チューしてよ(黒川芽以)ごめん(塚本高史)帝王めぇぇぇ(津田寛治)
さて・・・「天地人」に大谷吉継役で登場した津田寛治。
大谷といえば白頭巾でお馴染み・・・顔を見せない武将である。
ならではですな。
そして・・・「新・警視庁捜査一課9係」では主任の村瀬警部補である。どちらかといえばさえない役なのだがそのさえないキャラの中で精一杯になるところが味である。
刑事ドラマとしては殺人犯の要求に答えて民間人の医師を送り出すという・・・原沙知絵の出番を作るためには何でもします的な失笑ストーリーの連続なので特に語ることもないのだった。
まあ・・・「相棒 Season8」までのつなぎドラマだからな。
手術費用のない子供たちのために誘拐でお金を稼ごうとする犯人(風見しんご)がいい人だみたいな展開だし。
もう語れば罵詈雑言になるので・・・最終回だがやめておきます。
で、『帝王・最終回』(TBSテレビ090917AM0029~)原作・倉科遼(他)、脚本・演出・森岡利行を見た。夜の商売ものである。実在のキャバクラ・チェーンのオーナーのサクセスストーリー。深夜ドラマに相応しい題材を淡々と・・・である。
高校を卒業後・・・工員となった主人公・坂木(塚本高史)は夜の世界に足を踏み込みホストを足がかりにやがてキャバクラの経営を始める。そして出火、借金、裏切りなどの苦難を乗り越え実業家として成功する・・・という話で。まとめは「こんな(底辺出身の)ボクでもなんとかなったんで(底辺の)みんなもがんばれ」ということになる。
がんばればなんとかなるとは限らないががんばらなければ始まらないという教訓はそこそこあります。がんばらなかったために底辺の人にはためになるのかもしれません。
さて・・・最終回は・・・ほぼ成功をおさめた主人公。チェーン展開する夜のお店は順調で・・・六本木支店も出すのである。
その支店長・今川が津田寛治である。今川は赤字は出さないが大きな黒字も出さない。しかし・・・店は大盛況なのである。主人公が調査に乗り出すと・・・今川は株売買の損失補填で使いこみをしていたことが判明。「家族がいるので警察だけは勘弁してくれ」と言うのでヒューマンな主人公は五千万円の損失をなかったことにする。実話とは思えない太っ腹なのだった。
主人公は花屋の娘・陽子(黒川)と交際中。陽子は主人公に夢中なのだが主人公は仕事に夢中でガッカリなのだった。
そんな主人公にぞっこんの男が原田(木村一八)である。もう39歳になるのか・・・時の経つのは本当に早い。
原田は妻に先立たれているが中学生の娘・彩花(森岡朋奈(15)・・・未来講師めぐるの千鶴である・・・いわゆる一つの美少女だ)と別居中。最初に娘に会いに行ったときには走って逃げられ、次に行った時には無視された。しかし今度は叱責されちょっとうれしいのだった。
そんなのほほんな日々が続いていると・・・結局、離婚して何もかも失った今川が逆上してナイフを持って主人公を刺しに来るのである。
主人公をかばって・・・刺される原田だったが・・・タフなので死なない。主人公は原田の娘を入院中の原田のベッドにお届けして父娘は和解・・・めでたしめでたしなのであった。
そして金主である大河内(竜雷太)に「災い転じて福となすとはまさにこのこと」と褒めてもらうのだった・・・おわりである。
まあ・・・キャスティングが微妙にそそる以外は時代を超越したドラマだったということでしょう。「あらびき団」の後の番組だけにドラマ自体が「あらびきネタ」のようでした。
関連するキッドのブログ『相棒の黒川芽以』
『未来講師めぐる』
金曜日に見る予定のテレビ『怨み屋本舗REBOOT』(テレビ東京)『谷村美月のさよならが言えなくて』(テレビ朝日)『タッキー&錦戸亮のオルトロスの犬with水川あさみ』『田中麗奈・鈴木杏の派遣のオスカル』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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