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2009年8月20日 (木)

サボテンはいつもさぼってんだ(香椎由宇)だじゃれじゃん(八木優希)夢をアリガトウ(原由子)

水曜日のダンスは・・・。

「 9係の夫」13.5%↘13.3%↘12.2%・・・・・・・↗12.3%↗13.2%↗13.9%↗15.0%

「芝生の妻」11.4%↘*9.8%↘*9.0%↗10.2%↘*9.2%↗*9.8%↘*8.1%↗*8.5%

「赤鼻のセンセイ」・*9.4%↘*8.9%↘*8.2%↘*7.9%↘*6.9%↗*7.9%↗*8.7%

初めて、誤差の範囲内とはいえ(±*0.5%と言われる神話がある)「妻」を抜いた「赤鼻」・・・。ダンスのあるべき姿なのである。「夫」と「妻」があわせて23.5%もあるのだ。もう少しとってもいいのだがな・・・。10時からは録画した「妻」を見ている人が*6.3%、録画した「夫」を見ている人が*8.5%いると言われればそれまでだが。

で、『赤鼻のセンセイ・第7回』(日本テレビ090819PM10~)脚本・山岡真介、演出・佐久間紀佳を見た。5人目の脚本家投入である。もう、連続ドラマとしては・・・なんじゃこりゃ段階に突入しているだろう。シチュエーション・コメディーをやるつもりだったのか。

みんな・・・最初の「ゆうた・きいた」(まえだまえだ)の漫才部分で精も根も使い果たすのではないか。脚本と漫才台本は使用する頭のチャンネルがかなり違うからな。

上手い人は何やっても上手いけどな。

まあ、日本のシットコムは「サザエさん」に始まり「サザエさん」に終るのだ。

まして・・・「病院コント」は無理だろう。ブラック・ジョークにしかならないからな。

「身近な人が死ぬのは嫌なんですよ・・・」などと主人公が言い出すドラマでは成立しないのである。

院長(上川隆也)が藪医者だけど手術が好きという困ったタイプで毎回ゲストが「手遅れ」で死ぬという展開ぐらいないと面白くならないのだな。

看護師のミチル(入山法子)が「今日の犠牲者・・・いえ、患者さんです」という決めセリフがあったりして。

赤鼻(大泉晃)もいっそのこと不治の病にして・・・和田(須賀健太)と死期を争ったりして。

和田「今日は僕の死ぬ死ぬ詐欺で少し視聴率稼ぐよ」

赤鼻「オレがやっても誰も惜しまないしな・・・それにオレって主役だから最後まで死ねないし」

和田「・・・ふっ・・・まだ主役のつもりかよ・・・」(笑)

赤鼻「なんか言った?」

和田「ああーっ、脳に白血病が転移して何もかもが鬱だーっ」(爆笑)

・・・みたいな。・・・できるかーっ。

さて・・・流れとしては「人生について浅く生きてきた教員免許を持った風来坊」が「たまたま院内学級の教師に採用される」・・・「そこには深刻な問題を抱える生徒(神木隆之介・須賀・高良光莉)や児童(八木)がいて」「すごく考えの深い先輩教師シルク(小林聡美)もいて」「教育よりも治療を優先させる堅物の白衣の小児科医(香椎)と対立する」・・・やがて「生死の明確な病院での人生模様が・・・赤鼻の人生観に陰影を加えていく」ということでよろしいんでしょうか。

今回は赤鼻が盲腸で入院。死期の迫る末期ガンの患者(ダンカン)と同室となり・・・その死に接して人生が虚しくなった赤鼻を・・・和田と白衣が「つまらない冗談」ではげますという哀愁漂う展開であるが・・・要するに和田の変わりにダンカンが死んだ話にしか見えないんだよお・・・。赤鼻がコロンボのものまねが上手いのはもうわかったから・・・。

そして女医さん(原由子)の処理ももう少しなんとかならなかったのか・・・。

どうしようもなく不自然だったぞ・・・。

このドラマって・・・もうドラマっていうレベルじゃないよね。

生死の境を彷徨う和田が心配で病室にやってきて読書をはじめる田中(高良)とか、ゆうた(前田航基)にツッコミをいれる千佳(八木)とかがかわいいだけじゃもちませんわぁ。

八重樫(神木)と遊園地で院外デートをするシルク。もう自由奔放でございます。

ああ・・・。

次回は突然やってくる・・・院内学級廃止派の院長の兄(羽場裕一)・・・医療と教育の対立的問題から・・・医療の経営問題に転嫁である。院内学級は義務教育の問題だから政治が介入するのは当然だが・・・またもや唐突な方向転換である。やはりシットコムをしようとしているらしい。だからそれは・・・(冒頭に戻る)

関連するキッドのブログ『第6話のレビュー

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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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