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2009年11月 9日 (月)

続・浪花節だよ天地人(妻夫木聡)さらば上杉と言おう(黄川田将也)

ああ・・・そうなのか・・・この大河ドラマの正体わかっちゃったんですけど。

これは・・・大坂人だけが持つ・・・特有のコンプレックス。

「世が世なら日本の首都は大阪でんねん。東京ちゃいまんねん」なのである。

そういう大坂人にとって日本の戦国時代を終息させた偉人・徳川家康は「大阪を日本第二の都市に貶めた極悪人」なのだな。

作者は越後の人、直江兼続の口を借りて・・・その恨み言を言いたいだけなのである。

そして・・・それに同調する日本人は22.2%くらいいるということなのだ。

大阪周辺の関西人の郷土愛・・・おそるべし。

まあ・・・京都の人の「都と言えるのは京都だけでおます」もおそろしいですけどね。

で、『天地人・第45回』(NHK総合091108PM8~)原作・火坂雅志、脚本・小松江里子、演出・野田雄介を見た。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回もあらすじは五行。いきなりお習字からツッコミです。まあ、作者が怒ってるのは日本の首都が大坂(大阪)ではなく江戸(東京)になってしまうということですからね。大阪人は自分は都会人だと思って育ち、上京して田舎者あつかいされて逆上するというのが基本でございますので。ある意味、お可哀想なのですな。その怨みがあまりにも激しいので周囲は唖然とするばかりなのでございます。そのすべての根源は家康にあるとしているわけですが・・・関東の支配者だった北条家家臣、遠山を不老不死の超人となし悪の権化として描いているのもその表象なのでございましょう。もはや公式のあらすじさえ裏切る暴走ぶりも一重に怨念だからでございます。ああ・・・もうすぐこの腐れ大河が終ってくれるかと思うと・・・苦しいことはいつまでも続かないという救いの言葉を思い出すことができますな。いわば・・・今年の大河ドラマファンはお茶の間において末期の梅毒患者だったということです。脳にきた、脳にきた、脳まできたよ・・・天地人。

Tenchijin160901 慶長10年(1605年)、徳川秀忠が江戸幕府第2代将軍に就任すると時の流れは一気に加速し始める。様々な出来事が走馬灯のように通り過ぎていくのである。家康は駿府城に居城を定め大御所政治を開始する。京・大坂の目付けとしての役割を伏見城から淀城に移していくのは仮想敵が大坂城の主であることを示している。家康の異父弟にあたる松平定勝を伏見城主とし、その子松平定綱を淀城の普請奉行としていることもその現れである。秀吉とは違い、家康は血縁武将に不自由がなかった。家康と定勝の母である伝通院は三年前に伏見城で死去したが、その年に家康は10男の長福丸(徳川頼宣)その翌年には11男の鶴千代丸(徳川頼房)を伏見城で出産させている。後継者である秀忠にはすでに長男・竹千代(徳川家光)があり、娘の千姫は元服した豊臣秀頼に輿入れをしている。徳川一族の繁栄を天が祝福しているような運気を示していた。そして・・・慶長11年に秀忠に国松(徳川忠長)が誕生すると・・・もはや分裂の危機さえ萌芽させるのである。すでに天下争奪は徳川と豊臣によって争われるのではなく・・・徳川内部で行われる兆しが生れている。

家康はその人自体が空前絶後の忍びであったが・・・その軍事的な相談役は本多一族が担当していた。この時期、本多正信は新・将軍・秀忠の相談役となっているが・・・実質は家康がわが子・秀忠につけた目付けである。家康は正信の子の正純を手元に置き、薫陶している。そして正純の弟の政重は上杉家の目付けとなっている。

政重は本多の軍法に基づき、上杉家に根を張り、その軍事力を測り、そして操った。

時は夢のように過ぎ去り・・・戦国の世は遠ざかりつつあった。

隠居城としての駿府城に身を置く家康は正純に現状分析をさせている。

「上杉家の仕置きはほぼ終った模様でございまする」

「ふむ。上杉の出兵力はいかほどと読むか」

「五千と五百ほどかと・・・」

「その五百を削ってやるがよかろうず」

「それはいかなる思し召しでありましょうや」

「上杉景勝の義弟が一子の旗本・畠山義真より・・・上杉家の窮乏緩和の嘆願があがっておるわ。上杉も冷や飯を食らいて大人しゅうしておるのは・・・殊勝なことだでのん。この辺で少し手綱を揺るめてやるのが乗り上手というもの。目付けとしてのそちの弟を加賀の前田に遣わすがよかろう。前田の百万石に目付けを置く潮時でもあり、一石二鳥だがや」

「なるほど・・・弟に上杉の家来衆を五百ばかり引き抜かせ、前田にて三万石ほどの目付けとなさるのでごさいますな。さすがは殿の吝さは格別でございまするな」

「その方も口が上手になったの」

「おそれいりまする」

こうして慶長15年(1611年)、本多政重は上杉の家来衆とともに上杉家を去り、前田家の目付けに配置転換されたのである。やがて加賀本多家は前田家の家老の家柄となっていく。

家康はもてる力のすべてをふるい・・・戦国の終焉の完成を目指していた。

できれば・・・もはや戦を抜きとして。

しかし・・・それを良しとしない忍びはまだ残っていたのである。

本多正信もその一人だった。時は慶長11年に遡る。

秀忠の下で帝王学を教授する正信には家康が迂遠の道を歩くことに一筋の危惧を感じていた。

「大御所様、ご存命の間は天下は平穏でありますが・・・もし一大事あれば」

「危ういと申すか」

「御意」

「しかし・・・大坂はわが婿(秀頼)じゃ・・・」

「つまり・・・競い争う者ということでございます」

「だが・・・大御所は大坂を滅ぼすこと認めぬであろう・・・」

「天海僧正にお命じなされよ・・・」

「明智の忍びか・・・」

しかし・・・江戸城にもまた家康の忍びが置かれていた。

秀忠による秀頼暗殺計画を知った家康は迷った。正信の危惧を叱ることは出来なかった。家康の心にも禍根を断つことへの欲望は滾っていたのである。

その頃、大坂城の片桐東市正は淀の方に情勢を説いていた。

旧浅井家の家臣として・・・そして秀吉旗本の老臣として・・・淀の方と秀頼の行く末を案じることにかけては・・・片桐の右に出るものはなかっただろう。

「姫様・・・もはや徳川の天下は動かぬのでございます」

「じい・・・そのような言葉、茶々は聞きとうはないのじゃ」

初音は鞍馬山に庵を構えていた。真田忍びの筧重蔵は真田信之の配下にあり・・・信繁配下の真田忍びとの仲立ちをする初音に急を知らせたのである。

「そうか・・・江戸がの・・・」

慶長11年秋のとある夜更け・・・関ヶ原に近い古寺・・・。盲目の忍び真田幸村がそこにいた。その荒れ果てた本堂に一本の灯がともる。

豊臣系真田忍軍は回船・真田丸を根城として海運業で生計をたてていたが・・・その主である海六こと海野六郎が姿をみせる。

やがて・・・もう一本の蝋燭に火がつく。現れたのはくのいちの望月六郎太だった。望月は女装のくのいちなので男である。

さらにもう一本。くのいちの穴山小助が現れる。穴山は男装のくのいちなので女である。

次々と蝋燭に火が灯り・・・忍びたちが姿を見せる。

「三好清海入道」「・・・伊三入道」「由利鎌之介ここに」「根津神八参上」「筧重蔵」

幸村は立ち上がり・・・忍び言葉を発する。

「江戸より・・・秀忠が放った刺客が参る。すでに・・・佐助と才蔵がものみにでておる。これより・・・関ヶ原で忍びいくさとなるであろう。一人も生かして通すでない」

次の瞬間・・・蝋燭の炎は消え・・・荒れ寺に静寂が戻る。

その夜・・・明智忍軍は消滅した。

忍びの世界で真田十人衆の恐ろしさが伝えられるのはこのためである。

忍びとしての力を失った天海は慶長12年・・・家康の探題として比叡山に入った。

かって・・・信長の命により自らが焼き払った延暦寺を再興するためである。

「ふふふ・・・五月雨か・・・濡れて参ろう。大人しく討たれれば和もなるが・・・雨も降らずにはおられまい。最後の戦に武士(もののふ)は狂えばよかろうず、それも一期というものよ・・・」

天海は過ぎ去りつつある年月を思った。山崎から大坂へ。真の戦国最後の戦は目前に迫っていた。本編が10年くらいかけさるので青息吐息になりました。

関連するキッドのブログ→第44話のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『ライアーゲーム・シーズン2』『リアル・クローズ』(フジテレビ)『ケータイ刑事銭形命』(TBSテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

国家安康も遠山……。もうここまで来たら笑いましたよハイ(笑)。スーパー時間跳躍マンガとして永井豪に描いてもらいたいです(笑)。

でも、チャンネル銀河で毎日『葵 徳川三代』を観られるから大丈夫。関ヶ原後にとらえられた三成のセリフなんて書き取ったりしちゃいましたヨ。

ただ……こと秀忠の年齢などに関しては『天地人』のほうがまともだよなぁ…。とか。
小川真由美より深キョンだよなぁ。とか。

投稿: 幻灯機 | 2009年11月 9日 (月) 20時29分

え~!天地人高視聴率の原因は大阪人の恨みだったんですか
という冗談はさておき(笑)ついに視聴率はこのまま逃げ切りそうですね。
私は最近みなくなっちゃってたんですけど、キッドさんは天地人にだいぶお怒りのようで。でも昔の大河を知らない人には単純で分かりやすかったのかも歴史ファンにはとても受け入れられる話じゃなかったかもですが。ちなみにキッドさんの見てきた大河ベスト5と月9ベスト5は何でしょう?

投稿: 出雲 | 2009年11月 9日 (月) 21時47分

理想ばかり並べて
そのためにとち狂った脚本を展開する様子は

現政権の政策そのものではないかと思う今日この頃


ホント、脚本家には梅毒が脳にまで
来てる可能性が高いですねぇ。


とにかくこのドラマの主人公は
遠山さんにつきますね。

あれはもしかして遠山Jr.なのか

それとも風魔の里の秘術によって
作られた人造人間なのか


結局、ドラマでは語られる事はありませんが
来年の大河ドラマで遠山の金さんが螢雪次朗さんだったら
大笑いなんですけどねぇ ̄▽ ̄ゞ


ちなみに来週は公式HPのあらすじを読んだだけで
大笑いですけど≧∇≦

投稿: ikasama4 | 2009年11月 9日 (月) 23時50分

✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪

闇の仕掛け人遠山左衛門尉康光は北条氏康の義兄弟。
北条氏康が1515年の生まれなので
氏康の室で景虎の母の姉を室とする康光は
氏康と同年代とすると1610年には
95歳くらい。
まあ・・・なせばなる・・・のですな。
基本的に美濃明智氏がらみの
遠山一族なので忍者なのですが
風魔を支配した北条幻庵との結びつきも深く
・・・景虎の最初の妻は幻庵の娘。
・・・次の妻が康光の娘。
そのため・・・風魔小太郎を継いでいる可能性があります。

その場合、風魔の一族が変化として
康光を演じている可能性があるわけです。

そういう意味で国家安康事件に
康光が一枚噛んでいても
不思議ではありません。
これは謀略ですからね。

この大河はそういう妄想で補完しないと
おへそが茶をわかすところなのですな。

「葵」の関ヶ原はなかなかに
見応えがありますからな。

大河ドラマはあくまでフィクションですから
キッドはほとんどのことは大目に見ます。
今回の茶々は寧々ほど
老いを感じさせないのですが
姫様とじいや(未登場の片桐くん)のコントで考えると
深キョン淀の方は
ふくれっつらの破壊力ギガント級でございますね。

きっと薄倖の姫君として
最後まで描かれる予感でいっぱいです。

投稿: キッド | 2009年11月10日 (火) 10時21分

~~☀~~出雲様、いらっしゃいませ~~☀~~

まあ、キッドは
嫌い嫌いも好きのうちの信奉者でございますから
あくまでこの記事はツンデレを含んでいます。
愛すべき大阪人のあいくるしさは萌えですからな。

視聴率が高いのは喜ばしいことなのですが
こんなしょうもない内容の作品が
蔓延していくのは痛し痒しです。

たとえば
司馬遼太郎だって歴史的には
嘘八百ですが
作品としては素晴らしい・・・ということがあります。

今回で言えば
「関ヶ原で敵の背後をつかなかった」のは
上杉景勝ですが
秀忠に「手柄」として褒められると
兼続は「誰がそれをしたか」には言及しない。

このまま・・・受け止めると「手柄」の横取りです。

このドラマではその時に
兼続が面映い表情をするだけで
すべてをすませます。

歴史的とんちんかんとかそういうことではなくて

ドラマとして成立していないということです。

この場合、兼続は「波風をたてない」ために
将軍・秀忠に逆らわなかったということが筋です。

しかし・・・その後に将軍に対して不遜な態度をとる。

もう・・・ぶちこわしなのですな。

そういう意味ではドラマ作りの反面教師として
ものすごいテキストになると考えます。

ふふふ・・・あくまでキッドの老いさらばえた脳内の
ベストでよろしけけば
リクエストにお応えします。

月9

①HERO(2001年)松たか子のフィナーレ。

②リップスティック(1999年)広末涼子のフィナーレ。

③氷の世界(1999年)松嶋菜々子のフィナーレ。

④ランチの女王(2002年)竹内結子のフィナーレ。

⑤のだめカンタービレ(2006年)上野樹里のフィナーレ。

ヒロインの最高到達点がポイントになってます。

大河ドラマ

①信長 KING OF ZIPANGU(1992年)
信長様信者必見。
②篤姫(2008年)
篤姫萌え。和宮萌え。
③勝海舟(1974年)
岡田以蔵萌え。
④国盗り物語(1973年)
明智光秀萌え。
⑤秀吉(1996年)
家康(西村雅彦)萌え。

まあ・・・登場武将・侍や姫に
萌えられるかどうかがキーポイントです。

投稿: キッド | 2009年11月10日 (火) 11時08分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

ふふふ、理想主義と現実主義は
両輪ですからな。

理想なくば現実は色褪せるし
現実なくば理想は絵に描いた餅。
お腹ペコペコになるのです。
どうか・・・日本人が
飢餓で苦しむことのないように
お願いしたいものです。

キッドの大叔父は戦争中に
脳梅で狂い死にしていますが
それは恐ろしい死に様だったそうです。

母のうなされる悪夢のベスト3にランクインです。

螢雪次朗といえば
ポワトリンとかミカヅキとか
ウルトラマンマックスとか牙狼とか
特撮ものへの親和性高しですからね。
登場の頃から風魔っぽい感じでしたから
キッドとしてはある程度納得していますが
日本中の忍びでない人は
そうでないだろうと充分に想像がつきます。

キッドの父方の墓は
孝蔵主の菩提寺である南泉寺にあるので
なんとなく高台院派には
親近感があります。
実はそこには旗本系遠山氏の一族の墓もあります。

だから・・・遠山一族にもご近所のよしみがあり
基本的にはすべてオーケーです。

墓を掘るとオー・パーツなからくり部品が
ザックザクではないかと妄想したりして・・・。

ふふふ、公式はもはや魔界に通じている気配が
ありますな。
信州忍者には洞穴ワープの秘法があるし
ついに樋口与六が最後の秘術を使うのか・・・。

(`ーωー´)ムネンムソー・・・。

投稿: キッド | 2009年11月10日 (火) 11時32分

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