ぷさん・・・(ユンソナ)プーさん(酒井若菜)クマの?(櫻井翔)ミッキーだよぉ(岡田准一)
「ゴーストフレンズ」で小心者のゴースト(尾美としのり)に憑依される教師・新庄辰巳(岡田義徳)は「木更津キャッツアイ」のうっちー(岡田義徳)なのでダブル・ブッキングである。
その時、関東の視聴率は・・・。
「ゴーストフレンズ」(NHK総合)*3.7%第⑥位
「ぐるぐるナインティナインスペシャル・ごち10・ゲスト・綾瀬はるか・小栗旬」(日本テレビ)18.8%第①位
「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(TBSテレビ)*5.9%第⑤位
「志村けんのバカ殿様SP」(フジテレビ)14.5%第②位
「いきなり!黄金伝説。神々とギャルの遊び篇」(テレビ朝日)13.4%第④位
「名曲ベストヒット歌謡70年代SP真っ白に燃え尽きた(本人)篇」(テレビ東京)13.8%第③位
*3.7%+*5.9=*9.6%・・・あわせてフタケタにとどかずーっ。うっちーファン残念っ!・・・っていうかテレビ東京凄いぜっ。
まあ・・・なんていうか・・・久しぶりにどのチャンネルも面白いという白熱のゴールデンだったぜ。
そして・・・「木更津」シリーズ、相変わらずだな。
で、『ゴースト・フレンズ・第2回』(NHK総合090409PM8~)脚本・高橋留美、演出・笠原友愛を見た。実は「木更津キャッツアイ」とゴーストの共演である。幽霊譚が激突する季節としては桜の季節は・・・微妙だ。まあ・・・どちらもほのぼの怪談タッチなので・・・いいか。
もちろん・・・幽玄なムードの漂うクドカン・ワールドとは質・量ともに初々しいこちら。
あの世とこの世の境界もグダグダで・・・ちょっと哀れである。
これまでに分ったことは・・・。
現世・・・事故死を免れた明日香(福田沙紀)が住む世界。明日香の周囲には事故死した友人・ミク(水崎綾女)や病死した母親(友近)をはじめ見ず知らずのゴーストがウヨウヨしている。
霊界・・・どこかにあるらしい。事故死したカイト(西島隆弘)は一度この霊界入りしたが・・・恋人のゴースト・美空(入山法子)が脱走したために追跡している。合法的に現世に戻るためには実体化する必要があるという霊界ルールのために・・・冷たい体を持った特殊なゴーストである。
まあ・・・このあたりはなんでもあり・・・のグズグズ設定の匂いがします。
つまり、ただのゴーストは霊界入りできないゴースト。
美空は非合法の霊界脱走ゴースト。
カイトは特別処置の実体ゴーストと三種類のゴーストがいるわけです。
ああ・・・凄く適当な感じです。主人公の明日香がそのあたりの矛盾をあまり追及しないキャラクター設定なので辻褄あわせを求めるとかなりイライラします。とにかく、今回、美空は人間に憑依する危険なゴーストとして悪戯を繰り広げます。
その被害者が教師・新庄です。美空が唆し、生前小心者だったゴースト(尾美)が新庄に憑依するのです。小心者にコントロールされた新庄は正義の味方として暴走し・・・不良たちに袋叩きにされてしまいます。
これは相当に恐ろしい展開ですが・・・お子様向けドラマなので新庄は半殺しされただけででお茶を濁します。
明日香はカイトと美空を引き合わせることに成功しますが・・・カイトは美空の説得に失敗します。
カイト「生きている人間の人生をメチャクチャにするのは許されないことだ」
美空「だって生きているときより今の方が楽しいし、それを誰が許さないというの?」
なのです。「死刑」より思い罰がないルールって・・・ですよね。
はたして・・・悪いゴーストに地獄の責め苦が待っているのか・・・どうか・・・なのです。
ともかく・・・それよりも不安なのは明日香の恋心。
明日香は死んだミクの彼氏(川久保拓司)に交際を求められているのですが・・・ミクの心を想って遠慮しています。しかし、カイトには明らかに好意を寄せていて、カイトと美空の間に割って入る気満々なのです。
まあ・・・恋の病はお釈迦様にも治せないというのは古典ですが・・・このドロドロ感がせっかくのファンタジーを台無しにしているような気がするのはキッドだけですかーっ?
関連するキッドのブログ『第一話のレビュー』
で、『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年公開)』(TBSテレビ090409PM0805~)脚本・宮藤官九郎、監督・金子文紀を見た。いつも言うことだが、クドカン作品の登場人物は基本的に全員死体である。つまり、作品世界は現世での出来事ではなく死後の世界の夢なのである。今回も現実世界では北朝鮮の飛翔体は日本列島上空をただ通過したのだが、ワールドシリーズの世界では木更津に核弾頭付テポドン5号が(レギュラーシーズンでは3号、日本シリーズでは4号が落下しパラレルワールド的には三度目の木更津壊滅が発生している)落下して・・・すべての木更津市民は蒸発しており・・・その幽玄な夢の世界が展開しているだけなのだ。
そう想ってみればすべての辻褄は合っています。
そして・・・木更津キャッツアイを愛するすべての人々はまたなつかしいキャラクターに再会し・・・在りし日を偲ぶことができるのです。
時は巡り日をめくり
君はとっくにどこか遠くに
その日・・・ぶっさん(岡田准一)はついに他界。その三年後・・・バラバラになった仲間たちは・・・それぞれの人生を歩んでいます。ぶっさんの妻・ユッケ(ユンソナ)は韓流ドラマ「釜山死々団」に夢中。ゴーストのぶっさんがなかなか成仏しないので再婚が難しいと文句を言っています。
その頃、木更津は市長選挙の真っ只中、現職候補が神取市長(高田純次)で対立候補はあさだ美礼(薬師丸ひろ子)先生です。
市役所職員になったバンビ(櫻井)は選挙の争点になっている空き地でぶっさんの声を聞きます。
「それを作れば彼が帰ってくる・・・」
バンビは最愛のモー子(酒井若菜)にふられる原因になった映画「フィールド・オブ・ドリームス」に答えがあると予測しますが・・・何を作ればいいのかモー子は思い出せません。モー子、かわいいよモー子・・・です。
そのために・・・木更津には「ヘルス」や「スタバ」が誕生します。しかし「コンビニ」はまだなのです。
やがて・・・大阪でたこ焼き屋になっていたマスター(佐藤隆太)や、秋葉原で怪しい人になっていたアニ(塚本高史)、そして自衛隊に強制入隊されられたうっちー(岡田義徳)が猫田(阿部サダヲ)とモー子の結婚式直前に集結します。
そして・・・現役市長がショッピングセンターを対立する美礼先生が老人ホームを作ろうとしていた空き地に「野球場」を作ることにバンビはようやくたどり着くのです。
たちまち、復活する・・・ぶっさんとオジー(古田新太)・・・ついでに日系二世の親善野球団員(橋本じゅん)を始めとする米国人野球少年ゾンビまでが復活します。日米同盟万歳です。そして・・・始まる自衛隊女子野球部長(栗山千明)との「うっちー争奪杯」・・・ああ、もう笑いつかれましたがな。
もちろん、ぶっさんをこよなく愛する木更津市民は全員野球場に駆けつけ、選挙の投票所は閑古鳥が鳴くのです。
ただ一人・・・ぶっさんの父・公助(小日向文世)はぶっさんの姿を見ることができません。
その理由は・・・ぶっさんを看取ったのが公助だったから。
ぶっさんの最後の言葉は「お父さん・・・ありがとう・・・」でした。
泣かせるのかー、この上泣かせるのかー。
もう・・・「ばいばい」でもいいですが・・・「木更津キャッツアイWBC」があったって別に文句は言わない気分になるのだった。
新しい何かをみつけるねぇ
きっと巡り会うSomeday
関連するキッドのブログ『木更津キャッツアイ・チャカ奪回作戦』
土曜日に見る予定のテレビ『ゴッドハンド輝』(TBSテレビ)『タクシードライバーの推理日誌25』(テレビ朝日)『駅路』『帰ってこさせられた33分探偵』(フジテレビ)『イケ麺そば屋探偵』(日本テレビ)『ERⅩⅡ』(NHK総合)・・・そろそろか・・・。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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