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2009年7月30日 (木)

人間は必ず死ぬのにハッピーエンドなんてあるんですか(高良光莉)不幸だった人生が終る時とか(香椎由宇)ホルン(平岩紙)

水曜日のダンスは・・・

「 9係の夫」13.5%↘13.3%↘12.2%・・・・・・・↗12.3%

「芝生の妻」11.4%↘*9.8%↘*9.0%↗10.2%↘*9.2%

「赤鼻のセンセイ」・*9.4%↘*8.9%↘*8.2%↘*7.9%

「爆笑レッドシアター」15.4%であるので「夫婦」の客で「センセイ」に流れなかった客は「赤劇場」に向かっている模様。今回は「手術室のコント」があって・・・ちょっと嘲笑している気配がありました。「すべてをダジャレにしていくコトー」とか「語りたがる医師と看護婦」など医療ものをおちょくっている。その上・・・「赤鼻のセンセイ」は手術とほぼ無縁である。

で、『赤鼻のセンセイ・第4回』(日本テレビ090729PM10~)脚本・佐藤久美子、演出・佐久間紀佳を見た。どういうローテーションなのか不明だが、三人目の脚本家投入である。

ここまで第1回は難治性喘息の中学生・八重樫(神木隆之介)、第2回が急性骨髄性白血病の中学生・和田(須賀健太)、第3回インスリン依存型糖尿病の小学生・森村(八木優希)と来て、今回は慢性腎炎の中学生田中(高良)である。四回使って淡々と登場人物紹介である。こ・・・これは・・・。

とにかく・・・一部の人には生理的に不快なゆうたきいた(まえだまえだ)の見世物芸に始まって、生徒(何れも長期入院患者)と赤鼻のセンセイ(大泉晃)の衝突、いきあたりばったりのイベント、和解という展開である。一話完結で見やすいかというとそうでもない。

これは・・・医療と教育というプラスアルファの要素が難解になっているせいだろう。

これをキャスティング的には主人公の赤鼻のセンセイ(教師)と白衣のセンセイ(医師)である七瀬(香椎)の対立で説明していけばいいと思うのだが・・・二人の対立は教育VS医療ではなく非常識VS常識になってしまっている。さらに院内学級に中学生クラスと小学生クラスがあって、ここでは教育VS教育である。小学生クラス担当はシルク(小林聡美)で下手をすればこのドラマの影の主役になっている。

バランス的には若い赤鼻のセンセイと白衣のセンセイの対立をベテランの院内学級教師であるシルクがなだめるという構図の方が良かった気がします。しかし、脚本家も人の子・・・結果の見えるシルクについ重点を置いてしまい・・・結局・・・どこが面白いのかよくわからないものに仕上げてしまうのである。

さて、今回の脚本家はオムニバスドラマ「一生忘れない物語」(2006)で成海璃子のラブコメを担当している。その後は荒井修子とタッグを組んで「モンスター・ペアレント」(2008)であり、「スクラップ・ティーチャー」(2008)と来ている。変則的な教育もののキャリアを積んでいるのである。しかも・・・一応・・・喜劇的要素の強い作品を担当である。だから・・・今回は少し・・・要素が整理されたと思う。しかし・・・ここまでの流れが流れだからな。焼け石に水という言葉がピッタリなのである。

とにかく・・・設定メチャクチャだからな・・・赤鼻のセンセイは中学のほぼ全教科を教えることのできるスーパー・ティーチャーの上にかなりバカで今回はさらに脈絡なくソフトボールもそこそここなすのである。腰が抜けます。

田中は授業中は漫画ばかり読んで、すべてに無関心な院内学級の生徒。クラスメイトの八重樫や和田にも心を開いているとは言えない。

田中の病状を桜山院長(上川隆也)は「症状が悪化すれば人工透析も受けなければならないし、完治のためには腎臓移植手術を要し、どちらにしろ一生病気とつきあっていかなければならない」と説明する。こういう説明はヒロインにやらせるべきだろう。

なんとか田中の心をつかもうとする赤鼻のセンセイは・・・院内で偶然、祖父を見舞いに来た田中の昔のクラスメイト(滝口希)と田中の不自然な邂逅を目撃する。

田中は昔のクラスメイトさえも避けていた。

赤鼻のセンセイは田中の入院前の母校を訪ねる。するとそこにはシルクが先回り。・・・こういうところが・・・小林聡美依存症である。赤鼻だけで問題ないのだ。

田中は発病前はクラスの人気者でソフトボール部のスラッガーだった。

要するに発病後の田中は人生に絶望していたのである。

そんな田中に赤鼻は発病前の仲間たちの見舞いという「田中にとってもっとも直視したくない現実」をぶつける。たちまち転院を申し出る田中。

切羽詰った赤鼻は田中と直接対決。

赤鼻「がんばって病気を治してもう一度仲間のところに戻ってハッピーエンドにしようよ」

田中「人間は必ず死ぬんだからハッピーエンドなんてないのよ」

盗み聞きしていた・・・白衣のセンセイは「患者の中の絶望」に打ちのめされる。ここがこれまでになかったヒロインをたてたポイントである。しかし、シルクも一緒です。だから小林聡美依存症・・・もういいか。

ここでいつものとってつけたヤケクソ展開である。

赤鼻「じゃあ・・・オレと勝負してオレが勝ったら退院だけはしないでくれ・・・」なのである。

安静を要する患者がスポーツで勝負。医者としては容認できない展開だが・・・田中の中の絶望を知った白衣は勝負を医療的にサポートすることを申し出る。そうそう・・・それでこそヒロインである。

すでに体力の衰えた田中になぜか剛速球を投げ込む赤鼻。

しかし、そこにチームメイトが応援に来て・・・蘇る田中のソフトボール魂。

球に逆らわないスイングでライト前にヒット性の当りを放つ。これでは赤鼻のクビが・・・。

・・・とそこにはなぜかサードのシルクがいてキャッチである。どこまで小林聡美依存症なんだよ・・・でも・・・まあ・・・このオチはいいか。

バットを持つ手が痺れた田中。ショック療法で心が蘇ったのです。ああ・・・そうですか。

まあ・・・難病を抱える子供と赤鼻は・・・深夜番組「NONFIX 戦火の中のゴリラ 秘境からの叫び」とそれを見守る日本のお茶の間のような関係だからな。

果てしない内戦が続くアフリカ大陸のコンゴ民主共和国では男たちは皆残虐な暴徒となり、女子供は皆落花狼藉の犠牲者となる。難民キャンプには教育も医療も食料もない。子供たちは学ぶことはおろか病んで餓えて死を待つばかり・・・そして国際ゴリラ年なのにビルンカ国立公園では野生のゴリラも虐殺されるのだ・・・まあ・・・それがどうしたといわれればそれまでなんですけどーっ。

関連するキッドのブログ『第3話のレビュー

金曜日に見る予定のテレビ『怨み屋本舗REBOOT』(テレビ東京)『コールセンターの恋人』『メイド刑事』(テレビ朝日)『タッキー&錦戸亮のオルトロスの犬with水川あさみ』・・・まあ・・・「魔女の宅急便」とか「ゲゲゲの鬼太郎」とかなんどめだシリーズもありますけどねーっ。 

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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