園児のママだけど裁判員(加藤あい)ためらわない男(生田斗真)魔女じゃなくピンク・シャンパンのある店の女(末永遥)

「ドンペリあるからぁぁぁぁ」に逆戻りの遥だった。まあ・・・そういう役で生きていくのか・・・。

さて・・・春ドラマ・・・最後の一本は「魔女裁判」である。

土曜日は「ゴッドハンド輝」がすごく面白いと思うのだが・・・「ザ・クイズショウ」もそれなりに面白く、「遥かなる絆」だって中国ドラマだと思えばまあまあである。だが、絶対に見逃したくないのは「真マジンガー衝撃Z編」だし・・・「魔女裁判」がその裏だったり、「イケ麺そば屋探偵」が「ER」の裏だったりして・・・いろいろ面倒だなあ・・・と思う。

それはさておき「少林少女」って予告編のような映画だったな・・・。

で、『魔女裁判・第1回』(フジテレビ090425PM1110~)脚本・前川洋一、演出・加藤裕将を見た。どんな制度も悪意の標的にはなるという前提がある。たとえば、社会という制度は反社会的な制度にとっては悪そのものなのである。裁判なら「人に人が裁けますか」と疑問を呈したら正義そのものが消失する。

しかし・・・一人一人の人間は「制度」とか「悪」について深く考えないで生きている。

たとえば、「勉強のできる子の賢さ」と言う問題がある。キッドは小学生の時にオール5をとるような子供だったのだが・・・その時に陰湿ないじめを何度か経験している。キッドは同時に不快感をそのままにしておけない子供だったので・・・いじめの首謀者を発見し、個人的制裁を加えることによっていじめることの恐ろしさを周知させてその時をやりすごしたのであるが・・・大人になって考えると、それ以外にも賢いやり方はあるように思う。たとえば「能ある鷹は爪を隠す」というやり方はあるだろう。そもそもいじめの対象者にならないという手法である。しかし、格差社会の階級的問題や、色恋沙汰などでいじめの発生過程も多様化しており・・・結局は臨機応変ということになるだろう。「目立たない奴だからいじめる」ということもあるのである。また、個人差もある。「勉強はできるが運動はできない」とか「人気者だが嫌われ者」などという条件が流動する場合もあるからである。

裁判は「人が人を裁く制度」であり、それが前提である。「人に人を裁く権利があるのかよっ」という疑義をはさんでも仕方ないのである。思春期になれば恋をするように、確定申告お早めにと同様に、裁判員になったら裁判をするのだな。

国民にいかなる迷惑をかけようとも停波するったらするのだと大臣ものたまうのである。

で、そうなるとどうなるのか・・・というドラマがあって次の展開が普通なのだが・・・このドラマはいきなり・・・公的裁判員制度の私的制御という問題に突入なのである。

どんな制度でも人間が運用する以上、人間的な裁量が発生する。

早い話が裁判官が判決を下す制度でも裁判官が買収されたり脅迫されたりして部外者(多くの場合に被告・原告など)にコントロールされる可能性はある。かってオウム真理教は裁判官を全員殺そうとまでしたわけである。現在だって大陸や半島の工作員が列島の裁判官を何人か制御している可能性は高いのである。

当然、より無防備な裁判員がそういう勢力のターゲットになる可能性も高いのである。

今回は・・・「金持ち殺して金を取る古典的な魔女と呼ばれる女」柏木鏡子(石田ゆり子)をめぐる裁判。しかし・・・有罪か無罪かを問われる鏡子は謎の組織とつながっていて・・・この謎の組織は・・・秘匿されるべき裁判員のプライベートを把握し、裁判所内部を監視し、そして裁判員を明らかに威圧しはじめる。

かなり・・・スリリングな内容です。

キャスティングも豪華です。

ただし・・・うるさいし・・・見にくいわ・・・。

ま・・・それでノリノリなら・・・好きにすればいいと思うよ。

ま・・・とにかく・・・一回目は長い説明なので来週の展開に期待します。

今週わかったこと。徹(生田)はいずみ(加藤)が子持ちだと知りガッカリした。

関連するキッドのブログ『先週の土曜日のレビュー

月曜日に見る予定のテレビ『ハンチョウ~神南署安積班』(TBSテレビ)『婚カツ』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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