ぼくが地上人ならお前は地底人か(オダギリジョー)お兄ちゃんのバカバカ~(長澤まさみ)涙をふいて(笹本玲奈)
まあ、世の中には千原ジュニアによく似たタイプの顔の人がいて、たとえば目元がそっくりな千原せいじとかね・・・そういう人の前で千原ジュニアはイケメンじゃないよね~とか言うと、殺意を抱かれるおそれがあるので言わないわけだが・・・そういう気持ちになる人は多いと思う。しかし、世の中には島田紳助もイケメンだと思っている人もいてもう・・・どこまで譲ればいいのかよくわからないことがある。
とにかく、一つ言えることは千原ジュニア(35)で長澤まさみ(22)年の差13才、明石家さんま(53)長澤まさみ(22)年の差31才、織田裕二(41)上野樹里(23)年の差18才・・・とにかく日曜劇場の年の差カップル好きは異常である。しかも・・・ことごとく視聴率的に失敗しているのである。何かに憑依されているのか。
まあ・・・そういうわけで・・・それなりによくできたドラマももはやあまりピンとこなくなってるかもしれません。
本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「スマイル」↗10.1%(フタケタ復帰・・・一応脚本家変更が効いたかな)、「名探偵の掟」↗*9.8%(名探偵続々登場か・・・)、「親父の一番長い日」12.9%(さだまさしがイケメンだった時代もあったんだよな)、「MR.BRAIN」↘18.5%(釣り度より満足度だよな)、「ザ・クイズショウ」↗14.6%(バンビすげぇぇぇぇぇ)、「刑事一代・第一夜」19.4%「第二夜」21.6%カ(相武紗季すげぇぇぇぇぇ・・・それはどうかな)、「天地人」↘20.7%(お茶の間の神秘です)、「ぼくの妹」↗*7.4%(笹本玲奈の涙分か)、ついでに「婚カツ!」↘*8.8%(出た~末広がりで月9最低記録更新)、「ハンチョウ」↗13.0%(高校サッカー応援マネージャー逢沢のな殺人事件の巻である)・・・以上。
で、『ぼくの妹・第10回』(TBSテレビ090621PM9~)脚本・池畑俊策、演出・清弘誠を見た。ヒロインが颯(長澤まさみ)だから・・・盟(オダギリジョー)のお相手のことはどうでもいいのかもしれないが・・・死亡した里子(ともさかりえ)、理事長の娘・春奈(笹本)、田舎の看護師・機美(西原亜希)しか選択肢がないってどうなんだ。
しかも盟が春奈をふって機美を選択って・・・脚本上はあっても現実的と言えるのかどうか。
分析すると・・・やはり・・・盟は自分より心情的に下位の女性しか愛せないタイプなのかもしれない。心情的に見上げるタイプだと首が痛くなっちゃうのか。
まあ・・・そうでないと安らげないということならしょうがないけどね。
それにしたって・・・春奈をふって・・・機美って・・・蓼食う虫も好き好きです。
西原亜季は親友役も多いが「ラストフレンズ」のように意地悪な同僚が似合う顔立ちなので余計に違和感を感じるんだよな。
まあ・・・好みの問題だからなーっ。
意地悪な顔立ちってどんな顔立ちだよってツッコまれても答えられないし~。
今日の春奈。九鬼の手術を終えた盟をキャッチして、ミネストローネ・スープの美味しい店に誘い出し・・・プロポーズである。女の口から何言わせるのよである。これに対して盟は戸惑いも顕わに回答拒否。もう・・・なんてもやもやした男なんだ。
そこへ機美参戦である。第一、患者のためにと盟をスカウトしに来たのに患者放りっ放しなんだよね。もう・・・婿取りに来ているといって差し支えないよね。
「私が理事長、あなたが院長・・・夫婦でこの病院を素晴らしい病院に・・・」と言われて「私には父のように田舎で医者をする子供じみた夢があるのです」・・・「本当に子供じみてますね・・・じゃ・・・考える時間をあげます」である。
しかし・・・こんなことになったのは春奈の作戦ミス。それは颯と九鬼の仲について触れたからです。「二人の仲を認めたんですね」・・・これは禁句です。だって盟の本質は・・・「妹は誰にも渡さない・・・妹はぼくの妻、ぼくは妹の夫なんだから」という変態だからです。
どうしても盟を手中におさめたかったら・・・その変態性質をうまく丸めこまないといけません。しかし・・・それはお嬢様をもってしても・・・なかなかに困難でございます。
さて・・・ともかく・・・盟の表層人格はその本質は避けて通り・・・「いい兄」を演じまくります。
不安に胸を激しく揺らせて手術室に駆けつけた颯の杞憂もなんのその九鬼の手術も無事成功。妹の恋人の命の恩人となり・・・「妹を幸せにしないと許さないぞ」なんて言ってみて盟はご満悦です。
そして・・・妹が「九鬼と結婚するつもりだ」という言葉には耳をかさず妹が「東京の家に田舎からやってくるお兄ちゃんのために部屋を用意しておく」という言葉に従って・・・春奈の申し出に答えを出すのです。
「(妹が東京の家に田舎からやってくるお兄ちゃんのために部屋を用意しておくと言うので)ぼくは夢にフタをできないのです」である。
春奈・・・お嬢様の意地を見せて微笑んでさようなら・・・家路で涙です。
いいのでございます。あんな変態医師・・・お嬢様にはもっと相応しいお方がいらっしゃいますとじいやとして慰めたい気分。
さて・・・後はイケメン風の九鬼が病気が治って心機一転、下水道にもぐりたいとわがままを言いだし、家出。
たちまち始まる兄妹喧嘩。
颯「九鬼さんは九鬼さんはデリケートなんだからお兄ちゃんの残酷で心無い非道で非情で身の程知らずでバカで愚かでとんちんかんで冷酷な仕打ちに耐えられなかったのよ・・・お兄ちゃんはどうして私の幸せの邪魔ばかりするの・・・もう兄でもなければ妹でもない・・・二度と会ってあげないんだからね」
盟「えーっ」である。
まあ・・・女性はみんなダメ男好きなのである。なぜなら・・・母になったら・・・子供というダメ男を扱わなければならないからだ。だからと言って・・・ダメ男の子供として生れる多くの子供たちは迷惑このうえないが・・・それが人類100万年の歴史の成果だからな。
関連するキッドのブログ『第9話のレビュー』
水曜日に見る予定のテレビ『臨場』(テレビ朝日)『夫婦道』『漂流ネットカフェ』(TBSテレビ)さあ・・・どんどん最終回です。
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
こんばんわ。
トラックバックありがとうございます。
最終回を目前にして、とうとう春奈お嬢様が退場してしまいました。
900万いきなり貸してしまえるような立場にありながら、不思議に常識人でした。
振られたけど色んな意味で得した登場人物だった気がします。このドラマ、知らんうちにフェードアウト組が多かったので。
投稿: ひろき | 2009年6月23日 (火) 23時34分
ピーターパン~ひろき様、いらっしゃいませ~笹本玲奈~
頭が良くて美人で可愛いところもあって
しかもお嬢様。
ある意味、夢のようなキャラ設定で
しかもそれをそつなくこなすスターのキャスティング。
いわば、人としての理想のカタチに答えるのは大変です。
嫉妬に目がくらむお茶の間を圧倒する必要がありますしね。
キッドは今は亡き本田美奈子のオーラを感じましたよ。
だからこそ・・・主人公は選ばないということです。
それはヒロインがかなり年上で、一般的にはブサイクで、恐喝者で、多額の負債者で、美人局の黒幕で、捨て子で、田舎者で、性格もあまり良いとはいえない低学歴の男を選ぶのと対になってますからね。
まあ、ある意味、作者の
幸せや価値観なんか人それぞれだろうという
感覚のゴリ押しが「ぼくの妹」です。
まあ・・・キッドもじじいなので
それを全く否定はしないところです。
きっとドラマ外で
大事件が起きて刑事たちは処理された事件に
係っているヒマがなくなったし
颯が貯金から利息返済しているので
借金取りたちも大人しいのでしょう。
まあ・・・一つだけいえるのは
君子危うきに近寄らずという言葉よりも
虎穴に入らずんば虎子を得ずということが
強調されているということでございます。('A`)y━・~~
(追伸)そちらでのコメント入力が
エラーになってしまうのでこちらに公開しておきます。
ひろき様、こんにちは。
優雅なる観劇日記、充実しておりますな。
キッドはもうほとんど外出しないので
うらやましい限りでございます。
去年は「OLにっぽん」の井上芳雄
今年は「ぼくの妹」の笹本玲奈
ひろき様ご贔屓のスターの
お茶の間登場なのですな。
どうせ低視聴率なんだから
春奈は歌って踊りながら退場すれば
いいのにとキッドは考えましたよ。
まあ・・・富豪医師として
無医村に豪華健康センター立てちゃう
盟・春奈夫妻は
妄想に止めることにしておきます。
投稿: キッド | 2009年6月24日 (水) 12時24分
こんにちは。コメントありがとうございます。
あれ、当blogへのコメント、エラーになりますか。
同じココログなんですけど。
笹本さんは本田美奈子さんが日本初演で演じた「ミス・サイゴン」のキム役、
また日本再演で演じた「レ・ミセラブル」のエポニーヌ役、
両役の現役キャストでもあるので、オーラという意味で似ているかと。
彼女が今出演している舞台の相手役は「OLにっぽん」、
暗いオフィスで観月ありささんを前にして熱唱していた井上芳雄さん。
あれはあれでドラマとしては”あり”でしたでしょうが、
舞台で外国人しかやったことがない笹本さんの初の日本人役ですから、
歌わないで踊らないで終わったことに、実はほっとしています。
色物にしたらもったいないなーと思っていたので。
ヒロインがどんどん残念な方向に突っ走る中、
その対比として得をした部分もあったのかもしれませんが、
お嬢様の割に隙があった分、妄想しやすくて面白かったですね。
彼女は来年初めまでずっと舞台なのでドラマには出られないのですが、
来年春あたりにまた見てみたいです。
(ちなみに本人は学園物で先生役がやってみたいのだとか。)
投稿: ひろき | 2009年6月24日 (水) 13時16分
ピーターパン~ひろき様、いらっしゃいませ~笹本玲奈~
同じココログでもTBさえ飛ばないこともあります。
基本的に空気を読まないで何でも言うからかとか
メカに問題があるのかとか
反省するのですが
まあ・・・すべては神の思し召しなのだと
あきらめることが多いのでございます。
まあ・・・女性ミュージカルスターには
特有の共通項みたいなものがあるのだと考えます。
もちろん・・・笹本嬢には末永く活躍してもらいたい
と願っています。
ふふふ・・・まあ、色物あつかい
されては・・・なんですからね。
どうせ視聴率とれないなら
ミュージカル仕立にチャレンジすればいいのに
という勝手なおねだりであいすみません。
笹本先生・・・よろしいですな。
音楽教師なら歌えるし・・・結局そこかいっ。
投稿: キッド | 2009年6月25日 (木) 19時12分
キッドさん、こんばんは~♪♪
ヌッホー。
うぅん、笹本玲奈嬢は
もうご出演なさらないのでしょうか。
まあもうおしまいですものね。
生粋のお嬢様。
ヤマトは生意気に鎌倉で育ったので
何人か知っております。
まず、子供時代から
タクシーで移動。
「ちょっと買い物するから
ここでとめておいて」的なことを
運転手に小学校3年生くらいで言います。
そして、おうちに遊びに行って
おしゃべりしていると
なんか5人くらい
知らないおばさんたちが来て
お掃除はじめます。
ハウスクリーニングですね。
良く見れば皆様制服です。
こんなことはいいとして・・・
ヤマトにあんな素敵なお兄ちゃんいたら
恋人なんていりませんけどね。
実際血つながってたら
そうはいかないのでしょうね。
まあ、変態ですしね、お兄ちゃん。
人間変態くらいが面白いと思う
今日この頃です。
ヤマトが仲良くなる学生さんも
ちょっと危ない橋を渡るカンジのコが
多いですしね。
普通と変態の境界線が
もはやよくわからなくなってきている。
投稿: ヤマト | 2009年6月26日 (金) 22時43分
☆*⋄◊✧◇✧◊⋄*ヤマト様、いらっしゃいませ*⋄◊✧◇✧◊⋄*☆
脚本家は若い頃、
お嬢様に告白して
こっぴどくふられた過去がある・・・
と妄想できるお嬢様の過酷な運命で
ございましたな。
ただし、妄想じいやとしましては
どこの馬の骨だか
わからないようなオダジョーに
お嬢様はふさわしくないと
断言いたしておきまする。
人間、平等が一番だ・・・
と言いながら
コーヒーはブルーマウンテンしか
飲まないお坊ちゃまに
なってみたいものですなーっ。
ものすごくイケメンが
「男は顔じゃない」
って言ってみたりして。
F1レーサーが
「せまい日本そんなにいそいでどこへいく」
天才物理学者が
「頭がいいのも考えものだ」
美少女天才マジシャンが
「所詮はトリックですよ」
・・・もうたとえになってないぞー。
まあ、人間は
ないものねだりのチャンピオンですからなーっ。
愛にカタチがあるのか
ないのかは
それぞれの認識や趣味や性分で
変わってくると思いますが
このドラマには
変態のカタチが色濃いですなー。
まあ・・・色恋なんてものは
そもそも変態なのですがーっ。
他人には見せられない
恥ずかしいことをするのが
そもそも「愛」というもの
らしいではないですかーっ。
ウッホー。
投稿: キッド | 2009年6月27日 (土) 13時34分