引きずり男とマイガール(相葉雅紀)嬢王Virgin02(原幹恵)自責の連鎖(山田優)
まあ、激しく漏れちゃう「ファイト一発充電ちゃん」(チバテレビ・他)はさておき・・・結構、攻め立てる金曜日である。
単発の「ナイチンゲールの沈黙」はさておき・・・「マイガール」と「嬢王V」の落差激しすぎるだろう。
これに「観月ありさのおひとりさま」と「仲間由紀恵のアンタッチャブル」が来るのである。視聴はともかくレビューは予断を許さない状況だな。
とりあえず・・・様子を見るよ。
で、『金曜プレステージ・ナイチンゲールの沈黙』(フジテレビ091009PM9~)原作・海堂尊、脚本・後藤法子、演出・今井和久を見た。心療内科医・田口(伊藤淳史)と厚労省・白鳥(仲村トオル)のコンビによるドラマ版「チーム・バチスタの栄光」の続編である。やはり2時間ドラマの方が見やすいのだった。いかに前回無理があったかだ。怪しい共感覚の話はねぐったのだな。
小児科病棟の看護師(山田優)が沈黙するナイチンゲールなのだが、その沈黙の理由は「かばいだて」である。脳手術を要する二人の少年が登場し・・・少年A(中島健人)は自分の病気が家族に迷惑をかけることで自責の念を感じ、少年B(高田翔)に「もしも失敗したら殺してくれ」と依頼する。少年Bは酒乱の父親を憎悪し少年Aと協力して殺害しようとする。つまり変則の交換殺人である。
しかし・・・父親は何者かによって殺害。そして少年Aの手術は成功したのに何故か容態が急変してしまうのである。
意識を取り戻した少年Aが少年Bの父親を殺した犯人を見ていることが発覚。しかし・・・少年Aは口を閉ざす。誰かを「かばいだて」するのである。
そこで田口は登場人物の誰よりも背が低いので少年たちが少年に見えない問題はさておき・・・「だれかをかばっていれば・・・その間かばわれた人は罪の意識に苦しむのです」と説得するのである。罪の意識に苦しんでなかったら迷惑です。
しかし、ドラマなので・・・次々と事実が明らかになる。少年Bの父親を殺したのは優しい医者。しかも正当防衛。少年Aを殺しかけたのは少年B。しかも「手術が失敗した」という勘違いによるもの。看護師はそれを見ていたが「かばいだて」をしたという結末。
しかし・・・医療装置を悪戯した少年を見過ごし・・・それによって起こった事態を医師に報告しなかった看護師のささいな「気持ち」がどんなものだったのか・・・すごくわかりにくかった気もします。
あれか・・・看護師は少年Bが好きだったのか・・・それならわかるけどな。
まあ・・・キッドは高田翔はふかわりょうに似ているということしか思いませんでした。
殺人医師は袴田吉彦、こわい顔の天才脳外科医は遠藤憲一でした。
あれぇ・・・合コンとか、スキヤキとか、オレの大活躍はふれないのかなぁ。まぁ・・・今回は確かにいてもいなくてもよかった感じぃ?
私の「星に願いを」は・・・。
関連するキッドのブログ『チーム・バチスタの栄光』
で、『マイガール・第1回』(テレビ朝日091009PM1115~)原作・佐原ミズ、脚本・大島里美、演出・高橋伸之を見た。今回から60分プログラムとなり、AM0015分までのオンエアである。そうなるとAM0012スタートの「嬢王V」と後半3分かぶります。どんな意地悪なんだ。前回、原幹恵の下着が切られたところで引かれている男子全員を敵に回す気か?
それはともかくとして『オー!マイ・ガール!!』(2008年日本テレビ)、『白い春』(2009年フジテレビ)に続く、男優・少女子役ものである。まあ・・・この「パパと呼ばないで」の系譜はひとつのジャンルだから別にいいのだが・・・擬似親子関係(速水もこみちと吉田里琴で叔父・姪)、名乗れない親子関係(阿部寛と大橋のぞみで前科者と養女)といろいろとマイナー・チェンジをしてくるわけである。
で、今回は相葉雅紀と石井萌々果で認知しなかったけど血はつながっている父と娘なのである。
認知しなかった・・・というか・・・させてもらえなかった理由はただ一つ・・・笠間正宗くん(相葉)が頼りなかったからだ。
もう正宗くんの頼りなさっぷりが最高である。
キッドはこういうタイプの主人公だと必ずイラッとするのだが・・・正宗くんは別格。
もう・・・しょうがない奴だなあ・・・ふふふなのである。
さて、未婚の母は塚本優子(優香)である。設定はやや曖昧で・・・原作とも変更がされているのだが・・・推定するとこうなる。
出会い。優子・大学四年(22才)・正宗高校3年(18才)、つまり四つ年上の彼女である。
春に出逢って夏くらいには深い関係になり・・・翌年春には海外留学するという理由で正宗は別れを告げられる。しかし・・・実際は優子は正宗の子供を妊娠・・・正宗の将来性を考えて一方的に身を引き・・・母子家庭を始めたのだった。
そんなこととは露知らず・・・優子にふられたことを引きずったまま・・・大学卒業後も写真家の事務所でアルバイト生活(大学時代から六年間も)・・・ぼんやりと過ごす24才なのである。
師匠の林(北村有起哉)にも「そろそろ自立しないとね・・・」と叱責されている。
助手の木村(日村勇紀)にも便利屋あつかいである。
母(室井滋)からも「そろそろ就職しなさい」とせっつかれている。
しかし本人は自分が「ぼやぼやしている」つもりがないほどの「ぼんやりくん」なのである。
そんな時・・・優子が交通事故死・・・残された六歳のコハル(石井)とご対面である。
優子は働きながら正宗の近所でコハルを育てていたのだった。
ものすごいうかつさだがうかつなので自分のことをうかつと思わない。
静岡から出てきた陽子の母・志織(朝加真由美)に事実を告げられただ「えーっ」と驚くのである。
「もうどうしていいのかわからない」のである。もうダメな子ほどかわいい感じでダメなのだーっ。
静岡でコハルを育てるために手続きをするために1日だけコハルを預ることになる正宗。
子供とどう接していいかわからず・・・ボーっとします。もう子供と歩調をあわせることさえできない頼りなさです。
さて散歩の最中に仕事の失策で木村から呼び出された正宗はあろうことかコハルを路上に放置・・・おりしも雨が降り出して・・・健気にその場を動かなかったコハルは発熱です。いやその前に保護責任遺棄で犯罪的行為なのだ。
しかし・・・とにかく・・・だからといってなんなのだ・・・という態度の正宗。
すごいぞ・・・この役を淡々と演じて嫌味がないって・・・これが可能な他の役者が思い浮かばない。
しかし・・・翌日・・・コハルは行方不明に・・・。コハルから「淋しくならないように」と渡されたお守りの中身を見た正宗。
そこには「優子にはじめてあげた手作りのテントウ虫のアクセサリー」が・・・。
優子との出会いの桜の木にかけつけた正宗はコハルを発見。そこで糸がたるんでいるから本当は聴こえないけど近距離だから会話の成立する糸電話で会話。
正宗「・・・ど、どうしたの?」
コハル「みんな・・・悲しいことはすぐに忘れろ・・・って言うの。でもコハルはママのこと忘れるなんてできないよ・・・ええ~ん」
もうかなりの萌えが発生しています。正宗の中で何かがはじけて飛ぶのですが・・・「嬢王V」の時間です。・・・録画しとけばいいだろうがっ。いや・・・ここは意地でも見ないっ。
関連するキッドのブログ『白い春』
で、『嬢王Virgin・第2回』(テレビ東京091010AM0012~)原作・倉科遼(他)、脚本・梶木美奈子、演出・大和田雅和を見た。さて・・・キャバクラ凶悪トリオ・沙羅(辰巳奈都子)、美羽(桜木凛)、エリナ(朝比奈あかり)に更衣室でブラジャーを剥ぎ取られた杏藤舞(原)・・・いじめられっ子仲間の木下朋(黒川芽以)はこわくてただ見守るばかり。
さらに最後の一枚を脱がされようとした時にエリナが止めにかかる。「もうこのへんで勘弁してあげる・・・」
舞は感謝しますがその肩に足を乗せるエリナ・・・「あんたは私の飼い犬よっ」です。
その後の接客では舞をエサに客をおびき寄せ、いざとなるとピンヒール踏み攻撃で舞を追い払い売り上げを伸ばすエリナ・・・。
朋は「助けてあげらけなくて・・・ごめんね・・・私・・・こわいの・・・」と謝るが舞は「気にしないでいいよ・・・苛められるのなれているから・・・」
恒例の今週の中間発表。トップはリピート率の高さで稼ぐ優衣華(原紗央莉)だった。
エリナ「2位以下の順位を教えてください」
リーダー雨宮(永田彬)「トップでなければ2位も3位もない・・・嬢王は一人だ」
エリナは黒服に体を預けて指名をコントロールすることで売り上げアップを図る。
舞の売り上げは下降線である。
営業終了後もトレーニングルームでナイスボディに磨きをかける優衣華。
遭遇した舞は「優衣華さんは凄いな・・・私なんか何をやってもダメなのに・・・」
愚痴りながらルームランナーで走る舞。優衣華はいきなりトップスピードにあげて舞を挑発する。
舞「何をするんですかっ」
優衣華「・・・脱ぎなさいっ」
舞「そんなこと・・・できません」
優衣華「できないできないってウザイのよ」
舞「じゃ・・・優衣華さんが同じこと言われたらどうするんですか」
優衣華はたちまち一糸纏わぬ体を披露である。
優衣華「逃げてるだけでは勝てないわよ」
今週の原原対決終了です。
今週のイベントは「ハーレムナイト」である。超優良客だけが招待され・・・五人を指名。ただし売り上げは最終的に選ばれた一人に与えられるルール。
エリナは裏工作で最上客の指名を優衣華から奪い、沙羅、美羽、朋、舞を引き連れて勝負にでる。
客「ここに1億円用意した。婚姻届にサインしてオレの奴隷妻になったものにやる」
エリナ、沙羅、美羽は「私を奴隷にしてください」宣言である。
黙っている舞と朋にからみだす客。まずは舞の胸をわしづかみである。次に朋の自傷傷を隠している腕飾りに目をつける・・・。「はずせ」と命ずる客。拒絶する朋。三人組は客の命じるままに・・・朋に襲い掛かる。
舞「やめてください。お金で何でもできるわけじゃないんです」
はずされた腕飾の下に自傷傷を発見した客は態度を一変する。「ザコ」はいらないと三人組を追い出すと・・・ドンペリ10本の大盤振る舞いである。
「影があるのは恥じることじゃない。それは個性だからな。影があるから俺だってここまでやってこれたのさ」
営業終了後・・・。
朋「かばってくれてありがとう・・・」
舞「私・・・逃げるのはやめにしたの・・・ゴールにたどりつくまで走り続けるの」
朋「・・・私なんか・・・いつもいつも苛められて」
舞「その傷隠してあげる・・・美容師のお母さんが餞別くれたから」
メイクで傷跡を跡形もなく消す舞。
朋「すごい・・・」
舞「ママが言ってた。女の子が幸せになるためには隠すことも大切だって」
舞の役に立つために朋はエリナが客の悪口を言いながら黒服と激しく上下運動している姿を盗撮・・・すべての客に動画配信するのだった。
たちまち指名が激減するエリナ。
今週の結果発表。「売り上げ最下位の脱落者はエリナさんです」
最下位次点でクビを免れた舞がほっとして入浴していると現れたのは昭和生まれだから女王レースに参加できない元ナンバーワンの亜美(麻美ゆま)である。
亜美「あなたに・・・私のテクニックのすべてを教えてあげる・・・」
ど、どんなテクニックなのだ・・・つづくである。
とにかく「マイガール」→「嬢王Virgin」の温度差ただならぬ感じです。湯冷めするレベル?
関連するキッドのブログ『第1話のレビュー』
日曜日に見る予定のテレビ『天地人』(NHK総合)『JIN・仁』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
キッドさま、こんにちは、お久しぶりでございます。
も~大河ドラマがしょぼいと、どこともお付き合いがなくなっちゃって(苦笑)
>キッドはこういうタイプの主人公だと必ずイラッとするのだが・・・
しますね~後ろからケリ入れたくなりますよね。
>正宗くんは別格。
>もう・・・しょうがない奴だなあ・・・ふふふなのである。
そうなんですか!?(キッドさんは実は優しい方・・・?)
正宗くんはリアル「まーくん」とちょい被りますね
(スグ泣くところとか)メンバーの番長:松本さんや、
ガンツ:二宮くんから厳しくされているところが・・・まんま(笑)
>すごいぞ・・・この役を淡々と演じて嫌味がないって・・・これが可能な他の役者が思い浮かばない。
そ~なんですよね~ホント不思議な国の住人ですよねぇ。
ストーリー的には「ピリカラ感」が足りませんが、
モチロン最後まで見届けることになりそうです。
投稿: なおみ | 2009年10月10日 (土) 15時28分
♬バンビダンシング♬なおみ様、いらっしゃいませ♬ヤッサイモッサイ♬
史上最悪の天地人でございますからね。
なんといっても
相葉雅紀はどんなに頼りなさそうに見えても
やるときはやるってわかっていますからね。
「天才!志村どうぶつ園」の
史上初の猛獣使いアイドルですから。
あれだけ体をはられると
少しくらいグズでノロマなダメ人間でも
許せるというものです。
「できちゃったみたい」と
言われて目の前が暗くなった男子は
多いかと思いますが
そのチャンスさえパスされた
頼りなさはかなり好感度高いですし。
これからたった30分の近さにいた
愛しい人を
迎えに行けなかった
自分の不甲斐なさを
あれやこれやと思い至ることになると
思うと・・・いたいけないのでございます。
とにかく
コハルは充分にかわいいですし
これからはがんばって
ヤンパパぶりを
発揮してもらいたいと
祈るような気持ちです。
レビューについては
まだ強豪2本控えていますから・・・
考え中です。
金曜日・・・強敵ぞろいで
そこがまたいたいけないのですな。
投稿: キッド | 2009年10月10日 (土) 17時02分