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2009年11月16日 (月)

雪が降る恩顧大名は来ない天地人(妻夫木聡)むなしい夢(深田恭子)白い涙(川島海荷)

苦笑のしすぎでシワが増えたと評判のこの大河ドラマもいよいよ大詰めである。

もう最後の最後までなんじゃこりゃのネタがつきないというのはある意味天晴れである。

ただひとつ言えるのは淀の方(深田)、千姫(川島)という伯母姪にして嫁姑コンビは歴代史上最高の萌えキャスティングでございました。

で、『天地人・第46回』(NHK総合091115PM8~)原作・火坂雅志、脚本・小松江里子、演出・片岡敬司を見た。例によってシナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。今回もあらすじは五行ですが最後の一行は団結の言葉です。見回せば周囲は疲れ果てトホホの種もつきたブロガーばかり・・・おのおの方・・・もはや仕舞いでございます。心を一にして高視聴率を盾にスペシャルまでしでかすこの遠慮知らずのスタッフの乱暴狼藉に耐えましょう。神は乗り越えられる試練しか与えないそうですからーっ。それにしても上杉・直江主従の最後にしてほとんど唯一の勝ち戦をまったく描写しないって・・・凄いの一語につきる。そういえば豊臣傘下で戦った関東辺境戦も描写しなかったし、越後内戦の描写もほとんどなし、朝鮮戦役もなし・・・これほど戦不足の戦国絵巻がかってあっただろうか。家康に蹴り飛ばされ悔し涙の福島正則・・・やはり物語の原動力が大坂人の怨念としか思えませんねん。そんなに口惜しかったのか・・・大阪に生れたことが。東京にはようついていかんなのか。まあ・・・とにかく大河ドラマの歴史に暗黒の一年を加えて・・・残り一回。これを過ぎれば素晴らしいことが待っている予感がします。皆様、臥薪嘗胆、艱難辛苦に耐えましょうぞ。

Tenchijin161401 時は流れて慶長19年(1614年)である。本編では冬・夏を一挙に駆け抜けるが来週は回想シーンの嵐かもしれないのでここでは大坂冬の陣を前編としておきます。紆余曲折あって結局、東西手切れとなるのだが、つまるところ、大坂方は反乱軍である。家康はそういう手続き上のことに手抜かりをしないからだ。征夷大将軍・徳川秀忠の命に背く豊臣秀頼を成敗するというのがこの戦の名目である。武家にとってこれ以上の「義」はなく・・・天下の大名はすべて徳川家に従った。対する豊臣家に味方するのは取り潰せされあるいはリストラされた浪人衆である。その兵力は徳川20万人に対して豊臣10万人であった。しかし、豊臣勢は難攻不落の大坂城に篭城し徹底抗戦を叫ぶのである。

この時、家康はすでに70歳の坂を越えていた。永禄元年(1558年)今川義元配下として織田側の寺部城攻めを初陣として以来55年の戦歴を持つこの老将は「野戦は得意だが城攻めは苦手」と評される。しかし、秀吉配下として小田原城を攻略したのは実は家康である。兄と奉る信長(家康は信長の娘の舅)、秀吉(家康は秀吉の妹の夫)の配下として戦国を終焉に向かわせた稀代の英雄にとって孫婿である21歳の豊臣秀頼は敵としては全く役不足であった。なにしろ・・・秀頼はこれが初陣なのである。

江戸城で大御所よりの大坂攻めの陣触れを受け取った将軍・秀忠は老中・本多正信を振り返った。

「この期におよんで戦とはの・・・佐渡守(正信)よ・・・見通しを述べよ」

「まずは・・・この度は叛徒を鎮西せしめ・・・将軍家の戦の誉を残すためのことと判じまする」

「ふ・・・父上は我に手柄をくだされるおつもりか」

「御意。此度は遅刻厳禁ですな」

「しかし・・・大坂の城は簡単には落ちまいて」

「古来・・・篭城とは援軍ありてはじめて利あるもの・・・いかに名城ありといえども孤立無援ならばやがて日干しになることこれ理にて候」

「しかし・・・長引けば・・・費用がかさむであろう」

「これは佐渡守の私見にて候えども・・・まずは大坂の城をお囲みになり一戦これあり」

「ふむ」

「すでに大御所においては攻城砲を西洋より多数購入してございますればアウトレンジ(敵の射程外)にて威圧砲撃をなされまする」

「なるほど」

「敵方の弾薬尽きせしおりに和議を申し込めば敵方は烏合の衆なれば渡りに船とあいなりましょう・・・ここで一旦、休戦し・・・大坂の城を廃棄せしめまする」

「堀を埋めるか・・・」

「御意・・・後は相手次第となりましょう」

「姉上(淀の方)は折れてくれるかのう・・・」

「さて・・・そればかりは・・・それよりは千姫さまのご心情が慮れるばかりにて」

「ふ・・・姫は好きにするであろう。生きたければ一人で抜け出してくるであろうよ・・・あれもまた生まれついてのくのいちなれば・・・さて・・・将軍として陣触れを出さねばならぬ・・・土井などを呼べ」

「畏まって候」

秀忠主従の予想通り・・・将軍の命に異を唱える大名は一人もなく、北は南部から南は島津まですべての大名が大阪城攻めに参加した。そのために大坂城周辺は大混雑となっていた。

大坂はすでに冬であった。日によっては雪が舞う季節である。淀の方と秀頼そして千姫の三人は本丸天守閣から四方を見回す。

「ふふふ・・・身を切る風が冷たいの・・・天下泰平で身の鈍った者どもにはさぞや野陣はこたえるであろう」

小谷城落城から北ノ庄城落城そして攻め手としての小田原合戦。幼き頃より城攻めに慣れ親しんだ淀の方にとって守るも攻めるも城攻めそのものは故郷に帰ったような懐かしさをかんじさせる。

21歳の秀頼も17歳の千姫もはじめてみる戦に目を輝かせている。

「しかし、大御所様(家康)は茶臼山に御殿をお築きなされたとか」

「おう・・・南の方に見えるであろう・・・あの灯がそうよ」

と若い夫婦は南の窓から彼方を見る。

「家康も齢七十を越え、冬の戦は身にこたえるであろうからな」

「殿(秀頼)、お父上(秀忠)の陣所はどこでありましょうや」

「将軍家は岡山に陣を構えているそうだ・・・それ真田丸の楼が立つ先を見よ。あの先に見える灯があろう・・・篠山の奥の方じゃ・・・」

淀の方は仲睦まじく無邪気な息子夫婦に思わず微笑んだ。十余年ぶりの戦に心は浮き立ち忘れていた何かを思い出したような心地である。

その頃、京街道を南下した上杉軍は大坂城の東側にある今福砦、鴫野砦の攻略を命じられていた。上杉軍は五千の兵力を持ち、与力として佐竹義宣軍1500を伴っていた。目付けとして榊原康勝が軍監兵300ほどを率いて同行している。

榊原康勝は榊原康政の三男である。時は過ぎ去り徳川四天王と呼ばれた勇将たちもすべて他界している。その中で戦場を支配する家康は普代大名たちを外様の軍団の目付けとして配している。上杉軍と前田軍の中間には関ヶ原合戦以前に逝った酒井忠次の一子家次が配置されている。大坂城の南側正面に突出した真田丸に対峙する前田軍1万2000の西側には井伊直政の次男・直孝が配置されている。その反対側、大坂城北方には最後まで豊臣方に臣従していた老臣・片桐旦元の陣があり、その目付けをしているのは本多忠勝の嫡男・忠政である。

対岸に佐竹軍を残し大和川の上流を渡河した上杉軍は戦列を整える。

すでに前哨戦は始まっており、五日前には蜂須賀至鎮・浅野長晟・池田忠雄という豊臣恩顧を代表する三軍が大坂城西南の木津川口砦を襲撃し、これを奪取している。守将は明石全登だったが城内に呼び出され留守だったと言われる。

とにかく先端は開かれ・・・前線に緊張が高まったのである。

それを受けての今福・鴫野攻略戦だった。関ヶ原の手痛い敗北以来、上杉・直江主従は戦忍びとしての訓練を重ね・・・ついに秘術を編み出していた。

大和川の南の森に潜んだ上杉景勝は直江重光の呪言を聞きつつ、座禅を組んでいた。

「・・・おんあびらうんけんばざらだとばん・・・なうぼうあきゃしゃきゃらばやおんありきゃまりぼりそわか・・・おんあぼきゃべいろしゃなうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん・・・」

景勝が渇と目を開くと軍神が降臨した。重光は景勝に憑依した謙信の気配を肌で感じる。

「与六・・・久しいの・・・」

「お屋形様・・・」

「ふふふ・・・戦の世もこれで仕舞いじゃ・・・最後に一働きするのも一興じゃ・・・」

三重の柵を組み、正面を守っていた大野治長配下の鴫野砦鉄砲隊は薄明の東の空に怪異を見る。

「あれは・・・なんじゃ」

「毘沙門天ではなかろうか」

巨大な仏像が森から姿を見せ陣地に迫ってくるのである。

「目くらましじゃ、撃て、撃て」

恐慌に襲われた砦からは上空めがけて発砲が行われる。その隙に地を這うように接近した上杉の鉄砲忍びは柵前に迫っている。目前から狙撃された大坂方の鉄砲衆は血しぶきをあげて叫ぶ。いつのまにか結ばれたのか柵には縄がつながれ、上杉の力士忍びが力任せに引き倒す。その柵の隙間より足軽勢が乱入する。

混乱した砦の兵は上杉勢が第三の柵に取り付いたところで漸く体制を立て直す。

柵を挟んで超接近戦となった銃撃の応酬である。

鬼神の乗り移った上杉兵は死もおそれず突進し、柵を素手で引き抜く怪力ぶりを見せる。

大坂城内で砦の危機を看破した後藤又兵衛基次は手勢を引き連れ大和川に軍船を出す。北岸では今福砦が佐竹軍の急襲により出火している。

後藤又兵衛は後方から木村重成の軍船が続くのを見て、今福砦側に渡河する。

木村重成は鴫野砦後方の猫間川を大坂方の渡辺糺が率いる一万の大軍が渡るのを確認して後藤に続く。

鴫野砦を占拠しつつあった上杉勢は城方の増援が接近しつつあるのを察知すると、虎の子の騎馬鉄砲衆を押し出した。猫間川を渡りさらに平野川の浅瀬を渡りつつあった渡辺軍は突然あらわれた300ほどの騎馬武者に銃撃され、出鼻を挫かれる。しかし渡辺軍は数を頼みに鴫野砦に殺到する。

どよめきがあがり、新たなる騎馬武者が上杉勢の中央から躍り出る。

「上杉景勝見参」

景勝自ら槍を構えて突撃すると精鋭をそろえた旗本騎馬隊は渡辺隊の足軽衆を寸断する。

一瞬で敵を蹴散らした騎馬隊が潮が引くように交替すると上杉鉄砲隊が前進して渡辺隊に一斉射撃を加える。渡辺糺は声をあげて兵を叱咤するが浮き足立った大坂方は退却の気配を露わにする。

そこへ再び上杉騎馬隊が突進する。

「見たか・・・これが上杉の軍法ぞ」

鉄砲隊を鼓舞しつつ直江重光は叫ぶ。景勝の率いる騎馬隊と重光の率いる鉄砲隊は芸術的な連携で倍する敵軍を粉砕した。

今福砦に上陸後、佐竹軍を押し戻し、戦況を有利に導いた後藤・木村の連合部隊は対岸の鴫野砦が制圧されたことを知るや退却を決意する。

上杉景勝が渡河を開始すると後藤・木村の軍船はすでに退いていた。

「ふふふ・・・さすがは後藤又兵衛・・・引き際も見事なことよ」

夢から醒めたように我にかえった景勝は今福砦で佐竹軍と合流し・・・勝鬨をあげる。

戦国時代の終盤を彩った上杉軍団の最後の戦いは終った。

殺戮の限りを尽くした上杉軍団の戦ぶりに城方は沈黙した。

着実に大坂城を包囲しつつあった徳川勢は・・・城方に圧力を加えるために南方に突出した真田丸を奪取する作戦を開始した。

豊臣方で淀の方を除けば唯一、忍びによる諜報網を持つ真田信繁(幸村)はその報を忍びから受け取る。すでに家康の本格的な城攻めは迫っており、各所で地下道掘りが始まっていた。

「ふふふ・・・そろそろ・・・目にものをみせてやろうぞ」

信繁は真田鉄砲忍びに命じ、根来忍者とともに真田丸前方の篠山砦から徳川勢に挑発射撃を行う。大阪方の最前線である篠山砦から前田勢が陣を構える水野砦へ猛射が打ち込まれる。徳川方は鉄砲避けの鉄盾を配備していたが、隙間を狙う根来の忍び鉄砲に犠牲者が続出する。

水野砦後方の岡山の将軍本陣で秀忠は前田利光(利常)に篠山の奪取を命じる。

前田陣では元の直江勝吉で今は前田家家老・本多政重が名乗りをあげる。

本多は夜襲の名手であった。雪の舞う夜の闇に潜んで本多隊は篠山に向かう。その本多の目に見目麗しい女の姿が映る。

「おっ」とその怪しさに心が動いた瞬間、本多政重はくのいち望月六郎太の乱心法女淫の術にかかっていた。

本多隊の目指した篠山砦はすでにも抜けのからであった。しかし、本多隊は篠山占拠という初期目的を忘れたように前進を続ける。その動きを見ていた前田の別の諸将は新参者の本多に抜け駆けされるのを恐れ無許可で前進を開始する。

前田の各隊にはすでに真田の忍びがまぎれこんでいる。彼らは巧妙に前田諸隊を誘導する。

前田隊が突然、前進したのを受けて、古田隊、脇坂隊、寺沢隊などが連動して動き始める。ついには軍監である井伊直孝隊までもが引きずられるように夜の闇を進軍し始める。

先頭を切った本多隊を率いる本多政重は坂を下りると天女のような美女が裸体をさらしているのを発見した。政重は甲冑をつけたまま、女の横に寝そべる。女が政重の下腹部に手を伸ばすとえもいわれぬ快感の波が政重を包むのであった。

夜が明けたが一帯は怪しい霧に包まれていた。徳川諸隊は前進をやめ・・・霧が晴れるのを待つ。やがて霧が晴れるとおよそ2万の徳川軍が大坂方の銃眼に見下ろされた空堀に収納されていることが判明した。

真田信繁の目に獲物を捕らえた漁師の喜悦が浮かぶ。

「撃てーっ」

真田丸を始め、大坂城南側の守備陣から一斉射撃が開始された。空堀に詰め込まれた徳川軍は身動きも出来ず堵殺される。

事態を知った秀忠は松平忠直、藤堂高虎、伊達政宗らに救援を命じるが大坂方の猛射はやまない。真田丸は立体的な長篠の戦再現装置であった。七階建ての塔の各層が交互に発砲する鉄砲忍びで満載され、三方向に連続的な猛射を加えるのである。

しかも鉄砲忍びの持つ銃は真田科学忍びの開発した鉄盾を打ち抜く「熊殺し」であった。

殺戮の成果として空堀は徳川軍兵士の血液で満たされ始めた。

退却の時間を稼ぐために援護射撃を行う徳川の鉄砲隊が射殺される始末であった。

「そろそろ仕上げにかかるかの・・・」

真田鉄砲忍びの頭筧重蔵は真田丸上方の鉄の観音扉を開く。現れたのは真田科学忍びのからくり術の粋を集めた機関砲「鬼殺し」だった。救援にやってきた徳川勢は鬼殺しの連射でなぎ払われる。

徳川勢は壊滅的な打撃を食らう。

茶臼山の湯殿で入浴していた家康は報告を聞き「さても真田の忍びは恐ろしきものだがや」と嘆息したという。

その頃、空堀の中で味方の死体に埋もれた本多政重はうっとりした表情を浮かべ何度目かの絶頂に達し甲冑の下で褌を汚していた。

関連するキッドのブログ『第45話のレビュー

火曜日に見る予定のテレビ『ライアーゲーム・シーズン2』『リアル・クローズ』(フジテレビ)『ケータイ刑事銭形命』(TBSテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

たしかに淀殿と千姫は
萌えキャラになってきてますねぇ。

一方で今回は
これでもかと兼続に活躍の場を無理矢理作ってもうて

あの流れならば
たった一人井戸に取り残された千姫が
怨霊となって徳川家を呪うという展開でも
全然アリですかね ̄▽ ̄


たしかにこのドラマの豊臣=大坂ビイキは甚だしい限り

更には理想・理念ばかりを押し出した事で
言葉もその存在感もうすっぺらくなってまいましたねぇ。


理念・理想だけがあれば戦に弱くてもOK

なんか、現政権そのまんまって感じにもみえてきます。

来週、総評を書く予定ですが
おそらくこのコメントとほぼ同じ事を書く事、確定です(; ̄∀ ̄)ゞ


こちらでは大坂の陣を冬・夏と二週に分けての構成。
大変楽しく読ませて頂きました。


家康は野戦が得意ですが
それは全て兵の士気があればこそ。

とはいえ、関ヶ原から14年の間に、戦がなかったために
それなりに平穏になれた事とか、また徳川家中において
本多忠勝・井伊直政・榊原康政ら戦に強い家臣が
高齢による隠居・家中の勢力争い・逝去され

それによって戦の経験が少ない若手の家臣が投入された事とか
譜代の家臣達が全国各地に分散してしまった事とかも
豊臣との戦に意外に苦戦した要因かもしれんですね。


次回、夏の陣
楽しみにしております ̄▽ ̄ニヤニヤ

投稿: ikasama4 | 2009年11月17日 (火) 00時08分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

突然のキヨタンのお姉ちゃん投入で
ドラマの空虚さがごまかされてしまいました。
狩りに出かけたり
小栗旬の妹だったり
川島海荷大活躍ですな。

そしてまったく年をとらない深キョン淀の方。
どうせなら甲冑つけて騎馬にて出陣しても
いいくらいの凛々しさでした。

相変わらず兼続が何を言っているのか
理解不能ですな。
妻夫木聡はよくあの無意味な
セリフを覚えられるものです。

井戸は雨が降らなくてよかったと思うばかりです。

落城しても姫を生かす・・・。
淀の方としては昔取った杵柄を実行したまでですな。

まあ、千姫には織田・徳川の良血が
流れているので自分で井戸に入ったのかもしれません。

総評楽しみです。(・o・)ゞ

キッドは無理を通せば道理が引っ込むという言葉を
この大河ドラマに奉げます。

とりあえず坂本竜馬が初の新婚旅行ペアなら
兼続・お船は初のフルムーン旅行ペアにしたいのかと
公式を見て思いました。

まあ・・・いくらでも
見せ場の作れる大坂の戦を
スルーして来週、70分も何を
見せてくれるのか・・・
思い出話は総集編だけにしてもらいたい・・・。
ひょっとして「坂の上の雲」体制で
今年はないのかも・・・しれませんが。

キッドは大坂の陣が
本当に徳川方にとって苦戦の連続だったのか・・・
疑問に思っているのでございます。

何しろ・・・この後は思い出話をするばかりで
どんどん「大変さ」が
誇張されていったのではないかと・・・。

しかし・・・さすがは
戦国終盤戦・・・。
「三国志」での諸葛亮の嘆きの通り
乱世の終息による人材不足は
あったかもしれません。
家康とて「ああ・・・忠勝がおったなら」とか
「康政がおったらのう」とか
「初代半蔵がいれば・・・」などと
ぼやき続けていたのかもしれません。

まあ、信玄、謙信、信長、光秀、秀吉が
いなくなったからこその天下一統だった・・・
といえばそれまでですが。
やはり人間、長生きが一番なのか。

いよいよ最終回、がんばって
妄想戦国時代をしめくくりたいと考えます(*゚ー゚)

投稿: キッド | 2009年11月17日 (火) 02時09分

 お邪魔します
今回の天地人、こんなアホにされてしまって、地元民は涙目です。
 やってもいない事をやった事にされ、実際の功績をスルーされて、捏造歴史のオンパレード。
果たしていつの日にか、名誉回復は出来るものでしょうか。
 兼続公、哀れ(--;)

投稿: 地元民 | 2009年12月 5日 (土) 17時41分

★☥★☥★~地元民様、いらっしゃいませ~★☥★☥★

兼続公の地元といえば越後から陸奥まで
幅広いですが
米沢の方でございましょうか。

まあ、史実というものが
どこまで本当でどこまでウソなのかは
謎なのですが
20%も視聴率を獲得すると
それなりに
このドラマの出来事が
浸透していくので
恐ろしいのでございますね。
まあ・・・兼続は相当に美化されて
描かれていましたので
些少・・・アホな感じはありましたが
まだマシと考える他はないでしょう。

信長、秀吉、家康なんて
見ている方が
もう顔から火が出るほど
辱められていましたからね・・・。

キッドの父方の祖先は伊達家に
臣従していたそうなので・・・
ある程度伊達贔屓ですが・・・
政宗公もかなり哀れ・・・でございましたともっ。

それはそれとしてまた遊びにきてくださいね。

投稿: キッド | 2009年12月 5日 (土) 22時26分

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