ジャズは青春のほろ苦い疼き(水谷豊)赤ドクター(藤原紀香)白ドクター(本仮屋ユイカ)
さて・・・水曜日はダンスの日だが・・・ついに殴りこんできた「沢村一樹版・浅見光彦」しかもいきなり「最終章」である。そして案の定、返り討ちである。一方、「ギネ」は野球延長でステップを踏み外す。ああ・・・日本テレビ・・・相変わらずだな。
「相棒」19.4%↘16.6%
「ギネ」14.8%↘11.6%
「最終章」・・・・10.9%
まあ・・・エロ男爵はそれなりに「相棒」と「ギネ」を削りましたね。
で、『相棒・Season8・第2回』(テレビ朝日091021PM9~)脚本・太田愛、演出・和泉聖治を見た。大学のジャズ研の同窓会に集まった青柳(大浦龍宇一)などのおっさんたち。誰が誰やら区別がつきません。ある意味・・・光学迷彩で容疑者不明です。しかし・・・右京(水谷)にはたちまち犯罪が見えてきます。青柳にはアリバイのある殺人事件発生なのですが・・・仲間が現場にいる以上「交換殺人」は選択の範囲内。しかし・・・もうひとりの被害者かと思われたジャズ研のマドンナは無事で死んだのは最初の殺人事件の実行犯。彼はマドンナの夫・黒木(神尾佑)でした。マドンナを思う恋に破れたものどもはマドンナを裏切ろうとした夫に鉄槌をくだしたのである。「甘酸っぱい思い出があれば男は殺人も厭わないものだ」というロマンに溺れる犯人たち・・・。しかし右京さんは「もはや苦い思い出になってしまいましたがねえ・・・」と鞭打つのだった。まあ・・・この脚本家なのに殺人事件があってよかったと思う。
関連するキッドのブログ『先週の水曜日のレビュー』
で、『ギネ・産婦人科の女たち・第2回』(日本テレビ091021PM1025~)原作・岡井崇、脚本・大石静、演出・久保田充を見た。聖修大学付属病院産婦人科は女医だらけなのであるが新人産科医・嶋えりな(本仮屋ユイカ)は院長の娘らしい。その院長というのは専修大学付属病院の院長なのだろうか・・・。雲の上の人らしく登場しないのだが・・・松方弘樹じゃないだろうな。
その院長が娘に送ったアドバイスは「うまく流されなさい」ということだった。
その流れにまったく乗らない女・・・それが主人公の赤い制服の女・柊(藤原紀香)なのである。1回目はまだ曖昧だったが・・・柊は「医者は患者の命を救うためなら殺人をしても許される」という狂った信念を持ったマッド・ドクターなのである・・・おそろしいことだ。
柊は狂信者であるために・・・自分のガードは固い。様々な大人の事情から「患者の命よりも大切なものがある」という柊にとって邪悪な考えを持つ異教徒と常に接する可能性があるため・・・コミュニケーションは最低限に控えている。悪魔の言葉に耳を貸せば・・・自分というものを見失う恐れがあるからだ。
そんな精神異常者が自分の指導医であるとは露とも知らず、新人産科医・玉木(上地雄輔)はごく普通の感覚で・・・無口だが腕のいい指導医・柊になんとか教えを乞おうと健気に努力するのだった。
しかし・・・病院の手術室がふさがっていても、輸血用の血液が不足していても急患を受け入れる柊によって・・・輸血が充分でなかったために子宮外妊娠の摘出手術を受けた女子高校生利香子(石橋杏奈)は止血のために子宮の全部摘出をされてしまう。いわゆるひとつの子供の生めない体になってしまったのである。
それを知らない利香子は病室から玉木にVサインを送る。
立ちすくむ玉木。二人の人間を助けるために一人の人間は障害者になった。一人の人間を障害者にしないようにするためにはもう一人は死んだ。この究極の選択と結果に玉木のやわなハートは震えるのであった。
しかし・・・えりなは「流されるしかないのよ」と玉木の手をそっと握ってあげるのだった。
そのえりなを親切丁寧に指導するスペルマ・ドクター桧垣(板谷由夏)は筆おろしした相手の顔も理科室での経験も忘却するが「精子ちょうだい」だけは言い忘れないのである。
「急患を受け入れたことによって訴訟の可能性が生れたこと」について産婦人科主任教授・須佐見(國村隼)と顧問弁護士・瀬川(内田有紀)は柊と柊の上司である産科医長・青ドクター君島(松下由樹)を指導する。
青ドクターは「管理不行き届きだった」と謝罪するが・・・赤ドクターは「二人とも命があるので最適の選択でした」と反省の色を見せないのだった。三女・愛のくせに長女泪に逆らうなんて生意気なのよ・・・誰が実写版「キャッツ♥アイ」の話をしろと。
もちろん・・・全員が赤ドクターの正気を疑うわけだが・・・人手不足なので精神がちょっとくらい異常でも腕のいいドクターを解雇できない現状なのである。
すでに長女・優美(吉田里琴)を出産しているのでそれほど緊張感のない妊婦・美和子(西田尚美)だったが・・・難産となる。赤ドクターは出血箇所を特定できず・・・大量出血をしてしまう。青ドクターは叱咤し交替・・・なんとか手術を終了させる。
これを機会に説教しようと・・・青ドクターは過去の自分の過ちを見せる。
10年前・・・青ドクターは己の腕を過信して急患を受け入れ・・・生れた子は植物状態になってしまった。最近では両親も面会にこない・・・見捨てられた眠れる王子を作った責任を私は感じている。今のあなたは昔の自分のようだ・・・。あやまちをくりかえさないために変革が必要で・・・そのためにはチームワークが不可欠。私の手駒になれば悪いようにはしないわよ・・・である。
しかし・・・赤ドクターは「これはあやまちではありません。だって彼には命がある」と微笑むのだった。
交渉決裂である。
ふふふ・・・この頭のおかしなやりとり・・・最高にしびれるな・・・。それはさておき・・・美和子担当のナース・洪(滝裕可里)は美人である。えりなとうっかり間違えないでください。
金曜日に見る予定のテレビ『嬢王Virgin』(テレビ東京)『とってもこわいゴーストシップ』(日本テレビ)『仲間由紀恵のアンタッチャブル』『石井萌々果のマイガール』(テレビ朝日)『酒井若菜のおひとりさま』(TBSテレビ)『平愛梨の行列48時間』(NHK総合)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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