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2009年8月24日 (月)

会津磐梯山は宝の山よ天地人(妻夫木聡)愛人は潮時が肝心(木村佳乃)

さて・・・中国白雪に日本尾崎が置いてかれた~ちょっと残念な銀メダルだったわけだが今大会を通じて個人初のメダル獲得に「世界陸上ベルリン大会」18.1%・・・「天地人」↘14.9%である。

朝鮮半島でのその後の激戦を無視したまま、いきなり、慶長3年のお国替えへワープなのである。

しかし、架空の登場人物であるお涼(木村)と兼続(妻夫木)との後朝の別れはしっとりなのである。

まあ・・・それでもまだまだ高視聴率と言えなくもないところが・・・なんともはやである。

で、『天地人・第34回』(NHK総合090823PM8~)原作・火坂雅志、脚本・小松江里子、演出・片岡敬司を見た。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回はあらすじ五行ですが・・・解説は多めでございます。特に得意のワープ攻撃でなぜ上杉家が越後50万石から会津100万石にお国替えになるのか・・・ドラマではまったく触れない部分を丁寧に説明してもらえます。会津領主・蒲生氏郷の死去から秀次事件を経て・・・蒲生のお家騒動そして宇都宮16万石への転封それにともなう上杉家の資産倍増待遇丸わかりでございます。ここは関ヶ原の合戦への伏線ですから・・・住み慣れた我が家にいやいや別れを告げて・・・風に演出されても赤面なんですよね。豊臣兼続くんはたしかに米沢30万石の大名に大出世するわけだし・・・辞退ってなんだよ。辞退って。・・・でございます。そしてついに登場。石田三成書下ろしイラスト。う~ん素晴らしい!・・・美しい越後の空撮ばかりで陰謀渦巻く戦国終末期が不足のあなたは松永久秀の秘密もお楽しみください。

Tenchijin159801 で、慶長3年(1598年)に上杉家は会津に領地替えをされるわけである。すでに豊臣秀吉の臣下である上杉家としては粛々とお引越しをするわけだが・・・上杉家とて戦国大名である。ただ・・・去って行くわけではなく、家来衆を草として越後に残していく。いざとなったら一揆を煽動し、新しい支配者を混乱に陥れるためである。秀吉の転封命令には徳川家も伊達家も従ったのだが・・・ともに火種は残していったのである。真っ向から逆らった織田家は没落したので従いつつ、ささやかな抵抗が基本戦略なのである。しかし、基本的に秀吉の行う転封は合理的なものであり・・・命令された側も少なからずメリットが生じる。もちろん・・・結果的に恩恵を最大に蒙ったのは家康ということになるが・・・それは家康の政治手腕が並外れていたということの証明に過ぎない。

大局的には豊臣政権における淀の方と普代大名および官僚対北政所と外様大名および武将の権力闘争に尽きる秀吉以後の戦いがすでに火花を散らしているのである。

朝鮮半島では貿易派(小西行長)と領土拡大派(加藤清正)の対立により戦線は膠着状態である。そして国内では石田三成と徳川家康がお互いを仮想的として布陣を重ねている。

会津若松城天守閣では酒井法子が覚醒剤疑惑で逮捕された年頃の冬姫が春の空を眺めていた。この地で過ごした日々は八年を数える。冬姫は織田信長の次女で・・・母は信孝を生んだ坂氏である。

信孝も信長にもっとも似た子と言われるが、冬姫もまた織田家きっての美貌と謳われたお市の方を凌ぐとまでいわれた器量である。織田信長が人質の大名の子息の中でもっとも資質が優れていると見抜いた蒲生氏郷に冬姫を配したのは故無きことではない。織田信忠時代というものがあればその補佐役として蒲生氏郷・冬姫夫妻は鉄壁の布陣といえただろう。無論・・・冬姫はくのいちである。

だが・・・時は驚くべき変転を遂げ・・・激動する権力闘争を夫婦はなんとか泳ぎきったのである。しかし・・・夫が早世し・・・三年目にして・・・築き上げた会津90万石を失うことになろうとは・・・冬姫の瞳には暗い輝きが宿っている。

背後には母の里から仕える家老・坂郷成が控えている。

「それでは・・・長沼郷安はやはり・・・猿めの草・・・ということか」

「太閤のしのびと申すより・・・石田治部少輔と誼みを通じていたと判じまする・・・」

「あの茶坊主あがりめ・・・」

冬姫は伊勢の風を受け・・・近江侍を生理的に嫌う。神の国と仏の国の違いほどの違和感を持つのである。近江侍は皆、理屈家で計算高く小賢しい・・・その代表格が石田三成であった。忌々しいことに夫の氏郷にもその風があった。蒲生家の主筋である六角氏に使える一族であった郷安を重用したのも氏郷の失点である。

直感に優れた冬姫は何度も氏郷に忠告したが聞き入れられなかった。

(そのあげくがこの様だ・・・)・・・夫の急死後、家督を継いだわが子秀行は12才。その若き主を蔑ろにする専横の振る舞いを前主の寵臣たる郷安は始めたのである。ついには諌める忠臣を謀殺するにいたって会津城下は一触即発の状態となった。そこで秀吉から調停の沙汰があり・・・蒲生家は宇都宮16万石へ転封となったのだ。

騒ぎの張本人である長沼郷安は咎められて石田三成預かりとなったのだが・・・密偵の報告によれば近江で悠々自適の暮らしをしているらしい。

結局・・・すべては石田三成が・・・蒲生家を会津から追い落とすための策謀であったわけだ。

しかし・・・と冬姫はほくそ笑む。直観力の優れた彼女にはそうした策謀がついに潰えることが見通せるのである。

すでに宇都宮城主となる蒲生秀行には徳川家康の三女・振姫との縁組が決まっていた。

(あの石頭には・・・そういう計算に抜かりがある・・・上杉という巨大な味方を育てる間に一人また一人と敵を作っていることが理解できぬらしい・・・あの男の打つ手、打つ手はすべてが猿という特別な親方あってのこと・・・猿がこけたらみなこけるわ・・・)

「相応院(冬姫)様・・・そろそろ刻限でございます・・・」

観相を終えた冬姫には晴れ晴れとした表情が浮かんでいた。その目には石田三成の滅亡する有様がまざまざと浮かんでいる。

口元に笑みを浮かべたまま・・・冬姫は身を翻した。家老の郷成はあわてて後を追う。

陸奥・会津から下野・宇都宮へ・・・冬姫は忍び装束に着替え・・・忍び馬を駆る。

その速さはたちまち家来を置き去りにする。

馬上、神がかった冬姫は聞くものもない予言を口走る。

「猿め・・・猿め・・・お前の命運は・・・もはや尽きておる・・・この夏は越せまい・・・この夏は猿めの最後の夏である・・・そして猿の子も永うことはないであろう・・・」

家康の命令で密かに冬姫護衛の任に当たっていた服部半蔵影成はその声を幽かに聞き・・・小さく身震いをするのだった。

「おそろしや・・・織田の血筋は・・・まさに魔を潜ませおるわ・・・」

関連するキッドのブログ『第33話のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『綾瀬はるか・志田未来のほんとうにあった怖い話』『救命病棟24時』『恋して悪魔・ヴァンパイア☆ボーイ』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

ここでも酒井法子の名前は絶大ですねぇ ̄▽ ̄b

今回は正直
「上杉氏は会津に国替えになり、無事国替えが完了しました」
の一行で済まそうかと思ったくらい

中身のない内容にちょっと奮闘しました(; ̄∀ ̄)ゞ

蒲生家で掘り下げてくれれば
伊達にも繋がるし、伊達の旧領・米沢にも繋がるし
ちょっとくらいは深みが出たかなと思うのですがねぇ。

なんかこの流れだと
朝鮮出兵は1度だけみたいな感じになってるみたいだし


唯一よかったなと思うのが

今回の視聴率が14.9%と
風林火山の最低視聴率を超えた事 ̄▽ ̄ゞ

ようやく視聴者が目を覚ましたというとこでしょうか

投稿: ikasama4 | 2009年8月25日 (火) 07時41分

pencil✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥pencil

まあ、芸能ニュースにネタ提供で
一部の人に飯の種を与えているのに
あまり苛めたくはないのですが
悪魔の薬は撲滅するべきですからな。
百害あって一利ありません。

しかし、髪振り乱してノリノリになる
予言の描写は寸止めしました。
想像力のある方にはお見通しでしょうけど。

まったく・・・重要部分を
お茶の間におまかせすぎる。
はじめてのモブ・シーンが
お引越しの描写って・・・三国志かっ。

後から曹操軍が追いかけてくれば
スペクタクルですけど。

もう・・・この調子でいくと
前代未聞の関ヶ原が展開されそうです。

上杉会津軍が
関東に出兵しなかったことだけが
強調されるとか・・・。

兼続「誰も戦などしとうはないのじゃ・・・」

みたいな・・・真田も伊達も涙目ですわ。

朝鮮の役で散っていた敵味方無惨でございますし。

もう・・・このまま
どんどん視聴率が下がっちゃえばいいのにと
地獄の底から願うのでございます。

投稿: キッド | 2009年8月25日 (火) 12時27分

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