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2009年8月22日 (土)

オレたちは駒じゃない(滝沢秀明)じゃ、狛犬なのか(錦戸亮)煙を愛して私を殺すつもり?(木下あゆ美)

しつこいようだが、タバコの煙では人は死なないが、クルマの排気ガスでは死にますから。

ウソだと思ったら、排気管に吸い口つけて吸ってみてください。

怨み屋、愛煙家を敵に回す気かっ。

それとも禁断症状で苦しむ人の姿をどSとして楽しみたいだけなのか。

生れてはじめて「怨み屋本舗」スタッフに疑念を感じました。テレビマンユニオンの佐野達也氏、後編、面白くなかったら怨み屋頼んじゃうぞ。

そんな妄想にとりつかれる今日この頃。

で、『オルトロスの犬・第5回』(TBSテレビ090821PM10~)脚本・伊藤崇(他)、演出・加藤新を見た。二話続いたスタイリッシュな演出もなくなり、まったく楽しむところのないドラマに逆戻りである。タッキーとか、錦戸亮のファンじゃないとどうしていいか、わからなくなるよね。ファンもその他の皆さんに申し訳なくて居心地悪いよね。

さて、現実世界の「酒井法子覚醒剤所持・常習疑惑」はこのドラマにどの程度影を落としているのだろうか。

違法薬物売買の犯罪者である熊切勝(八乙女光)といえば、「3年B組金八先生・第7シリーズ」(2004年)において薬物依存に苦しむ中学生・丸山しゅうを演じていたわけである。ちなみに榊大臣(高畑淳子)は同シリーズで養護教諭役でお馴染みである。

イメージとしては結局、一度手を染めた薬物依存からは逃れられず麻薬の売人に身を落としたのである。・・・おいっ。

それはともかくとして・・・このドラマは薬物依存についてはその犯罪性がかなり軽く扱われている。女刑事・渚(水川あさみ)が勝を追うのは「女子大生不審死事件」の解明が目的であり、麻薬撲滅ではないのである。

それどころか・・・当然、疑われる勝と交際していた加奈(波瑠)の薬物使用疑惑などは話題にも上らない。

まあ、「話」が「どんな病人でも治しちゃう手」とか「触るだけで殺せちゃう手」という、悪いクスリでもやってんのか・・・という「話」なので、現実に存在する「麻薬汚染」のことなんか知ったこっちゃないという姿勢なのだな。それとも本当にヤバいのか。・・・おいっ。

とにかく・・・そもそもが奇想天外で・・・自由な話なのである。そうなると相当に面白くなければならず・・・そうでないとガッカリなのである。

今回は日本の秘密警察の指揮者である沢村理事官(佐々木蔵之介)が独自の公安哲学を語る。

「国家としては治安の維持が最優先されるべきで、そのためには手段は選ばない。その中には合法的な殺人も含まれる云々」なのである。

これをあたかも「必要悪の論理」のように語るところが鼻持ちならない感じである。

「国家」は何も好んで人を殺すわけではなく、「国民」の安全を守るために法で定められた範囲内で「権力」を執行するにすぎない。「戦争」も「死刑」も合法的な行為であり、結果として死傷者が発生しても違法性を問われないのは「悪」ではなくて「合理」なのである。

少なくとも、「部下を殺すことに躊躇のない上官」である沢村がどのようにしてその心情にいたったのかをドラマとしては提示してもらいたいものだ。

麻薬密輸犯が逃亡を図ったときに躊躇なく射殺するのは正しい行為だし、麻薬密輸船が逃走に移ったら領海内では撃沈してしかるべくなのである。

そんなことに今さら念を押す必要ないのではないか。

そんなことされたら・・・逆に「麻薬汚染なんて死刑にくらべたら大したことない」という市民運動家を親に持つ素直な中学生のような脚本家が書いているのではないか?と懐疑が生じるのだな。

この国でも半世紀前にはビルがテロリストによって爆破され死傷者を出していたし、さらに百年遡れば暗殺者が天誅しまくっていたのである。

今だって、原因不明の不審死、生死不明の失踪者がどれだけいると思っているのか。

安全が「平和への祈り」で賄えると思ったら痛い目見るよ~。

ま・・・駆け出しの人がチーフ・ライターやってるような作品になんだかんだ言ってもアレか。

とにかく・・・今回は案の定、「ハアハア・・・その神秘の手を研究させてくれ・・・ハアハア」の男に渚の恋人・正人(忍成修吾)が変貌し・・・渚を竜崎(タッキー)に売り渡し・・・。

竜崎はなんとなく渚にホの字でキスしてみたらパチーンと頬を張られ・・・。

澪(熊田聖亜)は「翼をください」とタッキー&翼押し。

ホームレス二宮(六角精児)は「殺したのは俺なのに」放置。

歌手のレイ(平原綾香)は咽喉ガンで新曲熱唱である。

真面目に歌を聴かない榊は竜崎に「おばさん」呼ばわりである。竜崎は澪に「おじさん」と呼ばれたので八つ当たりなのだ。

もう・・・なにやってんだか・・・。そもそも・・・あの描写で竜崎が榊に奇跡を起こしたことが満場の観客に伝わったかどうかも不透明だが・・・。

竜崎は能力によって迫害されて人間不信になった言動だったのに・・・自ら新たな迫害の火種を撒き散らすって・・・自暴自棄なのか。

一方、竜崎から・・・能力が周知されれば・・・家族に危険が及ぶと警告された涼介(錦戸)は何故か・・・沢村の元へ行き・・・命ぜられるままに勝の暗殺を実行。

しかし・・・目はキョロキョロしないし、海中に落下するわで・・・勝は生死不明である。

麻薬の売人に徹底して甘い脚本なのである。・・・何故?

合理的な涼介の生き方。罪悪感が耐え難い場合自殺。それでも生きていたい場合、自分の愛するもの以外はすべて抹殺。少なくとも勝、沢村とその部下、竜崎、渚は殺す必要がある。異端者が目撃者を消すのは鉄則だ。医療免許を取得し、安楽死ドクターとなる。

合理的な竜崎の生き方。涼介の妹を拉致監禁。場合によっては殺害。妹の生存の安全保障で涼介をコントロールしつつ、医療免許を取得。ゴッドハンド竜崎となる。

合理的な渚の生き方。なだめすかして竜崎に澪を治療させる。うまくごまかして涼介に澪狙いの可能性のある竜崎を殺させる。生理的に危険な涼介を射殺。裏山に埋葬。澪とエネゴリくんごっこをして幸せに暮らす。

合理的な沢村の生き方。超能力者はいかなる手段を用いても即刻全員抹殺。なぜなら彼らは人間ではないからである。

さてと・・・もう、この話・・・もう終ったよね。後は・・・オルトロスとその犬がどういう感じで出てくるのか・・・やっぱりアニメかな。

関連するキッドのブログ『先週の金曜日のレビュー

で、『み屋本舗REBOOT・第7回(第4話「苦いタバコ・前編」)』(テレビ東京0908212412~)原作・栗原正尚、脚本・演出・佐野達也を見た。頭の悪い嫌煙家の香りが少しする以外はよどみない展開である。例によって架空のニュース番組「NEWS 24」でキャスター大橋未歩がお伝えするのは不況による闇金融業者の急成長。深夜ドキュメンタリー畑の演出家は闇金業者取材で得たノウハウを悪びれずにドラマ化である。ニュースの中ではトイチどころか一日一割の悪徳業者がいると報じるのだが・・・ドラマでは一日二割の闇金業者が登場。そんなものに金を借りるような人間は小学校の算数からやり直すべきだよな。

もちろん・・・大爆笑なのである。

善人の上にバカがつく食堂の経営者・峰島(黒沢年雄・・・ハングマン・第5号である・・・役名は日下部だとよかったのに)は旧友の連帯保証人になり、一日二割の業者から150万円を借り入れる。旧友と業者のワクワク・ローン・五百旗(黄川田将也・・・二代目・本郷猛である)はグルであり、旧友は即刻夜逃げ・・・二週間後、闇金の組織暴力団丸出しの取立てが始まる。ちなみに150万円の借金は一日二割の利子だと14日後には1925万8776円94銭になるので計画的にご利用ください。

峰島の娘の小学生・江里香(夏川桃菜)はランドセルに「ドロボーの娘」と張り紙されてクラスメートに苛められ号泣である。兄のバスケットボールを愛する高校生・達裕(兼子舜)は呆然である。

取立てに現れた五百旗は峰島の預金残高を調べ上げ、「金はあるだけ払ってもらおう」と凄むのだった。

そして・・・硫化水素による一家心中事件発生である。達裕が遠征試合に出かけ留守の夜の出来事。峰島と妻の春江(桜木ひろ子)は死に緑化した無惨な屍をさらす。一命をとりとめた江里香も廃人のようになってしまう。

その事件の報道を目にした東京ベイテレビの報道局デスク城島(田中哲司)は記者の星影(長谷部瞳)に「生き残った子供」の取材を命じるのだった。「バカな借金のために親が死に生き残った子供は哀れでお涙ちょうだい」の数字が見込めるからである。「それにお前の好きな怨み屋が現れるかもしれんぞ・・・」とニヤリである。

一方、新・情報屋(加藤雅也)を訪問した怨み屋(木下)は情報屋と峰島との因縁を語られる。

12年前、世界放浪の旅から戻った情報屋は天涯孤独の身の上になっていた。そんな情報屋に親切にしてくれたのが峰島だったのである。情報屋は峰島から贈られた左利き用のジッポー・ライターを今でも大切に使っていた。よくある話である。

幼い頃の達裕を知る情報屋は弔問の後で事件現場を調査し・・・峰島の死体が右利きの様相を呈していたことを不審に思う。

しかし、網を張っていた星影記者と遭遇、危なくインタビューを取られそうになるがイジリー岡田を使った変り身の術で難を逃れるのだった。

情報屋は「峰島のオヤジは身勝手な心中なんてする人ではない。これは死亡時保険金を狙った闇金業者による計画殺人だ・・・この怨み・・・晴らしてくれ」と怨み屋に申し出るのだった。

怨み屋は自分の健康と情報屋の健康を案じる優しさを見せる風で「10円プラス禁煙で引き受ける」と答えるのだった。これは・・・愛煙家としてはあってはならない無駄で不自然でどうでもいい不必要な展開だと考えます。

まあ・・・そんなわけで・・・怨み屋史上初めて・・・後半の仕上がりが危惧される今回と言っていいでしょう。嫌煙家には基本的に優れた創作能力がありませんからな。

とはいえ・・・ここから復讐に裏がある展開を作れたらそれはそれで素晴らしいと思いますけど。

とにかく・・・峰島・・・あれだけ貯金あるんだったら・・・ドブに捨てる気持ちで150万円融資すればよかったじゃん。

闇金からの借金の連帯保証人になるようなバカは死んで当然だわ・・・くらいが怨み屋テイストだろうに・・・。まあ・・・嫌煙家のやることだから・・・しょうがないのか。基本的に人格に深みがないのだからな。怨み屋本舗で人情喜劇やってどうする。

怨み屋本舗をキッドに賞賛させないなんてどんだけ性格悪い演出家なんだよぉ。

秋の夜長 煙草吸いたやシケモク探し 灰皿揺する ダチの面影

日曜日に見る予定のテレビ『天地人』『気骨の判決』(NHK総合)『女子マラソン』(TBSテレビ)『フレフレ少女』(テレビ朝日)渋井欠場で涙目だけどガッキーキターッ・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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