許したいけど許せない(山下智久)君の音は楽しい(北川景子)愛と夢中のブザー・ビート(相武紗季)
悪女というよりはちょっと困った可愛い女の子だった菜月(相武)。
もちろん、これが普通の女の子だという考え方もできる。
普通というのは多数派と密接な関係があって可愛い女の子が少数派だとすると普通でなくなってしまうだけだ。
まあ・・・好奇心は猫を殺すのである。
そういう意味ではあるいはあの人もまた・・・。
本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「コールセンターの恋人」↘*5.6%(東ちずるとミネラルウォーターじゃな・・・ウサギとシャブのご時勢に)、「オルトロスの犬」↘*8.3%(野放しのヤクの売人か・・・)、「メイド刑事」↗*9.2%(あぶったらいかんぜよ)、「ナイト ミュージアム」15.4%(夜警のジャンキーか)、「こち亀」↘11.3%(夏休みだなあ)、「リミット」↗*7.3%(若村麻由美ファンいるなあ・・・)、「華麗なるスパイ」↗12.7%(深キョン・水崎綾女のダブル水着の勝利)、「オトメン夏」↘*5.9%(夏休みだ)、「クライマーズ・ハイ」11.2%(これのせいか・・・)、「官僚たちの夏」↗*9.0%(公害か・・・なにもかもが懐かしい・・・いいのかよ)、「天地人」↗24.8%(ぼぎゃぁぁぁぁん)、「トランスポーター」14.8%(さすがだな)、「ニュースキャスター」30.4%(なんてこったい)・・・ついでに「ブザービート」↘13.5%(夏休みだからだよ~・・・まあオープニング主題歌もな・・・いいんだけど・・・甘い)。
で、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~・第5回』(フジテレビ090817PM9~)脚本・大森美香、演出・永山耕三を見た。視聴率を見て単純にいじれるのは編集である。今回は主題歌を復活させた分、先週の引きの決着がついて・・・リセットという感じになっており・・・ものすごく悪くはないのだがドライではない。演出もややあっさり・・・まあ・・・これはどちらがいいとは言えない程度。ただし・・・視聴率を狙うなら違う手があるということだ。
まあ・・・そういう姑息な部分よりも・・・近来稀に見る良く出来た脚本を楽しみたい。リピートしても面白いというドラマはそうないわけですから。
恋人の菜月とライバルの代々木(金子ノブアキ)の濃厚なキスを目撃して・・・しかも菜月と目があってしまった直輝(山P)である。ただし、お茶の間的にはすでにこの愛は第3回で決着がついている。直輝が海へ行き、菜月が代々木を自宅に連れ込んだ時点で・・・あるいは菜月が直輝のどうしようもない幼さに捨て身の攻撃を挑み直輝が小さなプライドにしがみついた時点で・・・菜月と直輝の愛はもう終ったのである。
しかし・・・当事者はまだ気がつかないという趣向である。とにかく・・・直輝は信じられない光景を見て凍るのだった。
「何してんの・・・何してんだよ・・・」って「見れば分るでしょ」とは菜月は言わない。
菜月はパニックに陥る。菜月もまた「愛が終ったこと」に気がついていないのだ。あるいは「二人の男を愛せる自信」があったり、「本気と浮気は別腹だ」と考えていたり、「現在過去未来」の区別がつかなかったり・・・とにかく気持ちは乱れるのである。
菜月はこう思う。・・・今までしてきた悪いことで私が明日有名になってもどうってことないわまるで気にしないあなたが私を知ってる・・・と。何から何まであなたがわかっていてくれる。私のことすべてわかっていてくれる・・・とも。そして離れ離れになんかなれないわ・・・と信じるのである。主題歌とは相容れない女心である。
しかし・・・「ごめん」と泣いて詫びる菜月を・・・直輝は拒絶する。
「泣きたいのはこっちなのである」・・・しかし・・・小さなプライドに縛られた直輝は菜月を責めることはできない。「ひどいよ・・・ひどいよ・・・」と泣いてすがることもできないのである。そうなると怒りは代々木に向けるしかないのである。
「オレのものだと知ってかよ」と問い詰める直輝に「女は誰のものでもないさ」と正論で返す代々木。代々木につかみかかる直輝に菜月が「私のためにケンカはやめて」攻撃である。
いたたまれない直輝は「いつからだ」と菜月に問うが「たった今よ」と口からでまかせの菜月である。ついでに代々木の口を封じるために「帰って」と追い払う。
ここで代々木に傷つけられた獣の表情が浮かぶ。早くもそこに「愛」があるフラグである。
もちろん・・・菜月は直輝を傷つけぬように見せて・・・代々木を逃がしているのである。
一方、川崎(伊藤英明)と愛が半分しかない援助交際風なデートをしている莉子(北川)。
川崎を部屋に誘い、川崎はニヤリとするが・・・部屋には麻衣(貫地谷しほり)もいれば秦野(溝端淳平)もいるのだった。その上、秦野は宇都宮(永井大)を呼ぶのである。名目が「秦野の引越し祝いの会」なのだ。川崎さん・・・それはもうデートじゃないよと全国海猿応援会が絶叫である。
そして・・・「自分だけを愛してくれていると思った恋人が他の男とキスしてた~」と乱れる心を鎮めようといつもの公園でシュート練習をする直輝。
今週の「A DAY IN THE LIFE/THE BEATLES」のインストゥメンタル挿入である。心騒ぐ一日。その夜の闇は深いのだった。一人ぼっちの直輝。そして・・・多くの人間と時間をともにしながら・・・莉子もまた一人である。
麻衣は「莉子の心にある直輝への恋心」を見抜く。しかし・・・麻衣は「恋人のいる人なんか好きにならない・・・」と言う。それはもちろん好きだということだし、「私は川崎さんをきっと好きになる」と言うのは今、好きではないということである。海猿同好会号泣である。
そして・・・インストゥメンタルが終ると夜が明け、「新しい一日」の最初に莉子はベンチで寝ている直輝を発見するのである。
もちろん・・・ここには眠れぬ夜を過ごしたもう一人の女が存在する。莉子が直輝に教えてもらった電話番号で携帯を探し出すと・・・その電話の着信履歴は菜月の名前で埋まっているのである。
直輝はコーヒーを菜月に入れてあげたいと思う。二人で居ることも出来たし、灯りを暗くして夜明けを待つこともできた。
しかし・・・それは直輝にはできなかった。何から何までわかっていてくれると思っていた相手がそうではなかったし・・・直輝ときたら上から下まで全部わかっていなかったのだ。
直輝はわからないものがこわかった。
だからとりあえず菜月を避けるのだった。
しかし・・・家族は母も姉も妹も一瞬で・・・「何かあった」と見抜くのだった。とにかく菜月と直輝の愛は物語から遠ざかり・・・バスケットボールチームのスケジュールが進行していく。
選手たちのファンダメンタル(基本事項)を整理整頓するためのシーズンを前にした強化合宿である。
その前夜・・・川崎は「今夜は朝まで一緒にいたい」と莉子を口説くのであるが・・・莉子は「それでは朝まで飲み明かそう」と交わす。
ここはもはや繰り返しのギャグなのでなんと本日二回目の「A DAY IN THE LIFE/THE BEATLES」挿入である。最初がピアノとギターのからみだったのに・・・ここではピアノのみ。これは川崎の空転を物語っているといえよう。全国海猿友の会が・・・もういいか。
本筋ではないが・・・菜月を誘って断られた快調にダブルダブル(一試合で一人の選手が得点やアシストなど評価対象のプレイを2項目で2ケタ以上記録すること)の宇都宮が麻衣を初デートに誘い、取り残された秦野が一抹の寂寥感を覚える夜でもあった。
バス旅行をして合宿開始で一同に会す直輝と菜月と代々木。しかも直輝と代々木は同室である。代々木の口から菜月との体の関係を聞き出す直輝。「もうそれ以上言うのはやめてくれ」と叫びたい直輝だった。一部特殊な趣味の者をのぞいて誰もが共感する場面だろう。
そんな・・・直輝を宇都宮は見ていた。「菜月と何かあったのか」という宇都宮の裸の問いかけに身も心も裸になる直輝。「誰だっておかしいと思うさ」という宇都宮に「えっ、そうなのか」と驚愕する川崎。今回・・・ある意味・・・川崎メインだな。
直輝を気遣う宇都宮に川崎も・・・相談を持ちかける。「オレは莉子ちゃんに愛されていないかもしれない・・・」・・・かもって・・・誰がどうみても愛されていませんからー。海猿を心から愛する人々脱力である。
さて・・・ここからは三角関係の息づまる清算となる。
直輝は菜月との話し合いに応じる。
直輝「代々木のことが好きなのか」
菜月「好きなのは直輝・・・できれば別れたくない・・・でも・・・直輝は私に本当の自分を見せてくれないでしょう・・・今のあなたは・・・未来のあなたが私を幸せにするって言うけれど・・・私は今のあなたと幸せになりたいだけなのに」
直輝「代々木は・・・違うのか・・・」
菜月「彼といると・・・我を忘れて夢中になれるの・・・ただそれだけよ」
直輝(それ以上言うなぁぁぁぁぁぁぁぁ)
部屋に戻り直輝は代々木と話し合う。
直輝「菜月を本気で愛してやってくれ・・・」
代々木「おいおい・・・お前は中学生か」
直輝「菜月は・・・淋しがりやなんだ・・・」
代々木「じゃあ・・・お前が許してやればいいのさ」
直輝「オレじゃ・・・ダメなんだよ・・・」
代々木(男として直輝に同情する)
そして・・・直輝は部屋を出る。直輝が間を置いて部屋に戻ると代々木はいない。
もちろん・・・代々木は菜月の身も心も慰めるために外出したのである。
もはや泣きそうな直輝に電話をかけてくる莉子。直輝からもらったシールでマグカップを手に入れたから。直輝の薦めでバーでのヴァイオリン演奏をしたが酔客は誰も聴いてくれなかったから。実はただ直輝の声が聞きたかったから。
莉子は直輝に演奏を聞いてもらいたかった。だから電話越しにヴァイオリンを演奏した。
そして直輝は泣きました。すぐに電話を切りました。
莉子は驚愕する。その恋愛脳は素早く回転する。直輝が泣いている。なぜ泣いた。彼女との恋が終ったから。つまり・・・直輝には今恋人がいないのだ。行かなくちゃ。直輝に会いに行かなくちゃ。次の恋人が出来る前に行かなくちゃ。電車に乗って行かなくちゃ。深夜バスに乗り換えて行かなくちゃ。バス亭から合宿所まで走って行かなくちゃ。
ほら・・・耳をすませば聴こえてくる。直輝のドリブルの音が。バスケット・シューズの鳴る音が。弾むボールの音が。体育館から聴こえてくる。この扉の向こうから。
予想外の莉子登場に思わずハグをする直輝。ふと・・・失礼なことをしていると感じるが莉子は優しく抱き返す。「大丈夫・・・もう逃がさない」なのである。
なぜなら・・・誰かがあなたの邪魔をしても・・・私はもっといいこと思いつく・・・なにからなにまで私がわかってあげる・・・あなたのことすべて・・・わかってあげる・・・なのである。
代々木と菜月・・・直輝と莉子・・・さりげなく行われる若さゆえのパートナー・チェンジ。その時・・・川崎は・・・。きっと「君が僕を知ってる/忌野清志郎」(1980年)を宇都宮と聴いていたのだ。あたかもボスとチャボの如く。
関連するキッドのブログ『第4話のレビュー』
ごっこガーデン。別れ話のための緑に囲まれたベンチセット。エリ「うえぇぇぇぇん。山P先輩かわいそうでスー。でもすがる女のいじらしさもやりましゅ~。アンナちゃん直伝逆あすなろ攻撃~はうぅん。直輝に抱かれて私は蝶になる~のでス~。ナツメロ過ぎて意味不明でしゅけど~。寝顔写真は絶対永久保存にしないとダメですyon!・・・まあ・・・心のシャッターでいつでも再生可能でしゅけれど~。ええーっ、じいや・・・直輝が泣いている間に菜月は代々木とそんなことを・・・すぐに亀雫先輩をオーダーしてくだしゃい。ハグごっこしている間にスタンバイよろしく~」お気楽「川崎はあれだけはぐらかされたらいい加減気がつくよね。でもそこであきらめないと意外とチャンスがあったりして・・・とついまたムダ骨を折るんだよね。直輝はもう、崖からおちてはいあがるだけだけど・・・川崎相手じゃ勝負にならないんじゃ・・・ケガとかしちゃうのかなぁ・・・」まこ「しょっかぁ、耳がいいから足音だけで誰だか分るパターンなのねぇ~。まこは匂いでかぎわけましゅ。くんくん、朝食はフレンチ・トーストでしゅね。さて・・・川崎コーチは大人しく引き下がるのかいな~。まあ・・・それじゃ、ドラマになんないか~。草々の新妻キターっ・・・シャブリ先生・・・奥さん誰でしゅか~?」mari「例の事件の取材で大忙し~・・・遅刻ですけどごっこは参加しておきますーっ」翠「ぼぎゃぁぁぁぁん。菜月・代々木ごっこ翠は類でお願いシマス。更新なしデス・・・放置記録は更新中デス」芯「パッションフルーツ食べてたら遅刻しました~。翠ちゃんも食べる?・・・さて第5話レビューできあがりました~」アンナ「あすなろ抱きはダーリンの専売特許なのぴょん・・・基本はバックをとることぴょ~ん。きゃあぁぁぁ台風接近~。きゃぁぁぁぁ地震発生~。きゃぁぁぁぁ体重増加~。じいや緊急脱出装置作動して~~~ダイエット・ルームに直行ぴょ~~~ん」
ごっこガーデン。早朝特訓用爽やか体育館。くう「でもやっぱりオープニングがあった方がいいのよね~。決めるとこは決めてくれないと~。菜月が泣き崩れたところは予言を感じたわ~。あえてフォローすると・・・もう別れる気だけど直輝を愛してるって宥めてるっていう手なのかもしれない~。でも手近で浮気はダメ~。遠距離ならいいってわけじゃないけど~・・・直輝もこのままじゃ男らしくないぞ~」ikasama4「直輝は古風なお嬢様キャラなのですな。結婚するまでは純潔を守る~。貞操を守れないなら舌を噛む~感じです。菜月もまあ、男女雇用機会均等法的なオヤジギャルがアニキギャルになってきたか・・・。まあ・・・恋愛に関して絶対に妥協しないという点では菜月も莉子も乙女ですけども・・・さあ次は川崎さんが・・・チンケなプライドを・・・」みのむし「バレーボール韓国戦見てたら遅刻しました~。皆さん録画ミスに気をつけて~。がんばれ~川崎~私の気持ちはこちらでるるる」シャブリ「修斗の妻・留美さんは林希さん、「GIRL's TIME -女の子よ、大志を抱け!-」(1995年)で実質デビューの女優さんなのでありました~。金沢(小松彩夏)は叱られるばかりで文句言ったときに抜かれずまさに陰口状態に・・・がんばれ、セーラーヴィーナス」あんぱんち「やはり、菜月先輩、こわくない・・・はしおんちゃんかな(爆)・・・はんにゃまでお風呂に・・・マッチョじゃなかったわ~。麻衣と宇都宮は即行できてたりして・・・そのあげく宇都宮バイだったりして・・・もう話は違う方向に・・・行かないわよね~(爆)」aki「やはり東京は暑いっしょ~。電話越しにヴァイオリン・・・夏なのに春のワルツの匂いがします・・・我慢していた娘が一発逆転・・・月9の王道ですねぇ・・・でもまだ中盤戦・・・恋の醍醐味はここからよね」ミマム「オルトロスの犬ってことでギリシャ神話を読んでみました~。なんか知っているようで知らないことって多いよね~」ミサト・デビル「魔性の女が出ているということで来たけど・・・この程度ではちょっとかわいい女ぞな。ついでだから・・・全国の災害被災者の皆さん、お見舞い申し上げます・・・八月まだ更新なしなので」
水曜日に見る予定のテレビ『麻生久美子のぼくたちと駐在さんの700日戦争』『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
王道なのに、早い展開で先が読めなくなって
これは、ドキドキ出来て面白いです☆
直輝Pのドンドン変わっていく心情を細かく
見せてくれた5話だったと思いました。
1話毎に、ドンドン表現力が上がっていって
震えながらの台詞も良かった~♪♪♪
思わず泣いてしまいました!!
山Pの演技は大好きです~☆(何度もすいません!)
今回で、代々木さんがカッコ良く見えちゃった♪
やり方は、強引ではありますが、分ってらっしゃる(困った~(笑))
菜月ちゃんと代々木で決着?で
次は3角関係で、まだ、中盤なので、どうなるのでしょ?
やっぱり、直輝NBAか?(笑)
川崎さんから貰ったバラはリビングに
1輪のひまわりはリコちゃんのお部屋に、もステキ♪
大森さんの脚本「ランチの女王」も誰とも結ばれなかったな(笑)
視聴率は良いに越した事はないのですが
純粋に関係なく、内容が面白いので良いのですが、(笑)
キッドさん視聴率を狙う手とはどういう手ですか~??
教えて下さい~☆
山Pを脱がすだけじゃダメですか??(笑)
投稿: ユキヒョウ | 2009年8月11日 (火) 20時21分
すいません!!
先ほども送らせていただいたのですが
気になったことがありまして・・・・・
最初の方の直輝Pが荒れて、夜通しバスケの練習して
そこはいつもの、リコちゃんの家の近くだから、
音も部屋に聞こえるはずなのにスルーで
川崎さん達が帰る時もスルーで、この時はベンチに
寝てしまっていた可能性もありますが
明け方、リコちゃん見付ける・・・・
あれっ?て思っちゃいました(笑)
投稿: ユキヒョウ | 2009年8月11日 (火) 20時49分
キッドさん、こんばんは。のりピーシャブ報道が一段落したら、台風に地震に…大変な今日この頃ですね。
♯5、OP復活ですが、確かに甘いですね。なんとなくですが。良いドラマながら、もっとアグレッシブに攻撃的な作り(構成)にしても良い気がします。直輝の優しすぎるキャラ設定だから、仕方ないんですかね?
それにしても、私も海猿ファンですが、川崎さん残念なキャラ設定ですねぇ。援助交際風なデート・・・というキッドさんの記述に思わず笑ってしまいました(笑)
直輝・莉子カップルにどう川崎が斬り込むのか、麻衣・宇都宮の間に秦野が麻衣を横恋慕して実るのか、、今後を期待したいです。
暑い夏、お体にご自愛くださいませ。
投稿: ys_maro | 2009年8月11日 (火) 21時57分
絶滅危惧種~ユキヒョウ様、いらっしゃいませ~山下君愛好
今回は直輝のセリフが大量で
ファンとしてはお得な回だったのでは。
しかも練習あり。
シャワーあり。
入浴あり。
泣きあり。
ハグあり。
まさに直輝の心騒ぐ日々でございましたね。
セリフ的には
浮気現場目撃。
恋人の不実を嘆く。
間男の不良を責める。
けれど愛するものを苦しめることはできない苦悩。
そのすべてが・・・
「夢じゃなかったんだ・・・」
莉子と本屋で会話。
「君ってハンサム」と
直輝としては似合わないジョークまで。
姉の夫の浮気騒動に便乗して・・・。
「許してって言われたら絶対許さなきゃいけないの?」
「許したら傷は消えるの?」
「信じていたものに裏切られたら何を信じればいいの?」
と引きさかれた心を吐き出す幼子モード。
そして菜月との決着。「今までありがとう」
さらに代々木との決着。「よろしく頼むよ」
ここで楽しそうに騒ぐ仲間たちの
横を通り過ぎる直輝のインサートがあって・・・。
・・・そこには菜月がいない。
部屋に戻ると・・・代々木がいないという段取です。
当然・・・
直輝に決別された菜月を代々木が抱きしめているわけです。
そのビジョンに直輝が苛まれていると・・・
莉子から電話が入るという
莉子に恋の女神が降臨している展開。
直輝的には捨てる神あれば拾う神ありです。
まあ・・・直輝が山Pだからですがーっ。
誰も聴いてないけど「誰かは聞いてたと思う」で
泣いてるけど「泣いてないし」です。
そして・・・悲しみを忘れるために莉子と
ハグして「ごめん」・・・。
実に巧妙なセリフ・システムでしたな。
代々木はまるで恋愛の先生のようでしたな。
「よし・・・ここからは俺にまかせておけ
菜月は君にはちょっと難しすぎたな・・・」でした。
もちろん・・・菜月の未練アタックも
カードとしてはありますが
ここからは直輝・莉子・川崎モード。
並行的に
宇都宮・麻衣・秦野があって
場合によっては
菜月・代々木・金沢もあります。
まあ・・・そうなると各駅停車の旅の味わいですけど。
川崎の「情熱」はみんなと共有し
直輝の「敬愛」はこっそり独り占めなのですな。
ふふふ、誰とも結ばれないのは脚本家の得意技ですぞ。
基本「私たちの恋愛はこれからです」でございます。
キッドは最初に「すごい傑作になればそれほど視聴率はとらない」と予言していますので
視聴率にはなるべく言及しないようにしています。
今回は「オープニング」主題歌の復活という
視聴率を落とす要因をあえて
スタッフが使ってきたので一言申し上げました。
歌の間に暗示されるドラマ解読のヒントとかは
少数派である能動的な視聴者のもの。
多数派である受動的な視聴者にとっては退屈な時間。
・・・という「基本」があるからです。
逆に
記憶力のいい視聴者にはムダな「あらすじ」が
記憶力の悪い視聴者には優しい手引きになります。
その他には・・・
大事な場面でのクローズアップも
有効で短絡的な手段。
泣き出す菜月。
先に泣かれて歯を食いしばる直輝・・・とか。
攻撃的な代々木の言葉。
暴力的な衝動にかられて握りしめる直輝の拳・・・とか。
しかし・・・こらえて・・・上を向く直輝の眼差し。
とかですね・・・こういうオーバーな表現を
わざとらしく多用した方が
視聴率はあがります。
理由はあえて書きませんけど。
そういう「手」を使わないで
あえて抑制的な表現を使うのは
地味な「リアル」を感じてもらいたいと
スタッフが考えているということです。
同じように山Pを脱がすだけでなく
脱ぐところから始めたり
脱いだ後でどこをどのくらい写すかも
数字に影響を与えるのです。
そういう意味ではこのドラマは「お上品」ですからーっ。
さて・・・次は妄想部分に対する疑問ですね。
超能力耳を持つ莉子が
あの夜・・・直輝の夜の練習に
気がつかないのは何故?
妄想的にお答えします。
当然、莉子は気がついています。
まず・・・直輝は時々、インターバルをとります。
これはスポーツ選手なら当然のこと。
莉子は川崎と帰宅。
パーティー中にも「直輝の音」を聞いています。
この時点では
莉子は直輝には彼女がいて好きになってはいけけない相手。
そして大人の川崎はいつか好きになるかもしれないキープくんです。
だから・・・莉子は川崎と楽しいひとときを過ごしながら
「直輝の音」と密会しているのです。
潤む悪の雫なのです。
そして・・・ようやく川崎を送り出した後で
いそいそと消えた音・・・直輝の不在を確かめに
あるいは直輝の寝息をたどって・・・
公園のベンチにたどりついたということです。
そして・・・もげっとなるのです。
なにしろ・・・耳だけはいいんですから~。
ついでに莉子と麻衣の部屋には
秘密があります。
居間にいると各部屋の練習が
聴こえたり聴こえなかったりしますが
これは防音設備のためです。
防音モードになれば音はシャットアウトされ
オフれば聴こえるのです。
さらに言えば
麻衣には聴こえない音も莉子は聞き取りますので
防音設備をものともせずに
「直輝の音」を聞き取ることも莉子にはできるのです。
投稿: キッド | 2009年8月12日 (水) 05時56分
♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬ys_maro様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬
ふふふ・・・いつもならこの季節は
キッドは太平洋戦争史の検証三昧を
するのですが
今年はマンモスシャブピー汚染状態でした。
まあそれもまたひと夏の思い出でございます。
オープニング主題歌については
主題歌側からの意向もありますからね。
スタッフの一存ではいかないのですが
あくまで視聴率対策としては得策ではないという話です。
ドラマとしては前半とは違うタイトルバックになっていて
いろいろと想像の膨らむ楽しさはあるわけです。
最後に勝利するときに
菜月や莉子が応援しているのは誰か・・・とかね。
ひょっとしたら菜月は代々木で
莉子は川崎かもしれない。
直輝は女ではなくコートの中の栄光を選択した・・・
という可能性もあるわけです。
そういう直輝を菜月も莉子も
応援している・・・という展開もあります。
直輝は優しすぎるキャラというよりも
周囲に甘えたキャラだったのです。
ここまでは・・・。
今回なんか・・・直輝はものすごく男として
成長しちゃったわけですから。
間男はなぐらない。
恋人は許した上で別れる。
その上で涙をこらえて
ファンダメンタルの向上に専念する。
しかし、山Pなので空き家はすぐ埋まる・・・
というスピーディーな展開。
優良物件ですからね。
まあ・・・川崎に関して言えば
織田・上野とか
さんま・まさみとか
中居・上戸とか
年齢的に無理のあるカップルによる
奇をてらったドラマに対する
皮肉とキッドは考えています。
もちろん・・・そういうカップルがあっても
問題はないですが・・・
ナチュラルじゃないだろう・・・
とキッドは思いますので。
ここからしばらくは残暑で猛暑。
ys_maro 様も夏バテにご注意くださるようお願いします。
投稿: キッド | 2009年8月12日 (水) 06時15分
おはようございます。
最近のドラマはチェックしている程度でしたが、ブザー・ビートは普通のドラマ好きの視聴者です。
北川景子もこのドラマでかなり好きになりました(^_^)
カバチタレの脚本家さんなんですね。
私は8年以上好きな人が出来ません。
このまま一生を終えそうです。
遺伝子だけは残したいです。
血だけは●●家と●●家の物が流れているので。
隔世遺伝でもしてくれればと…。
(以下プライベートな質問すぎるので抹消します・キッド)
投稿: ミオ | 2009年8月12日 (水) 08時15分
-△-ノンビリイコウ~ミオ様、いらっしゃいませ~ミチノクノエンジェル-△-
ふふふ、キッドは
北川景子は「モップガール」(2007年テレビ朝日)で
大ファンになりましたよ。
海賊版しかないのが残念です。
なぜなんだーっ。テレ朝ーっ。
大森美香は他に
「ロングラブレター~漂流教室~」
「ランチの女王」
「不機嫌なジーン」
「風のハルカ」
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」
「エジソンの母」なども
やっています。
お勧めは「ランチの女王」ですね。
好きな人という個人的な問題と
遺伝子を残したいという組織的な問題。
人間というものの
「葛藤」の基本ですね。
「恋愛」と「仕事」でくくると
境界は曖昧になる。
生物学的に難しい場合もありますしね。
名門に生れると庶民とは
また別の葛藤が生じますしね。
しかし・・・前にも言いましたが
生物的には億単位。
人類的にも100万年、
がんばってがんばってそれぞれの人が
生み育ててきた結果、自分の代でそれを終えるのは
ドミノ倒しの爽快感もありますからね。
質問は抹消しましたが・・・
まあ、ハッカーは復元するでしょうが
参考までに・・・答えておくと
一人ではありません。
そのうちの一人はもうお母さんです。
キッドは誰かをナニしても
ナニしたことは基本的に秘密にしています。
ミオ様はもう少し・・・人間には裏と表があることを
強く意識するように。
まあ・・・キッドは裏も表もごっちゃなのですが
それは裏もウソだし
表もウソだからです。
伏字の部分はその「手」の一つです。
こうしておくと・・・いろいろと妄想が膨らむでしょう。
ストレートでもインパクトはありますが
隠すことによってインパクトを高めるのは
常套手段なのでございます。
また・・・「なんでもあり」の「場」だからこそ
自分なりのテーマをもって
書くというのも大切。
ドラマについて書いてから
自分の恋愛観あるいは立場の表明ときて
キッドのプライベートへの質問・・・終わり。
だと・・・
「何が言いたいのか」ってことになります。
まあ・・・キッドには
それがミオ様の親愛の情の表れと分るのですが
不特定多数の読者にとってはどうでもいいことに
なってしまう。
このあたりの手加減はすごく大切なんですよ。
キッドは相手の顔が見える範囲では
とんでもない言動をしているように見えるかもしれませんが
それなりに計算があります。
たとえば「誰かをナニする」というのは
ブラック・ユーモアの範囲だと分るように
言うわけです。
もちろん、みお様にもおわかりでしょう。
しかし・・・それを多くの人は知りません。
そこで特定の部分だけを切り取って
「過去の発言集」を作ると
とんでもないことになるということがあるわけです。
これが後半部分抹消の理由です。
言葉を代えて言えば
「後半は面白すぎる」のです。
さらに言葉を代えると
「空気読めっ」と言うことです。
まあ、キッドも空気になんか書いてあるとは
思いませんけどね。
しかし・・・書かれていない文字を
読み取ることが作家の仕事でもあるわけですから。
投稿: キッド | 2009年8月12日 (水) 10時25分
菜月にノリピーくらいのしたたかさがあったら
直輝とも代々木ともずっと付き合えたかも~。
と思った次第です。汗
投稿: みのむし | 2009年8月12日 (水) 12時29分
*simple*life*みのむし様、いらっしゃいませ*simple*life*
山岸凉子のホラー・コミックだと
男性が不実というのはよくある手なんですよね。
妻A子には安らぎを求めて
愛人B子には刺激を求めるみたいな・・・。
それでみんな満足で素晴らしいじゃないか・・・
なんて悦に入ってると
恐ろしい結末が待ち構えているみたいな・・・。
まあ・・・そういう意味では
男女が逆なだけで
すごく日常的な題材なんですが
女の子も男の子も理想が高すぎて
誰ともつきあえない時代となると
そういうリアリティーが通じなかったりして・・・。
まあ・・・ワン・オン・ワンでない
ドロドロな人間関係は
別の「何か」・・・つまり麻薬とか宗教とかに
支配されていないと一般人には到達できないもの・・・
ということでございます。
やはり人並みはずれた快楽のためには
もっとしなやかにもっとしたたかに
対応できないとーっ・・・なのでございまするるる。
キッドは「ガープの世界」の妻ヘレンの浮気発覚の件が
大好きです。
残酷で滑稽で愛と憎しみの交錯する顛末。
突然失われていく愛の結晶、シンボル、瞳そして言葉。
まあ・・・そこまで悲劇じゃなくて
よかった・・・と思いますです。
投稿: キッド | 2009年8月12日 (水) 12時56分
先程の書き込み、大変失礼致しました。
不特定多数の人が見ているのですね。
残暑見舞いで送るべきでした。
最近へこむことばかりです…。
反省していますorz
投稿: ミオ | 2009年8月12日 (水) 13時45分
-△-ノンビリイコウ~ミオ様、いらっしゃいませ~ミチノクノエンジェル-△-
いいえ、全く失礼なことはないですよ。
この通り、お詫びのメッセージだって
公開しちゃいますし。
これはこれで
キッドはまったく楽しんでいるのです。
そして、一応、キッドは管理人として
公開・未公開を裁量しますから。
何を書き込んでも構いません。
ダメな場合は削除しますからね。
もしも個人的なメッセージで
公開されたくない部分があれば
~~~ここからは未公開でお願いします~~~
最近泣いてばかりです
~~~ここからは公開していいです~~~
泣いてねえからーっ。
・・・のように書いてくれれば
善処しますしね。
へこまないで前へ前へでございまする。
投稿: キッド | 2009年8月12日 (水) 16時01分
じいやさま、暑いですね。
でもエリは今ちょっと大変なの。
直Pちゃまが泣いていますもんで行かなきゃナノデス・・
じいや、ここでいいわ。
終電というものに乗って深夜バスにも乗るの。
そんで走るのよ。
愛は大変なの。
そしてね・・ムフフフなのです~。
でも暑すぎるわぁ、メロンビール頂戴っ。
んもう、菜月ってばもうちょっとだったけどねえ。
惜しかったわ。
でもいいのよ。
これで諦めたわけじゃないのよね。
フフフ、燃えるわ~。
あ、じいやさま、直Pちゃまの涙、永久保存してね。
今日もお疲れちゃん
投稿: エリ | 2009年8月12日 (水) 17時07分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
皆のもの~、エリお嬢様が
暑がっておいでですぞ~。
空調責任者減給処分!
それそれ~。お嬢様がおでかけですぞ~。
終電レール・セット起動!
つかれた酔っ払いサラリーマン・エキストラ投入。
警報機がむなしく響く踏切通過サービス多めで。
終着駅のベンチで眠る人・・・スタンバイ。
これはファンクラブ会長様でしたか・・・
毎度ご苦労様でございます。
それそれ、お嬢様が深夜バスをお楽しみになられるぞ~。
バス・ターミナル緊急増設。
ここは思い切って北米地方都市風で。
何・・・運転手が黒人なのはやりすぎではないかと?
いやいや・・・ここはアメリカンなムードがよろしい!
それそれ~、お嬢様がお走りになるぞ~。
道路清掃班出動。
チリひとつあってはなりませぬぞ。
そこの傾斜角度緩めにしてっ。
山P先輩様、お嬢様到着まで1秒前で
シュートよろしくお願いします。
ボール・ラジオコントロール班待機ーっ。
撤収ーーーーっ。
お嬢様、お疲れ様でございました。
このメロン・ソーダは黄色目ですな・・・。
なるほど台湾製の黄色いメロンで出来ているのですな。
しかし、最近、お嬢様専用冷蔵庫に
フルーツ・ビールなるものが
大量に増加しておりますな。
ライチ・ビールとかメロン・ビールとか
こ、これはアルコール分*4%が検出されましたぞ・・・。
なになに・・・じいやのために
アルコール・ランプのアルコールを
ジュースにまぜただけ~なのですかーっ。
じいめのためにそのようなお気遣いを
痛み入ります。
直P様、特性涙の成分分析終りましたぞ。
これを合成して増産。
「なみだのしお」
「なみだの味しお」
「なみだのゴマしお」
新発売でございまする。
お赤飯にかけてご賞味くださりませ~。
投稿: キッド | 2009年8月13日 (木) 04時03分
キッドさん、こんばんは。
うーん、私的には困った辛い5話でした。1度菜月ちゃんを好きになってしまったものですから、どうしても彼女には甘くなってしまって、その分、直輝にはきつくなってしまうのかも、、、。
直輝が悪く見えてしまうんです。菜月ちゃんは直輝のプライドの高さはわかっていて、すごく気を使っていたし、結局直輝は最後まで菜月ちゃんと真正面から向き合っていないように感じます。
菜月ちゃんを許せない、けど好き。好きだけど許せない。それで、どうして代々木さんに菜月ちゃんのことを託せるのかがわかりません。
自分のことを好きでいてくれなければ、好きになれないって、人としてどうなの?って思ってしまうんです。
莉子ちゃんに逃げてるのも彼女が自分に好意をもっているのが解っているから、というふうに見えてしまうんです。
今のままだと直輝って最低(あくまで私の感情としてですが)嫌いになりたくないのに嫌いになってしまいそうなんです。
次回は怪我をしてしまうみたいなので、これからかな、とは思いますが。男らしいところを見せてほしいです。
直輝♡菜月はほとんどダメだとは思いますが、まだ芽はあるかな、とはかない思いを抱いてます。代々木さんとの1on1に負けた日に彼女を取られたのだから、1on1に勝って取り戻す、とか。代々木さんが怪我をした2週後に直輝が怪我をするとか、ね。まあ、わらにもすがる感じですかね。
PS、直輝が帰ってきた時、代々木さんは部屋には居ませんが、彼はみんなと大きな部屋にいましたよ。菜月ちゃんはいなかったようなので、彼女は一人でないてたんじゃないかしら。
投稿: youko | 2009年8月14日 (金) 19時37分
♢♦~山~♦♢youko様、いらっしゃいませ♢♦~P~♦♢♦♢
ふふふ、菜月的な愛というのは
すごくわかりにくい愛で
「ラスフレ」でいえばソースケとか
ミチルの人としての評判の悪さにつながるもの。
人間の昼と夜の中間の黄昏時を
見つめないと見えてこないキャラですからな。
言ってることが支離滅裂だとか
わがまますぎるとか
表裏があるのはダメだとか
・・・まあ、そういう白黒はっきりしないと
不安な人々が
存在を否定するタイプでございます。
しかし、人間の心はドライであったりウエットであったり
ホットかと思うとクールだったりと
湿度も温度も変化し続けるわけで
菜月は単にリアルであるにすぎないとも言えます。
ただし物語的には
甘えん坊で結論先延ばし逃げ腰で
冒険を恐れるタイプの直Pが
「子供としての男のわがまま」を貫き
それが「罪」であった。
しかし・・・頑張り屋で
計画的だけど現実主義者で
結果を求めるタイプの菜月が
「男のわがままを許さない」を始めて
それが「罪」となった段階に入っています。
ここからはいくつかの分岐が生じます。
①決定的な断絶・・・別離
②男女ともに相手に未練が残り許容・・・よりが戻る
③どちらかが未練を残し横恋慕・・・ストーカー発生。
この物語では・・・
直Pは自分の非を認めているが
「浮気」を許すことができず・・・あるいは
すでに菜月にそれほど執着がない・・・
この点は結構あいまいに描く気満々ですな。
・・・心はすでに別の相手に・・・。
という感じで推移するような気がします。
ただし・・・それが
「菜月との破局」から逃げるためだ・・・
という新たな「罪」を匂わしています。
もちろん・・・直Pはまだ
「わがまま」を捨てないわけですから。
それを受け止める莉子は
こんどは「それを許す女」として描かれるのでは
ないでしょうかね。
その「愛」もまたリアルですからね。
愛は残酷なものですから
生贄として川崎が用意されているように見えたのが
今回でした。
まあ・・・理想を求めると
直Pはあまり完璧とは言えない「男」ですが
それもまたリアルと言えるでしょう。
なんといっても崖っぷちのヒーローですから。
きっと直Pが「男」として輝くのは試合終了間際なのです。
まあ・・・ここは「男のわがまま」を
優しく見つめてあげるのが得策でございますぞ~。
ただ一度のあやまちで・・・もちろんそれが常習でも
許せないという気持ちも大切だし
その気持ちを克服するのも大事なのでございます。
それは「人間の一面しか見ないのか・・・」という嘆きと
「たったひとつでもいいところがあればいい」という優しさの
狭間にある達観なのですな。
「悪いことをしたけど謝るから許して」という気持ちと
「絶対許さねぇ」という気持ちが
一人の人間の中で葛藤するのは実に微笑ましいことでございます。
まだ・・・先は長いので菜月・直Pが
復活する可能性はなきにしもあらず。
どちらかといえば菜月が本気でそう思うかどうか・・・
でございますね。
キッドはすでに菜月の心は代々木に向かっている気が
するので
それをチェックするために食堂で菜月を
捜していたのですが・・・代々木がいましたか。
・・・単に男が目に入らないだけだろうが。
しかし・・・まあ、そこに代々木がいたとしても
それは菜月目当て。
廊下を直Pが通りすぎた後で
代々木も集いを抜けて
泣いている菜月を訪ね
代々木と菜月はお互いの
星空のディスタンスをつめていたと考えます。
まあ・・・菜月も優良物件ですからね。
投稿: キッド | 2009年8月15日 (土) 03時46分