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2009年9月 5日 (土)

これで済んだと思うなよ(満島ひかり)どこかで私を見かけても声をかけてはいけない(木下あゆ美)

思いがけないことというのは起こるものだ。

錦戸亮が2009年8月31日にインフルエンザに感染した影響で、緊急生放送特別編(実質・総集編)である。

内容はタッキー、復帰した錦戸、水川が総集編を眺めるという・・・スタッフの底力ゼロで語るにおよばない。

そのために・・・満島(みつしま)ひかりがタイトルに登場である。

これはまさに・・・めぐりあい・・・だ。

いつのまにかドラマ・レビューに特化してしまったこのブログだが、基本的にはもうすぐ消滅するアナログ放送追悼のエッセイなのである。

で・・・このブログが開始された年2006年にすでに満島ひかりは登場している。

2006年6月22日(木) セーラーヴィーナスVSアンドロイド・エリー。

深夜番組「ダンドリ娘」のレビューだがタイトルはセーラーヴィーナスの小松彩夏とウルトラマンマックスのエリー(満島)であり・・・話題はほぼエリーについてだ。エリーのキッドの中での萌え度はかなりのものなのである。

その後もエリーこと満島ひかりは定期的に登場するが・・・その活躍は非情に限定的である。

2006年8月24日(木) 好きな女の子の水着を着用してみること。それが青春。

「ダンドリ娘」の最終回レビューだが話題は木南晴夏が第8話に登場したことと・・・小松と満島が水着になったこと。

2006年10月28日 (土) キツネ、ちょうちょ、ワシ、モスラーッ!(長澤まさみ)

ドラマに混じり「金曜ロードショー20周年特別企画・DEATH NOTEデスノート・前編」のレビューである。もちろん、主人公の妹が満島ひかりだからである。

2007年4月28日 (土) もらっていくよっ(麻生久美子)VS皆さんそれはないんじゃないですかっ。(小出早織)

「時効警察」でハヤタ隊員とエリー(満島)がゲスト共演なのである。

ま・・・このようにして「252 生存者あり episode.ZERO」とか、「メン☆ドル」 第10話 とかも・・・満島目当てでチェックしてきたのである。しかし・・・基本的に・・・満島ひかりは常に不足気味なのだ。

そこへ・・・「怨み屋」の怨まれ役で満島ひかり登場なのである。怨み屋の怨まれ役はメインゲストであるといっても過言ではないだろう。これは・・・萌えました。第4話の「怨み屋」としては低調なトーンが払拭されましたーっ。

で、『み屋本舗REBOOT・第9回(第5話「愛され上手・前編」)』(テレビ東京0909042412~)原作・栗原正尚、脚本・演出・黒田由布子を見た。怨みが何故生じるのか・・・予想もつかない人間は幸福である。そういう人間はまた少し認知症の傾向がある。最近テレビで「日本でもテロが起こる可能性がある」と語っているコメンテーターがいて・・・もちろん・・・それはこれから先の将来についての話なのだとは理解できるのだが・・・ひょっとしたら過去には「日本ではテロらしいテロがなかった」という認識なのかもしれないと一瞬疑いを抱かせる瞬間があった。人間は忘却する生き物である。現在も北朝鮮による国際テロにより「誘拐」されたまま帰国していない人の存在。TBSテレビを加害者側に置いたオウム真理教の数々のテロ。過激派によるハイジャックや連続企業爆破。日本はテロの標的にさらされてきたのである。さらには通り魔による無差別殺傷事件は立派なテロ行為だ。そのすべてが「怨み」に根付くとは断言しないが・・・「怨み」と「テロリズム」には密接な関係があると考える。

テロリズムを暴力威嚇主義と訳すか・・・報復主義と訳すか迷うほどである。

つまり・・・「怨み屋本舗」とは「テロル代行業」なのだと言えよう。

怨み屋(木下)は常に「正義ではない・・・必要悪だ」と自らの行為を定義付ける。

さて・・・ついに怨み屋らしき女をカメラに収めることに成功した東京ベイテレビの報道記者・星影(長谷部瞳)は上司の城島(田中哲司)に報告する。

そして・・・城島は「この美人が本当に怨み屋なら視聴率は稼げる。お前は怨みを持っている人間を探せ・・・案外・・・身近にいるかもしれないぞ」と嘯くのである。

もちろん・・・前回・・・「あなたの怨みを晴らしてあげる」という幻聴を耳にした星影の過去にはなんらかの禍々しさが潜んでいることは明らかだが・・・まだそこへは到達しないのである。例によって架空のニュース番組「NEWS 24」でキャスター大橋未歩がお伝えするのは「新しい顧客開拓に乗り出した旅行代理店の話題」・・・そこにも新たな怨みが生じているのである。

そして、お茶の間はたちまち・・・怨念に満ちた閉鎖空間へ突入していくのだ。

旅行者に勤務するOLの関口真紀子(李千鶴・・・「非婚同盟」の貧乏な和子)は仕事に生きがいを見出している・・・しかし孤独な雰囲気のあるもうすぐ三十路の女である。彼女にはかって弟がいたが彼はバイク事故によって半身不随となりそれを苦に自殺している。

車イス生活に悶々としていた弟をヒントに真紀子は「障害者もエンジョイできる海外ツアー」の企画を立案し提出の機会を窺っていた。

そんな時、試験登用中の美少女・新人社員・青山ちはる(満島ひかり)との間に確執が生じる。

もちろん・・・非は僻みっぽい真紀子の本質にもある程度関係するのだが・・・先輩社員として後輩社員の至らぬ行為を注意するという真紀子の正論的行動が・・・悪意の権化であるちはるの逆鱗に触れてしまうのである。

真紀子「あなたのように・・・実力もないくせに女を武器にして男性社員に媚を売るのはどうかと思う」

ちはる「私は愚かな男たちの心理を操作することを楽しんでいるのよ。あなたこそ・・・この世の楽しみ方を知らずにただ仕事に逃げ込んでいるだけでしょう・・・」

真紀子は言葉を失うが・・・すでにこの時点で多くのものを失っていることに気がつかない。

真紀子は愚かにも毒蛇を踏みつけすでに噛まれてしまったことに気がつかないのである。

ちはるはまず、真紀子とちはるの間にいじめ関係があることを周囲に印象付ける。

先輩の真紀子がちはるに過剰な仕事を押し付けているような印象操作である。愚鈍なところのある真紀子は上手に誤解を解くこともできないのである。

ここからは小悪魔・ちはるの魅力爆発である。

ちはるはここにいたってまだ無防備な真紀子のパソコンに侵入。真紀子にとって業務上、重要なデータを消去し・・・同時に真紀子の企画書を盗み出す。

顧客管理の重要情報を操作された真紀子は旅先の顧客が航空券の入手不能などのトラブルでクレームをつけてくるまで事態に気がつかない。

さらにちはるは盗み出した真紀子の企画書を企画会議で先に発表してしまう。

真紀子「それは私の企画です」

ちはる「私が先輩の企画を盗んだとおっしゃるのですか・・・」

真紀子「証拠は私のパソコンに・・・」

もちろんないのである。困惑した表情をつくるちはる。そして真紀子に注がれる職場の冷たい視線。やがて真紀子の顧客にトラブルが続発し・・・真紀子の職場における地位は下落する。

ロッカールームで真紀子はちはるに詰め寄る。

真紀子「すべてあなたの仕業ね」

ちはる「証拠は?・・・あなたは私を怒らせた・・・これですんだとは思わないことね」

勝ち誇るちはる。最高に魅力的である。

「絶対に許さない・・・」一人口惜しさを噛みしめる真紀子の前に怨み屋の名刺が滑り込む。

・・・基本的に怨み屋は怨みの気配を察する超感覚を持っていると考えていいだろう。すでに怨みの念は真紀子にもちはるにも生じているのであり・・・二人は怨み屋の監視下に置かれているのである。

すでに星影記者の心の中に怨みの影があることを怨み屋が察しているのはこのためなのだ。

ロッカールームのどこから名刺が飛んできたか疑問に感じる人はマジシャンに弟子入りしてください。

怨み屋に面会した真紀子は「ちはるは私の企画を盗んだだけでなく・・・私と弟の愛の絆も踏みにじったのです・・・天国から見守ってくれている弟を死んだら虚無だなんて・・・ひどいわ・・・」

怨み屋はちはるの社会的抹殺を100万円でしかるべく引き受ける。

情報屋のちはるに対する身元調査は予想外に難航する。そして意外な調査結果が怨み屋に届く。

ちはるは全身整形美女だったのだ。

その頃、ちはるは企画課に昇進配属され・・・真紀子は屈辱感に包まれる。

真紀子「どうなってるの・・・復讐が遅いわよ」

怨み屋「落ち着きない・・・そしてもう少し待ちなさい・・・それから・・・私をどこかで見かけても声はかけないように・・・」

この一言・・・料金設定も低いし・・・まだ裏がありそうな・・・気配である。

そして・・・美しく仕上げられた自分をちはるは今夜もうっとりと鑑賞する。

その邪悪な美しさ・・・堪能である。後編が待ち遠しいのである。もうなんとなく一話短縮の「オルトロスの犬」なんかどうでもいいよね。

さて一方・・・今回の件とは別に怨み屋はすでに星影の過去についても調査を開始している。

その星影は怨み屋を追う寄木刑事(きたろう)に再び面会をする。

「なぜ怨み屋を追う?」という寄木の問いに「怨み屋なんて・・・絶対に間違っている。復讐は新たな怨みを生み、不幸の連鎖を作るだけ。復讐代行業はあってはならないビジネスです」と答える星影。

その答えに何か不穏な影を読み取った寄木は「やめとけ・・・おまえがつぶされちまうぞ・・・」と忠告する。

もちろん・・・その忠告が役立つとは思えないことは・・・寄木自身が身をもって知っているわけだが・・・。

人を傷つけないで

人の幸せはないの

なんでふたりは出逢う

なんでひとりじゃいられない

関連するキッドのブログ『第8回のレビュー

日曜日に見る予定のテレビ『天地人』(NHK総合)『官僚たちの夏』(TBSテレビ)あれからもう一週間か・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

キッドさんお久しぶりです。
今期ドラマはどうも不作で(ブザービートは段々面白くなってきたかも?)
ここにもあまり訪れずにいたんですが
満島ひかり嬢の名前を見つけたのですっ飛んできました。
彼女・・・ほんと魅力的ですよね。

キッドさんは「愛のむきだし」という映画はごらんになりましたか?
私は主演の男の子と園監督が好きなので観たのですが
満島ひかり嬢の魅力が全編にほとばしっておりすっかりヤラれてしまいました。
映画自体237分の長編ですがとても面白い純愛映画だったので
もしごらんになっていないのでしたら是非観てほしいです。

彼女はきっと今年の映画賞総ナメ間違いなしでしょうから
来年からは映画中心とはいえかなりの活躍が期待できそうですね。

それではまたひょこっと現れます。

投稿: みやぶ | 2009年9月 5日 (土) 19時29分

cherryblossom松潤はハデ✰~みやぶ様、いらっしゃいませ~✰二宮はジミcherryblossom

キッドは今季は
「ブザー・ビート」が大傑作なので満足です。
もちろん「怨み屋本舗」もあるし
「任侠ヘルパー」もそこそこ楽しんでます。
「スピカ」→「恋悪」のななみリレーもよかった。
後はまあまあですかね。

満島ひかりの場合は
キッドにとって彼女そのものより
アンドロイド・エリーなのですが
軽くエロスもこなせる
貴重な女優さんだと考えます。
やはりおフランスものざんす。

「ゴーストフレンズ」の西島隆弘ですね。

まあ・・・自主制作あがりの監督なので
仕方ないとは思いますが
4時間は長い・・・。
黒沢かっ・・・とも思いますです。

浦島のエロス待ちで見ていると
間が持ちませんわ~。
あ・・・パンツ見えた~。
どこの小学生じゃっ。

愛がないのは値打ちなし
愛は受け入れること
愛は尽くすこと
愛はねたまず
愛はほこらず
愛はおごらず
礼儀正しく貪らず怒ることなく後ろ指をささず
あやまりを喜ばず
正しきを喜ぶ
愛って最高!

ま、所詮はクリスチャンの戯言で
ございますが・・・
そこに置かれ
周囲との摩擦に悩むものは
大いに共感するところがあるでしょう。
しかし・・・すべては
フィクションだということをお忘れなきよう。

もちろん・・・満島ひかりの
露出が増えることは
大歓迎でございますが~。
もう23才ですし~。

しかし、賞を獲得したりすると
別の意味で露出控え目になったりするので
注意を要するのですな。

またひょこっとおいでくださりますように。

投稿: キッド | 2009年9月 6日 (日) 00時32分

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受信: 2009年9月 9日 (水) 07時17分

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