おねだり手握り・肩枕から見つめ合ってキスの連続技始めました(新垣結衣)やめてぇ(松本潤)
凶悪な男・林(小栗旬)に拉致・監禁されて「やめて・・・いやぁん」と言うビト(松本潤)・・・。
誰の望んだ設定なのか?
実にお子様設定のドラマになんだかんだ言うのも大人気ないのだが、富士山の麓にサティアンがあるのかよっ。
いや・・・妄想上はブタの王国があるんだったな。
そこでいじめられたブタ姫が恩返しするという古典だからな。
それにしても営業用のバンを私用で乗り回す従業員ビト。社長亡くなったばかりで遠慮知らずか。未亡人(いしだあゆみ)なめられてるのか。デートに使うは・・・社長を自殺に追い込んだ張本人との面談のための移動に使うは・・・であげくの果てに「ドライブといっても・・・バンだけど」って・・・あんたのクルマかよっ。
一台しかないバンで事故でも起こした日には業務に支障が出るだろうがっ。
このあたりのモラルの欠如が「前科者」の限界と・・・脚本家は主張するのでしょうかーっ。
で、『どうしようもないスマイル・第7回』(TBSテレビ090529PM10~)脚本・宅間孝行、演出・石井康晴を見た。一人・人外魔境・林の魔手により、タクシーに連れ込まれる花(新垣)・・・。間一髪、ビトは救出に成功・・・というか花が自分で脱出である。
タクシーを破損させ、路上でタクシーの運転手を暴行する林。タクシーには緊急用の無線がついているし、即通報だろう。
しかし・・・誰もが見て見ぬふりをする世界なのである。
タクシー・ドライバーの皆様の健康と安全をお祈りします。
ここからはありえない世界が展開していきますが・・・気にしないことが一番です。
とにかく・・・ブタ姫がどんなに富士急ハイランドに行きたくても行けない運命なのです。
それがメルヘンというものですから。
一方、変なナレーションを言わされ続け、毎回、魅力が半減しつつある弁護士・一馬(中井貴一)は昔好きだった女(羽田美智子)につれなくされて呆然である。まあ・・・もうまったく魅力なくなってるからな。仕方のないことだ。
とにかく・・・ビトと花のはじめてのデート。メルヘン全開である。林のことなんかすっかり忘れて今を生きるのだ。三角形でもポリンキーではなくてクレープである。映画はラブコメである。席についたら手をつなぐのだ。由緒正しい初デートである。そして麒麟といったらビールではなくて横浜港のクレーン群である。ちょっとそこまで行く感覚ではないが・・・絶好のキス・ロケーションである。そして一部愛好家絶叫のシーンがあって・・・鳥瞰気味にバンのハッチがしまった映像これは・・・カー・セ・・・カーセブンではありません。思わず画像解析ソフトで車内でのあれこれを妄想拡大なのだった。おかみさ~ん、業務用のクルマがいけないことに使われてますよ~である。
まあ・・・そんなこんながありまして・・・唯一の職人と言える社長が亡くなったのに滞りなく業務を続けるビトの食品加工会社に殺そうとして殺されそうになった林来襲。
しつこいようだが・・・ビトに殺人犯の濡れ衣を着せ、その後も乱闘事件を起こし警察関係者の父親を失職させ、刑期を終えるとビトの同僚の従業員を階段から突き落とし、元・従業員を唆し虚偽のスキャンダルで社長を自殺させた張本人で、前日に花を拉致しようとした林である。
その林と1対1で話し合いをするために・・・営業車に乗ってドライブである。しかも弁護士がその場にいて黙認である。・・・・・・ありえないよう・・・。
本来、保護司である社長が前科者の更生のために従業員一同犯罪者(元)という会社である。前科者の林が訪問して何が悪いという理屈もあるのですれどね。
そして・・・そのあげく・・・金落としたから・・・代わりに交番に届けてくれである。
更生のためにその金がいるという。
「これで最後にしてください」と引き受けるビトだが・・・もしも発見されたら受け取り受け渡すためにもう一度会うことは確実じゃないか・・・ビト・・・基本的に少し知能に問題がある子なんだな・・・きっと。
そして・・・林は交番を襲撃、警官を暴行失神せしめ・・・拳銃と手錠を強奪して・・・誰にも見咎められずにアジトへ逃走である。
そしてビトを手錠でベッドに繋ぎ脅迫である。ビトは携帯電話を持っているのに救助も求めないが・・・ブタ姫の花は魔法で居所を探知、テレポートしてビトの救出を試みるが林に暴行されて人質になる。
そのあげく・・・林の言うことにゃ・・・ビトに拳銃を渡して「コレで嫌なヤクザ一人殺して来い」である。
ビトは林を撃ちました。・・・死んだのか・・・林・・・本当に死んだのか・・・。
もし・・・死んだとすると・・・状況的に言えば・・・冤罪でもなんでもなく・・・立派にビトには殺人罪が適用されるんですけど。素手で無抵抗の人間を射殺したわけだから。
しかも・・・前歴を考えると・・・コレは死刑だな。
すると・・・最終回のタイトルは「絞首台でスマイル」か?・・・なんじゃ、こりゃ。
関連するキッドのブログ『第6話のレビュー』
ごっこガーデン。魅惑の超巨大東京湾セット。くう「ビト・・・私がついていれば・・・こんなひどい目に遭わせなかったのにーっ。こんなに来週が見たくないドラマがかってあったでしょうかーっ。・・・と言いつつ来週も見るんですけどーっ。それにしてもビトロイドと二人きりになれる場所を探して・・・ここまで来たけれど・・・このセット広すぎ~。迷子になったよーっ」まこ「迷子のくう様、発見~・・・しかし、ここは見て見ぬフリをしゅるべきでしゅか~・・・それともキスしゅるところをこっそり見守るべきでしゅか~」エリ「ダーロイドはGPS内蔵なので逃げることは不可能なのでスー。ここは潜望鏡でのぞきまスー。百式ボート急速潜航でスー」アンナ「まもなくMR.BRAIN始まるぴょん」ikasama4「アイアイサー」お気楽「もう・・・物語としては興味ないよね・・・でもガッキーがかわいいから見るんだよね。何もされなくてよかったなぁ・・・白い春のキリン・・・BOSSの麒麟に続いてここでもきりんのクレーン・・・ビールの宣伝か何かなの?・・・」
で、『ツレがうつになりまして。・第1回』(NHK総合090529PM10~)原作・細川貂々、脚本・森岡利行、演出・合津直枝を見た。演出家は映画「落下する夕方」の監督である。
ぐーたらな妻(藤原紀香)の夫(原田泰造)が職場でリストラがあり、30人の従業員が4人になったショックでうつを発症する。その顛末を描くドラマである。
ものすごく地味で鬱な展開だが爆笑する人は爆笑します。・・・は面白いものね。
夫は職場でギリギリまで追い詰められているのに妻はのほほんとパートを自主退職。パート先であるマーケットで夕食を買ってくるようにと夫の会社におねだりコール。
その買い物を終えた夫がレジにて・・・ついに発症。
レジの店員(黒川芽以)「・・・円になります」と金額を告げられた夫は・・・立ちすくむ。
ここで・・・お茶の間のうつ病に関心のある人々は・・・「あああ」「ついに・・・」「金額か」「いくらだか理解できなくなったか」「サイフの開き方がわからないのか」「お札を数えられない状態か」「あぶない」「もうだめだ」「カードだ・・・カード支払いでしのげ」「かわいそう」と騒然である。
一方、お茶の間のうつ病なんてただの甘えだろうと思っている人々は「お金が足りないのか・・・」である。
夫の心の中(なんだ・・・これはなんだ・・・円ってなんだ・・・サイフ・・・落下するレジスター・・・サイフ・・・1000円札・・・サイフ・・・小銭か・・・なんだか細かいことを・・・昔は加藤あいを投げ飛ばしたこともあるオレが・・・ここはどこだ・・・オレはだれだ・・・もう死にたい・・・)
取り出そうとした動作も震えてばら撒かれる一円玉、十円玉、百円玉、十円玉、一円玉、百円玉、五十円玉・・・。
レジの店員「だ、大丈夫ですかぁ・・・」
一部愛好家(爆笑)である。
なお、うつ病という謎の病気については天使テンメイ様の記事が参考になると思いますのでよろしければご参照ください。→テンメイ様のうつ病の診断基準
日曜日に見る予定のテレビ『天地人』(NHK総合)『ぼくの妹』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
いや~(-_-;)
もう本当に先を見るのが恐いから~!
って言うか、このドラマに幸せな結末があるんでしょうか。
脚本家は確か「歌姫」の時、ハッピーエンドとは
言えないような結末だった。。。気がします。
悲劇が好きなのかなぁ。。。
で、キッドじいやのおかげで、ビトときりんデートが
できれば、それだけで満足~♪
一応ドラマは見続けるけど、先が不安な事を考えると
まるで見続けることが拷問みたいな。。。(; ;)
投稿: くう | 2009年6月 1日 (月) 01時11分
❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀
ふふふ、松潤様ファン絶叫の日々で
ございますね。
様々な不利を乗りこえて
かわいい花と
多国籍料理の店スマイルを
華麗にオープンする日が
果たしてやってくるのか・・・。
それとも手を手にとりあっての逃避行は
懐かしい思い出になってしまうのか・・・。
もう祈るばかりでございますね。
これがこちら側の世界なら
キッドが塀に爆弾を仕掛け
囚人全員の大脱走
東京戒厳令という展開の中で
ビトは整形手術でヒロ様になり
偽名でスマイルをオープン
ハッピーエンドもOKなので
ございますけれども~。
それが叶わぬ望みなら
つかのまのきりんさんデートを
心ゆくまでお楽しみくださりませ~。
なお、リクエストで
きりんの首の上げ下げ可能で
ございまする~。
投稿: キッド | 2009年6月 1日 (月) 02時45分
あまりの酷さに逆に安心しました。w
もうこんだけ酷けりゃ、あまり出演者の傷にならないでしょう。
これだけ、見てる人間にフラストレーションを与える主人公もないですよね。交番へのくだりで思わず悲鳴あげちゃいましたよ。
しっかし、酷い脚本ですね。
別に今回の流れだけじゃなくて、
ビトが酷い差別にあってきたのも、林が恐ろしいのもほとんどが台詞で説明されるだけ。
これで死んじゃったら、今まで恐ろしい、恐ろしいといわれてきたのがいったいなんだったんでしょう。
ガッキーファンと松本君のファン以外にまだ見続けてる人がいたら、あまりの御奇特さに感謝したいです。」
投稿: rhforever | 2009年6月 3日 (水) 12時55分
おきざりにした~rhforever様、いらっしゃいませ~悲しみは
ふふふ・・・失敗したドラマの
責任者追求はある意味いじめなので
推奨しないのですが
今回の低視聴率の原因は
まぎれもなく企画したプロデューサーと
脚本家に間違いないですな。
まあ「歌姫」の時はスルーしておいたのですが
二度目になるとツッコミをいれざるを得ないのです。
歌姫の時の最大の難点は
二時間で終る話を延々と1クール
引き伸ばしたという構造的な問題でしたが
今回はそれに加えて
あまりにも反社会的な主題の設定でしょうね。
この流れだと日本の警察も
日本のマスメディアも
全員、極悪人になってしまいます。
ある意味、売国奴が書いているといっても
過言のない脚本です。
その恐ろしい偏見的妄想の中で
なんとか魅力的なキャラクターを造形しようとする
役者の皆さんのがんばりに
思わず涙する今日この頃でございます。
この脚本家の次回作がないことを心から祈ります。
投稿: キッド | 2009年6月 3日 (水) 20時41分
キッドさま
はじめまして、わんばんこ~。
スマイルで検索していて昨日こちらにたどり着きましたー。
いやぁ~キッドさんの文章おもしろいです、もっと早くめぐり会いたかったー。
一話からリアルタイムで読ませていただいてたらもっとドラマを楽しむ事ができたのに残念でした。
勢いついて「バンビ~ノ」「花男リターンズ」まで
全話、遡って読んでしまいました~。
ハイそうです、私は松潤スキーでございます。
もう「スマイル」に関しましてはひとことで言えば
「トホホなドラマ」でしたなー。
せっかくのキャストの皆さんなのにーもっといい作品になったのにー、「くやしいです(カッチカッチやで~)」。
松潤は演技は決してうまくはありませんが
とっても魅力的なふり幅の広い演者だと思うのです、
スキスキフィルターがかかっているので
冷静な判断かどうかちょこっと不安ですが・・・。
ところで7話の感想のなかで「シェーーー!!!」となってしまった部分があるのですが、
ビトと花ちゃん、そげなことになっちょりましたか???
乙女チックなチューのみ(実際にはガッキーNGだそうでしてないし)だとばかり今の今まで思ってました。
そんな事になってたとしたらその後の物語の展開も違うように受け止めなきゃですわ。
キッドさんって男性ですか?脳内妄想ギャグですか?
てへっ!松潤以外のドラマの感想も今後も読ませていただきまーす。
投稿: もも | 2009年7月 9日 (木) 19時38分
サクラじゃないよ~もも様、いらっしゃいませ~リンゴじゃないよ
もも様、わんばんこ~。
遠路はるばるご苦労様でございます。
出会いのタイミングは大事ですな。
「スマイル」は結構辛口評価だったので
削除した罵詈雑言コメント多数でございます。
松潤への愛に満ち溢れたこの駄文を
ただの非難としか感じられない方も多いのでございます。
そこへもも様のお褒めの言葉をいただき
砂漠にオアシス、
ビトに無罪判決でございます。
なんと・・・「バンビ~ノ」「花男R」まで
お読みくださったのですか・・・。
ありがとうございました。
「スマイル」に関しては二足の草鞋をはく
サタケ=宅間が
ちょっと多忙すぎたスケジュールになってしまったから
という同情すべき点もあるのですが
ここは心を鬼にして
ダメなものはダメという結論です。
「歌姫」の失敗にもかかわらず
チャンスを与えてくれた皆様に
大打撃ですからな。
松潤はけして演技が下手ではございませんよ。
司(花男)とはまったく違うビトという難役を
そこそこ演じていました。
要するに作り手のキャラ設定が下手なのです。
ネグレクト(育児放棄)された子供。
ぐれちゃって元不良。
臆病だが優しい。
この設定を伝えるためにはもう少し計画性がないと。
その場その場の性格がバラバラでございます。
ふふふ。ドラマに限らずフィクションとは
省略の技法によるもの。
だからさまざまなものが省略されるのです。
トイレとか睡眠とか食事とか。
カー・セブンもそういうものの一つですな。
やることはやってるけど
そこはご想像におまかせします。
なのです。
すべてを妄想で補完しろというドラマは
商品としては失敗作が多いですが
そういう点についての省略は問題ありません。
なかったと思いたい方はそう思い
妄想したい人ははてしなく・・・でございます。
このブログは妄想を中心としていますので
宇宙の果てまで妄想をくりひろげるのです。
どうかご容赦くださりますように。
ちなみにキッドはじいやとも呼ばれておりますので
「男」でございます。
「男」として現役かどうかは「秘密」でございます。
キッドの人生は「ギャグ」と言っても過言ではありません。
また遊びにきてくださいね。
投稿: キッド | 2009年7月10日 (金) 00時40分
こんばんは リンクどうもです☆
なるほど、極端なリストラを背景にレジで発症ですか。
まあ、家に帰れば紀香がいるんだから、何とか
「頑張れ」そうなもんですが♪
僕は過去一番メンタルが悪い時期に、お釣りをちゃんと
もらっておいて、「あれ、お釣りは?」と言ってしまったことが数回続きました (^^ゞ
一応あらかじめ自覚があったから、「しまった!」と思って
瞬間的に店員に話を合わせてペコペコ。
その後は「頑張って」自力で立て直しました。
もちろん、仕事も「頑張り」続けながら。
うつ病の記事にはなかなか書きにくい話ですが、僕は
今の世の中、「頑張って」を避け過ぎてると思います。
「逆向きの行き過ぎ」ってヤツでしょう。
言い過ぎもよくないけど、言わな過ぎもよくない。
状況に応じて、個性に応じて、人それぞれ
適度に頑張ればいいだけのこと。
そもそも、通院し続けるのも、薬を飲み続けるのも、
職場復帰や復学も、ある程度頑張って初めて可能になる。
頑張るのは古臭い考えどころか、今の患者でも現実なわけです。
格差社会の問題だって同じこと。
「頑張る」の言葉狩りは、全くの現実離れにすぎない。
あるいは、奇妙な流行。
頑張ることが日本でこれほど悪者扱いになった
大きなキッカケは、阪神大震災だったと思います。
極度に例外的な状況での精神医学的な対処法が、
世の中全体へと一般化されてしまった。
休んで薬を飲むのは、治療者にとっても患者にとっても
製薬会社にとっても、非常に好都合なわけですね。
もちろん、表面的に。あるいは、一時的に。
カウンセラーへの相談というのも似た話。
おっと、ついつい熱が入ってしまいました
ちなみに、僕の周辺にも今、心の病と向き合ってる人が
いますが、優しく励ましてます。
「ちょっとずつ、ゆっくり治そうね」って感じで。
ごくフツーのことでしょう。こちらも努力する。
頑張るとは、心身の意識的コントロール、あるいは
外界も含めた調和を目指す真剣な主体的歩みのこと。
別に、歯を食いしばって無理することだけではない。。
ま、難しくてビミョーな話なのは確かですよね。
ともあれ、コメント&リンクどうもでした。。
投稿: テンメイ | 2009年7月10日 (金) 23時34分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
この場面がとても印象的だったのです。
レジでお金を払うのは
実に大衆的でアダルトな行為ですからねえ。
そこで「うつ病」が発症することを
共感をもって受け入れる人と
意味不明の人がきっといる・・・
と霊感が湧きました。
キッドが心の病について書くことを躊躇するのは
千差万別の心というものに
共通した病というものが成立するのか
という懐疑の虜となるからです。
まず・・・心の発達について
心の文化的背景について
心の格差について
心のとりとめなさについて
心乱れるのでございます。
まあ・・・結局・・・統計か・・・
ということになるわけですが
これほどサンプル数の比率配分が
困難なものもないだろうと思います。
アメリカの小学生と
日本の小学生100人に聞きました・・・
に一体どんな意味があるんだ・・・
と思うばかりなのですね。
たとえば解離性同一性障害は
実在するのかとか・・・
実在するとしてそれは統計を可能にするほど
サンプル数があるのかとか・・・
ちょっと推測すると
謎が深まるのでごさいます。
キッドは身近なものが
いわゆる一つの認知症を
発症しているわけですが
その底知れぬ精神崩壊の深みは
恐ろしいほどに不明瞭で
何がどうなっているのか
皆目見当がつかない
という言葉をキッドに
連日実感させるわけです。
もちろん・・・いつかは完全崩壊するしか
ないのですが
その崩壊の過程が
実に残酷で同時に爆笑ものなのですな。
ゴミ袋がどこに売っているのかわからない
コンビニに行ってたちすくむ
レジでたちすくむ
出口でたちすくむ
家路で立ちすくむ
そして山のように堆積する未使用のゴミ袋
その前で
ゴミ袋がないと断言する
るるる・・・るるる
でございます。
記憶と情報伝達の間隙に発生するノイズにすぎない
心があるようなないような
際どい状態。
うつ病なので認知症を発症しているのか
認知症だからうつ病なのか
主治医にも判断がつきかね
主治医にもうつ病の徴候がある
主治医の心が心配な日々。
まあ・・・人は笑えるから笑うのか
笑うしかないから笑うのかですな。
同時に・・・「意志」という
とりとめない心の能力を
扱いかねる現代医学。
頑なに張るのが
苦手な人が
軟らかで弱めることに
固執するのが
「がんばれって言うな旋風」の素ですからな。
「好き嫌いをなくそう」が
「キライなものを無理に食べることはない」
に変わっていき
「覚えられないものを無理して覚えることはない」
に変わっていき
「困難にたちむかわない人々の中で
前へ前へと押しやられた人が
あの人はそういうのが好きなんだろうねえ」
と言われる時代。
恐ろしいわ。
ま・・・こうなると
最後はバランスなのですな。
「がんばれって笑顔で言おう」とか
「涙流してうんうんって肯こう」とか
「口笛吹いて行こう」とか
もう天使のように繊細に
悪魔のように大胆に
臨機応変でって・・・わからんわっ。
まあ・・・心をコントロールするほど
制御された心なんて
ないような気がする・・・のでございます。
それでも人はつい
修行したり心頭滅却したり
修練を積んだりしたがったりするのですな。
がんばってリラックスしてみよう。
ああ・・・このニュアンス・・・
心の謎は深まるばかりでございます。
さて・・・エヴァの再放送の録画でも
見るかな・・・・
投稿: キッド | 2009年7月11日 (土) 04時54分