飛翔体と落下物と誤探知は見抜けません(藤木直人)イケ麺そば屋探偵と馬とお稲荷さん(武藤彩未)
そば屋の潤太郎(藤木)は「人間のついたウソを見抜ける」という特殊能力があるのである。
しかし・・・その能力をもってしても北朝鮮がミサイルをぶっ放したかどうか・・・不明なのである。
前日の「誤探知騒動」に続いて、またも情報は錯綜している。
「軍事」についての基本的な教育が不足しているのが一番の問題だと考える。
「プロジェクトJAPAN プロローグ」(NHK総合)では「憲法九条」の可否について妄想的平和論を土台とした空虚な論を繰り広げるのだが、核武装を前提とした小型核弾頭を開発した国家「北朝鮮」が三段式ミサイルの一段目を日本海に落下させ、本体に日本上空を通過させ、太平洋上に飛翔させた「現実」は「武力」による威嚇と呼ぶ以外にはないのである。
法による平和が空虚なものであることを・・・無防備都市は痛感したに違いない。痛感しない人はバカなのである。
で、『いいんだぜ!イケ麺そば屋探偵・第1回』(日本テレビ090405AM0105~)脚本・小林弘利、演出・中野裕之を見た。ケータイ動画でいとうせいこうによる実況がある・・・という多次元メディア展開をしているが・・・邪魔臭いわっ。まあ・・・なんかしたい・・・という気持ちは分ります。
ドラマはハチャハチャ・コメディーである。ミステリーをコメディーで・・・という流れは常にあるので珍しくはない。「踊る」もそうだし、「古畑」もそうだし、「相棒」だってある意味そうだ。
その中でシリアスとコミカルの対立軸があるとすれば、「ケイゾク」と「トリック」が中間にくるだろう。で、「時効警察」「富豪刑事」がそれよりコミカル方向に位置する。その周辺に「33分探偵」もくるだろうし、「石原さとみのパズル」もくるかもしれない。で、このドラマもまたそのあたりにある。
とにかく、津軽弁で難解な恐山から来た姉のイタ子(堀内敬子)とか、悪徳刑事らしい黒田金造(生瀬勝久)とか、潤太郎のそば屋の店員、コウジ(姜暢雄)ユージ(川原一馬)とか、芸能プロダクションの社長・池田(古田新太)などが場面場面でそれなりにおもしろそうな感じで存在する・・・それがこのドラマの基本姿勢である。
まあ・・・おとぼけでおしゃれな感じである。
ま・・・それだけです。
今回は・・・潤太郎が出前した鉄道コンテナに棲む老婆(市川千恵子)と同居する孫娘彩香(武藤・・・可憐Girl's1996年生)が「コンテナ生活は楽しいし、トイレはちょっと困るけど」といたいけない笑顔を見せるのがキッド的にはピークでした。
まあ・・・このレベルを維持してくれればなんとなく楽しめるコンテンツにはなる模様。
もっとも・・・北朝鮮の武力行使問題の最中だけに・・・冷静な判断かどうかは微妙です。基本的に興奮していますからーっ。
それにしても・・・二段目は東方に落下しなかったのか・・・したのか・・・防衛省はっきりしてくれやっ。
問題は日本に向けてミサイルが発射され、秋田県八峰町~岩手県普代村を通過して・・・領土を侵されたにもかかわらず・・・日本が「遺憾の意」しか示せないことである。
日本海で太平洋で生活する人々の安全保障はどうなっているのだ・・・である。
それとも・・・手も足もでないのか・・・ということなのである。
拳銃をつきつけられて手をあげない人間がどれほどいるか・・・想像していただきたい。
ま・・・そういう世の中のとぼけたところが・・・「イケ麺探偵」にもちょっとあるということです。知らぬが仏だからです。
北米航空宇宙軍の発表によれば二段目と本体は衛星軌道に到達せず、太平洋の藻屑と消えたらしい。「人工衛星」か「ミサイル」かという無意味な識別をNHKのアナウンサーは繰り返しコメントしているのだが・・・二段目の落下についての防衛省の訂正の発表には触れず、二段目の行方が不明なのが気持ちの悪いところである。最初の発表通りならば通告地域以外への危険物の落下であり、相当な問題である。それを「とりけす」という政治的なかけひきがあったのかどうか・・・妄想は拡散します。
一方、北朝鮮は「光明星」は衛星軌道に乗って音楽を奏でていると発表した。
それらは各局がニュースで報道しているのだが、そんな両論併記されても困るな。
どっちなんだよ。
とにかく、明らかになったのは北朝鮮はその気になれば「核弾頭ミサイル」を七分程度で日本国内に運搬できるということです。
関連するキッドのブログ『Around40・注文の多いオンナたち』
月曜日に見る予定のテレビ『ドラゴン桜(再放送)』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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