兄でもないのにアニキと呼び親でもないのにオヤジと呼ぶ世界(草彅剛)小さい男と悪趣味の女(黒木メイサ)黙って鍵を替えるなよ(水崎綾女)
最後だけ「猿ロック」*7.4%である。第1回ゲストで水崎綾女登場。
鍵屋の猿丸(市原隼人)に鍵紛失と称して、愛人の部屋を開けさせ、鍵が開くやいなや「てめぇ・・・アタシに内緒でカギ替えてんじゃねぇぞコラァ」と室内に隠れる愛人をボコボコに。女「どんなに鍵を替えたってアタシの魅力にイチコロのこの鍵屋さんが何度でもあけてくれるんだよ」猿丸「・・・二度とあけません」である。
このツカミだけしか面白くなかったが・・・アクションスターとしてキレのある演技を見せる水崎・・・さすがだ。
シスター・ミキは「ゴーストフレンズ」からココで。ハニー(原幹恵)は「夜光の階段」があったわけだが、シスター・ユキ(竹田真恋人)はどうしたのだ? オーディション落ちまくりなのか。
意味不明の方はコチラへ→キューティー・ハニーTHE LIVE
「猿ロック」は「33分探偵」の福田雄一の脚本。アレが面白かった人はそこそこ楽しめる感じ?
で「任侠ヘルパー」は↗14.2%と絶対防衛ラインをキープ。地デジ大使にも復活を果たしたし、草彅剛も視聴率の計算できる男に復活か。今シーズンは今夜の「オルロトロスの犬」もくわえてナンバー2の座をかけて剛、山P、香取、タッキー&錦戸、長瀬が激突の気配。結局・・・帝国の支配はまだ続くのか・・・。
そういう意味ではどんなおバカな大河でも孤高を守る妻夫木、小栗旬、松田龍平の反乱軍や、復帰待ちの古豪・江口洋介にもがんばってもらいたい今日この頃である。女の子の好みだって多種多様なんだからぁ。
「ふたつのスピカ」→*3.5%はお涙ちょうだい展開に突入。しかし脚本・荒井修子である。エロ本展開をそつなく挿入はさすがだ。来週、桜庭ななみの鴨川アスミ見納めです。
で、『任侠ヘルパー・第3回』(フジテレビ090723PM10~)脚本・古家和尚、演出・石川淳一。ヤクザは擬似家族である。他人が兄弟の盃をかわし、親分子分は親子関係で家族でもないのに一家を構えるのである。かって・・・戦争で大量に孤児が発生したとき、実の親はもちろん、国家も面倒を見ない浮浪児をヤクザな人々が面倒を見たという時代があった。彼らは否応なくはみ出した子供たちに躾をし、行儀作法を教え、渡世の義理で縛ったのである。
だから・・・ある意味・・・実の子に見放された親を介護するヘルパーたちは本質的にヤクザなのだと言える。
祖父でないのにおじいちゃんと呼び、祖母でないのにおばあちゃんと呼ぶのがその証拠だ。
だから・・・介護の世界に紛れ込んだヤクザたちが妙に面倒見がいいのは・・・習性としてリアルなのである。
彼らは親でもなければ兄でもないのに子分や弟分にヤキを入れるのを務めとしているのである。まあ・・・それが是か否かはそれぞれの幸福度によって変わるでしょうが。
だから・・・妙に面倒見のいい翼彦一(草彅)が羽鳥(夏川結衣)の息子の涼太(加藤清史郎)の喧嘩の腕を磨かせながら、「アニキのママはどんな人?」と聞かれて「覚えてないな・・・」と遠くを見るのは実に基本である。本当の親の味を知らないから極道なのである。
一方、やはり妙に面倒見のいい四方木りこ(黒木)は血縁で跡目継承という極道の別の顔をのぞかせる。擬似家族の中で実の家族は高貴な家柄だからである。非合法の実力社会にあって血縁という非実力的要素は軋轢の元でもあるが・・・擬似家族の中で絶対的価値を生ずるものでもある。極道者でもわが子はかわいいという神秘が存在するからだ。
もちろん、一般社会でわが子を殺す親がいるように心理の中の父性や母性は絶対的なものではない。しかし・・・子供を溺愛する心理はある程度まで普遍性を持っている。
ただの不良娘だったりこ・・・おそらく親がヤクザだったからだろう・・・は同じ血を引くヤクザの兄に守られて育つ。兄が死んだ時「お前は組を継がなくていい」と肩の消化機能を促すツボを抑えられたりこは・・・複雑な気持ちで跡目を相続するのである。
義理と人情秤にかけりゃ義理が重たい世界だからである。
そんな・・・りこがふと関りあった認知症の自宅介護サービス利用中の老女・節子(森康子)・・・孫の高志(忍成修吾)と二人暮らしだが・・・虐待の形跡を発見。
そしてありえない偶然として・・・高志はりこの縄張りである池袋で麻薬を販売するアマチュアのヤクの売人であった。
りこの血縁世襲を面白く思っていない四方木連合・若頭の久米(田中哲司)は「素人になめられちゃ・・・この稼業はやってられねえ」と高志の行方を追っている。
節子が孫の高志から虐待を受けていると疑うりこと堅気ヘルパーの晴菜(仲里依紗)は節子の自宅に一般人として度々訪れる。そこに立ちはだかる他人の壁。
りこは節子に「ヘルパーは所詮、他人だから」と言われてしまう。
一方、「手柄たてたいなら用心深くやれ・・・」という彦一は関心のない素振りを装いながら高志を尾行である。
虐待の現場を押さえようと罠を仕掛けたりこが高志に逆襲されると腰の入ったパンチでピンチを救う。
りこ「どうして・・・」
彦一「何かあったら・・・連帯責任だからな・・・」
いや・・・単に面倒見がいいのである。あるいは人類は一家。人は皆兄弟的なのである。
しかし・・・結局・・・高志は四方木連合の網で捕獲。結局、面倒見のいいりこは山中か海中に処分される前に高志に情けをかける。それはヘルパーとしての擬似家族である節子の唯一の血縁だからである。
「自首して服役してばあちゃんのところへ帰って来い」なのである。
まあ・・・その時まで節子の寿命が持つかどうかは別として。
結局・・・老人介護施設タイヨウに収容される節子。しかし・・・隠されていた認知症の症状はりこや彦一の想像を上回っていた。徘徊そして乱暴狼藉である。
結局・・・身体拘束を余儀なくされる節子。自傷行為があるために仕方ないのである。
羽鳥は「わかったでしょう・・・ヘルパーは家族じゃないのよ」とりこと彦一に告げる。
しかし・・・それは堅気の理屈である。
半分堅気のりこは落ち込むが・・・全うな極道である彦一は「明日も早いぞ・・・」と面倒見のいい声をかけるのだった。
実の親でもない親を持つ極道にとって・・・ヘルパーとしての老女は祖母と同じだからである。とにかく・・・任侠の世界ではそうなのだ。
もちろん・・・彦一にとってりこはすでに妹分なのである。
まあ・・・こういう妄想における論理の飛躍はヤクザ美化のそしりを免れないが・・・まあ堅気の世界だって相当に美化されているのだからいいかと思う。
その証拠に建ててはいけない場所に施設を立て・・・犠牲者を出しても仕方がなかったと誰も指を詰めないのである。
関連するキッドのブログ『第2話のレビュー』
土曜日に見る予定のテレビ『華麗なるスパイ』(日本テレビ)『真マジンガーZ』(テレビ東京)『リミット・刑事の現場2』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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