狂乱産婦人科(藤原紀香)火災産院・天井崩落妊婦水泳(本仮屋ユイカ)母再出血(吉田里琴)
さて、水曜日はダンスの日だが・・・そっといつもの水10体制に移行である。
今日の浅見光彦(沢村一樹)は朝美(笛木優子)に「もう一泊しませんか・・・」ともちかけられたのに「ボ、ボクは東京に仕事が・・・」とうろたえるので「・・・冗談ですよ」とお茶を濁させてしまう。脚本は「怨み屋本舗」シリーズの川嶋澄乃だ。いつものオチも一味違う気がするのが妙である。
「相棒」19.4%↘16.6%↗18.9%
「ギネ」14.8%↘11.6%↘11.1%
「最終章」・・・・10.9%↘*7.0%
メイン・ダンサーに二人のバック・ダンサーみたいなことに。「ギネ」は内容にも問題あるが先週の野球延長が響いたな。「相棒」(脚本・太田愛)は「ふざけた大きなおともだち」に復讐者(草笛光子)がお灸をすえるわけである。「若い芽」の新相棒ミッチーが「あなたには摘めません」といいところをもらえるのだった。笛婦人対決も草笛が笛木を一蹴である。まあ・・・キッドとしては大きなおともだちがお兄さんではなくお姉さんやカップルでもよかったと思う。しかし・・・視聴率的にはこれが正解なんだな・・・きっと。
で、『ギネ 産婦人科の女たち・第3回』(日本テレビ091028PM10~)原作・岡井崇、脚本・大石静、演出・岩本仁志を見た。う~ん。微妙だ。柊の元夫・隆弘医師(長谷川博己)の語る柊医師の異常人格の理由が・・・である。出産の時に母親が産褥死し、まもなく父も他界・・・伯父に引き取られて・・・両親の愛を知らない。それは・・・あれだな・・・弱いな。もう半端のない異常人格なんだから・・・もっと海外で暴徒に両親を殺害されて12才くらいまで現地の少女売春宿にいたのをたまたま買春ツアーに来た伯父が発見くらいでないと・・・それはどうだろう。
まあ・・・母親のいない理由を父親から怨みがましく聞かされて・・・父親もやや鬱で子供を虐待してあげくに自殺くらいな感じか?
どちらにしろ・・・自己中心的が過ぎた性格なので・・・これは疑問が解消されないのかもなぁ。まあ・・・この脚本家にはよくあることだしな。よっぽど他人からブスって言われたことがトラウマだったんだろうなぁ。気難しい主人公ばかりを造形しちゃうのもそのせいかなぁ。「四つの嘘」の永作博美と同じといえば同じだし。
とにかく・・・①無口である ②離婚前に何があったか不明だが夫の言葉に耳を貸さない ③とりあえず患者の生活より生存を重視する。
このキャラクター設定への応答はまだ未解明ということにするしかない。
とにかく・・・そういうもどかしい気持ちを感じつつ・・・聖修大学医学部付属病院・産婦人科主任教授・須佐見(國村隼)の何度目かの誕生日がやってきた。その日は会費五千円で焼肉パーティーが開催される予定だったのだ。
どうしても愛人のようなものを出さないと気が済まない脚本家なので不倫かどうかもわからない交際相手の弁護士・瀬川(内田有紀)を焼肉屋に同伴する國村だった。
しかし・・・関係者は誰一人いなかったのである。
その数時間前・・・久しぶりに休日を迎えた柊は息子の雄太(中村柊芽)と過ごす。息子・・・生きてました・・・すると障害児か・・・五体満足そうです・・・すると精神障害児か・・・買い物中に工事現場で遊んでいた少年たちが巻き込まれる事故発生。たまたま居合わせた徳本(八嶋智人)に雄太を預け負傷者の応急手当をする柊。今日の関東地方はお昼頃から建築資材の降る空模様らしい。
そこへ・・・病院から非常呼集の合図が鳴る。柊は「託児所から迎えが来るまでお願いします」と言い残し・・・他人の都合は一切考えず・・・去って行く。
呆れる徳本と娘の優美(吉田里琴)に雄太が一言。「いつものことですから・・・」・・・しゃべった~しかもかなり普通に・・・ということは子供には何も問題ないのだな。
そうなると・・・もう・・・変な人だ・・・ということだな。この主人公・・・これは・・・困ったなぁ。
かけつけると・・・多数の妊婦のいた産院が火事。さらにマタニティー・スイミング教室のプールの屋根が崩落で・・・大量の妊婦が搬入され・・・お祭り騒ぎの産婦人科である。
各所で同時出産、各所で負傷治療なのだった。
別大学の外科部長で君島医師(松下由樹)と同期の菊池(山下容莉枝)は初産で錯乱しながらドーンと出産するのだった。
蹴っ飛ばされた柊は足の届かない範囲で待機である。押取り刀で駆けつけた須佐見がかっての教え子のお産を軽く処置する。・・・名医らしい。
須佐というのは嵐のことである。それを見るというネーミングが何かを暗示している模様です。
結局・・・この狂騒的なお祭り騒ぎは・・・嵐の前の静けさだったらしい。
やがて・・・須佐見と瀬川が二人焼肉を始めた頃・・・入院中の徳本の妻・美和子(西田尚美)の容態が急変する。出産後に大量出血を起こし止血したばかりなのにまた原因不明の出血である。
再手術を執刀する柊。子供を生んだ後の母親の死。それが柊のトラウマである以上・・・物語的には・・・美和子の命が風前の灯であることは間違いないのである。
それが・・・心に沁みるかどうかは別として・・・。
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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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